JP3588571B2 - 建設機械用キャブ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば油圧ショベル、油圧クレーン等の装軌式車両に好適に用いられる建設機械用キャブに関し、特に、室内の洗浄作業等を容易に行うことができるようにした建設機械用キャブに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、建設機械としての油圧ショベルは、下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体に俯仰動可能に設けられた作業装置とから大略構成されている。また、上部旋回体のフレーム上には運転室としてのキャブが設けられている。
【0003】
そして、この種の従来技術による建設機械用キャブは、フレーム上に設けられた箱形状のキャブボックスと、該キャブボックス内に位置して床板上に設けられた運転席と、該運転席の後側に位置して前記床板上に設けられた空調ユニットとから大略構成されている(例えば、特開平11−124015号公報等)。
【0004】
また、前記キャブボックス内には空調ユニットを上側から覆うリアカバーが設けられ、このリアカバーは空調ユニットを外側から取囲むことによりキャブ内の美観を向上させる化粧カバーとして構成されると共に、空調ユニット等を外部の塵埃等から保護する保護カバーとしての機能も有している。
【0005】
また、他の従来技術にあっては、オペレータが飲食用の瓶、缶、水筒または工具等の小物を運転席の後側に収納または載置するため、リアカバーに小物入れを設ける構成としたものも知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した他の従来技術によるリアカバーは、小物入れの周囲を周壁部により全周に亘って取囲み、小物入れからの小物の落下を防止する構成としているため、下記のような問題が生じる。
【0007】
即ち、油圧ショベルの作業現場では土埃りが激しく、これらは塵埃となってキャブ内に入り込むから、このリアカバーを定期的に水洗浄することは欠かせないものである。そして、リアカバーの洗浄時には、洗浄水が小物入れの内部に溜り易くなり、洗浄水を小物入れから外部に排出するのに手間がかかり、作業性が低下するという問題がある。
【0008】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、リアカバーに小物入れを設けた場合でも、リアカバーの洗浄時には小物入れから洗浄水を効率よく排出でき、全体の作業効率を高められるようにした建設機械用キャブを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明による建設機械用キャブは、建設機械のフレーム上に設けられたキャブボックスと、該キャブボックス内に位置して床板上に設けられた運転席と、該運転席の後側に位置して前記キャブボックス内に設けられた空調ユニットと、該空調ユニットを上側から覆うリアカバーとを備えている。
【0010】
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、リアカバーには、運転席の後側で小物を載置可能とするためほぼ水平方向に延びたトレイ面部と、該トレイ面部の周囲を取囲み前記小物がトレイ面部から落ちるのを防ぐ前,後と左,右の周壁部と、該各周壁部の少なくとも1箇所を切欠くことにより形成され前記リアカバーを洗浄するときの洗浄水を前記トレイ面部から排出する切欠溝とを設ける構成としたことにある。
【0011】
このように構成したことにより、外部の塵埃等がキャブ内に侵入してトレイ面部上に付着したような場合でも、洗浄水等をリアカバーに放水して洗浄作業を行うことができると共に、トレイ面部に放水した洗浄水を、周壁部に設けた切欠溝を通じてトレイ面部の外部へと円滑に排出でき、トレイ面部に洗浄水が溜るのを防止することができる。
【0012】
また、請求項2の発明によると、前,後と左,右に位置する周壁部のうち前側の周壁部は他の周壁部よりも低く形成し、切欠溝は前側の周壁部に設ける構成としている。
【0013】
これにより、前側の周壁部は他の周壁部に比べて高さが低くなっているので、運転者は運転席側からトレイ面部側へと容易に手を延ばすことができ、トレイ面部からの小物の出し入れを容易に行うことができる。そして、トレイ面部の洗浄時には、洗浄水を切欠溝を通じてリヤトレイの前方へと外部に排出することができる。
【0014】
さらに、請求項3の発明は、トレイ面部には複数の長溝状の段差を設ける構成としている。これにより、リアカバーの洗浄時には、トレイ面部上に放水した洗浄水を複数の段差により切欠溝側へと円滑に導くことができる。また、この段差によりトレイ面部を補強することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による装軌式車両を油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
【0016】
ここで、図1ないし図5は本発明の第1の実施の形態を示し、図中、1は下部走行体、2は該下部走行体1上に旋回可能に搭載された上部旋回体を示し、該上部旋回体2は旋回フレーム3を有し、該旋回フレーム3上には、後述のキャブ13と、キャブ13の後側に位置し、原動機および油圧ポンプ(図示せず)等を収容した建屋カバー4と、該建屋カバー4の後側に位置するカウンタウェイト5とが設けられている。
【0017】
6は旋回フレーム3の前部中央に俯仰動可能に設けられた作業装置で、該作業装置6はブーム7、アーム8およびバケット9等から構成されている。そして、作業装置6はブームシリンダ10、アームシリンダ11でブーム7、アーム8を俯仰動させつつ、バケットシリンダ12でバケット9を回動させることにより、土砂等の掘削作業を行うものである。
【0018】
13は運転室を画成するために旋回フレーム3上に設けられたキャブで、該キャブ13は、図2に示す如く箱形状の枠体として形成されたキャブボックス14と、該キャブボックス14内に設けられた後述の運転席16およびリアカバー21等によって構成されている。
【0019】
ここで、キャブボックス14は、上面部14A、前面部14B、後面部14C、左,右の側面部14D,14Eおよび床板14Fからなる箱状体として形成され、左側の側面部14Dにはドア15が設けられている。
【0020】
16はキャブボックス14内に位置して床板14F上に設けられた運転席で、該運転席16は、床板14F上のほぼ中央部に配設され、運転者は運転席16に着座した状態でキャブボックス14内に配設された操作レバー(図示せず)等を手動操作するものである。
【0021】
17は運転席16の後側に位置して床板14F上に設けられた空調ユニットで、該空調ユニット17は、キャブボックス14内にダクト(図示せず)を通じて冷気または暖気等を供給するものである。
【0022】
18は運転席16の後側に位置して床板14F上に設けられた支持台で、該支持台18は、キャブボックス14内で空調ユニット17を外側から部分的に取囲む収容ボックスとして構成され、少なくとも空調ユニット17の前面側および上面側等を覆う構成となっている。
【0023】
19は支持台18の上面側に配置された電気部品としてのコントローラで、該コントローラ19は、マイクロコンピュータ等の制御機器によって構成されている。また、このコントローラ19は半導体等からなる電子機器であるため、厳しい温度条件下では早期に故障する可能性がある。そこで、コントローラ19を空調ユニット17と近い位置に配置することにより、キャブボックス14内でコントローラ19を適正な温度状態に保ち、その寿命を可及的に延ばすようにしている。
【0024】
21は運転席16の後側に位置してキャブボックス14内に設けられたリアカバーで、該リアカバー21は、例えば樹脂材料等を用いることにより図3ないし図5に示す如く成形されている。
【0025】
ここで、リアカバー21は、略長方形の平面形状を有して左,右にほぼ水平に延びたトレイ面部21Aと、トレイ面部21Aの後端側に一体形成され上端側に後述の蓋体23が着脱可能に設けられた角筒状をなす後側の周壁部21Bと、トレイ面部21Aの左,右両端側に一体形成され、後端側が該周壁部21Bに一体化された凸湾曲状をなす左側,右側の周壁部21C,21Dと、該周壁部21C,21D間に位置してトレイ面部21Aの前端側に一体形成された板状をなす前側の周壁部21Eとによって構成されている。
【0026】
そして、リアカバー21のトレイ面部21Aは、作業用の工具、水筒あるいは缶ジュース等の種々の小物(図示せず)を載置するためのスペースを運転席16の後側に確保すると共に、周壁部21B,21C,21D,21Eはトレイ面部21Aの周囲を取囲み、トレイ面部21Aに載置された小物が落ちるのを防ぐ構成となっている。また、左,右の周壁部21C,21Dは幅寸法が幅広となると共に、上,下方向に開閉可能となり、内側に例えば缶ジュース、弁当等の小物が収容できるようになっている。
【0027】
また、周壁部21B,21C,21D,21Eのうち前側の周壁部21Eは、他の周壁部21B,21C,21Dに比べて低く形成され、後述するようにトレイ面部21Aからの小物の出し入れを運転席16側から容易に行えるように構成されている。
【0028】
そして、リアカバー21は、コントローラ19等の電気部品を支持台18および空調ユニット17と一緒に上側から覆うことにより、キャブ13内の美観を向上させる化粧カバーとして構成されると共に、コントローラ19等の電気部品を外部の塵埃および後述の洗浄水等から保護する保護カバーとしての機能も備えるものである。
【0029】
22,22はリアカバー21の前側の周壁部21Eの左,右両端側に設けられた左,右の切欠溝で、該切欠溝22は、周壁部21Eの左,右両端側を下向きに切欠くことにより、周壁部21C,21Dとの間に略長方形状をなす細長の隙間を形成するものである。
【0030】
そして、切欠溝22は、その溝底22Aがトレイ面部21Aの表面と同一面となる位置に配置され、リアカバー21を洗浄するときにトレイ面部21Aに放水された洗浄水を、外部へと図2中に示す矢示A方向に排出する構成となっている。
【0031】
23はリアカバー21の周壁部21B上に着脱可能に設けられた蓋体で、該蓋体23は、例えば空調ユニット17の外気フィルタ(図示せず)等を交換するときに、リアカバー21の周壁部21Bを上方から開閉するものである。
【0032】
さらに、24は図2に示す如くキャブボックス14とリアカバー21との間に設けられたシール部材で、該シール部材24は、キャブボックス14の後部側に固定して設けられ、リアカバー21に対する掛止め具を兼用している。そして、リアカバー21はシール部材24上に掛止めされることにより、キャブボックス14の後部側に着脱可能に取付けられるものである。
【0033】
また、シール部材24はキャブボックス14の壁面とリアカバー21との間に浸入した洗浄水等を雨樋のように外部へと排出させる機能を有し、内部への水浸入を防止するものである。
【0034】
本実施の形態による装軌式車両は上述の如き構成を有するもので、次に、その作動について説明する。
【0035】
まず、作業現場等では下部走行体1を作動させて車両を前,後進させる。そして、土砂等の掘削作業時には作業装置6のブーム7、アーム8を俯仰動させつつ、バケット9を回動させることにより、該バケット9の先端側で土砂等を掘削する。
【0036】
ところで、油圧ショベルの作業現場では土埃りが激しく、これらは塵埃となってキャブ13内に入り込んでくる。特に、リアカバー21は、トレイ面部21Aの周囲を周壁部21B,21C,21D,21Eにより全周に亘って取囲んでいるから、このトレイ面部21A内には塵埃等が溜り易くなる。このため、トレイ面部21Aを定期的に水洗浄することは欠かせないものである。
【0037】
そこで、本実施の形態では、リアカバー21の周壁部21B,21C,21D,21Eのうち、前側の周壁部21Eの両端側に切欠溝22,22を設ける構成としているので、リアカバー21の洗浄時にはトレイ面部21Aに放水された洗浄水を、図2、図5中に示す矢示A方向へと切欠溝22側に導いて外部に円滑に排出することができる。
【0038】
これにより、従来技術で述べたようにトレイ面部21Aからの洗浄水の除去作業を行う手間を省くことができ、洗浄作業全体の作業効率を高めることができる。また、トレイ面部21Aをはけ等を用いて清掃するときにも、塵埃等をトレイ面部21Aから切欠溝22を通じて外部に排出でき、作業性を高めることができる。
【0039】
また、前述の如く切欠溝22から外部に排出された洗浄水は、図2中に示す矢示Bの如くキャブボックス14の床板14F上に効率よく集めることができ、この洗浄水が例えばリアカバー21とキャブボックス14の後面部14Cまたは側面部14Dとの間の隙間に浸入するような不具合をなくすことができる。
【0040】
さらに、リアカバー21は、前側の周壁部21Eの高さを他の周壁部21B,21C,21Dに比べて低く形成しているので、運転者は運転席16側から後方のトレイ面部21A内へと容易に手を延ばすことができ、トレイ面部21Aからの小物の出し入れを簡単に行うことができる。
【0041】
次に、図6ないし図8は本発明の第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、トレイ面部には洗浄水を切欠溝へと導くための複数の長溝状の段差部を設ける構成としたことにある。なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0042】
図中、31は本実施の形態に用いるリアカバーで、該リアカバー31についても、第1の実施の形態によるリアカバー21とほぼ同様に、トレイ面部31Aと、該トレイ面部31Aを取囲む周壁部31B,31C,31D,31Eとによって構成されている。しかし、このリアカバー31のトレイ面部31Aには後述の段差部32,33が形成されている点で、第1の実施の形態ものとは異なっている。
【0043】
32,32,…はリアカバー31のトレイ面部31Aに左,右に離間して前,後方向に設けられた複数の第1の段差部で、該段差部32は、横断面が凹湾曲状をなし、トレイ面部31Aを前,後の幅方向に沿って延びた長溝として形成されている。そして、この段差部32は、その前端側が後述の段差部33と連通し、トレイ面部31Aの洗浄水を段差部33内へと図6中の矢示C方向に導く構成となっている。
【0044】
33はリアカバー31の周壁部31Bと各段差部32との間に位置してトレイ面部31Aに左,右方向に設けられた第2の段差部で、該段差部33は、トレイ面部31Aを左,右の幅方向に沿って延びた長溝として形成されている。そして、段差部33は、図8に示すようにその溝底33Aが切欠溝22の溝底22Aと同一面に位置するように配置され、トレイ面部31Aの洗浄時に段差部32からの洗浄水を集めて切欠溝22側へと図6中の矢示D方向に導くものである。
【0045】
かくして、このように構成される本実施の形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、本実施の形態では、リアカバー31のトレイ面部31Aに複数の段差部32,33を設ける構成としたので、トレイ面部31Aの洗浄時には、トレイ面部31Aに放水された洗浄水を、図6中に示す矢示C,D方向へと段差部32,33を通じて切欠溝22側に円滑に導き、外部に排出することができ、トレイ面部31Aからの洗浄水の排出効率をさらに高めることができる。
【0046】
さらに、トレイ面部31Aに設けた縦方向の各段差部32と横方向の段差部33とは補強リブとほぼ同様の機能を有し、トレイ面部31Aの強度を高めることができると共に、トレイ面部31Aの板厚を薄くした場合でも、その上側に載置した小物等によりトレイ面部31Aが変形するのを抑えることができ、トレイ面部31Aの耐変形能を向上できる。
【0047】
なお、第1の実施の形態では、切欠溝22をリアカバー21の周壁部21Bに2個設ける場合を例示したが、これに替えて、例えば切欠溝を1個設けてもよいし、3個以上としてもよい。このことは、第2の実施の形態についても同様である。
【0048】
また、各実施の形態では、建設機械用キャブを油圧ショベルに適用した場合を例示したが、本発明はこれに限らず、例えば油圧クレーン、ホイールローダ等の建設機械用キャブに適用してもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上詳述した通り、請求項1の発明によれば、リアカバーには、運転席の後側に小物を載置するためのトレイ面部と、該トレイ面部の周囲を取囲む前,後と左,右の周壁部とを設け、この周壁部には、リアカバーを洗浄するときの洗浄水をトレイ面部から外部に排出するための切欠溝を設ける構成としたから、リアカバーの洗浄時には、トレイ面部に放水された洗浄水を切欠溝を通じて外部に円滑に排出することができ、従来技術で述べたようにトレイ面部からの洗浄水の排出作業を特別に行う必要がなくなり、洗浄作業全体の作業効率を高めることができる。
【0050】
また、請求項2の発明は、リアカバーのトレイ面部を取囲む各周壁部のうち、前側の周壁部を他の周壁部よりも低く形成する共に、切欠部を前側の周壁部に設ける構成としたので、運転者は運転席側からトレイ面部へと容易に手を延ばすことができ、トレイ面部からの小物の出し入れを円滑に行うことができる。そして、リアカバーの洗浄時には、トレイ面部に放水された洗浄水を切欠溝からリアカバーの前方へと外部に排出して床板上に効率よく集めることができ、この切欠溝から排出された洗浄水が例えばキャブボックスとリアカバーとの間の隙間に浸入するような不具合をなくすことができる。
【0051】
さらに、請求項3の発明は、トレイ面部に複数の長溝状の段差を設ける構成としたので、リアカバーの洗浄時には、洗浄水を複数の段差により切欠溝側へとより円滑に導くことができ、トレイ面部からの洗浄水の排出効率を一層高めることができる。また、この段差によりトレイ面部を補強することができ、トレイ面部の耐変形能を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による油圧ショベルを示す正面図である。
【図2】図1中のキャブを拡大して示す一部破断の正面図である。
【図3】キャブ内の後部側に配設したリアカバー等を拡大して示す斜視図である。
【図4】図3中のリアカバーを単体で示す正面図である。
【図5】リアカバーを単体で示す図4の平面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態によるリアカバーを単体で示す図5と同様の平面図である。
【図7】リアカバーを図6中の矢示 VII−VII 方向からみた断面図である。
【図8】リアカバーを図6中の矢示 VIII −VIII方向から拡大してみた部分断面図である。
【符号の説明】
1 下部走行体
2 上部旋回体
3 旋回フレーム
6 作業装置
13 キャブ
14 キャブボックス
14F 床板
16 運転席
17 空調ユニット
21,31 リアカバー
21A,31A トレイ面部
21B,21C,21D,21E,31B,31C,31D,31E 周壁部
22 切欠溝
32,33 段差部

Claims (3)

  1. 建設機械のフレーム上に設けられたキャブボックスと、該キャブボックス内に位置して床板上に設けられた運転席と、該運転席の後側に位置して前記キャブボックス内に設けられた空調ユニットと、該空調ユニットを上側から覆うリアカバーとを備えてなる建設機械用キャブにおいて、
    前記リアカバーには、前記運転席の後側で小物を載置可能とするためほぼ水平方向に延びたトレイ面部と、該トレイ面部の周囲を取囲み前記小物がトレイ面部から落ちるのを防ぐ前,後と左,右の周壁部と、該各周壁部の少なくとも1箇所を切欠くことにより形成され前記リアカバーを洗浄するときの洗浄水を前記トレイ面部から排出する切欠溝とを設ける構成としたことを特徴とする建設機械用キャブ。
  2. 前記各周壁部のうち前側の周壁部は他の周壁部よりも低く形成し、前記切欠溝は前記前側の周壁部に設ける構成としてなる請求項1に記載の建設機械用キャブ。
  3. 前記トレイ面部には複数の長溝状の段差を設けてなる請求項1または2に記載の建設機械用キャブ。
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