JP7237036B2 - 建設機械 - Google Patents

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本開示は、運転室を形成するキャブを備えた油圧ショベル等の建設機械に関する。
一般に、建設機械を代表する油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、下部走行体上に設けられた上部旋回体と、上部旋回体の前側に設けられた作業装置とを備えている。上部旋回体の前側には、内部に運転室が形成されたキャブが設けられている。
キャブは、前面部、後面部、左側面部、右側面部および天面部により形成され内部に運転室が形成されたキャブボックスと、前記前面部と前記左側面部とが交わる部位および前記天面部と前記左側面部とが交わる部位に配置された左側支柱と、前記前面部と前記右側面部とが交わる部位および前記天面部と前記右側面部とが交わる部位に配置された右側支柱とを含んで構成されている。前面部には前窓が形成され、この前窓には窓ガラス等の透明前板が取付けられている。天面部には天窓が形成され、この天窓には透明天板が取付けられている。
ここで、例えば油圧ショベルを用いて建物等の解体作業を行う場合には、前上方を確認しながら作業を行うことが多いため、前上方の視界を広げることが望ましい。このため、キャブの前上方の角部に設けられる窓枠、即ち、前窓の上側の窓枠と天窓の前側の窓枠をなくし、前窓に取付けられた透明前板の上端と天窓に取付けられた透明天板の前端とを突き合わせたキャブ構造が提案されている。このキャブ構造によれば、前窓の上側の窓枠と天窓の前側の窓枠によってオペレータの視界が遮られることがなく、キャブの前上方の視界を大きく確保することができる(特許文献1)。
一方、キャブの構造としては、例えば油圧ショベルが転倒した場合に、運転室内のオペレータの安全を確保できるだけの強度(転倒時保護構造)を備える必要がある。このため、キャブを構成する左側支柱の前部上側と右側支柱の前部上側との間を、左右方向に延びる補強部材を介して連結することにより、転倒時におけるキャブの強度を確保するキャブ構造が提案されている(特許文献2)。
特開2004-114952号公報 特開2001-279721号公報
しかし、特許文献2によるキャブ構造では、例えば破損した前窓ガラスに代えて新たな前窓ガラスを前窓に取付ける場合、あるいは破損した天窓ガラスに代えて新たな天窓ガラスを天窓に取付ける場合に、これら前窓ガラスや天窓ガラスが補強部材に干渉する可能性がある。このため、補強部材との干渉を避けつつ前窓ガラスや天窓ガラスを取付ける必要があり、その作業性が低下してしまうという問題がある。
一方、油圧ショベルのキャブには、通常、前窓ガラスの汚れを払拭するため、上下方向に延びるワイパブレードを有するワイパ装置が設けられている。キャブの前窓ガラスには、油圧ショベルの掘削作業等によって多量の粉塵が付着するため、ワイパブレードが損傷し易く、ワイパブレードの定期的な交換が必要である。しかし、キャブの左側支柱と右側支柱との間を補強部材を介して連結した場合には、ワイパブレードの交換時に、補強部材にワイパブレードが干渉する虞がある。従って、補強部材によってキャブの強度を確保することができる反面、ワイパブレードを交換するときの作業性が低下するという問題がある。
本発明の一実施形態の目的は、補強部材によってキャブの強度を確保しつつ、透明天板等を取付けるときの作業性を向上できるようにした建設機械を提供することにある。
本発明の一実施形態は、前側に作業装置が設けられた自走可能な車体と、前記車体に搭載されたキャブとを備え、前記キャブは、前面部、後面部、左側面部、右側面部および天面部により形成され内部に運転室が形成されたキャブボックスと、前記前面部と前記左側面部とが交わる部位および前記天面部と前記左側面部とが交わる部位に配置された左側支柱と、前記前面部と前記右側面部とが交わる部位および前記天面部と前記右側面部とが交わる部位に配置された右側支柱と、前記前面部に形成された前窓に着脱可能に取付けられる透明前板と、前記天面部に形成された天窓に着脱可能に取付けられ、前端が前記透明前板に突合わされた透明天板と、を含んで構成してなる建設機械に適用される。そして、上下方向に延びるワイパブレードを有し前記透明前板の汚れを払拭するワイパ装置が設けられ、前記キャブボックスの外部には、前記左側支柱と前記右側支柱との間を連結する補強部材が設けられ、前記補強部材は、前記透明前板の上端と前記透明天板の前端との突合せ部よりも前側かつ下側で、前記ワイパの上端よりも上側となる位置に配置され、前記前面部の前記前窓には、前記透明前板が係合する溝を有し前記透明前板を上下方向にスライド可能に保持する前窓枠部材が設けられ、前記天面部の前記天窓には、前記透明天板が係合する溝を有し前記透明天板を前後方向にスライド可能に保持する天窓枠部材が設けられ、前記補強部材は、前記透明前板のスライド方向よりも前側で、かつ前記透明天板のスライド方向よりも下側に配置されていることを特徴としている。


本発明の一実施形態によれば、透明天板を補強部材の上側から天窓に取付けることができ、その作業性を高めることができる。さらに、ワイパブレードの交換作業を補強部材よりも下側で行うことができ、その作業性を高めることができる。
本発明の実施形態による油圧ショベルを示す左側面図である。 キャブを示す斜視図である。 ヘッドガードを取外したキャブを示す斜視図である。 キャブフレームを示す斜視図である。 キャブの前窓ガラス、天窓ガラス、補強部材等を示す要部拡大の斜視図である。 右側支柱、前窓ガラス、天窓ガラス、補強部材等を図5中の矢示VI-VI方向から見た断面図である。 右側支柱、天面部、天窓枠部材、天窓ガラス等を図6中の矢示VII-VII方向から見た断面図である。 天窓ガラスを天窓枠部材の溝に取付ける前の状態を示す図7と同様位置の断面図である。 天窓ガラスを天窓枠部材の溝に差込んだ状態を示す図7と同様位置の断面図である。 天窓枠部材にくさびゴムを取付ける状態を示す図7と同様位置の断面図である。 左側支柱、右側支柱、前面部、前窓ガラス、補強部材を図5中の矢示XI-XI方向から見た断面図である。 ヘッドガードを取付けたキャブを示す図6と同様位置の断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。なお、本実施形態では、油圧ショベルの走行方向を前後方向とし、油圧ショベルの走行方向と直交する方向を左右方向として説明する。
図中、油圧ショベル1は、前後方向に自走可能なクローラ式の下部走行体2と、下部走行体2上に旋回装置3を介して旋回可能に搭載された上部旋回体4と、上部旋回体4の前側に設けられた作業装置5とを含んで構成されている。下部走行体2と上部旋回体4とは、油圧ショベル1の車体を構成している。油圧ショベル1は、下部走行体2によって作業現場を走行し、上部旋回体4を旋回させつつ作業装置5を俯仰動させることにより、土砂の掘削作業等を行う。
上部旋回体4は、下部走行体2上に旋回装置3を介して旋回可能に設けられている。上部旋回体4は、後述の旋回フレーム6、カウンタウエイト7、外装カバー8、キャブ9等を含んで構成されている。
作業装置5は、旋回フレーム6の前側に俯仰動可能に取付けられたブーム5Aと、ブーム5Aの先端に回動可能に取付けられたアーム5Bと、アーム5Bの先端に回動可能に取付けられたバケット5Cとを含んで構成されている。また、作業装置5は、ブーム5Aを駆動するブームシリンダ5D、アーム5Bを駆動するアームシリンダ5E、バケット5Cを駆動するバケットシリンダ5Fを有している。
旋回フレーム6は、上部旋回体4のベースを構成し、下部走行体2上に旋回可能に取付けられている。旋回フレーム6の後端側には、作業装置5との重量バランスをとるカウンタウエイト7が取付けられている。カウンタウエイト7の前側には、原動機、油圧ポンプ、熱交換器等の搭載機器(いずれも図示せず)が設けられ、これら搭載機器は外装カバー8によって覆われている。
キャブ9は、旋回フレーム6の前部左側に搭載されている。キャブ9の内部には、運転室10が形成され、オペレータが座る運転席11、各種の操作レバー等(図示せず)が配置されている。また、キャブ9には後述するヘッドガード38が取付けられている。キャブ9は、キャブボックス12、左側支柱15、右側支柱16、前窓ガラス29、天窓ガラス32、補強部材36、前窓用ワイパ装置34等を含んで構成されている。
キャブボックス12は、キャブ9の外殻を構成している。キャブボックス12は、後述するキャブフレーム13、前面部21、後面部22、左側面部23、右側面部25および天面部26により箱状に形成され、その内部に運転室10が形成されている。キャブボックス12は、旋回フレーム6の前部左側に設けられたフロア部材(図示せず)上に搭載されている。
キャブフレーム13は、キャブボックス12の骨組みを構成している。図4に示すように、キャブフレーム13は、ベースフレーム14と、左側支柱15と、右側支柱16と、左後支柱17と、右後支柱18とを有している。ベースフレーム14は、前枠部14A、後枠部14B、左枠部14C、右枠部14Dにより、前後方向に延びる長方形の枠状に形成されている。
左側支柱15は、ベースフレーム14の左側に立設され、前面部21と左側面部23とが交わる部位、および天面部26と左側面部23とが交わる部位(左角部)に配置されている。左側支柱15は、前面部21と左側面部23とが交わる左前角部を上下方向に延びる左前脚部15Aと、天面部26と左側面部23とが交わる左上角部を左前脚部15Aの上端から後方へと水平方向に延びる左梁部15Bとにより構成されている。図11に示すように、左側支柱15は、異形断面を有する異形鋼管に曲げ加工を施すことにより、全体としてL字型に形成されている。左側支柱15を構成する左前脚部15Aの下端は、ベースフレーム14の前枠部14Aと左枠部14Cとが交わる部位に固定されている。左側支柱15の左梁部15Bは、ベースフレーム14の左枠部14Cと一定の間隔を保ちつつ後方へと延びている。
右側支柱16は、ベースフレーム14の右側に立設され、前面部21と右側面部25とが交わる部位、および天面部26と右側面部25とが交わる部位(右角部)に配置されている。右側支柱16は、前面部21と右側面部25とが交わる右前角部を上下方向に延びる右前脚部16Aと、天面部26と右側面部25とが交わる右上角部を右前脚部16Aの上端から後方へと水平方向に延びる右梁部16Bとにより構成されている。右側支柱16は、左側支柱15と同様な異形鋼管に曲げ加工を施すことにより、全体としてL字型に形成されている。右側支柱16を構成する右前脚部16Aの下端は、ベースフレーム14の前枠部14Aと右枠部14Dとが交わる部位に固定されている。右側支柱16の右梁部16Bは、ベースフレーム14の右枠部14Dと一定の間隔を保ちつつ後方へと延びている。
左後支柱17は、ベースフレーム14の左後角部に立設されている。左後支柱17は、例えば異形鋼管を用いて上下方向に延びるパイプ状に形成され、左後支柱17の下端は、ベースフレーム14の後枠部14Bと左枠部14Cとが交わる部位(左後角部)に固定されている。左後支柱17の上端側には、左側支柱15(左梁部15B)の後端が固定されている。
右後支柱18は、ベースフレーム14の右後角部に立設されている。右後支柱18は、例えば異形鋼管を用いて上下方向に延びるパイプ状に形成され、右後支柱18の下端は、ベースフレーム14の後枠部14Bと右枠部14Dとが交わる部位(右後角部)に固定されている。右後支柱18の上端側には、右側支柱16(右梁部16B)の後端が固定されている。左後支柱17の上端と右後支柱18の上端との間は、左右方向に延びる後梁19を介して連結されている。左後支柱17の上下方向の中間部位と右後支柱18の上下方向の中間部位との間は、左右方向に延びる連結部材20を介して連結されている。
このように、キャブフレーム13は、相互に連結されたベースフレーム14、左側支柱15、右側支柱16、左後支柱17、右後支柱18、後梁19、連結部材20によって強固な骨組み構造となっている。図5に示すように、左側支柱15の左前脚部15Aと左梁部15Bとが交わる部位には、左取付座15Cが溶接等によって固定され、右側支柱16の右前脚部16Aと右梁部16Bとが交わる部位には、右取付座16Cが溶接等によって固定されている。そして、左取付座15Cには、補強部材36の左端側の取付板36Aが取付けられ、右取付座16Cには、補強部材36の右端側の取付板36Bが取り付けられている。
前面部21は、キャブボックス12の前面を形成している。前面部21は、ベースフレーム14の前枠部14Aと、左側支柱15の左前脚部15Aと、右側支柱16の右前脚部16Aとによって囲まれる範囲に形成され、上下方向に延びている。前面部21には、その全面に亘って開口部である前窓21Aが設けられ、この前窓21Aは上下方向に延びる枠状に形成されている。前窓21Aのうち上下方向の中間部下側には、左右方向に延びる仕切り部材21Bが設けられている。前窓21Aには、後述の前窓枠部材27を介して下前窓ガラス30および上前窓ガラス31が取付けられ、仕切り部材21Bの下側には、下前窓ガラス30の上端30Aが取付けられ、仕切り部材21Bの上側には、上前窓ガラス31の下端31Aが取付けられている。
後面部22は、キャブボックス12の後面を形成している。後面部22は、ベースフレーム14の後枠部14Bと、後梁19と、左後支柱17と、右後支柱18とによって囲まれる範囲に形成され、上下方向に延びている。後面部22の上下方向の中間部よりも上側(後梁19と連結部材20との間)には、後窓ガラス(図示せず)が取付けられている。
左側面部23は、キャブボックス12の左側面を形成している。左側面部23は、ベースフレーム14の左枠部14Cと、左側支柱15と、左後支柱17とによって囲まれる範囲に形成されている。左側面部23は、後側(左後支柱17側)に配置された固定カバー23Aを有し、固定カバー23Aと左側支柱15の左前脚部15Aとの間には、乗降口23Bが形成されている。固定カバー23Aのうち乗降口23B側に位置する前側部位は、ベースフレーム14の左枠部14Cと左側支柱15の左梁部15Bとの間を連結するピラー部23Cとなっている。固定カバー23Aのピラー部23Cには、開閉ドア24がヒンジ部材24Aを介して取付けられ、この開閉ドア24によって乗降口23Bが開閉される。開閉ドア24には、ドアガラス24Bが取付けられている。
右側面部25は、キャブボックス12の右側面を形成している。右側面部25は、ベースフレーム14の右枠部14Dと、右側支柱16と、右後支柱18とによって囲まれる範囲に形成されている。図6および図11に示すように、右側面部25には、その全面に亘って開口部である右窓25Aが設けられ、この右窓25Aには、右側面窓ガラス25Bが取付けられている。
天面部26は、キャブボックス12の天面(上面)を形成している。天面部26は、左側支柱15の左梁部15Bと、右側支柱16の右梁部16Bと、後梁19とによって囲まれる範囲に形成され、前後方向に延びている。図6に示すように、天面部26の前側部位26Aは、後側(後梁19側)から前側(前面部21側)に向けて下向きに傾斜する前下がりの傾斜面となっている。天面部26の前側部位26Aには、開口部である天窓26Bが設けられ、この天窓26Bには、後述の天窓枠部材28を介して天窓ガラス32が取付けられている。
前窓枠部材27は、前面部21に形成された前窓21Aの内周縁に設けられている。図6および図11に示すように、前窓枠部材27は、H型の断面形状を有する紐状のゴム部材からなるH型ゴムを用いて形成されている。前窓枠部材27は、前窓21Aの下内周縁に取付けられる下枠部27Aと、前窓21Aの左内周縁に取付けられる左枠部27Bと、前窓21Aの右内周縁に取付けられる右枠部27CとによりU字状に配置されている。左枠部27Bおよび右枠部27Cの上端は、前面部21と天面部26とが交わる部位(上前角部)まで延びている。
前窓枠部材27には、その全長に亘って溝27Dが形成され、溝27Dには、下前窓ガラス30および上前窓ガラス31が上下方向にスライド可能に係合している。ここで、溝27Dは、左枠部27Bおよび右枠部27Cの上端において開口端27E(図6中に右枠部27C側のみ図示)となり、この開口端27Eを通じて溝27Dに上前窓ガラス31が取付けられる構成となっている。従って、上前窓ガラス31は、前窓枠部材27の溝27Dに沿って図6中の二点鎖線で示すスライド方向Aにスライド可能となっている。また、前窓枠部材27には、紐状のくさびゴム27Fが着脱可能に取付けられている。前窓枠部材27にくさびゴム27Fを取付けた状態では、前窓枠部材27の溝27Dに対して下前窓ガラス30および上前窓ガラス31を固定することができる。前窓枠部材27からくさびゴム27Fを取外した状態では、溝27Dを変形させることができ、この溝27Dに対して下前窓ガラス30および上前窓ガラス31を着脱することができる。
天窓枠部材28は、天面部26の前側部位26Aに形成された天窓26Bの内周縁に設けられている。図6および図7に示すように、天窓枠部材28は、前窓枠部材27と同様なH型ゴムを用いて形成され、天窓26Bの後内周縁に取付けられる後枠部28Aと、天窓26Bの左内周縁に取付けられる左枠部28Bと、天窓26Bの右内周縁に取付けられる右枠部28CとによりU字状に配置されている。左枠部28Bおよび右枠部28Cの前端は、前面部21と天面部26とが交わる部位(上前角部)まで延びている。
天窓枠部材28には、その全長に亘って溝28Dが形成され、溝28Dには天窓ガラス32が係合している。ここで、溝28Dは、左枠部28Bおよび右枠部28Cの前端において開口端28E(図6中に右枠部28C側のみ図示)となり、この開口端28Eを通じて溝28Dに天窓ガラス32が取付けられる構成となっている。従って、天窓ガラス32は、天窓枠部材28の溝28Dに沿って図6中の二点鎖線で示すスライド方向Bにスライド可能となっている。また、天窓枠部材28には、紐状のくさびゴム28Fが着脱可能に取付けられている。天窓枠部材28にくさびゴム28Fを取付けた状態では、天窓枠部材28の溝28Dに対して天窓ガラス32を固定することができる。天窓枠部材28からくさびゴム28Fを取外した状態では、溝28Dを変形させることができ、この溝28Dに対して天窓ガラス32を着脱することができる。
透明前板としての前窓ガラス29は、前面部21に形成された前窓21Aに着脱可能に取付けられ、上下方向に延びている。ここで、前窓ガラス29は、前面部21の前窓21Aのうち仕切り部材21Bの下側に取付けられた下前窓ガラス30と、前窓21Aのうち仕切り部材21Bの上側に取付けられた上前窓ガラス31とにより構成され、前面部21の前窓21Aに前窓枠部材27を介して着脱可能に取付けられている。これら下前窓ガラス30と上前窓ガラス31とは、例えば強化ガラスを用いて形成されている。下前窓ガラス30の上端30Aと上前窓ガラス31の下端31Aとは、仕切り部材21Bを介して接合され、下前窓ガラス30と上前窓ガラス31とは鈍角に交わっている(図3参照)。また、上前窓ガラス31の上端31Bは、後述する天窓ガラス32の前端32Aに突合わされている。
透明天板としての天窓ガラス32は、天面部26に形成された天窓26Bに着脱可能に取付けられ、前後方向に延びている。即ち、天窓ガラス32は、天面部26の前側部位26Aに設けられた天窓26Bに、天窓枠部材28を介して着脱可能に取付けられている。天窓ガラス32は、例えば強化ガラスを用いて形成されている。天窓ガラス32の前端32Aと上前窓ガラス31の上端31Bとは、キャブボックス12の上前側の角部において突合わされた突合せ部33となっている。突合せ部33を形成する天窓ガラス32の前端32Aと上前窓ガラス31の上端31Bとは、接着剤を用いて接合されている。
このように、上前窓ガラス31の上端31Bと、天窓ガラス32の前端32Aとを突合わせることにより、前窓21Aの上側の窓枠と天窓26Bの前側の窓枠とをなくすことができる。このため、前窓21Aの上側の窓枠と天窓26Bの前側の窓枠によってオペレータの視界が遮られることがなく、キャブ9の前上方の視界を可及的に大きく確保することができる。
前窓用ワイパ装置34は、キャブ9の前面部21に設けられている。前窓用ワイパ装置34は、モータ等によって駆動され、基端(下端)側を支点として上側が左右方向に揺動する揺動アーム34Aと、揺動アーム34Aの先端に着脱可能に取付けられ上下方向に延びるワイパブレード34Bとを有している。前窓用ワイパ装置34は、前窓ガラス29に付着した雨水、汚れ等をワイパブレード34Bによって払拭し、前窓ガラス29を清浄な状態に保つ。このため、ワイパブレード34Bの上端34Cは、天窓ガラス32の前端32Aと上前窓ガラス31の上端31Bとの突合せ部33の近くまで延び、ワイパブレード34Bの下端34Dは、下前窓ガラス30の下端30Bの近くまで延びている。
天窓用ワイパ装置35は、キャブボックス12の天面部26に設けられている。天窓用ワイパ装置35は、前窓用ワイパ装置34と同様に、揺動アーム35Aと、ワイパブレード35Bとを有している。天窓用ワイパ装置35は、天窓ガラス32に付着した雨水、汚れ等をワイパブレード35Bによって払拭する。ここで、油圧ショベル1のキャブ9は大量の粉塵を浴びるため、前窓用ワイパ装置34のワイパブレード34B、天窓用ワイパ装置35のワイパブレード35Bは、それぞれ頻繁に交換する必要がある。
次に、本実施形態に用いられる補強部材36について説明する。
補強部材36は、キャブボックス12の外部に位置して左側支柱15と右側支柱16との間に左右方向に延びて設けられ、左側支柱15と右側支柱16との間を連結している。補強部材36は、例えば円筒状のパイプ材を用いて形成され、長さ方向の両端には取付板36A、36Bが溶接等によって固定されている。補強部材36の取付板36Aは、左側支柱15に設けられた左取付座15Cにボルト37を用いて取付けられ、取付板36Bは、右側支柱16に設けられた右取付座16Cにボルト37を用いて取付けられている。このように、左側支柱15と右側支柱16との間を補強部材36によって連結することにより、油圧ショベル1が転倒した場合に、運転室10内のオペレータの安全を確保できるだけのキャブ9の強度(転倒時保護構造)を確保することができる。
ここで、図6に示すように、補強部材36は、上前窓ガラス31の上端31Bと天窓ガラス32の前端32Aとの突合せ部33よりも前側かつ下側で、さらに前窓用ワイパ装置34を構成するワイパブレード34Bの上端34Cよりも上側となる範囲内に配置されている。さらに、補強部材36は、前窓枠部材27の溝27Dに沿ってスライドする上前窓ガラス31のスライド方向Aよりも前側で、かつ天窓枠部材28の溝28Dに沿ってスライドする天窓ガラス32のスライド方向Bよりも下側に配置されている。
次に、キャブ9の天面部26に取付けられたヘッドガード38について説明する。
ガード部材としてのヘッドガード38は、キャブ9の天面部26に取付けられ、キャブボックス12を上方から覆っている。図2および図12に示すように、ヘッドガード38は、前後方向に延びる長方形状をなす枠体38Aと、枠体38Aの前側に左右方向に間隔をもって格子状に配置された複数のガード板38Bとを含んで構成されている。ヘッドガード38は、例えば油圧ショベル1が崖の掘削作業や建物の解体作業等を行うときに、落石や解体物の破片等がキャブ9に落下して衝突する虞がある場合に、これらの落石や解体物の破片等からキャブ9を保護する。
ヘッドガード38(枠体38A)の前端38Cは、キャブ9の前面部21よりも前方に張出している。ヘッドガード38の前端38Cには、左右方向に延びる板状の庇部38Dが設けられ、この庇部38Dは、ヘッドガード38(枠体38A)の強度を高めると共に、例えば作業灯(図示せず)の取付座となっている。そして、補強部材36は、ヘッドガード38の前端38Cよりも下側、かつ後側に配置されている。これにより、補強部材36は、ヘッドガード38によって、落石や解体物の破片等から保護されている。
ここで、図12に示すように、キャブ9内の運転席11に座ったオペレータの目の位置(アイポイント)をPとすると、アイポイントPと庇部38Dの前端および後端を結ぶ三角形の領域(ハッチングを付した領域)39は、ヘッドガード38の庇部38Dによってオペレータの視界が遮られることになる。このため、キャブ9にヘッドガード38が取付けられた場合には、補強部材36は、オペレータの視界が遮られる領域39内に配置されている。これにより、キャブ9内で運転席11に座ったオペレータの視界が、ヘッドガード38の庇部38Dと補強部材36との両方によって遮られるのを防止し、オペレータの視界を可及的に大きく確保することができる。
本実施形態による油圧ショベル1のキャブ9は、上述の如き構成を有するもので、上前窓ガラス31の上端31Bと天窓ガラス32の前端32Aとが突合わされることにより前上方の視界が大きく確保されたキャブ9の強度を、補強部材36によって確保することができる。しかも、補強部材36は、上前窓ガラス31の上端31Bと天窓ガラス32の前端32Aとの突合せ部33よりも前側かつ下側で、さらに前窓用ワイパ装置34を構成するワイパブレード34Bの上端34Cよりも上側となる範囲内に配置されている。これにより、前窓用ワイパ装置34のワイパブレード34Bの交換作業、天窓ガラス32および上前窓ガラス31の取付作業を行うときの作業性を高めることができる構成となっている。
そこで、前窓用ワイパ装置34のワイパブレード34Bを交換する作業について説明する。
前窓用ワイパ装置34のワイパブレード34Bを交換する場合には、消耗したワイパブレード34Bを揺動アーム34Aの先端から取外す。そして、交換用のワイパブレード34Bを、揺動アーム34Aの先端に取付ける。この場合、本実施形態では、補強部材36が、ワイパブレード34Bの上端34Cよりも上側に配置されている。このため、揺動アーム34Aに対してワイパブレード34Bを取付け、取外しするときに、ワイパブレード34Bの上端34Cが補強部材36に干渉することがなく、ワイパブレード34Bを交換するときの作業性を高めることができる。
次に、例えば破損した天窓ガラス32に代えて、交換用の天窓ガラス32を天面部26の天窓26Bに取付ける作業について説明する。
天窓ガラス32を天面部26の天窓26Bに取付ける場合には、例えば図8および図9に示すように、天窓26Bの内周縁に取付けられた天窓枠部材28のうち、右枠部28Cの溝28Dを広げる。そして、天窓ガラス32を、左端の高さが右端よりも高くなるように傾斜させた状態で、天窓ガラス32の右端縁を広げた溝28Dに挿入する。次に、天窓枠部材28のうち左枠部28Bの溝28Dを広げ、この広げた溝28Dに天窓ガラス32の左端縁を挿入する。これにより、天窓ガラス32は、右枠部28Cの溝28Dに右端縁を係合させ、左枠部28Bの溝28Dに左端縁を係合させた状態で、天窓枠部材28に保持される。このとき、天窓ガラス32の前端32Aは、溝28Dの開口端28Eを通じて左枠部28Bおよび右枠部28Cの前端よりも前側に張出している。
次に、天窓ガラス32の前端32Aを後向きに押圧し、スライド方向Bに沿って後方へとスライドさせる。これにより、天窓ガラス32の後端が、天窓枠部材28の後枠部28Aの溝28Dに挿入され、天窓ガラス32が前後方向に位置決めされる。そして、天窓ガラス32の前端32Aが、突合せ部33の位置(上前窓ガラス31の上端31Bと突合わされる位置)に達した状態で、天窓枠部材28にくさびゴム28Fを取付けることにより、天窓ガラス32が天窓枠部材28を介して天面部26に固定される。
上述した天窓ガラス32の取付け作業において、天窓ガラス32は、補強部材36よりも上方で天窓枠部材28に取付けられるので、天窓ガラス32が補強部材36に干渉することがなく、かつ補強部材36の上方に大きな作業スペースを確保することができる。この結果、天窓ガラス32の取付け作業の作業性を高めることができる。
次に、例えば破損した上前窓ガラス31に代えて、交換用の上前窓ガラス31を前面部21の前窓21Aに取付ける作業について説明する。
上前窓ガラス31を前面部21の前窓21Aに取付ける場合には、天窓ガラス32の取付け作業と同様に、前窓21Aの内周縁に取付けられた前窓枠部材27のうち、右枠部27Cの溝27Dを広げる。そして、上前窓ガラス31を、左端が右端よりも前方となるように傾斜させた状態で、上前窓ガラス31の右端縁を広げた溝28Dに挿入する。次に、前窓枠部材27のうち左枠部27Bの溝27Dを広げ、この広げた溝28Dに上前窓ガラス31の左端縁を挿入する。これにより、上前窓ガラス31は、右枠部27Cの溝27Dに右端縁を係合させ、左枠部27Bの溝27Dに左端縁を係合させた状態で、前窓枠部材27に保持される。このとき、上前窓ガラス31の上端31Bは、溝27Dの開口端27Eを通じて左枠部27Bおよび右枠部27Cの上端よりも上側に張出している。
次に、上前窓ガラス31の上端31Bを下向きに押圧し、スライド方向Bに沿って下方へとスライドさせる。これにより、上前窓ガラス31の下端31Aが、仕切り部材21Bに取付けられ、上前窓ガラス31が上下方向に位置決めされる。そして、上前窓ガラス31の上端31Bが、突合せ部33の位置(天窓ガラス32の前端32Aと突合わされる位置)に達した状態で、前窓枠部材27にくさびゴム27Fを取付けることにより、上前窓ガラス31が前窓枠部材27を介して前面部21に固定される。
上述した上前窓ガラス31の取付け作業においても、補強部材36が天窓ガラス32と上前窓ガラス31との突合せ部33よりも前側かつ下側に配置されているので、上前窓ガラス31の上端31Bを下向きに押圧するときに、補強部材36が邪魔になるのを抑えることができる。従って、上前窓ガラス31をスライド方向Bに沿って下方へと円滑にスライドさせることができ、上前窓ガラス31の取付け作業の作業性を高めることができる。
かくして、実施形態は、キャブ9は、前面部21、後面部22、左側面部23、右側面部25および天面部26により形成され内部に運転室10が形成されたキャブボックス12と、前面部21と左側面部23とが交わる部位および天面部26と左側面部23とが交わる部位に配置された左側支柱15と、前面部21と右側面部25とが交わる部位および天面部26と右側面部25とが交わる部位に配置された右側支柱16と、前面部21に形成された前窓21Aに着脱可能に取付けられる上前窓ガラス31と、天面部26に形成された天窓26Bに着脱可能に取付けられ、前端32Aが上前窓ガラス31の上端31Bに突合わされた天窓ガラス32と、を含んで構成してなる。そして、上下方向に延びるワイパブレード34Bを有し上前窓ガラス31の汚れを払拭する前窓用ワイパ装置34が設けられ、キャブボックス12の外部には、左側支柱15と右側支柱16との間を連結する補強部材36が設けられ、補強部材36は、上前窓ガラス31の上端31Bと天窓ガラス32の前端32Aとの突合せ部33よりも前側かつ下側で、ワイパブレード34Bの上端34Cよりも上側となる位置に配置されている。
この構成によれば、前窓用ワイパ装置34の揺動アーム34Aに対してワイパブレード34Bを取付け、取外しするときに、ワイパブレード34Bの上端34Cが補強部材36に干渉することがない。従って、補強部材36によってキャブ9の強度を確保しつつ、ワイパブレード34Bを交換するときの作業性を高めることができる。また、天窓26Bに天窓枠部材28を介して天窓ガラス32を取付ける作業においては、天窓ガラス32を、補強部材36よりも上方で天窓枠部材28に取付けることができる。この結果、天窓ガラス32が補強部材36に干渉することがなく、かつ補強部材36の上方に大きな作業スペースを確保することができるので、天窓ガラス32を取付けるときの作業性を高めることができる。
実施形態では、前面部21の前窓21Aには、上前窓ガラス31が係合する溝27Dを有し、上前窓ガラス31を上下方向にスライド可能に保持する前窓枠部材27が設けられ、天面部26の天窓26Bには、天窓ガラス32が係合する溝28Dを有し、天窓ガラス32を前後方向にスライド可能に保持する天窓枠部材28が設けられ、補強部材36は、上前窓ガラス31のスライド方向Aよりも前側で、かつ天窓ガラス32のスライド方向Bよりも下側に配置されている。
この構成によれば、天窓枠部材28の溝28Dに係合させた天窓ガラス32の前端32Aを、スライド方向Aに沿って後方へとスライドさせるときに、補強部材36が邪魔になるのを回避することができる。また、前窓枠部材27の溝27Dに係合させた上前窓ガラス31の上端31Bを、スライド方向Bに沿って下方へとスライドさせるときに、補強部材36が邪魔になるのを回避することができる。この結果、天面部26の天窓26Bに天窓ガラス32を取付けるとき、および前面部21の前窓21Aに上前窓ガラス31を取付けるときの作業性を高めることができる。
実施形態では、天面部26には、キャブボックス12を上方から覆い前端38Cが前面部21よりも前方に張出すヘッドガード38が設けられ、補強部材36は、ヘッドガード38の前端38Cよりも下側かつ後側に配置されている。この構成によれば、ヘッドガード38によって、落石や解体物の破片等から補強部材36を保護することができる。
なお、実施形態によれば、前面部21の前窓21Aに取付けられる前窓ガラス29を、仕切り部材21Bを介して鈍角に交わる下前窓ガラス30と上前窓ガラス31とにより構成した場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えば1枚の平板状の前窓ガラスを用いる構成としてもよい。
また、本実施形態では、透明前板として強化ガラスを用いて形成された前窓ガラス29(下前窓ガラス30および上前窓ガラス31)を例示し、透明天板として強化ガラスを用いて形成された天窓ガラス32を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えば透明なアクリル板を用いて透明前板および透明天板を構成してもよい。
さらに、実施形態では、建設機械としてクローラ式の油圧ショベル1を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えばホイール式の油圧ショベル、ホイールローダ等の他の建設機械に広く適用することができる。
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体(車体)
4 上部旋回体(車体)
9 キャブ
12 キャブボックス
15 左側支柱
16 右側支柱
21 前面部
21A前窓
22 後面部
23 左側面部
25 右側面部
26 天面部
26B 天窓
27 前窓枠部材
27D,28D 溝
28 天窓枠部材
30 下前窓ガラス(透明前板)
31 上前窓ガラス(透明前板)
31B 上端
32 天窓ガラス(透明天板)
32A 前端
33 突合せ部
34 前窓用ワイパ装置
34B ワイパブレード
34C 上端
36 補強部材
38 ヘッドガード(ガード部材)
38C 前端

Claims (2)

  1. 前側に作業装置が設けられた自走可能な車体と、前記車体に搭載されたキャブとを備え、
    前記キャブは、
    前面部、後面部、左側面部、右側面部および天面部により形成され内部に運転室が形成されたキャブボックスと、
    前記前面部と前記左側面部とが交わる部位および前記天面部と前記左側面部とが交わる部位に配置された左側支柱と、
    前記前面部と前記右側面部とが交わる部位および前記天面部と前記右側面部とが交わる部位に配置された右側支柱と、
    前記前面部に形成された前窓に着脱可能に取付けられる透明前板と、
    前記天面部に形成された天窓に着脱可能に取付けられ、前端が前記透明前板の上端に突合わされた透明天板と、
    を含んで構成してなる建設機械において、
    上下方向に延びるワイパブレードを有し前記透明前板の汚れを払拭するワイパ装置が設けられ、
    前記キャブボックスの外部には、前記左側支柱と前記右側支柱との間を連結する補強部材が設けられ、
    前記補強部材は、前記透明前板の上端と前記透明天板の前端との突合せ部よりも前側かつ下側で、前記ワイパブレードの上端よりも上側となる位置に配置され
    前記前面部の前記前窓には、前記透明前板が係合する溝を有し前記透明前板を上下方向にスライド可能に保持する前窓枠部材が設けられ、
    前記天面部の前記天窓には、前記透明天板が係合する溝を有し前記透明天板を前後方向にスライド可能に保持する天窓枠部材が設けられ、
    前記補強部材は、前記透明前板のスライド方向よりも前側で、かつ前記透明天板のスライド方向よりも下側に配置されていることを特徴とする建設機械。
  2. 前側に作業装置が設けられた自走可能な車体と、前記車体に搭載されたキャブとを備え、
    前記キャブは、
    前面部、後面部、左側面部、右側面部および天面部により形成され内部に運転室が形成されたキャブボックスと、
    前記前面部と前記左側面部とが交わる部位および前記天面部と前記左側面部とが交わる部位に配置された左側支柱と、
    前記前面部と前記右側面部とが交わる部位および前記天面部と前記右側面部とが交わる部位に配置された右側支柱と、
    前記前面部に形成された前窓に着脱可能に取付けられる透明前板と、
    前記天面部に形成された天窓に着脱可能に取付けられ、前端が前記透明前板の上端に突合わされた透明天板と、
    を含んで構成してなる建設機械において、
    上下方向に延びるワイパブレードを有し前記透明前板の汚れを払拭するワイパ装置が設けられ、
    前記キャブボックスの外部には、前記左側支柱と前記右側支柱との間を連結する補強部材が設けられ、
    前記補強部材は、前記透明前板の上端と前記透明天板の前端との突合せ部よりも前側かつ下側で、前記ワイパブレードの上端よりも上側となる位置に配置され、
    前記天面部には、前記キャブボックスを上方から覆い前端が前記前面部よりも前方に張出すガード部材が設けられ、
    前記補強部材は、前記ガード部材の前端よりも下側かつ後側に配置されていることを特徴とする建設機械。
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