JP2544772Y2 - パワーショベルのキャブ天窓ガード - Google Patents

パワーショベルのキャブ天窓ガード

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JP2544772Y2
JP2544772Y2 JP11301891U JP11301891U JP2544772Y2 JP 2544772 Y2 JP2544772 Y2 JP 2544772Y2 JP 11301891 U JP11301891 U JP 11301891U JP 11301891 U JP11301891 U JP 11301891U JP 2544772 Y2 JP2544772 Y2 JP 2544772Y2
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JP
Japan
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skylight
guard
cab
gap
front side
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JP11301891U
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光寿 新堰
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Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はパワ−ショベルのキャブ
に係り、詳しくはパワ−ショベルのキャブ天窓ガ−ドに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から建設機械、特にパワ−ショベル
のキャブには天窓が設けられているが、高所作業中に天
窓に落石等があった場合、天窓の損傷は勿論、天窓を破
って中にいるオペレ−タに危害が及ぶのを防止するため
に、図4および図5に示すようなガ−ド11,12がそ
れぞれ天窓の上に設けられている。すなわち、天窓の長
手方向に平板13を平行に並べ、その間に図4,および
図5に示す丸棒14,15をそれぞれ等間隔において溶
接したものが用いられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上述のよ
うなガ−ド構造では、図6に示すように天窓16とガ−
ド17との隙間tが少ないため天窓(ガラス)16が汚
れた場合、掃除をするにはガ−ド17を外すことが必要
となる。ガ−ド17を外すにはキャブ18との間を締付
けているボルト19を取り外さなければならず面倒であ
る。そのためにガ−ド17を取り外すことなく掃除でき
るように隙間tを大きく取ることは、キャブ18の全高
Hが高くなり高さ制限を越えるのでできないと云う問題
があった。
【0004】本考案はこれに鑑み、キャブの高さを制限
内に納め、しかも掃除がてきるようにしたパワ−ショベ
ルのキャブ天窓ガ−ドを提供して従来技術の持つ欠点の
解消を図ることを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の問題点を
解決する手段として本考案はキャブの天窓を前側が低く
後側が高くなる緩やかなへの字状に屈曲させて設け、該
天窓の上面のガ−ドは後側を水平となるよう前側との間
を該天窓よりも角度の小さいへの字に屈曲させて設け、
該天窓とガ−ドの隙間を前後部より中央部が大きくなる
ように形成したことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成によれば、天窓とガ−ド中央部との隙
間は大きくなるから、この隙間からガ−ドを取り外すこ
となく天窓の掃除ができる。
【0007】
【実施例】図1は本考案にかかるパワ−ショベルのキャ
ブの天窓とガ−ドの関係を示す側面の一実施例を示す斜
視図、図2は図1のガ−ドの−実施例の斜視図、図3は
図1のガ−ドの他の実施例の斜視図である。
【0008】以下、本考案を図1乃至図3に示す一実施
例を参照して説明する。本考案はキャブ1の天窓2を前
側が低く後側が高くなる緩やかなへの字状に屈曲させて
設け、該天窓2の上面のガ−ド3は後側を水平となるよ
う前側との間を該天窓2よりも角度の小さいへの字に屈
曲させて設け、該天窓2とガ−ド3の隙間4を前後部よ
り中央部が大きくなるように形成したもので構成されて
いる。
【0009】図1はパワ−ショベル等に用いられている
キャブ1の上部のみを示し、他の部分の図示を省略した
ものであるが、キャブ1の天井部分には後側よりも前側
が低くなるように、しかもへの字に緩やかに傾斜した天
窓2がキャブ1との間にHゴム5を介して設けられてい
る。そして天窓2の上部には該天窓2を覆うように天窓
2よりも角度の小さいへの字に傾斜したガ−ド3が図
2,および図3に示す取付け金具6の部分でボルト7に
より締付けられて一体となっている。この場合、ガ−ド
3の後部の水平部分3aはキャブ1の制限高さ内に押さ
えるようにしてある。また、ガ−ド3と天窓2との隙間
のうち、中央部分の隙間4は少なくとも手の入る程度に
してある。ここで前記ガイド3の形状は図2に斜視図で
示すように一本の丸棒またはパイプで四角形状の枠3b
を作り、この枠3bに前後方向に等間隔の仕切り枠(丸
棒またはパイプによる)3cを複数本渡して溶接等によ
り固着したものである。また、図3は枠3bに左右方向
に等間隔の仕切り枠3dを複数本渡して溶接等により固
着したものである。なお、図3の場合は図2の場合に比
較して前方作業の死角が少なく、また溶接も少ないので
オペレ−タがキャブ1内から天窓2を通してバケット等
の作業機の動きを仕切り枠3dに遮られることなく見ら
れる利点がある。
【0010】つぎに作用を説明する。掘削作業等におい
て上昇した作業機のバケット等からあるいは、高所作業
中の崖の一部が崩れて土砂が天窓2に降りかかった場
合、天窓2が前傾しているため、土砂はキャブ1の前側
に滑り落ちる。しかしながらそれでも堆積した土砂によ
りキャブ1内から天窓2を通して外が見え難くなった場
合にはガ−ド3との最大の隙間4は手の入る程度となっ
ているから、ここから手を入れて天窓2を掃除すること
ができる。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、キャブの
天窓を前側が低く後側が高くなる緩やかなへの字状に屈
曲させて設け、該天窓の上面のガ−ドは後側を水平とな
るよう前側との間を該天窓よりも角度の小さいへの字に
屈曲させて設け、該天窓とガ−ドの隙間を前後部より中
央部が大きくなるように形成したから、天窓に降った土
砂は前側からキャブの外へ滑り落ちて堆積を防止すると
共に、土砂により汚れた天窓の掃除はガ−ドとの隙間か
ら容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるパワ−ショベルのキャブ天窓ガ
−ドの一実施例を示す側面の説明図である。
【図2】図1の天窓ガ−ドを示す斜視による一実施例の
説明図である。
【図3】図1の天窓ガ−ドを示す斜視による他の実施例
の説明図である。
【図4】従来の天窓ガ−ドの第1例の斜視による説明図
である。
【図5】従来の天窓ガ−ドの第2例の斜視による説明図
である。
【図6】従来のキャブの天窓とガ−ドの位置関係を示す
側面の説明図である。
【符号の説明】
1 キャブ 2 天窓 3 ガ−ド 4 隙間

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャブの天窓を前側が低く後側が高くな
    る緩やかなへの字状に屈曲させて設け、該天窓の上面の
    ガ−ドは後側を水平となるよう前側との間を該天窓より
    も角度の小さいへの字に屈曲させて設け、該天窓とガ−
    ドの隙間を前後部より中央部が大きくなるように形成し
    たことを特徴とするパワ−ショベルのキャブ天窓ガ−
    ド。
JP11301891U 1991-12-27 1991-12-27 パワーショベルのキャブ天窓ガード Expired - Lifetime JP2544772Y2 (ja)

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JPH0557047U JPH0557047U (ja) 1993-07-30
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WO2014155659A1 (ja) * 2013-03-29 2014-10-02 株式会社小松製作所 運転員保護ガード、ガード付き作業機械用キャブ、および作業機械

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US9151016B2 (en) 2013-03-29 2015-10-06 Komatsu Ltd. Operator protective guard, guard-equipped cab for work machine, and work machine

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