JP6657021B2 - 建設機械 - Google Patents
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Description
建設機械の床部と、床部上に配設した運転部の上方を覆うキャノピーと、の間に着脱自在に介設するガード体であって、
ガード体は、上下方向に延伸する左右一対のメインフレームを有しており、
メインフレームの上端部には、キャノピーの一部を形成する強度部材に上下重合状態に連結する水平連結端部を後方へ屈曲させて形成する一方、
メインフレームの下端部には、床部に上方から突合せ状態に連結する突合せ連結部を形成していることを特徴とする。
ガード体は、左右一対のメインフレームと、両メインフレームの上下部間に横架した一対のサブフレームと、両サブフレーム間において左右方向に間隔をあけて架設した複数の縦桟と、を具備する強度部材として形成していることを特徴とする。
ガード体は、縦桟の背後に前後対向状態に配設した板状で透光性を有する後部ガード片を具備し、
運転部に着座した運転者は、後部ガード片及び縦桟間を通して前方を視認可能としていることを特徴とする。
後部ガード片は、複数の縦桟に取付座を介して取り付け、縦桟との間に一定の間隔をあけて張設することで、上下左右側方が開放された空間が形成されるようにしていることを特徴とする。
掘削作業車Aは、図1〜図3に示すように、自走可能な走行車体1と、走行車体1に取り付けた作業部としての掘削部2及び排土部3と、から構成している。本実施形態では、作業部の先端部に作業用アタッチメントとして掘削用のバケット13を着脱自在に装着して掘削部2となしている。作業部の先端部には、バケット13に替えて、適宜、作業用アタッチメントとしての削岩装置や破砕装置等を装着することで、各種の作業が行えるようにしている。
運転部7は、図1及び図2に示すように、床部30の前部に左右一対の走行レバー90,91を立設し、各走行レバー90,91を前後方向に傾倒操作することで、走行車体1を走行操作可能としている。床部30の後部には、運転席支持台92を介して運転席93を載置している。運転席93の左右側方には、作業部(掘削部2及び排土部3)を操作するための左・右作業操作レバー94,95を配設している。右作業操作レバー95の右側方には、操作パネル部96を配設している。
次に、キャノピー10の構成について、図1〜図6を参照しながら説明する。すなわち、キャノピー10は、原動機部9上に立設した左右一対の支柱31,32と、支柱31,32の上部間に横架した横架片33と、支柱31,32の上端部間及び横架片33の中途部に後部を取り付けて、前部を前方へ水平片持ち状に張り出した強度部材である板状支持体34と、板状支持体34に上方から被覆状に取り付けたキャノピールーフ35と、を具備している。キャノピールーフ35は、運転部7の直上方を覆っている。
次に、ガード体Bの構成について、図4〜図12を参照しながら説明する。すなわち、ガード体Bは、床部30とキャノピー10との間に着脱自在に介設して、運転部7の運転席に着座して運転操作する運転者の前方を被覆している。ここで、ガード体Bは、その前方からの投影面積内に、通常の体型(例えば、身長170cm、体重65kg)を有する着座姿勢の運転者が収まるように形成して、前方から飛散してくる飛散物から運転者がガード体Bにより保護されるようにしている。
前部ガード片50は、上下方向に延伸する左右一対のメインフレーム51,52と、両メインフレーム51,52の上部間に横架した第1上・下サブフレーム53,54及び両メインフレーム51,52の下部間に横架した第2上・下サブフレーム55,56と、これら第1・第2上・下サブフレーム53〜56間において左右方向に間隔をあけて架設した複数の第1・第2縦桟57,58と、を具備している。
後部ガード片80は、複数の第1縦桟57にそれぞれ第1取付座81を後方へ向けて突設し、第1取付座81の後端面部に板状に形成した第1後部ガード片82を背後から当接させて、第1ボルト・ナット83により取り付けている。つまり、第1後部ガード片82は、第1の縦桟57との間に前後方向に一定の間隔をあけて張設している。そうすることで、上下左右側方が開放された第1空間S1が形成されるようにしている。87は前面側緩衝マット、88は後面側緩衝マット、89はワッシャであり、前面側緩衝マット87は、第1取付座81の後面部と第1後部ガード片82の前面との間に介在させる一方、後面側緩衝マット88は、第1後部ガード片82の後面とワッシャ89との間に介在させて、これらの緩衝機能により第1後部ガード片82の取付部を保護している。
B ガード体
7 運転部
10 キャノピー
30 床部
51 左のメインフレーム
52 右のメインフレーム
51b 左の水平連結端部
52b 右の水平連結端部
51c 左の突合せ連結部
52c 右の突合せ連結部
Claims (6)
- 床部と、前記床部上に配設した運転部の上方を覆うキャノピーと、前記床部と前記キャノピーを接続するガード体とを備える建設機械であって、
前記ガード体は、上下方向に延伸する左右一対のメインフレームを有しており、
前記キャノピーは、キャノピールーフと、前記運転部の後方に立設した2本の支柱間に架設され、前記キャノピールーフを下方から支持する支持体と、を具備し、
前記メインフレームの上端部には、連結端部を後方へ屈曲させて形成し、前記連結端部と前記支持体を連結させたことを特徴とする建設機械。 - 前記支持体は、前方へ水平片持ち状に張り出した板状支持体であり、前記支持体の、前記連結端部の連結を受ける部分は、前記支持体の左右側縁部に外側方へ張り出し状に一体成形した左・右の連結片であることを特徴とする請求項1記載の建設機械。
- 前記メインフレームの下端部には、前記床部に上方から突合せ状態に連結する突合せ連結部を形成していることを特徴とする請求項1または請求項2記載の建設機械。
- 前記ガード体は、左右一対のメインフレームと、両メインフレームの上下部間に横架した一対のサブフレームと、両サブフレーム間において左右方向に間隔をあけて架設した複数の縦桟と、を具備する強度部材として形成していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の建設機械。
- 前記ガード体は、縦桟の背後に前後対向状態に配設した板状で透光性を有する後部ガード片を具備し、
運転部に着座した運転者は、後部ガード片及び縦桟間を通して前方を視認可能としていることを特徴とする請求項4記載の建設機械。 - 前記後部ガード片は、複数の縦桟に取付座を介して取り付け、縦桟との間に一定の間隔をあけて張設することで、上下左右側方が開放された空間が形成されるようにしていることを特徴とする請求項5記載の建設機械。
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