JP6667950B2 - フィラーパイプ - Google Patents

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Description

本発明は、給油口から自動車用燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプの入口部にリテーナと給油ガン保持部材を取付けたフィラーパイプに関する。
図13に示すように、車体に設けられた車体給油口から自動車用燃料タンクへ燃料を注入するためにフィラーパイプ110が取付けられている。
フィラーパイプ110には、注入口111に給油ガン140の先端部141を挿入して燃料を注入している。
このとき、給油ガン140を保持するとともに、燃料の流れを安定させるために、フィラーパイプ110の入口部112の内部にリテーナ120を設けて、リテーナ120の先端部分をパイプ状に長く伸ばして形成するものがある(例えば、特許文献1参照。)。この場合は、リテーナ120の先端部分で、給油ガン140の先端部141を保持して、給油ガン140の先端部141が常に、同じ方向を向くようにしている。
しかしながら、この場合には、リテーナ120を別部品で形成し、リテーナ120の先端部分をパイプ状に長く伸ばすため、リテーナ120の全体の重量が増加して、車体の軽量化の要請に反することとなる。
また、給油ガン140の先端部141を保持するために、リテーナ120の先端部分のパイプ径を給油ガン140の先端部141のノズル径と略同等にする必要があり、給油ガン140の先端部141の挿入と取出しの手間がかかっていた。
リテーナ120の先端部分を長く伸ばさない場合には、給油ガン140は、フィラーパイプ110に接するまで給油ガン140の先端部141を挿入することができるため、給油ガン140の先端部141の位置がフィラーパイプ110内で大きくばらついて、燃料の流れが悪化したり、燃料が逆流して給油途中で給油ガン140のオートストップセンサーが働いたりして、給油性能が低下していた。
また、給油ガン140をフィラーパイプ110の奥まで挿入すると、給油ガン140がフィラーパイプ110とリテーナ120に挟まれて抜けにくくなる場合があった。さらに、給油ガン140をフィラーパイプ110の奥まで挿入すると、給油ガン140の本体部分と車体が干渉する場合があった。
そのため、図14に示すように、フィラーパイプ210の入口部212にフィラーパイプ210の位置規制部材230を設けるものがある(例えば、特許文献2参照。)。この場合には、位置規制部材は、給油ガン240の先端部241の進入を規制するストッパー232とフィラーパイプ210の内部に取り付ける固定部材231を有している。
しかしながら、ストッパー232は単に給油ガン240の先端部241の進入を規制するのみで、給油ガン240の先端部241を安定的に保持することはできなかった。
そのため、図16に示すように、フィラーパイプ310の入口部312にリテーナ320を取付けて、リテーナ320の先端に給油ガンの先端部を保持する給油ガン保持部材330を取付けることが行われている。
給油ガン保持部材330は、リテーナ320の内面に当接して、給油ガン保持部材330を保持する保持部材取付部332と、保持部材取付部332から延設される保持部材本体部331と、保持部材本体部331から延設され、給油ガン340の先端部341を保持する保持部材先端部333を有している。
保持部材先端部333には、給油ガン340の先端部341を係止して進入を止める保持部材先端係止片334が形成されている。
しかしながら、保持部材先端係止片334は、保持部材先端部333の底面ではなく、図17と図18に示すように、側部に設けているため、給油中に給油ガン340の先端部341から注入される燃料の側部の流れが保持部材先端係止片334に当たり、飛散して飛沫となり、注入口から吹き出る場合があった。
特開2009−18755号公報 特開2000−142130号公報
そこで本発明は、給油時の燃料の飛散を防止するフィラーパイプを提供しようとするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、車体外面に形成された車体給油口から燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプにおいて、
フィラーパイプの入口部に、リテーナを取付け、
リテーナは、フィラーパイプの入口部に取付けられるリテーナ取付部と、給油ガン保持部材を保持するリテーナ保持部と、リテーナの先端に位置するリテーナ開口部を有し、リテーナ開口部から先端方向に延びる給油ガン保持部材をリテーナに取付け、
給油ガン保持部材は、リテーナに取付けられる保持部材取付部と、保持部材取付部から延設された保持部材本体部と、保持部材本体部の先端側に形成され、給油ガンの先端部を保持する保持部材先端部を有し、
保持部材先端部の下部の内面に、給油ガンの先端部を保持する保持部材先端係止片を形成し、
保持部材先端部の上面は、開放された保持部上側開口部が形成され、保持部材先端部の下部の内面に、給油ガンの先端部を保持する保持部材先端係止片を形成し、保持部材先端係止片は、短冊状に形成するとともに、給油ガン保持部材の長手方向と平行に形成し、保持部材先端係止片は、複数個形成したことを特徴とするフィラーパイプである。
請求項1の本発明では、車体外面に形成された車体給油口から燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプにおいて、フィラーパイプの入口部に、リテーナを取付けた。このため、給油ガンをフィラーパイプの入口部に挿入するときに、給油ガンの先端部をリテーナと給油ガン保持部材が案内して、フィラーパイプの所定の位置に保持することができ、燃料の注入を確実にすることができる。
リテーナは、フィラーパイプの入口部に取付けられるリテーナ取付部と、給油ガン保持部材を保持するリテーナ保持部と、リテーナの先端に位置するリテーナ開口部を有する。このため、リテーナ取付部をフィラーパイプの入口部の内部に取付けると、リテーナ保持部が給油ガン保持部材を保持して、給油ガン保持部材で給油ガンの先端部を所定の位置に保持して、燃料の噴出方向を一定にすることができる。
リテーナ開口部から先端方向に延びる給油ガン保持部材をリテーナに取付けるため、リテーナ取付部をフィラーパイプの入口部の内部に取付けると、リテーナ開口部に取付けられた給油ガン保持部材をフィラーパイプの所定の位置に保持して、給油ガン保持部材で給油ガンの先端部を保持して、燃料の噴出方向を一定にすることができる。
給油ガン保持部材は、リテーナに取付けられる保持部材取付部と、保持部材取付部から延設された保持部材本体部と、保持部材本体部の先端側に形成され、給油ガンの先端部を保持する保持部材先端部を有する。このため、保持部材取付部がリテーナの内面に当接して給油ガン保持部材をリテーナの内部に保持する。給油ガンをフィラーパイプの入り口からリテーナと給油ガン保持部材に挿入すると、保持部材先端部で給油ガンの先端部の下面を保持して、給油ガンを安定的に保持することができる。
保持部材先端部の下部の内面に、給油ガンの先端部を保持する保持部材先端係止片を形成した。このため、給油ガンをリテーナから給油ガン保持部材に挿入すると給油ガンの先端部の下側部分を保持部材先端係止片で係止して、所定の位置に給油ガンの先端部を保持するとともに、燃料の流れの下層部分に保持部材先端係止片が当たり、燃料の飛散を少なくすることができる。即ち、燃料が保持部材先端係止片に当たっても、当たった燃料の跳ね返りにより飛散する燃料は、給油ガンの先端部から放出される燃料の本流により押し流されて、フィラーパイプから燃料タンクに流入することができる。
給油ガン保持部材の上面は、開放された保持部上側開口部が形成されたため、給油ガン保持部材の先端側の上面を開放して、保持部先端係止片が給油ガンの先端部を係止することと併せて、給油ガンの先端部が給油ガン保持部材に挟まれるのを防止することができ、給油ガンの挿入と抜き取りが容易である。
保持部材先端係止片は、短冊状に形成するとともに、給油ガン保持部材の長手方向と平行に形成した。このため、保持部材先端係止片の剛性を確保するとともに、燃料が保持部材先端係止片に沿って流れて、フィラーパイプに円滑に流入する。保持部材先端係止片に当たった燃料も、燃料の本流により流されて、燃料の飛散を少なくすることができる。
保持部材先端係止片は、複数個形成したため、保持部材先端係止片の剛性が増加して、給油ガンの先端部の位置がばらついても、保持部材先端係止片で確実に給油ガンの先端部を保持することができる。
請求項2の本発明は、保持部材先端部は、フィラーパイプの内面に当接したフィラーパイプである。
請求項2の本発明では、保持部材先端部は、フィラーパイプの内面に当接したため、給油ガン保持部材が保持部材取付部と保持部材先端部で保持されて、安定して取付けられることができる。
請求項3の本発明は、リテーナと給油ガン保持部材は、合成樹脂製又は金属製であるフィラーパイプである。
請求項3の本発明では、リテーナと給油ガン保持部材は、合成樹脂製又は金属製であるため、合成樹脂製の場合には、所定の形状に製造が容易であり、金属製の場合には、剛性が高く、確実に給油ガンの先端部を保持することができ、耐久性も大きい。
保持部材先端部の下部の内面に、給油ガンの先端部を保持する保持部材先端係止片を短冊状に形成するとともに、給油ガン保持部材の長手方向と平行に形成形成したため、給油ガンの先端部の下側部分を保持部材先端係止片で係止して、所定の位置に給油ガンの先端部を保持するとともに、燃料の流れの下層部分に保持部材先端係止片が当たり、保持部材先端係止片に当たった燃料も、燃料の本流により流されて、燃料の飛散を少なくすることができる。
給油ガン保持部材の上面は、開放された保持部上側開口部が形成されたため、給油ガン保持部材の先端側の上面を開放して、保持部先端係止片が給油ガンの先端部を係止することと併せて、給油ガンの先端部が給油ガン保持部材に挟まれるのを防止することができ、給油ガンの挿入と抜き取りが容易である。
保持部材先端係止片は、複数個形成したため、保持部材先端係止片の剛性が増加して、給油ガンの先端部の位置がばらついても、保持部材先端係止片で確実に給油ガンの先端部を保持することができる。
本発明の実施の形態を示すもので、給油ガン保持部材の側面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、給油ガン保持部材の斜め上方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態を示すもので、給油ガン保持部材の平面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、給油ガン保持部材の正面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、給油ガン保持部材の保持部材先端部の斜め上方から見た斜視図である。 本発明の他の実施の形態を示すもので、給油ガン保持部材の保持部材先端部部分の斜め上方から見た斜視図である。 本発明の他の実施の形態を示すもので、給油ガン保持部材の保持部材先端部部分の斜め上方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態を示すもので、リテーナの側面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、フィラーパイプにリテーナと給油ガン保持部材を組み付ける状態を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態を示すもので、フィラーパイプにリテーナと給油ガン保持部材を取付けた状態を示す斜め上方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態を示すもので、フィラーパイプにリテーナと給油ガン保持部材を取付け、給油ガンを挿入した状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、フィラーパイプにリテーナと給油ガン保持部材を取付け、給油ガンを挿入して、給油ガンの先端部の燃料の流れを示す断面図である。 従来のフィラーパイプの入口部にリテーナを取付け、給油ガンを挿入した状態の断面図である。 従来の他のフィラーパイプの入口部に位置規制部材を取付け、給油ガンを挿入した状態の断面図である。 従来の他の位置規制部材の斜視図である。 従来のフィラーパイプの入口部にたのリテーナと給油ガン保持部材を取付け、給油ガンを挿入した部分の断面図である。 従来の他の給油ガン保持部材の上方から見た斜視図である。 従来の他の給油ガン保持部材の上方から見た平面図である。
本発明は、自動車の車体に設けられた車体給油口から自動車用燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプ10に、リテーナ20と給油ガン保持部材30を取付けたフィラーパイプ10に関するものである。フィラーパイプ10は、合成樹脂又は金属で形成することができる。そのフィラーパイプ10の入口部12にリテーナ20が取付けられている。
図9〜図11に示すように、フィラーパイプ10の先端部分には、入口部12が形成される。入口部12にはリテーナ20が取付けられている。入口部12から奥はフィラーパイプ10の本体部になり、燃料タンクに連結されている。入口部12の根元付近には、ブリーザパイプ15の先端が取付けられている。
次に、リテーナ20について図8に基づき説明する。リテーナ20のリテーナ取付部22には給油ガン保持部材30が取り付けられている。給油ガン保持部材30については後述する。
図8に示すように、リテーナ20の先端は、給油ガン40が挿入される車体給油口に開口するリテーナ注入縁21が形成されている。
リテーナ取付部22は、リテーナ注入縁21から一体的に円筒状に形成されている。リテーナ20がフィラーパイプ10の入口部12に挿入されると、リテーナ取付部22の外面は、フィラーパイプ10の入口部12の内面と当接して固定されて、リテーナ20が安定して保持される。
リテーナ取付部22には内側に突出したらせん状のリテーナネジ部25を形成することができる。リテーナ注入縁21をタンクキャップ(図示せず)で塞ぐ場合には、タンクキャップの外周に設けたネジ部をリテーナ取付部22のリテーナネジ部25に嵌め込んで、タンクキャップを取付けることができる。タンクキャップではなく、フラップ付きユニットを取付ける場合には、リテーナ20をフラップ付きユニットの先に設置し、給油ガン40の挿入量あるいは燃料の流れる向きを一定にすることができる。
リテーナ取付部22と連続して、リテーナ取付傾斜面24が形成されている。リテーナ取付傾斜面24は、リテーナ取付部22とリテーナ保持部26を連続的に接続して形成されている。このため、リテーナ20に給油ガン保持部材30が挿入しやすくなる。また、同様に給油ガン40を挿入するときに、リテーナ20から給油ガン保持部材30へ円滑に挿入しやすくなる。
リテーナ取付傾斜面24に連続して、リテーナ保持部26の先端には、リテーナ取付部22よりも直径が小さいリテーナ保持部26が形成されて、リテーナ保持部26の先端にはリテーナ開口部23が形成されている。リテーナ保持部26は、径方向に長いリテーナ保持部係合孔26aが形成されている。リテーナ保持部係合孔26aの代わりに係合凹部を形成することもできる。
リテーナ20に給油ガン保持部材30を挿入すると、リテーナ開口部23から後述する給油ガン保持部材30の保持部材本体部31がフィラーパイプ10の方向に突き出ている。保持部材先端部33で給油ガン40の先端部41を保持することができ、燃料の噴出方向を所定の方向に維持することができる。
次に、給油ガン保持部材30の形状について、図1〜図7に基づき説明する。図9〜図11に示すように、リテーナ保持部26に給油ガン保持部材30が取り付けられている。
給油ガン保持部材30は、リテーナ20に取付ける保持部材取付部32と、保持部材取付部32から連続して形成され給油ガン保持部材30の本体部分を形成する保持部材本体部31と、保持部材本体部31の先端側に形成された保持部材先端部33を有する。
リテーナ20と給油ガン保持部材30は、合成樹脂製又は金属製であることが好ましい。合成樹脂製の場合には、所定の形状に製造が容易であり、金属製の場合には、リテーナ20と給油ガン保持部材30の剛性が高く、リテーナ20を強固にフィラーパイプ10に取付けることができるとともに、給油ガン保持部材30が確実に給油ガン40の先端部41を保持することができ、耐久性も大きい。リテーナ20を金属製として、給油ガン保持部材30を合成樹脂製とすることもできる。
保持部材取付部32は、リテーナ保持部26の内面に挿入されて、リテーナ保持部26の内面に固定される。給油ガン保持部材30の保持部材取付部32は、リテーナ保持部26の内面に密着して取付けられたため、図11に示すように、確実にリテーナ保持部26から給油ガン保持部材30に入る給油ガン40の先端部41を保持することができる。
保持部材取付部32は、円筒状に形成されるとともに、外周に保持部材取付部シール突条32aが形成されている。
図1に示すように、保持部材取付部32の側面の両側には、保持部材取付部係止片32bが形成されている。保持部材取付部係止片32bは、中央部分に径方向に伸びる保持部材取付部係止片突部32cが形成され、保持部材取付部係止片突部32cは、リテーナ20のリテーナ保持部26に形成されたリテーナ保持部係合孔26a又は係合凹部に係止されて、給油ガン保持部材30を取付けている。保持部材取付部係止片32bの周囲の3辺には保持部材取付部係止溝部32dが形成されて、保持部材取付部係止片32bが撓むことができる。
次に、給油ガン保持部材30の保持部材本体部31について説明する。保持部材本体部31は、保持部材取付部32よりも直径が小さい円筒状に形成され、保持部材本体部31と保持部材取付部32は、傾斜面で一体的に連続的に形成されている。傾斜面の外面には、保持部材取付部リブ32eが形成されている。保持部材本体部31の上部には、保持部材本体部リブ31aが形成されている。このため、図11に示すように、保持部材本体部リブ31aと保持部材取付部リブ32eにより、給油ガン保持部材30をリテーナ20に安定して取り付けることができる。
給油ガン保持部材30の保持部材本体部31の先端側と後述する保持部材先端部33の上面は、開放された保持部上側開口部37が形成されている。保持部上側開口部37が形成されたため、給油ガン保持部材30の上面を開放して、後述する保持部材先端係止片34が給油ガン40の先端部41を係止することと併せて、給油ガン40の先端部41が給油ガン保持部材30に挟まれるのを防止することができ、給油ガン40の挿入と抜き取りが容易である。
保持部材本体部31の先端側に保持部材先端部33が形成されている。保持部材先端部33は、給油ガン40の先端部41の下面を保持する保持部先端保持片33cと、保持部先端保持片33cの内面(図1における上側面)に形成され、給油ガン40の先端部41を係止する保持部材先端係止片34が形成されている。保持部材先端部33は、図11に示すように、フィラーパイプ10の本体部付近まで挿入される。
図11に示すように、保持部先端保持片33cは、保持部材先端部33の下部に形成されている。保持部先端保持片33cは、給油ガン40の先端部41を保持しつつ、保持部材先端係止片34で給油ガン40の先端部41を係止して、給油ガン40の先端部41が保持部材先端係止片34よりもフィラーパイプ10の奥(燃料タンク方向)に入らないようにして、給油ガン40の先端部41の位置を所定の位置に止めることができる。そのため、給油ガン40の先端部41が安定して、給油ガン40からフィラーパイプ10内に燃料の流れが安定した給油を行うことができる。
図2〜図4に示す実施の形態では、保持部材先端係止片34は、3枚が短冊状に形成されるとともに、給油ガン保持部材30の長手方向に平行に形成されている。
保持部材先端係止片34の形状は、長手方向の長さ(図3のAで示す。)は、10〜15mm程度、高さ(図4のBで示す。)は、1.5〜3mm程度、肉厚(図3のCで示す。)は、1〜2mm程度である。保持部材先端係止片34と保持部材先端係止片34の間(図3のDで示す。)は、2〜4mm程度である。
また、3枚の保持部材先端係止片34は、断面が保持部材本体部31の内面と同じ円弧状に形成された保持部先端保持片33cに沿って、中央の保持部材先端係止片34が低く、両側の保持部材先端係止片34が高く形成され、3枚の保持部材先端係止片34の先端は、円弧状となっている。
図4に示すように、3枚の保持部材先端係止片34は、保持部先端保持片33cの下部に形成されて、保持部先端保持片33cの円弧の下側の円弧90度の範囲(図4のEで示す範囲)に形成することが好ましい。保持部先端保持片33cの下部に形成する場合は、給油ガン40の先端部41を係止しやすくなるとともに、給油ガン40の先端部41から放出される燃料が保持部材先端係止片34に当たって飛散しても、給油ガン40の先端部41から放出される燃料の本流の流れにより、飛沫はフィラーパイプ10に流れるため、燃料の外部への飛散は防ぐことができる。
なお、図5に示すように、保持部材先端係止片34を1枚にすることも、図6に示すように、保持部材先端係止片34を2枚にすることもできる。この場合は、より一層、給油ガン40の先端部41から排出される燃料の流れを乱すことが少なく、飛沫が飛散することも少ない。
さらに、保持部材先端係止片34を保持部先端保持片33cの長手方向と直角に形成することができる。この場合には、給油ガン40の先端部41の位置がばらついても、保持部材先端係止片34で確実に給油ガン40の先端部41を保持することができる。また、上記と同様に、給油ガン40の先端部41から放出される燃料が保持部材先端係止片に当たって飛散しても、給油ガン40の先端部41から放出される燃料の本流の流れにより、飛沫はフィラーパイプ10に流れるため、燃料の外部への飛散は防ぐことができる。
図1と図11に示すように、給油ガン保持部材30の保持部材先端部33には、給油ガン40の先端部41に取付けられたオートストップセンサー42に対応する部分に、保持部オートストップセンサー用孔35が形成されている。このため、給油ガン40の給油中に、燃料タンクが満タンになると、保持部オートストップセンサー用孔35からオートストップセンサー42が燃料を確実に検知して、オートストップセンサー42が働くことができ、誤検知を防止することができる。
次に、リテーナ20のリテーナ注入縁21から給油ガン40の先端部41を挿入する動作について説明する。
図11に示すように、リテーナ20のリテーナ注入縁21から給油ガン40の先端部41を挿入すると、先端部41は、リテーナ20のリテーナ取付部22を通り、給油ガン保持部材30の保持部材取付部32と保持部材本体部31を通り給油ガン保持部材30の保持部材先端部33に達する。
そして、給油ガン40の先端部41から燃料を注入すると、図12に示すように、フィラーパイプ1を通り燃料タンク(図示せず)に燃料が注入される。そのとき、燃料は、図12の矢印に示すように、保持部材先端係止片34に当たって、跳ね返りにより飛散するが、保持部材先端係止片34よりも上部を流れる燃料の本流により、飛散された燃料は押し流されて、フィラーパイプ10から燃料タンクに流れるため、給油口から排出されることが無い。
また、保持部材先端係止片34により、給油ガン40の先端部41がフィラーパイプ10の奥に入りすぎることがなく、挿入も抜き取りも容易である。さらに、給油ガン保持部材30の上面は保持部上側開口部37として開放されているため、給油ガン40の先端部41が給油ガン保持部材30に挟まれることがない。
10 フィラーパイプ
20 リテーナ
26 リテーナ保持部
30 給油ガン保持部材
31 保持部材本体部
32 保持部材取付部
33 保持部材先端部
33c 保持部先端保持片
34 保持部材先端係止片

Claims (3)

  1. 車体外面に形成された車体給油口から燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプにおいて、
    該フィラーパイプの入口部に、リテーナを取付け、
    該リテーナは、上記フィラーパイプの入口部に取付けられるリテーナ取付部と、給油ガン保持部材を保持するリテーナ保持部と、上記リテーナの先端に位置するリテーナ開口部を有し、該リテーナ開口部から先端方向に延びる上記給油ガン保持部材を上記リテーナに取付け、
    上記給油ガン保持部材は、上記リテーナに取付けられる保持部材取付部と、該保持部材取付部から延設された保持部材本体部と、該保持部材本体部の先端側に形成され、給油ガンの先端部を保持する保持部材先端部を有し、
    上記保持部材先端部の上面は、開放された保持部上側開口部が形成され、上記保持部材先端部の下部の内面に、上記給油ガンの先端部を保持する保持部材先端係止片を形成し、上記保持部材先端係止片は、短冊状に形成するとともに、上記給油ガン保持部材の長手方向と平行に形成し、上記保持部材先端係止片は、複数個形成したことを特徴とするフィラーパイプ。
  2. 上記保持部材先端部は、上記フィラーパイプの内面に当接した請求項1に記載のフィラーパイプ。
  3. 上記リテーナと上記給油ガン保持部材は、合成樹脂又は金属製である請求項1又は請求項2に記載のフィラーパイプ。
JP2016014309A 2016-01-28 2016-01-28 フィラーパイプ Active JP6667950B2 (ja)

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