JPS6335352B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6335352B2 JPS6335352B2 JP12164383A JP12164383A JPS6335352B2 JP S6335352 B2 JPS6335352 B2 JP S6335352B2 JP 12164383 A JP12164383 A JP 12164383A JP 12164383 A JP12164383 A JP 12164383A JP S6335352 B2 JPS6335352 B2 JP S6335352B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bead
- welding
- flux
- core wire
- molten metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K9/00—Arc welding or cutting
- B23K9/02—Seam welding; Backing means; Inserts
- B23K9/035—Seam welding; Backing means; Inserts with backing means disposed under the seam
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arc Welding In General (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は鋼板の突合せ溶接において、片側から
溶接を行ない表面、裏面とも良好な溶接ビードを
得る片面溶接法に関するものである。
溶接を行ない表面、裏面とも良好な溶接ビードを
得る片面溶接法に関するものである。
従来の片面溶接法を第１図によつて説明する。
第１図において１は被溶接物、２は固形フラツク
ス、３は裏ビード、４は表ビード、５は溶接アー
ク、６は溶接心線である。施行法は破線で示した
突合せ面に合わせて裏当材である固形フラツクス
２を被溶接物１に取付け、溶接心線６と被溶接物
１との間に溶接アーク５を発生させて溶接心線６
を溶融させ、破線で示す開先を充填すると同時に
被溶接物１も溶融する。この際溶融金属を裏面に
脱落させないために、固形フラツクス２で溶融金
属を支え、一部溶融金属の熱によつて固形フラツ
クス２も溶融させて安定した裏ビード３および表
ビード４を形成させる。
第１図において１は被溶接物、２は固形フラツク
ス、３は裏ビード、４は表ビード、５は溶接アー
ク、６は溶接心線である。施行法は破線で示した
突合せ面に合わせて裏当材である固形フラツクス
２を被溶接物１に取付け、溶接心線６と被溶接物
１との間に溶接アーク５を発生させて溶接心線６
を溶融させ、破線で示す開先を充填すると同時に
被溶接物１も溶融する。この際溶融金属を裏面に
脱落させないために、固形フラツクス２で溶融金
属を支え、一部溶融金属の熱によつて固形フラツ
クス２も溶融させて安定した裏ビード３および表
ビード４を形成させる。
上記のような片面溶接法は裏当材である固形フ
ラツクスをセツトするのに時間がかかるため、溶
接する長さが短かい同一施行物を数多く溶接する
場合には溶接時間よりも裏当材をセツトする時間
の方が長くなり非常に非能率的である。また固形
フラツクスが溶融し、裏ビード近傍で溶融金属と
冶金的反応を起こすため溶融金属の品質が低下
し、場合によつては溶接割れを生じる結果とな
る。
ラツクスをセツトするのに時間がかかるため、溶
接する長さが短かい同一施行物を数多く溶接する
場合には溶接時間よりも裏当材をセツトする時間
の方が長くなり非常に非能率的である。また固形
フラツクスが溶融し、裏ビード近傍で溶融金属と
冶金的反応を起こすため溶融金属の品質が低下
し、場合によつては溶接割れを生じる結果とな
る。
本発明は上述の欠点を改善し、能率的に高品質
の溶接部が得られる片面溶接法を提供することを
目的とする。
の溶接部が得られる片面溶接法を提供することを
目的とする。
本発明は裏当材として銅または銅合金を用い、
溶接心線にフラツクスを含有した複合心線を用
い、トーチ角度を前進角として、この心線中のフ
ラツクスによつて裏当材と裏ビードとの間にスラ
グを形成させ、良好な裏ビードおよび表ビードを
得るようにしたものである。
溶接心線にフラツクスを含有した複合心線を用
い、トーチ角度を前進角として、この心線中のフ
ラツクスによつて裏当材と裏ビードとの間にスラ
グを形成させ、良好な裏ビードおよび表ビードを
得るようにしたものである。
本発明はトーチ角度を前進角としたので、フラ
ツクスと心線金属との混合溶融物が落下しても、
フラツクスの融点が金属板より低いために溶融フ
ラツクスは溶融金属に先行して溝に流入する。そ
して裏面スラグを形成する。溶融金属は裏面スラ
グが形成された後に流入して裏ビードを形成す
る。加えて溶融フラツクスの一部は溶融金属より
先行し、一部は表ビード上を覆う。先行した溶融
フラツクスは開先内から裏板の溝に廻り込む。溶
融金属はこのフラツクスの上に形成されるので、
あたかも前もつてフラツクスを裏板として用いた
場合と同様に、外観、形状にすぐれた裏ビードが
得られる。
ツクスと心線金属との混合溶融物が落下しても、
フラツクスの融点が金属板より低いために溶融フ
ラツクスは溶融金属に先行して溝に流入する。そ
して裏面スラグを形成する。溶融金属は裏面スラ
グが形成された後に流入して裏ビードを形成す
る。加えて溶融フラツクスの一部は溶融金属より
先行し、一部は表ビード上を覆う。先行した溶融
フラツクスは開先内から裏板の溝に廻り込む。溶
融金属はこのフラツクスの上に形成されるので、
あたかも前もつてフラツクスを裏板として用いた
場合と同様に、外観、形状にすぐれた裏ビードが
得られる。
以下本発明の実施例を第２図、第３図によつて
説明する。
説明する。
第２図において第１図と同様の部分には同一符
号を付して説明は省略する。７は銅板、８は銅板
に設けられた溝、９は裏面スラグ、１０は表面ス
ラグである。施工は溝８の上に被溶接物１の突合
せ面を合せ、被溶接物１とフラツクスを含有した
溶接心線６との間に溶接アークを発生させ溶接す
る。この際溶接心線６に含有されているフラツク
スは溶接心線６のメタルよりも融点が低いのでメ
タルより先に溶接し溝８に裏面スラグ９を形成す
る。溶融金属はこの裏面スラグ９が形成された後
に溝８に流入し裏ビード３を形成する。このため
裏ビード３は銅板７によつて溶融金属が急冷され
ることがなく非常になめらかになる。またフラツ
クスの一部は表ビード４に被覆表面スラグ１０を
形成し、良好な表ビード４が得られる。
号を付して説明は省略する。７は銅板、８は銅板
に設けられた溝、９は裏面スラグ、１０は表面ス
ラグである。施工は溝８の上に被溶接物１の突合
せ面を合せ、被溶接物１とフラツクスを含有した
溶接心線６との間に溶接アークを発生させ溶接す
る。この際溶接心線６に含有されているフラツク
スは溶接心線６のメタルよりも融点が低いのでメ
タルより先に溶接し溝８に裏面スラグ９を形成す
る。溶融金属はこの裏面スラグ９が形成された後
に溝８に流入し裏ビード３を形成する。このため
裏ビード３は銅板７によつて溶融金属が急冷され
ることがなく非常になめらかになる。またフラツ
クスの一部は表ビード４に被覆表面スラグ１０を
形成し、良好な表ビード４が得られる。
また第３図は溝８の形状と裏ビード３の形状と
の関係を示したもので、裏ビード３の巾ｌ、およ
び裏ビード３の高さｔは溝８の寸法との間に次の
ような関係がある。
の関係を示したもので、裏ビード３の巾ｌ、およ
び裏ビード３の高さｔは溝８の寸法との間に次の
ような関係がある。
裏ビード巾ｌ≒溝巾Ｌ−3.0mm
裏ビード高さｔ≒溝深さＴ−0.5mm
したがつて溝８の寸法を変えることによつて裏
ビード形状を自由に制御することが可能である。
ビード形状を自由に制御することが可能である。
つぎに本発明の実施例について説明する。
被溶接物として一般構造用鋼SS41、板厚10mm
の材料を用い、つぎの溶接条件、すなわち溶接電
流500A、アーク電圧26V、溶接速度25cm／min、
ワイヤ径3.2mm、ワイヤ突出長45mm、Ｖ開先（60
度）、ルートフエースmm±１、トーチ角度５度
（前進角）で溶接を施行した。この結果、表裏面
とも均一で良好な溶接ビードが得られた。
の材料を用い、つぎの溶接条件、すなわち溶接電
流500A、アーク電圧26V、溶接速度25cm／min、
ワイヤ径3.2mm、ワイヤ突出長45mm、Ｖ開先（60
度）、ルートフエースmm±１、トーチ角度５度
（前進角）で溶接を施行した。この結果、表裏面
とも均一で良好な溶接ビードが得られた。
なお、アーク電圧は高すぎると溶接アークによ
る被溶接物の掘り下げ作用が低下するので、裏波
ビードが安定して形成されない。またアークの周
囲に不活性ガスあるいは炭酸ガスを流すと、比較
的高いアーク電圧でも安定した裏波ビードが得ら
れる。この理由は、ガスを流すことによつてアー
クが集中し、掘り下げ作用が増加するためであ
る。この場合、大気から溶融金属をシールドする
ので、溶接部の品質も向上する。
る被溶接物の掘り下げ作用が低下するので、裏波
ビードが安定して形成されない。またアークの周
囲に不活性ガスあるいは炭酸ガスを流すと、比較
的高いアーク電圧でも安定した裏波ビードが得ら
れる。この理由は、ガスを流すことによつてアー
クが集中し、掘り下げ作用が増加するためであ
る。この場合、大気から溶融金属をシールドする
ので、溶接部の品質も向上する。
アークの掘り下げ作用は、アーク直下に溶融金
属が存在するか否かによつても変化する。すなわ
ちアーク直下の溶融金属をできるかぎり少なくす
ることによつて掘り下げ量は増加する。ここで本
発明はトーチ角度が前進角であることを特徴とす
る。トーチ角度が後退角の場合には、常にアーク
直下に多量の溶融金属が存在するので掘り下げ作
用は弱くなり、裏波ビードは安定して形成されな
い。しかも後退角にすると被覆溶接棒と同様溶融
フラツクスは溶融金属より先行せず、良好な結果
が得られない。
属が存在するか否かによつても変化する。すなわ
ちアーク直下の溶融金属をできるかぎり少なくす
ることによつて掘り下げ量は増加する。ここで本
発明はトーチ角度が前進角であることを特徴とす
る。トーチ角度が後退角の場合には、常にアーク
直下に多量の溶融金属が存在するので掘り下げ作
用は弱くなり、裏波ビードは安定して形成されな
い。しかも後退角にすると被覆溶接棒と同様溶融
フラツクスは溶融金属より先行せず、良好な結果
が得られない。
なお前記実施例では、電流が流れることによつ
て生ずる電磁力によつてアークが偏向し、溶接結
果に悪影響を及ぼすので、これを防止するため
に、被溶接物の２ケ所に電源のマイナス側端子を
接続した。
て生ずる電磁力によつてアークが偏向し、溶接結
果に悪影響を及ぼすので、これを防止するため
に、被溶接物の２ケ所に電源のマイナス側端子を
接続した。
以上述べたように本発明は裏当材として溝を有
する銅板を用い、複合心線によつて片面溶接を行
なうのでいちいち裏当材を取りかえてセツトする
必要がなく大巾な工数低減ができ、能率的であ
る。また固形フラツクスを使用しないのでより安
価に施工することができる。また裏ビード寸法も
裏当材の溝寸法を変えることにより制御すること
が可能である。
する銅板を用い、複合心線によつて片面溶接を行
なうのでいちいち裏当材を取りかえてセツトする
必要がなく大巾な工数低減ができ、能率的であ
る。また固形フラツクスを使用しないのでより安
価に施工することができる。また裏ビード寸法も
裏当材の溝寸法を変えることにより制御すること
が可能である。
第１図は従来の片面溶接法による溶接部近傍の
断面図、第２図は本発明の一実施例に係る片面溶
接法による溶接部近傍の断面図、第３図は同実施
例に用いる裏当材の要部断面図である。 １……被溶接物、３……裏ビード、７……銅
板、８……溝、９……裏面スラグ。
断面図、第２図は本発明の一実施例に係る片面溶
接法による溶接部近傍の断面図、第３図は同実施
例に用いる裏当材の要部断面図である。 １……被溶接物、３……裏ビード、７……銅
板、８……溝、９……裏面スラグ。
Claims (1)
- １ 片側から溶接を行ない表面、裏面ともにビー
ドを得る片面溶接法において、裏当材として銅あ
るいは銅合金を用い、溶接心線にフラツクスを含
有した複合心線を用い、トーチ角度を前進角と
し、前記心線に含まれているフラツクスによつて
裏面にスラグを生成させ、その上に裏ビードを形
成するようにしたことを特徴とする片面溶接法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12164383A JPS5927773A (ja) | 1983-07-06 | 1983-07-06 | 片面溶接法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12164383A JPS5927773A (ja) | 1983-07-06 | 1983-07-06 | 片面溶接法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5927773A JPS5927773A (ja) | 1984-02-14 |
| JPS6335352B2 true JPS6335352B2 (ja) | 1988-07-14 |
Family
ID=14816331
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12164383A Granted JPS5927773A (ja) | 1983-07-06 | 1983-07-06 | 片面溶接法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5927773A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6222834A (ja) * | 1985-07-23 | 1987-01-31 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 加熱２次発泡成形性に優れたポリスチレン系発泡体 |
-
1983
- 1983-07-06 JP JP12164383A patent/JPS5927773A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5927773A (ja) | 1984-02-14 |
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