JP4478039B2 - 鉄道車両構体 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の外板同士と骨部材とが接合されてなる鉄道車両構体に関する。
外板同士と骨部材とが接合されてなる鉄道車両構体として、例えば特許文献1に記載されているものが知られている。すなわち、図8に示すように、外板60と外板62と骨部材64とのフランジ部64aとが3枚重ね合わせられ、スポット溶接65により接合されている構造である。
特開平09−30414号公報(段落0015、図3)
しかし、上記の溶接構造では、スポット溶接用重ね代を設けるため、外板60のせぎり部(曲げ部)60aが外板60,62の外面より車両外側方向に突出することとなり、外板の外側表面に段差が生じ、車両の全体外観の平滑感が欠けている。また、スポット溶接により不連続に接合された外板60と外板62との接合部は、水密性が低いため、別途にシール処理を施す工程が必要であり、製造コスト上昇の一因となっている。さらに、その接合部には定期的にシールの補修作業が必要であり、メンテナンス費用が嵩むという問題があった。
本発明の目的は、このような問題に鑑みてなされたものであり、外観の平滑化を図ると共に、水密性を向上することを可能にした鉄道車両構体を提供することにある。
本発明に係る鉄道車両構体は、複数の外板同士と骨部材とが接合されてなる鉄道車両構体であって、外板同士は同一平面に位置し、端面同士が突き合わせられて連続溶接により接合されており、骨部材は、一対のフランジ部を有する断面ハット形状をなしており、外板同士の溶接側に配置されており、骨部材の断面ハット形状の部分が外板同士の接合部を覆い、フランジ部がそれぞれ外板同士に接合されていることを特徴とする。
本発明によれば、外板同士は同一平面に位置し、端面同士が突き合わせられて連続溶接により接合されているため、外板同士の接合部に段差が生じることなく、車両構体外観の平滑化を図ることができる。また、連続溶接により外板同士の接合部には溶接金属が充填される状態となり、この溶接金属は水などの接合部への浸入を防止し、接合部の水密性を向上することができる。さらに、外板同士が突き合わせられて連続溶接により接合され、骨部材が溶接側より外板同士の接合部を覆うように外板同士に接合されている構造により、外板同士の接合部の接合強度を高めることができる。
本発明に係る鉄道車両構体において、骨部材は、一対のフランジ部を有する断面ハット形状をなしており、骨部材のフランジ部がそれぞれ外板同士に接合されていることとしてもよい。このようにすれば、外板同士の接合部の接合強度を高めることができる。
また、本発明に係る鉄道車両構体において、骨部材は、一対のウェブ部を有する断面凹形状をなしており、骨部材のウェブ部がそれぞれ外板同士に接合されていることとしてもよい。このようにすれば、外板同士の接合部の接合強度を高めることができる。
さらに、本発明に係る鉄道車両構体において、外板同士は、幕板と吹き寄せ板、または腰板と吹き寄せ板、または妻外板同士のいずれかであることが好適である。このようにすれば、側構体または妻構体の平滑化を図ることができると共に、これらの外板同士の接合部の水密性を向上することができる。
本発明によれば、外観の平滑化を図ると共に、水密性を向上することを可能にした鉄道車両構体を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る好適な実施形態であり、ステンレス製鉄道車両構体について詳細に説明する。なお、説明において同一又は同等の構成要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1は本発明に係る鉄道車両構体の第1実施形態を示す斜視図である。図1に示すように、鉄道車両構体1は、内部に乗客を収容する空間を有する略箱型の形状をなしており、台枠2と側構体4と屋根構体6と妻構体8とから構成されている。台枠2は矩形状を有し、車両構体1の底部に位置している。台枠2の周縁には、車両の長手方向に対する両側に位置する側構体4と、車両の前側及び後側に位置する妻構体8とが台枠2を囲むように立設されている。車両構体1の上部にはアーチ状の屋根構体6が配置されている。また、屋根構体6には、車室内の冷暖房を行うためのエアコンディショナー7やパンタグラフが据え付けられている。
側構体4は、4個のドアユニット9と5個の側構体ブロック10とを交互に並設し、接合により構成されている。側構体ブロック10は、図2示すように、幕板(外板)12と、窓枠パネル18と、前後一対の吹き寄せ板(外板)14と、腰板(外板)16とが互いに接合されて構成されている。窓枠パネル18は、側構体ブロック10の中央部に配置されている。幕板12は、ドアユニット9,9間の長さを有し、窓枠パネル18の上方に配置され、幕板12の上辺端部は屋根構体6に接合されており、幕板12の下辺端部は窓枠パネル18及び吹き寄せ板14の上辺端部に接合されている。腰板16は、ドアユニット9,9間の長さを有し、窓枠パネル18の下方に配置されており、腰板16の上辺端部は窓枠パネル18及び吹き寄せ板14の下辺端部に接合されており、腰板16の下辺端部は台枠2と接合されている。吹き寄せ板14は、窓枠パネル18と略同じ高さを有し、幕板12と腰板16との間で窓枠パネル18の両側方に配置されており、吹き寄せ板14の上辺端部は幕板12の下辺端部に接合され、吹き寄せ板14の下辺端部は腰板16の上辺端部に接合されている。さらに、このような側構体ブロック10では、腰板16に裾絞り部17(図3参照)が形成されている。なお、幕板12と吹き寄せ板14と、吹き寄せ板14と腰板16との接合部の内側には、骨部材30と骨部材34とが車両の長手方向に沿ってそれぞれ配置されている。
図3は、妻構体8の構成を示す正面図である。同図に示すように、妻構体8は、車両連通口22の両側に配置されている妻外板(外板)24,28と、車両連通口22の上側に配置されている妻外板(外板)26とから構成されている。なお、妻外板24と妻外板28とは車両の側部においてそれぞれ側構体4と接合されており、妻外板24,28の上辺端部は屋根構体6と接合されている。妻外板26は、車両連通口22の上部に配置され、妻外板26の上辺端部は屋根構体6と接合されており、妻外板26の両側はそれぞれ妻外板24と妻外板28とに接合されている。なお、妻外板24と妻外板26との接合部と、妻外板26と妻外板28との接合部の内側には、骨部材38が車両の鉛直方向に沿ってそれぞれ配置されている。
次に、外板同士と骨部材との接合構造について詳細に説明する。
図4は、図2におけるIV−IV線に沿って切断した幕板12と吹き寄せ板14との接合構造を示す断面図である。図4に示すように、側構体4の側外板を構成する幕板12と吹き寄せ板14とは、それぞれの外面12aと外面14aとが同一平面に位置し、端面同士が上下に突き合わせられ、幕板12と吹き寄せ板14の内側からレーザ溶接により連続に接合されている。幕板12と吹き寄せ板14との接合部31には、隙間なく溶接により形成された溶接金属32が充填されている。なお、溶接金属32は完全溶け込みの状態となっている。すなわち、溶接金属32の溶け込みは幕板12と吹き寄せ板14との板厚の全域にわたっており、溶接金属32の車両の外側における端面32aは、幕板12と吹き寄せ板14との外面12a,14aとほぼ同一平面になっており、車両の内側の部分は幕板12と吹き寄せ板14の内面から盛り上がっている。また、幕板12と吹き寄せ板14との内側には、一対のフランジ部30a,30bを有する断面ハット形状の骨部材30が接合部31を覆うように幕板12と吹き寄せ板14とに接合されている。骨部材30は幕板12及び吹き寄せ板14の車両の長手方向に沿って配置されており、その上側のフランジ部30aはスポット溶接S1により幕板12の内面に重ね接合され、下側のフランジ部30bはスポット溶接S2により吹き寄せ板14の内面に重ね接合されている。
図5は、図2におけるV−V線に沿って切断した吹き寄せ板14と腰板16との接合構造を示す断面図である。図5に示すように、側構体4の側外板を構成する吹き寄せ板14と腰板16とは、それぞれの外面14aと外面16aとが同一平面上に位置し、端面同士が上下に突き合わせられ、吹き寄せ板14と腰板16との内側からレーザ溶接により連続に接合されている。吹き寄せ板14と腰板16との接合部35には、隙間なく溶接により形成された溶接金属36が充填されている。なお、溶接金属36は完全溶け込みの状態となっている。すなわち、溶接金属36の溶け込みは吹き寄せ板14と腰板16の板厚の全域にわたっており、溶接金属36の車両の外側における端面36aは、吹き寄せ板14と腰板16との外面14a,16aとほぼ同一平面になっており、車両の内側の部分は吹き寄せ板14と腰板16との内面から盛り上がっている。また、吹き寄せ板14と腰板16との内側には、一対のフランジ部34a,34bを有する断面ハット形状の骨部材34が接合部35を覆うように吹き寄せ板14と腰板16とに接合されている。骨部材34は吹き寄せ板14及び腰板16との長手方向に沿って配置されており、その上側のフランジ部34aはスポット溶接S3により吹き寄せ板14の内面に重ね接合され、下側のフランジ部34bはスポット溶接S4により腰板16の内面に重ね接合されている。
図6は、図3におけるVI−VI線に沿って切断した妻外板24と妻外板26との接合構造を示す断面図である。図6に示すように、妻構体8の外板を構成する妻外板24と妻外板26とは、それぞれの外面24aと外面26aとが同一平面上に位置し、端面同士が左右に突き合わせられ、妻外板24,26の内側からレーザ溶接により連続に接合されている。妻外板24と妻外板26との接合部39には、隙間なく溶接により形成された溶接金属40が充填されている。なお、溶接金属40は完全溶け込みの状態となっている。すなわち、溶接金属40の溶け込みは妻外板24と妻外板26の板厚の全域にわたっており、溶接金属40の車両の外側における端面40aは、妻外板24と妻外板26の外面24a,26aとほぼ同一平面になっており、車両の内側の部分は妻外板24と妻外板26との内面から盛り上がっている。また、妻外板24と妻外板26との内側には、一対のフランジ部38a,38bを有する断面ハット形状の骨部材38が接合部39を覆うように、妻外板24と妻外板26とに接合されている。骨部材38は車両の鉛直方向に沿って配置されており、その左側のフランジ部38aはスポット溶接S5により妻外板24の内面に重ね接合され、右側のフランジ部38bはスポット溶接S6により妻外板26の内面に重ね接合されている。なお、図3における妻外板26と妻外板28との接合構造については、妻外板24と妻外板26との接合構造と同様である。
ここで、外板同士と骨部材との接合方法について、幕板12と吹き寄せ板14と骨部材30とを用いた場合を例として説明する。
まず、幕板12の外面12aと吹き寄せ板14の外面14aとが同一平面上に位置するように、これらの外板を例えば加工テーブルの上に載せて、端面同士を密着に突き合わせる。次に、拘束治具等を用いて幕板12と吹き寄せ板14とをそれぞれ位置固定させて、これらの外板の内側(外面12aと外面14aとの反対側)より突き合わせ部分に向けてレーザビームを照射し、幕板12と吹き寄せ板14との端面の突き合わせ部分に沿って連続に溶接する。このため、レーザにより照射された幕板12と吹き寄せ板14の突き合わせ部分が加熱され、溶融状態となり、冷却後この溶融部分が固まり、溶接金属32が形成される。これによって、幕板12と吹き寄せ板14とが接合されることとなる。なお、レーザ溶接する際に、形成される溶接金属32が完全溶け込みの状態となるように、且つ、溶接金属32の車両の外側における端面32aと、幕板12と吹き寄せ板14の外面12aと外面14aとが同一平面になるように、レーザの出力や溶接速度等で溶接金属32の溶け込みを制御する。
次に、骨部材30のフランジ部30aを幕板12側に、フランジ30bを吹き寄せ板14側に配置するように、骨部材30を幕板12及び吹き寄せ板14の長手方向に沿って接合された2枚の外板の上に載せ、これらを密着させる。次に、拘束治具などを用いてこれらを固定させて、骨部材30のフランジ部30aと幕板12の内面とをスポット溶接S1で、フランジ部30bと吹き寄せ板14の内面とをスポット溶接S2でそれぞれ接合する。これにより接合された幕板12と吹き寄せ板14との接合部31が骨部材30に覆われている構造となる。
上記の幕板12と吹き寄せ板14との接合は、レーザ溶接方法を用いたが、MIG溶接等の溶接方法を用いてもよい。また、骨部材30と幕板12と吹き寄せ板14との接合はスポット溶接を用いたが、レーザ溶接やハイブリッドレーザ溶接、タンデムMIG等を用いてもよい。
また、吹き寄せ板14と腰板16と骨部材34との接合方法及び妻外板24と妻外板26と骨部材38との接合方法は、幕板12と吹き寄せ板14と骨部材30との接合方法と同様のため、説明を省略する。
本実施形態によれば、外板同士(幕板12と吹き寄せ板14と、吹き寄せ板14と腰板16と、妻外板24と妻外板26と)は同一平面に位置し、端面同士が突き合わせられて連続溶接により接合されており、且つ接合部31,35,39の溶接金属32,36,40が完全溶け込みの状態となり、溶接金属32,36,40の端面32a,36a,40aがそれぞれ外板の外面12aと14a、外面14aと16a、外面24aと26aとほぼ同一平面となっているため、十分な接合強度が得られると共に、車両構体の外観の平滑化を図ることができる。また、連続溶接により外板同士の接合部31,35,39には溶接金属32,36,40が隙間なく充填される状態となり、この溶接金属32,36,40は水などの接合部31,35,39への浸入を防止し、水密性を向上する効果をもたらす。このため、接合部31,35,39のシール処理工程が不要となり、作業の簡単化を図ることが可能となる。さらに、シールの定期補修作業がなくなり、車両のメンテナンス費用を削減することができる。
また、外板同士(幕板12と吹き寄せ板14と、吹き寄せ板14と腰板16と、妻外板24と妻外板26と)が突き合わせられて連続溶接により接合され、骨部材30,34,38がその外板同士の接合部31,35,39を覆うように外板同士に接合されていることにより、外板同士の接合部31,35,39の接合強度を高めることができ、接合される外板同士の曲げ剛性を強化する効果を奏する。
さらに、外板同士(幕板12と吹き寄せ板14と、吹き寄せ板14と腰板16と、妻外板24と妻外板26と)が突き合わせられて連続溶接により接合され、骨部材30,34,38が外板同士の接合部31,35,39における溶接金属32,36,40を覆うように、外板同士に接合されていることにより、特許文献1のように外板同士と骨部材との3枚重ね溶接代を設ける必要性がなくなり、車両の軽量化を図ることが可能となる。しかも、特許文献1のように外板におけるせぎり部を加工する必要性もなくなり、工数を削減することができる。
次に、本発明に係る鉄道車両構体の第2実施形態を説明する。この実施形態に係る接合構造が第1実施形態との相違点は、一対のフランジ部を有する断面ハット形状の骨部材に代えて、一対のウェブ部を有する断面凹形状をなす骨部材を用いることである。
図7は、一対のウェブ部50a,50bを有する断面凹形状をなす骨部材50と幕板12と吹き寄せ板14との接合構造を示す断面図である。同図に示すように、幕板12と吹き寄せ板14とは、それぞれの外面12aと外面14aとが同一平面上に位置し、端面同士が上下に突き合わせられ、幕板12と吹き寄せ板14の内側からレーザ溶接により連続に接合されている。幕板12と吹き寄せ板14との接合部31には、隙間なく溶接により形成された溶接金属32が充填されている。なお、溶接金属32は完全溶け込みの状態となっている。つまり、溶接金属32の溶け込みは幕板12と吹き寄せ板14との板厚の全域にわたっており、溶接金属32の車両の外側における端面32aはが幕板12と吹き寄せ板14の外面12aと外面14aと同一平面になっており、車両の内側の部分は幕板12と吹き寄せ板14の内面から盛り上がっている。また、幕板12と吹き寄せ板14との内側には、一対のウェブ部50a,50bを有する断面凹形状をなす骨部材50が、接合部31を覆うように幕板12と吹き寄せ板14とに接合されている。骨部材50は幕板12及び吹き寄せ板14の車両の長手方向に沿って配置されており、その上側のウェブ50aは幕板12の内面と垂直に突き当たって、突き当たり部分ですみ肉溶接S7により幕板12と接合されており、下側のウェブ50bは吹き寄せ板14の内面と突き当たって、突き当たり部分ですみ肉溶接S8により吹き寄せ板14と接合されている。同様に、吹き寄せ板14と腰板16と、妻外板24と妻外板26と、妻外板26と妻外板28との接合部には凹状断面を有する骨部材50を用いてもよい。
第2実施形態に係る幕板12と吹き寄せ板14と骨部材50との接合方法については、骨部材50のウェブ50aとウェブ部50bとがそれぞれ幕板12と吹き寄せ板14との内面に垂直に突き当たった状態で、突き当たり部分をすみ肉溶接することが第1実施形態の溶接方法と相違しているが、その他は上述した第1実施形態の溶接方法と同様のため、説明を省略する。なお、突き当たり部分のすみ肉溶接はアーク溶接、レーザ溶接などを用いてもよい。
本実施形態によれば、上記の第1実施形態と同様の効果が得られる。すなわち、幕板12と吹き寄せ板14とが同一平面に位置し、端面同士が突き合わせられて連続溶接により接合されているため、接合部31に段差が生じることなく、車両構体外観の平滑化を図ることができると共に、接合部31の水密性を向上することができる。また、接合部31のシール処理工程が不要となり、作業の簡単化を図ることが可能となる。従って、シールの定期補修作業がなくなり、車両のメンテナンス費用を削減することができる。また、幕板12と吹き寄せ板14とは突き合わせられて連続溶接により接合され、骨部材50が接合部31を覆うように幕板12と吹き寄せ板14と接合されていることにより、接合部31の接合強度を高めることができ、接合される外板同士の曲げ剛性を強化する効果を奏する。さらに、特許文献1のように外板同士と骨部材との3枚重ね溶接代を設ける必要性がなくなり、車両の軽量化を図ることが可能となる。外板におけるせぎり部を加工する必要性もなくなり、工数を削減することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記の実施形態では、鉄道車両構体の材質をステンレス鋼としたが、アルミ合金、高張力鋼、その他の一般鋼、あるいはこれらの組み合わせとしてもよい。また、上記の実施形態では、外板同士の接合は幕板と吹き寄せ板と、吹き寄せ板と腰板と、妻外板同士としたが、屋根外板等の外板同士の接合としてもよい。
第1実施形態に係る鉄道車両構体を示す斜視図である。 側構体ブロックの構成を示す側面図である。 妻構体の構成を示す正面図である。 図2に示した幕板と吹き寄せ板との接合構造を示す断面図である。 図2に示した吹き寄せ板と腰板との接合構造を示す断面図である。 図3に示した妻外板同士の接合構造を示す断面図である。 第2実施形態の接合構造を示す断面図である。 スポット溶接の接合構造を示す断面図である。
符号の説明
1…鉄道車両構体、12…幕板(外板)、14…吹き寄せ板(外板)、16…腰板(外板)、24,26,28…妻外板(外板)、30,34,38,50…骨部材、30a,30b,34a,34b,38a,38b…フランジ部、31,35,39…接合部、50a,50b…ウェブ部。

Claims (2)

  1. 複数の外板同士と骨部材とが接合されてなる鉄道車両構体であって、
    前記外板同士は同一平面に位置し、端面同士が突き合わせられて連続溶接により接合されており、
    前記骨部材は、一対のフランジ部を有する断面ハット形状をなしており、前記外板同士の溶接側に配置されており、
    前記骨部材の断面ハット形状の部分が前記外板同士の接合部を覆い、前記フランジ部がそれぞれ前記外板同士に接合されていることを特徴とする鉄道車両構体。
  2. 前記外板同士は、幕板と吹き寄せ板、または腰板と吹き寄せ板、または妻外板同士のいずれかであることを特徴とする請求項記載の鉄道車両構体。
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