JP2000170209A - 建設機械用キャブ - Google Patents

建設機械用キャブ

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JP2000170209A
JP2000170209A JP34552398A JP34552398A JP2000170209A JP 2000170209 A JP2000170209 A JP 2000170209A JP 34552398 A JP34552398 A JP 34552398A JP 34552398 A JP34552398 A JP 34552398A JP 2000170209 A JP2000170209 A JP 2000170209A
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cab
rear cover
cab box
box
gutter
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JP34552398A
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Takashi Nakagawa
高志 中川
Takeshi Sakyo
剛 佐京
Seiji Kojima
誠治 小島
Wataru Tadokoro
渉 田所
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャブボックスの内壁とリアカバーとの間か
ら洗浄水等が浸入するのを遮断し、キャブボックス内で
の水洗い作業を容易にできるようにする。 【解決手段】 キャブボックス14の内壁側に防水用突
起としての樋形部材23を設ける。樋形部材23はキャ
ブボックス14の後面部14Cから左,右の側面部14
D,14Eに亘り角度θ分だけ下向きに傾斜して延びて
いる。そして、リアカバー21を運転席の後側でキャブ
ボックス14内に取付けるときには、リアカバー21の
縁取り部を樋形部材23の嵌合凹部23A内に嵌合させ
ることにより、コントローラ19、ハーネス20等の電
気部品を支持台18および空調機器と一緒にリアカバー
21で上側から覆う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ルまたは油圧クレーン等に好適に用いられる建設機械用
キャブに関し、特に、室内の洗浄作業等を容易に行うこ
とができるようにした建設機械用キャブに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建設機械としての油圧ショベル
は、下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載さ
れた上部旋回体と、該上部旋回体に俯仰動可能に設けら
れた作業装置とから大略構成されている。また、上部旋
回体のフレーム上には運転室としてのキャブが設けられ
ている。
【0003】そして、この種の従来技術による建設機械
用キャブは、フレーム上に設けられた箱形状のキャブボ
ックスと、該キャブボックス内に位置して床板上に設け
られた運転席と、該運転席の後側に位置して前記床板上
に設けられた空調機器等とから構成されている(例え
ば、特開平8−258540号公報、特開平9−316
933号公報等)。
【0004】また、前記キャブボックス内には空調機器
を外側から取囲む収容ボックスとしての支持台が設けら
れ、該支持台の上面側にはコントローラおよびハーネス
等からなる電気部品が配置されている。さらに、キャブ
ボックス内には運転席の後側に位置して、これらの電気
部品を支持台および空調機器と一緒に上側から覆うリア
カバーが着脱可能に設けられている。
【0005】そして、リアカバーはキャブボックス内で
運転席の後側部分に配設された化粧板の役目を果たし、
空調機器や支持台等を上側から覆うことによってキャブ
内の美観を向上させると共に、前記コントローラやハー
ネス等の電気部品を外部の塵埃等から保護する構成とな
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、キャブボックス内で運転席の後側部分にリ
アカバーを着脱可能に設ける構成としているので、リア
カバーとキャブボックスの後面側等との間には寸法公差
による隙間が形成されている。
【0007】このため、従来技術では、キャブボックス
内の洗浄作業等を行う場合に、前記リアカバーとキャブ
ボックスとの隙間部分からリアカバー内に洗浄水が浸入
する可能性があり、電気部品の被水を避けるためには運
転席の後側での洗浄作業に特別な注意を払う必要が生じ
ている。
【0008】即ち、油圧ショベルの作業現場では土埃り
が激しく、これらは塵埃となってキャブボックス内に入
り込んでくるため、掘削作業等の終了後にはキャブ内に
水道水等を放水して水洗浄を行うことは欠かさせないも
のである。特に、建設機械のリース業者等では、キャブ
内の水洗い洗浄が欠かせないものとなっている。
【0009】しかし、このときの洗浄水がリアカバー内
に浸入すると、電気部品に水滴等が付着し、電気部品の
故障原因になる。このため、従来技術にあっては、キャ
ブボックス内の洗浄作業時に運転席の後側部分を放水に
より洗浄することができず、水洗い作業に余分な手間が
かかり、作業性が非常に悪いという問題がある。
【0010】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、キャブボックスの内壁
とリアカバーとの間から洗浄水等が浸入するのを遮断で
き、電気部品を水滴等から確実に保護できると共に、キ
ャブボックス内での放水等による洗浄作業を容易に行う
ことができ、作業性を向上できるようにした建設機械用
キャブを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、建設機械のフレームと、建設機械の
フレーム上に設けられたキャブボックスと、該キャブボ
ックス内に位置して床板上に設けられた運転席と、該運
転席の後側に位置して前記床板上に設けられ上面側に電
気部品が配置される支持台と、前記運転席の後側に位置
して前記キャブボックス内に設けられ前記電気部品を支
持台と一緒に上側から覆うリアカバーとを備えてなる建
設機械用キャブに適用される。
【0012】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記キャブボックスの内壁とリアカバーとの間
に、該リアカバー内への水浸入を規制する防水用突起を
設けたことにある。
【0013】このように構成することにより、キャブボ
ックス内を水道水等で洗浄するときに、キャブボックス
の内壁とリアカバーとの間から洗浄水等が浸入するのを
防水用突起で遮断することができる。
【0014】また、請求項2の発明では、キャブボック
スは床板の周囲を取囲む前面部、後面部および左,右の
側面部を有し、防水用突起はキャブボックスの後面部か
ら左,右の側面部に向けて下方に傾斜して延びる構成と
している。
【0015】これにより、防水用突起に付着した洗浄水
等は該突起の傾斜方向へと自動的に流れ落ち、例えばリ
アカバーの前側に位置する運転席の左,右両側へと排出
されるため、リアカバー内への水浸入を良好に規制する
ことができる。
【0016】また、請求項3の発明では、支持台は、運
転席の後側で床板上に配設された空調機器を外側から取
囲む収容ボックスとして構成し、電気部品は空調機器の
上側で前記支持台の上面側に配置する構成としている。
【0017】これにより、運転席の後側で床板上に配設
した空調機器を支持台によって外側から取囲むことがで
き、支持台の上面側に配置した電気部品を、空調機器か
らの冷気または暖気等によって適正な温度状態に保つこ
とができる。
【0018】また、請求項4の発明では、防水用突起は
キャブボックスの内壁側に設けた突部からなり、該突部
の上面側にはリアカバーの外縁部を当接させる構成とし
ている。これにより、キャブボックスとリアカバーとの
間に形成される寸法交差分の隙間を突部で塞ぐことがで
き、前記隙間からの水浸入を防止できる。
【0019】また、請求項5の発明では、防水用突起は
キャブボックスの内壁側に取付けられた樋形部材からな
り、該樋形部材はリアカバーの外縁部が嵌合される嵌合
凹部を有する構成としている。
【0020】これにより、キャブボックスとリアカバー
との間に形成される寸法交差分の隙間を樋形部材で塞ぐ
ことができ、前記隙間からの水浸入を防止できると共
に、樋形部材の嵌合凹部に沿って洗浄水等を外部に排出
することができる。
【0021】また、請求項6の発明では、樋形部材は金
属板を曲げ加工することにより形成してなる構成として
いる。これにより、樋形部材を金属板から高い強度もっ
て形成できる。
【0022】また、請求項7の発明では、樋形部材は樹
脂材料を用いたブロー成形品または射出成形品により構
成している。これにより、嵌合凹部を有する複雑な形状
の樋形部材をブロー成形品または射出成形品として容易
に形成できる。
【0023】さらに、請求項8の発明では、リアカバー
の外縁部には弾性樹脂材料からなるシール部材を設け、
該シール部材は防水用突起に弾性変形可能に当接するこ
とによりキャブボックスとリアカバーとの間をシールす
る構成としている。これにより、キャブボックスとリア
カバーとの間をシール部材で液密にシールすることがで
きる。
【0024】一方、請求項9の発明が採用する構成の特
徴は、キャブボックスの内壁とリアカバーとの間に、該
リアカバー内への水浸入を規制する防水用のシール部材
を設け、該シール部材は前記キャブボックスの後面部側
から左,右の側面部に沿って下向きに傾斜させる構成と
したことにある。
【0025】このように構成することにより、キャブボ
ックス内を水道水等で洗浄するときに、キャブボックス
の内壁とリアカバーとの間から洗浄水等が浸入するのを
防水用のシール部材で遮断することができる。そして、
このときの洗浄水等をシール部材の傾斜方向に沿って自
動的に排出でき、リアカバー内への水浸入を良好に防ぐ
ことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
建設機械用キャブを油圧ショベルに適用した場合を例に
挙げて添付図面に従って詳細に説明する。
【0027】ここで、図1ないし図5は本発明の第1の
実施の形態を示し、図中、1は下部走行体、2は該下部
走行体1上に旋回可能に搭載された上部旋回体を示し、
該上部旋回体2は旋回フレーム3を有し、該旋回フレー
ム3上には、後述のキャブ13と、キャブ13の後側に
位置し、原動機および油圧ポンプ(図示せず)等を収容
した建屋カバー4と、該建屋カバー4の後側に位置する
カウンタウェイト5等とが設けられている。
【0028】6は旋回フレーム3の前部中央に俯仰動可
能に設けられた作業装置で、該作業装置6はブーム7、
アーム8およびバケット9等から構成されている。そし
て、作業装置6はブームシリンダ10、アームシリンダ
11でブーム7、アーム8を俯仰動させつつ、バケット
シリンダ12でバケット9を回動させることにより、土
砂等の掘削作業を行うものである。
【0029】13は運転室を画成するために旋回フレー
ム3上に設けられたキャブで、該キャブ13は、図2に
示す如く箱形状の枠体として形成されたキャブボックス
14と、該キャブボックス14内に設けられた後述の運
転席16およびリアカバー21等とによって構成されて
いる。
【0030】ここで、キャブボックス14は、例えば薄
肉の鋼板(金属パネル)にプレス加工を施して各部を溶
接することにより、上面部14A、前面部14B、後面
部14C、左,右の側面部14D,14Eおよび床板1
4Fを有する箱状体として形成されている。そして、キ
ャブボックス14の前面部14B、後面部14Cおよび
左,右の側面部14D,14Eは、その下端側が床板1
4Fの周囲を外側から取囲む構成となっている。
【0031】また、キャブボックス14には、例えば左
側の側面部14Dにドア15が設けられ、運転者は該ド
ア15を開閉することにより、キャブ13内へと乗降可
能となっている。そして、キャブボックス14の内部に
は、後述する運転席16の前側および左,右両側部位等
に複数の操作レバー(いずれも図示せず)等が配設さ
れ、運転者はこれらの操作レバーを傾転操作することに
より下部走行体1、作業装置6等を作動させる。
【0032】16はキャブボックス14内に位置して床
板14F上に設けられた運転席で、該運転席16は床板
14F上のほぼ中央部に配設され、運転者は運転席16
に着座した状態で前記操作レバー等を手動操作するもの
である。
【0033】17は運転席16の後側に位置して床板1
4F上に設けられた空調機器で、該空調機器17はキャ
ブボックス14内にダクト(図示せず)を通じて冷気ま
たは暖気等を供給するものである。
【0034】18は運転席16の後側に位置して床板1
4F上に設けられた支持台で、該支持台18はキャブボ
ックス14内で空調機器17を外側から部分的に取囲む
収容ボックスとして形成され、少なくとも空調機器17
の前面側および上面側等を覆う構成となっている。
【0035】19は支持台18の上面側に配置されたコ
ントローラで、該コントローラ19はマイクロコンピュ
ータ等の制御機器からなり、図4に示すようにコントロ
ーラ19にはハーネス20等が接続されている。そし
て、コントローラ19はハーネス20等と共に電気部品
を構成し、例えば建屋カバー4内に設けたバッテリ(図
示せず)等により給電されるものである。
【0036】また、支持台18上に配置されたコントロ
ーラ19は半導体等から電子機器であるため、厳しい温
度条件下等では早期に故障する可能性がある。そこで、
コントローラ19を空調機器17と近い位置に配置する
ことにより、キャブボックス14内でコントローラ19
を適正な温度状態に保ち、その寿命を可及的に延ばすよ
うにしている。
【0037】21は運転席16の後側に位置してキャブ
ボックス14内に設けられたリアカバーで、該リアカバ
ー21は、例えば樹脂材料等を用いて図2ないし図4に
示す如く成形され、平坦面形状をなすセンタカバー部2
1Aと、該センタカバー部21Aの左,右両側に配設さ
れた凸湾曲状のサイドカバー部21B,21Bと、該各
サイドカバー部21B間に位置してセンタカバー部21
Aの後端側に一体形成された角筒状の立上り部21Cと
から大略構成されている。
【0038】また、リアカバー21には角筒状の立上り
部21C上に蓋体22が着脱可能に設けられ、該蓋体2
2は、例えば空調機器17の外気フィルタ(図示せず)
等を交換するときに、リアカバー21の立上り部21C
を開閉するものである。
【0039】さらに、リアカバー21の外縁部には、図
2ないし図5に示す如く立上り部21Cの後端縁から
左,右のサイドカバー部21B,21Bの側縁側に向け
て延びる縁取り部21Dが形成され、該縁取り部21D
は後述の樋形部材23に対応して後端側から前側へと斜
め下向きに傾斜している。
【0040】ここで、リアカバー21は縁取り部21D
をキャブボックス14側の樋形部材23に嵌合させるこ
とにより、運転席16の後側でキャブボックス14内に
着脱可能に取付けられる。そして、この状態でリアカバ
ー21は、図4に示すコントローラ19、ハーネス20
等の電気部品を支持台18および空調機器17と一緒に
上側から覆うものである。
【0041】また、リアカバー21はキャブボックス1
4内で運転席16の後側部分に配設された化粧板の役目
を果たし、空調機器17や支持台18等を上側から覆う
ことによってキャブ13内の美観を向上させると共に、
コントローラ19やハーネス20等の電気部品を外部の
塵埃および後述の洗浄水等から保護する構成となってい
る。
【0042】23はキャブボックス14の内壁とリアカ
バー21との間に設けられる防水用突起としての樋形部
材で、該樋形部材23は、例えば細長い鋼板等の金属板
をプレス機等で曲げ加工することにより図4に示す如く
成形され、その横断面形状は図5に示すように中空形状
をなしている。そして、樋形部材23の上端側には上向
きに開口する嵌合凹部23Aが全長に亘って形成され、
該嵌合凹部23A内にはリアカバー21の縁取り部21
Dが隙間をもって嵌合されるものである。
【0043】ここで、樋形部材23は、図5に示すよう
に下端側がキャブボックス14の後面部14Cおよび
左,右の側面部14D,14Eにそれぞれ複数のリベッ
ト24等を用いて固着されている。そして、樋形部材2
3はキャブボックス14の内壁から内向きに突出する突
部を構成し、図4に示す如くキャブボックス14の後面
部14Cから左,右の側面部14D,14Eに向けて角
度θ分だけ下方に傾斜して延びている。
【0044】本実施の形態による油圧ショベルは上述の
如き構成を有するもので、次に、その作動について説明
する。
【0045】まず、作業現場等では下部走行体1を作動
させて車両を前,後進させる。そして、土砂等の掘削作
業時には作業装置6のブーム7、アーム8を俯仰動させ
つつ、バケット9を回動させることにより、該バケット
9の先端側で土砂等を掘削する。
【0046】また、掘削作業等の終了後には定期的に洗
浄作業を行い、車両の外面またはキャブ13内に付着し
た土埃り等の塵埃を水洗いにより除去する。即ち、油圧
ショベルの作業現場等では土埃りが激しく、これらは塵
埃となってキャブ13内に入り込んでくるため、掘削作
業等の終了後にはキャブ13内に水道水等を放水して水
洗浄を行うことは欠かさせないものである。
【0047】しかし、このときの洗浄水がリアカバー2
1内に浸入すると、支持台18上に配置したコントロー
ラ19およびハーネス20等の電気部品に水滴等が付着
し、これらの電気部品を故障させる原因となる。
【0048】そこで、本実施の形態にあっては、運転席
16の後側に位置するキャブボックス14の内壁側に樋
形部材23を設け、該樋形部材23をキャブボックス1
4の後面部14Cから左,右の側面部14D,14Eの
途中部分に亘り角度θ分だけ下向きに傾斜させて延ばす
構成としている。
【0049】そして、リアカバー21を運転席16の後
側でキャブボックス14内に取付けるときには、リアカ
バー21の縁取り部21Dを樋形部材23の嵌合凹部2
3A内に嵌合させることにより、図4に示すコントロー
ラ19、ハーネス20等の電気部品を支持台18および
空調機器17と一緒にリアカバー21で上側から覆う構
成としている。
【0050】この結果、樹脂材料によりモールド成形さ
れるリアカバー21と、金属パネル等からなるキャブボ
ックス14との間に、例えば寸法交差等による隙間が形
成された場合でも、樋形部材23を防水用突起として機
能させることができ、キャブボックス14とリアカバー
21との間の隙間を樋形部材23により良好に塞ぐこと
ができる。
【0051】即ち、リアカバー21の縁取り部21D
は、図5に示す如く樋形部材23の嵌合凹部23A内に
遊嵌状態で嵌合されているから、リアカバー21の寸法
交差分のバラツキを嵌合凹部23A内の隙間によって吸
収でき、リアカバー21の縁取り部21D下端を嵌合凹
部23Aの底部側に確実に当接させることができる。
【0052】そして、水洗い時の洗浄水がリアカバー2
1の縁取り部21Dと樋形部材23の上面側との間に溜
るような場合でも、樋形部材23は角度θ分だけ下向き
に傾斜させた状態でキャブボックス14の内壁側に取付
けられているから、前記洗浄水等を嵌合凹部23A内へ
と雨樋の如く捕集しつつ、角度θ分の傾斜に沿って下向
きに流下させることができ、例えばリアカバー21の前
側に位置する運転席16の左,右両側へと排水できると
共に、リアカバー21内に向けた水浸入を良好に遮断す
ることができる。
【0053】従って、本実施の形態によれば、キャブボ
ックス14内の水洗い作業時に運転席16の後側部分
に、例えば水道水等を放水させて洗浄を行っても、キャ
ブボックス14の内壁とリアカバー21との間から洗浄
水等が浸入するのを遮断でき、コントローラ19および
ハーネス20等の電気部品を水滴等から確実に保護する
ことができる。
【0054】このため、キャブボックス14内での放水
による洗浄作業を容易に行うことが可能となり、リアカ
バー21側の水洗い作業に特別な注意を払う必要がなく
なると共に、洗浄作業者の負担を確実に軽減でき、洗浄
時の作業性を向上させることができる。
【0055】なお、前記第1の実施の形態では、樋形部
材23を金属板等から形成するものとして述べたが、こ
れに替えて、例えば樹脂材料からなるブロー成形品また
は射出成形品等により樋形部材23を形成する構成とし
てもよい。
【0056】次に、図6は本発明の第2の実施の形態を
示し、本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と
同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略する
ものとする。しかし、本実施の形態の特徴は、リアカバ
ー31の外縁部に形成した縁取り部31Aの下端側にシ
ール部材32を装着し、樋形部材33の嵌合凹部33A
内にシール部材32を弾性変形可能に当接または嵌合さ
せる構成としたことにある。
【0057】ここで、リアカバー31は第1の実施の形
態で述べたリアカバー21とほぼ同様に構成されている
ものの、縁取り部31Aの長さ寸法がシール部材32を
用いることにより短くなっている。そして、シール部材
32は軟質の弾性樹脂材料等により形成され、横断面が
U字状をなし縁取り部31Aの下端側に嵌着された嵌着
部32Aと、該嵌着部32Aの下端側に一体形成された
中空の管状シール部32Bとから構成されている。
【0058】また、キャブボックス14の内壁とリアカ
バー31との間の防水用突起となる樋形部材33は、第
1の実施の形態で述べた樋形部材23とほぼ同様に構成
されているものの、該樋形部材33は樹脂材料を用いた
ブロー成形品または射出成形品等により形成されてい
る。そして、樋形部材33はリベット24等によりキャ
ブボックス14の内壁側に固着され、嵌合凹部33A内
にはシール部材32の管状シール部32Bが弾性変形状
態で挿嵌されている。
【0059】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができるが、特に本実施の形態では、キャブ
ボックス14側の樋形部材33とリアカバー31の縁取
り部31Aとの間をシール部材32により液密にシール
でき、リアカバー31内への水浸入をより確実に遮断す
ることができる。
【0060】なお、前記第2の実施の形態では、樋形部
材33を樹脂材料からなるブロー成形品または射出成形
品等により形成するものとして述べたが、これに替え
て、例えば第1の実施の形態で採用した樋形部材23と
同様に金属板を曲げ加工することにより、樋形部材33
を成形する構成としてもよい。
【0061】次に、図7は本発明の第3の実施の形態を
示し、本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と
同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略する
ものとする。しかし、本実施の形態の特徴は、キャブボ
ックス14の内壁側に横断面が「コ」字形状をなす突部
41を設け、該突部41の上面側は、リアカバー21の
縁取り部21Dの下端を当接させるための当接面41A
として構成としたことにある。
【0062】ここで、突部41は、キャブボックス14
の後面部14Cおよび左,右の側面部14D,14Eを
構成する金属パネルに、例えばキャブボックス14の製
作前に予めプレス加工等を施すことにより形成されてい
る。そして、突部41は第1の実施の形態で述べた樋形
部材23と同様に、キャブボックス14の後面部14C
から左,右の側面部14D,14Eの途中部分に亘り下
向きに傾斜して延びている。
【0063】また、突部41の当接面41Aは平坦面と
して形成され、全体としてはキャブボックス14の後面
部14Cから左,右の側面部14D,14Eの途中部分
に亘って下向きに傾斜した状態で延びているものであ
る。そして、リアカバー21の縁取り部21Dは、その
下端側が突部41の当接面41Aに対してほぼ垂直に当
接され、洗浄水等がリアカバー21内に浸入するのを規
制している。
【0064】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができるが、特に本実施の形態では、キャブ
ボックス14の内壁側に突部41を一体形成しているか
ら、例えば第1の実施の形態で述べたように、別部材か
らなる樋形部材23をキャブボックス14に特別に取付
ける必要がなくなり、組立時の作業性を向上できる。
【0065】次に、図8は本発明の第4の実施の形態を
示し、本実施の形態では、前述した第3の実施の形態と
同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略する
ものとする。しかし、本実施の形態の特徴は、リアカバ
ー51の外縁部に形成した縁取り部51Aの下端側にシ
ール部材52を装着し、該シール部材52をキャブボッ
クス14側の突部41に弾性変形可能に当接させる構成
としたことにある。
【0066】ここで、リアカバー51は第1の実施の形
態で述べたリアカバー21とほぼ同様に構成されている
ものの、縁取り部51Aの長さ寸法がシール部材52を
用いることにより短くなっている。そして、シール部材
52は軟質の弾性樹脂材料等により形成され、横断面が
U字状をなし縁取り部51Aの下端側に嵌着された嵌着
部52Aと、該嵌着部52Aの下端側に一体形成された
中空の管状シール部52Bとから構成されている。
【0067】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第2の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができるが、特に本実施の形態では、突部4
1の当接面41A側にシール部材52の管状シール部5
2Bを弾性変形状態で当接させることにより、キャブボ
ックス14側の突部41とリアカバー51の縁取り部5
1Aとの間を液密にシールでき、リアカバー51内への
水浸入をより確実に遮断することができる。
【0068】次に、図9は本発明の第5の実施の形態を
示し、本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と
同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略する
ものとする。しかし、本実施の形態の特徴は、リアカバ
ー61の外縁部に形成した縁取り部61Aの先端側に防
水用のシール部材62を装着し、該シール部材62をキ
ャブボックス14の内壁面に対して弾性変形状態で当接
させる構成としたことにある。
【0069】ここで、リアカバー61は第1の実施の形
態で述べたリアカバー21とほぼ同様に構成されている
ものの、その縁取り部61Aはキャブボックス14の後
面部14C、左,右の側面部14D,14E側に向けて
ほぼ水平に突出している。そして、縁取り部61Aは第
1の実施の形態で述べた樋形部材23とほぼ同様に、キ
ャブボックス14の後面部14Cから左,右の側面部1
4D,14Eの途中部分に亘り下向きに傾斜して延びて
いる。
【0070】また、シール部材62は軟質の弾性樹脂材
料等により形成され、横断面がU字状をなし縁取り部6
1Aの先端側に嵌着された嵌着部62Aと、該嵌着部6
2Aの先端側に一体形成された中空の管状シール部62
Bとから構成されている。そして、シール部材62の管
状シール部62Bは、キャブボックス14の後面部14
C、左,右の側面部14D,14Eに弾性変形状態で締
代をもって当接されている。
【0071】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができるが、特に本実施の形態では、キャブ
ボックス14の内壁面とリアカバー61の縁取り部61
Aとの間をシール部材62により液密にシールでき、リ
アカバー61内への水浸入を確実に遮断することができ
る。
【0072】そして、水洗い時の洗浄水がリアカバー6
1の縁取り部61Aとキャブボックス14の内壁面との
間に溜るような場合でも、シール部材62は縁取り部6
1Aと共に下向きに傾斜した状態でキャブボックス14
の内壁側に当接されているから、前記洗浄水等を縁取り
部61Aとシール部材62の上面(傾斜面)に沿って下
向きに流下させることができ、例えばリアカバー61の
前側に位置する運転席16の左,右両側へと排水できる
と共に、リアカバー61内に向けた水浸入を良好に遮断
することができる。
【0073】次に、図10は本発明の第6の実施の形態
を示し、本実施の形態では、前述した第1の実施の形態
と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略す
るものとする。しかし、本実施の形態の特徴は、リアカ
バー71の外縁部に形成した縁取り部71Aの下端側に
防水用のシール部材72を装着し、該シール部材72を
キャブボックス14の内壁面に対して弾性変形状態で当
接させる構成としたことにある。
【0074】ここで、リアカバー71は第1の実施の形
態で述べたリアカバー21とほぼ同様に構成されている
ものの、その縁取り部71Aはキャブボックス14の後
面部14C、左,右の側面部14D,14Eとほぼ平行
に下向きに延びている。そして、縁取り部71Aの下端
は第1の実施の形態で述べた樋形部材23とほぼ同様
に、キャブボックス14の後面部14Cから左,右の側
面部14D,14Eの途中部分に亘り下向きに傾斜して
延びている。
【0075】また、シール部材72は軟質の弾性樹脂材
料等により形成され、横断面がU字状をなし縁取り部7
1Aの下端側に嵌着された嵌着部72Aと、該嵌着部7
2Aの外側面に一体形成された中空の管状シール部72
Bとから構成されている。そして、シール部材72の管
状シール部72Bは、キャブボックス14の後面部14
C、左,右の側面部14D,14Eに弾性変形状態で締
代をもって当接されている。
【0076】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、キャブボックス14の内壁面とリアカバー7
1の縁取り部71Aとの間をシール部材72により液密
にシールでき、前記第5の実施の形態とほぼ同様にリア
カバー71内への水浸入を遮断することができる。
【0077】なお、前記各実施の形態では、建設機械用
キャブを油圧ショベルに適用した場合を例に挙げて説明
したが、本発明はこれに限らず、例えば油圧クレーン、
ホイールローダ等の建設機械用キャブに適用してもよ
い。また、浚渫船等の船体上に上部旋回体と作業装置と
を備えた型式の建設機械キャブ等にも適用できるもので
ある。
【0078】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の発
明によれば、キャブボックスの内壁とリアカバーとの間
に、該リアカバー内への水浸入を規制する防水用突起を
設ける構成としたので、キャブボックス内を水道水等で
洗浄するときに、キャブボックスの内壁とリアカバーと
の間から洗浄水等が浸入するのを防水用突起により遮断
でき、電気部品を水滴等から確実に保護できると共に、
キャブボックス内での放水等による洗浄作業を容易に行
うことができ、洗浄時の作業性を向上できる。
【0079】また、請求項2に記載の発明では、防水用
突起をキャブボックスの後面部から左,右の側面部に向
けて下方に傾斜させて延ばす構成としたから、防水用突
起側に溜る洗浄水等を該突起の傾斜方向に沿って流下さ
せることができ、例えばリアカバーの前側に位置する運
転席の左,右両側へと洗浄水を自動的に排出でき、これ
によってリアカバー内への水浸入を良好に防止すること
ができる。
【0080】また、請求項3に記載の発明では、運転席
の後側に配設した空調機器を支持台によって外側から取
囲むことができ、支持台上の電気部品を空調機器と近い
位置に配置できるので、例えば電子機器等からなる電気
部品を空調機器からの冷気または暖気等によって適正な
温度状態に保つことができ、電気部品の寿命を延ばすこ
とができる。
【0081】また、請求項4に記載の発明では、防水用
突起をキャブボックスの内壁側に設けた突部とし、該突
部の上面側にはリアカバーの外縁部を当接させる構成と
しているので、キャブボックスとリアカバーとの間に形
成される寸法交差分の隙間を突部で塞ぐことができ、前
記隙間からの水浸入を突部によって防止できる。
【0082】また、請求項5に記載の発明では、防水用
突起をキャブボックスの内壁側に取付けた樋形部材によ
り構成し、該樋形部材にはリアカバーの外縁部が嵌合さ
れる嵌合凹部を設ける構成としている。このため、キャ
ブボックスとリアカバーとの間に形成される寸法交差分
の隙間を樋形部材で塞ぐことができ、前記隙間からの水
浸入を防止できると共に、樋形部材の嵌合凹部に沿って
洗浄水等を外部ヘと自動的に排出することができる。
【0083】また、請求項6に記載の発明では、金属板
を曲げ加工することにより樋形部材を形成しているか
ら、樋形部材を高い強度もって形成でき、リアカバーを
樋形部材により下側から確実に支承することができる。
【0084】また、請求項7に記載の発明では、樹脂材
料を用いたブロー成形品または射出成形品により樋形部
材を形成しているから、嵌合凹部を有する複雑な形状の
樋形部材をブロー成形品または射出成形品として容易に
形成でき、キャブボックスの内壁面に沿って樋形部材を
良好に添設することができる。
【0085】さらに、請求項8に記載の発明では、リア
カバーの外縁部に弾性樹脂材料からなるシール部材を設
け、該シール部材を防水用突起に弾性変形可能に当接さ
せることによりキャブボックスとリアカバーとの間をシ
ールする構成としている。このため、キャブボックスと
リアカバーとの間をシール部材により液密にシールで
き、リアカバー内への水浸入を良好に防止することがで
きる。
【0086】一方、請求項9に記載の発明では、キャブ
ボックスの内壁とリアカバーとの間に、該リアカバー内
への水浸入を規制する防水用のシール部材を設け、該シ
ール部材を前記キャブボックスの後面部側から左,右の
側面部に沿って下向きに傾斜させる構成としている。こ
のため、キャブボックス内を水道水等で洗浄するとき
に、キャブボックスの内壁とリアカバーとの間から洗浄
水等が浸入するのを防水用のシール部材で遮断すること
ができる。そして、このときの洗浄水等をシール部材の
傾斜方向に沿って自動的に排出でき、リアカバー内への
水浸入を良好に防ぐことができる。従って、リアカバー
内の電気部品を水滴等から確実に保護でき、キャブボッ
クス内での水洗い作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による油圧ショベル
を示す正面図である。
【図2】図1中のキャブを拡大して示す一部破断の正面
図である。
【図3】キャブ内の後部側に配設したリアカバー等を拡
大して示す斜視図である。
【図4】支持台上にリアカバーを取付ける前の状態を示
す図3とほぼ同様の斜視図である。
【図5】リアカバーの縁取り部をキャブボックス側の樋
形部材に取付けた状態を示す図2中の要部拡大断面図で
ある。
【図6】第2の実施の形態によるリアカバーの縁取り部
をキャブボックス側の樋形部材に取付けた状態を示す要
部拡大断面図である。
【図7】第3の実施の形態によるリアカバーの縁取り部
をキャブボックス側の突部に当接させた状態を示す要部
拡大断面図である。
【図8】第4の実施の形態によるリアカバーの縁取り部
をシール部材と共にキャブボックス側の突部に当接させ
た状態を示す要部拡大断面図である。
【図9】第5の実施の形態によるリアカバーの縁取り部
をシール部材と共にキャブボックスの内壁面に当接させ
た状態を示す要部拡大断面図である。
【図10】第6の実施の形態によるリアカバーの縁取り
部をシール部材と共にキャブボックスの内壁面に当接さ
せた状態を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 上部旋回体 3 旋回フレーム(フレーム) 6 作業装置 13 キャブ 14 キャブボックス 14B 前面部 14C 後面部 14D,14E 側面部 14F 床板 16 運転席 17 空調機器 18 支持台 19 コントローラ(電気部品) 20 ハーネス(電気部品) 21,31,51,61,71 リアカバー 21D,31A,51A,61A,71A 縁取り部
(外縁部) 23,33 樋形部材(防水用突起) 23A,33A 嵌合凹部 32,52,62,72 シール部材 41 突部 41A 当接面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 誠治 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 田所 渉 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D015 EA02 3D003 AA03 AA07 BB14 CA01 CA14 CA31 CA41 DA01 DA19 DA24 DA27

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械のフレーム上に設けられたキャ
    ブボックスと、該キャブボックス内に位置して床板上に
    設けられた運転席と、該運転席の後側に位置して前記床
    板上に設けられ上面側に電気部品が配置される支持台
    と、前記運転席の後側に位置して前記キャブボックス内
    に設けられ前記電気部品を支持台と一緒に上側から覆う
    リアカバーとを備えてなる建設機械用キャブにおいて、 前記キャブボックスの内壁とリアカバーとの間には、該
    リアカバー内への水浸入を規制する防水用突起を設けた
    ことを特徴とする建設機械用キャブ。
  2. 【請求項2】 前記キャブボックスは床板の周囲を取囲
    む前面部、後面部および左,右の側面部を有し、前記防
    水用突起はキャブボックスの後面部から左,右の側面部
    に向けて下方に傾斜して延びる構成としてなる請求項1
    に記載の建設機械用キャブ。
  3. 【請求項3】 前記支持台は、前記運転席の後側で床板
    上に配設された空調機器を外側から取囲む収容ボックス
    として構成し、前記電気部品は空調機器の上側で前記支
    持台の上面側に配置する構成としてなる請求項1または
    2に記載の建設機械用キャブ。
  4. 【請求項4】 前記防水用突起はキャブボックスの内壁
    側に設けた突部からなり、該突部の上面側は前記リアカ
    バーの外縁部を当接させる当接面を構成してなる請求項
    1,2または3に記載の建設機械用キャブ。
  5. 【請求項5】 前記防水用突起はキャブボックスの内壁
    側に取付けられた樋形部材からなり、該樋形部材には前
    記リアカバーの外縁部が嵌合される嵌合凹部を設ける構
    成としてなる請求項1,2,3または4に記載の建設機
    械用キャブ。
  6. 【請求項6】 前記樋形部材は金属板を曲げ加工するこ
    とにより形成してなる請求項5に記載の建設機械用キャ
    ブ。
  7. 【請求項7】 前記樋形部材は樹脂材料を用いたブロー
    成形品または射出成形品により構成してなる請求項5に
    記載の建設機械用キャブ。
  8. 【請求項8】 前記リアカバーの外縁部には弾性樹脂材
    料からなるシール部材を設け、該シール部材は前記防水
    用突起に弾性変形可能に当接することにより前記キャブ
    ボックスとリアカバーとの間をシールする構成としてな
    る請求項1,2,3,4,5,6または7に記載の建設
    機械用キャブ。
  9. 【請求項9】 建設機械のフレーム上に設けられたキャ
    ブボックスと、該キャブボックス内に位置して床板上に
    設けられた運転席と、該運転席の後側に位置して前記床
    板上に設けられ上面側に電気部品が配置される支持台
    と、前記運転席の後側に位置して前記キャブボックス内
    に設けられ前記電気部品を支持台と一緒に上側から覆う
    リアカバーとを備えてなる建設機械用キャブにおいて、 前記キャブボックスの内壁とリアカバーとの間には、該
    リアカバー内への水浸入を規制する防水用のシール部材
    を設け、該シール部材は前記キャブボックスの後面部側
    から左,右の側面部に向けて下方に傾斜させる構成とし
    たことを特徴とする建設機械用キャブ。
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