JP4082323B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は、油圧ショベルなどの建設機械に関し、そのメンテナンス作業の作業性を向上させる対策に係るものである。
従来より、建設機械として、例えば特許文献1に開示されているように、運転席のシートを支持するシートスタンドを枠体により形成し、その枠体にカバーを取り付けるようにしたものが知られている。この特許文献1に開示されたシートスタンドは、下部走行体の上側に旋回自在に設けられた上部旋回体のフロアプレートに設けられている。そして、シートスタンドの枠体(フレーム)を平面視形状でコ字状に形成し、そのコ字形の開放部分を前側に設定するとともに、シートをシートスタンドの上面部にボルトで締結している。一方、シートスタンドの前面部及び側面部には、それぞれカバーをボルト締結することにより着脱可能に取り付けるようにしている。そして、このカバーを取り外すことで、シートスタンドの内側に配設されている機器類のメンテナンスを行うことができる。
一方、このシートスタンドに隣接するように、スイッチ類が配設されたコントロールスタンドが設けられるのが一般的である。この場合、シートスタンド及びコントロールスタンドをそれぞれ枠体により形成して、この枠体にそれぞれカバーを取り付ける構成となるのが一般的である。
特開平9−195315号公報
ところで、前述した従来のシートスタンド及びコントロールスタンドでは、カバーを枠体にボルト締結する構成であるので、シートスタンド及びコントロールスタンドの内側に配置されている機器、部品のメンテナンス時などには、ボルトを外せば、楽にカバーを外すことができるようになっている。しかしながら、その反面、カバーをボルト締結するための枠体が必ず必要となる。このため、例えばシートスタンドの前面部及び側面部のカバーをそれぞれ外したとしても、この前面部と側面部との間に位置する枠体(フレーム)が障害物となり、オルタネータのメンテナンス時等のようにメンテナンス時に大きな開口が必要となるメンテナンス作業を効率よく行うことができないという問題があった。
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、メンテナンス作業の作業性を向上することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、前部遮蔽板と側部遮蔽板とを一体的に形成する一方、メンテナンス用の開口部を前記前部遮蔽板と側部遮蔽板とに跨って形成するようにしたものである。
具体的に、請求項1の発明は、シートスタンドの内側に配設されたエンジンとこのエンジンの前方運転スペース前部とを遮蔽する前部遮蔽板と、前記シートスタンドの側方から前方に向かって膨出するように配置されたコントロールスタンドの内側に配設された機器類と運転スペース前部とを遮蔽する側部遮蔽板とを備え、前記前部遮蔽板と側部遮蔽板とは、一体的に形成される一方、前記前部遮蔽板と側部遮蔽板とに跨るようにメンテナンス用の開口部が形成され、前記開口部を塞ぐためのメンテナンス用カバーが着脱可能に取り付けられている。
この発明では、前部遮蔽板と側部遮蔽板とを一体的に形成する一方、この前部遮蔽板と側部遮蔽板とに亘ってメンテナンス用の開口部を形成するようにしているので、従来の如く枠体状のフレームの各面にカバーをそれぞれボルト締結する構成と異なり、前部遮蔽板と側部遮蔽板との接合部、即ち開口部に必ずしもフレームを設ける必要がなくなる。したがって、本発明によれば、メンテナンス時に開放される開口部にフレーム等の障害物をなくすことができるために、この開口部を通したメンテナンス作業を楽に行うことができ、メンテナンス作業の作業性を向上することができる。
また、請求項2の発明は、請求項1記載の建設機械において、前記メンテナンス用カバーは、前記前部遮蔽板及び側部遮蔽板に対応するように折り曲げられた一枚板により構成されている。
この発明では、前部遮蔽板と側部遮蔽板とに跨って形成される開口部を塞ぐためのメンテナンス用カバーが、前記前部遮蔽板及び側部遮蔽板に対応するように折り曲げられた形状に構成されるとともに一体ものに形成されている。このため、前部遮蔽板及び側部遮蔽板に形成された開口部に従来の如く複数枚のメンテナンス用のカバーを取り付ける構成ではないので、互いに隣り合う遮蔽板に亘って設けられた開口部を塞ぐのにカバー同士の突き合せ部分が生じることはなく、カバー同士の間に隙間ができることはない。そして、メンテナンス用カバーを、前部遮蔽板及び側部遮蔽板に対応して折り曲げるようにしているので、前部遮蔽板と側部遮蔽板との2面に亘る開口部をこの1枚のメンテナンス用カバーで塞ぐことができる。
つまり、メンテナンス等は作業現場や工事現場で行われるのが一般的であり、カバーを取り付ける際にカバー同士の合わせ目に隙間ができないように調整しながらこれら各カバーを取り付けるのは煩わしい作業である。したがって、従来の如く、各面にそれぞれカバーを別個に取り付ける構成では、実際上は、このカバー同士の合わせ目を完全にシールするのが困難となる。また、この合わせ目には土や泥が溜まり易いために、この部分を集中的に水洗いすることがあるため、カバー同士の合わせ目等から水がシートスタンド及びコントロールスタンド内に浸入し、収納機器、収納部品等を濡らしてしまう。これに対し、本発明では、前部遮蔽板と側部遮蔽板との2面に亘る開口部を1枚のメンテナンス用カバーで塞ぐ構成であるので、カバー同士の突き合せ部分が生じることはなく、カバー同士の間に隙間ができることはない。
したがって、本発明によれば、作業現場や工事現場等で収納機器、収納部品等のメンテナンス作業が終了したときに、隙間ができないように非常に楽にメンテナンス用カバーを取り付けることができる。この結果、運転スペース周りを水洗いするときに、前記遮蔽板によって運転スペースと遮蔽された空間内に収容される収納機器、収納部品等が濡れてしまうのを防止することができる。
なお、前記メンテナンス用カバーは、前部遮蔽板側の部位と側部遮蔽板側の部位とを溶接することにより一体的に形成してもよく、あるいは1枚の板状の部材を折り曲げ加工してもよい。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2記載の建設機械において、前記開口部は、少なくともオルタネータのメンテナンス用とされている。
この発明では、前記開口部を、メンテナンス時に大きな開口が必要となるオルタネータのメンテナンス用に構成している。このため、前部遮蔽板及び側部遮蔽板に亘って形成することでより大きな開口が確保された開口部を通してオルタネータのメンテナンスを非常に楽に行うことができる。
また、請求項4の発明は、請求項1から3の何れか1項記載の建設機械において、前記メンテナンス用カバーには、ヒューズボックスのメンテナンス用の開口部と、この開口部に着脱自在に取り付けられるヒューズボックス用カバーとが設けられている。
この発明では、メンテナンス用カバーに開口部を設け、この開口部にヒューズボックス用カバーを着脱自在に取り付けるようにしているので、日常点検として行われるヒューズボックスの保守点検に際し、メンテナンス用カバーを取り外さなくても、このヒューズボックス用カバーを取り外すのみでヒューズボックスの保守点検を行うことができる。したがって、この発明によれば、日常点検作業を非常に簡単に行うことができる。なお、ヒューズボックス用カバーは、例えば、メンテナンス用カバーの開口部に係合する爪を形成することにより着脱自在に構成することができる。
以上説明したように、本発明に係る建設機械では、前部遮蔽板と側部遮蔽板とを一体的に形成する一方、メンテナンス用の開口部を前記前部遮蔽板と側部遮蔽板とに跨って形成しているので、メンテナンス時に開放される開口部にフレーム等の障害物をなくすことができる。この結果、メンテナンス用の開口部を通したメンテナンス作業を楽に行うことができ、メンテナンス作業の作業性を向上することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態は、下部走行体(図示省略)と、この下部走行体の上部に旋回自在に設けられた上部旋回体11とを備えた例えば油圧式ミニショベル等の建設機械に適用したものである。図1に示すように、上部旋回体11には、運転スペース12が配設されている。運転スペース12には、この運転スペース12の後部に設けられたシートスタンド15と、このシートスタンド15に支持され、操縦者が着座するためのシート13と、シートスタンド15の側方に隣接して配置されたコントロールスタンド17とが設けられている。このコントロールスタンド17内には、図示省略するがタンク等の機器類が配設されている。
本実施形態では、コントロールスタンド17は、シートスタンド15に対し、操縦者が乗り降りする乗降側(図1における右側)とは反対側となる奥側(図1における左側)、即ちシートスタンド15の右側にのみ配置されている。コントロールスタンド17の後方で且つ上側には、図示省略しているが、操作レバー、スイッチ類等が配設されたコントロールボックスが設置されている。
前記シートスタンド15は、およそ箱形に組まれた枠体(図示省略)を鋼板等からなる外壁部(カバー)19で覆った構成とされている。この外壁部19は、前壁部19a(図2参照)と、上面部19bと、左側壁部19cと、後側壁部(図示省略)とを溶接等により一体的に形成したものである。シートスタンド15は、その下面部が開放されるとともに、上部旋回体11の床面部としてのフロアプレート(図示省略)に固定されている。
シートスタンド15の下方、即ち運転スペース12の後方には、図示省略するがエンジン等が配設されている。そして、シートスタンド15の前壁部19aは、エンジンとこのエンジンの前方に配置された運転スペース12とを遮蔽する前部遮蔽板を構成している。
シートスタンド15の上面部19bには前記シート13が、また前壁部19aにはヒーターカバー21がそれぞれ設置されている。このヒーターカバー21は、略矩形皿状に形成されるものであり、開放面が後ろ側に位置するようにシート13の前端部のすぐ下方に取り付けられている。このヒーターカバー21の内側には、温風を吹き出すためのヒーター(図示省略)が収納されている。図中、21aは、温風の吹き出し口である。
図2に示すように、シートスタンド15とコントロールスタンド17とは、平面視で鉤形の形状に一体的に形成されている。具体的に説明すると、前方に向かって見てシートスタンド15の右側に隣接してコントロールスタンド17が配置されており、このコントロールスタンド17は、シートスタンド15の前壁部19aよりも前方に膨出するような形態に形成されている。コントロールスタンド17は、その左側壁部23aがシートスタンド15の右端部に接合されており、この接合部から前方に向かって延びている。つまり、シートスタンド15の前壁部19aの側方にコントロールスタンド17の左側壁部23aが配置されており、このコントロールスタンド17の左側壁部23aとシートスタンド15の前壁部19aとは、一体的に形成されている。シートスタンド15とコントロールスタンド17の接合は、溶接によるものであり、コントロールスタンド17の左側壁部23aは、シートスタンド15の前壁部19aにおける右端部に連続している。そして、コントロールスタンド17の左側壁部23aは、運転スペース12とこの運転スペース12の側方に配置された前記タンク等の機器類とを遮蔽する側部遮蔽板を構成している。
コントロールスタンド17の外壁部23を構成する左側壁部23aと右側壁部(図示省略)とは、それぞれ鉛直方向に延びるように形成されている一方、その上側部及び前側部において互いに近づくように傾斜しており、その端部において互いに接合されている。また、コントロールスタンド17の下面部は開放されるとともに、前記フロアプレートに固定されている。
コントロールスタンド17の左側壁部23aには、例えば、アワーメータ26、電源ソケット27等のスイッチ類が配設されている。これらアワーメータ26及び電源ソケット27は、左側壁部23aにおいて、その後端部近傍に配置されている。
シートスタンド15及びコントロールスタンド17の内側は、1つの大きな空間に区画形成されている。この内側空間には、前述したエンジン、タンク等の機器、部品類が収納されている。例えば、内側空間のうちシートスタンド15側の空間には、主としてエンジンが、またコントロールスタンド17側の空間には主としてタンクがそれぞれ配置されている。このエンジン周りには、図2に示すように、オルタネータ33や、このオルタネータ33を駆動するためのベルト34等が配設されている。このオルタネータ33は、エンジンとシートスタンド15の前壁部19aとの間に配置されている。
シートスタンド15には、その前壁部19a及び上面部19bから後方に且つ下方に段差状に凹む凹部19dが形成されている。この凹部19dは、シート13の下方に前記ヒーター等を配設するために設けられるものである。
シートスタンド15の前壁部19aとコントロールスタンド17の左側壁部23aとには、これら両壁部19a,23aに跨るようにメンテナンス用の開口部37が形成されている。この開口部37は、シートスタンド15の前壁部19aにおいては、前方に向かって見て前記凹部19dよりも右側(図2における左側)に位置する右端部に形成されている。一方、コントロールスタンド17の左側壁部23aにおいては、この左側壁部23aにおける後端部に形成されている。この開口部37は、操縦者の右足の足元付近に設けられている。そして、シートスタンド15側の開口部37の上端部における右側(図2における左側)の個所が、シートスタンド15の前壁部19aとコントロールスタンド17の左側壁部23aとが溶接によって接合された溶接個所31となっている。
シートスタンド15における開口部37のすぐ内側には、前記オルタネータ33が配置されている。また、コントロールスタンド17における開口部37のすぐ内側には、前記タンクが配置されている。
開口部37の縁部には、そのほぼ全体に亘って固定部39が設けられている。この固定部39は、シートスタンド15の前壁部19a又はコントロールスタンド17の左側壁部23aに平行で且つ前記縁部に沿って延びる細長い板状に形成されるものであり、およそ一定の幅を有している。固定部39には、図外のボルトを挿通するための多数のボルト孔39aが形成されている。このボルト孔39aにおける固定部39の裏面には、ナット(図示省略)が溶着されている。
開口部37には、図1に示すように、メンテナンス用カバー41が取り付けられている。このメンテナンス用カバー41は、図3にも示すように、開口部37に対応した形状に形成されており、この開口部37を隙間なく塞ぐことができるようになっている。具体的に、メンテナンス用カバー41は、シートスタンド15の前壁部19aに対応する正面部41aと、コントロールスタンド17の左側壁部23aに対応する側面部41bとからなる。これら正面部41aと側面部41bとは、溶接して接合することにより一体化されている。つまり、このメンテナンス用カバー41は、シートスタンド15の前壁部19a及びコントロールスタンド17の側壁部23aに対応するように折り曲げられた形状を有する一枚板で構成されており、L字状の断面を有している。前記正面部41aは、略矩形状の上側部と、この上側部に対してやや傾斜して接合された中央部と、この中央部の下端に前記上側部と平行になるように接合された下側部とからなる。上側部には、開口部(図示省略)と、この開口部に着脱自在に取り付けられるヒューズボックス用カバー44が設けられている。この開口部のちょうど内側のシートスタンド15内には、図示省略しているがヒューズボックスが設けられている。この開口部は、日常点検として行われるヒューズボックスのメンテナンス用に設けられるものである。ヒューズボックス用カバー44には、例えば開口部に係合する係合爪が一体に形成されていて、この係合爪による開口部への係合により着脱自在となっている。
一方、側面部41bは、正面部41aの上側部から下側部に亘って接合されるものであり略台形の平板状に形成されている。この側面部41bは、正面部41aの上側部及び下側部に直交するように設けられている。
メンテナンス用カバー41は、ボルト締結により着脱可能に構成されている。メンテナンス用カバー41の周縁部には前記固定部39のボルト孔39aに対応した位置にボルト挿通孔41cが形成されている。そして、このボルト挿通孔41cに図外のボルトを挿通し、メンテナンス用カバー41を固定部39にボルト締結することにより、このメンテナンス用カバー41と固定部39とが密着するシール部が形成される。
開口部37には、図2に示すように、ハーネス(図示省略)を引き出すための切り欠き部46が設けられている。この切り欠き部46は、開口部37の下端部に連続するように形成されるものであり、この切り欠き部46は、開口部37の下端部から後方に凹むように前記前壁部19aの凹部19dに形成されている。つまり、切り欠き部46は、メンテナンス用カバー41を取り付けたときにも、このカバー41によっては塞がれないように形成されている。そして、切り欠き部46が凹部19dに設けられることで、前記ヒーターカバー21を取り付けたときに、この切り欠き部46が露出しないようになっている。また、開口部37に連続するように切り欠き部46を形成しているので、シートスタンド15及びコントロールスタンド17の内側からハーネスを引き出すための切り欠き部46を容易に設けることができるようになっている。
次に、本実施形態に係る建設機械による作用効果について説明する。
本実施形態に係る建設機械では、シートスタンド15の前壁部19aとコントロールスタンド17の左側壁部23aとを溶接により一体的に形成するとともに、メンテナンス用の開口部37を、シートスタンド15の前壁部19aとコントロールスタンド17の左側壁部23aとに亘って形成している。このため、従来の如く枠体状のフレームの各面にカバーをそれぞれボルト締結する構成と異なり、シートスタンド15の前壁部19aとコントロールスタンド17の左側壁部23aとの接合部、言い換えると開口部37に必ずしもフレームを設ける必要がなくなる。
したがって、開口部37にはフレーム等の障害物が存在せず、オルタネータ33の取り外しやベルト34の張り替え等の定期的なメンテナンスを非常に楽に行うことができ、メンテナンス作業の作業性を向上することができる。特に、本実施形態のようにオルタネータ33等のメンテナンス作業用として大きな開口が必要となる場合に、本発明は非常に有効である。
また、本実施形態では、シートスタンド15の前壁部19aとコントロールスタンド17の左側壁部23aとを溶接接合するとともに、開口部37を塞ぐメンテナンス用カバー41が一枚板により構成されている。このため、シートスタンド15及びコントロールスタンド17に形成された開口部37に従来の如く複数枚のメンテナンス用のカバーを取り付ける構成ではないので、互いに隣り合う壁部19a,23aに跨って設けられた開口部37を塞ぐカバー41に突合せ部分が生じることはなく、隙間ができることはない。そして、メンテナンス用カバー41を、シートスタンド15の前壁部19a及びコントロールスタンド17の左側壁部23aに対応して折り曲げられた形状に構成したので、シートスタンド15の前壁部19aとコントロールスタンド17の左側壁部23aとの2面に亘る開口部37をこの1枚のメンテナンス用カバー41で塞ぐことができる。
したがって、作業現場や工事現場等で収納機器、収納部品等のメンテナンス作業が終了したときに、隙間ができないように非常に楽にメンテナンス用カバー41を取り付けることができる。この結果、シートスタンド15周りの水洗い時にもシートスタンド15及びコントロールスタンド17内に収納されたオルタネータ33等の収納機器、収納部品等が濡れてしまうのを防止することができる。
また、本実施形態では、シートスタンド15の外壁部19とコントロールスタンド17の外壁部23とを溶接等により一体的に形成している。そして、この一体形成されたものに開口部37を形成する構成としているので、この開口部37以外に隙間ができる余地はなく、これによりシートスタンド15及びコントロールスタンド17内への水の浸入をより効果的に防止することができる。
また、本実施形態によれば、メンテナンス用カバー41を開口部37の縁部にボルトで締結するようにしているので、メンテナンス用カバー41の取り付け作業を非常に楽に行うことができる。そして、メンテナンス用カバー41の周縁部と開口部37の縁部との合わせ面が水の浸入を阻止するシール部となるために、シートスタンド15及びコントロールスタンド17内への水の浸入を有効に防止することができる。
また、本実施形態では、コントロールスタンド17において開口部37の近傍にアワーメータ26、電源ソケット27等のスイッチ類が配置されている。したがって、この開口部37を通してこれらスイッチ類のメンテナンスをも行うことができる。
また、本実施形態では、メンテナンス用カバー41に開口部を設け、この開口部にヒューズボックス用カバー44を着脱自在に取り付けるようにしているので、日常点検として行われるヒューズボックスの保守点検に際し、メンテナンス用カバー41を取り外さなくても、このヒューズボックス用カバー44を取り外すのみでヒューズボックスの保守点検を行うことができ、日常点検作業を非常に簡単に行うことができる。
また、本実施形態では、メンテナンス用カバー41を、ヒンジを設けて開閉させる構成とするのではなく、ボルトによって締結する構成としている。これにより、メンテナンス作業時にはこのメンテナンス用カバー41を完全に取り外すことができるので、メンテナンス作業時にメンテナンス用カバー41が邪魔にならないようになっている。
また、本実施形態では、シートスタンド15及びコントロールスタンド17の外壁部19,23を溶接等により一体的に形成するようにしているので、従来の如く各壁部のカバーをボルトによって締結する構成に比べ、ボルト孔39aを減らすことができる。これにより、水洗い時等にボルト孔39aを通して水がシートスタンド15及びコントロールスタンド17の内側に浸入するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、シートスタンド15の前壁部19a及びコントロールスタンド17の左側壁部23aの一部のみ、即ちメンテナンス時に必要となる部位のみを開口させるようにしているので、メンテナンス作業を安全に行うことができる。
尚、本実施形態では、メンテナンス用カバー41を、シートスタンド15側の正面部41aとコントロールスタンド17側の側面部41bとを溶接することにより一体的に形成した構成としたが、これに代え、1枚の板状の部材を折り曲げ加工した構成としてもよい。
また、本実施形態では、シートスタンド15の右側にのみコントロールスタンド17が設けられた建設機械について説明したが、これに限られるものではなく、シートスタンド15の両側にコントロールスタンド17を設ける構成としてもよい。この場合、少なくとも一方のコントロールスタンド17に本発明を適用するようにすればよい。
本発明の実施形態における上部旋回体の主要部を示す斜視図である。 本発明の実施形態におけるシートスタンド及びコントロールスタンドにおいて、シート、ヒーターカバー、メンテナンス用カバーを取り外したときの状態を示す斜視図である。 メンテナンス用カバーを示す斜視図である。
符号の説明
12 運転スペース
15 シートスタンド
17 コントロールスタンド
19a 前壁部(前部遮蔽板)
23a 左側壁部(側部遮蔽板)
33 オルタネータ
37 開口部
41 メンテナンス用カバー
44 ヒューズボックス用カバー

Claims (4)

  1. シートスタンドの内側に配設されたエンジンとこのエンジンの前方運転スペース前部とを遮蔽する前部遮蔽板と、
    前記シートスタンドの側方から前方に向かって膨出するように配置されたコントロールスタンドの内側に配設された機器類と運転スペース前部とを遮蔽する側部遮蔽板とを備え、
    前記前部遮蔽板と側部遮蔽板とは、一体的に形成される一方、前記前部遮蔽板と側部遮蔽板とに跨るようにメンテナンス用の開口部が形成され、
    前記開口部を塞ぐためのメンテナンス用カバーが着脱可能に取り付けられている建設機械。
  2. 前記メンテナンス用カバーは、前記前部遮蔽板及び側部遮蔽板に対応するように折り曲げられた一枚板により構成されている請求項1記載の建設機械。
  3. 前記開口部は、少なくともオルタネータのメンテナンス用とされている請求項1又は22記載の建設機械。
  4. 前記メンテナンス用カバーには、ヒューズボックスのメンテナンス用の開口部と、この開口部に着脱自在に取り付けられるヒューズボックス用カバーとが設けられている請求項1から3の何れか1項記載の建設機械。
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