JP2017132307A - フィラーパイプ - Google Patents

フィラーパイプ Download PDF

Info

Publication number
JP2017132307A
JP2017132307A JP2016012372A JP2016012372A JP2017132307A JP 2017132307 A JP2017132307 A JP 2017132307A JP 2016012372 A JP2016012372 A JP 2016012372A JP 2016012372 A JP2016012372 A JP 2016012372A JP 2017132307 A JP2017132307 A JP 2017132307A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holding member
retainer
fuel
gun
filler pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016012372A
Other languages
English (en)
Inventor
中村 康司
Yasushi Nakamura
康司 中村
聡 宮城
Satoshi Miyagi
聡 宮城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FTS Co Ltd
Original Assignee
FTS Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FTS Co Ltd filed Critical FTS Co Ltd
Priority to JP2016012372A priority Critical patent/JP2017132307A/ja
Publication of JP2017132307A publication Critical patent/JP2017132307A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】給油時の燃料とその気体の外部への漏れを防止するフィラーパイプを提供する。【解決手段】フィラーパイプ10の入口部12に、給油ガン40の先端部41を保持するリテーナ20を取付ける。リテーナ20は、リテーナ取付部22とリテーナ保持部26リテーナ開口部23を有する。リテーナ開口部23から先端方向に延びる給油ガン保持部材30をリテーナ20に取付ける。給油ガン保持部材30は、リテーナ20に取付けられる保持部材取付部32と、保持部材取付部32から延設された保持部材本体部31と、保持部材本体部31の先端側に形成された保持部材先端部33を有する。保持部材取付部32は、円筒状に形成されるとともに、外周に保持部材取付部シール突条32aが形成され、保持部材取付部シール突条32aは、リテーナ保持部26の内面に当接する。【選択図】図1

Description

本発明は、給油口から自動車用燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプの入口部にリテーナと給油ガン保持部材を取付けたフィラーパイプに関する。
図15に示すように、車体に設けられた車体給油口から自動車用燃料タンクへ燃料を注入するためにフィラーパイプ110が取付けられている。
フィラーパイプ110には、注入口111に給油ガン140の先端部141を挿入して燃料を注入している。
このとき、給油ガン140を保持するとともに、燃料の流れを安定させるために、フィラーパイプ110の入口部112の内部にリテーナ120を設けて、リテーナ120の先端部分をパイプ状に長く伸ばして形成するものがある(例えば、特許文献1参照。)。この場合は、リテーナ120の先端部分で、給油ガン140の先端部141を保持して、給油ガン140の先端部141が常に、同じ方向を向くようにしている。
しかしながら、この場合には、リテーナ120を別部品で形成し、リテーナ120の先端部分をパイプ状に長く伸ばすため、リテーナ120の全体の重量が増加して、車体の軽量化の要請に反することとなる。
また、給油ガン140の先端部141を保持するために、リテーナ120の先端部分のパイプ径を給油ガン140の先端部141のノズル径と略同等にする必要があり、給油ガン140の先端部141の挿入と取出しの手間がかかっていた。
リテーナ120の先端部分を長く伸ばさない場合には、給油ガン140は、フィラーパイプ110に接するまで給油ガン140の先端部141を挿入することができるため、給油ガン140の先端部141の位置がフィラーパイプ110内で大きくばらついて、燃料の流れが悪化したり、燃料が逆流して給油途中で給油ガン140のオートストップセンサーが働いたりして、給油性能が低下していた。
また、給油ガン140をフィラーパイプ110の奥まで挿入すると、給油ガン140がフィラーパイプ110とリテーナ120に挟まれて抜けにくくなる場合があった。さらに、給油ガン140をフィラーパイプ110の奥まで挿入すると、給油ガン140の本体部分と車体が干渉する場合があった。
そのため、図16に示すように、リテーナ120の先端にノズルガイド130を取付けることが行われている。
ノズルガイド130は、リテーナ120に係合されるノズルガイド本体部131と、リテーナ120の内面に当接して、保持するノズルガイド取付部132と、給油ガン140の先端部141を保持するノズルガイド先端部133を有している。
しかしながら、給油中にフィラーパイプ110やブリーザパイプ(図示せず)から逆流した燃料油や燃料油のガスが図17の矢印に示すように、ノズルガイド130とリテーナ120の間の隙間を通り、フィラーパイプ110の口元から外部に漏れることとなる。
そのため、図18に示すように、リテーナ220に別部品230を取付けて、別部品230の規制孔231で燃料油や燃料油のガスがフィラーパイプ110の口元から外部に漏れるのを防止するものがある(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、この場合では、別部品230や他の部品の寸法のばらつきにより、規制孔231の大きさを管理することが困難であった。
特開2009−18755号公報 特開2014−80040号公報
そこで本発明は、給油時の燃料とその気体の外部への漏れを防止するフィラーパイプを提供しようとするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、車体外面に形成された車体給油口から燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプにおいて、
フィラーパイプの入口部に、リテーナを取付け、
リテーナは、フィラーパイプの入口部に取付けられるリテーナ取付部と、給油ガン保持部材を保持するリテーナ保持部と、リテーナの先端に位置するリテーナ開口部を有し、リテーナ開口部から先端方向に延びる給油ガン保持部材をリテーナに取付け、
給油ガン保持部材は、リテーナに取付けられる保持部材取付部と、保持部材取付部から延設された保持部材本体部と、保持部材本体部の先端側に形成され、給油ガンの先端部を保持する保持部材先端部を有し、
保持部材取付部は、円筒状に形成されるとともに、外周に保持部材取付部シール突条が形成され、保持部材取付部シール突条は、リテーナ保持部の内面に当接することを特徴とするフィラーパイプである。
請求項1の本発明では、車体外面に形成された車体給油口から燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプにおいて、フィラーパイプの入口部に、リテーナを取付けた。このため、給油ガンをフィラーパイプの入口部に挿入するときに、給油ガンの先端部をリテーナが案内して、フィラーパイプの所定の位置に保持することができ、燃料の注入を確実にすることができる。
リテーナは、フィラーパイプの入口部に取付けられるリテーナ取付部と、給油ガン保持部材を保持するリテーナ保持部と、リテーナの先端に位置するリテーナ開口部を有する。このため、リテーナ取付部をフィラーパイプの入口部の内部に取付けると、リテーナ保持部が給油ガン保持部材を保持して、給油ガン保持部材で給油ガンの先端部を所定の位置に保持して、燃料の噴出方向を一定にすることができる。
リテーナ開口部から先端方向に延びる給油ガン保持部材をリテーナに取付けるため、リテーナ取付部をフィラーパイプの入口部の内部に取付けると、リテーナ開口部に取付けられた給油ガン保持部材をフィラーパイプの所定の位置に保持して、給油ガン保持部材で給油ガンの先端部を保持して、燃料の噴出方向を一定にすることができる。
給油ガン保持部材は、リテーナに取付けられる保持部材取付部と、保持部材取付部から延設された保持部材本体部と、保持部材本体部の先端側に形成され、給油ガンの先端部を保持する保持部材先端部を有する。このため、保持部材取付部がリテーナの内面に当接して給油ガン保持部材をリテーナの内部に保持する。給油ガンをフィラーパイプの入り口からリテーナと給油ガン保持部材に挿入すると、保持部材先端部で給油ガンの先端部の下面を保持して、給油ガンを安定的に保持することができる。
保持部材取付部は、円筒状に形成されるとともに、外周に保持部材取付部シール突条が形成され、保持部材取付部シール突条は、リテーナ保持部の内面に当接する。このため、保持部材取付部シール突条がリテーナと給油ガン保持部材の間をシールして、燃料油や燃料油のガスがフィラーパイプの口元から外部に漏れるのを防止することができる。
請求項2の本発明は、保持部材取付部シール突条は、保持部材取付部の車体給油口側の先端に形成されたフィラーパイプである。
請求項2の本発明では、保持部材取付部シール突条は、保持部材取付部の車体給油口側の先端に形成されたため、リテーナと給油ガン保持部材の保持部材取付部の車体給油口側の先端との間をシールすることができる。保持部材取付部シール突条は、リテーナ保持部の入り口部分に当接するため、リテーナに給油ガン保持部材を挿入して取付けることが容易であり、保持部材取付部にリテーナと係止する係止片を設けても、係止片に係わりなくシールすることができる。
請求項3の本発明は、保持部材取付部シール突条は、保持部材取付部の保持部材先端部側に形成されたフィラーパイプである。
請求項3の本発明では、保持部材取付部シール突条は、保持部材取付部の保持部材先端部側に形成されたため、テーナと給油ガン保持部材の保持部材取付部の保持部材先端部側との間をシールすることができる。給油ガン保持部材の保持部材取付部の保持部材先端部側でシールして、保持部材本体部まで燃料油や燃料油のガスの侵入を防止できる。
請求項4の本発明は、保持部材取付部シール突条は、リング状又はらせん状に形成されたフィラーパイプである。
請求項4の本発明では、保持部材取付部シール突条は、リング状又はらせん状に形成されたため、保持部材取付部の全周に亘りシールして、燃料油や燃料油のガスの侵入を防止できる。
請求項5の本発明は、保持部材取付部シール突条は、リテーナ保持部の内面に当接したときに撓み可能に形成されたフィラーパイプである。
請求項5の本発明では、保持部材取付部シール突条は、リテーナ保持部の内面に当接したときに撓み可能に形成されたため、給油ガン保持部材をリテーナに挿入したときに、保持部材取付部シール突条が撓んで、リテーナ保持部の内面に密着してシール性を向上させることができる。
請求項6の本発明は、給油ガン保持部材の上面は、開放された保持部上側開口部が形成されたフィラーパイプである。
請求項6の本発明では、給油ガン保持部材の上面は、開放された保持部上側開口部が形成されたため、給油ガン保持部材の先端側の上面を開放して、保持部先端係止片が給油ガンの先端部を係止することと併せて、給油ガンの先端部が給油ガン保持部材に挟まれるのを防止することができ、給油ガンの挿入と抜き取りが容易である。
請求項7の本発明は、リテーナと給油ガン保持部材は、合成樹脂製又は金属製であるフィラーパイプである。
請求項7の本発明では、リテーナと給油ガン保持部材は、合成樹脂製又は金属製であるため、合成樹脂製の場合には、所定の形状に製造が容易であり、金属製の場合には、剛性が高く、確実に給油ガンの先端部を保持することができ、耐久性も大きい。
保持部材取付部は、円筒状に形成されるとともに、外周に保持部材取付部シール突条が形成され、保持部材取付部シール突条は、リテーナ保持部の内面に当接するため、保持部材取付部シール突条がリテーナと給油ガン保持部材の間をシールして、燃料油や燃料油のガスがフィラーパイプの口元から外部に漏れるのを防止することができる。
本発明の実施の形態を示すもので、給油ガン保持部材の側面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、給油ガン保持部材の斜め上方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態を示すもので、フィラーパイプとリテーナに給油ガン保持部材を組み付ける状態を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態を示すもので、フィラーパイプとリテーナに給油ガン保持部材を取付けた状態を示す斜め上方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態を示すもので、フィラーパイプとリテーナに給油ガン保持部材を組み付けた状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、リテーナに給油ガン保持部材を組み付けた状態における、給油ガン保持部材の保持部材取付部とリテーナ保持部の部分の拡大断面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、給油ガン保持部材の保持部材取付部シール突条の部分の拡大断面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、給油ガン保持部材の保持部材取付部シール突条の部分の他の実施形態の拡大断面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、給油ガン保持部材の保持部材取付部シール突条の部分の他の実施形態の拡大断面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、給油ガン保持部材の保持部材取付部シール突条の部分の他の実施形態の拡大断面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、フィラーパイプとリテーナに給油ガン保持部材を組み付けた状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、給油ガン保持部材の保持部材取付部の先端にリング状の保持部材取付部シール突条を設けた部分の拡大側面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、給油ガン保持部材の保持部材取付部の保持部材本体側にリング状の保持部材取付部シール突条を設けた部分の拡大側面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、給油ガン保持部材の保持部材取付部の先端にらせん状の保持部材取付部シール突条を設けた部分の拡大側面図である。 従来のフィラーパイプの入口部にリテーナを取付けた部分の断面図である。 従来の他の給油ガン保持部材の側面図である。 従来の他のリテーナに給油ガン保持部材を組み付けた状態を示す断面図である。 従来の他の給油ガン保持部材の斜視図である。
本発明は、自動車の車体に設けられた車体給油口から自動車用燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプ10に、リテーナ20と給油ガン保持部材30を取付けたフィラーパイプ10に関するものである。フィラーパイプ10は、合成樹脂又は金属で形成することができる。そのフィラーパイプ10の入口部12にリテーナ20が取付けられている。
図3〜図5に示すように、フィラーパイプ10の先端部分には、入口部12が形成される。入口部12にはリテーナ20が取付けられている。入口部12から奥はフィラーパイプ10の本体部になり、燃料タンクに連結されている。入口部12の根元付近には、ブリーザパイプ15の先端が取付けられている。
次に、リテーナ20について図3〜図5に基づき説明する。リテーナ20のリテーナ取付部22には給油ガン保持部材30が取り付けられている。給油ガン保持部材30については後述する。
図5に示すように、リテーナ20の先端は、給油ガン40が挿入される車体給油口に開口するリテーナ注入縁21が形成されている。
リテーナ取付部22は、リテーナ注入縁21から一体的に円筒状に形成されている。リテーナ20がフィラーパイプ10の入口部12に挿入されると、リテーナ取付部22の外面は、フィラーパイプ10の入口部12の内面と当接して固定されて、リテーナ20が安定して保持される。
リテーナ取付部22には内側に突出したらせん状のリテーナネジ部25を形成することができる。リテーナ注入縁21をタンクキャップ(図示せず)で塞ぐ場合には、タンクキャップの外周に設けたネジ部をリテーナ取付部22のリテーナネジ部25に嵌め込んで、タンクキャップを取付けることができる。タンクキャップではなく、フラップ付きユニットを取付ける場合には、リテーナ20をフラップ付きユニットの先に設置し、給油ガン40の挿入量あるいは燃料の流れる向きを一定にすることができる。
リテーナ取付部22と連続して、リテーナ取付傾斜面24が形成されている。リテーナ取付傾斜面24は、リテーナ取付部22とリテーナ保持部26を連続的に接続して形成されている。このため、リテーナ20に給油ガン保持部材30が挿入しやすくなる。また、同様に給油ガン40を挿入するときに、リテーナ20から給油ガン保持部材30へ円滑に挿入しやすくなる。
リテーナ取付傾斜面24に連続して、リテーナ保持部26の先端には、リテーナ取付部22よりも直径が小さいリテーナ開口部23が形成されている。リテーナ開口部23から後述する給油ガン保持部材30の保持部材本体部31がフィラーパイプ10の方向に突き出ている。保持部材先端部33で給油ガン40の先端部41を保持することができ、燃料の噴出方向を所定の方向に維持することができる。
図3〜図5に示すように、リテーナ保持部26に給油ガン保持部材30が取り付けられている。給油ガン保持部材30の形状について、図1〜図6に基づき説明する。
給油ガン保持部材30は、リテーナ20に取付ける保持部材取付部32と、保持部材取付部32から連続して形成され給油ガン保持部材30の本体部分を形成する保持部材本体部31と、保持部材本体部31の先端側に形成された保持部材先端部33を有する。
リテーナ20と給油ガン保持部材30は、合成樹脂製又は金属製であることが好ましい。合成樹脂製の場合には、所定の形状に製造が容易であり、金属製の場合には、リテーナ20と給油ガン保持部材30の剛性が高く、リテーナ20を強固にフィラーパイプ10に取付けることができるとともに、給油ガン保持部材30が確実に給油ガン40の先端部41を保持することができ、耐久性も大きい。リテーナ20を金属製として、給油ガン保持部材30を合成樹脂製とすることもできる。
保持部材取付部32は、リテーナ保持部26の内面に挿入されて、リテーナ保持部26の内面に固定される。給油ガン保持部材30の保持部材取付部32は、リテーナ保持部26の内面に密着して取付けられたため、確実にリテーナ保持部26から給油ガン保持部材30に入る給油ガン40の先端部41を保持することができる。
保持部材取付部32は、円筒状に形成されるとともに、外周に保持部材取付部シール突条32aが形成されている。
本発明の第1の実施の形態では、保持部材取付部シール突条32aは、図1、図7及び図12に示すように、保持部材取付部32の車体給油口側、即ちリテーナ20の入口側の先端に形成されている。
保持部材取付部シール突条32aは、保持部材取付部32の保持部材本体部31側と反対側の先端に形成されたため、リテーナ20と給油ガン保持部材30の保持部材取付部32の先端との間をシールすることができる。保持部材取付部32にリテーナ20と係止する保持部材取付部係止片32bを設けても、保持部材取付部係止片32bに係わりなくシールすることができる。保持部材取付部係止片32bについては、後述する。
保持部材取付部シール突条32aの高さ(図7に示すXの高さ)は、0.3〜0.9mm程度である。図6に示すように、給油ガン保持部材30をリテーナ20に挿入すると、リテーナ20のリテーナ保持部26と保持部材取付部32の間の隙間(図6に示すYの距離)は、0.3〜0.5mm程度であるため、保持部材取付部シール突条32aは、リテーナ保持部26と密着することができる。
保持部材取付部シール突条32aは、図6に示すように、リテーナ開口部23の内面に当接したときに撓み可能に形成することが好ましい。この場合には、給油ガン保持部材30をリテーナ20に挿入したときに、保持部材取付部シール突条32aが撓んで、リテーナ開口部23の内面に密着してシール性を向上させることができる。
図7に示すように、保持部材取付部シール突条32aの断面形状を楕円形にした場合には、図6に示すように、給油ガン保持部材30をリテーナ20に挿入したときに、撓んでリテーナ開口部23の内面に密着してシール性を向上させることができる。
図8に示すように、保持部材取付部シール突条32aの断面形状を半円形にした場合には、給油ガン保持部材30をリテーナ20に挿入したときに、リテーナ保持部26の内面を摺動しやすく、取付が容易である。
図9に示すように、保持部材取付部シール突条32aの断面形状をリップ状にして、傾斜して形成した場合には、給油ガン保持部材30をリテーナ20に挿入したときに、保持部材取付部シール突条32aが撓みやすく、リテーナ開口部23の内面に密着してシール性を向上させることができる。
図10に示すように、保持部材取付部シール突条32aの断面形状を三角形に形成した場合には、給油ガン保持部材30をリテーナ20に挿入したときに、保持部材取付部シール突条32aの先端が撓みやすく、挿入が容易であり、リテーナ開口部23の内面に密着してシール性を向上させることができる。
図13に示すように、保持部材取付部シール突条32aを保持部材取付部32の保持部材本体部31側に形成することができる。この場合には、リテーナ20のリテーナ保持部26のリテーナ開口部23側と、給油ガン保持部材30の保持部材取付部32の保持部材本体部31側との間をシールすることができる。給油ガン保持部材30の保持部材取付部32の保持部材本体部31側でシールして、保持部材本体部31まで燃料油や燃料油のガスが侵入することを防止できる。
保持部材取付部シール突条32aは、図11に示すように、リテーナ保持部26に当接する保持部材取付部32の範囲(図11において斜線で示す範囲)に形成することができる。この範囲において、保持部材取付部シール突条32aがリテーナ20のリテーナ保持部26との間をシールすることができる。
また、図14に示すように、保持部材取付部シール突条32aは、リング状又はらせん状に形成することができる。この場合には、保持部材取付部32の外面の全周に亘り保持部材取付部シール突条32aでシールして、燃料油や燃料油のガスの侵入を防止できる。らせん状の場合には、給油ガン保持部材30を回転しつつ挿入することができ、挿入が容易である。
図1に示すように、保持部材取付部32の側面の両側には、保持部材取付部係止片32bが形成されている。保持部材取付部係止片32bは、保持部材取付部係止片突部32cが形成され、保持部材取付部係止片突部32cは、リテーナ20のリテーナ保持部26に形成された係合孔又は係合凹部に係止されて、給油ガン保持部材30を取付けている。保持部材取付部係止片32bの周囲の3辺には保持部材取付部係止溝部32dが形成されて、保持部材取付部係止片32bが撓むことができる。
次に、給油ガン保持部材30の保持部材本体部31について説明する。保持部材本体部31は、保持部材取付部32よりも直径が小さい円筒状に形成され、保持部材本体部31と保持部材取付部32は、傾斜面で一体的に連続的に形成されている。傾斜面の外面には、保持部材取付部リブ32eが形成されている。保持部材本体部31の上部には、保持部材本体部リブ31aが形成されている。このため、図5に示すように、給油ガン保持部材30をリテーナ20に安定して取り付けることができる。
給油ガン保持部材30の保持部材本体部31の先端側の上面は、開放された保持部上側開口部37が形成されている。保持部上側開口部37が形成されたため、給油ガン保持部材30の上面を開放して、後述する保持部材先端係止片34が給油ガン40の先端部41を係止することと併せて、給油ガン40の先端部41が給油ガン保持部材30に挟まれるのを防止することができ、給油ガン40の挿入と抜き取りが容易である。
保持部材本体部31の先端側に保持部材先端部33が形成されている。保持部材先端部33は、給油ガン40の先端部41の下面を保持する保持部先端保持片33cと、保持部先端保持片33cに形成され、給油ガン40の先端部41を係止する保持部材先端係止片34が形成されている。保持部材先端部33は、図4に示すように、フィラーパイプ10の本体部付近まで挿入される。
保持部先端保持片33cは、保持部材先端部33の下辺側に形成されている。保持部先端保持片33cは、給油ガン40の先端部41を保持しつつ、保持部材先端係止片34で給油ガン40の先端部41を係止して、給油ガン40の先端部41が保持部材先端係止片34よりもフィラーパイプ10の奥(燃料タンク方向)に入らないようにして、給油ガン40の先端部41の位置を所定の位置に止めることができる。そのため、給油ガン40の先端部41が安定して、給油ガン40からフィラーパイプ10内に燃料の流れが安定した給油を行うことができる。
図1と図5に示すように、給油ガン保持部材30の保持部材先端部33には、給油ガン40の先端部41に取付けられたオートストップセンサー42に対応する部分に、保持部オートストップセンサー用孔35が形成されている。このため、給油ガン40の給油中に、燃料タンクが満タンになると、保持部オートストップセンサー用孔35からオートストップセンサー42が燃料を確実に検知して、オートストップセンサー42が働くことができ、誤検知を防止することができる。
次に、リテーナ20のリテーナ注入縁21から給油ガン40の先端部41を挿入する動作について説明する。
図1と図3に示すように、リテーナ20のリテーナ注入縁21から給油ガン40の先端部41を挿入すると、先端部41は、リテーナ20のリテーナ取付部22を通り、給油ガン保持部材30の保持部材取付部32と保持部材本体部31を通り給油ガン保持部材30の保持部材先端部33に達する。
そして、給油ガン40の先端部41から燃料を注入すると、フィラーパイプ1を通り燃料タンク(図示せず)に燃料が注入される。そのとき、フィラーパイプ1からは、燃料又は燃料ガスを含んだ気体がリテーナ20の方に逆流してくる。その流れを図5の矢印で示す。燃料又は燃料ガスを含んだ気体は、給油ガン保持部材30とリテーナ20の間を通り保持部材取付部シール突条32aよりその流れが阻止される。
また、保持部材先端係止片34により、給油ガン40の先端部41がフィラーパイプ10の奥に入りすぎることがなく、挿入も抜き取りも容易である。さらに、給油ガン保持部材30の上面は保持部上側開口部37として開放されているため、給油ガン40の先端部41が給油ガン保持部材30に挟まれることがない。
10 フィラーパイプ
20 リテーナ
26 リテーナ保持部
30 給油ガン保持部材
31 保持部材本体部
32 保持部材取付部
32a 保持部材取付部シール突条
33 保持部材先端部

Claims (7)

  1. 車体外面に形成された車体給油口から燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプにおいて、
    該フィラーパイプの入口部に、リテーナを取付け、
    該リテーナは、上記フィラーパイプの入口部に取付けられるリテーナ取付部と、給油ガン保持部材を保持するリテーナ保持部と、上記リテーナの先端に位置するリテーナ開口部を有し、該リテーナ開口部から先端方向に延びる上記給油ガン保持部材を上記リテーナに取付け、
    上記給油ガン保持部材は、上記リテーナに取付けられる保持部材取付部と、該保持部材取付部から延設された保持部材本体部と、該保持部材本体部の先端側に形成され、上記給油ガンの先端部を保持する保持部材先端部を有し、
    上記保持部材取付部は、円筒状に形成されるとともに、外周に保持部材取付部シール突条が形成され、該保持部材取付部シール突条は、上記リテーナ保持部の内面に当接することを特徴とするフィラーパイプ。
  2. 上記保持部材取付部シール突条は、上記保持部材取付部の上記車体給油口側の先端に形成された請求項1に記載のフィラーパイプ。
  3. 上記保持部材取付部シール突条は、上記保持部材取付部の上記保持部材先端部側に形成された請求項1に記載のフィラーパイプ。
  4. 上記保持部材取付部シール突条は、リング状又はらせん状に形成された請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のフィラーパイプ。
  5. 上記保持部材取付部シール突条は、上記リテーナ保持部の内面に当接したときに撓み可能に形成された請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のフィラーパイプ。
  6. 上記給油ガン保持部材の上面は、開放された保持部上側開口部が形成された請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のフィラーパイプ。
  7. 上記リテーナと上記給油ガン保持片は、合成樹脂又は金属製である請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のフィラーパイプ。
JP2016012372A 2016-01-26 2016-01-26 フィラーパイプ Pending JP2017132307A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016012372A JP2017132307A (ja) 2016-01-26 2016-01-26 フィラーパイプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016012372A JP2017132307A (ja) 2016-01-26 2016-01-26 フィラーパイプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017132307A true JP2017132307A (ja) 2017-08-03

Family

ID=59503400

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016012372A Pending JP2017132307A (ja) 2016-01-26 2016-01-26 フィラーパイプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017132307A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6297079B2 (ja) フィラーパイプ
JP6297080B2 (ja) フィラーパイプ
JP6177152B2 (ja) フィラーパイプ
CN101734144B (zh) 油箱止回阀
JP6200097B2 (ja) 弁ケースの取付構造
JP6179777B2 (ja) フィラーパイプ
US8087434B2 (en) Filler neck for the fuel tank of a vehicle
JP5888795B2 (ja) フィラーパイプ
JP2017132307A (ja) フィラーパイプ
KR102383480B1 (ko) 차량 요소수 탱크의 주유부 연결구조
JPH1178549A (ja) 燃料逆流防止バルブ
JP2014125008A (ja) ネックエンドの取付構造
JP2001158243A (ja) 給油管の逆流防止装置
JP2014189267A (ja) フィラーパイプ
JP6639273B2 (ja) フィラーパイプ
JP6667950B2 (ja) フィラーパイプ
JP4926900B2 (ja) 燃料給油装置
JP2010070062A (ja) パイプの接続構造
JP2014051187A (ja) 燃料給油装置
JP2014189268A (ja) フィラーパイプ
JP2015214183A (ja) フィラーパイプ
JP2015160563A (ja) フィラーパイプ
JP2015160558A (ja) フィラーパイプ
JP7222774B2 (ja) 逆流防止装置の取付構造
JP2018167615A (ja) 燃料供給装置