JP2018033376A - コンバイン - Google Patents

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JP2018033376A
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五島 一実
Kazumi Goto
一実 五島
和哉 奥村
Kazuya Okumura
和哉 奥村
篤志 仙波
Atsushi Semba
篤志 仙波
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】グレンタンクの貯留容量を拡大して刈取脱穀作業の能率を高めると共に、エアクリーナのメンテナンスを容易化する。
【解決手段】操縦席(15)の前部を前側エンジンカバー(11)の前上壁(21)に設け、後側エンジンカバー(12)に下側に沈み込んだ収納部(A)を形成し、側面視で、収納部(A)を後側エンジンカバー(12)の上部から下側に延在する後前壁(31)の後側であって、後前壁(31)の下端部から後側に延在する後底壁(33)の上側の部位に形成し、エンジン(E)用の空気を濾過するエアクリーナ(41)を後底壁(33)上に設け、エアクリーナ(41)の排気口(41B)とエンジン(E)の吸気ポート(38)を接続する第1配管(44)を、後前壁(31)に形成された第1開口部(31A)に挿通し、エアクリーナ(41)の上側に操縦席(15)の後部を臨ませる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、コンバインに関するものである。
従来のコンバインにおいて、操縦席の後側に位置するエンジンルームの上側にエアクリーナを設ける技術が知られている。
(特許文献1参照)
特開2006−61121号公報
しかし、特許文献1の技術では、エンジンルームの上側にエアクリーナが突出して設けられているので、操縦席の後側にグレンタンクの前壁を近接して設けることができず、グレンタンクの容量を拡大することができず、作業能率を高めることができない欠点があった。
そこで、本発明の主たる課題は、操縦席の後側に位置するエンジンルームの上部を覆うエンジンカバーに、エアクリーナを配置できる収納部を形成して、操縦席の後側にグレンタンクの前壁を近接させられるものとしてグレンタンクの容量を拡大し、連続作業を可能としてコンバインの作業能率を向上させることにある。
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、操縦部(5)と、該操縦部(5)の操縦席(15)の下側後部に形成されたエンジン(E)を搭載するエンジンルーム(6)と、該エンジンルーム(6)の後側に配置された穀粒を貯留するグレンタンク(7)を備えたコンバインにおいて、前記エンジンルーム(6)の上部を前側エンジンカバー(11)の上部と後側エンジンカバー(12)で覆い、前記エンジンルーム(6)の右部をラジエータカバー(51)で覆い、前記操縦席(15)の前部を前側エンジンカバー(11)の前上壁(21)に設け、前記後側エンジンカバー(12)に下側に沈み込んだ収納部(A)を形成し、側面視で、該収納部(A)を後側エンジンカバー(12)の上部から下側に延在する後前壁(31)の後側であって、該後前壁(31)の下端部から後側に延在する後底壁(33)の上側の部位に形成し、前記エンジン(E)に供給する空気中の不純物を除去するエアクリーナ(41)を前記後底壁(33)上に設け、前記エアクリーナ(41)の排気口(41B)とエンジン(E)の吸気ポート(38)を接続する第1配管(44)を、前記後前壁(31)に形成された第1開口部(31A)に挿通し、前記エアクリーナ(41)の上側に操縦席(15)の後部を臨ませたことを特徴とするコンバインである。
請求項2記載の発明は、前記エンジン(E)の上部に延在する第1配管(44)を前上壁(21)に近接して設けた請求項1記載のコンバインである。
請求項3記載の発明は、前記エアクリーナ(41)の吸気口(41A)に接続された第2配管(44)を前記後底壁(33)に形成された第2開口部(33A)に挿通した請求項1又は2記載のコンバインである。
請求項4記載の発明は、前記ラジエータカバー(51)に塵埃の侵入を防止する濾過体(51A)を設け、前記エンジン(E)とラジエータカバー(51)の間にラジエータ(52)を設け、前記第2配管(44)をラジエータ(52)の後部に延在するプレート(53)に形成された第3開口部(53A)に接続した請求項3記載のコンバインである。
請求項5記載の発明は、前記後底壁(33)の左端部から左側上部に延在する後傾斜壁(34)と、該後傾斜壁(34)の左端部から左側に延在する後上壁(35)を形成し、前記エンジン(E)の排気ガス中の不純物を除去する排気浄化装置(25)の上側に後上壁(35)を位置させ、該排気浄化装置(25)の上側右部に後傾壁(35)を位置させた請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンバインである。
請求項6記載の発明は、前記前側エンジンカバー(11)の右部をラジエータカバー(51)に固定し、前記ラジエータカバー(51)の下部を前後方向に延在する支軸(58)の軸心回りに回動可能な構成とした請求項1〜5のいずれか1項に記載のコンバインである。
請求項7記載の発明は、前記前側エンジンカバー(11)の前前壁(23)の左部に、該前前壁(23)と前記操縦部(5)のサイドパネル(18)の係合及び係合解除を行うロック装置(61)を設けた請求項6記載のコンバインである。
請求項8記載の発明は、前記操縦席(15)を、その前部に有した左右方向の回動軸心(P)を中心として上方回動自在に取り付けた請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のコンバインである。
請求項1記載の発明によれば、エンジンルーム(6)の右部をラジエータカバー(51)で覆い、操縦席(15)を前側エンジンカバー(11)の前上壁(21)に設け、後側エンジンカバー(12)に下側に沈み込んだ収納部(A)を形成し、側面視で、収納部(A)を後側エンジンカバー(12)の上部から下側に延在する後前壁(31)の後側であって、後前壁(31)の下端部から後側に延在する後底壁(33)の上側の部位に形成し、エンジン(E)に供給する空気中の不純物を除去するエアクリーナ(41)を後底壁(33)上に設け、エアクリーナ(41)の排気口(41B)とエンジン(E)の吸気ポート(38)を接続する第1配管(44)を、後前壁(31)に形成された第1開口部(31A)に挿通し、エアクリーナ(41)の上側に操縦席(15)の後部を臨ませたので、エンジンルーム(6)の後側エンジンカバー(12)の上側に大きな空間を確保でき、グレンタンク(7)の前壁を操縦席(15)に近接する位置まで突出させて、グレンタンク(7)の貯留容量を大きくし、刈取脱穀作業の能率を高めることができる。また、エアクリーナ(41)とエンジン(E)を接続する第1配管(44)の長さを短くすることができる。そして、操縦席(15)を上方回動等の手段によって移動自在とすれば、エアクリーナ(41)のメンテナンスを容易に行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、エンジン(E)の上部に延在する第1配管(44)を前上壁(21)に近接して設けたので、第1配管(44)の温度上昇を抑制してエンジン(E)の燃焼効率を高めることができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明による効果に加えて、エアクリーナ(41)の吸気口(41A)に接続された第2配管(44)を後底壁(33)に形成された第2開口部(33A)に挿通したので、第2配管(44)の長さを短くすることができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明による効果に加えて、ラジエータカバー(51)に塵埃の侵入を防止する濾過体(51A)を設け、エンジン(E)とラジエータカバー(51)の間にラジエータ(52)を設け、第2配管(44)をラジエータ(52)の後部に延在するプレート(53)に形成された第3開口部(53A)に接続したので、エアクリーナ(41)に塵埃が除去された空気を吸引でき、また、エアクリーナ(41)への雨水の侵入を防止することができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、後底壁(33)の左端部から左側上部に延在する後傾斜壁(34)と、後傾斜壁(34)の左端部から左側に延在する後上壁(35)を形成し、エンジン(E)の排気ガス中の不純物を除去する排気浄化装置(25)の上側に後上壁(35)を位置させ、排気浄化装置(25)の上側右部に後傾壁(35)を位置させたので、稼働時に高温になる排気浄化装置(25)からの放熱を遮熱して、エアクリーナ(41)の温度の上昇を防止することができる。
請求項6記載の発明によれば、請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、前側エンジンカバー(11)の右部をラジエータカバー(51)に固定し、ラジエータカバー(51)の下部を前後方向に延在する支軸(58)の軸心回りに回動可能な構成としたので、エンジン(E)等をメンテナンスする場合に、エンジン(E)の上側に大きな空間を形成してメンテナンスを効率良く行うことができる。
請求項7記載の発明によれば、請求項6記載の発明による効果に加えて、前側エンジンカバー(11)の前前壁(23)の左部に、前前壁(23)と操縦部(5)のサイドパネル(18)の係合及び係合解除を行うロック装置(61)を設けたので、前側エンジンカバー(11)とラジエータカバー(51)の開閉操作を容易に行うことができる。
請求項8記載の発明によれば、上記請求項1から請求項7のいずれか一項記載の発明の効果に加えて、操縦席(15)を、その前部に有した左右方向の回動軸心(P)を中心として上方回動自在に取り付けたので、操縦席(15)を上方回動させてエアクリーナ(41)の上方を開放し、このエアクリーナ(41)のメンテナンスを容易に行うことができる。
コンバインの左側面図である。 コンバインの右側面図である。 コンバインの平面図である。 コンバインの正面図である。 コンバインの背面図である。 エンジンルームの上側に配置されたエアクリーナの右側面図である。 ラジエータを取外した図6の拡大図である。 エンジンルームの上側に配置されたエアクリーナの背面図である。 エンジンルームの上側に配置されたエアクリーナの平面図である。 エンジンルームの上側に配置されたエアクリーナの左側面図である。 エンジンカバーとエンジンカバーの正面図である。 エンジンカバーとエンジンカバーの背面図である。 エンジンカバーとエンジンカバーの左側面図である。 フックと突起部が係合した状態のエンジンカバーとエンジンカバーの正面図である。 垂直カバーに装着されたロック装置の左側面図である。 垂直カバーに装着されたロック装置の構成説明図である。
以下、本発明について図面を参照しつつ説明する。なお、理解を容易にするために、操縦者から見て、前方を前側、後方を後側、右手側を右側、左手側を左側として便宜的に方向を示して説明する。
図1〜5に示すように、コンバインは、機体フレーム1の下側に土壌面を走行する左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の前側に圃場の穀稈を収穫する刈取装置3が設けられている。また、刈取装置3の後側左部に刈取装置3で収穫された穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置4が設けられ、刈取装置3の後側右部に操縦者が搭乗する操縦部5が設けられている。
操縦部5の操縦席15の下側にエンジンEを配置するエンジンルーム6が設けられ、操縦部5の後側に脱穀装置4で脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク7が設けられ、グレンタンク7に貯留された穀粒は、グレンタンク7の後側下部に連結された排出オーガ8によって外部に排出される。なお、排出オーガ8は、グレンタンク7の後側に上下方向に延在する縦オーガ8Aと脱穀装置4の上側に前後方向に延在する横オーガ8Bから形成されている。
図6,7に示すように、エンジンルーム6の上部と前部に設けられたエンジンカバー10は、前側エンジンカバー11と後側エンジンカバー12から形成されている。
前側エンジンカバー11は、前後方向に延在する操縦部5の操縦席15の前部が左右方向の回動軸心Pを中心として上下回動自在に装着される前上壁21と、前上壁21の前端部から前側下り傾斜に延在する連結壁22と、連結壁22の前端部から下側方向に延在する前前壁23から形成されている。また、前前壁23の下端部は、操縦部5の左側前部に駐車ブレーキ16が設けられたステップ部17よりも下側に延在して形成されている。
前上壁21は、外側プレートと外側プレートから内側に所定の間隔隔てて設けられた内側プレートとから形成され、連結壁22も同様に、外側プレートと外側プレートから内側に所定の間隔隔てて設けられた内側プレートとから形成され、前前壁23も同様に、外側プレートと外側プレートから内側に所定の間隔隔てて設けられた内側プレートとから形成されている。これにより、稼働時に高温になるエンジンEからの放熱を前上壁21と、連結壁22と、前前壁23から形成される前側エンジンカバー11によって遮熱して、操縦部5の温度の上昇を防止することができる。
後側エンジンカバー12は、下側に下降する収納部A、すなわち前側エンジンカバー11の前上壁21の後端部の後側から下側方向に延在する後前壁31と、後前壁31の下端部から後側下り傾斜に延在する連結壁32と、連結壁32の下端部からエアクリーナ41が装着される前後方向に延在する後底壁33が形成されている。また、右側面視において、後側エンジンカバー12の後底壁33は、前側エンジンカバー11の前上壁21よりも下側に形成されている。これにより、操縦席15よりも後側に位置するエンジンルーム6の収納部Aにエアクリーナ41を配置し、図2に示すように、グレンタンク7の前壁を操縦席15の後側に近接する突出状に形成することができ、グレンタンク7の貯留容量を大きくすることができる。なお、エアクリーナ41は、エンジンEに供給する空気中の不純物を除去する装置であり、また、後前壁31の下端部から後底壁33を形成することもできる。
操縦席15を通常の着座状態としたとき、この操縦席15の後部は、エアクリーナ41の上側に配置される。また、操縦席15を回動軸心Pを中心として上方回動させると、この操縦席15の後部に隠れていたエアクリーナ41が露出する。
図8に示すように、背面視において、後側エンジンカバー12には、後底壁33の左端部から左側上り傾斜に延在して後前壁31の上端部まで延在する後傾斜壁34と、後傾斜壁34の左端部から左側方向に延在する後上壁35が形成されている。また、背面視において、後傾斜壁34は、エンジンEから排出される排気ガス中の不純物を浄化する排気浄化装置(DOC)25の右側上部に設けられ、後上壁35は、排気浄化装置25の上側に設けられ、後上壁35の左端部は、操縦部5のサイドパネル18の右側下部に延在している。これにより、稼働時に高温になる排気浄化装置25からの放熱を後側エンジンカバー12の後傾斜壁34と後上壁35によって遮熱して、後側エンジンカバー12の後底壁33に装着されているエアクリーナ41の温度の上昇を防止することができる。
図6,7に示すように、エアクリーナ41の下部の吸気口41Aには、吸気用の可撓性のゴムホース等の配管(請求項における「第2配管」)42が接続されている。配管42は、エアクリーナ41の吸気口41Aから下側に向かって延在して後側エンジンカバー12の後底壁33に形成された開口部(請求項における「第2開口部」)33Aを貫通し、その後、右側後部に向かって湾曲してエンジンルーム6のラジエータカバー51に向かって延在する。
ラジエータカバー51には、空気中の藁屑等の塵埃の侵入を防止する目抜き鉄板等の濾過体51Aが設けられている。また、配管42の吸気側の端部は、エンジンルーム6に設けられたラジエータ52の後部に設けられたプレート53の開口部(請求項における「第3開口部」)53Aに接続されている。これにより、配管42を短く形成することができ、また、雨等の水のエアクリーナ41への侵入を防止することができる。なお、エンジンEとラジエータ52の間には、エンジンルーム6に、ラジエータカバー51の外側の空気を吸引するファン54が設けられている。
図7,9に示すように、エアクリーナ41の左部の排気口41Bには、排気用の可撓性のゴムホース等の配管(請求項における「第1配管」)44が接続されている。平面視において、配管44は、エアクリーナ41の排気口41Bから前側に向かって延在して後側エンジンカバー12の後前壁31に形成された開口部(請求項における「第1開口部」)31Aを挿通し、その後、前側右部に向かって湾曲してエンジンEの吸気ポート38に向かって延在する。また、右側面視において、配管44は、後側エンジンカバー12の後前壁31に形成された開口部31Aを貫通し、その後、前側エンジンカバー11の前上壁21に近傍、すなわち、前上壁21とエンジンEの間に形成される空間における前上壁21に偏倚した位置を緩やかに前側下りに延在し、前上壁21の前端部の下側で下側に向かって湾曲してエンジンEの吸気ポート38に向かって延在する。
これにより、配管44を短く形成することができ、配管44をエンジンEから所定の距離を隔てて配置して配管44の温度の上昇を防止することができ、ファン54によってラジエータカバー51の外側から吸引された空気を排気浄化装置25まで送風して効率よく排気浄化装置25を冷却することができる。
図10に示すように、左側面視において、エアクリーナ41の右側下部のダスト用の排出口41Cは、ラジエータカバー51の内側上部に設けられた濾過体51Bよりも下側に設けられている。これにより、エアクリーナ41から排出されたダストがラジエータ52に付着するのを防止することができる。
図11〜13に示すように、前側エンジンカバー11の前上壁21と連結壁22は、連結プレート56を介してラジエータカバー51の内壁の前側上部に連結され、前側エンジンカバー11の前前壁23は、連結プレート57を介してラジエータカバー51の内壁の前側下部に連結されている。また、ラジエータカバー51の下部は、前後方向に延在する前側支軸58Aと後側支軸58Bに回転自在に支持されている。これにより、ロック装置61を操作してロック状態を解除して、正面視において前側エンジンカバー11とラジエータカバー51を支軸58を中心として反時計方向に回転させてエンジンE等の上側に大きな作業空間を形成して、エンジンルーム6内のエンジンE、ラジエータ52等のメンテナンスを容易に行うことができる。また、正面視において前側エンジンカバー11とラジエータカバー51を支軸58を中心として時計方向に回転させてロック装置61を操作してロック状態して操縦部5とエンジンルーム6を容易に分離することができる。なお、ロック状態とは、ロック装置61のフック63の先端部が突起部28に係合している状態をいい、前側支軸58Aと後側支軸58Bを合わせて支軸58という。
次に、前側エンジンカバー11の前前壁23の左側上部に設けられたロック装置61について説明する。
図14〜16に示すように、ロック装置61は、略L字状の操作レバー62と、操作レバー62の操作によって回動するフック63と、フック63を付勢するアングル状の付勢部材64から形成されている。また、機体フレーム1からサイドパネル18に向かって上下方向に延在する支持フレーム27の前側上部には、フック63の先端部が係合する突起部28が形成されている。なお、ロック装置61のフック63等は、排気浄化装置25の前側に設けられている。
操作レバー62は、前前壁23の前側に位置する操作部62Aと、前前壁23の後側に位置して前後方向に延在する支持部62Bから形成されている。フック63は、支持部62Bに上部が固定され、先端部には上側が開放された略山型の開口部が形成されている。付勢プレート64は、支持部62Bに上部が回転自在に固定され、先端部にはフック63の先端部が内嵌される開口部が形成され、先端部の後部には、支持部62Bの軸心回りに付勢プレート64を時計方向に付勢するスプリング65が設けられている。これにより、正面視において、操作レバー62の操作部62Aを時計方向に回転させた場合には、フック63と突起部28の係合が解除され、前側エンジンカバー11とラジエータカバー51を支軸58を中心として反時計方向に回転させることができる。一方、正面視において、操作レバー62の操作部62Aを反時計方向に回転させた場合には、フック63と突起部28が係合して、フック63の先端部が付勢プレート64を介して突起部28方向に付勢され、係合状態を確実に維持することができる。
操作レバー62の支持部62Bは、前前壁23の外側プレートと内側プレートに亘って設けられた支持部66に回転自在に支持されている。これにより、操作レバー62をスムーズに操作することができる。また、フック63は、フック63の上部の左右両側に設けられたナット67により挟持されている。これにより、フック63の左右方向の位置を容易に調整することができる。
5 操縦部
6 エンジンルーム
7 グレンタンク
11 前側エンジンカバー
12 後側エンジンカバー
15 操縦席
18 サイドパネル
21 前上壁
23 前前壁
25 排気浄化装置
31 後前壁
31A 開口部(第1開口部)
33 後底壁
33A 開口部(第2開口部)
34 後傾斜壁
35 後上壁
38 吸気ポート
41 エアクリーナ
41A 吸気口
41B 排気口
42 配管(第2配管)
44 配管(第1配管)
51 ラジエータカバー
51A 濾過体
52 ラジエータ
53 プレート
53A 吸気口(第3開口部)
58 支軸
61 ロック装置
A 収納部
E エンジン
P 回動軸心

Claims (8)

  1. 操縦部(5)と、該操縦部(5)の操縦席(15)の下側後部に形成されたエンジン(E)を搭載するエンジンルーム(6)と、該エンジンルーム(6)の後側に配置された穀粒を貯留するグレンタンク(7)を備えたコンバインにおいて、前記エンジンルーム(6)の上部を前側エンジンカバー(11)の上部と後側エンジンカバー(12)で覆い、前記エンジンルーム(6)の右部をラジエータカバー(51)で覆い、前記操縦席(15)の前部を前側エンジンカバー(11)の前上壁(21)に設け、前記後側エンジンカバー(12)に下側に沈み込んだ収納部(A)を形成し、側面視で、該収納部(A)を後側エンジンカバー(12)の上部から下側に延在する後前壁(31)の後側であって、該後前壁(31)の下端部から後側に延在する後底壁(33)の上側の部位に形成し、前記エンジン(E)に供給する空気中の不純物を除去するエアクリーナ(41)を前記後底壁(33)上に設け、前記エアクリーナ(41)の排気口(41B)とエンジン(E)の吸気ポート(38)を接続する第1配管(44)を、前記後前壁(31)に形成された第1開口部(31A)に挿通し、前記エアクリーナ(41)の上側に操縦席(15)の後部を臨ませたことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記エンジン(E)の上部に延在する第1配管(44)を前上壁(21)に近接して設けた請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記エアクリーナ(41)の吸気口(41A)に接続された第2配管(44)を前記後底壁(33)に形成された第2開口部(33A)に挿通した請求項1又は2記載のコンバイン。
  4. 前記ラジエータカバー(51)に塵埃の侵入を防止する濾過体(51A)を設け、前記エンジン(E)とラジエータカバー(51)の間にラジエータ(52)を設け、前記第2配管(44)をラジエータ(52)の後部に延在するプレート(53)に形成された第3開口部(53A)に接続した請求項3記載のコンバイン。
  5. 前記後底壁(33)の左端部から左側上部に延在する後傾斜壁(34)と、該後傾斜壁(34)の左端部から左側に延在する後上壁(35)を形成し、前記エンジン(E)の排気ガス中の不純物を除去する排気浄化装置(25)の上側に後上壁(35)を位置させ、該排気浄化装置(25)の上側右部に後傾壁(35)を位置させた請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンバイン。
  6. 前記前側エンジンカバー(11)の右部をラジエータカバー(51)に固定し、前記ラジエータカバー(51)の下部を前後方向に延在する支軸(58)の軸心回りに回動可能な構成とした請求項1〜5のいずれか1項に記載のコンバイン。
  7. 前記前側エンジンカバー(11)の前前壁(23)の左部に、該前前壁(23)と前記操縦部(5)のサイドパネル(18)の係合及び係合解除を行うロック装置(61)を設けた請求項6記載のコンバイン。
  8. 前記操縦席(15)を、その前部に有した左右方向の回動軸心(P)を中心として上方回動自在に取り付けた請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のコンバイン。
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