JP7444741B2 - 油圧ショベルのキャビン構造 - Google Patents
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Description
図5に示すように、本発明の一実施形態に係る油圧ショベル1のキャビン構造7においては、油圧ショベル1のキャビン6の床を構成するキャビンフロア8は、平面状に形成され乗員(オペレーター)用の座席S(図9参照)が取り付けられるフロア一般面8aと、フロア一般面8aの前部に下方に向けて形成された段差部(前部段差部)から成る前部フロア低床面8bとを備えている。
図5に示すように、キャビンフロア8が取り付けられるキャビンフレーム9は、キャビンフロア8の前部に車幅方向に配置されたキャビンフロントクロスメンバ10と、キャビンフロア8の後部に車幅方向に配置されたキャビンリヤクロスメンバ19と、キャビンフロントクロスメンバ10の左右端部とキャビンリヤクロスメンバ19の左右端部とを接続する一対のサイドメンバ20と、キャビンフロントクロスメンバ10の左右端部から上方に延出された一対のフロントピラー21と、キャビンリヤクロスメンバ19の左右端部から上方に延出された一対のリヤピラー22と、フロントピラー21とリヤピラー22とを接続するルーフレール23とを備えている。
図5に示すように、キャビンフロア8は、キャビンフレーム9を構成するキャビンフロントクロスメンバ10の左右端部とキャビンリヤクロスメンバ19の左右端部とに、ネジ等の締結具によって固定されている。キャビンフロア8は、乗員(オペレーター)用の座席S(図9参照)が取り付けられる平面状のフロア一般面8aを有している。キャビンフロア8は、フロア一般面8aに前部に、下方に向けて形成された段差部(前部段差部)から成る前部フロア低床面8bを有している(図7(a)、図8(a)参照)。キャビンフロア8は、図5に示すように、キャビン6内に乗員が乗降するための開口部24が設けられた側のフロア一般面8aの側部に、下方に向けて形成された段差部(側部段差部)から成る側部フロア低床面8cを有している(図7(b)、図8(b)参照)。
図7(a)、図8(a)に示すように、前部フロア低床面8bには、キャビンフレーム9の一部を構成するキャビンフロントクロスメンバ10が、キャビンフロントクロスメンバ10の上面10aが前部フロア低床面8bより高く且つフロア一般面8aより低くなるように、取り付けられている。キャビンフロントクロスメンバ10には、キャビンのフロントガラス11と接するウェザーストリップ13が車幅方向(図7(a)の裏表方向)に沿って取り付けられている。
図7(b)、図8(b)に示すように、フロア一般面8aの、キャビン6内に乗員が乗降するためのドアの開口部24(図5参照)が設けられた側の側部には、下方に向けて形成された段差部(側部段差部)から成る側部フロア低床面8cが形成されており、側部フロア低床面8cが設けられた側のサイドドアガラス14の下窓ガラス14b(図6参照)の下端14xが、フロア一般面8aより下方に位置している。図6に示すように、サイドドアガラス14は、上部の引違開閉タイプの上窓ガラス14aと下部のフィックスタイプの下窓ガラス14bとから成るところ、下窓ガラス14bを通じて側部下方の視界が得られる。
図4に示すように、乗員がキャビン6に乗降する際、サイドドア15を開いてクローラー18の上に立った乗員は、一方の足がクローラー18に乗った状態で、他方の足を図7(b)に示すキャビン6内の側部フロア低床面8cに踏み入れ、キャビン6内に乗り込むことになる。ここで、本実施形態によれば、クローラー18からの最初のステップ(踏み板)がフロア一般面8aよりも低い側部フロア低床面8cとなるため、図10(b)に示すように、キャビンフロア8J全体がフロア一般面8aの高さであった従来例と比べると、クローラー18から最初のステップ(踏み板)までの段差(高さ)が低くなり、乗降性が向上すると共に乗降時の安全性が向上する。
図5に示すように、キャビンフレーム9の一部を構成するキャビンフロントクロスメンバ10の車幅方向の左右には、キャビンフロントマウント取付孔27が形成され、キャビンフロントマウント取付孔27の位置に合わせて前部フロア低床面8bには、フロアフロント貫通孔28が形成されている。これらフロアフロント貫通孔28およびキャビンフロントマウント取付孔27には、キャビンフレーム9の下方に配置された旋回フレーム29に取り付けられたフロントマウントラバー30のネジロッド31が挿通され(図7(a)参照)、ネジロッド31にナット32が締め込まれることで、キャビンフロントクロスメンバ10と前部フロア低床面8bとが共締めされている。
このように、キャビンフロア8の前部フロア低床面8bとフロア一般面8aとが、キャビンフレーム9を構成するキャビンフロントクロスメンバ10とキャビンリヤクロスメンバ19とに共締めされているので、キャビンフレーム9と一体化したキャビンフロア8が転倒時保護構造(ROPS)の剛性向上に寄与する。図5に示すように、キャビンフロア8は、平板状のフロア一般面8aに対して前部フロア低床面8bおよび側部フロア低床面8cが段差状に形成されているため、図3(a)、図3(b)に示すように、全体的に平板状に形成されていた従来のキャビンフロア8Jよりも剛性が向上し、かかるキャビンフロア8がキャビンフレーム9に共締めされることで、転倒時保護構造(ROPS)の剛性が向上する。また、キャビンフレーム9がキャビンフロア8と共に旋回フレーム29に共締めされているので、転倒時にキャビンフレーム9に加わる荷重を強固な旋回フレーム29に伝達でき、ROPS剛性が向上する。
図5に示すように、旋回フレーム29には、リヤマウントラバー40が取り付けられた部分29Rとフロントマウントラバー30が取り付けられた部分29Fとの間に、フロア一般面8aの高さと前部フロア低床面8bの高さの差を吸収するように、車長方向に傾斜された斜面部42が形成されている。これにより、旋回フレーム29の車長方向の剛性が滑らかに変化し、フロア一般面8aと前部フロア低床面8bとの高さ差に起因する剛性の急変を回避している。かかる旋回フレーム29によれば、転倒時にキャビンフレーム9を介して旋回フレーム29に荷重が加わった際、車長方向における応力集中を回避でき、必要な剛性を確保できる。
図11、図12(a)、図12(b)に、キャビンフロア8の変形例を示す。このキャビンフロア8を備えた変形実施形態においては、キャビンフロア8のフロア一般面8aの前部に下方に向けて形成された前部フロア低床面8bを段差部ではなくスロープ部(前部スロープ部)から構成し、フロア一般面8aの側部(サイドドア15側の側部)に下方に向けて形成された側部フロア低床面8cを段差部ではなくスロープ部(側部スロープ部)から構成した点が前実施形態と相違し、その他は最初の実施形態と同様の構成となっている。
6 キャビン
8 キャビンフロア
S 座席
E アイポイント
8a フロア一般面
8b 前部フロア低床面
8c 側部フロア低床面
9 キャビンフレーム
10 キャビンフロントクロスメンバ
10a キャビンフロントクロスメンバの上面
11 フロントガラス
13 ウェザーストリップ
14b サイドドアガラスの下窓ガラス
14x 下端
19 キャビンリヤクロスメンバ
27 キャビンフロントマウント取付孔
28 フロアフロント貫通孔
29 旋回フレーム
29F フロントマウントラバーが取り付けられた部分
29R リヤマウントラバーが取り付けられた部分
29S 側部フロア低床面の部分
30 フロントマウントラバー
31 ネジロッド
32 ナット
38 キャビンリヤマウント取付孔
39 フロアリヤ貫通孔
40 リヤマウントラバー
41 ネジロッド
42 車長方向に傾斜された斜面部
43 車幅方向に傾斜された斜面部
Claims (5)
- 油圧ショベルのキャビンの床を構成するキャビンフロアは、平面状に形成され乗員用の座席が取り付けられるフロア一般面と、該フロア一般面の前部に下方に向けて形成された段差部またはスロープ部から成る前部フロア低床面とを備えており、
前記前部フロア低床面に、キャビンフレームの一部を構成するキャビンフロントクロスメンバが、その上面が前記前部フロア低床面より高く且つ前記フロア一般面より低くなるように取り付けられ、
前記キャビンフロントクロスメンバに、前記キャビンのフロントガラスと接するウェザーストリップが取り付けられている、ことを特徴とする油圧ショベルのキャビン構造。 - 前記キャビンフレームの一部を構成する前記キャビンフロントクロスメンバの車幅方向の左右にキャビンフロントマウント取付孔が形成され、該キャビンフロントマウント取付孔の位置に合わせて前記前部フロア低床面にフロアフロント貫通孔が形成され、該フロアフロント貫通孔および前記キャビンフロントマウント取付孔に、前記キャビンフレームの下方に配置された旋回フレームに取り付けられたフロントマウントラバーのネジロッドが挿通され、該ネジロッドにナットが締め込まれることで前記キャビンフロントクロスメンバと前記前部フロア低床面とが共締めされ、
前記キャビンフレームの一部を構成するキャビンリヤクロスメンバの車幅方向の左右にキャビンリヤマウント取付孔が形成され、該キャビンリヤマウント取付孔の位置に合わせて前記フロア一般面の後部にフロアリヤ貫通孔が形成され、該フロアリヤ貫通孔および前記キャビンリヤマウント取付孔に、前記旋回フレームに取り付けられたリヤマウントラバーのネジロッドが挿通され、該リヤマウントラバーのネジロッドにナットが締め込まれることで前記キャビンリヤクロスメンバと前記フロア一般面とが共締めされている、ことを特徴とする請求項1に記載の油圧ショベルのキャビン構造。 - 前記旋回フレームは、前記リヤマウントラバーが取り付けられた部分と前記フロントマウントラバーが取り付けられた部分との間に、前記フロア一般面の高さと前記前部フロア低床面の高さの差を吸収するように、車長方向に傾斜された斜面部を有する、ことを特徴とする請求項2に記載の油圧ショベルのキャビン構造。
- 前記キャビンフロアは、前記キャビン内に乗員が乗降するための開口部が設けられた側の前記フロア一般面の側部に、下方に向けて形成された段差部またはスロープ部から成る側部フロア低床面を更に備え、
該側部フロア低床面が設けられた側のサイドドアガラスの下端が、前記フロア一般面より下方に位置している、ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の油圧ショベルのキャビン構造。 - 前記旋回フレームは、前記フロア一般面の高さと前記側部フロア低床面の高さの差を吸収するように車幅方向に傾斜された斜面部を有する、ことを特徴とする請求項4に記載の油圧ショベルのキャビン構造。
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