JP5108498B2 - レーザ溶接方法 - Google Patents

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本発明は、レーザ溶接方法に関する。
被加工物にレーザ溶接を施すと、その溶接箇所に凸状のビードが生成される。このため、レーザ溶接を施された被加工物を、鉄道車両構体の外板などにそのまま利用すると、溶接部が他の部分に対して目立つので、構体全体の美観を損ねる場合がある。そこで、ビードの形状を制御する技術として、例えば特許文献1では、被加工物の貫通溶接部の裏ビード側から適切な流量でガスを吹き付けることにより、ビードの突出量をコントロールしている。
特開平6−210479号公報
ところで、レーザ溶接においては、溶融金属が大気中の酸素と反応して溶接部の表面に酸化膜が生成され、この酸化膜の厚みによって溶接部にテンパーカラーが発生する場合がある。テンパーカラーは酸化膜の厚みが増すほど色調が変化して黒色に近づき、溶接部が被加工物のほかの部分と比べて目立つようになる。したがって、被加工物の美観を向上させる観点からは、テンパーカラーが発生しないように、溶接時に酸化膜の生成を抑制できることが望ましい。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、溶接部の表面における酸化膜の形成を抑えることにより、被加工物の美観を向上させることができるレーザ溶接方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るレーザ溶接方法は、レーザビームの照射によって被加工物に貫通溶接部を形成するレーザ溶接方法であって、貫通溶接部の形成位置に対応して設けられた溝部を有する載置台に被加工物を載置し、被加工物の一面と溝部とによって少なくとも1つの開口部を備えた空間を形成する第1工程と、開口部を介して空間内にアシストガスを流通させながら、貫通溶接部の一端部が空間に突出するように、被加工物の他面側から形成位置にレーザビームを照射する第2工程と、を備えることを特徴としている。
このレーザ溶接方法では、被加工物の一面と溝部とによって形成される空間にアシストガスを流通させながらレーザ溶接が行われる。このため、空間に突出した貫通溶接部の一端部の周辺では、アシストガスの流通により酸素が少なくなる。これにより、貫通溶接部の一端部においては、酸化反応が発生しにくくなり、酸化膜の厚さを抑制できる。酸化膜の厚さを抑制すると、溶接部の反射光と酸化膜の反射光とが干渉してテンパーカラーが抑制され、溶接部の色が被加工物の他の部分の色に対して目立たなくなる。したがって、貫通溶接部の一端部が突出する被加工物の一面の美観を向上させることができる。
また、本発明のレーザ溶接方法では、第1工程において、被加工物の一面と溝部とによって形成される空間にアシストガスの供給口および排出口を形成するのが好適である。これにより、空間内でアシストガスの流れる方向が一意に決まるので、空間から一層確実に大気を追い出して、迅速に空間内にアシストガスを流通させることができる。
また、本発明のレーザ溶接方法では、第2工程において、被加工物の溶融池に生じるキーホールから開口部に向かって空間内にアシストガスを流通させるのが好適である。これにより、被加工物の一面と溝部とによって形成される空間にアシストガスを供給する手段を新たに設けることなく、空間内にアシストガスを流通させることができる。
また、本発明のレーザ溶接方法では、被加工物は、鉄道車両構体に用いられる外板であり、被加工物の一面は、鉄道車両構体の外壁面であることが好適である。同様に、本発明のレーザ溶接方法では、被加工物は、鉄道車両構体に用いられる内板であり、被加工物の一面は、鉄道車両構体の内壁面であることが好適である。これにより、酸化膜が薄く溶接部が目立たない被加工物の一面を、目につきやすい外壁面または内壁面として利用するので、鉄道車両構体の美観を向上させることができる。
本発明のレーザ溶接方法によると、貫通溶接部の一端部が突出する被加工物の一面の美観を向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明に係るレーザ溶接方法の好適な実施形態について説明する。
本発明に係るレーザ溶接方法は、図1に示すような鉄道車両構体10の製造に利用される。より詳細には、このレーザ溶接方法は、鉄道車両構体10の長手方向の側部を構成する側構体11において、外壁部11aまたは内壁部11bと、これらの間に配置される骨部材(図示せず)とを結合させるために利用される。
図2に本発明の一実施形態に係るレーザ溶接方法を実現するレーザ溶接装置の構成を示す。図2に示すレーザ溶接装置20は、重ね合わされた2枚の金属板21、22(以下、これらを「ワーク(被加工物)23」という)を重ね溶接するための装置である。本実施形態では、レーザ溶接装置20は、ワーク23のうち金属板21の方向からワーク23に対してレーザビームLを照射して、ワーク23に貫通溶接を行う。ここで、ワーク23のうちレーザビームLが直接照射される金属板21は、図1に示す鉄道車両構体10の骨部材であり、他方の金属板22は、外壁部11aまたは内壁部11bである。
レーザ溶接装置20は、ワーク23を載置してワーク23の溶接予定領域(貫通溶接部の形成位置)Rに沿って移動するステージ(載置台)24と、ワーク23にレーザビームLを照射するレーザ照射部25と、レーザビームLの照射位置にアシストガスを供給するガス供給部26と、を備えている。ステージ24、レーザ照射部25、およびガス供給部26は、上位の制御装置(図示せず)に接続され、この制御装置から出力される動作指示情報に従って、各動作を自動で実行する。
ワーク23は、金属板21側の面(被加工物の他面。以下「ワーク表面」という)23aに溶接予定領域Rを備え、金属板22側の面(被加工物の一面。以下「ワーク裏面」という)23bをステージ24の載置面24aに接するようにステージ24上に載置される。
ステージ24は、ワーク23を載置面24aの所定位置に固定するための固定手段(図示せず)およびワーク23を固定した状態で溶接予定領域Rに沿って移動させるための移動手段(図示せず)を備えている。ステージ24は、制御装置(図示せず)から走査開始を指示する旨の動作指示情報を受け取ると、ワーク表面23aの溶接予定領域Rに沿った方向(図1の矢印A)に一定の速度で移動する。これにより、ステージ24に載置されたワーク23は、溶接予定領域Rに沿って、レーザ照射部25によるレーザビームLの照射位置Pに対して相対的に移動する。すなわち、レーザビームLがステージ24の移動方向と正反対の方向(図1の矢印B)にワーク表面23a上を移動する。なお、代替的に、ステージ24が所定位置に固定され、レーザ照射部25がワーク23の溶接予定領域Rに沿って移動するような構成としても良い。
ステージ24には、載置面24a上に載置面24aの両端まで伸びる溝(溝部)27が設けられている。溝27は、例えば幅10mm、深さ最大10mmの寸法をとる直法体の形状である。ワーク23がステージ24に固定されると、ワーク裏面23bと溝27とが、両端に開口部28a、28bを備える空間28を形成することになる。
レーザ照射部25は、ワーク表面23aにある溶接予定領域Rに向けてレーザビームLを照射する。レーザ照射部25は、制御装置(図示せず)から照射開始を指示する動作指示情報を受け取ると、ワーク23に貫通溶接を施すことができる程度の出力でレーザビームLをレーザヘッド(図示せず)から出射させる。上述のように、溶接時にはステージ24がワーク23の溶接予定領域Rに沿った方向Aに移動するので、レーザビームLは相対的に、方向Aとは正反対の方向(図1の矢印B)へワーク表面23a上の照射位置Pを走査されることになる。レーザ照射部25から射出されるレーザビームLは、例えば、波長1.06μm、出力約4.0kWのYAGレーザである。
また、レーザ照射部25は、内部に出力切替機構(図示せず)を備えている。この出力切替機構により、レーザ照射部25は、ワーク23に対して連続的にレーザビームLを照射することもできるし、パルス状にレーザビームLを照射してスポット溶接を行うこともできる。
第1のガス供給部26は、ワーク表面23aにあるレーザビームの照射位置Pに対してアシストガスを供給する。第1のガス供給部26は、レーザ照射位置Pの進行方向Bより後方の、ワーク表面23aに対して約45度上傾した方向から、レーザビームの照射位置Pにアシストガスを供給する。第1のガス供給部26は、制御装置(図示せず)から供給開始を指示する動作指示情報を受け取ると、所定の供給量でレーザビームの照射位置Pにアシストガスを供給する。アシストガスとしては、ワーク23の酸化防止及びスパッタ防止等を目的として、ヘリウムガス又はアルゴンガス等が用いられる。
なお、上記のように出力約4kWのYAGレーザを用いた場合、かつ、溶接速度(ステージ24の移動速度)を3m/分とした場合には、ガス供給部26の位置は、レーザ照射位置の後方約20mm近傍である。
レーザ溶接装置20は、さらに、ステージ24の溝27とワーク裏面23bとで形成された空間28にアシストガスを供給する第2のガス供給部29を備える。第2のガス供給部29も、上位の制御装置(図示せず)に接続され、この制御装置から出力される動作指示情報に従って、各動作を自動で実行するようになっている。第2のガス供給部29は、制御装置(図示せず)から供給開始を指示する動作指示情報を受け取ると、所定の供給量で空間28の一方の開口部28aから空間28内へアシストガスを供給する。
次に、本実施形態に係るレーザ溶接方法について説明する。図3に、レーザ溶接方法のフローチャートを示す。このレーザ溶接方法は、ワーク23と溝27とによって両端を開口した空間28を形成するためのステップS101(第1工程)と、一方の開口部28aから空間28にアシストガスを流通させながら、貫通溶接部32の一端部32b(図5参照)が空間28に突出するように、ワーク23にレーザ溶接を施すためのステップS102〜S106(第2工程)とを含む。
まず、ステージ24上に設けられた溝27とワーク裏面23bとによって、両端を開口した空間28が形成されるように、ステージ24にワーク23が載置される(S101)。ワーク23は、ワーク表面23aの溶接予定領域Rが溝27と重なり、貫通溶接によりワーク裏面23bに突出する貫通溶接部32の一端部32bが空間28に接することができるように(図5参照)、ステージ24上に固定される。
次に、第1のガス供給部26により、ワーク23上のレーザビームLの照射位置Pに対して、アシストガスの供給が開始される(S102)。また、第2のガス供給部29により、空間28の一方の開口部28aから空間28内へアシストガスの供給が開始される(S103)。空間28へ供給されたアシストガスは、他方の開口部28bから排出され、空間28内に常にアシストガスが流通された状態になる。このアシストガスの流れによって、元々この空間28内にあった大気が外部へ追い出され、以下の処理の間では、常に空間28内にはアシストガスが流通していることになる。
次に、ステージ24の移動手段(図示せず)により、ワーク23の溶接予定領域Rに沿った方向(図2の矢印A)に一定の速度でステージ24の移動が開始される(S104)。さらに、レーザ照射部25によって、ワーク表面23aの溶接予定領域Rにレーザビームが照射される(S105)。ステップS102〜S105の処理を実行することによって、レーザ溶接が開始される。レーザ溶接は、ステップS106において、制御装置(図示せず)によって、溶接予定領域Rに対してレーザ溶接が完了したことが確認されるまで継続される。
レーザ溶接が完了したことが確認されると(S106のYES)、制御装置(図示せず)により、第1のガス供給部26および第2のガス供給部29によるアシストガスの供給、ステージ24の移動、およびレーザ照射部25によるレーザビーム照射が停止され(S107)、レーザ溶接の一連の処理が終了する。
ここで、ステップS105〜S106においてレーザビームLがワーク23に照射されて、ワーク23に貫通溶接部32が形成されている最中に、溶接部分で生じる現象について説明する。図4および図5に、本実施形態によるレーザ溶接が実施されているときのワーク23の溶接部分の概略を示す。図4は、溶接部分をレーザビームの進行方向Bに沿った断面で表した概略図である。図5では、矢印Bで示すとおり左方向へレーザビームLが走査して溶接が行われている。図5は、図4の溶接部分をVII−VII線で切った断面図である。
図4に示すように、レーザビームLがワーク表面23aの照射位置Pに照射されると、ワーク23を構成する金属板21,22が溶解して混合されて溶融池31が形成され、やがて貫通溶接部32となる。この過程で、溶融池31が大気中の酸素と酸化反応を生じ、図7に示すように、ワーク表面23aから突出した貫通溶接部32の端部32aおよびワーク裏面23bから突出した貫通溶接部32の端部32bの表面に酸化膜33が生成される。
ここで、ワーク裏面23bから突出した貫通溶接部32の端部32bに注目する。端部32bの表面は、ワーク裏面23bと溝27とで形成される空間28の中に突出されている。この空間28には、溶接の実施中には、第2のガス供給部29により常にアシストガスが供給されており、例えば図4の矢印Cで示すように一方向に流通されている。このアシストガスの流れによって、元々この空間28内にあった大気が外部へと追い出され、溶接中には常に空間28内にはアシストガスが充満していることになる。つまり、溶接時には空間28内の酸素量が少なくなるので、端部32bの周辺では酸化反応が鈍るようになる。これにより、ワーク裏面23bでは、貫通溶接部32の表面に付着する酸化膜33の厚さが抑制される。
本実施形態では、ワーク23は、図1に示したように、鉄道車両構体10の側構体11であり、ワーク裏面23bは、側構体11の外壁部11aまたは内壁部11bである。つまり、本実施形態に係るレーザ溶接方法では、鉄道車両構体10の外壁部11aまたは内壁部11bと、骨部材(図示せず)との間で貫通溶接が施され、外壁部11aまたは内壁部11bと、溝27とによって形成される空間28にアシストガスを流通させながらレーザ溶接が行われる。このため、溶接時には、空間28に突出した貫通溶接部32の一端部32bの周辺では、アシストガスの流通により酸素が少なくなる。これにより、貫通溶接部32の一端部32bにおいては、酸化反応が発生しにくくなり、酸化膜33の厚さを抑制できる。つまり、鉄道車両構体10の外壁部11aまたは内壁部11bにおいて、貫通溶接部32の表面に付着する酸化膜33を薄くすることができる。
具体的には、本実施形態により酸化膜33の厚さを100nm以下にすることができ、これにより、貫通溶接部32の反射光と酸化膜33の反射光とが干渉してテンパーカラーが抑制される。テンパーカラーが抑制されると、貫通溶接部32の色が外壁部11aまたは内壁部11bの他の部分の色に近づき、貫通溶接部32が目立たなくなる。したがって、鉄道車両構体10の美観を向上させることができる。
また、本発明のレーザ溶接方法では、ステップS101において、ワーク裏面23bと溝27とによって形成される空間28が、アシストガスの供給口および排出口となるような2つの開口部28a、28bを備えるのが好適である。これにより、空間28内でアシストガスの流れる方向が一意に決まるので、空間28から一層確実に大気を追い出して、迅速に空間28内にアシストガスを流通させることができる。
なお、従来より、テンパーカラーを抑制するために、溶接後に電解エッチング液によって酸化部分(テンパーカラー部位)を処理する手法がある。しかし、この手法では、溶接後に別工程が必要であったり、テンパーカラー部位を所望の色に変えるために電解エッチング液の量を調節するなどの煩雑な処理が必要となる。これに対し、本発明のレーザ溶接方法は、このような別工程や煩雑な処理は必要なく、ステージ24に溝27を設けてレーザ溶接を実施すれば貫通溶接部32のテンパーカラーを抑制することができる。
以上、本発明に係るレーザ溶接方法について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではない。例えば、上記実施形態では重ね溶接を対象として説明したが、本発明は突き合わせ溶接にも適用可能である。また、上記実施形態では、ステージ24に溝27を設けたが、ワーク23とステージ24との間に溝27を備える治具を挟むように構成しても良い。
また、上記実施形態では、溝27がステージ24の端部まで設けられ、溝27とワーク裏面23bとで形成された空間28は両端を開口部28a、28bで開口されていた。これに対し、例えば、図6に示すように、ステージ24の載置面24aの内側に凹状に形成された溝40と、ステージ24の下方などから溝部40へ貫通された2本の通路41a、41bとを設け、一方の通路41aから第2のガス供給部29がアシストガスを供給し、他方の通路41bから排出されるように構成しても良い。
また、上記実施形態では、第2のガス供給部29によって、空間28の一方の開口部28aからアシストガスを供給していたが、これに対し、第1のガス供給部26によるアシストガスの供給量を増大させて、キーホール42を通してワーク表面23aから裏面23b側へアシストガスを供給するように構成しても良い。この場合、例えば図7(a)に示すように、キーホール42を通して第1のガス供給部26により供給されたアシストガスを、空間43の開口部43a、43bから排出する。また、図7(b)に示すように、ステージ24の載置面24aの内側に凹状に形成された溝44と、ステージ24の下方などから溝部27へ貫通された通路45とを設け、キーホール42を通して第1のガス供給部26により供給されたアシストガスを、通路45から排出するように構成しても良い。これにより、第2のガス供給部29のようなアシストガスを空間28内に供給するための新たな手段を設けることなく、空間28内にアシストガスを流通させることができる。
本発明の一実施形態に係るレーザ溶接方法を利用する鉄道車両構体の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係るレーザ溶接方法を実現するレーザ溶接装置の構成を示す図である。 本実施形態に係るレーザ溶接方法のフローチャートを示す図である。 本実施形態によるレーザ溶接が実施されているときのワークの溶接部分の概略を示す図である。 図4に示した溶接部分をVII−VII線で切ったときの断面図である。 ステージに設ける溝の変形例を示す図である。 ワーク裏面側の空間にアシストガスを流通させる手法の変形例を示す図である。
符号の説明
10・・・鉄道車両構体、11・・・側構体、11a・・・外壁部、11b・・・内壁部、20…レーザ溶接装置、21,22…金属板、23…ワーク(被加工物)、23a・・・ワーク表面(被加工物の他面)、23b・・・ワーク裏面(被加工物の一面)、24…ステージ(載置台)、25…レーザ照射部、26…第1のガス供給部、27…溝(溝部)、28・・・空間、28a、28b・・・開口部、29・・・第2のガス供給部、31・・・溶融池、32・・・貫通溶接部、32a、32b・・・貫通溶接部の一端部、33・・・酸化膜、42・・・キーホール、L・・・レーザビーム、R・・・溶接予定領域(貫通溶接部の形成位置)、S101…第1工程、S102〜S106…第2工程。

Claims (3)

  1. レーザビームの照射によって被加工物に貫通溶接部を形成するレーザ溶接方法であって、
    前記貫通溶接部の形成位置に対応して設けられた溝部を有する載置台に前記被加工物を載置し、前記被加工物の一面と前記溝部とによって少なくとも1つの開口部を備えた空間を形成する第1工程と、
    前記開口部を介して前記空間内にアシストガスを流通させながら、前記貫通溶接部の一端部が前記空間に突出するように、前記被加工物の他面側から前記形成位置に前記レーザビームを照射する第2工程と、を備え
    前記第1工程において、前記溝部の底部に前記アシストガスの供給口と排出口とを形成しておくことを特徴とするレーザ溶接方法。
  2. 前記被加工物は、鉄道車両構体に用いられる外板であり、
    前記被加工物の前記一面は、前記鉄道車両構体の外壁面であることを特徴とする請求項記載のレーザ溶接方法。
  3. 前記被加工物は、鉄道車両構体に用いられる内板であり、
    前記被加工物の前記一面は、前記鉄道車両構体の内壁面であることを特徴とする請求項記載のレーザ溶接方法。
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