JPH10244369A - 帯状電極を用いたアークとレーザとによる複合溶接方法およびその装置 - Google Patents

帯状電極を用いたアークとレーザとによる複合溶接方法およびその装置

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JPH10244369A
JPH10244369A JP9048622A JP4862297A JPH10244369A JP H10244369 A JPH10244369 A JP H10244369A JP 9048622 A JP9048622 A JP 9048622A JP 4862297 A JP4862297 A JP 4862297A JP H10244369 A JPH10244369 A JP H10244369A
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JP
Japan
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welding
laser
arc
groove
electrode
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Pending
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JP9048622A
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English (en)
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Masakazu Hayashi
雅一 林
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/346Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring in combination with welding or cutting covered by groups B23K5/00 - B23K25/00, e.g. in combination with resistance welding
    • B23K26/348Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring in combination with welding or cutting covered by groups B23K5/00 - B23K25/00, e.g. in combination with resistance welding in combination with arc heating, e.g. TIG [tungsten inert gas], MIG [metal inert gas] or plasma welding

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arc Welding In General (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 深い溶け込みを確保しながらも凝固割れやブ
ローホールの発生を防止する。 【解決手段】 相対向する母材1,1間の開先2に、ア
ーク溶接に先行してレーザ9を照射し、レーザ熱により
開先底部における溶け込みを深くし、後続のアーク溶接
において溶接線方向に長い形状を有する帯状電極8を使
用し、帯状電極と開先の母材との間にアークを生起し、
アーク熱により開先全体における母材1,1を溶融す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ溶接法とア
ーク溶接法とを組み合わせて行う溶接方法に係り、帯状
電極を用いたアークとレーザとによる複合溶接方法およ
びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の溶接の手法には、例えばレーザ溶
接法およびアーク溶接法がある。従来のレーザ溶接法
は、母材の接合部における接合面に照射し、母材を溶か
しながら母材表面からの融合部の深さである溶け込みを
深くして溶接するものである。一方、消耗電極式アーク
溶接法は、母材と電極の間、あるいは二つの電極間にア
ークを発生させ、その熱によって接合部を溶融するとと
もに、溶湯を供給して溶接するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、レーザ溶接法
においてはレーザ入熱を狭い範囲の一点に集中させるた
めにレーザを絞った状態で母材に照射し、母材の突き合
わせ面に沿って細く母材を溶かしながら溶け込み深さを
確保するので、溶接速度を早めると十分な溶け込み深さ
を確保することできず、溶け込み深さを確保すると溶接
速度が遅くなっていた。また、レーザ溶接のように溶け
込みの深い溶接を行うと、図5に示すように、溶着部W
が平行部aを有する形状となって凝固割れbやブローホ
ールcが発生する問題があった。また、帯状電極を、溶
接線方向を長手方向として開先部の溶接に使用すると図
4のdのようにスラグの巻き込みが発生した。
【0004】本発明は上記した課題を解決するもので、
深い溶け込みを確保しながらも凝固割れやブローホール
の発生を防止できる帯状電極を用いたアークとレーザと
による複合溶接方法およびその装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明の帯状電極を用いたアークとレーザとに
よる複合溶接方法は、相対向する母材間の開先に、アー
ク溶接に先行してレーザを照射し、レーザ熱により開先
底部における溶け込みを深くし、後続のアーク溶接にお
いて溶接線方向に長い形状を有する帯状電極を使用し、
帯状電極と開先の母材との間にアークを生起して溶湯を
供給するとともに、アーク熱により開先全体における母
材を溶融する構成としたものである。
【0006】本発明の複合溶接装置は、相対向する母材
間の開先にレーザを照射するレーザ照射手段を溶接方向
の前方位置に配置し、溶接線方向に長い形状を有する帯
状電極を溶接方向の後方位置に配置した構成としたもの
である。
【0007】この構成により、レーザにより開先底部に
おける溶け込み深さを増し、溶融による母材表面雰囲気
の導電性の高まりによって帯状電極のアークを安定化す
ることができ、また帯状電極のビード整形作用を利用し
て良好なビード形状を形成することができ、溶け込み不
良が無くなる。
【0008】帯状電極と母材間に生起するアークは帯状
電極におけるオッシレーションによって発生点が移動
し、アークのオッシレーション作用が溶融池における溶
融金属を攪拌する。また、溶接線方向に長い形状の帯状
電極を使用することにより溶融池が溶接方向に長くな
り、溶融金属中の気泡が抜け出る時間を確保することが
できるので、ブローホールの発生を防止できる。結果と
して、レーザと溶接線方向に長い帯状電極を使用するこ
とにより、溶着部の断面形状が開先形状に沿った逆三角
形状となり、凝固割れを起こし難い構造となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1〜図3において、相対向する母
材1,1の突き合わせ面の間には、開先2の下方にルー
トギャップ3が形成してある。母材1,1の背面側には
ルートギャップ3に沿って当て板4を設けている。
【0010】溶接装置5はレーザとアークを併用するも
のであり、溶接方向の先端側にアシストガスノズル6お
よびレーザノズル7が位置し、その後方に帯状電極8が
位置している。帯状電極8は溶接線方向に沿って長い形
状を有している。
【0011】溶接に際しては、アシストガスノズル6と
レーザノズル7と帯状電極8とを開先2に沿って移動さ
せ、帯状電極8の前方を先行するレーザノズル7からレ
ーザ9を開先2に照射する。このレーザ9により開先2
の底部2aを形成する母材1,1を溶融し、開先底部に
おける溶け込み深さを増す。その後に、溶接線方向に長
い形状を有する帯状電極8と開先の母材2との間にアー
クを生起し、アーク熱により開先全体における母材2を
溶融する。
【0012】このとき、図1〜図2に示すように、帯状
電極8と母材2との間に生起するアークは帯状電極にお
けるオッシレーションによって発生点が移動し、アーク
のオッシレーション作用が溶融池10における溶融金属
を攪拌する。また、溶接線方向に長い形状の帯状電極8
を使用することにより溶融池10が溶接方向に長くな
り、溶融金属中の気泡が抜け出る時間を確保することが
できるので、ブローホールの発生を防止できる。結果と
して、図3に示すように、溶着部11の断面形状が開先
形状に沿った逆三角形状となり、凝固割れを起こし難い
構造となる。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、レ
ーザにより溶け込み深さを増し、帯状電極と母材間に生
起するアークのオッシレーションによって溶融池におけ
る溶融金属を攪拌し、溶接線方向に長い形状の帯状電極
の使用により溶融池を溶接方向に長く形成してブローホ
ールの発生を防止し、レーザと溶接線方向に長い帯状電
極の併用によって溶着部の断面形状を開先形状に沿った
逆三角形状に形成して凝固割れを起こし難い構造をなす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における溶接方法を示す模式
図である。
【図2】同 溶接方法を示す模式図である。
【図3】同 溶接方法における溶着部の断面図である。
【図4】従来の溶接方法における溶着部の断面図であ
る。
【図5】従来の溶接方法における溶着部の断面図であ
る。
【符号の説明】
1,1 母材 1a,1a 突き合わせ面 5 溶接装置 6 アシストガスノズル 7 レーザノズル 8 帯状電極 9 レーザ 10 溶融池 11 溶着部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対向する母材間の開先に、アーク溶接
    に先行してレーザを照射し、レーザ熱により開先底部に
    おける溶け込みを深くし、後続のアーク溶接において溶
    接線方向に長い形状を有する帯状電極を使用し、帯状電
    極と開先の母材との間にアークを生起して溶湯を供給す
    るとともに、アーク熱により開先全体における母材を溶
    融することを特徴とする帯状電極を用いたアークとレー
    ザとによる複合溶接方法。
  2. 【請求項2】 相対向する母材間の開先にレーザを照射
    するレーザ照射手段を溶接方向の前方位置に配置し、溶
    接線方向に長い形状を有する帯状電極を溶接方向の後方
    位置に配置したことを特徴とする複合溶接装置。
JP9048622A 1997-03-04 1997-03-04 帯状電極を用いたアークとレーザとによる複合溶接方法およびその装置 Pending JPH10244369A (ja)

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