JP3801465B2 - 建設機械の運転室構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建設機械の運転室構造、さらに詳しくは、運転室前部の床に備えられた走行操作ペダル、フットレストなどの部分に溜まりやすい、泥、土砂などの清掃を容易に行えるようにした、建設機械の運転室構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
建設機械の運転室は、泥、土砂などの付いた靴で乗り降りすることが多いので、床に敷かれたフロアマット上にこれが溜まってしまう。したがって、運転室にはこれを容易に清掃できるように清掃性の良好なことが要求される。従来から、この泥、土砂などを運転室の入口ドアの部分から掃き出せるように、フロアマットの形状の改良がなされている。しかしながら、図5を参照して説明すると、運転室の床に備えられた走行操作ペダル、足置きであるフットレストなどと、運転室の前面下部との間には、運転室を形成するフレームが床上に敷いたフロアマットよりも凸になって存在するので、フレームと走行操作ペダル、フットレストなどとの間が狭く、この部分に泥、土砂などが溜まりやすい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したとおりの形態の従来の建設機械の運転室構造には、次のとおりの解決すべき問題がある。
【0004】
(1)泥、土砂の清掃:
運転室の前面下部のフレームと走行操作ペダル及びフットレストとの間に溜まった泥、土砂などの清掃が難しい。特に、床面が運転室に一体的に形成されないで、機体に形成された床面上に載せる形態の運転室においては、取付部を兼ねるこのフレームが比較的大型になり、走行操作ペダル及びフットレストとの間をより狭くしている。
【0005】
(2)排出口の設置:
この問題を改善するために、例えば特開平10−245871号公報に開示されているように、この部分の床に排出口を設けることが行われる。しかしながら走行操作ペダル及びフットレストとフレームとの間が狭い問題は改善されないので、清掃性の大幅な改善は難しい。また、排出口から下に放出される土砂などが建設機械のボトムカバー上に溜まってしまう可能性がある。さらに排出口を設けることで、運転室の気密性が保ちにくくなり、エアコン、ヒータ等の性能にも影響する。
【0006】
(3)下方視界の確保:
建設機械の典型例の油圧ショベルなどにおいて深堀りなどを行う際には、下方視界を確保する必要があるが、上述の前面下部のフレームに視界を妨げられてしまい、身をのりだして操作を行うなど、運転者への負担が少なくない。
【0007】
本発明は上記事実に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、運転室の前方の床の部分に位置する、運転室のフレーム及び走行操作ペダル、フットレストなどとの間に溜まる泥、土砂などの清掃を容易に行うことができるように改良され、さらに下方視界の改善もされた建設機械の運転室構造を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載された発明は、運転室の前面の下部を形成する、上面を平面に形成したフレームが、該運転室の床面を形成する床部材に、該上面を床面と略同一又は下方にして取付けられている、ことを特徴とする建設機械の運転室構造である。
【0009】
そして、床面から上方への運転室のフレームの出張りをなくし、運転室前部の床面を広くし清掃を容易に行えるようにする、と同時に下方視界を改善する。
【0010】
請求項2に記載された発明は、請求項1記載の建設機械の運転室構造において、該前面は、該床面の高さの下方から上方に、開閉自在な開口部を備え、該開口部が、前窓により形成されているものである。
【0011】
そして、この運転室前面の前窓により形成されている開口部を開放あるいは取り外すことにより、開口部を通して、床上の泥、土砂などを掃き出すなど、清掃が行えるようにする。
【0014】
なお、本発明において運転室を形成する「フレーム」とは、運転室の基本的な骨組みを形成するフレームを意味し、運転室はこのフレームにパネル、窓、ドア、備品などを取付けて完成される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に従って構成された建設機械の運転室構造を、典型的な建設機械である油圧ショベルにおける好適実施形態を図示している添付図面を参照して、さらに詳細に説明する。
【0016】
図1を参照して説明すると、全体を番号2で示す油圧ショベルは、下部走行体4と、下部走行体4上に水平方向に旋回自在に取付けられた上部旋回体6とを備えている。上部旋回体6は、その旋回フレーム8上に、運転室10、作業機12、エンジンなどが収容された機器室13を備えている。運転室10はその側面に乗降用のドア10aを備えている。運転室10は、旋回フレーム8上に複数個の防振マウントを介して取付けられた床部材14に取付けられている。
【0017】
図1とともに図2及び図3を参照して説明すると、運転室10は略直方体状に、鋼部材により形成された骨組みとなるフレームにパネル、窓、ドアなどが取付けられて形成されている。運転室10の前面16には前窓18が備えられ、前窓18は上窓18aと下窓18bを備えている。上窓18aは、上下方向に移動自在に備えられ、開位置においては運転室10の天井部に収納される。下窓18bは、運転室10に着脱自在に嵌め込まれ取付けられている。(下窓18bについては、後にさらに説明する)。
【0018】
運転室10内の床部には、一対の走行操作ベダル20a、20b、並びに足置きである一対のフットレスト22a、22bが備えられている。
【0019】
図1〜図3とともに図4を参照して運転室10の前面下部について説明する。この前面下部においては、運転室10の前面16の下部を形成するフレーム24が、前述の床部材14の床面14aよりも下方に配設されている。このフレーム24はボルト、ナットなどの適宜の手段(図示していない)によって床部材14に取付けられている。そして、前面16には、床面14aの高さの下方から上方に、開閉自在な開口部として機能する前述の着脱自在な下窓18bが備えられている。
【0020】
フレーム24は板部材を断面略矩形の筒状に折り曲げ成形し形成されている。フレーム24の上面24aは平面に形成され、床面14aと実質上同一面に位置付けられている。フレーム24の前面には傾斜部24bが形成され、この部分には下窓18bの下端部が装着状態において当接する、合成ゴムなどにより形成されたストッパ26が取付けられている。フレーム24の前面と上面24aとの接合部には、下窓18bの取付状態(図4の状態)において下窓18bの内面に当接するシール材28が取付けられている。
【0021】
実質上同一面に形成された床部材14の床面14a及びフレーム24の上面24aには、合成ゴムなどで形成されたフロアマット32が敷かれている。フロアマット32の下窓18b側端の下面には、上述のシール材28を逃げるための空間32aが形成されている。
【0022】
主として図4を参照して上述したとおりの建設機械の運転室構造の作用について説明する。
【0023】
(1)広い床面により清掃が容易:
運転室10の前面16下部のフレーム24が床面14aより下方に配設され、フロアマット32の下になるように構成されているので、走行操作ペダル20a、20b及びフットレスト22a、22bから前方が従来より広い平面になり、この部分の清掃が容易になり、清掃性が大幅に改善される。
【0024】
(2)下方視界の確保:
同様にフレーム24が下方に配設されたことにより下方視界が改善される。
【0025】
(3)開口部による清掃が容易:
また、フロアマット32の上面より運転室10の構造物及び下窓18bとのシール材28などが飛び出さないので、運転室10の前面16に設けられた開口部として機能する下窓18bを取外すことにより、この開口部を通しての土砂の掃き出しなど、清掃が容易になり、清掃性が大幅に改善される。
【0026】
(4)運転室の気密性の確保:
さらに、床板には排出口が設けられないので、従来の、ボトムカバー上に土砂が溜まる問題、運転室の気密性が保ちにくい問題も除かれる。
【0027】
以上、本発明を実施の形態に基づいて詳細に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、例えば下記のように、本発明の範囲内においてさまざまな変形あるいは修正ができるものである。
【0028】
(1)一体キャブ:
本実施の形態においては、運転室10が床部材14に取付けられる形態を説明したが、運転室は、運転室と床部材とが溶接接合などにより一体的に形成されたものでもよい。
【0029】
(2)前面の開口部:
本実施の形態においては、運転室10の前面16の開口部として前窓18の下窓18bが機能しているが、運転室の形態によってこの部分がパネルであるときには、パネルに開口を設けそれに開閉自在なカバーを備えてもよい。
【0030】
【発明の効果】
本発明に従って構成された建設機械の運転室構造によれば、運転室の前方の床の部分に位置する、運転室のフレーム及び走行操作ペダル、フットレストなどとの間に溜まる泥、土砂などの清掃を容易に行うことができるように改良され、さらに下方視界も改善された建設機械の運転室構造が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された運転室構造を備えた典型的な建設機械である油圧ショベルの側面図。
【図2】図1のA−A矢印方向に見て示した運転室の前面の拡大図。
【図3】図1のB−B矢印方向に見て運転室前部の床部を示した拡大断面図。
【図4】図3のC−C矢印方向に見て示した拡大断面図。
【図5】図4に相当する従来の運転室の断面図。
【符号の説明】
2:油圧ショベル(建設機械)
10:運転室
14:床部材
14a:床面
16:前面
18:前窓
18a:上窓
18b:下窓(開口部)
20a、20b:走行操作ペダル
22a、22b:フットレスト
24:フレーム
32:フロアマット

Claims (2)

  1. 運転室の前面の下部を形成する、上面を平面に形成したフレームが、該運転室の床面を形成する床部材に、該上面を床面と略同一又は下方にして取付けられている、ことを特徴とする建設機械の運転室構造。
  2. 該前面は、該床面の高さの下方から上方に、開閉自在な開口部を備え、該開口部が、前窓により形成されている、請求項1記載の建設機械の運転室構造。
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