JP2000328600A - 旋回作業車のステップ構造 - Google Patents

旋回作業車のステップ構造

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JP2000328600A
JP2000328600A JP11136114A JP13611499A JP2000328600A JP 2000328600 A JP2000328600 A JP 2000328600A JP 11136114 A JP11136114 A JP 11136114A JP 13611499 A JP13611499 A JP 13611499A JP 2000328600 A JP2000328600 A JP 2000328600A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の旋回作業車のステップにおいては、旋
回体内の機器をメンテナンス作業等するための開閉窓
は、該機器上方のステップの一部を開口しただけであっ
たので、開口面積が小さくメンテナンス等の作業性が悪
かった。また、ステップ下方に機器が複数配置されてい
た場合には、開閉窓を複数個形成する必要があり、ステ
ップの構成部材点数が増加してコストアップの原因とな
っていた。 【解決手段】 旋回体2上に配設したボンネット14と
レバースタンド19との間にステップ20を配置した旋
回作業車において、該ステップを左右全域に渡って開閉
可能に構成し、該ステップを樹脂にて形成し、該ステッ
プの開口部28の幅広さdを、旋回体内の該ステップ下
方に配設した機器の幅d1・d2よりも小さく形成し
て、該機器をステップの開口部から取り出し不可能に構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックホー等の作
業機を搭載した旋回作業車において、旋回体上に配設さ
れるボンネットとレバースタンドとの間に配置したステ
ップの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、バックホー等の作業機を搭載
した旋回作業車においては、図27に示すように、旋回
体102上にエンジン等を内装するボンネット104や
運転操作等を行うためのレバー類が設けられるレバース
タンド109が配設されており、該ボンネット104と
レバースタンド109との間にステップ110が配置さ
れていた。旋回体102にはバッテリー等の機器が内装
されており、ステップ110の下方に配置されていた。
また、ステップ110は板金により形成され、その一部
を開口して、その開口を閉じる開閉窓110aを蝶番1
10b等を用いて開閉可能に構成した。該開閉窓110
aは前記バッテリー等の機器の配置箇所の略上方に形成
され、旋回体102内の該機器の点検・メンテナンス・
操作を行う際に開閉窓110aを開けて、該開閉窓11
0aの開口部から作業を行うようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の如く、
旋回体102内の機器をメンテナンス作業等するための
開閉窓110aは、該機器上方のステップ110の一部
を開口しただけであったので、開口面積が小さくメンテ
ナンス等の作業性が悪かった。また、ステップ110下
方にメンテナンス等を行う必要がある機器が複数配置さ
れていた場合には、開閉窓110aを複数個形成する必
要があり、ステップ110の構成部材点数が増加してコ
ストアップの原因となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の
手段を説明する。即ち、請求項1においては、旋回体上
に配設したボンネットとレバースタンドとの間にステッ
プを配置した旋回作業車において、該ステップを左右幅
略全域に渡って開閉可能に構成した。
【0005】また、請求項2においては、旋回体上に配
設したボンネットとレバースタンドとの間にステップを
配置した旋回作業車において、該ステップを左右全域に
渡って開閉可能に構成し、該ステップを樹脂にて形成し
た。
【0006】また、請求項3においては、旋回体上に配
設したボンネットとレバースタンドとの間にステップを
配置した旋回作業車において、該ステップを左右方向へ
スライド可能とし、ステップのスライド操作により該ス
テップを開閉することで、該ステップを左右全域に渡っ
て開閉可能に構成した。
【0007】また、請求項4においては、前記ステップ
の開口部の幅広さを、旋回体内の該ステップ下方に配設
した機器の幅よりも小さく形成して、該機器をステップ
の開口部から取り出し不可能に構成した。
【0008】また、請求項5においては、旋回体上に配
設したボンネットとレバースタンドとの間にステップを
配置した旋回作業車において、該ステップの左右両端部
を旋回体の前端部まで延出した。
【0009】また、請求項6においては、旋回体上に配
設したボンネットとレバースタンドとの間にステップを
配置した旋回作業車において、旋回体のフレームに係止
してステップの左右方向への移動を防止する係止突起
を、該ステップから下方へ突出した。
【0010】また、請求項7においては、旋回体上に配
設したボンネットとレバースタンドとの間にステップを
配置した旋回作業車において、ステップを、該ステップ
のボンネット側縁部とレバースタンド側縁部とが中央部
よりも高位置に配置されるように形成した。
【0011】また、請求項8においては、旋回体上に配
設したボンネットとレバースタンドとの間にステップを
配置した旋回作業車において、該ステップのボンネット
側縁部を該ボンネットの下方へ潜入させるとともに、レ
バースタンド側縁部を該レバースタンドの下方へ潜入さ
せた。
【0012】また、請求項9においては、旋回体上に配
設したボンネットとレバースタンドとの間にステップを
配置した旋回作業車において、該ステップを左右幅略全
域に渡って開閉可能に構成し、該ステップの左右端部を
下方へ屈曲して形成した側部カバーにより旋回体のフレ
ーム両側面を外側から被装し、該フレーム両側面の側部
カバーにより被装された部分を切り欠いた。
【0013】また、請求項10においては、旋回体上に
配設したボンネットとレバースタンドとの間にステップ
を配置した旋回作業車において、該ステップの表面に、
左右幅略全域に渡って左右方向に略直線状の溝を形成し
た。
【0014】また、請求項11においては、旋回体上に
配設したボンネットとレバースタンドとの間にステップ
を配置した旋回作業車において、該ステップを樹脂にて
形成し、該ステップの左右端部に滑り止めを一体的に形
成するとともに、該ステップの左右端部を他部よりも盛
り上げて形成した。
【0015】また、請求項12においては、旋回体上に
配設したボンネットとレバースタンドとの間にステップ
を配置した旋回作業車において、該ステップを左右全域
に渡って開閉可能に構成し、該ステップを樹脂にて形成
し、該ステップの補強部材を、該ステップを支持する旋
回体の左右のフレームに跨がるように、該ステップと一
体的にインサート成型した。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は本発明のステップ構造を
具備する旋回作業車を示す全体側面図、図2は左右幅の
全域に渡って開閉可能に構成されたステップが設けられ
た旋回体を示す平面図、図3は同じくステップを示す平
面図、図4は同じく側面図、図5はステップの開閉状態
を示す側面図、図6は閉じた状態のステップを示す斜視
図、図7は開いた状態のステップを示す斜視図、図8は
ステップの開閉部に形成される係止突起を示す正面図、
図9は同じく係止突起の第二実施例を示す正面図、図1
0は同じく係止突起の第三実施例を示す正面図、図11
は旋回体内に泥等が侵入しないように構成したステップ
を示す側面図、図12は同じく旋回体内に泥等が侵入し
ないように構成したステップの第二実施例を示す側面
図、図13は左右幅の全域に渡って開閉可能に構成され
たステップの第二実施例を示す平面図、図14は同じく
後面図、図15は図13におけるステップの別実施例を
示す後面図、図16は左右幅の略全域に渡って開閉可能
に構成されたステップを示す平面図、図17は同じく後
面図、図18は図16におけるステップの別実施例を示
す後面図、図19は左右幅の全域に渡って開閉可能に構
成されたステップの第三実施例を示す平面図、図20は
同じく側面図、図21はフレームの側面に形成した切欠
部を覆う側部カバーを設けたステップの閉じた状態を示
す斜視図、図22は同じくステップが開いた状態を示す
斜視図、図23は同じくステップを示す正面図、図24
は左右端部を他部よりも盛り上げて形成したステップを
示す斜視図、図25は内部に補強部材をインサート成型
したステップを示す後断面図、図26は同じく平面図、
図27は従来のステップを示す斜視図である。
【0017】まず、本発明の作業機構造を有する旋回作
業車の構成について説明する。図1において、旋回作業
車は、クローラ式走行装置1の上部中央に旋回体2を左
右旋回可能に支持しており、該クローラ式走行装置1の
前後一端部には、ブレード3を上下回動自在に配設して
いる。旋回体2の上方にはエンジン等を被覆するボンネ
ット14が配設され、該ボンネット14の上方にシート
16が取り付けられている。該シート16の前方には、
レバースタンド19に運転操作等を行うためのレバー類
を配設して構成した運転操作部15が設けられている。
該運転操作部15のレバースタンド19とボンネット1
4との間にはステップ20が配置されている。また、旋
回体2の後端部にはカウンターウェイト17が付設さ
れ、該カウンターウェイト17にはキャノピー支持部材
18が立設されている。そして、運転操作部15及びシ
ート16の上方を覆うキャノピー8が、該キャノピー支
持部材18に着脱可能に取り付けられている。
【0018】また、旋回体2の前端部にはブームブラケ
ット12が左右回動自在に取り付けられ、該ブームブラ
ケット12にはブーム6の下端部が上下回動自在に支持
されている。ブーム6は途中部で前方に屈曲して、側面
視において屈曲部6dを有する略「く」字状に形成され
ており、該ブーム6の上端部にはアーム5が回動自在に
支持され、該アーム5の先端部には作業用アタッチメン
トとしてのバケット4が回動自在に支持されている。こ
れらのブーム6、アーム5、及びバケット4等により作
業機7が構成されている。
【0019】そして、前記ブーム6はブームシリンダ1
1により回動動作され、アーム5はアームシリンダ10
により回動動作され、バケット4はバケットシリンダ9
により回動動作されている。該ブームシリンダ11、ア
ームシリンダ10、及びバケットシリンダ9は油圧シリ
ンダに構成され、各シリンダ9・10・11は旋回台2
のボンネット14内に配設される油圧ポンプから油圧ホ
ースを通じて圧油を供給することにより伸縮駆動されて
いる。また、ブームシリンダ11はブームブラケット1
2のシリンダ支持部12bとブーム6の途中部前面に設
けられたブームシリンダブラケット36との間に介装さ
れ、アームシリンダ10はブーム6の途中部背面に設け
られるアームシリンダボトムブラケット31とアーム5
基端部に設けられるバケットシリンダブラケット30と
の間に介装され、バケットシリンダ9は該バケットシリ
ンダブラケット30とバケット4に連結されるバケット
ブラケット29との間に介装されている。
【0020】次に、前記ステップ20の構造について説
明する。図2乃至図5に示すように、ボンネット14と
レバースタンド19との間にはステップ20が配置され
ており、該ステップ20は後方の固定部20aと前方の
開閉部20bとにより構成されている。固定部20a及
び開閉部20bは略平板状に形成され、固定部20aに
形成された固定孔52を介して、ボルト等により旋回体
2のフレーム2aに取付固定されている。また、該ステ
ップ20は合成樹脂等の樹脂を成型することにより固定
部20aと開閉部20bとを一体的に形成して、該固定
部20aと開閉部20bとの境界部は、他部よりも肉薄
に形成して屈曲可能な開閉支点部20cを構成してい
る。そして、該開閉部20bは、図5に示すように、開
閉支点部20cを中心にして開閉可能に構成されてお
り、開閉部20bを開くことによって旋回体2内が上方
に開放される。また、該開閉支点部20cはステップ2
0の左右幅の全域に渡って構成されており、開閉部20
bはステップ20の左右幅全域に渡って開閉可能であ
る。
【0021】ステップ20の開閉部20bの両端部に
は、前方に延出される延出部20d・20dが形成さ
れ、該延出部20d・20dはレバースタンド19の左
右両側に配設される操作ペダル34・35の外側に配置
されている。即ち、ステップ20の両端部は旋回体2の
前端部まで延出されているのである。これにより、小型
の旋回作業車であっても、ステップ20の左右両端部の
延出部20d・20dの前後方向の寸法を大きくとるこ
とができる。従って、乗降時に足を掛けるスペースが広
くなって安定性が増し、スムーズに乗降できることとな
るため乗降性を向上することができる。
【0022】また、ステップ20の表面には、左右方向
に略直線状の溝部51・51・・・が複数形成され、該
溝部51・51・・・はステップ20の左右幅の略全域
に渡って形成されている。該溝部51・51・・・を形
成することにより、例えば泥等により汚れたステップ2
0表面を洗浄する場合に、表面に付着した泥や泥を洗い
流すための洗浄用水などが、該溝部51・51・・・に
沿ってステップ20の中央部から端部側へ流れ易くなる
ため、洗浄作業の効率が向上するとともに、汚れが残る
ことがなく綺麗に洗い上げることができる。
【0023】また、乗降口にあたるステップ20の左右
両端部の表面は凹凸に成型され、該ステップ20と一体
的に形成される滑り止め61・61を構成している。さ
らに、図24に示すように、ステップ20の左右端部
は、他部よりも盛り上げて形成することができる。この
ように、ステップ20の左右両端部に滑り止め61・6
1を一体的に構成することにより、従来の如くステップ
上にフロアマットを敷設した場合や、ステップの左右両
端部に鋳物製の滑り止めを付設した場合に比べて部品点
数を削減することが可能となる。また、ステップ20の
左右端部を他部よりも盛り上げて形成することにより、
該端部の厚みが厚くなって、ステップ20の補強材とし
て作用し、該ステップ20の剛性を向上させることが可
能となるとともに、滑り止め61・61の滑り止め効果
を向上することができる。
【0024】また、ステップ20は樹脂にて形成されて
いるため、開閉支点部20cの厚みを薄く形成し過ぎる
と、該開閉支点部20cの剛性が不足して、該開閉支点
部20cを下方から支持しなければばらないこととな
り、部品点数が増加するとともに、ステップ20下方の
スペースを有効に使用することができなくなる。そこ
で、ステップ20を次のように構成して、該ステップ2
0の剛性を高めて、開閉支点部20cに応力がかからな
いようにしている。即ち、図25、図26に示すよう
に、板金等の補強部材65をステップ20内に一体的に
インサート成型している。該補強部材65は、開閉支点
部20cの近傍で、かつ該開閉支点部20cに対して略
平行に配設され、例えば固定部20a内にインサートさ
れている。また、補強部材65は、ステップ20を支持
する旋回体2の左右のフレーム2aに跨がるように配置
され、該補強部材65によりステップ20にかかる力を
受け止めるように構成している。このように、補強部材
65をステップ20内に一体的にインサート成型して、
ステップ20の剛性を高め、開閉支点部20cの破損を
防止している。これにより、旋回体2内に開閉支点部2
0cを下方から支持する部材を特別に設ける必要がなく
なって、ステップ20下方のスペースを有効に使用する
ことが可能となるとともに、部品点数を増加することも
ない。尚、補強部材65は、開閉部20b内にインサー
トしてもよく、さらに、固定部20a内と開閉部20b
内との両方にインサートしてもよい。
【0025】また、旋回体2内にはバッテリー32及び
マルチバルブ33等の各種機器が配設され、ボルトやブ
ラケット等を介して旋回体2のフレームに固定されてお
り、該バッテリー32及びマルチバルブ33はステップ
20の下方に配置されている。また、該バッテリー32
及びマルチバルブ33はステップ20の左右両端部側に
配置され、開閉部20bを開いて該バッテリー32の液
量チェックを行ったり、マルチバルブ33を調節して作
業機7の操作パターンを変更したりするようにしてい
る。
【0026】ステップ20の開閉部20bの前後方向の
幅広さ寸法、即ち開閉部20bを開いた場合の図5に示
す開口部28の前後方向の幅広さ寸法dは、旋回体2内
に固設した状態でのバッテリー32の前後方向の幅寸法
d1(図2)、及びマルチバルブ33の前後方向の幅寸
法d2よりも小さくなるように決定している。そして、
平面視において、バッテリー32の前端部及びマルチバ
ルブ33の前端部が、開閉部20bの前端より前方に位
置するとともに、バッテリー32の後端部及びマルチバ
ルブ33の後端部が、開閉部20bの後端より後方に位
置するように、該バッテリー32及びマルチバルブ33
を配置している。
【0027】これにより、開閉部20bを開けた状態に
おいては、旋回体2内に固設されているバッテリー32
やマルチバルブ33の留め具を取り外して、該開閉部2
0bの開口部28から外部へ取り出そうとしても、バッ
テリー32やマルチバルブ33が該開口部28の周縁部
に引っかかって取り出すことができない構成となってい
る。しかし、固定部20aのフレーム2aへの固定を解
除して、ステップ20全体を旋回体2から取り外すと、
該ステップ20を取り外した部分の開口部28からバッ
テリー32やマルチバルブ33を外部へ取り出すことが
できるように構成している。
【0028】即ち、旋回体2内に配設しているバッテリ
ー32やマルチバルブ33は、開閉部20bを開けただ
けの状態では外部へ取り出すことができず、ステップ2
0全体を旋回体2から取り外した後に、初めて外部へ取
り出すことができるように構成している。このように、
旋回体2内に配設したバッテリー32やマルチバルブ3
3等の機器を、簡単には外部へ取り出すことができない
ように構成して、作業場や格納地等に放置しても該機器
が盗難にあうことを防止している。
【0029】また、ステップ20の固定部20aと開閉
部20bとを、図6、図7に示すように、蝶番37を用
いて連結して、該開閉部20bを開閉可能に構成しても
よい。この場合、別体に形成した固定部20aと開閉部
20bとを該蝶番37により回動可能に連結しても良
く、ステップ20の成型時に蝶番37をインサート成型
しても良く、また、ステップ20の成型時に固定部20
a及び開閉部20bに蝶番37を一体的に形成してもよ
い。
【0030】また、図8に示すように、ステップ20の
開閉部20bは旋回体2のフレーム2aに支持されてお
り、該開閉部20bの下面には下方へ突出する係止突起
20eが一体的に形成されている。該係止突起20e
は、その左右幅寸法を、前記開口部28の左右幅と略同
一又は若干小さい寸法に形成されており、該係止突起2
0eの左右外側面は、フレーム2aの左右内側面にそれ
ぞれ近接している。
【0031】ここで、ステップ20は樹脂により形成さ
れ、固定部20aと開閉部20bとの境界部である開閉
支点部20cは肉薄に形成されているので、固定部20
aがフレーム2aに固定されている状態で開閉部20b
に左右方向の力が加わって該開閉部20bが左右に移動
すると、フレーム2aの中で最も強度が弱い開閉支点部
20cのスラスト方向に力が加わり、該開閉支点部20
cに亀裂が生じる恐れがある。
【0032】そこで、本ステップ20においては、前述
の如く開閉部20bに係止突起20eを形成して、開閉
部20bに左右方向の力が加わった場合には、該係止突
起20eの左右外側面がフレーム2aの左右内側面に係
止して、該開閉部20bが左右方向へ移動することを防
止し、開閉支点部20cに無理な力がかからないように
している。これにより、該開閉支点部20cに亀裂が生
じる等、ステップ20が破損することを防止することが
できる。また、係止突起20eを形成することで、ステ
ップ20とフレーム2aとの接触面積が増加したり、該
係止突起20eが防音壁の役目を果たしたりするため、
旋回体2内から漏出する騒音を低減することができる。
尚、前記係止突起20eは、図9に示すように、フレー
ム2aの左右の内側面近傍部分にのみ形成して、該係止
突起20e・20eとフレーム2aの左右内側面とが係
止するように構成してもよい。また、図10に示すよう
に、開閉部20bの左右端部を下方へ屈曲して係止突起
20e・20eを形成し、フレーム2aの左右の外側面
と係止突起20e・20eとが係止するように構成する
こともできる。
【0033】また、図11に示すように、ステップ20
の前端部53及び後端部54を他部よりも厚く形成し
て、該ステップ20のレバースタンド側縁部53a及び
ボンネット側縁部54aが中央部よりも高位置に配置さ
れるように盛り上げて形成している。このようにレバー
スタンド側縁部53a及びボンネット側縁部54aを盛
り上げて形成することにより、該レバースタンド側縁部
53a及びボンネット側縁部54aが堤防の役割をし
て、該ステップ20上に付着したり溜まったりした泥等
が、ステップ20の前端部53より前方へ又は後端部5
4より後方へ流出することを防止する。これにより、ス
テップ20上の泥等がステップ20の前端部53とレバ
ースタンド19との間、又はステップ20の後端部54
とボンネット14との間から下方へ落下して旋回体2内
へ侵入して溜まることを防止することができる。また、
レバースタンド19とステップ20の前端部53との接
触面積、及びステップ20の後端部54とボンネット1
4との接触面積が増加するため、レバースタンド19と
ステップ20、及びステップ20とボンネット14との
間から漏出する旋回体2内の騒音を低減することができ
る。
【0034】また、図12に示すように、ステップ20
の前端部53をレバースタンド19の下方に潜入させる
とともに、後端部54をボンネット14の下方に潜入さ
せて、該レバースタンド19とステップ20、及びステ
ップ20とボンネット14とをオーバーラップさせるこ
とによって、前述の場合と同様にステップ20上の泥等
の旋回体2内への落下を防止したり、外部へ漏出する旋
回体2内の騒音を低減することができる。
【0035】以上の如く、ステップ20は左右幅の全域
に渡って開閉部20bを開閉可能に構成しているが、こ
れにより、開閉部20bを開いた場合の開口部の開口面
積を大きく確保することができ、旋回体2内に配設され
たバッテリー32やマルチバルブ33等の機器の点検や
メンテナンス等の作業性を向上することができる。ま
た、ステップ20の下方に複数の機器が配置されていた
場合でも、複数の開閉部を設ける必要がなく一つの開閉
部20bを設けるだけでよいので、ステップ20の構成
を簡単にすることができる。
【0036】さらに、ステップ20は樹脂により形成さ
れているので、固定部20a、開閉部20b、及び、開
閉支点部20c又は蝶番37を一体的に形成することが
でき、該ステップ20の部品点数や組立工数を減少する
ことができ、コストダウンを図ることが可能となる。
【0037】また、左右幅全域に渡って開閉可能に構成
したステップ20は次のように構成することもできる。
即ち、図13、図14に示すステップ21の如く、左右
略中央部に開閉支点部21cを前後方向に配置して、一
体的に形成した左右の開閉部21b・21bが該開閉支
点部21cを中心にして共に開閉可能となるように構成
するのである。ステップ21は樹脂により形成され、該
開閉支点部21cは左右の開閉部21b・21bの境界
部に形成され、他部よりも肉薄に形成して屈曲可能に構
成している。さらに、図15に示すように、左右の開閉
部21b・21bを互いに別体に形成し、該開閉部21
b・21b間を蝶番38にて回動可能に連結することで
ステップ21を構成することもできる。図15に示すス
テップ21の場合、板金等により構成することも可能で
ある。
【0038】また、図16、図17に示すように、左右
幅の略全域に渡って開閉可能なステップ22を構成する
こともできる。即ち、左右略中央部に固定部22aを形
成し、該固定部22aの左右両端部に開閉支点部22c
・22cを介して開閉部22b・22bを形成するので
ある。ステップ22は樹脂により構成されている。該固
定部22aは旋回体2のフレーム2aに固設されてお
り、開閉支点部22cは他部よりも肉薄に形成して屈曲
可能に構成され、開閉部22b・22bは該開閉支点部
22cを中心にして開閉可能とされている。ステップを
該ステップ22の如く構成した場合、左右の開閉部22
b・22bの下方に、旋回体2内の前記バッテリー32
やマルチバルブ33等の機器をそれぞれ配置すること
で、該機器の点検やメンテナンス等の作業を良好に行う
ことが可能となる。また、図18に示すように、ステッ
プ22は、固定部22aと左右の開閉部22b・22b
とをそれぞれ別体に形成して、該固定部22aと左右の
開閉部22b・22bとを蝶番39・39により回動可
能に連結して構成することもできる。図18に示すステ
ップ22の場合、板金等により構成することも可能であ
る。
【0039】また、図19、図20に示すステップ23
の如く、左右幅全域に渡って開閉可能なステップを構成
することもできる。ステップ23は、左右略中央部で2
分割され、左右の開閉部23a・23aにより構成され
ている。該左右の開閉部23a・23aは、開口部28
の前端部及び後端部におけるフレーム2a上に固設され
たスライドレール55・55へ摺動自在に嵌挿されてい
る。該開閉部23a・23aは外側方向へスライドする
ことで開くように構成され、外側へ引き抜いて旋回体2
から取り外すことができる。このように、開閉部23a
・23aの左右へのスライド操作により該開閉部23a
・23aを左右幅全域に渡って開閉可能とすることによ
り、ステップ23の開閉操作を容易にしながら、開口面
積を大きく確保することができ、旋回体2内に配設した
機器の点検やメンテナンスの作業性を向上することが可
能となる。また、ステップ23の構成部材点数を低減し
てコストダウンを図ることができる。尚、ステップ23
は樹脂により構成しても、また板金等により構成しても
よく、構成部材を特に限定するものではない。
【0040】また、前記ステップ20を図21乃至図2
3に示すステップ25の如く構成することもできる。即
ち、ステップ25は固定部25aと開閉部25bとを蝶
番55により回動可能に連結して構成し、前記ステップ
20の如く、固定部25aを旋回体2のフレーム2aに
固設するとともに、開閉部25bを左右幅全域に渡って
開閉可能としている。該開閉部25bの両端部は下方に
屈曲して側部カバー25c・25cを形成しており、該
側部カバー25c・25cにより旋回体2のフレーム2
aの両側面を外側から覆っている。フレーム2aの側面
における、側部カバー25cにより被装された部分は切
り欠かれて切欠部2bを形成しており、該切欠部2bは
フレーム2aの他部の側面よりも高さが低くなってい
る。また、ステップ25の開閉部25bの下面には下方
へ突出する係止突起25eが一体的に形成されており、
該係止突起20eの外側面をフレーム2aの側面の内側
端部に係止させることで、開閉部25bが左右に移動す
ることを防止している。
【0041】このように、フレーム2aの側面に切欠部
2cを形成することにより、ステップ25の開閉部25
bを開いて、旋回体2内のバッテリー32の液量チェッ
ク等の点検を行う際に、バッテリー32の上方からだけ
でなく側方からも点検することが可能となるため、点検
作業が容易になるとともに作業効率が向上する。また、
ステップ25を旋回体2から取り外して、バッテリー3
2等の機器を着脱する際に、旋回体2上面の開口面積、
特に前後方向の間口が狭かったとしても、機器が配設さ
れた部分のフレーム2aの側面には切欠部2bが形成さ
れているため、旋回体2内に手や工具等が入れ易く、着
脱作業が容易になって作業性を向上することができる。
さらに、フレーム2aの側面に形成された切欠部2b
は、ステップ25の開閉部25aを閉じた状態では、該
開閉部25aの側部カバー25cにより外側から覆われ
ているため、外部からは切欠部2bが見えることがな
く、旋回作業車の外観を損なうこともない。また、側部
カバー25cにより切欠部2bから泥や石等の異物が旋
回体2内に侵入することも防止することができる。
【0042】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く、
ステップを左右幅略全域に渡って開閉可能に構成したの
で、該ステップの開閉部を開いた場合の開口部の開口面
積を大きく確保することができ、旋回体内に配設された
バッテリーやマルチバルブ等の機器の点検やメンテナン
ス等の作業性を向上することができる。また、ステップ
の下方に複数の機器が配置されていた場合でも、複数の
開閉部を設ける必要がなく一つの開閉部を設けるだけで
よいので、ステップの構成を簡単にすることができる。
【0043】更に、請求項2の如く、ステップを左右全
域に渡って開閉可能に構成し、該ステップを樹脂にて形
成したので、固定部、開閉部、及び開閉支点部又は蝶番
等のステップの構成部材を一体的に形成することがで
き、該ステップの部品点数や組立工数を減少することが
できて、コストダウンを図ることが可能となる。
【0044】更に、請求項3の如く、ステップを左右方
向へスライド可能とし、ステップのスライド操作により
該ステップを開閉することで、該ステップを左右全域に
渡って開閉可能に構成したので、ステップの開閉操作を
容易にしながら、開口面積を大きく確保することがで
き、旋回体内に配設した機器の点検やメンテナンスの作
業性を向上することが可能となる。また、ステップの構
成部材点数を低減してコストダウンを図ることができ
る。
【0045】更に、請求項4の如く、前記ステップの開
口部の幅広さを、旋回体内の該ステップ下方に配設した
機器の幅よりも小さく形成して、該機器をステップの開
口部から取り出し不可能に構成したので、旋回体内に配
設したバッテリーやマルチバルブ等の機器を、簡単には
外部へ取り出すことができなくなり、該機器の盗難防止
を図ることができる。
【0046】更に、請求項5の如く、ステップの左右両
端部を旋回体の前端部まで延出したので、小型の旋回作
業車であっても、ステップの左右両端部の前後方向の寸
法を大きくとることができる。従って、乗降時に足を掛
けるスペースが広くなって安定性が増し、スムーズに乗
降できることとなるため乗降性を向上することができ
る。
【0047】更に、請求項6の如く、旋回体のフレーム
に係止してステップの左右方向への移動を防止する係止
突起を、該ステップから下方へ突出したので、ステップ
の開閉部に左右方向の力が加わった場合には、該係止突
起の左右外側面がフレームの左右内側面に係止して、該
開閉部が左右方向へ移動することを防止し、開閉支点部
に無理な力がかかることが防止される。これにより、開
閉部の開閉支点部に亀裂が生じる等、ステップが破損す
ることを防止することができる。また、係止突起を形成
することで、ステップとフレームとの接触面積が増加し
たり、該係止突起が防音壁の役目を果たしたりするた
め、旋回体内から漏出する騒音を低減することができ
る。
【0048】更に、請求項7の如く、ステップを、該ス
テップのボンネット側縁部とレバースタンド側縁部とが
中央部よりも高位置に配置されるように形成したので、
該レバースタンド側縁部及びボンネット側縁部が堤防の
役割をして、該ステップ上に付着したり溜まったりした
泥等が、ステップの前端部より前方へ又は後端部より後
方へ流出することを防止する。これにより、ステップ上
の泥等がステップの前端部とレバースタンドとの間、又
はステップの後端部とボンネットとの間から下方へ落下
して旋回体内へ侵入して溜まることを防止することがで
きる。また、レバースタンドとステップの前端部との接
触面積、及びステップの後端部とボンネット14との接
触面積が増加するため、レバースタンドとステップ、及
びステップとボンネットとの間から漏出する旋回体内の
騒音を低減することができる。
【0049】更に、請求項8の如く、ステップのボンネ
ット側縁部を該ボンネットの下方へ潜入させるととも
に、レバースタンド側縁部を該レバースタンドの下方へ
潜入させたので、ステップを潜入させた部分で該ステッ
プとレバースタンド及びボンネットとがオーバーラップ
することとなってステップ上の泥等の旋回体内への落下
を防止することができる。また、ステップとレバースタ
ンド及びボンネットとの接触面積が増加するため、外部
へ漏出する旋回体内の騒音を低減することができる。
【0050】更に、請求項9の如く、ステップを左右幅
略全域に渡って開閉可能に構成し、該ステップの左右端
部を下方へ屈曲して形成した側部カバーにより旋回体の
フレーム両側面を外側から被装し、該フレーム両側面の
側部カバーにより被装された部分を切り欠いたので、ス
テップの開閉部を開いて、旋回体内のバッテリー等の機
器の点検やメンテナンス等の作業を行う際に、機器の上
方からだけでなく側方からも作業することが可能となる
ため、該作業が容易になるとともに作業効率が向上す
る。また、ステップを旋回体から取り外して、旋回体内
の機器を着脱する際に、旋回体上面の開口面積、特に前
後方向の間口が狭かったとしても、機器が配設された部
分のフレームの側面には切欠部が形成されているため、
旋回体内に手や工具等が入れ易く、着脱作業が容易にな
って作業性を向上することができる。さらに、フレーム
の側面に形成された切欠部は、ステップを閉じた状態で
は、該ステップの側部カバーにより外側から覆われてい
るため、外部からは切欠部が見えることがなく、旋回作
業車の外観を損なうこともない。また、側部カバーによ
り切欠部から泥や石等の異物が旋回体内に侵入すること
も防止することができる。
【0051】更に、請求項10の如く、ステップの表面
に、左右幅略全域に渡って左右方向に略直線状の溝を形
成したので、例えば泥等により汚れたステップ表面を洗
浄する場合に、表面に付着した泥や泥を洗い流すための
洗浄用水などが、該溝部に沿ってステップの中央部から
端部側へ流れ易くなるため、洗浄作業の効率が向上する
とともに、汚れ残りがなく該ステップ表面を綺麗に洗い
上げることができる。
【0052】更に、請求項11の如く、ステップを樹脂
にて形成し、該ステップの左右端部に滑り止めを一体的
に形成するとともに、該ステップの左右端部を他部より
も盛り上げて形成したので、従来の如くステップ上にフ
ロアマットを敷設した場合や、ステップの左右両端部に
鋳物製の滑り止めを付設した場合に比べて部品点数を削
減することが可能となる。また、ステップの左右端部の
厚みを厚くすることができ、該左右端部がステップの補
強材として作用し、該ステップの剛性を向上させること
が可能となるとともに、滑り止め61・61の滑り止め
効果を向上することができる。
【0053】更に、請求項12の如く、ステップを左右
全域に渡って開閉可能に構成し、該ステップを樹脂にて
形成し、該ステップの補強部材を、該ステップを支持す
る旋回体の左右のフレームに跨がるように、該ステップ
と一体的にインサート成型したので、ステップ単独で該
ステップの剛性を高め、該ステップの開閉支点部の破損
を防止することが可能となる。これにより、旋回体内に
ステップの開閉支点部を下方から支持する部材を特別に
設ける必要がなくなって、ステップ下方のスペースを有
効に使用することが可能となるとともに、ステップの開
閉支点部の破損を防止するために部品点数が増加するこ
ともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステップ構造を具備する旋回作業車を
示す全体側面図である。
【図2】左右幅の全域に渡って開閉可能に構成されたス
テップが設けられた旋回体を示す平面図である。
【図3】同じくステップを示す平面図である。
【図4】同じく側面図である。
【図5】ステップの開閉状態を示す側面図である。
【図6】閉じた状態のステップを示す斜視図である。
【図7】開いた状態のステップを示す斜視図である。
【図8】ステップの開閉部に形成される係止突起を示す
正面図である。
【図9】同じく係止突起の第二実施例を示す正面図であ
る。
【図10】同じく係止突起の第三実施例を示す正面図で
ある。
【図11】旋回体内に泥等が侵入しないように構成した
ステップを示す側面図である。
【図12】同じく旋回体内に泥等が侵入しないように構
成したステップの第二実施例を示す側面図である。
【図13】左右幅の全域に渡って開閉可能に構成された
ステップの第二実施例を示す平面図である。
【図14】同じく後面図である。
【図15】図13におけるステップの別実施例を示す後
面図である。
【図16】左右幅の略全域に渡って開閉可能に構成され
たステップを示す平面図である。
【図17】同じく後面図である。
【図18】図16におけるステップの別実施例を示す後
面図である。
【図19】左右幅の全域に渡って開閉可能に構成された
ステップの第三実施例を示す平面図である。
【図20】同じく側面図である。
【図21】フレームの側面に形成した切欠部を覆う側部
カバーを設けたステップの閉じた状態を示す斜視図であ
る。
【図22】同じくステップが開いた状態を示す斜視図で
ある。
【図23】同じくステップを示す正面図である。
【図24】左右端部を他部よりも盛り上げて形成したス
テップを示す斜視図である。
【図25】内部に補強部材をインサート成型したステッ
プを示す後断面図である。
【図26】同じく平面図である。
【図27】従来のステップを示す斜視図である。
【符号の説明】
2 旋回体 2a フレーム 2b 切欠部 14 ボンネット 19 レバースタンド 20 ステップ 20a 固定部 20b 開閉部 20c 開閉支点部 20d 延出部 20e 係止突起 32 バッテリー 33 マルチバルブ 37 蝶番 65 補強部材

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回体上に配設したボンネットとレバー
    スタンドとの間にステップを配置した旋回作業車におい
    て、該ステップを左右幅略全域に渡って開閉可能に構成
    したことを特徴とする旋回作業車のステップ構造。
  2. 【請求項2】 旋回体上に配設したボンネットとレバー
    スタンドとの間にステップを配置した旋回作業車におい
    て、該ステップを左右全域に渡って開閉可能に構成し、
    該ステップを樹脂にて形成したことを特徴とする旋回作
    業車のステップ構造。
  3. 【請求項3】 旋回体上に配設したボンネットとレバー
    スタンドとの間にステップを配置した旋回作業車におい
    て、該ステップを左右方向へスライド可能とし、ステッ
    プのスライド操作により該ステップを開閉することで、
    該ステップを左右全域に渡って開閉可能に構成したこと
    を特徴とする旋回作業車のステップ構造。
  4. 【請求項4】 前記ステップの開口部の幅広さを、旋回
    体内の該ステップ下方に配設した機器の幅よりも小さく
    形成して、該機器をステップの開口部から取り出し不可
    能に構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2又
    は請求項3に記載の旋回作業車のステップ構造。
  5. 【請求項5】 旋回体上に配設したボンネットとレバー
    スタンドとの間にステップを配置した旋回作業車におい
    て、該ステップの左右両端部を旋回体の前端部まで延出
    したことを特徴とする旋回作業車のステップ構造。
  6. 【請求項6】 旋回体上に配設したボンネットとレバー
    スタンドとの間にステップを配置した旋回作業車におい
    て、旋回体のフレームに係止してステップの左右方向へ
    の移動を防止する係止突起を、該ステップから下方へ突
    出したことを特徴とする旋回作業車のステップ構造。
  7. 【請求項7】 旋回体上に配設したボンネットとレバー
    スタンドとの間にステップを配置した旋回作業車におい
    て、ステップを、該ステップのボンネット側縁部とレバ
    ースタンド側縁部とが中央部よりも高位置に配置される
    ように形成したことを特徴とする旋回作業車のステップ
    構造。
  8. 【請求項8】 旋回体上に配設したボンネットとレバー
    スタンドとの間にステップを配置した旋回作業車におい
    て、該ステップのボンネット側縁部を該ボンネットの下
    方へ潜入させるとともに、レバースタンド側縁部を該レ
    バースタンドの下方へ潜入させたことを特徴とする旋回
    作業車のステップ構造。
  9. 【請求項9】 旋回体上に配設したボンネットとレバー
    スタンドとの間にステップを配置した旋回作業車におい
    て、該ステップを左右幅略全域に渡って開閉可能に構成
    し、該ステップの左右端部を下方へ屈曲して形成した側
    部カバーにより旋回体のフレーム両側面を外側から被装
    し、該フレーム両側面の側部カバーにより被装された部
    分を切り欠いたことを特徴とする旋回作業車のステップ
    構造。
  10. 【請求項10】 旋回体上に配設したボンネットとレバ
    ースタンドとの間にステップを配置した旋回作業車にお
    いて、該ステップの表面に、左右幅略全域に渡って左右
    方向に略直線状の溝を形成したことを特徴とする旋回作
    業車のステップ構造。
  11. 【請求項11】 旋回体上に配設したボンネットとレバ
    ースタンドとの間にステップを配置した旋回作業車にお
    いて、該ステップを樹脂にて形成し、該ステップの左右
    端部に滑り止めを一体的に形成するとともに、該ステッ
    プの左右端部を他部よりも盛り上げて形成したことを特
    徴とする旋回作業車のステップ構造。
  12. 【請求項12】 旋回体上に配設したボンネットとレバ
    ースタンドとの間にステップを配置した旋回作業車にお
    いて、該ステップを左右全域に渡って開閉可能に構成
    し、該ステップを樹脂にて形成し、該ステップの補強部
    材を、該ステップを支持する旋回体の左右のフレームに
    跨がるように、該ステップと一体的にインサート成型し
    たことを特徴とする旋回作業車のステップ構造。
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