JP2010070062A - パイプの接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】接続パイプを被接続部材に接続するときの組付性を良好にできるとともに、そのシール性も良好に維持できるパイプの接続構造の提供を課題とする。
【解決手段】接続パイプ30と、接続パイプ30が挿入される筒状の被接続部材24と、接続パイプ30と被接続部材24との間で挿入方向に圧縮される弾性シール部材40と、接続パイプ30及び被接続部材24の何れか一方に設けられた複数の突起部36と、接続パイプ30及び被接続部材24の何れか他方に設けられ、接続パイプ30と被接続部材24との相対回転により、弾性シール部材40が挿入方向に圧縮されるように、突起部36をガイドする傾斜ガイド部28と、を有するパイプの接続構造とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば車両に搭載されるウォッシャタンクに対するパイプの接続構造に関する。
車両に搭載されるウォッシャタンクのタンク本体に、筒状の注液パイプが接続されている構造は、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載のウォッシャタンクでは、弾性体で形成された略円筒状のグロメットが、タンク本体の接続孔に嵌め込まれ、そのグロメット内に注液パイプが圧入されることで、その注液パイプがタンク本体に取り付けられるようになっている。
したがって、その注液パイプの取付時において、タンク本体に負荷が掛かるおそれがあり、その組付性が良好であるとは必ずしも言えるものではなかった。更に、グロメットの経時劣化により、グロメットと注液パイプとの間に隙間が生じる可能性があるため、シール性が良好に維持されるものとは必ずしも言えるものではなかった。
特開2007−245788号公報
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、接続パイプを被接続部材に接続するときの組付性を良好にできるとともに、そのシール性も良好に維持できるパイプの接続構造を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載のパイプの接続構造は、接続パイプと、前記接続パイプが挿入される筒状の被接続部材と、前記接続パイプと前記被接続部材との間で前記挿入方向に圧縮される弾性シール部材と、前記接続パイプ及び前記被接続部材の何れか一方に設けられた複数の突起部と、前記接続パイプ及び前記被接続部材の何れか他方に設けられ、前記接続パイプと前記被接続部材との相対回転により、前記弾性シール部材が前記挿入方向に圧縮されるように、前記突起部をガイドする傾斜ガイド部と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、被接続部材に接続パイプを挿入後、その接続パイプと被接続部材とを相対回転させることによって、被接続部材に接続パイプが接続される。このとき、接続パイプ及び被接続部材の何れか一方には複数の突起部が設けられ、接続パイプ及び被接続部材の何れか他方には、その突起部をガイドする傾斜ガイド部が設けられて、接続パイプと被接続部材との相対回転時に、接続パイプと被接続部材との間に設けられた弾性シール部材が、接続パイプの挿入方向に圧縮されるようになっているので、接続パイプを被接続部材に接続するときの組付性を良好にできるとともに、そのシール性も良好に維持できる。
また、請求項2に記載のパイプの接続構造は、請求項1に記載のパイプの接続構造において、前記傾斜ガイド部が、その終端部に、前記突起部が前記弾性シール部材の復元力によって係止される係止部を有することを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、接続パイプと被接続部材とを相対回転させ終わったときに、弾性シール部材の復元力により、突起部が係止部に係止される。したがって、被接続部材に対する接続パイプの組付性を向上させることができる。また、これにより、接続パイプが被接続部材に接続されたのが作業者に容易に判る。
また、請求項3に記載のパイプの接続構造は、請求項1又は請求項2に記載のパイプの接続構造において、前記接続パイプが、その外周面に手指が滑らないようにするためのグリップ部を有することを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、接続パイプを被接続部材に対して相対回転させるための操作力を入れ易くなり、容易に相対回転させることができる。
また、請求項4に記載のパイプの接続構造は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のパイプの接続構造において、前記被接続部材が、車両に搭載されるウォッシャタンクに形成されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、車両に搭載されたウォッシャタンクに直接洗浄液を入れ難いレイアウトになっていても、そのウォッシャタンクに洗浄液を簡単に供給することができる。また、接続パイプを被接続部材から取り外すことができるので、例えばヘッドライトバルブの下方側にウォッシャタンクが配置されている場合でも、そのヘッドライトバルブの交換作業等を、接続パイプを取り外すことで簡単に行うことができる。
以上のように、本発明によれば、接続パイプを被接続部材に接続するときの組付性を良好にできるとともに、そのシール性も良好に維持できるパイプの接続構造を提供することができる。
以下、本発明の最良な実施の形態について、図面に示す実施例を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜上、本実施例では、自動車(車両)に搭載されるウォッシャタンクのタンク本体に形成された円筒状の開口部(被接続部材)に、注液パイプ(接続パイプ)を取り付ける例で説明する。したがって、矢印UPを車体上方向、矢印FRを車体前方向とする。まず、第1実施例について説明する。
図1は自動車に搭載されたウォッシャタンクを示す概略斜視図であり、図2は同じく概略側面図である。そして、図3はウォッシャタンクのタンク本体と注液パイプを示す概略分解斜視図であり、図4はタンク本体に注液パイプが取り付けられたウォッシャタンクを示す概略斜視図である。また、図5は注液パイプが取り付けられたタンク本体の開口部を示す概略側面図であり、図6は図5のX−X線矢視概略断面図である。
図1で示すように、自動車10に搭載されるウォッシャ装置は、例えば運転者の手元操作によって洗浄液をフロントウインドシールドガラス12に噴射する装置であり、ウォッシャポンプ(図示省略)が作動すると、ウォッシャタンク20のタンク本体22内に貯留されている洗浄液がウォッシャ配管16を介してウォッシャノズル18に供給され、そのウォッシャノズル18がフロントウインドシールドガラス12に向けて洗浄液を噴出するようになっている。
ウォッシャタンク20は、洗浄液が貯留される樹脂製のタンク本体22と、タンク本体22に洗浄液を供給するための樹脂製の注液パイプ30と、を有している。すなわち、このタンク本体22は、図2で示すように、車体前部側で、かつヘッドライトバルブ14の車体下方側に設けられている。そのため、フード13を開放し、タンク本体22内へ直接洗浄液を供給することは難しく、このようなレイアウトの場合には、そのタンク本体22内へ洗浄液を供給するための長尺円筒状の注液パイプ30が取り付けられるようになっている。
図3、図4で示すように、ウォッシャタンク20のタンク本体22の上面側には、注液パイプ30を接続させるための短尺円筒状の開口部24が形成されている。この開口部24の内部はタンク本体22の内部と連通している。なお、この開口部24の構成については、注液パイプ30の突起部36と共に後述する。また、この開口部24を形成する位置は、ウォッシャタンク20のタンク本体22が設置される向き、及び自動車10の車体前部側内部のレイアウトを考慮して適宜決められる。
図2〜図6で示すように、注液パイプ30は、フード13を閉めたときに干渉することなく、かつフード13を開放させた状態で簡単に洗浄液をタンク本体22に供給できるような長さに形成されており、下部側の外周面の所定位置に一体に形成されたフランジ部32よりも下方側の先端部34が、タンク本体22の上面の所定位置に形成された開口部24内に挿入されるようになっている。なお、本実施例の場合、開口部24の高さは、その先端部34の長さとほぼ同等とされている。
注液パイプ30の先端部34の外周面34Aには、径方向外方側へ突出する円柱状の突起部36が複数個(図示のものは180度反対側に2個)一体に形成されており、その先端部34の下端部には外周面34Aの直径を小さくするような段差部38が形成されている。そして、この段差部38に弾性シール部材としてのシールリング40が嵌着され、その段差部38の下面38Aにシールリング40の上面が当接するようになっている。
一方、タンク本体22の開口部24の内周面側で、かつ後述する孔部28よりも下方側には、環状リブ25が一体に形成されている。この環状リブ25の上面25Aに、開口部24に注液パイプ30の先端部34が接続されたときに、シールリング40の下面が当接するようになっている。
つまり、後述するように、シールリング40は、段差部38の下面38Aと環状リブ25の上面25Aとの間に圧縮された状態で介在するようになっており、これによって、開口部24と注液パイプ30(先端部34)との接続部位(後述する孔部28)からの洗浄液の液漏れを防止するようになっている。
また、この開口部24には、図5で詳細に示すように、各突起部36を挿入時に(挿入方向に)ガイドする溝部26と、その溝部26と連続するように形成され、後述するように、注液パイプ30を開口部24に対して相対回転させるとき(捩るとき)に(周方向に)ガイドする傾斜ガイド部としての孔部28が形成されている。
溝部26は、突起部36の直径よりも僅かに大きい幅を有して、開口部24の軸方向(挿入方向)に沿って形成されている。そして、孔部28は、突起部36の直径よりも僅かに大きい幅を有して、溝部26の下端部から斜め下方側へ所定角度θで傾斜するように形成されている。なお、この孔部28の最下端28Bは、注液パイプ30が開口部24に接続されたときに、シールリング40よりも上方側に位置するように形成されている。
また、その孔部28の最終端部(溝部26とは反対側の周方向における端部)は、所定距離Lだけ上方側へ向かうように屈曲形成された係止部28Aとされている。この係止部28Aに、後述するように、シールリング40の復元力によって上方側へ押し戻された突起部36が係止されるようになっている。
したがって、この状態で、フランジ部32の下面32Aと開口部24の上端面24Aとの間には、距離Lと略等しい間隔の隙間Sが形成されるようになっている。つまり、突起部36が孔部28の最下端28Bに達したときに、フランジ部32の下面32Aが開口部24の上端面24Aに当接するように、突起部36に対する孔部28の相対位置が適宜決められている。
また、注液パイプ30のフランジ部32よりも上方側の外周面には、手指が滑らないようにするためのグリップ部31が形成されている。このグリップ部31は、注液パイプ30の外周面から所定高さ突出する複数の突条部31Aで構成されており、各突条部31Aは、注液パイプ30の略軸方向に細長い略楕円形状とされるとともに、注液パイプ30の外周面の周方向に等間隔で一体に形成されている。
また、注液パイプ30の上端部にはキャップ42が嵌合されるようになっている。このキャップ42は、その周縁部から下方へ向かって所定高さで一体に立設された嵌合部44を有しており、その嵌合部44の内径は、注液パイプ30の上端部30Aの外径よりも若干小さくされている。
したがって、注液パイプ30の上端部30Aに径方向外側から嵌合部44が嵌合することで、キャップ42が、その注液パイプ30の上端部30Aに取り付けられるようになっている。そして、このキャップ42により、タンク本体22に取り付けられた注液パイプ30が閉塞され、タンク本体22内の気密性が維持されるようになっている。
以上のような構成のウォッシャタンク20において、次にその作用について説明する。図1で示したように、通常、ウォッシャタンク20は、タンク本体22の開口部24に注液パイプ30の先端部34が取り付けられるともに、その注液パイプ30の上端部30Aにキャップ42が取り付けられた状態で自動車10に搭載されている。
ここで、このウォッシャタンク20は、ヘッドライトバルブ14の車体下方側に配置されている。したがって、図2で示すように、注液パイプ30は、そのヘッドライトバルブ14の車体後方側に配置されることがあり、この場合、フード13を開放させて、ヘッドライトバルブ14の交換作業をするときに、その注液パイプ30が邪魔になることがある。そのため、この注液パイプ30はタンク本体22に対して着脱可能に構成されている。つまり、注液パイプ30をタンク本体22から取り外すことにより、上記交換作業時の手指の挿入スペースを確保することができる。
さて、ヘッドライトバルブ14の交換作業終了後、注液パイプ30をタンク本体22に取り付ける際には、その先端部34を開口部24内に挿入する。このとき、注液パイプ30の先端部34の下端部に形成された段差部38には予めシールリング40が嵌着されており、その上面が段差部38の下面38Aに当接している。そして、注液パイプ30の先端部34を開口部24内へ挿入する際には、その先端部34の外周面34Aに径方向外方側に向かって複数個(少なくとも180度反対側に2個)形成された突起部36が、溝部26内に挿入されるようにする。
この溝部26は、その注液パイプ30の挿入方向(開口部24の軸方向)に形成されているので、注液パイプ30の先端部34は、溝部26に突起部36がガイドされることにより、開口部24内にスムーズに挿入される。そして、注液パイプ30の先端部34が開口部24内に挿入されたら、その注液パイプ30を開口部24に対して相対回転させる。すなわち、グリップ部31を手指で把持し、注液パイプ30を捩る。
このとき、開口部24には、溝部26から連続し、突起部36の周方向への移動(回転)をガイドする孔部28が形成されているので、注液パイプ30は、その孔部28に突起部36がガイドされることによってスムーズに回転することができる。したがって、開口部24(タンク本体22)に対する注液パイプ30(先端部34)の組付性は良好になっている。
また、このとき、グリップ部31を把持して注液パイプ30を回転させる(捩る)ことができるため、手指の滑りを防止することができる。したがって、注液パイプ30を回転させる(捩る)ための操作力を入れ易く、容易に注液パイプ30を回転させる(捩る)ことができる。
こうして、注液パイプ30を開口部24に対して相対回転させる(捩る)が、このとき、突起部36をガイドする孔部28は、図5で示すように、所定角度θ下方側へ傾斜するように形成されている。そのため、突起部36が孔部28に沿って(ガイドされて)移動すると、注液パイプ30の先端部34は下方側へ移動しつつ回転する。
したがって、注液パイプ30の段差部38に嵌着され、その下面38Aに当接しているシールリング40は、開口部24の内周面に形成されている環状リブ25の上面25Aに当接しつつ圧縮される。つまり、これにより、比較的低荷重の操作力で、シールリング40を上下方向(軸方向)に容易に圧縮させることができ、注液パイプ30の開口部24に対するシール性を向上させることができる。そして、そのシール性を良好に維持することができる。
また、注液パイプ30が更に相対回転させられ(捩られ)、その突起部36が孔部28の最終端部に形成された係止部28Aに達したときには、その突起部36は、シールリング40の復元力により上方側へ所定距離Lだけ押し戻される。したがって、突起部36は係止部28Aに強固に係止され、開口部24に対する注液パイプ30の組付性を向上させることができる。よって、自動車10の走行中等において、注液パイプ30が開口部24から外れるような不具合は起きない。
また、このような構成であると、突起部36が係止部28Aに係止されることが作業者に確実に認識される。したがって、作業者は、注液パイプ30の取付作業時に、開口部24が見え難くても(見えなくても)、注液パイプ30が開口部24に取り付けられたことが容易に判る。なお、係止部28Aに突起部36が係止されることにより、シールリング40が復元するが、距離Lは極僅かなので、シールリング40は極僅かにしか復元しない。したがって、開口部24に対する注液パイプ30のシール性は良好に維持される。
次に、第2実施例について説明する。なお、上記第1実施例と同等の部位には同じ符号を付して詳細な説明は省略する。この第2実施例では、第2ガイド部が上記のような孔部28ではなく、図7で示すように、溝部26と連続する溝部29とされている。この溝部29は上記孔部28と同じ形状に形成され、上記孔部28と同様に係止部28Aに対応する係止部29Aと最下端28Bに対応する最下端29Bが形成されている。
このような構成にしても、上記第1実施例と同等の作用が得られることは言うまでもない。すなわち、この第2実施例においても、タンク本体22(開口部24)に対する注液パイプ(先端部34)の組付性(操作性)とシール性を両立することができる。
次に、第3実施例について説明する。なお、上記第1実施例と同等の部位には同じ符号を付して詳細な説明は省略する。この第3実施例では、図8、図9で示すように、第2実施例と同様に第2ガイド部が溝部29とされている。そして、この場合において、シールリング40の嵌着位置が上部側、例えばフランジ部32の直下に変更されている。つまり、シールリング40は、開口部24に注液パイプ30の先端部34が接続されたときに、フランジ部32の下面32Aと開口部24の上端面24Aとの間に圧縮変形させられた状態で介在するようになっている。
このような構成の第3実施例によれば、上記第1実施例と同等の作用が得られるとともに、注液パイプ30の先端部34の下端部に段差部38を形成する必要がなくなり、かつ開口部24の内周面側に環状リブ25を形成する必要がなくなる利点がある。何れにしても、このシールリング40は、タンク本体22内の洗浄液が、開口部24と注液パイプ30(先端部34)との接続部位から液漏れしないような位置に嵌着されていればよい。
以上、本発明に係るパイプの接続構造を図示の実施例を基に説明したが、本発明は図示の各実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能なものである。例えば、注液パイプ30は図示の直状に限定されるものではなく、ヘッドライトバルブ14を回避するように屈曲形成されてもよい。
つまり、開口部24の形状と先端部34の形状さえ、上記のように接続可能に構成されていれば、タンク本体22の形状や注液パイプ30の形状等は図示のものに限定されるものではない。したがって、例えば、手指が滑り難いゴム製の突条部31Aをインサート成形等により別途注液パイプ30に設けて、グリップ部31を構成してもよい。
また、突起部36は、注液パイプ30の先端部34の外周面34Aに一体に形成されるものに限定されず、別途取り付けられる構成としてもよい。また、その突起部36は、図示の2個に限定されず、例えば図示の突起部36の間に(90度異なる位置に)1個追加し、3個としてもよい。
この場合、開口部24に形成される溝部26及び孔部28(又は溝部29)も、それぞれ対応する位置に3個形成されるが、追加された突起部36により、各突起部36は、先端部34の外周面34Aに不等間隔に配置されることになるため、注液パイプ30(先端部34)の開口部24に対する周方向の向きを一義的に決めることができる。
つまり、突起部36は、等間隔でも不等間隔でも、複数設けることにより、シール性を向上させることができ、更に不等間隔に設けた場合には、注液パイプ30の開口部24に対する周方向における取付向きを一義的に決めることができる。したがって、注液パイプ30が屈曲形成されているときなど、その取付後の向きを一定にしなければならないときにおいて、突起部36を不等間隔に設けることは特に有効となる。
また、上記各実施例では、注液パイプ30の先端部34の外周面34Aに、複数の突起部36を設け、開口部24の内周面に、溝部26及び孔部28(又は溝部29)を設けたが、注液パイプ30の先端部34の外周面34Aに、溝部26及び孔部28(又は溝部29)を設け、開口部24の内周面に、複数の突起部36を設ける構成としてもよい。
また更に、上記各実施例では、開口部24の内周面に、注液パイプ30を挿入方向にガイドする溝部26を設ける構成としたが、この溝部26を設けずに、開口部24の上端面24Aから連続して孔部28又は溝部29だけを設ける構成としてもよい。
また、本発明に係るパイプの接続構造は、開口部24のような被接続部材に、注液パイプ30のような接続パイプを接続する構成のものであれば、自動車10のウォッシャタンク20以外のものにも適用が可能であり、自動車10のウォッシャタンク20に限定されるものでないことは言うまでもない。
自動車に搭載されたウォッシャタンクを示す概略斜視図 自動車に搭載されたウォッシャタンクを示す概略側面図 第1実施例のウォッシャタンクのタンク本体と注液パイプを示す概略分解斜視図 第1実施例のタンク本体に注液パイプが取り付けられたウォッシャタンクを示す概略斜視図 第1実施例の注液パイプが取り付けられたタンク本体の開口部を示す概略側面図 図5のX−X線矢視概略断面図 第2実施例の注液パイプが取り付けられたタンク本体の開口部を示す概略断面図 第3実施例のウォッシャタンクのタンク本体と注液パイプを示す概略分解斜視図 第3実施例の注液パイプが取り付けられたタンク本体の開口部を示す概略断面図
符号の説明
10 自動車(車両)
14 ヘッドライトバルブ
20 ウォッシャタンク
22 タンク本体
24 開口部(被接続部材)
25 環状リブ
26 溝部
28 孔部(傾斜ガイド部)
28A 係止部
29 溝部(傾斜ガイド部)
29A 係止部
30 注液パイプ(接続パイプ)
31 グリップ部
32 フランジ部
34 先端部
36 突起部
38 段差部
40 シールリング(弾性シール部材)
42 キャップ

Claims (4)

  1. 接続パイプと、
    前記接続パイプが挿入される筒状の被接続部材と、
    前記接続パイプと前記被接続部材との間で前記挿入方向に圧縮される弾性シール部材と、
    前記接続パイプ及び前記被接続部材の何れか一方に設けられた複数の突起部と、
    前記接続パイプ及び前記被接続部材の何れか他方に設けられ、前記接続パイプと前記被接続部材との相対回転により、前記弾性シール部材が前記挿入方向に圧縮されるように、前記突起部をガイドする傾斜ガイド部と、
    を有することを特徴とするパイプの接続構造。
  2. 前記傾斜ガイド部は、その終端部に、前記突起部が前記弾性シール部材の復元力によって係止される係止部を有することを特徴とする請求項1に記載のパイプの接続構造。
  3. 前記接続パイプは、その外周面に手指が滑らないようにするためのグリップ部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパイプの接続構造。
  4. 前記被接続部材は、車両に搭載されるウォッシャタンクに形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のパイプの接続構造。
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