JP2014189268A - フィラーパイプ - Google Patents

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Abstract

【課題】製造が容易で、重量が軽減したフィラーパイプ10を提供する。
【解決手段】車体外面に形成された車体給油口から燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプ10において、フィラーパイプ10の入口部12に、給油ガン30の先端部31を保持するリテーナ20を取付ける。リテーナ20は、フィラーパイプ10の入口部12に取付けられるリテーナ取付部22と、リテーナ20の先端に位置して、給油ガン30の先端部31を保持して、フィラーパイプ10に燃料を送入するリテーナ開口部23を有する。リテーナ開口部23の一部を延設して断面形状が長手方向に平坦なリテーナ開口延設部27を設け、リテーナ開口延設部27と反対側のリテーナ開口部23の一部のリテーナ開口延設部27と対向する部分に、リテーナ開口部23の中心方向に突出したリテーナ開口突起部24を形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、給油口から自動車用燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプの入口部にリテーナ取付けたフィラーパイプに関する。
図7に示すように、車体に設けられた車体給油口から自動車用燃料タンクへ燃料を注入するためにフィラーパイプ110が取付けられている。
フィラーパイプ110には、注入口111に給油ガン130の先端部131を挿入して燃料を注入している。
このとき、給油ガン130を保持するとともに、燃料の流れを安定させるために、フィラーパイプ110の入口部112の内部にリテーナ120を設けて、リテーナ120の先端部分をパイプ状に長く伸ばして形成するものがある(例えば、特許文献1参照。)。この場合は、リテーナ120の先端部分で、給油ガン130の先端部131を保持するために、リテーナ120の先端部分を長く伸ばす必要がある。
しかしながら、この場合には、リテーナ120を別部品で形成し、リテーナ120の先端部分をパイプ状に長く伸ばすため、リテーナ120の全体の重量が増加して、車体の軽量化の要請に反することとなる。
また、給油ガン130の先端部131を保持するために、リテーナ120の先端部分のパイプ径を給油ガン130の先端部131のノズル径と略同等にする必要があり、給油ガン130の先端部131の挿入と取出しの手間がかかっていた。
また、図8と図9に示すように、フィラーパイプ210の入口部212から少し奥にノズルガイド(リテーナ)220を取付けて、ノズルガイド(リテーナ)220の先端部分に一対の内方突起221、221を設けるものがある。そして、ノズルガイド(リテーナ)220の先端部分をこの一対の内方突起221、221の稜線と、ノズルガイド(リテーナ)220の一対の内方突起221、221間の内周面とに当接させて、給油ガン130の先端部231の挿入をとめるとともに、給油ガン230の先端部231を保持するものがある(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、この場合には、給油ガン130の先端部131を保持するためには、フィラーパイプ210の入口部212から奥に入った部分に、ノズルガイド(リテーナ)220を取付けるか、或いは、ノズルガイド(リテーナ)220を長く形成して、フィラーパイプ210の入口部212からフィラーパイプ210の奥まで達するようにする必要がある。
フィラーパイプ210の入口部212から奥に入った部分にノズルガイド(リテーナ)220を取付ける場合には、所定の位置に取付けるために、手間がかかることとなる。ノズルガイド(リテーナ)220を長く形成する場合には、ノズルガイド(リテーナ)220の重量が増加して車輛の軽量化の要請に反することとなる。
特開2009−18755号公報 特開2009−208517号公報
そこで本発明は、給油ガンの挿入量を規制し、重量が軽減したフィラーパイプを提供しようとするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、車体外面に形成された車体給油口から燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプにおいて、
フィラーパイプの入口部に、給油ガンの先端部を保持するリテーナを取付け、
リテーナは、フィラーパイプの入口部に取付けられるリテーナ取付部と、リテーナの先端に位置して、給油ガンの先端部を保持して、フィラーパイプに燃料を送入するリテーナ開口部を有し、リテーナ開口部の一部を延設して断面形状が長手方向に平坦なリテーナ開口延設部を設け、リテーナ開口延設部と反対側のリテーナ開口部の一部のリテーナ開口延設部と対向する部分に、リテーナ開口部の中心方向に突出したリテーナ開口突起部を形成したことを特徴とするフィラーパイプである。
請求項1の本発明では、車体外面に形成された車体給油口から燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプにおいて、フィラーパイプの入口部に、給油ガンの先端部を保持するリテーナを取付けた。このため、給油ガンをフィラーパイプの入口部に挿入するときに、給油ガンの先端部をリテーナが案内して、所定の位置に保持することができ、燃料の注入を確実にすることができる。
リテーナは、フィラーパイプの入口部に取付けられるリテーナ取付部と、リテーナの先端に位置して、給油ガンの先端部を保持して、フィラーパイプに燃料を送入するリテーナ開口部を有する。このため、リテーナ取付部をフィラーパイプの入口部の内部に取付けると、リテーナ開口部をフィラーパイプの所定の位置に保持して、リテーナ開口部の部分で給油ガンの先端部を保持して、燃料の噴出方向を一定にすることができる。
リテーナ開口部の一部を延設して断面形状が長手方向に平坦なリテーナ開口延設部を設け、リテーナ開口延設部と反対側のリテーナ開口部の一部のリテーナ開口延設部と対向する部分に、リテーナ開口部の中心方向に突出したリテーナ開口突起部を形成した。このため、リテーナ開口部とリテーナ開口突起部で給油ガンの先端部を保持して、給油ガンの先端部の軸方向の向きがフィラーパイプの入口部の軸方向と同じ方向になる。
そうすると、さらに給油ガンを挿入する場合には、リテーナ開口部により、給油ガンの先端部の挿入が止まり、給油ガンの挿入量を規制することができる。また、給油ガンの先端部の軸方向の向きがフィラーパイプの入口部の軸方向と同じ方向になるため、注入された燃料がフィラーパイプ内をスムースに流れることができる。
請求項2の本発明は、リテーナ開口部の開口径の大きさは、給油ガンの先端部の外径よりも若干大きいフィラーパイプである。
請求項2の本発明では、リテーナ開口部の開口径の大きさは、給油ガンの先端部の外径よりも若干大きいため、給油ガンの先端部のブレが少なく、確実にリテーナ開口部で保持することができ、燃料の噴出方向を所定の方向に維持することができる。
請求項3の本発明は、リテーナ開口延設部は、フィラーパイプ本体の軸方向と平行に延設されるフィラーパイプである。
請求項3の本発明では、リテーナ開口延設部は、フィラーパイプ本体の軸方向と平行に延設されるため、リテーナ開口延設部で給油ガンの先端部の軸方向をフィラーパイプの入口部の軸方向と平行にすることができ、注入された燃料がフィラーパイプ内をスムースに流れることができる。
請求項4の本発明は、給油ガンの先端部に取付けられたオートストップセンサーは、給油ガンの先端部がリテーナに挿入されたときに、リテーナ開口部よりもフィラーパイプの奥に位置するフィラーパイプである。
請求項4の本発明では、給油ガンの先端部に取付けられたオートストップセンサーは、給油ガンの先端部がリテーナに挿入されたときに、リテーナ開口部よりもフィラーパイプの奥に位置する。このため、燃料の注入時にリテーナに妨げられてオートストップセンサーが作動しなかったり、リテーナと給油ガンの先端部の間に燃料が溜まり、オートストップセンサーが誤作動して、燃料の注入が止まったりすることがない。
請求項5の本発明は、リテーナ開口延設部の延設方向の長さは、10〜20mmであり、リテーナ開口突起部の突起の高さは1〜2mmであるフィラーパイプである。
請求項5の本発明では、リテーナ開口延設部の延設方向の長さは、10〜20mmであるため、給油ガンの先端部の軸方向をリテーナ開口延設部でフィラーパイプの入口部の軸方向に平行にして、燃料の噴出方向を変えて、フィラーパイプの軸方向に沿って流出するように導くことができる。リテーナ開口突起部の突起の高さは1〜2mmであるため、給油ガンの先端部をリテーナ開口延設部に当接させることができるとともに、給油ガンの先端部の挿入と引き抜きが容易となる。
請求項6の本発明は、リテーナ開口突起部は、リテーナ開口部の円周方向に連続して湾曲して形成されたフィラーパイプである。
請求項6の本発明では、リテーナ開口突起部は、リテーナ開口部の円周方向に連続して湾曲して形成されたため、給油ガンの先端部を円弧状に保持することができ、リテーナ開口延設部とリテーナ開口突起部で挟持して、安定して保持することができる。
請求項7の本発明は、リテーナ開口突起部は、リテーナ開口部の円周方向に並んだ複数の球状の突出部として形成されたフィラーパイプである。
請求項7の本発明では、リテーナ開口突起部は、リテーナ開口部の円周方向に並んだ複数の球状の突出部として形成されたため、給油ガンの先端部を保持する面積が少なく、摺動抵抗を減らすことができ、給油ガンの先端部の挿入と引き抜きが容易である。
リテーナのテーナ根元部をフィラーパイプの入口部の内部に取付けると、リテーナ開口部を所定の位置に保持して、リテーナ開口部の部分で給油ガンの先端部を保持して、燃料の噴出方向を一定にすることができる。
リテーナ開口部とリテーナ開口突起部で、給油ガンの先端部を保持して、給油ガンの先端部の軸方向の向きがフィラーパイプの入口部の軸方向と同じ方向になり、さらに給油ガンを挿入する場合には、給油ガンの先端部の挿入が止まり、給油ガンの挿入量を規制することができる。また、給油ガンの先端部の軸方向の向きがフィラーパイプの入口部の軸方向と同じ方向になるため、注入された燃料がフィラーパイプ内をスムースに流れることができる。
本発明の実施の形態を示すもので、フィラーパイプの入口部にリテーナを取付けた部分の断面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、リテーナの断面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、リテーナの開口部付近の拡大斜視図である。 本発明の実施の形態を示すもので、他のリテーナの開口部付近の拡大斜視図である。 本発明の実施の形態を示すもので、フィラーパイプの注入口にスプリング付き給油ガンを挿入したときの断面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、フィラーパイプの注入口にスプリング無しの給油ガンを挿入したときの断面図である。 従来のフィラーパイプの入口部にリテーナを取付けた部分の断面図である。 従来の他のフィラーパイプの入口部にノズルガイド(リテーナ)を取付けた部分の断面図である。 従来の他のノズルガイド(リテーナ)の断面図である。
本発明は、自動車の車体に設けられた車体給油口から自動車用燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプ10に、リテーナ20を取付けたフィラーパイプ10に関するものである。フィラーパイプ10は、合成樹脂又は金属で形成することができる。そのフィラーパイプ10の注入口11にリテーナ20が取付けられている。
図1に示すように、フィラーパイプ10の先端部分は、車体外面に形成された車体給油口(図示せず)に取付けられている注入口11と、注入口11から円筒状に形成される入口部12から形成される。フィラーパイプ10は、入口部12の先端から徐々にその直径を小さく形成され、フィラーパイプ本体13に連続している。
次に、リテーナ20について図2に基づき説明する。
リテーナ20の先端は、フィラーパイプ10の注入口11の先端を覆い、車体給油口に開口するリテーナ注入縁21が形成されている。リテーナ注入縁21は、断面が外側に向かってく字形に屈曲して形成されている。リテーナ注入縁21がフィラーパイプ10の注入口11の先端を覆うため、リテーナ20を注入口11で固定して、フィラーパイプ10の奥まで入り込まないようにするとともに、注入口11とリテーナ注入縁21の間から、燃料が漏れないようにすることができる。
リテーナ取付部22は、リテーナ注入縁21から一体的に円筒状に形成されている。リテーナ20がフィラーパイプ10の入口部12に挿入されると、リテーナ注入縁21が、注入口11の先端に係止されて、リテーナ取付部22の外面は、フィラーパイプ10の入口部12の内面と当接して、リテーナ20が安定して保持される。フィラーパイプ10とリテーナ20が金属で形成される場合には、注入口11とリテーナ注入縁21を溶接して固着することができる。また、フィラーパイプ10とリテーナ20が合成樹脂で形成される場合には、両者を接着剤で固着、あるいは溶着することができる。
図2に示すように、リテーナ取付部22には内側に突出したらせん状のリテーナネジ部22aを形成することができる。フィラーパイプ10の注入口11をタンクキャップ(図示せず)で塞ぐ場合には、タンクキャップの外周に設けたネジ部をリテーナ取付部22のリテーナネジ部22aに嵌め込んで、タンクキャップを取付けることができる。タンクキャップではなく、フラップ付きユニットを取付ける場合には、リテーナ20をフラップ付きユニットの先に設置し、給油ガン30の挿入量を規制することができる。
リテーナ取付部22と連続して上側には、リテーナ斜面部28が形成されている。リテーナ斜面部28は、フィラーパイプ10が車体に取付けられたときに、リテーナ20の上側の部分に形成され、下側の部分はリテーナ取付部22から連読して平坦に形成されている。このため、リテーナ20は、上側の部分の直径が徐々に小さくなり、下側の部分はそのままで、全体の直径は徐々に小さくなるように変形する。これにより、後述するように、給油ガン30が挿入しやすくなる。
リテーナ斜面部28に連続して、リテーナ取付部22よりも直径が小さいリテーナ開口筒部29が形成されている。リテーナ開口筒部29の先端にはリテーナ開口部23が形成されている。リテーナ開口部23では、リテーナ斜面部28が形成された上側の部分ではリテーナ開口延設部27が形成され、リテーナ開口延設部27は、後述するリテーナ開口突起部24よりもリテーナ開口部23から長く形成されている。
リテーナ開口部23の開口径の大きさは、給油ガン30の先端部31の外径よりも若干大きく形成することが好ましい。この場合には、給油ガン30の先端部31の挿入が容易であるとともに、給油ガン30の先端部31とリテーナ開口部23及びリテーナ開口延設部27との間の隙間が小さくすることができ、給油ガン30の先端部31をブレることなく、確実にリテーナ開口部23のリテーナ開口延設部27とリテーナ開口突起部24で保持することができ、燃料の噴出方向を所定の方向に維持することができる。
リテーナ開口延設部27の延設方向の長さは、10〜20mmにすることが好ましい。この場合には、給油ガン30が長く形成されても、その先端部31をリテーナ開口延設部27で確実に保持することができる。このため、給油ガン30の先端部31の軸方向が安定して、燃料の噴出方向をフィラーパイプ本体13の軸方向に向かって流出するように導くことができる。
リテーナ開口部23の部分のリテーナ斜面部28が形成されたと反対側の下側の部分では、リテーナ開口筒部29に連続して、リテーナ開口部23の中心方向に屈曲したリテーナ開口突起部24が形成される。リテーナ開口突起部24の先端のリテーナ突起先端部25は、湾曲して形成されている。このため、給油ガン30の先端部31を引き抜くときに、リテーナ突起先端部25に先端部31が引っ掛かることなく、スムースに挿入と引き抜きができる。
このため、リテーナ開口部23において、リテーナ開口突起部24が給油ガン30の先端部31をリテーナ開口延設部27の内面に押すようにすることができ、給油ガン30の先端部31の軸方向の向きが、テーナ開口延設部27に沿ってフィラーパイプ10の入口部12の軸方向と同じ方向になるように保持することができる。
図3に示すように、リテーナ開口突起部24は、リテーナ開口部23の円周方向に連続して湾曲して形成することができる。この場合は、リテーナ開口突起部24は、リテーナ開口部23の軸方向に断面は円弧状であり、その断面形状が、所定幅でリテーナ開口部23の円周方向に連続して形成される。このため、給油ガン30の先端部31を円弧状に接触して保持することができ、リテーナ開口延設部27とリテーナ開口突起部24で挟持して、安定して保持することができる。
また、図4に示すように、リテーナ開口突起部24は、円周方向に並んだ複数の球状の突出部として形成することができる。この場合は、球状の独立した突出部として形成することができ、図4の形態では3個の突出部として形成されているが、その数は適宜選択することができる。このため、リテーナ開口突起部24が給油ガン30の先端部31を保持する面積が少なく、摺動抵抗を減らすことができ、リテーナ開口部23への給油ガン30の先端部31の挿入と引き抜きが容易である。
次に、図5と図6に基づき、給油ガン30をフィラーパイプ10の注入口11に挿入して、燃料を注入する場合について説明する。図5は、給油ガン30にスプリング32が取付けられた場合であり、図6は、給油ガン30にスプリング32が取付けられていない場合である。
まず図5に基づき、給油ガン30にスプリング32が取付けられた場合について説明する。
上述のとおり、フィラーパイプ10の注入口11は、車体給油口に取付けられて車体外面に開口している。フィラーパイプ10の入口部12には、リテーナ20が取付けられて、リテーナ注入縁21が注入口11の先端を覆うように取付けられている。
給油ガン30をフィラーパイプ10の注入口11に挿入すると、給油ガン30の先端部31は、リテーナ20のリテーナ注入縁21から内面に沿って進入し、リテーナ開口部23に達する。このとき、リテーナ20の上側面のリテーナ斜面部28に沿って給油ガン30の先端部31がリテーナ開口部23の先端まで達することができ、挿入がスムースであるとともに、上側面のリテーナ開口延設部27とリテーナ開口突起部24で給油ガン30の先端部31を安定して保持することができる。
リテーナ開口部23の開口径の大きさは、給油ガン30の先端部31の外径よりも若干大きいため、給油ガン30の先端部31を確実にリテーナ開口部23で保持することができる。また、リテーナ開口延設部27で給油ガン30の先端部31の方向を矯正して、フィラーパイプ本体13の軸方向に向けることができる。
このとき、給油ガン30の先端部31は、リテーナ開口部23のリテーナ開口突起部24の部分、又はリテーナ開口延設部27の根元部分で、スプリング32の先端が係止されて、それ以上の給油ガン30の先端部31の挿入が阻止される。このとき、給油ガン30の先端部31に取付けられたストップセンサーは、リテーナ開口突起部24よりもフィラーパイプ10の奥に位置することができる。
そうすると、噴射された燃料は、フィラーパイプ本体13の軸方向に向かって流れて、スムースにフィラーパイプ10の下方に流下することができる。そのため、燃料の噴射時に、フィラーパイプ10内を燃料がスムースに流れず詰まって逆流して、給油ガン30の先端部31に取付けられたストップセンサーが、燃料が満タンになったと判断して、燃料の噴射が途中でストップすることがない。
リテーナ20のリテーナ開口筒部29と、リテーナ斜面部28及びリテーナ開口部23の形状は、給油ガン30の先端部31を保持するとともに、その燃料噴射方向を定めるため、給油ガン30の形状やフィラーパイプ10の湾曲部の位置や形状に応じて、車両ごとに定められる。
次に、図6に基づき、給油ガン30にスプリング32が取付けられていない場合について説明する。
図5の場合と同様に、給油ガン30をフィラーパイプ10の注入口11に挿入すると、給油ガン30の先端部31は、リテーナ20のリテーナ注入縁21から内面に沿って進入し、リテーナ開口部23に達する。このとき、リテーナ20の上側面のリテーナ斜面部28に沿って給油ガン30の先端部31がリテーナ開口部23の先端まで達することができ、挿入がスムースであるとともに、上側面のリテーナ開口延設部27とリテーナ開口突起部24で給油ガン30の先端部31を安定して保持することができる。
リテーナ開口部23の開口径の大きさは、給油ガン30の先端部31の外径よりも若干大きいため、給油ガン30の先端部31を確実にリテーナ開口部23で保持することができる。また、リテーナ開口延設部27で給油ガン30の先端部31の方向を矯正して、フィラーパイプ本体13の軸方向に向けることができる。
このとき、給油ガン30の根元部33は湾曲して形成されているため、給油ガン30の先端部31の軸方向が矯正されると、根元部33は、リテーナ20のリテーナ注入縁21に当接して、それ以上の給油ガン30の先端部31の挿入が阻止される。このとき、給油ガン30の先端部31に取付けられたストップセンサーは、リテーナ開口突起部24よりもフィラーパイプ10の奥に位置することができる。
このため、図5に示した形態の場合と同様に、噴射された燃料は、フィラーパイプ10に沿って流れて、スムースにフィラーパイプ10の下方に流下することができる。そのため、燃料の噴射時に、フィラーパイプ10内を燃料がスムースに流れず詰まって逆流して、給油ガン30の先端部31に取付けられたストップセンサーが、燃料が満タンになったと判断して、燃料の噴射が途中でストップすることがない
10 フィラーパイプ
11 注入口
20 リテーナ
22 リテーナ取付部
23 リテーナ開口部
24 リテーナ開口突起部
27 リテーナ開口延設部
28 リテーナ斜面部
30 給油ガン
31 先端部

Claims (7)

  1. 車体外面に形成された車体給油口から燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプにおいて、
    該フィラーパイプの入口部に、給油ガンの先端部を保持するリテーナを取付け、
    該リテーナは、上記フィラーパイプの入口部に取付けられるリテーナ取付部と、上記リテーナの先端に位置して、上記給油ガンの先端部を保持して、フィラーパイプに燃料を送入するリテーナ開口部を有し、該リテーナ開口部の一部を延設して断面形状が長手方向に平坦なリテーナ開口延設部を設け、該リテーナ開口延設部と反対側の上記リテーナ開口部の一部の上記リテーナ開口延設部と対向する部分に、上記リテーナ開口部の中心方向に突出したリテーナ開口突起部を形成したことを特徴とするフィラーパイプ。
  2. 上記リテーナ開口部の開口径の大きさは、上記給油ガンの先端部の外径よりも若干大きい請求項1に記載のフィラーパイプ。
  3. 上記リテーナ開口延設部は、上記フィラーパイプ本体の軸方向と平行に延設される請求項1又は請求項2に記載のフィラーパイプ。
  4. 上記給油ガンの先端部に取付けられたオートストップセンサーは、上記給油ガンの先端部が上記リテーナに挿入されたときに、上記リテーナ開口部よりも上記フィラーパイプの奥に位置する請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のフィラーパイプ。
  5. 上記リテーナ開口延設部の延設方向の長さは、10〜20mmであり、上記リテーナ開口突起部の突起の高さは1〜2mmである請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のフィラーパイプ。
  6. 上記リテーナ開口突起部は、上記リテーナ開口部の円周方向に連続して湾曲して形成された請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のフィラーパイプ。
  7. 上記リテーナ開口突起部は、上記リテーナ開口部の円周方向に並んだ複数の球状の突出部として形成された請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のフィラーパイプ。
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