JP2010188867A - 給油ノズル差込部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料ベーパがベントチューブ側からフィラーチューブ側に導入されるのを抑制することが可能な給油ノズル差込部構造を得る。
【解決手段】給油ノズルNzを差し込む筒部6内に、フィラーチューブ3側を覆うとともに筒部6に差し込まれた給油ノズルNzを挿通するノズル挿通口7が形成されたノズルガイド10を、筒部6と別体に設け、ベントチューブ4から筒部6の開口端1aに向かうベーパ通路P2が、ノズルガイド10によってフィラーチューブ3内と区画された状態で形成されるようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、給油ノズル差込部構造に関する。
従来の給油ノズル差込部構造として、カップ状リテーナの底壁部に形成したノズル挿入口に給油ノズルを挿通するように構成され、その底壁部より奥側で、燃料を供給するフィラーチューブと、燃料ベーパを排出するベントチューブとが分岐されている構成が知られている(特許文献1参照)。
特開2003−80959号公報
しかしながら、上記従来構造では、底壁部より奥側でフィラーチューブとベントチューブとが連通していて、当該奥側で給油ノズルから燃料が排出されるため、給油ノズルから燃料が排出される際に生じる負圧によって、ベントチューブ内の燃料ベーパがフィラーチューブ側に導入され、ひいては燃料タンク内まで導入されてしまう虞があった。
そこで、本発明は、燃料ベーパがベントチューブ側からフィラーチューブ側に導入されるのを抑制することが可能な給油ノズル差込部構造を得ることを目的とする。
本発明は、給油ノズルを差し込む筒部内に、フィラーチューブ側を覆うとともに筒部に差し込まれた給油ノズルを挿通するノズル挿通口が形成されたノズルガイドを、筒部と別体に設け、ベントチューブから筒部の開口端に向かうベーパ通路が、ノズルガイドによってフィラーチューブ内と区画された状態で形成されるようにしたことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、フィラーチューブ内とベントチューブ内とをノズルガイドで区画することができるため、ベントチューブからフィラーチューブに燃料ベーパが導入されるのを抑制することができる。
図1は、本発明の第1実施形態にかかる給油ノズル差込部構造の内部構造を示す断面図である。 図2は、本発明の第1実施形態にかかる給油ノズル差込部構造のノズルガイドの斜視図である。 図3は、本発明の第1実施形態にかかる給油ノズル差込部構造のノズルガイドの分解側面図である。 図4は、本発明の第1実施形態にかかる給油ノズル差込部構造の内部構造を示す断面図であって、給油ノズルを差し込んだ状態を示す図である。 図5は、本発明の第2実施形態にかかる給油ノズル差込部構造の内部構造を示す斜視図である。 図6は、本発明の第2実施形態にかかる給油ノズル差込部構造の内部構造を示す断面図であって、給油ノズルを差し込んだ状態を示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の複数の実施形態には、同様の構成要素が含まれている。よって、それら同様の構成要素については共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)図1〜図4は、本発明の第1実施形態にかかる給油ノズル差込部構造を示している。
本実施形態にかかる給油ノズル差込部構造は、給油ノズルNz(図4参照)が差し込まれる給油口1を形成する筒体2と、筒体2に接続されて給油ノズルNzから排出される燃料F(図4参照)の燃料タンク(図示せず)への供給路となるフィラーチューブ3と、を備えている。給油ノズルNzは、筒体2に、その軸方向に沿って差し込まれる。すなわち、筒体2の軸方向が差込方向Iとなっている。
筒体2は、車体パネル(例えばフェンダパネル等、図示せず)の裏側に、筒体2の開口端1a側の外周に設けた略漏斗状の取付ブラケット5を介して取り付けられている。筒体2の開口端1a側の内周には、フューエルキャップ(図示せず)を螺合するためのねじ部2bを設けてある。
フィラーチューブ3の差込方向Iの手前側(すなわち開口端1aに近い側)には、奥側の根元部3nよりも拡径された拡径部3sが形成されており、この拡径部3sが筒体2の外周に被せられて固定されている。そして、根元部3nと拡径部3sとの間には、根元部3n側から拡径部3s側に向けて内径が漸増するラッパ状の接続部3cを設けてある。本実施形態では、筒体2および拡径部3sによって筒部6が構成されている。
燃料ベーパVを排出するベントチューブ4は、筒部6を成す拡径部3sの上下方向下方側(図1の下側)の側面に接続されており、開口部4aにて、拡径部3s(すなわち筒部6)の径方向内側に向けて開口している。また、ベントチューブ4の筒部6側の先端部分4bは、筒部6の内周面から筒内側に突出している。なお、ベントチューブ4は、開口部4aより奥側となる位置で、斜め下方に向けて屈曲されている。
そして、筒部6の筒内には、ノズルガイド10を設けてある。このノズルガイド10は、図2,図3に示すように、複数の分割体11,12を組み合わせて、全体的には差込方向Iの奥側に向けて開放された略有底円筒状に形成されており、差込方向Iの手前側の底壁部10aと、略円筒状の側壁部10bとを有している。図1に示すように、側壁部10bの差込方向Iの奥側の端縁部10cは、差込方向Iの手前側に向けてラッパ状に拡開する接続部3cに突き当てられており、これらが突き当てられた部分で、フィラーチューブ3側と筒体2側とがシールされるようになっている。すなわち、ノズルガイド10は、筒部6内で、フィラーチューブ3側を覆う構成となっている。
底壁部10aには、給油ノズルNzを挿通するノズル挿通口7と、外気Aをフィラーチューブ3内に取り入れる外気取入口8と、が形成されている。外気取入口8は、本実施形態では、ノズル挿通口7に対して上下方向上方側(図1の上側)に複数形成されており、図4に示すように、ノズル挿通口7に給油ノズルNzが挿通された状態でも、この外気取入口8を介してノズルガイド10のの差込方向Iの手前側(開口端1a側)と奥側(フィラーチューブ3の根元部3n側)とが連通されるようになっている。よって、給油ノズルNzを用いて給油を行う際には、この外気取入口8を介してフィラーチューブ3内に外気Aを取り入れることで、燃料Fの流れによってフィラーチューブ3内で負圧が増大するのを抑制することができ、ひいては、燃料Fが燃料タンク側に流れにくくなるのを抑制することができる。
さらに、本実施形態では、ノズルガイド10の外径を筒体2および拡径部3sの内径より小さくして、筒部6とノズルガイド10との間に略環状の隙間Sを形成し、ベントチューブ4の開口部4aから筒部6内に流入した燃料ベーパVが、この隙間Sを通って筒体2の開口端1a側に流れるようにしてある。すなわち、本実施形態では、ノズルガイド10と筒部6との間に形成した隙間Sにベントチューブ4を連通させるという比較的簡素な構成によって、ベーパ通路P2を形成しており、さらに、ノズルガイド10の側壁部10bおよび底壁部10aを、燃料ベーパVがフィラーチューブ3側に流入するのを抑制する隔壁として機能させている。
さらに、本実施形態では、図1および図2に示すように、側壁部10bの外周面10dをベントチューブ4の開口部4aに対向する位置で凹設することにより、ノズルガイド10の軸方向(すなわち差込方向I)に略沿って開口端1aに向けて伸びる略一定幅の凹溝10eを形成してある。したがって、ベントチューブ4の開口部4aから排出された燃料ベーパVは、隙間S内で、主として凹溝10eの形成された部分を、当該凹溝10eの延設方向に沿って、開口端1aに向けて流れることになる。すなわち、この凹溝10eは、ベーパ通路P2の一部をなすとともに、燃料ベーパVの開口端1aに向かう流れのガイドとして機能している。
ノズルガイド10は、図2,図3に示すように、本実施形態では、軸方向に分割された二つの分割体11,12によって構成されている。
差込方向Iの奥側に配置される分割体11は、略環状に形成される基台部11aと、当該基台部11aの周縁部から軸方向に沿って細長く略帯状に突設された可動爪11bと、基台部11aの周縁部から軸方向に沿って突設された可動爪11bより幅広の壁部11cと、を有している。本実施形態では、三つの可動爪11bと一つの壁部11cとが、基台部11aの周方向に沿って90°おきに配置されている。可動爪11bの先端部分には、筒外側に向けて係止突起11dが設けられている。
これら可動爪11bおよび壁部11cは、いずれも、周方向に略沿って伸びる屈曲線11eで屈曲可能に構成されており、図3に示す自由状態(初期状態)では、これら可動爪11bおよび壁部11cは、ノズルガイド10の筒内側に向けて折曲された状態となっている。この屈曲線11eは、分割体11を例えば合成樹脂を成形して構成した場合には、薄肉部あるいは凹溝等として、比較的簡単に設定することができる。また、これら可動爪11bおよび壁部11cは、組付時における筒部6内への挿入しやすさの観点から、筒内側へ折曲された自由状態では、基台部11aの最大径部分Dmxより筒内側に配置されるのが好適である。
また、壁部11cの外周面には軸方向に沿って伸びる凹溝11fが形成されている。この凹溝11fは、ノズルガイド10の凹溝10eの差込方向Iの奥側部分を形成している。さらに、この凹溝11fの幅方向の両側(ノズルガイド10の周方向両側)には側壁部11gを立設し、かつ差込方向Iの奥側には端壁部11hを立設して、凹溝11fを相対的に深く形成してある。図1に示すように、ノズルガイド10が筒部6内に取り付けられた状態では、この凹溝11fがベントチューブ4に対向して配置される。したがって、ベントチューブ4から排出された燃料ベーパVは、この凹溝11f内に流入し、側壁部11gを有する凹溝11fによって、筒体2の開口端1a側に向けてより一層確実にガイドされることになる。なお、凹溝11fの差込方向Iの奥側の、ベントチューブ4の開口部4aと略対向する部分には、当該奥側から開口端1a側に向けて凹溝11fの深さを徐々に深くして、ベーパ通路P2の屈曲部10gを形成し、燃料ベーパVがより円滑に流れるようにしている。
一方、差込方向Iの手前側に配置される分割体12は、略筒状に形成されており、ノズルガイド10の底壁部10aをなす底壁部12aと、ノズルガイド10の側壁部10bをなす側壁部12bと、を有している。側壁部12bの外周面には軸方向に沿って伸びる凹溝12cが形成されている。この凹溝12cは、ノズルガイド10の凹溝10eの差込方向Iの手前側部分を形成している。
また、側壁部10bの差込方向Iの奥側の端縁には、差込方向Iの奥側に向けて開放された複数の切欠部12dが形成されており、図3に示すように、分割体11,12を組み合わせたときには、各切欠部12dに、対応する可動爪11bおよび壁部11cがそれぞれ挿入されるようになっている。
また、各切欠部12dの少なくとも奥側(差込方向Iの手前側、図2,図3では上側)となる部分には、筒内側の壁となる内壁部12eが形成されており、図3に示すように分割体11,12を差込方向Iに近接させて組み合わせたときに、切欠部12dに進入した可動爪11bまたは壁部11cを、筒外側へ押し出すようになっている。したがって、分割体11,12を相互に近接させた状態では、図2に示すように、可動爪11bおよび壁部11cが、筒外側へ突出した状態となる。本実施形態では、この内壁部12eが、可動爪11bに対応する押圧部または壁部11cに対応する第二の押圧部に相当する。
さらに、複数の可動爪11bおよび壁部11cのうち少なくともいずれか一つに対応する切欠部12dについて、その少なくとも開放側(差込方向Iの奥側、図2,図3では下側)には、当該開放側に向けて幅を漸増させることで、対象となる可動爪11bまたは壁部11cを周方向かつ軸方向に移動案内する拡開部12f,12gを形成してある。かかる構成によれば、この拡開部12f,12gが、可動爪11bが切欠部12dに挿入される際のガイドとなるため、分割体11,12を軸方向に相互に近接させる際に、これらの周方向の位置ずれを抑制することができる。すなわち、本実施形態では、拡開部12f,12gおよび可動爪11bが、ガイド機構に相当する。
そして、本実施形態では、ノズルガイド10を筒部6内の所定位置に挿入したときに、筒外側に突出させた可動爪11bの係止突起11dと壁部11cの側壁部11gの先端部分とを、筒部6に係合させるようになっている。本実施形態では、筒体2の差込方向Iの奥側の端縁2cを、可動爪11bに対応する被係合部ならびに壁部11cに対応する第二の被係合部として用いている。筒体2は、拡径部3sの筒内に嵌挿されているため、端縁2cによって、差込方向Iの手前側が筒内側に張り出す段差が形成されている。そこで、この段差を被係合部および第二の被係合部として用いている。
また、本実施形態では、分割体11,12を少なくとも軸方向(差込方向I)に離間するのを抑制してこれらを一体的に係合する係合機構13を設けてある。本実施形態では、分割体12の側壁部12bに形成した開口部12hと、分割体11の基台部11aの外周面上に設けた突起11iとで、係合機構13を構成してある。
ノズルガイド10を筒部6内に組み付けるに際しては、まずは分割体11を筒部6内の奥側に差し込み、次いで分割体12を筒部6内に差し込む。
上述したように、ベントチューブ4の先端部分4bは、筒部6内に突出している。本実施形態では、この先端部分4bを、壁部11cに設けた側壁部11gと係合させることで、分割体11ひいてはノズルガイド10の周方向の位置決め(組み付け時)および回り止め(組み付け時および組み付け後)として利用している。特に、本実施形態では、先端部分4bを一対の側壁部11g間に挟むように係合させ、当該先端部分4bが周方向の両側について分割体11ひいてはノズルガイド10の位置決めおよび回り止めとして機能するようにしてある。
分割体12を筒部6内に差し込むと、分割体11,12同士が差込方向Iに相対的に近接し、分割体11の可動爪11bおよび壁部11cが、分割体12の切欠部12dに挿入される。このとき、切欠部12dの開放側に形成した拡開部12f,12gが可動爪11bのガイドとなるため、可動爪11bを切欠部12dの所定位置に、より円滑にかつより確実に移動させ、ひいては、分割体12を所定の位置に向けてより円滑にかつより確実に移動させることができる。
そして、可動爪11bおよび壁部11cは、切欠部12dの内壁部12eによって筒外側に押し出されて突出する。これにより、可動爪11bの係止突起11dと壁部11cの側壁部11gの先端部分とが、被係合部としての筒体2の端縁2cに係合し、分割体11が筒部6内に係合される。
また、本実施形態では、分割体12を差込方向Iに押し込むことで、分割体11,12同士が、係合機構13によって少なくとも軸方向(差込方向I)に一体化される。上述したように、分割体11は筒部6に係合されている。したがって、分割体12は分割体11に結合されることで筒部6に係合されることになる。
このように、可動爪11bおよび壁部11cを端縁2cに係合することで、ノズルガイド10を差込方向Iに位置決めしかつ抜け止めすることができ、壁部11cの側壁部11gをベントチューブ4に係合することで、ノズルガイド10を周方向に位置決めしかつ回り止めすることができる。かかる構成では、分割体11,12を順次挿入することで、ノズルガイド10が筒部6の所定位置に取り付けられた構造を、比較的簡単に得ることができる。
このようにして、筒部6内の所定位置にノズルガイド10が取り付けられた状態では、ベントチューブ4の開口部4aは、ノズルガイド10の凹溝10eに対向して配置されるとともに、ベントチューブ4の先端部分4bは、壁部11cの両側の側壁部11gに挟まれるように配置される。さらに、凹溝10eの差込方向Iの奥側には、ベーパ通路P2の屈曲部10gが配置されている。したがって、ベントチューブ4から筒部6内に導入された燃料ベーパVは、屈曲部10gでより円滑に略90°向きを変え、凹溝10eにガイドされながら筒体2の開口端1a側に向けて排出されることになる。
さらに、図1,図4に示すように、本実施形態では、外気取入口8がノズル挿通口7に対して凹溝10eの反対側に配置されるようにし、凹溝10eを通過する燃料ベーパVが、外気取入口8からフィラーチューブ3内に導入されにくくしてある。
そして、図4に示すように、給油時には、筒体2の開口端1a側から差込方向奥側に挿入された給油ノズルNzは、ノズルガイド10のノズル挿通口7を貫通し、その先端部分は、ノズルガイド10の底壁部10aおよび側壁部10bより奥側(開口端1aの反対側)に配置されることになる。すなわち、燃料Fは、ノズルガイド10で覆われた奥側でフィラーチューブ3内に注入されることになる。そして、本実施形態では、ベーパ通路P2となる隙間S(凹溝10e)は、ノズルガイド10の外側に形成されている。つまり、ノズルガイド10によって、燃料Fを供給する燃料供給路P1とベーパ通路P2とが区画されている。
以上、説明したように、本実施形態では、給油ノズルNzを差し込む筒部6内に、フィラーチューブ3側を覆うとともに筒部6に差し込まれた給油ノズルNzを挿通するノズル挿通口7が形成されたノズルガイド10を、筒部6と別体に設け、ベントチューブ4から筒部6の開口端1aに向かうベーパ通路P2が、ノズルガイド10によってフィラーチューブ3内と区画された状態で形成されるようにした。よって、フィラーチューブ3内とベントチューブ4内とをノズルガイド10で区画することができるため、ベントチューブ4からフィラーチューブ3に燃料ベーパVが導入されるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、ノズルガイド10は複数の分割体11,12を有し、複数の分割体11,12のうちの一つである分割体11に筒部6の筒外側に向けて進出可能な可動爪11bを設けるとともに、他の一つである分割体12に可動爪11bを押圧して筒外側へ向けて進出させる押圧部としての内壁部12eを設け、可動爪11bを、当該可動爪11bを設けた分割体11と内壁部12eを設けた分割体12とを相対移動させることで内壁部12eによって押圧されるように構成し、筒部6には、筒外側に向けて進出した可動爪11bを係合する被係合部としての筒体2の端縁2cによる段差が設けられ、筒部6内で、可動爪11bを設けた分割体11と内壁部12eを設けた分割体12とを相対移動させて、内壁部12eによって押圧して筒外側へ進出させた可動爪11bを端縁2cに係合させることで、ノズルガイド10を筒部6に係合するようにした。よって、可動爪11bを筒外側へ進出させない状態(筒内側へ没入させた状態)で筒部6内に分割体11を比較的容易に挿入し、分割体11に対して相対移動させた分割体12の押圧部としての内壁部12eによって可動爪11bを筒外側へ押圧して進出させることで被係合部との係合状態を比較的容易に得ることができる。すなわち、ノズルガイド10を筒部6内へ挿入して取り付ける作業をより容易に行うことが可能となる。
また、本実施形態では、押圧部としての内壁部12eが可動爪11bを押圧する状態となるように複数の分割体11,12が相対移動するのを案内するガイド機構として拡開部12f,12gを形成した。よって、分割体11,12同士を所定の位置関係となるまで筒部6内でより容易に相対移動させることができ、ひいては、ノズルガイド10を筒部6内へ挿入して取り付ける作業をより容易に行うことが可能となる。
また、本実施形態では、ノズルガイド10を略筒状に形成し、当該ノズルガイド10の筒外側の表面に、ベントチューブ4に対向して配置され筒部6の開口端1a側に向けて延設されてベーパ通路P2の一部をなす凹溝10eを設けた。かかる凹溝10eにより、比較的簡素な構成によって、燃料ベーパVの流れを所定方向(例えばノズル挿通口7や外気取入口8に近付かない方向)に向かわせて、燃料ベーパVがノズル挿通口7(と給油ノズルNzとの隙間)や外気取入口8等を介してフィラーチューブ3内に導入されにくくすることができる。
また、本実施形態では、複数の分割体のうちの一つである分割体11に、筒部6の筒外側へ向けて進出可能に構成された壁部11cを設け、他の分割体12に壁部11cを押圧して筒外側へ向けて進出させる第二の押圧部としての内壁部12eを設け、壁部11cを、当該壁部11cを設けた分割体11と内壁部12eを設けた分割体12とを相対移動させることで内壁部12eによって押圧されるように構成し、壁部11cの筒外側の表面に、凹溝11fを形成し、筒部6内で、分割体11,12を相対移動させることで、壁部11cを筒外側へ進出させるようにした。凹溝11fが固定的に設置される場合、筒部6との干渉をさけるため凹溝11fは筒内側に配置されることになるが、本実施形態では、凹溝11fを筒外側へ進出可能とし、実質的なガイド面となる凹溝11の側面を筒外側すなわちベントチューブ4側により接近させて配置することが可能となるため、燃料ベーパVをガイドしやすくなる。
さらに、本実施形態では、凹溝11fの幅方向両側に側壁部11gを立設した。このため、側壁部11gを設けた分だけ凹溝11fが深くなり、燃料ベーパVを凹溝11fに沿ってより一層確実にガイドできるようになる。そして、壁部11cを筒外側に進出可能に構成したため、筒部6への挿入しやすさを確保しつつ側壁部11gをより高く設けて、燃料ベーパVをより確実にガイドすることができる。
また、本実施形態では、筒外側へ進出した壁部11cをベントチューブ4に係合させるようにした。よって、ベントチューブ4を、壁部11cひいてはノズルガイド10の周方向の位置決めまたは回り止めとして利用することができる分、給油ノズル差込部構造を比較的簡素な構成として得ることができる。
さらに、本実施形態では、筒外側へ進出した壁部11cを第二の被係合部としても機能する筒体2の端縁2cに係合するようにした。よって、壁部11cを、ノズルガイド10の差込方向Iの位置決めおよび抜け止めとして利用することができる。
また、本実施形態では、凹溝10eの深さを当該凹溝10eの延設方向に沿って除変させてベーパ通路P2の屈曲部10gを形成した。よって、ベーパ通路P2で燃料ベーパVが流れる方向を、よりスムーズにかつより通流抵抗の少ない状態で変化させ、燃料ベーパVの排出効率を高めることができる。
また、本実施形態では、ノズルガイド10に、筒部6内の開口端1a側とフィラーチューブ3内とを連通する外気取入口8を形成した。よって、ノズルガイド10の奥側で燃料Fを排出することによって生じる負圧が大きくなって燃料Fが注入されにくくなるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、外気取入口8を、ノズル挿通口7に対してベーパ通路P2(凹溝10e)の反対側に形成した。このため、外気取入口8をベーパ通路P2から遠ざけて配置することができ、ベーパ通路P2から外気取入口8を介して燃料ベーパVがフィラーチューブ3内ひいては燃料タンク内に導入されるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、ノズルガイド10を、給油ノズルNzの差込方向Iの奥側に向けて開放される有底筒状に形成し、そのノズルガイド10の底壁部10aに、ノズル挿通口7ならびに外気取入口8を形成した。よって、ノズルガイド10の底壁部10aを利用してノズル挿通口7および外気取入口8を比較的容易に得ることができるとともに、側壁部10bの筒外側の隙間Sを利用してフィラーチューブ3内と区画されたベーパ通路P2を比較的容易に得ることができる。
(第2実施形態)図5,図6は、本発明の第2実施形態にかかる給油ノズル差込部構造を示している。
本実施形態でも、上記第1実施形態と同様に、筒部6A内にフィラーチューブ3側を覆うように筒状のノズルガイド10Aを配置してある。ただし、本実施形態では、外気取入口8Aを、ノズル挿通口7Aの周縁を複数箇所凹設した給油ノズルNzの差込方向(ノズルガイド10Aの筒内部の軸方向)Iに沿って伸びる凹溝として設けてある。このため、ノズル挿通口7Aに給油ノズルNzを挿通させた状態で、この給油ノズルNzの外周に、外気取入口8Aが複数箇所形成されることになる。
さらに、本実施形態では、筒状のノズルガイド10Aの外周面10fを全体的にボトルネック状に括れさせた狭窄部10hを形成し、この狭窄部10hと拡径部3sとの間の隙間Sをベーパ通路P2としてある。なお、この狭窄部10hにおいても、差込方向奥側の端部でその深さを当該差込方向奥側から開口端1a側に向けて漸増させてベーパ通路P2の屈曲部10gを設けてある。
また、本実施形態では、筒体2を設けず、フィラーチューブ3の拡径部3sによって筒部6Aを構成し、当該拡径部3sをそのまま取付ブラケット5に接続してある。なお、ねじ部等は拡径部3sに設けるが、ここでは図示省略してある。
以上の構成を備える本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。特に、本実施形態では、外気取入口8Aを、ノズル挿通口7Aの周縁を凹設して設けたため、外気取入口8Aを比較的簡素な構成として得ることができる。また、ノズル挿通口7Aと外気取入口8Aとを別個に形成した場合に比べて筒部6Aを径方向により小さくすることができる。
なお、本実施形態のように狭窄部10hを有するものであっても、上記第1実施形態のように、可動爪を有する分割体と押圧部を有する分割体とを含み、これら分割体とを相対移動させることによって、押圧部によって可動爪を筒外側に進出させて、筒部に係合させるように構成することが可能である。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々に変形することが可能である。例えば、複数の分割体は、筒部内で所定の位置関係で配置しておけばよく、複数の分割体を一体化させることは必須ではない。また、分割体の分割数や、分割方向、各分割体の形状等も上記実施形態には限定されない。また、筒部その他の部分の形状も上記実施形態には限定されない。
また、押圧部によって可動爪を進出させるために分割体同士を相対的に近接させる方向は、上記差込方向には限定されず、周方向やその他の方向とすることが可能である。また、複数の分割体は、筒部内に一つずつ挿入する必要はなく、例えば複数の分割体同士が仮保持された状態で筒部内に挿入してもよい。また、押圧部を有する分割体を差込方向の奥側に配置し、可動爪や壁部を有する分割体を差込方向の手前側に配置することも可能である。
また、ベントチューブと壁部とが係合する構造も上記実施形態には限定されず、例えば壁部に設けた突起をベントチューブ内に挿入するように構成することも可能である。また、側壁部の無い凹溝とベントチューブとを係合させることも可能である。
また、ベントチューブの接続位置や配索方向は種々に変更可能である。一例として、ベントチューブを筒部の中心軸より上側に接続することが可能である場合には、ベーパ通路をなす凹溝をノズル挿通口の上方に設ける一方、外気取入口をノズル挿通口の下方に設けるのが好適である。また、隔壁の形状等も筒状には限定されず、種々に変更することが可能である。
2a 開口端
2c 端縁(被係合部、第二の被係合部)
3 フィラーチューブ
4 ベントチューブ
6,6A 筒部
7,7A ノズル挿通口
10,10A ノズルガイド
10e 凹溝
11,12 分割体
11b 可動爪(ガイド機構)
11c 壁部
11f 凹溝
11g 側壁部
12e 内壁部(押圧部、第二の押圧部)
12f,12g 拡開部(ガイド機構)
F 燃料
Nz 給油ノズル
P2 ベーパ通路
V 燃料ベーパ

Claims (8)

  1. 給油ノズルを差し込む筒部と、当該筒部に差し込まれた給油ノズルから吐出された燃料の供給路となるフィラーチューブと、燃料ベーパを排出するベントチューブと、を備えた給油ノズル差込部構造において、
    前記筒部とは別体として構成されて当該筒部内に取り付けられ、前記フィラーチューブ側を覆うとともに前記筒部に差し込まれた給油ノズルを挿通するノズル挿通口が形成されたノズルガイドを備え、
    前記ベントチューブから前記筒部の開口端に向かうベーパ通路を、前記ノズルガイドによって前記フィラーチューブ内と区画された状態で形成したことを特徴とする給油ノズル差込部構造。
  2. 前記ノズルガイドは複数の分割体を有し、前記複数の分割体のうちの一つに前記筒部の筒外側に向けて進出可能な可動爪を設けるとともに、前記複数の分割体のうちの他の一つに前記可動爪を押圧して前記筒外側へ向けて進出させる押圧部を設け、前記可動爪を、当該可動爪を設けた分割体と前記押圧部を設けた分割体とを相対移動させることで前記押圧部によって押圧されるように構成し、
    前記筒部には、前記筒外側に向けて進出した前記可動爪を係合する被係合部が設けられ、
    前記筒部内で、前記可動爪を設けた分割体と前記押圧部を設けた分割体とを相対移動させて、前記押圧部によって押圧して筒外側へ進出させた前記可動爪を前記被係合部に係合させることで、前記ノズルガイドを前記筒部に係合するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の給油ノズル差込部構造。
  3. 前記押圧部が前記可動爪を押圧する状態となるように前記複数の分割体が相対移動するのを案内するガイド機構を設けたことを特徴とする請求項2に記載の給油ノズル差込部構造。
  4. 前記ノズルガイドを略筒状に形成し、当該ノズルガイドの筒外側の表面に、前記ベントチューブに対向して配置され前記筒部の開口端側に向けて延設されて前記ベーパ通路の一部をなす凹溝を設けたことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一つに記載の給油ノズル差込部構造。
  5. 前記ノズルガイドは複数の分割体を有し、前記複数の分割体のうちの一つに前記筒部の筒外側へ向けて進出可能に構成された壁部を設け、前記複数の分割体のうちの他の一つに前記壁部を押圧して前記筒外側へ向けて進出させる第二の押圧部を設け、前記壁部を、当該壁部を設けた分割体と前記第二の押圧部を設けた分割体とを相対移動させることで前記第二の押圧部によって押圧されるように構成し、
    前記壁部の筒外側の表面に、前記凹溝の少なくとも一部を形成し、
    前記筒部内で、前記壁部を設けた分割体と前記第二の押圧部を設けた分割体とを相対移動させることで、前記壁部を筒外側へ進出させるようにしたことを特徴とする請求項4に記載の給油ノズル差込部構造。
  6. 前記凹溝の幅方向両側に筒外側に向けて突出する側壁部を設けたことを特徴とする請求項5に記載の給油ノズル差込部構造。
  7. 前記筒外側へ進出した壁部と前記ベントチューブとを係合させるようにしたことを特徴とする請求項5または6に記載の給油ノズル差込部構造。
  8. 前記筒部に、前記筒外側に向けて進出した前記壁部を係合する第二の被係合部を設けたことを特徴とする請求項5〜7のうちいずれか一つに記載の給油ノズル差込部構造。
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