JP4627384B2 - レーザ・アーク併用溶接方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザとアークとを併用して溶接する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
レーザ溶接は、概ね、出力1kW当たり深さ約1mmの溶け込みが得られ、高パワー密度の溶接方法である。また、レーザ溶接は、レーザを照射した材料表面で蒸発が起こり、その蒸発反力により、図10に示すように、レーザ1により形成された溶融池内に、キーホールと呼ばれる幅が狭く溶込みの深い深溶込み10が得られる。さらに、レーザ溶接は、アーク溶接と比べて高速で低歪みといったことが特徴の溶接方法である。
【0003】
このレーザによる溶接は、数mm程度の厚さの薄板材について普及しており、さらに10mmを超えるような厚さの厚板材への適用が望まれている。
【0004】
しかしながら、世間で広く使用されている10kWクラス以下のレーザ加工機では溶け込み深さは10mmが限界である。
【0005】
また、大出力の20kWクラスのレーザ加工機は非常に高価であり、仮に20kWのレーザを使用したとしても、被溶接材の深さ20mm程度までの溶融が限界であり、レーザ単独で溶融を行う溶け込み深さには限界があった。
【0006】
このレーザ単独による限界以上の溶け込み深さを得るために、例えば、特開昭59−66991号公報には、レーザとアークとを併用し同時に溶接することにより、深い溶け込みを得る溶接方法が開示されている。
【0007】
しかしながら、単に被溶接材の表面をレーザとアークとで併用し溶接すると、溶け込み深さは、図11に示すレーザ単独による溶接部8の溶け込み深さと図12に示すアーク単独による溶接部7の溶け込み深さとを加えた溶け込み深さより小となってしまい、図13に示すようなレーザ溶接とアーク溶接とを加算した場合の溶接部11のような溶け込み深さとはならない。
【0008】
このため、レーザとアークとを併用することの目的であるレーザとアークエネルギの共有による深溶け込みを得るという効果が得られていない。
【0009】
これは、レーザはプラズマに吸収されやすいために被溶接材の表面で発生するアークプラスマによってレーザエネルギが吸収されるためと考えられる。
【0010】
そこで、板厚方向への溶け込みの効率を良くするための方法として、例えば、特開昭59−66991号公報には、被溶接材に開先を形成することにより、プラズマを被溶接材の表面ではなく、被溶接材の深い位置つまり開先内部で発生させることにより、深い溶け込みを得る方法が開示されている。
【0011】
また、深い溶け込みを確保しつつ、溶接速度を早める方法として、例えば、特開平10−225782号公報には、レーザ導光用のギャップを設け、そのギャップの全長に亘ってレーザを照射し、被溶接材をレーザで溶融した後に、アークで溶融した溶融金属を開先の内部に流し込む方法が開示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平10−225782号公報に開示されているように、レーザの後から追従するアーク熱で溶融した溶湯を開先内部に流し込むことを目的とし、先行させるレーザをレーザ導光用ギャップ内部全域に照射し、開先内部をあらかじめ加熱・溶融させておく方法では、先行するレーザのエネルギは導光用ギャップ内部の表面加熱に大部分を費やされ、深さ方向への貫通エネルギが不足し、深い溶け込みを得ることが困難となっていた。
【0013】
また、特開平10−225782号公報の図2に示されるように、レーザとアークとの位置関係がレーザとアークプラズマが干渉するような距離で溶融する方法では、先に示したように、レーザがアークプラズマに接した時点でプラズマによりレーザが吸収され大幅なエネルギロスが生じるため、深い溶け込みが得られないばかりでなく、エネルギ効率が低かった。
【0014】
本発明の目的は、レーザとアークの併用溶接を行う際にレーザとアークとの距離、および溶接時のレーザのフォーカス位置を調整することにより、深い溶け込みが得られるとともに、エネルギロスが抑制され、高品質・高能率のレーザアーク併用溶接方法を実現することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は次のように構成される。
(1)レーザ照射とアーク放電とを併用して、V字形の開口部とストレート部とを有するY形の開先形状部を溶融することにより被溶接材を溶接するレーザ・アーク併用溶接方法において、アーク放電によって発生するプラズマがレーザと干渉しないように、上記Y形の開先形状部に対してレーザ照射をアーク放電に先行して行うとともに、レーザの焦点位置は上記V字形開口部の底部より開口側であって被溶接材の表面位置とほぼ同等な位置に設定し、レーザの照射範囲を上記V字形開口部の底部からストレート部に向けて、上記Y形の開先形状部のうちのアークプラズマが入り込めない深さの範囲に設定する。
【0016】
(2)好ましくは、上記(1)において、溶接方向に対して前方にレーザ照射、後方にアーク放電を行い、レーザ照射とアーク放電との間隔を、アーク放電によって発生するプラズマがレーザと干渉しない値とする。
【0017】
(3)また、好ましくは、上記(1)又は(2)において、V字形開口部の開先の表面開口幅は、レーザが入り込むことが可能な幅以上であり、V字型開口部のV字の角度は、アークが入り込むことが困難な角度である。
【0018】
(4)また、好ましくは、上記(1)又は(2)において、上記V字型開口部のV字の角度は、レーザの拡がり角度以上であり、20°以下である。
【0020】
レーザをアークに先行して行い、レーザがアークプラズマに干渉されないようにすることにより、レーザによる深い溶け込みを確保することができる。
【0021】
また、溶接時のレーザのフォーカス位置を調整することにより、被溶接材の加熱領域を拡げ、アークプラズマを開先の内部に引き込むことができる。
【0022】
これにより、溶接のエネルギロスが抑制され、高品質・高能率のレーザアーク併用溶接方法を実現することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して説明する。
まず、本発明の原理について述べる。
本発明は、レーザ照射手段とアーク放電手段とを併用して、V字状の開口部とストレート部を併せ持つY型の開先形状を溶融し、被溶接材を溶接する方法において、溶接方向に対し前方つまり先行する位置にレーザ照射、後方つまり後行する位置にアーク放電を配置し、レーザ照射とアーク放電との間隔をアーク放電によって発生するプラズマがレーザと干渉しない近傍とする。
【0024】
さらに、レーザ照射範囲をV字状の開先の底からアークプラズマが入り込めない深さの範囲に設定することにより高品質で高能率のレーザ・アーク併用溶接を行うものである。
【0025】
本発明の一実施形態においては、図1に示すように、レーザノズル1からのレーザビーム4とアークトーチ2からのアークとの位置関係は、レーザビーム4を先行させ、アークを追従させて被溶接材5を溶接する。被溶接材5にはレーザビーム4とともにアシストガス3が供給される。
【0026】
ここで、レーザとアークとの距離は、アークによって発生するプラスマにレーザーエネルギが吸収されることによるエネルギロスを防ぐために、図2に示すように、レーザ4の照射位置をアークによって生成されるプラズマ6にレーザ4が触れない程度の距離とする。
【0027】
この距離は、アークトーチ2の角度及び溶接速度、アーク電流によって変わるものである。
【0028】
しかしながら、単にレーザ4をアークプラズマ6に触れない程度、前方に照射するだけでは、図3に示すように、レーザによる溶融部8とアークによる溶融部7とが互いに分離する可能性がある。
【0029】
これは、先行するレーザのフォーカス位置を開先の底部に設定したため生じたと考えられる。つまり、レーザのフォーカス位置9を開先の底部に設定すると、図4に示すように、アークに先行するレーザは開先底部の被溶接材5の突き合わせ面にのみ照射され、この突き合わせ面のみを加熱・溶融する。
【0030】
レーザの後を追従するアークは、開先角が30°以下と小さい場合には開先の内部に入り込むことができず開口部付近でアークプラズマが発生する。その結果、図3に示すように、下方にレーザによる溶融部8、上方にアークによる溶融部7と分離した溶融断面になったと考えられる。
【0031】
このため、高能率・高品質なレーザ・アーク併用溶接を行うためには、エネルギロスを少なくし、かつレーザ溶融部とアーク溶融部とを分離させない工夫が必要である。
【0032】
レーザ溶融部とアーク溶融部とを分離させないためには、深い溶け込みを得ることを目的とし、レーザによる溶融部は、そのままの状態で(図3に示す溶融部8の状態)開口部付近にあるアークによる溶融部を開先の内部に引き込む方法を見つけることが必要である。
【0033】
そこで、被溶接材5のY開先の開口部付近のアークによる溶融金属を開先の深い位置へ引き込む手段として、アーク溶接によって被溶接材5が溶融される前にあらかじめ溶接する開先の内面を加熱しておくことが有効である。
【0034】
これは、アーク溶接の前にあらかじめ開先内面を加熱・溶融しておくことにより溶融した金属から金属イオンが生じ、開先内面の導電性が高まるり、その結果、アークによって発生するプラズマをアーク単独時のように開口部付近で発生させるのではなく、開先の内部に引き込むことが可能となるからである。
【0035】
そこで、アーク溶接に先だって、開先内部をあらかじめ加熱することを目的として、先行するレーザ4のフォーカス位置9を図5に示すように、開先の底よりも若干上方にまたアーク単独で入り込む位置よりも若干下方に設定する。
【0036】
そうすることにより、図5に示すように、深さ方向への溶け込みを得るためのエネルギを残しつつ、Y開先のV字形部内面の加熱・溶融もおこなう。
【0037】
その結果、先行するレーザにより深さ方向まで溶融した溶融金属とレーザにより開先内部の加熱・溶融効果によって、アークによる溶融金属が開先の深くまで引き込まれ、レーザによる溶融金属とアークによる溶融金属とが分離することなく、図6に示すように見事につながり、溶接欠陥も無く良好な深溶け込みが可能となる。
【0038】
本発明の一実施形態における溶融現象を、被溶接材5の縦断面から見ると、図7のようになっていると考える。この図7に示すように、先行するレーザは追従するアークプラズマ7に触れていないためレーザエネルギのロスはなく、レーザ単独での深溶込みが得られている。
【0039】
さらに、レーザによる開先内部が加熱されために、アークプラズマが開先の内部に引込まれ、レーザによる溶融部とアークによる溶融部とが分離することなく繋がる。
【0040】
図8は、レーザとアークとの互いの距離と、被溶接材5の溶融断面積との関係を示すグラフである。
図8に示すように、レーザとアークとの距離を0から大としていくと、距離が20mmで約55mmとなる。そして、距離が20mmより大とすると、溶融断面積は減少して行く。
【0041】
したがって、レーザとアークとの距離は、20mmが最適値である。ただし、図8に示したデータは、レーザ出力を約5kW、開先角度を約15°、溶接速度を約0.8m/min、開先深さを約10mm、レーザの拡がり角度を約10°、トーチの傾斜角度を約30°、アークトーチのワイヤ径を約1.2mm、アーク電流を20A、レーザの焦点位置を被溶接材の表面に設定した場合の値である。
【0042】
図9は、本発明の一実施形態におけるレーザアーク併用溶接を用いて得られる溶融断面積と、レーザ溶接単独+アーク溶接単独で得られる溶接断面積とを比較するグラフであり、ルートギャップを変化して得られるデータを示すグラフである。なお、図9に示したデータは、ルートギャップを除き、図8に示したデータを得た条件と同様の条件で得たものである。
【0043】
図9に示すように、溶融断面積はレーザ溶接単独+アーク溶接単独<レーザ・アーク併用溶接となり、レーザとアークとを併用した際の溶融断面積が単独同士の和よりも大きくなる。換言すれば、レーザとアークとの併用溶接は、それだけ高能率な溶融が可能であるといえる。
【0044】
また、レーザ溶接単独の場合、レーザのスポット径が0.6mm程度とアーク照射径と比べて極めて小さいために、被溶接材の突き合わせ面のギャップに敏感であり、突合せ面のギャップが0.6mm程度以上の場合には、レーザが抜けてしまっていたが、本発明の一実施形態のように、レーザのフォーカス位置を開先の底より上方に設定することにより、図9に示すように、突き合わせ面のギャップが0.6mmを超えても、レーザがギャップを通過してしまうという事態を抑制することができ、ギャップ裕度の向上も期待できる。
【0045】
その結果、通常のレーザ溶接単独では、ギャップの裕度が小さいために突合せ面に機械加工を施す必要があったが、本発明の一実施形態により、突合せ面が、レーザ切断、プラズマ切断あるいはガス切断であっても、溶接が可能となる。
【0046】
以上のように、本発明の一実施形態によれば、レーザとアークとの距離を調整して、アークプラズマがレーザに干渉しない値とするとともに、溶接時のレーザのフォーカス位置をY開先のV字部底面より上方で被溶接材の表面近傍に調整することにより、深い溶け込みが得られるとともに、エネルギロスが抑制され、高品質・高能率のレーザアーク併用溶接方法を実現することができる。
【0047】
なお、被溶接材の開先形状については、V字型の表面開口幅をレーザが入り込むことが可能な幅以上とし、アークが入り込むことが困難な角度であればよい。
【0048】
つまり、開先角度は、レーザ拡がり角以上あればよいが、レーザ拡がり角が約10°の場合は、好ましくは、15°以上あればよく、開先深さ10mm程度でアークプラズマが入り込めない20°以下であればよい。
【0049】
また、レーザとアークプラズマとが干渉しないための、レーザノズルとアークトーチとの最小間隔及びアークトーチの傾斜角度は、個々の装置毎に実験的に算出することが可能である。
【0050】
また、上述した例は、溶接方向に対してレーザ照射手段をアークトーチの前方に配置し、アークトーチによるプラズマがレーザに干渉しない位置にアークトーチを配置する例を示したが、アークトーチによるプラズマがレーザに干渉する位置にアークトーチを配置する場合であっても、被溶接材を間欠的に移動して、レーザ照射とアーク放電とを交互に行い、レーザ照射を行った後に、その部分についてアーク放電を行うようにしても、本発明の効果を得ることができる。
【0051】
【発明の効果】
本発明により、レーザをアークに先行して行い、レーザがアークプラズマに干渉されないようにするとともに、溶接時のレーザのフォーカス位置を調整することにより、深い溶け込みが得られ、アークプラズマを開先の内部に引き込むことができるため、溶接のエネルギロスが抑制され、高品質・高能率のレーザアーク併用溶接方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるレーザ・アーク併用溶接時の配置関係を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態におけるレーザアーク併用溶接時のレーザとアークプラズマとの位置関係を示す図である。
【図3】レーザ溶接とアーク溶接とを併用した場合に得られる溶融断面形状の一例をし、アーク溶接部とレーザ溶接部とが分離してしまった状態を示す図である。
【図4】レーザのフォーカス位置を開先の底とした場合の加熱方向を示す図である。
【図5】レーザのフォーカス位置を開先の底より上方の位置とした場合の加熱方向を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態によるレーザアーク併用溶接を用いて得られる溶融断面形状を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態における溶接時のレーザとアークとの溶融現象の説明図である。
【図8】レーザとアークとの距離と溶融断面積との関係を示すグラフである。
【図9】本発明の一実施形態であるレーザ・アーク併用溶接の溶融断面積と、レーザ溶接単独にアーク溶接単独を加えた場合の溶融断面積とを、ルートギャップを変化させて比較したグラフである。
【図10】レーザ溶接の説明図である。
【図11】レーザ溶接を単独で用いた場合の溶融断面形状を示す図である。
【図12】アーク溶接を単独で用いた場合の溶融断面形状を示す図である。
【図13】レーザ溶接による溶け込み深さとアーク溶接による溶け込み深さとを加えた溶け込み深さを有する溶融断面形状を示す図である。
【符号の説明】
1 レーザノズル
2 アークトーチ
3 アシストガス
4 レーザビーム
5 被溶接材
6 アークによって発生するプラズマ
7 アーク溶融部
8 レーザ溶融部
9 レーザの焦点位置

Claims (4)

  1. レーザ照射とアーク放電とを併用して、V字形の開口部とストレート部とを有するY形の開先形状部を溶融することにより被溶接材を溶接するレーザ・アーク併用溶接方法において、
    アーク放電によって発生するプラズマがレーザと干渉しないように、上記Y形の開先形状部に対してレーザ照射をアーク放電に先行して行うとともに、レーザの焦点位置は上記V字形開口部の底部より開口側であって被溶接材の表面位置とほぼ同等な位置に設定し、レーザの照射範囲を上記V字形開口部の底部からストレート部に向けて、上記Y形の開先形状部のうちのアークプラズマが入り込めない深さの範囲に設定することを特徴とするレーザ・アーク併用溶接方法。
  2. 請求項1記載のレーザ・アーク併用溶接方法において、溶接方向に対して前方にレーザ照射、後方にアーク放電を行い、レーザ照射とアーク放電との間隔を、アーク放電によって発生するプラズマがレーザと干渉しない値とすることを特徴とするレーザ・アーク併用溶接方法。
  3. 請求項1又は2記載のレーザ・アーク溶接方法において、V字形開口部の開先の表面開口幅は、レーザが入り込むことが可能な幅以上であり、V字型開口部のV字の角度は、アークが入り込むことが困難な角度であることを特徴とするレーザ・アーク併用溶接方法。
  4. 請求項1又は2記載のレーザ・アーク溶接方法において、上記V字型開口部のV字の角度は、レーザの拡がり角度以上であり、20°以下であることを特徴とするレーザ・アーク併用溶接方法。
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CN111299837A (zh) * 2019-11-27 2020-06-19 北京工业大学 一种基于丝材热导焊的高效激光增材制造方法

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