JP6657742B2 - 乗用芝刈機 - Google Patents

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本発明は、車体にエンジンを搭載し、例えば草刈りや芝刈り作業等を行う作業車両に関する。
従来、車体後部にエンジンを搭載した作業車両において、エンジン周辺をボンネットで覆ってエンジンルームを構成し、そのエンジンルームを前後の領域に区分けるシュラウドを設け、前側の領域にラジエータや電子制御ユニットを設け、後側の領域にエアクリーナ、エンジン、排ガス処理装置等を設けて、エアクリーナの給気ダクトを、シュラウドを貫通させて前側の領域まで延長した作業車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−15168号公報
しかしながら、上記従来の作業車両の構成によれば、エアクリーナがエンジン近傍に配置されていることにより、エアクリーナがエンジンから発する熱の影響を受けやすくなっていた。
本発明は、上記従来の作業車両のこの様な課題に鑑み、エアクリーナがエンジンから発する熱の影響を受けにくい作業車両を提供することを目的とする。
第1の本発明は、
走行車体と、左右一対の操向操作自在な前輪110と、左右一対の駆動自在な後輪120と、走行車体100の前方下部に連結された草刈装置130と、走行車体100の前部に設けられたステアリングハンドル140と、ステアリングハンドル140の後ろに配置された運転席141と、走行車体100の後部に配置されたエンジン150と、エンジン150の前方に備えるラジエータ170と、エンジン150及びラジエータ170を覆う開閉可能なボンネット200と、ボンネット200の上部に昇降可能に配置された刈草収納部300と、を備え、
前記エンジンとラジエータとエアクリーナを覆うボンネットでエンジンルームを構成する乗用芝刈機において、
前記車体の前後方向を基準として、前記エンジンルームを前後の領域に区分けるシュラウドと、
前記シュラウドにより区分けられた前記領域の内、前側の第1領域に前記ラジエータと前記エアクリーナを設け、
前記シュラウドにより区分けられた前記領域の内、後側の第2領域に前記エンジンを設け、
前記エアクリーナを前記ラジエータの前方に固定するエアクリーナブラケットを備え、
前記エアクリーナブラケットは、
前記第1領域の床面部において門型状に立設されたエアクリーナブラケット基部と、
前記エアクリーナブラケット基部の上部に取り付けられ、前記エアクリーナを取り付ける取り付けプレートとを有し
前記ボンネットは、前記エンジンの後部側に配置された回動支点を軸芯として開閉可能に配置されており、
前記ボンネットの閉状態を維持するためのボンネット固定具250が、前記エアクリーナブラケット基部511に固定されており、
前記ボンネットの前記天面部または前記前面部には、前記ボンネット固定具でロックされるロック部材230が設けられ、
前記ボンネット固定具250は、前記エアクリーナブラケット基部511の上端部に立設されたボンネット固定具基部251を有し、
前記ボンネット固定具基部251は、前記エアクリーナブラケット基部511から上方に延びる板状部材とし、側面視でエアクリーナ500の外周面との干渉を避けるためにラジエータ170側に突き出した段差部251aを有する形状とした、ことを特徴とする作業車両である。
第2の本発明は、
前記ボンネットは、天面部、前面部、後面部、右側面部、及び左側面部を有するものであり、
前記ボンネットの、前記前面部、前記右側面部、及び前記左側面部の内、前記第1領域を覆う部分には、防塵部材で覆われた吸気口がそれぞれ設けられており、
前記第1領域には床面部が設けられている、ことを特徴とする第1の本発明の作業車両である。
第3の本発明は、
前記ラジエータ170と、前記第2領域180Bに配置されたリザーブタンク173を繋ぐ冷却水ホース174が、前記ボンネット固定具基部251の前記段差部251aに配索され、前記シュラウド400を貫通して配置されている、ことを特徴とする第1又は第2の本発明の作業車両である。
本発明に関連する第1の発明は
車体にエンジンを搭載し、前記エンジンとラジエータとエアクリーナをボンネットで覆ってエンジンルームを構成する作業車両において、
前記車体の前後方向を基準として、前記エンジンルームを前後の領域に区分けるシュラウドと、
前記シュラウドにより区分けられた前記領域の内、一方の第1領域に前記ラジエータと前記エアクリーナを設け、
前記シュラウドにより区分けられた前記領域の内、他方の第2領域に前記エンジンを設けた、ことを特徴とする作業車両である。
これにより、エアクリーナとエンジンとの間をシュラウドで隔てる構成とすることで、エアクリーナがエンジンの熱の影響を受けにくくなる。
また、本発明に関連する第2の発明は、
前記ボンネットは、天面部、前面部、後面部、右側面部、及び左側面部を有するものであり、
前記ボンネットの、前記前面部、前記右側面部、及び前記左側面部の内、前記第1領域を覆う部分には、防塵部材で覆われた吸気口がそれぞれ設けられており、
前記第1領域には床面部が設けられている、ことを特徴とする上記本発明に関連する第1の発明の作業車両である。
これにより、エンジンルームの内、シュラウドよりも前側の空間、即ち、第1領域を清浄に保つことが出来、エアクリーナが塵埃を吸い込むことを防ぎ、ラジエータの目詰まりを防ぐことが出来る。
また、本発明に関連する第3の発明は、
前記エアクリーナを前記ラジエータの前方に固定するエアクリーナブラケットを備え、
前記エアクリーナブラケットは、
前記第1領域の床面部において門型状に立設されたエアクリーナブラケット基部と、
前記エアクリーナブラケット基部の上部に取り付けられ、前記エアクリーナを取り付ける取り付けプレートと、を有している、
ことを特徴とする上記本発明に関連する第1または第2の発明の作業車両である。
これにより、ラジエータの前方の空間を塞ぐことなく、エアクリーナを設置することが出来る。
また、本発明に関連する第4の発明は、
前記ボンネットは、前記エンジンの後部側に配置された回動支点を軸芯として開閉可能に配置されており、
前記ボンネットの閉状態を維持するためのボンネット固定具が、前記エアクリーナブラケット基部に固定されており、
前記ボンネットの前記天面部または前記前面部には、前記ボンネット固定具でロックされるロック部材が設けられている、ことを特徴とする上記本発明に関連する第3の発明の作業車両である。
これにより、ラジエータ前方の吸気面積を減少させることなく、ボンネット固定具をボンネット内の例えば空間上部に設けることが出来る。また、ボンネット固定具をボンネット内の例えば空間上部に設けることで、ボンネットのロックの開閉操作が、ボンネットの上面で行えるため、ボンネットの開閉が容易になる。
本発明によれば、エアクリーナがエンジンから発する熱の影響を受けにくい作業車両を提供することが出来る。
本発明の一実施の形態における乗用草刈機の全体概略側面図 本実施の形態における乗用草刈機のボンネットで覆われたエンジンルームの内部を示す側面図 本実施の形態における乗用草刈機のボンネットの平面図 本実施の形態における乗用草刈機のエンジンルームの内部の平面図 本実施の形態における乗用草刈機のエンジンルームの内部の正面図
以下、図面を参照しながら、本発明の作業車両の一実施の形態の乗用草刈機について説明する。
ここでは、図1から図5を用いて、本発明の一実施の形態としての乗用草刈機1について説明する。
最初に図1を用いて、本実施の形態の乗用草刈機1の全体構成を中心に説明する。
ここで、図1は、本実施の形態における乗用草刈機1の全体概略側面図である。
図1に示す通り、本実施の形態の乗用草刈機1は、走行車体100と、左右一対の操向操作自在な前輪110と、左右一対の駆動自在な後輪120と、走行車体100の前方下部に連結された草刈装置130と、走行車体100の前部に設けられたステアリングハンドル140と、ステアリングハンドル140の後ろに配置された運転席141と、走行車体100の後部に配置されたエンジン150と、エンジン150及び後述するラジエータ170等を覆う開閉可能なボンネット200と、ボンネット200の上部に昇降可能に配置された刈草収納部300と、を備えた構成である。
また、刈草収納部300は、草刈装置130で刈り取られた刈り草を内部に収容するコンテナ310を有し、その内部に収納された刈草を、コンテナ310を上昇させることにより、コンテナ310の背面側に設けられた開閉扉320から外部に排出する構成である。
尚、ボンネット200の上部に配置されたコンテナ310を上昇させた後、ボンネット200の開閉が可能となる。
また、本実施の形態の乗用草刈機1は、草刈装置130で刈り取られた刈り草を、第1搬送路161を介して吸引するとともに、第2搬送路162を介してコンテナ310の内部に刈り草を搬送するブロワ160を備える。
次に、ボンネット200で覆われて形成されたエンジンルーム180の内部の構成について、図2〜図5を用いて説明する。
図2は、本実施の形態における乗用草刈機1のボンネット200で覆われたエンジンルーム180の内部を示す側面図であり、図3はボンネット200の平面図である。また、図4は、エンジンルーム180の内部の平面図であり、図5は、エンジンルーム180の内部の正面図である。
図2に示す通り、ボンネット200は、エンジン150の後部側に配置された回動シャフト210を回動中心として開閉可能に配置されている。
ここで、ボンネット200は、図3に示す通り、天井部201と、天井部201の左端部から下方に折り曲げられた左側面部202Lと、天井部201の右端部から下方に折り曲げられた右側面部202Rと、天井部201の前端部から下方に折り曲げられた前面部203と、天井部201の後端部から下方に折り曲げられた後面部204とを有し、底面が開放された構成である。
即ち、ボンネット200の天井部201の表面の左右中央前側には、図2、図3に示す様に、ボンネット200を開閉するための、開閉用ハンドル220が設けられている。作業者が、開閉用ハンドル220を手で握ることで、ボンネット200の天井部201の内面側に回動可能に設けられたフック230が、後述するロックバー252に引っ掛かっている状態(ロック状態)から開放されるので、作業者は、回動シャフト210を回動中心として、ボンネット200を開くことが出来る構成である。
また、図2〜図5に示す様に、本実施の形態の乗用草刈機1では、走行車体100の前後方向を基準として、エンジンルーム180を前後の領域、即ち、第1領域180Aと第2領域180Bとに区分ける隔壁としてのシュラウド400が設けられている。
本実施の形態では、第1領域180Aを、シュラウド400で区分けられた前後の領域の内、前側の領域とし、第2領域180Bを、シュラウド400で区分けられた前後の領域の内、後側の領域とする。
第1領域180Aでは、ラジエータ170がシュラウド400の前面側に密着して配置されており、ラジエータ170の前面側には立ネット171が着脱可能に配置されており、立ネット171の前方にはエアクリーナ500が配置されている。立ネット171は、ラジエータ170に草やゴミが付着するのを防止するためのフィルターであり、取り外しが出来る様に、ラジエータ170の前面に上下方向にスライド可能に取り付けられている。尚、エアクリーナ500の取り付けについては更に後述する。
また、第2領域180Bでは、ラジエータ170の背面側に冷却ファン172が配置され、冷却ファン172の後方にエンジン150が配置されている。
この様に、エアクリーナ500とエンジン150との間をシュラウド400で隔てる構成とすることで、エアクリーナ500がエンジン150の熱の影響を受けにくくなる。
また、エアクリーナ500から取り込まれた燃焼用空気をエンジン150に供給する吸気パイプ501がシュラウド400を貫通して配置されている。
また、ラジエータ170と、第2領域180Bに配置されたリザーブタンク173を繋ぐ冷却水ホース174が、後述するボンネット固定具基部251の段差部251aに配索されて、シュラウド400を貫通して配置されている。
冷却水ホース174が、ボンネット固定具基部251の段差部251aに配索されていることで、冷却水ホース174の振動を防止出来る。
また、シュラウド400は、中央に円形の吸気口401を有している。
冷却ファン172の回転により、ラジエータ170を冷却する空気が、第1領域180Aに面した、後述するボンネット吸気口240及び床面吸気口190a(図4参照)から取り込まれ、立ネット171とラジエータ170と吸気口401とを通過して、第2領域180Bへ引っ張られて、最終的にエンジン150を冷却し、ボンネット200の後面部204に設けられた排気口204aからボンネット200の外へ排出される構成である。
また、シュラウド400に形成された吸気口401の周囲には、冷却ファン172の先端部による気流の乱れ等を抑制するためのリング状のファンシュラウド410が設けられている。
また、ボンネット200の左側面部202L、右側面部202R、及び前面部203(図3参照)の内、第1領域180Aを覆う部分には、それぞれボンネット吸気口240が形成されている。それぞれのボンネット吸気口240は、第1領域180A内に草やゴミなどが入らない様に、メッシュ状の金属製ネットで構成されている。
これにより、エンジンルーム180の内、シュラウド400よりも前側の空間、即ち、第1領域180Aを清浄に保つことが出来、エアクリーナ500が塵埃を吸い込むことを防ぎ、ラジエータ170の目詰まりを防ぐことが出来る。
また、第1領域180Aの床面部190は、床面吸気口190a(図4参照)としての小さな孔が全面に開けられた金属板であるパンチングメタルで構成されている。
床面部190は、図5に示す様に、中央の平面部191の左右両端側から斜め上方に向けて立ち上がる立ち上がり部192を有し、それぞれの立ち上がり部192の上端側が、ボンネット200の左側面部202Lの下端側及び右側面部202Rの下端側と当接する構成である。
これにより、ボンネット200の左側面部202L、右側面部202R、及び前面部203(図3参照)の所定位置のそれぞれに形成されたボンネット吸気口240に加えて、第1領域180Aの床面部190からも空気を吸入することで、吸入面積が増加し、オーバーヒートの発生を防止すると共に、エンジン150の冷却効率が向上する。
また、床面部190が、パンチングメタルで構成されていることにより、床面全体から空気を吸入することが出来ると共に、塵埃の流入をおさえるので、第1領域180Aを清浄に保つことが出来、ラジエータ170の目詰まりを防ぐことが出来る。
また、床面部190の左右両端側を斜め上方に折り曲げたことにより、床面部190の剛性が増すと共に、第1領域180Aの下部において、中央の平面部191と左右の立ち上がり部192の3方向から空気を吸入することが可能となり、オーバーヒートの発生を防止すると共に、エンジン150の冷却効果を向上させることが出来る。
次に、図2、図5を用いて、エアクリーナ500の取り付け構成について説明する。
エアクリーナ500は、図2、図5に示す通り、エアクリーナブラケット510と、固定用ゴムバンド520とにより、ラジエータ170の前方に固定されている。
エアクリーナブラケット510は、図5に示す様に、第1領域180Aの床面部190の平面部191に立設されて、エアクリーナブラケット510を平面部191から所定高さに位置させるための、正面視で門型状のエアクリーナブラケット基部511と、エアクリーナブラケット基部511の上面部に固定され、エアクリーナ500を底面側から受けて、側面視で略円弧状であって固定用ゴムバンド520の両端部を引っ掛けるために両端部が下方に折り曲げられているエアクリーナ受け部512と、を有している。
エアクリーナブラケット基部511を門型状に構成したことにより、ラジエータ170の前方の空間を塞ぐことなく、エアクリーナ500を設置することが出来る。
次に、図2、図4、図5を用いて、ボンネット200のロック構成について説明する。
図2、図4、図5に示す様に、ボンネット200の天井部201に回動可能に設けられた上述したフック230を引っ掛けてボンネット200の閉状態を維持することが出来るボンネット固定具250が、エアクリーナブラケット基部511の左右幅方向の中央位置に固定されている。
ボンネット固定具250は、エアクリーナブラケット基部511の上端部に立設されたボンネット固定具基部251と、ボンネット固定具基部251の上端側において水平に固定された、フック230を引っ掛けてボンネット200をロックするロックバー252を有している。
ボンネット固定具基部251は、エアクリーナブラケット基部511から上方に延びた板状部材であるが、側面視で(図2参照)、エアクリーナ500の外周面との干渉を避けるために途中でラジエータ170側に突き出した段差部251aを有する形状である。また、ロックバー252は、断面が円形の棒状部材であって、平面視で(図4参照)略U字状に成形されている。
ボンネット200が閉じられると、ボンネット200の天井部201に回動可能に設けられたフック230は、ロックバー252の前端部に当接しながら、一旦は、側面視(図2参照)で反時計回りに回動し、ロックバー252を完全に乗り越えた後に時計回りに回動することで、フック230の爪部がロックバー252の前端部に引っ掛かり、閉状態が維持されてロック状態となる。また、作業者が、開閉用ハンドル220(図3参照)を手で握ると、フック230が、側面視(図2参照)で反時計回りに回動するので、ロック状態が解除されるので、その時、同時に開閉用ハンドル220を掴んだまま上方に持ち上げると、ボンネット200は、回動シャフト210(図2参照)を回動中心として開く。
この様に、ボンネット固定具基部251を、門型状のエアクリーナブラケット基部511に固定したことにより、ラジエータ170の前方の空間を塞ぐことなく、ボンネット固定具250をボンネット内の空間上部に設けることが出来る。また、ボンネット固定具250をボンネット内の空間上部に設けることで、ボンネット200のロックの開閉操作が、ボンネット200の上面で行えるため、ボンネット200の開閉が容易になる。
尚、本実施の形態のシュラウド400より前側の第1領域180Aは、本発明の第1領域の一例にあたり、本実施の形態のシュラウド400より後側の第2領域180Bは、本発明の第2領域の一例にあたる。また、本実施の形態のメッシュ状の金属製ネットで構成されているボンネット吸気口240は、本発明の防塵部材で覆われた吸気口の一例にあたる。また、本実施の形態のフック230は、本発明のロック部材の一例にあたる。
尚、上記実施の形態では、第1領域180Aを、シュラウド400で区分けられた前後の領域の内、前側の領域とし、第2領域180Bを、シュラウド400で区分けられた前後の領域の内、後側の領域とする場合について説明したが、これに限らず例えば、第1領域180Aを、シュラウド400で区分けられた前後の領域の内、後側の領域とし、第2領域180Bを、シュラウド400で区分けられた前後の領域の内、前側の領域としても良い。この構成の場合、各領域に配置される構成部品は上記実施の形態で説明した内容と基本的には同じであるが、各領域内での構成部品同士の配置の前後関係が逆になる。即ち、後側の領域としての第1領域180Aでは、ラジエータ170がシュラウド400の後面側に密着して配置されており、ラジエータ170の後面側には立ネット171が着脱可能に配置されており、立ネット171の後方にはエアクリーナ500が配置されている。また、前側の領域としての第2領域180Bでは、ラジエータ170の前面側に冷却ファン172が配置され、冷却ファン172の前方にエンジン150が配置されている。また、この構成の場合、ボンネット200の左側面部202L、右側面部202R、及び後面部204の内、後側の領域としての第1領域180Aを覆う部分にボンネット吸気口240を設ける。また、エンジンルーム180内の空気の流れる方向についても、上記実施の形態で説明した方向と前後関係が逆になる。
また、上記実施の形態では、フック230が、ボンネット200の天井部201の内面側に設けられた構成について説明したが、これに限らず例えば、ボンネット200の前面部203(図3参照)の内面側に設けられた構成であっても良い。
また、上記実施の形態では、ボンネット吸気口240がメッシュ状の金属製ネットで構成されている場合について説明したが、これに限らず例えば、パンチングメタルで構成されていても良い。
また、上記実施の形態では、ボンネット吸気口240がメッシュ状の金属製ネットで構成されている場合について説明したが、これに限らず例えば、ボンネット200の左側面部202L、右側面部202R、及び前面部203(図3参照)の内、第1領域180Aを覆う部分の全体が、ネット状の部材(例えば、メッシュ状の金属ネット部材)またはパンチングメタルで構成されていても良い。この場合、ネット状の部材またはパンチングメタルの全面に開けられた小さな孔が、ボンネット吸気口240としての機能を有する。
また、上記実施の形態では、床面部190の全体がパンチングメタルで構成されている場合について説明したが、これに限らず例えば、床面部190の床面吸気口190aがメッシュ状の金属製ネットで構成されていても良い。
また、上記実施の形態では、床面部190の全体がパンチングメタルで構成されている場合について説明したが、これに限らず例えば、床面部190の全体がネット状の部材(例えば、メッシュ状の金属製ネット部材)で構成されていても良い。
また、上記実施の形態では、床面部190の左右両端に立ち上がり部192を有する構成について説明したが、これに限らず例えば、立ち上がり部192を有していない構成でも良い。
また、上記実施の形態では、作業車両の一例として、草刈りや芝刈り作業を行う乗用草刈機について説明したが、これに限らず例えば、その他の作業を行う作業車両であっても良い。
また、上記実施の形態では、床面部190が床面吸気口190aを全面に有するパンチングメタルで構成されている場合について説明したが、これに限らず例えば、床面吸気口190aを有さない部材で構成されていても良い。
本発明にかかる作業車両は、エアクリーナがエンジンから発する熱の影響を受けにくいという効果を有し、例えば草刈りや芝刈り作業等を行う作業車両として有用である。
1 乗用草刈機
100 走行車体
130 草刈装置
150 エンジン
160 ブロワ
170 ラジエータ
171 立ネット
172 冷却ファン
180 エンジンルーム
190 床面部
190a 床面吸気口
200 ボンネット
250 ボンネット固定具
251 ボンネット固定具基部
252 ロックバー
300 刈草収納部
400 シュラウド
500 エアクリーナ
510 エアクリーナブラケット
511 エアクリーナブラケット基部
512 エアクリーナ受け部

Claims (3)

  1. 走行車体と、左右一対の操向操作自在な前輪と、左右一対の駆動自在な後輪と、走行車体の前方下部に連結された草刈装置と、走行車体の前部に設けられたステアリングハンドルと、ステアリングハンドルの後ろに配置された運転席と、走行車体の後部に配置されたエンジンと、エンジンの前方に備えるラジエータと、エンジン及びラジエータを覆う開閉可能なボンネットと、ボンネットの上部に昇降可能に配置された刈草収納部と、を備え、
    前記エンジンとラジエータとエアクリーナを覆うボンネットでエンジンルームを構成する乗用芝刈機において、
    前記車体の前後方向を基準として、前記エンジンルームを前後の領域に区分けるシュラウドと、
    前記シュラウドにより区分けられた前記領域の内、前側の第1領域に前記ラジエータと前記エアクリーナを設け、
    前記シュラウドにより区分けられた前記領域の内、後側の第2領域に前記エンジンを設け
    前記エアクリーナを前記ラジエータの前方に固定するエアクリーナブラケットを備え、
    前記エアクリーナブラケットは、
    前記第1領域の床面部において門型状に立設されたエアクリーナブラケット基部と、
    前記エアクリーナブラケット基部の上部に取り付けられ、前記エアクリーナを取り付ける取り付けプレートとを有し
    前記ボンネットは、前記エンジンの後部側に配置された回動支点を軸芯として開閉可能に配置されており、
    前記ボンネットの閉状態を維持するためのボンネット固定具が、前記エアクリーナブラケット基部に固定されており、
    前記ボンネットの前記天面部または前記前面部には、前記ボンネット固定具でロックされるロック部材が設けられ、
    前記ボンネット固定具は、前記エアクリーナブラケット基部の上端部に立設されたボンネット固定具基部を有し、
    前記ボンネット固定具基部は、前記エアクリーナブラケット基部から上方に延びる板状部材とし、側面視でエアクリーナの外周面との干渉を避けるためにラジエータ側に突き出した段差部を有する形状とした、ことを特徴とする乗用芝刈機
  2. 前記ボンネットは、天面部、前面部、後面部、右側面部、及び左側面部を有するものであり、
    前記ボンネットの、前記前面部、前記右側面部、及び前記左側面部の内、前記第1領域を覆う部分には、防塵部材で覆われた吸気口がそれぞれ設けられており、
    前記第1領域には床面部が設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の乗用芝刈機
  3. 前記ラジエータと、前記第2領域に配置されたリザーブタンクを繋ぐ冷却水ホースが、前記ボンネット固定具基部の前記段差部に配索され、前記シュラウドを貫通して配置されている、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の乗用芝刈機
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