JP6834659B2 - 車両用フード構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用フード構造に関する。
フロントフード等の車両用のフードは、エンジンルームを車両上方から覆い、開閉可能に構成されている。当該フードは、ヒンジ部材を介して車体の両側部に取り付けられている。通常、フードは、外板を構成するフードアウタパネルと、内板を構成するフードインナパネルを有している。
フードインナパネルには、パネル全体の剛性を確保することの他に、局所的な応力をより緩和することが求められている。フードインナパネルの剛性を確保するためには、例えば、特許文献1に開示されているように、フードインナパネルの外周縁部を一周するようなビード(稜線部)を設ける構造が知られている。
また、フードインナパネルの両側には、ヒンジ部材が取り付けられているヒンジ取付部が設けられている。このような構造において、例えば、フードインナパネルの右側のヒンジ取付部から、ストライカ周りを経由して、左側のヒンジ取付部に稜線を通すような構造や、左右のヒンジ取付部を繋ぐように稜線を通すような構造によって、剛性を確保する例も知られている。
特開2008−030574号公報
例えば、ヒンジ部材をフードインナパネルに取り付ける場合において、車体から走行に伴う振動が入力されると、この振動による応力は、フードインナパネルのヒンジ設置部に集中する。
一方、上記のような稜線を設ける構造では、ヒンジ部材をフードインナパネルに取り付ける場合、車両前後方向の稜線と車幅方向の稜線が、ヒンジ取付部で分断される構造になることがある。そのため、当該振動の応力がヒンジ取付部に集中することを抑制する構造については、改善の余地があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ヒンジ部材を介してフードインナパネルに車体側から入力される応力を効率よく分散させ、応力集中を抑制可能な車両用フード構造を提供することである。
上記目的を達成するため本発明に係る車両用フード構造は、車両用のフードの内側部を構成しているフードインナパネルと、前記フードを開閉可能に車体側部に取り付けられているヒンジ部材と、前記フードインナパネルにおける前記ヒンジ部材が取り付けられているヒンジ取付部を補強するためのリンフォースメントを備えている。当該車両用フード構造において、前記フードインナパネルは、車両前後方向に延びている前後方向稜線部を有しており、前記リンフォースメントは、前記ヒンジ取付部に対応する位置に接合されている対向部と、該対向部の車幅方向中央側の端部から連続して、前記前後方向稜線部を超えて車幅方向中央に向かって延びている延長部を有しており、前記ヒンジ取付部は、前記フードインナパネルの車両後部における車幅方向の両側部にそれぞれ配置され、前記フードインナパネルは、車幅方向の両側の前記ヒンジ取付部を繋ぐように車幅方向に延びている幅方向面を有し、前記延長部の車両後端の形状は、前記幅方向面の車幅方向に延びている幅方向稜線の形状に対応している。
本発明に係る車両用フード構造によれば、ヒンジ部材を介してフードインナパネルに車体側から入力される応力を効率よく分散させ、応力集中を抑制することが可能となる。
本発明に係る車両用フード構造のフードインナパネルを車両下方から見た下面図である。 図1のリンフォースメント付近の拡大図である。 図1のフードインナパネルの下面を車両後方から見た斜視図である。 図3のフードインナパネルの上面を車両前方から見た斜視図である。 図2のリンフォースメントを単体で示す下面図である。 図2のリンフォースメントの変形例を示す下面図である。
以下、本発明に係る車両用フード構造の一実施形態について、図面(図1〜図6)を参照して説明する。
本実施形態に係る車両用フード構造におけるフードは、車両前部に配置された図示しないエンジンルームを車両上方から覆い、ヒンジ部材20によって開閉可能に構成されているフロントフードである。当該フロントフードは、外板を構成するフードアウタパネル(図示せず)と、内板を構成するフードインナパネル10を有している。
本実施形態に係る車両用フード構造におけるフードインナパネル10には、ヒンジ部材20が取り付けられるヒンジ取付部15が設けられている。フードインナパネル10のヒンジ取付部15の裏面には、リンフォースメント30が取り付けられている。以下、各部材及び各部分について説明する。
フードインナパネル10は、フードアウタパネルの内側に配置されている板状の部材である。フードインナパネル10のヒンジ取付部15は、図1に示すように、フードインナパネル10の下面において、車幅方向両側における車両後部(図1の下部)に配置されている。
また、フードインナパネル10の面中央には、4つの貫通孔(前側貫通孔11a、後側貫通孔11b、左側貫通孔11c、右側貫通孔11d)を有する開口部11が設けられている。開口部11の全体の輪郭形状は、幅方向に延びている四角形状である。開口部11の周縁部は、開口部11の車両後部が、車幅方向中央が車両前方に若干突出している弧状である。
開口部11の車両後部の角部には、傾斜梁部12が設けられており、当該傾斜梁部12は、車両前方に向かうに従い車幅方向内側に傾斜するように、開口部11の車両前側の辺(前辺)まで延びている。傾斜梁部12は、開口部11における車幅方向両側に設けられ、左右対称に配置されている。また、両側の傾斜梁部12には、車幅方向に延びている幅方向梁部13が架け渡されている。
前側貫通孔11aは、車幅方向に延びている台形状で、車両後側の辺と車両前側の辺は平行で、車両後側の辺が前側の辺よりも長い。当該台形状は、車幅方向の中心線(図示せず)に対して左右対称に形成されている。後側貫通孔11bは、前側貫通孔11aと同様に形成され、車幅方向長さが前側貫通孔11aよりも長い。
左側貫通孔11cは、前側貫通孔11a及び後側貫通孔11bの図1における左側に配置され、車両前方に向かうに従い車幅方向内側に向かって延びている。右側貫通孔11dは、左側貫通孔11cに左右対称に設けられている。
この例では、幅方向梁部13の前後に、前側貫通孔11a及び後側貫通孔11bが配置されている。また、左側貫通孔11cは、図1における左側の傾斜梁部12の左側に配置され、右側貫通孔11dは、図1における右側の傾斜梁部12の右側に配置されている。
フードインナパネル10の下面は、第1の前後方向稜線部16aと、第2の前後方向稜線部16bと、第1の幅方向稜線部18aと、第2の幅方向稜線部18bを有している。
第1及び第2の前後方向稜線部16a,16bは、図1に示すように、フードインナパネル10の車幅方向の両外側部のそれぞれに配置されている。なお、図1では、第1の前後方向稜線部16a及び第2の前後方向稜線部16bは、1本の線で示している。
また、図2及び図3に示すように、第1及び第2の前後方向稜線部16a,16bは、フードインナパネル10の車両後部から、開口部11の側辺近傍を経由して、開口部11の車両前部まで延びている。詳細な説明は省略しているが、開口部11の車両前部において、第1及び第2の前後方向稜線部16a,16bは、開口部11の車両前部の稜線に繋がっている。なお、図2では、後述するリンフォースメント30と、ヒンジ部材20と、フードインナパネル10の位置関係を明確にするために、ヒンジ部材20は破線で示し、フィードインナパネル10は、二点鎖線で示している。
図2及び図3に示すように、第1及び第2の前後方向稜線部16a,16bは、車幅方向に互いに間隔を空けて配置されており、第1の前後方向稜線部16aは、第2の前後方向稜線部16bの車幅方向外側に配置されている。第1及び第2の前後方向稜線部16a,16bの間には、前後方向面部16cが設けられている。前後方向面部16cは、車幅方向外側に向かうに従い上方に傾斜する傾斜面であり、車両前後方向に延びている。
この前後方向面部16cは、フードインナパネル10の車幅方向両側のそれぞれに配置されている。また、前後方向面部16cは、開口部11の側辺における車両前後方向中央から、車両後方に延び、フードインナパネル10の車両後端付近まで延びている。
ヒンジ取付部15は、フードインナパネル10の下面において、第1の前後方向稜線部16aよりも車幅方向外側における車両後部に配置されている。この例では、フードインナパネル10の車両後側の角部付近に配置されている。当該ヒンジ取付部15は、車両前後方向に延びる略長方形の領域で、2つのボルト孔15aを有している。
続いて、第1及び第2の幅方向稜線部18a,18bについて説明する。図1〜図3に示すように、第1及び第2の幅方向稜線部18a,18bは、フードインナパネル10の下面における車両後部に配置されている。この例では、第1及び第2の幅方向稜線部18a,18bは、開口部11の車両後方に配置されている。第1及び第2の幅方向稜線部18a,18bは、車両前後方向に間隔を空けて配置されており、第1の幅方向稜線部18aは、第2の幅方向稜線部18bの車両後方に配置されている。
第1の幅方向稜線部18aは、フードインナパネル10の面中央では、車幅方向に延び、開口部11の側辺よりも外側では、車両後方に湾曲している。第2の幅方向稜線部18bは、面中央では、第1の幅方向稜線部18aにほぼ平行に車幅方向に延び、開口部11の側辺よりも外側は、車両前方に湾曲している。
第1及び第2の幅方向稜線部18a,18bの間には、幅方向面部18cが設けられている。幅方向面部18cは、ほぼ平坦面であり、図1における左右に配置されたヒンジ取付部15を繋ぐように車幅方向に延びている。また、幅方向面部18cの車幅方向両側は、車幅方向中央よりも車両前後方向幅が大きい。
第1の幅方向稜線部18aの車両後側には、フードインナパネル10の車両後端を構成する後面部19が設けられている。後面部19は、フードインナパネル10の後端に向かうに従い上方に傾斜している。また、第2の幅方向稜線部18bは、開口部11の車両後部における周縁部を構成している。この例では、第2の幅方向稜線部18bは、開口部11の後部における稜線部を構成している。
続いて、リンフォースメント30について説明する。リンフォースメント30は、フードインナパネル10の上面において、ヒンジ取付部15に対応する位置に取り付けられている。すなわち、リンフォースメント30は、ヒンジ取付部15の反対側の面に、配置されている。
リンフォースメント30は、対向部31と延長部32を有している。対向部31は、板状の部分であり、ヒンジ取付部15に対応する位置に接合されている。対向部31は、車両前後方向に延びている略長方形状で、車両前後方向に間隔を空けて配置されている2つのボルト孔31aを有している。当該2つのボルト孔31aは、フードインナパネル10のヒンジ取付部15の2つのボルト孔15aに対応している。
延長部32は、対向部31の車幅方向内側(中央側)の端部から連続して、第1及び第2の前後方向稜線部16a,16bを超えて車幅方向内側に向かって延びている板状の部分である。延長部32は、前後方向面部16cの傾斜に沿って傾斜している傾斜部32aと、幅方向面部18cに沿って車幅方向に延びている平坦部32bを有している。リンフォースメント30は、対向部31、傾斜部32a、平坦部32bが連続して一体的に形成されている。また、平坦部32bは、幅方向面部18にスポット溶接により接合されている。
対向部31と傾斜部32aの境界31dは、第1の前後方向稜線部16aに沿って延びている。図2及び図4に示すように、当該境界31dは、第1の前後方向稜線部16aに対して、若干車幅方向外側に配置されている。傾斜部32aと平坦部32bの境界32dは、第2の前後方向稜線部16bよりも車幅方向内側に配置されている。第2の前後方向稜線部16bは、傾斜部32aに重なるように配置されている。すなわち、第1及び第2の前後方向稜線部16a,16bは、延長部32の傾斜部32aに重なるように配置されている。
第1及び第2の前後方向稜線部16a,16bが、延長部32の傾斜部32aに重なるように配置され、延長部32の平坦部32bが、幅方向面部18cに接合されていることにより、ヒンジ部材20を介してフードインナパネル10に車体側から入力される応力を効率よく車両前後方向及び車幅方向に分散させることができる。その結果、ヒンジ取付部15に応力集中を抑制することが可能となる。
また、延長部32における傾斜部32a及び平坦部32bの車両後端部の輪郭形状は、幅方向面部18cの第1の幅方向稜線部18aの輪郭形状に対応している。このように構成することにより、ヒンジ部材20から入力される応力を、車幅方向に効率よく分散させることが可能となる。
図5に示すように、延長部32の平坦部32bは、車幅方向に延びている複数のビード部35a〜35cを有している。この例では、第1のビード部35a、第2のビード部35b、第3のビード部35cを有している。これらのビード部35a〜35cは、車両前後方向に間隔を空けて、車両前側から、第1のビード部35a、第2のビード部35b、第3のビード部35cの順に配置されている。第1〜第3のビード部35a〜35cを設けることにより、リンフォースメント30の剛性を高めることができ、荷重の伝達性能(応力を分散させる特性)を高めることができる。
第1のビード部35aは、延長部32における平坦部32bに配置され、平坦部32bの車幅方向内側部から、平坦部32bと傾斜部32aの境界32dまで延びている。第2のビード部35bは、平坦部32bの車幅方向内側部から、平坦部32bと傾斜部32aの境界32dを通り超えて、傾斜部32aと対向部31の境界31dまで延びている。第3のビード部35cは、第2のビード部35bにほぼ平行に延びている。
第2のビード部35bと第3のビード部35cの車両前後方向間には、車両上方に突出する凸形状36が形成されている。すなわち、第2のビード部35b及び第3のビード部35cは、凸形状36の稜線を構成している。当該凸形状36は、フードインナパネル10に対して間隙が形成されている。
この例では、第1のビード部35aの車両前側(図5における上側)、第1のビード部35aと第2のビード部35bの間の領域、及び第3のビード部35cの車両後側(図5における下側)で、フードインナパネル10にスポット溶接されている。
ここで、ヒンジ部材20について説明する。ヒンジ部材20は、車両用フードを開閉可能に車体側部に取り付けられている。図1に示すように、ヒンジ部材20は、固定部21と、可動部22と、車幅方向に延びている軸(図示せず)を有している。固定部21は、車体側部に取り付けられている。詳細な説明は省略するが、可動部22は、固定部21に対して、軸周りに回動可能に取り付けられている。
また、図2に示すように、ヒンジ部材20の可動部22は、ヒンジ取付部15に取り付けられる取付面23を有している。取付面23には、前側ボルト座面部23a及び後側ボルト座面部23bが設けられている。前側ボルト座面部23a及び後側ボルト座面部23bは、車両前後方向に間隔を空けて配置されている。
前側ボルト座面部23aは、ヒンジ取付面23の底面から、ヒンジ取付部15に向かって、車両上方に膨出している。膨出している部分の頂上は、略平坦でボルト孔25が形成されている。後側ボルト座面部23bも同様に形成されている。
前側ボルト座面部23a及び後側ボルト座面部23bは、図4に示すように、ボルト40によって、ヒンジ取付部15に締結されている。このとき、当該ボルト40は、ボルト座面部23a,23bのボルト孔25、ヒンジ取付部15のボルト孔15a及びリンフォースメント30の対向部31のボルト孔31aを貫通し、対向部31とヒンジ部材20によって、フードインナパネル10が挟持された状態で、ボルト及びナットにより締結されている。
前側ボルト座面部23aの車両前後方向位置は、リンフォースメント30に設けられた隣り合う第2のビード部35b及び第3のビード部35cの車両前後方向間に相当する位置に配置されている。すなわち、膨出している前側ボルト座面部23aの前部の車両前後方向位置は、第2のビード部35bの車両前後方向位置に対応し、前側ボルト座面部23aの後部の車両前後方向位置は、第3のビード部35cの車両前後方向位置に対応している。
荷重が集中しやすい部分であるボルト座面部(本実施形態では、前側ボルト座面部23a)に近接して、第2及び第3のビード部35b,35cを配置することで、荷重伝達の経路を効率化することが可能となる。
以上の説明から分かるように、本実施形態によれば、ヒンジ部材20を介してフードインナパネル10に車体側から入力される応力を効率よく分散させ、応力集中を抑制することが可能となる。
ここで、リンフォースメント30の変形例について説明する。図6は、図2に示すリンフォースメント30の変形例を示している。図6のリンフォースメント30は、平坦部32bにおける車両前部に配置されている前側平坦部32cを有している。前側平坦部32cは、第2の幅方向稜線部18bにおける車幅方向外側の湾曲している部分を跨いでいる。すなわち、前側平坦部32cは、第2の幅方向稜線部18bの車両前方に配置されている。
また、図6のリンフォースメント30は、傾斜部32a及び平坦部32bの車両後部に配置されている後側延長部32eを有している。後側延長部32eは、第1の幅方向稜線部18aを跨ぐように、傾斜部32a及び平坦部32bから車両後方に突出している状態で、車幅方向に延びている。
前側平坦部32c及び後側延長部32eは、フードインナパネル10に溶接されている。これにより、応力分散効果をさらに高めることができる。
本実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
上記実施形態では、リンフォースメント30の延長部32は、板状に形成されているが、これに限らず、例えば、2つの長板が、対向部31の端部から車幅方向に突出するように形成してもよい。また、上記例では、延長部32における平坦部32bで溶接されているが、平坦部32b及び傾斜部32aで、フードインナパネル10に溶接してもよい。
また、本実施形態の対向部31は、ヒンジ取付部15に対応している位置に接合されているが、これに限らない。対向部31は、ヒンジ取付部15に完全に一致する必要はなく、一部が重なっていればよい。すなわち、ヒンジ取付部15に、対向部31と延長部32が接合されてもよい。
例えば、対向部31と延長部32の境界31dは、図2に示す位置よりもさらに左側でもよい。この場合、延長部32の車幅方向外側が、ヒンジ部材20やヒンジ取付部15に重なっている。
また、第1及び第2の前後方向稜線16a,16bは、ヒンジ取付部15に重なるように配置してもよい。この場合、対向部31と延長部32の境界31dは、ヒンジ取付部15に重なっている。
10 フードインナパネル
11 開口部
11a 前側貫通孔
11b 後側貫通孔
11c 左側貫通孔
11d 右側貫通孔
12 傾斜梁部
13 幅方向梁部
15 ヒンジ取付部
15a ボルト孔
16a 第1の前後方向稜線部
16b 第2の前後方向稜線部
16c 前後方向面部
18a 第1の幅方向稜線部
18b 第2の幅方向稜線部
18c 幅方向面部
19 後面部
20 ヒンジ部材
21 固定部
22 可動部
23 取付面
23a 前側ボルト座面部
23b 後側ボルト座面部
25 ボルト孔
30 リンフォースメント
31 対向部
31d 境界
31a ボルト孔
32 延長部
32a 傾斜部
32b 平坦部
32c 前側平坦部
32d 境界
32e 後側延長部
35a 第1のビード部
35b 第2のビード部
35c 第3のビード部
36 凸形状
40 ボルト

Claims (4)

  1. 車両用のフードの内側部を構成しているフードインナパネルと、前記フードを開閉可能に車体側部に取り付けられているヒンジ部材と、前記フードインナパネルにおける前記ヒンジ部材が取り付けられているヒンジ取付部を補強するためのリンフォースメントを備えている車両用フード構造において、
    前記フードインナパネルは、車両前後方向に延びている前後方向稜線部を有しており、
    前記リンフォースメントは、前記ヒンジ取付部に対応する位置に接合されている対向部と、該対向部の車幅方向中央側の端部から連続して、前記前後方向稜線部を超えて車幅方向中央に向かって延びている延長部を有しており、
    前記ヒンジ取付部は、前記フードインナパネルの車両後部における車幅方向の両側部にそれぞれ配置され、
    前記フードインナパネルは、車幅方向の両側の前記ヒンジ取付部を繋ぐように車幅方向に延びている幅方向面を有し、
    前記延長部の車両後端の形状は、前記幅方向面の車幅方向に延びている幅方向稜線の形状に対応していることを特徴とする車両用フード構造。
  2. 車両用のフードの内側部を構成しているフードインナパネルと、前記フードを開閉可能に車体側部に取り付けられているヒンジ部材と、前記フードインナパネルにおける前記ヒンジ部材が取り付けられているヒンジ取付部を補強するためのリンフォースメントを備えている車両用フード構造において、
    前記フードインナパネルは、車両前後方向に延びている前後方向稜線部を有しており、
    前記リンフォースメントは、前記ヒンジ取付部に対応する位置に接合されている対向部と、該対向部の車幅方向中央側の端部から連続して、前記前後方向稜線部を超えて車幅方向中央に向かって延びている延長部を有しており、
    前記延長部は、車両前後方向に互いに間隔を空けて配置されている少なくとも2つのビードを有し、
    前記ヒンジ部材は、前記ヒンジ取付部に取り付けられる取付面を有し、該取付面には、前記ヒンジ取付部に向かって膨出しているボルト座面部が設けられ、
    前記ボルト座面部は、前記2つの前記ビードの車両前後方向間に配置されていることを特徴とする車両用フード構造。
  3. 前記延長部は、車幅方向に延びている少なくとも1つのビードを有していることを特徴とする請求項2に記載の車両用フード構造。
  4. 車両用のフードの内側部を構成しているフードインナパネルと、前記フードを開閉可能に車体側部に取り付けられているヒンジ部材と、前記フードインナパネルにおける前記ヒンジ部材が取り付けられているヒンジ取付部を補強するためのリンフォースメントを備えている車両用フード構造において、
    前記フードインナパネルは、車両前後方向に延びている前後方向稜線部を有しており、
    前記リンフォースメントは、前記ヒンジ取付部に対応する位置に接合されている対向部と、該対向部の車幅方向中央側の端部から連続して、前記前後方向稜線部を超えて車幅方向中央に向かって延びている延長部を有しており、
    前記ヒンジ取付部は、前記フードインナパネルの車両後部における車幅方向の両側部にそれぞれ配置され、
    前記フードインナパネルは、車幅方向の両側の前記ヒンジ取付部を繋ぐように車幅方向に延びている幅方向面を有し、
    前記延長部は、前記幅方向面の車幅方向に延びている幅方向稜線を跨いでいることを特徴とする車両用フード構造。
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