JP2006224129A - レーザ溶接構造及びレーザ溶接方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の目的は、金属部材同士の溶接部における外観の平滑化を図ると共に、水密性を向上することを可能にしたレーザ溶接構造及びレーザ溶接方法を提供すること。
【解決手段】 平板状の腰板16の内側に位置している骨部材20は、一対のフランジ部20a,20bを有する断面ハット形状をなしており、フランジ部20aとフランジ部20bと腰板16とが密着に重ね合わせられている。このフランジ部20a側の端部20cとフランジ部20b側の端部20dとが腰板16の表面に配置されて、それぞれ溶接ビード22と溶接ビード24とに覆われている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、金属部材同士、特に鉄道車両構体の製造に用いられる金属部材同士のレーザ溶接構造及びレーザ溶接方法に関する。
鉄道車両構体の製造に用いられる金属部材同士の溶接方法として、スポット溶接方法が広く知られている。例えば特許文献1に記載されているように、外板と骨部材のフランジ部とを重ね合わせて、重ね代部分をスポット溶接で点溶接し、これらの金属部材同士を接合する方法が開示されている。
特開平09−20414号公報(段落0015、図3)
しかし、上記のスポット溶接方法では、外板と骨部材との溶接部の表面にスポット溶接用の電極押圧による圧痕や、高温酸化による変色が残るため、車両の外観を損なっている。特に無塗装で使用されるステンレス車両の場合は、スポット溶接後の圧痕の補修作業や変色の洗浄作業が不可欠となるという問題があった。また、スポット溶接により不連続に溶接された外板と骨部材との溶接部は、水密性が低いため、別途の外板と骨部材との重ね合わせ部分の端部におけるシール処理を施す工程が必要であり、製造コスト上昇の一因となっている。さらに、この水密性を保つシールは老朽化により定期的に補修する作業が必要であり、車両のメンテナンス費用が嵩むという問題があった。
本発明の目的は、このような問題に鑑みてなされたものであり、金属部材同士の溶接部における外観の平滑化を図ると共に、水密性を向上することを可能にしたレーザ溶接構造及びレーザ溶接方法を提供することにある。
本発明に係るレーザ溶接方法は、第1金属部材の板状部分の端部が、第2金属部材の上面に配置されるように、第1金属部材と第2金属部材とを重ね合わせて、これらを連続に接合するレーザ溶接方法であって、第1金属部材の端部を追従しながら、レーザビームを照射することを特徴とする。
本発明によれば、第1金属部材の板状部分の端部が第2金属部材の上面に配置されるように、第1金属部材と第2金属部材とを重ね合わせて、第1金属部材の端部を追従しがらレーザ溶接することにより、第1金属部材と第2金属部材との溶接部が連続に溶接ビードに覆われることとなる。この溶接ビードは金属部材同士の重ね合わせ部分の内部へ水などが浸入することを防止するため、溶接部の水密性を向上することができる。また、レーザ溶接において、溶接装置が直接に第1金属部材と第2金属部材とを接触することがないため、これらの金属部材の表面にはスポット溶接のように圧痕や高温酸化による変色が発生せず、金属部材同士の溶接部における外観の平滑化を図ることができる。
本発明に係るレーザ溶接方法において、第1金属部材の端部は、面取りされ、または段差がつけられていることが好適である。このようにすれば、第1金属部材の板厚が大きい場合でも、容易に第1金属部材と第2金属部材とを接合することができる。
本発明に係るレーザ溶接構造は、第1金属部材と第2金属部材とを重ね合わせてレーザ溶接により形成されたレーザ溶接構造であって、第1金属部材の溶接された端部が第2金属部材の表面に配置され、溶接ビードにより覆われており、溶接ビードは第2金属部材の内部まで溶け込んでおり、第2金属部材の内部に受け止められていることを特徴とする。
本発明によれば、溶接ビードが第1金属部材の端部を覆い、第2金属部材の内部まで溶け込んでおり、第2金属部材の内部に受け止められていることにより、第1金属部材と第2金属部材との溶接部が連続に溶接ビードに覆われる状態となる。この溶接ビードは金属部材同士の重ね合わせ部分の内部へ水などが浸入することを防止するので、溶接部の水密性を向上することができる。また、レーザ溶接を用いることにより、溶接装置が直接に第1金属部材と第2金属部材とを接触することなく、これらの金属部材の表面にはスポット溶接のように圧痕や高温酸化による変色が発生せず、金属部材同士の溶接部における外観の平滑化を図ることができる。さらに、溶接ビードは第2金属部材の内部まで溶け込んでおり、第2金属部材の内部に受け止められているため、十分な溶接強度が得られると共に、溶接ビードによる第2金属部材の外面に与える影響を最小限に抑えることができ、その外面の変形を防止することができる。
本発明によれば、金属部材同士の溶接部における外観の平滑化を図ると共に、水密性を向上することを可能にしたレーザ溶接構造及びレーザ溶接方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態であり、鉄道車両構体に用いられるレーザ溶接構造及びレーザ溶接方法について詳細に説明する。なお、説明において、同一又は同等の構成要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1は第1実施形態に係る鉄道車両構体を示す斜視図である。図1に示すように、鉄道車両構体1は、内部に乗客を収容する空間を有する略箱型の形状をなしており、台枠2と側構体4と屋根構体6と妻構体8とから構成されている。台枠2は矩形状を有し、車両構体1の底部に位置している。台枠2の周縁には、車両の進行方向に対する両側に位置する側構体4と、車両の前側及び後側に位置する妻構体8とが台枠2を囲むように立設されている。車両構体1の上部にはアーチ状の屋根構体6が配置されている。また、屋根構体6には、車室内の冷暖房を行うためのエアコンディショナー7やパンタグラフが据え付けられている。なお、鉄道車両構体1はオールステンレス製であるとする。
側構体4は、4個のドアユニット(第2金属部材)9と5個の側構体ブロック10とを交互に並設し、接合により構成されている。側構体ブロック10は、図2に示すように、幕板(第2金属部材)12と、窓枠パネル18と、前後一対の吹き寄せ板14と、腰板(第2金属部材)16とが互いに接合されて構成されている。窓枠パネル18は、側構体ブロック10の中央部に配置されている。幕板12は、ドアユニット9,9間の長さを有し、窓枠パネル18の上方に配置され、幕板12の上辺端部は屋根構体6に接合されており、幕板12の下辺端部は窓枠パネル18及び吹き寄せ板14の上辺端部に接合されている。腰板16は、ドアユニット9,9間の長さを有し、窓枠パネル18の下方に配置されており、腰板16の上辺端部は窓枠パネル18及び吹き寄せ板14の下辺端部に接合されており、腰板16の下辺端部は台枠2と接合されている。吹寄せパネル14は、窓枠パネル18と略同じ高さを有し、幕板12と腰板16との間で窓枠パネル18の両側方に配置されており、吹き寄せ板14の上辺端部は幕板12の下辺端部に接合され、吹き寄せ板14の下辺端部は腰板16の上辺端部に接合されている。さらに、このような側構体ブロック10では、腰板16に裾絞り部17が形成されている。
図2に示すように、腰板16の内側において、腰板16と吹き寄せ板14との隣接側には、吹き寄せ板14と同じ長さを有する骨部材(第1金属部材)20が車両の進行方向に沿って腰板16に溶接されている。また、幕板12の内側において、幕板12と吹き寄せ板14との隣接側には吹き寄せ板14と同じ長さを有する骨部材(第1金属部材)22と、骨部材22と直交する骨部材(第1金属部材)24とがそれぞれ車両の進行方向と垂直方向に沿って幕板12に溶接されている。さらに、ドアユニット9の上部には、ドアユニット9の中心に対して左右対称にそれぞれ2本ずつの骨部材(第1金属部材)26が車両の垂直方向に沿ってドアユニット9に溶接されている。なお、本実施形態において、骨部材20,22,24,26は一対の板状のフランジ部を有し、断面ハット形状の部材である。
図3は、図2におけるIII−III線に沿って切断した腰板16と骨部材20の溶接構造を示す断面図である。同図に示すように、板状の腰板16の内側に位置する骨部材20は、一対のフランジ部20a,20bを有する断面ハット形状をなしており、板状のフランジ部20aとフランジ部20bとがそれぞれ腰板16と密着に重ね合わせられている。フランジ部20a側における溶接された端部20cと、フランジ部20b側における溶接された端部20dとが腰板16の表面に配置され、それぞれ溶接ビード22と溶接ビード24とに覆われている。この溶接ビード22,24は腰板16と骨部材20との重ね合わせ部分の内部へ水などが浸入することを防止する効果があり、溶接部の水密性を向上することができる。このため、スポット溶接後の金属部材同士の重ね合わせ部分の端部におけるシール処理工程が不要となり、作業の簡単化を図ることが可能となる。また、このシールの定期補修作業もなくなり、車両のメンテナンス費用の削減効果が期待できる。
図4は、図3に示した骨部材20のフランジ部20aと腰板16との溶接状態を示す拡大断面図である。同図に示すように、レーザ溶接により形成された溶接ビード22は骨部材20の端部20cを覆っており、さらに腰板16の内部まで溶け込んでいる。その溶け込みは腰板16を貫通しておらず、一定の深さで腰板16の内部に受け止められている。これにより、腰板16と骨部材20との溶接部の溶接強度が十分に得られると共に、溶接ビード22による腰板16の外面16aに与える影響を最小限にすることができ、外面16aの変形を防止することができる。また、腰板16の外面16aにはスポット溶接のように圧痕や高温酸化による変色が発生せず、平滑な腰板16の外観が得られる。
次に、図5を参照し、腰板16と骨部材20とのレーザ溶接方法を説明する。なお、腰板16と骨部材20共にステンレス製の金属部材であることとする。
まず、腰板16の外面16aが下側となるように、平滑な載置面30aを有する加工テーブル30の上に腰板16を載せて、外面16aと載置面30aとを密着させる。次に、骨部材20の板状部分の端部20cと端部20dとを腰板16の内面(上面)16bに配置させると共に、骨部材20のフランジ部20aとフランジ部20bと内面16bとを密着に重ね合わせて、拘束治具32により腰板16と骨部材20とをそれぞれ拘束させる。
なお、骨部材20の端部20cは面取りされ、端部20cには面取り部20eが形成されている(図6参照)。同様に、骨部材20の端部20dも面取りされ、端部20dには面取り部20fが形成されている(図5参照)。また、端部20c,20dは面取りに代えて段差がつけられてもよい。
次に、レーザ溶接装置35を骨部材20の端部20c(例えば端部20cの上縁)に沿ってティーチング(位置決め)させた後、骨部材20の端部20cを追従しながら、骨部材20の配置された方向に沿って一定の速度でレーザビームを照射する。レーザにより照射された骨部材20の端部20cと腰板16の該当する部分が加熱され、溶融状態となり、冷却した後にこの溶融部分が固まり、腰板16と骨部材20とが接合されることとなる。次に、骨部材20の端部20dも同様な方法で腰板16とをレーザ溶接で接合させる。なお、レーザ溶接する際に、溶接ビード22の溶け込みが腰板16の外面16aに影響を与えないように、レーザの出力や溶接速度等を制御する。また、レーザ溶接装置35に用いられるレーザとして、COレーザやYAGレーザやダイレクトダイオードレーザ(DDL)などが挙げられるが、本実施形態においては、高いビーム吸収率を持つダイレクトダイオードレーザ(DDL)が用いられている。
図5に示すように、腰板16の外面16aと加工テーブル30とを密着させることにより、レーザ溶接時発生した熱が加工テーブル30に放熱されるため、熱による板への影響を最小限に抑えることができ、良い溶接品質や高い溶接効率が得られる。従って、加工テーブル30は熱伝導に優れた材料、例えば銅や銅合金などで形成されることが好ましく、さらに加工テーブル30を水冷するなどにより放熱効率が一段と向上することができる。
本実施形態によれば、腰板16と重ね合わせられた骨部材20の端部20c,20dを追従しながらレーザ溶接することにより、骨部材20と腰板16との溶接部が連続に溶接ビード22,24に覆われることとなる。このため、溶接ビード22,24は腰板16と骨部材20との重ね合わせ部分の内部へ水などが浸入することを防止し、溶接部の水密性を向上することができる。従って、特許文献1のようにスポット溶接後の金属部材同士の重ね合わせ部分の端部におけるシール処理工程が不要となり、作業の簡単化を図ることが可能となる。このシールの定期補修作業がなくなり、車両のメンテナンス費用を削減することができる。また、レーザ溶接を用いることにより、レーザ溶接装置35が直接に腰板16及び骨部材20を接触することがなく、腰板16と骨部材20の表面にはスポット溶接のように圧痕や高温酸化による変色が発生することなく、綺麗で平滑な腰板16と骨部材20との溶接部の外観が得られる。
また、レーザ溶接により発生した腰板16と骨部材20との熱ひずみが同一方向であるため、これらの金属部材の変形が小さく、腰板16の外面16aへの影響を最小限に抑えることができると共に、溶接部の溶接強度を強化することができる。さらに、レーザ溶接は高速溶接を行うことが可能のため、作業工数の低減効果が期待できる。
また、骨部材20の端部20c,20dには、面取り部20e,20fが形成されているため、溶接する際に端部の材料が溶融されやすく、骨部材20と腰板16とを容易に溶接することができる。骨部材20の板厚が大きい場合でも、容易に溶接することができる。さらに、骨部材20の端部20c,20dを追従しながらレーザ溶接することにより、従来のスポット溶接のように、「C」字型の電極を入れるために必要とされる骨部材20のフランジ部20a,20bの長さは短くすることができ、車体の軽量化を図ることが可能となる。
幕板12と骨部材22と、幕板12と骨部材24と、ドアユニット9と骨部材26とについては、溶接構造及び溶接方法が腰板16と骨部材20と同様であるため、同様な結果が得られる。ここではその説明を省略する。
次に、図7を参照して本発明に係るレーザ溶接構造の第2実施形態について、板状のステンレス製金属部材を用いて説明する。本実施形態の特徴として、第1金属部材に該当する金属部材が2枚の外板を重ねることにより構成されることである。すなわち、図6に示すように、外板(第1金属部材)42と外板(第1金属部材)44と外板(第2金属部材)40とが密着に重ね合わせられている。外板42と外板44との端部42aと端部44aとが外板40の表面に配置されており、溶接ビード46に覆われている。また、溶接ビード46は外板40の内部まで溶け込んでおり、外板40の内部に受け止められている。
第2実施形態に係るレーザ溶接構造は以上の特徴を有するため、レーザ溶接する際に、まず外板42の端部42aを外板40の上面に配置されるように外板42と外板40とを重ね合わせた後、外板42の上にさらに外板44を載せる。次に、外板42の端面と外板44の端面とを同一平面上になるように揃え、これらの外板を拘束させて端部42aと端部44aとを追従しながらレーザビームを照射し溶接する。なお、外板42と外板44との端面同士は必ずしも同一平面上に揃う必要はなく、外板40との溶接に影響を与えなければ、多少のずれがあってもよい。また、その他の溶接の手順等については第1実施形態の溶接方法と同様のため、説明を省略する。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様な効果が得られる。すなわち、外板42と外板44との端部42aと端部44aとを追従しながらレーザ溶接することにより、外板40と外板42と外板44との溶接部が連続に溶接ビード46に覆われることとなる。溶接ビード46は外板42と外板44と、外板40と外板42とのそれぞれの重ね合わせ部分の内部へ水などが浸入することを防止し、溶接部の水密性を向上することができる。このため、これらの金属部材同士の重ね合わせ部分の端部におけるシール処理工程が不要となり、作業の簡単化を図ることが可能となる。また、このシールの定期補修作業もなくなり、車両のメンテナンス費用の削減効果が期待できる。また、溶接ビード46の溶け込みが外板40を貫通しておらず、外板40の内部に受け止められていることにより、外板40と外板42と外板44との溶接部の溶接強度が十分に得られると共に、溶接ビード46による外板40の外面40aに与える影響を最小限に抑えることができ、外面40aの変形を防止することができる。さらに、レーザ溶接により外板40の外面40aには、スポット溶接のように圧痕や高温酸化による変色が発生せず、平滑な溶接部の外観が得られる。また、レーザ溶接は高速溶接を行うことが可能のため、作業工数の低減効果が期待できる。
なお、第2実施形態では第1金属部材を外板42と外板44の2枚重ねのものとしたが、これに限らず、2枚以上の重ねのものを用いてもよい。なお、2枚以上の場合は、外板は薄板であることが好ましい。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、骨部材の配置は第1実施形態に記述した場所に限らず、その他の必要とする場所に配置してもよい。また、金属部材の材料をステンレス鋼としたが、高張力鋼、鉄など、あるいはこれらの組み合わせを用いてもよい。
以下に本発明の実施例を示す。板状の第1金属部材と第2金属部材を用いて、上記の溶接方法で溶接したものである。なお、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
第1金属部材材料:ステンレス鋼板SUS304(板厚1.0mm)
第2金属部材材料:ステンレス鋼板SUS301L−DLT(板厚1.2mm)
ダイレクトダイオードレーザ出力:4kW
溶接速度:2000mm/min
ここで、溶接後の溶接状態について断面観察を行った。図8は本実施例の溶接状態を示す写真である。同図に示すように、上側に位置する第1金属部材とその下側に位置する第2金属部材とが隙間なく密着に溶接されている。第1金属部材の端部が第2金属部材の上面に配置されており、溶接ビードにより覆われている。この溶接ビードは下側の第2金属部材の内部まで溶け込んでいるが、第2金属部材を貫通しておらず、その内部に受け止められている。第2金属部材の下側(第1金属部材との反対側)の表面が溶接による影響を受けておらず、平滑な状態を保っている。
第1実施形態に係る鉄道車両構体を示す斜視図である。 側構体ブロックの構成を示す側面図である。 図2に示した腰板と骨部材との溶接部の断面図である。 図3における溶接部の溶接状態を示す拡大断面図である。 腰板と骨部材とのレーザ溶接を行う状態を示す説明図である。 骨部材のフランジ端部を示す拡大断面図である。 第2実施形態に係るレーザ溶接構造を示す断面図である。 実施例の溶接状態を示す写真である。
符号の説明
1…鉄道車両構体、9…ドアユニット(第2金属部材)、12…幕板(第2金属部材)、16…腰板(第2金属部材)、20,22,24,26…骨部材(第1金属部材)、20c,20d,42a,44a…端部、22,24,46…溶接ビード、40…外板(第2金属部材)、42,44…外板(第1金属部材)。

Claims (3)

  1. 第1金属部材の板状部分の端部が、第2金属部材の上面に配置されるように、前記第1金属部材と前記第2金属部材とを重ね合わせて、これらを連続に接合するレーザ溶接方法であって、
    前記第1金属部材の端部を追従しながら、レーザビームを照射することを特徴とするレーザ溶接方法。
  2. 前記第1金属部材の端部は、面取りされ、または段差がつけられていることを特徴とする請求項1記載のレーザ溶接方法。
  3. 第1金属部材と第2金属部材とを重ね合わせてレーザ溶接により形成されたレーザ溶接構造であって、
    前記第1金属部材の溶接された端部が前記第2金属部材の表面に配置され、溶接ビードにより覆われており、
    前記溶接ビードは前記第2金属部材の内部まで溶け込んでおり、前記第2金属部材の内部に受け止められていることを特徴とするレーザ溶接構造。
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