JP2022184398A - 収納装置、キャブ、および、作業機械 - Google Patents
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Abstract
【課題】下足等の収納物により運転室を汚しにくくなるとともに、収納物の汚れや紛失を防止できる収納装置、キャブ、および、作業機械を提供する。【解決手段】収納装置37は、後部に出入口11を備えるキャブ6の内部の運転室9にて運転席8の後方からアクセス可能に配置され収納物を収納可能な収納部40を備える。出入口11から運転室9に搭乗する際に下足を収納部40に収納したり、上履きに履き替えたりすることが可能になるため、下足に付着した塵埃等により運転室9を汚しにくくなる。キャブ6の内部に下足等の収納物を収納できることから、雨天時でも収納物が汚れず、かつ、収納物が作業時に紛失することも防止できる。【選択図】図1
Description
本発明は、例えばオペレータの下足を収納可能な収納装置、これを有するキャブ、および、これを備える作業機械に関する。
従来、林業用作業機械として、視界をよくするために運転室を高い位置に設けたキャブライザ仕様のものがある。キャブライザ仕様の林業用作業機械では、木材を見下ろす位置から作業腕を操作し、木材を移動させたり運搬車へ積み込んだりする。このような作業の際に、高い位置から見下ろしやすくするために、キャブの床部において運転席の足元をガラス等透明な部材としているものもある。
このようなキャブの場合、泥等の塵埃がついた下足のままオペレータが搭乗すると下足底の塵埃で床部が汚れてしまい、透明にした床部の見通しが悪化する。そのため、オペレータが運転室に乗り込む際に下足を脱いだり上履きに履き替えたりすることがある。
脱いだ下足をキャブ外に放置すると作業中に落下し紛失するおそれがある。そのため、下足を収納する収納装置をキャブの前方下部等、キャブの外部に備える作業機械が知られている(例えば、特許文献1および2参照。)。
しかしながら、キャブ外部に配置された収納装置に下足等の収納物を収納する場合、例えば雨天時に収納物が濡れたり、作業中に収納物が落下したりすることが懸念される。
この点、収納装置を運転席の右前方または下方から左側方等、キャブ内部に備える作業機械が知られている(例えば、特許文献3および4参照。)。
しかしながら、収納装置が例えば運転席の右前方にある場合、収納装置、あるいは収納装置に収納された下足等の収納物が運転席の前方の透明にした床部の見通しを妨げるおそれがある。また、運転席に着座するまでに泥等の塵埃がついた下足のまま運転室を移動することとなるため、キャブの床部の汚れが避けられない。
また、収納装置が例えば運転席の下方から左側方にある場合、運転席左側方にドアが設けられたサイドドア式のキャブでは、オペレータが下足を脱ぎ履きするスペースを運転室に十分に取ることが容易でない。他方、運転席後方に設けられたドアからキャブ後部から運転室に乗り込むリアエントリー式のキャブでは、運転室にスペースは取れるものの、収納装置が例えば運転席の下方から左側方にある場合にオペレータが脱いだ下足を直ちに収納することができない。
上述したように、下足等によって運転室を汚しにくくし、かつ、収納物の汚れた紛失を防止可能な収納装置が求められている。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、下足等の収納物により運転室を汚しにくくなるとともに、収納物の汚れや紛失を防止できる収納装置、これを有するキャブ、および、これを備える作業機械を提供することを目的とするものである。
請求項1記載の発明は、後部に出入口を備えるキャブの内部の運転室にて運転席の後方からアクセス可能に配置され収納物を収納可能な収納部を備える収納装置である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の収納装置における収納部が、キャブに対して着脱可能に配置されている収納装置である。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の収納装置における収納部が、配置状態で少なくとも一部が後方に向かって下方に傾斜している収納装置である。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3いずれか一記載の収納装置における収納部が、上部が開口して形成されている収納装置である。
請求項5記載の発明は、運転室と、運転室に連通して後部に形成された出入口と、運転室に配置された運転席と、運転室にて運転席の後方に配置された請求項1乃至4いずれか一記載の収納装置と、を備えるキャブである。
請求項6記載の発明は、機体と、この機体に搭載された請求項5記載のキャブと、を備える作業機械である。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の作業機械におけるキャブが、機体に対し昇降可能に配置されている作業機械である。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の作業機械におけるキャブが、外部を視認可能な視認可能部を少なくとも運転席前方の床部に備える作業機械である。
請求項1記載の発明によれば、出入口から運転室に搭乗する際に下足を収納部に収納したり、上履きに履き替えたりすることが可能になるため、下足に付着した塵埃等、収納物により運転室を汚しにくくなるとともに、キャブの内部に下足等の収納物を収納できることから、雨天時でも収納物が汚れず、かつ、収納物が作業時に紛失することも防止できる。
請求項2記載の発明によれば、収納部が汚れた場合でも収納部を取り外して容易に掃除や洗浄をすることが可能となる。
請求項3記載の発明によれば、収納物を収納部に対して後方から出し入れしやすくなる。
請求項4記載の発明によれば、収納物を収納しやすいとともに、小物等の収納スペースとしても容易に利用可能となる。
請求項5記載の発明によれば、下足等により内部の運転室を汚しにくく、かつ、収納装置への収納物の汚れや紛失を防止できる。
請求項6記載の発明によれば、運転室が汚れにくく、かつ、下足等の収納物を安定的に収納した状態での作業が可能となり、作業性が良好な作業機械を提供できる。
請求項7記載の発明によれば、林業に用いられる作業機械において、木材を見下ろす位置から作業をすることができ、作業性が良好になる。
請求項8記載の発明によれば、視認可能部を介して高い位置から見下ろしやすくなるとともに、収納装置によって運転室を下足底に付着した塵埃によって汚しにくくなるので、塵埃によって視認可能部からの視認性を低下させにくくなる。
以下、本発明を、図1乃至図3に示された一実施の形態に基いて詳細に説明する。
図3は、作業機械1を示す。作業機械1は、フォレストリマシン等とも呼ばれる林業用作業機械である。本実施の形態では、作業機械1として、油圧ショベルをベースとしたものを例に挙げて説明する。図示される例では、作業機械1は、機体2と、この機体2に可動的に設けられた作業腕である作業装置3と、を備える。作業機械1の各部は、流体圧アクチュエータにより動作される。流体圧アクチュエータは、例えば油圧シリンダ、油圧モータ等であり、機体2に搭載されたエンジンにより作動されるポンプから吐出される作動流体である作動油がオペレータの操作に応じてコントロールバルブにより流量制御および方向制御されて給排されることで各動作が可能となっている。
本実施の形態において、機体2は、履帯やタイヤ等により走行可能な下部走行体4と、この下部走行体4上に旋回可能に設けられた上部旋回体5と、を有する。上部旋回体5には、作業装置3と、キャブ6と、が搭載される。本実施の形態においては、キャブ6が機体2に対し昇降可能な、キャブライザ仕様となっている。例えば、キャブ6は、油圧シリンダ等により動作可能な油圧駆動式のキャブ昇降手段であるキャブライザ7により機体2に対して昇降される。なお、以下、前後方向、左右方向、および、上下方向については、キャブ6内部の運転席8に着座したオペレータから見た方向を基準とする。
図1および図3に示されるキャブ6は、作業装置3に対して左方に位置する。キャブ6は、箱型形状に形成され、運転席8が設置される運転室9を囲む。図示される例では、キャブ6は、前面部、左右の側面部、後面部、上面部である天井部、および、下面部である床部を有する略六面の箱型形状に形成される。キャブ6は、ピラー、ビーム、パネル等からなるキャブフレーム10を有する。キャブフレーム10には、オペレータの視界を確保するための窓部が設定されている。本実施の形態において、窓部は、キャブフレーム10の前面部、左右の側面部、天井部、および、床部にそれぞれ設定されている。窓部は、ガラスあるいは樹脂等の透明な可視部材により覆われており、可視部材は、必要に応じて開閉可能となっている。
また、キャブフレーム10には、運転室9と連通してオペレータを運転室9に出入り可能とする出入口11が設定されている。本実施の形態において、出入口11は、キャブフレーム10の後面部に設定されている。すなわち、本実施の形態のキャブ6は、リアエントリー式である。出入口11は、ドア12により開閉可能となっている。ドア12は、キャブフレーム10に回動可能またはスライド可能に取り付けられる。図示される例では、ドア12は、運転室9に対して外開きとなるようにヒンジ13を介してキャブフレーム10に回動可能に取り付けられている。
出入口11およびドア12に臨んで、オペレータがキャブ6へと搭乗するための通路15が設けられている。通路15は、上部旋回体5に設けられている。本実施の形態において、通路15は、機体2の側部からキャブ6の後部に亘り車幅方向である左右方向に延びて形成される。図示される例では、通路15は、上部旋回体5の両側部に形成された足場部であるキャットウォーク17の一方から、キャブ6の後部にて上部旋回体5に配置された形成されたプラットフォーム18に亘り、階段状のステップ19を備えて形成され、昇降補助手段である手摺20が適宜設置されている。
キャットウォーク17は、前後方向に沿って形成されている。プラットフォーム18は、エンジンルーム21の前方にて左右方向に延びて形成されている。これらキャットウォーク17およびプラットフォーム18は、エンジンルーム21内のエンジン等の各部のメンテナンス用としても用いられる。
次に、キャブ6の内部構造について説明する。
キャブ6内部の運転席8は、オペレータが座る座面部8aと、この座面部8aから立ち上がる背凭れ部8bと、を有する。好ましくは、背凭れ部8bは、座面部8aに対し、前後の傾斜角を調整可能、すなわちリクライニング可能となっている。
そして、キャブ6において、運転席8は、床部6a上に設置されている。本実施の形態のように、キャブライザ7により昇降可能なキャブ6の場合、キャブ6の揺れを抑制するために、キャブ6はキャブライザ7に対し防振部材を介することなく強固に(リジッドに)固定されている。そのため、キャブ6において、運転席8の振動を抑制するために、運転席8は床部6aに対し、防振部材を介して設置され、床部6aおよび壁部から離れている。本実施の形態において、運転席8の両側部から前部に亘り、床部6a上がマット23に覆われている。マット23は、基本的にオペレータが上履きで踏む位置にある上履き用マットである。マット23は、運転席8と一体的に配置される。
運転席8の両側部には、オペレータが作業装置3や上部旋回体5の旋回を操作するための操作体であるレバー24が配置されている。また、運転席8の右側のレバー24よりもさらに右方には、流体圧回路のロックとアンロックとを切り替えるロックレバー25が配置されている。
また、キャブ6において、運転席8は一側方、本実施の形態では作業装置3とは反対側の左側に偏って位置する。そのため、運転室9には、運転席8の前方と他側方である右側方と後方とにそれぞれスペースS1~S3が生じている。
運転席8の前方のスペースS1には、オペレータが下部走行体4の走行を操作するための走行操作部であるレバー27およびペダル28が運転席8の正面前方にて床部6aに配置されている。また、本実施の形態において、運転席8の前方のスペースS1には、外部を視認可能な透明の視認可能部である窓部29がレバー27およびペダル28の両側方の床部6aにそれぞれ形成されている。窓部29により、キャブ6が上昇した位置でオペレータが下方視界を確保可能となっている。図示される例では、窓部29は、ガラスあるいは樹脂等の透明な可視部材30により覆われ、可視部材30は、格子状のガード部材31により覆われている。さらに、本実施の形態において、運転席8の前方のスペースS1には、表示手段および設定手段の機能を有するモニタ32と、エアコンの吹き出し口33と、がキャブ6の前面部の左右にて床部6aから上方に離れた位置に配置されている。吹き出し口33は、キャブ6の床下に配置された一のエアコン本体に対し床部6aおよびキャブフレーム10のピラーに沿って配置されたダクトを介して連通される。ダクトは、保護カバー34により保護されている。保護カバー34は、例えば板金製である。
運転席8の右側方のスペースS2は、運転席8と出入口11との間でオペレータが移動する移動スペースである。スペースS2と運転席8との間にアンロック位置にあるロックレバー25が位置しているため、スペースS2から運転席8へと搭乗する際には、ロックレバー25をロック位置に切り替える必要がある。
運転席8の後方のスペースS3は、運転席8と出入口11との間に位置してドア12に臨むスペースである。運転席8の後方のスペースS3には、他のエアコン本体や電装品等の装置が床部6aから配置され、それらの上部がカバー35により覆われている。エアコン本体は、フィルタの交換等のメンテナンスが必要となり得る要メンテナンス装置であり、電装品は部品の交換等のメンテナンスが必要となり得る要メンテナンス装置である。本実施の形態において、これらの要メンテナンス装置およびそれらを覆うカバー35は、運転席8の左後方に配置されている。これらの要メンテナンス装置およびそれらを覆うカバー35は、ドア12のヒンジ13の前方に配置され、オペレータによる出入口11からの出入りを阻害しない位置となっている。
さらに、運転席8の後方のスペースS3には、収納装置37が配置されている。収納装置37は、運転席8の後方からアクセス可能に配置されている。本実施の形態において、収納装置37は、運転席8の真後ろの位置に配置されている。収納装置37は、オペレータが下足を収納する下足箱として機能する。収納装置37は、出入口11に臨んで配置されている。収納装置37は、要メンテナンス装置およびカバー35の右側方に隣接して位置し、出入口11およびスペースS3と右側方のスペースS2との一方から他方へのオペレータの移動を阻害しない位置となっている。
図1および図2(a)乃至図2(e)に示されるように、本実施の形態において、収納装置37は、収納物を収納保持可能な収納部40と、この収納部40を支持する土台部分である支持部41と、を有する。
収納部40は、上部が開口したトレイ状に形成されている。図示される例では、収納部40は、底部43と、底部43の周囲から立ち上がる側壁部44と、を一体的に有する。本実施の形態において、底部43は、概略四角形状に形成され、四隅がC面状に面取りされている。収納部40は、キャブ6に対して着脱可能に配置されている。収納部40は、磁石や面ファスナ等の着脱可能な固定手段45を用いてキャブ6に対して着脱可能に簡易的に固定されるようになっている。つまり、収納部40は、工具等を用いることなく、オペレータが手で容易に着脱可能となっている。本実施の形態において、収納部40は、キャブ6に固定される支持部41の上部に対して着脱可能に配置されている。つまり、収納部40には、底部43の下部に、一の固定手段45aが取り付けられ、この一の固定手段45aが支持部41の上部に吸着等することにより、収納部40が支持部41に対して着脱可能に固定されるようになっている。すなわち、本実施の形態では、支持部41の上部が、一の固定手段45aを受ける他の固定手段となっている。図示される例では、一の固定手段45aは、底部43に左右一対配置され、前後方向に直線状に延びている。なお、支持部41の上部には、収納部40を支持部41に強固に固定したい場合、あるいは、別の収納部を設置したい場合にボルト固定を可能にするための固定部材であるナット45bが配置されていてもよい。
また、収納部40は、配置状態で少なくとも一部が後方に向かって下方に傾斜している。本実施の形態において、収納部40は、配置状態で全体が後方に向かって下方に傾斜している。収納部40は、平面状の底部43が後方に向かって下方に傾斜し、底部43の法線方向が後方上側を向くように配置される。図示される例では、支持部41が傾斜しており、その支持部41上に収納部40の底部43が載置されることで収納部40の底部43が傾斜している。これに限らず、収納部40そのものが傾斜していて、水平状の支持部41に支持されている構造等でもよい。本実施の形態において、収納部40は、配置状態で側壁部44の上端部が略水平状となるように形成されている。
図示される例では、収納部40には、収納部40の前後の位置を支持部41に対して規制する規制部46が取り付けられている。規制部46は、L字状に形成されており、底部43の下部において前部または後部に配置される。例えば、本実施の形態において、規制部46は、底部43の後部寄りの位置に配置される。
支持部41は、キャブ6の床部6aに固定されている。本実施の形態において、支持部41は、収納部40を受ける支持部本体部50と、支持部本体部50をキャブ6の床部6aに固定する被固定部51と、を一体的に有する。支持部本体部50は、平板状に形成されている。支持部本体部50は、収納部40の底部43以下の幅寸法を有し、好ましくは底部43の半分以上の幅寸法を有する。支持部本体部50の上部には、他の固定手段45bが配置されている。
被固定部51は、支持部本体部50から下方に延びて配置され、先端部が床部6aに沿って屈曲され、ボルト等の固定部材により床部6aに固定されている。図示される例では、被固定部51は、支持部本体部50の前後両端部に一体的に形成されている。前側の被固定部51は、後側の被固定部51よりも高さが高く形成されているため、支持部本体部50が後方に向かって下方に傾斜するようにキャブ6に配置される。
本実施の形態において、収納装置37は、床部6aに設置され、床部6aに近接して位置する。つまり、収納装置37は、出入口11に臨むオペレータの足元に位置する。収納装置37の周囲において、床部6aはマット53に覆われている。マット53は、出入口11に臨むスペースS3の床部6aに固定されている。スペースS3は、下足を脱いだオペレータが上履きで移動可能な上履き専用スペースとなっており、したがって、マット53は、基本的に、オペレータが上履きで踏む位置に配置された上履き用マットである。マット53の前部には、マット23の後部が重なって位置する。そのため、運転席8が揺れた際にこの運転席8と一体的に揺れるマット23の後部に対して、マット53の前部が重なり合って擦れることが可能となっている。
次に、図示された実施の形態の作用を説明する。
オペレータがキャブ6内部の運転室9に搭乗する際には、作業機械1の側方から通路15を介してキャブ6へとアクセスする。つまり、オペレータは、キャットウォーク17に昇り、さらに、このキャットウォーク17から、ステップ19や手摺20を利用してプラットフォーム18に昇った後、プラットフォーム18を移動してキャブ6の後部からドア12を開いて運転室9に搭乗する。このとき、床部6a、特に窓部29を下足に付着した泥等の塵埃で汚さないように、ドア12の前後、つまりドア12後方のプラットフォーム18aにおいて、下足を上履きに履き替えてから、運転室9に進入する。脱いだ下足については、収納装置37の収納部40に収納する。また、作業に不要な小物等についても、同様に収納装置37の収納部40に収納してよい。
上履きに履き替えたオペレータは、ドア12を閉じ、スペースS3からスペースS2を通り、ロックレバー25をロック位置に操作した後、運転席8前方のスペースS1に回り込んで着座する。そして、オペレータは、必要に応じて運転席8の位置を適宜調整した後、エンジンを始動し、ロックレバー25をアンロック位置に操作して、レバー27およびペダル28等の操作に応じて作業機械1を走行させたり、レバー24を操作して作業装置3により作業を行ったりする。
このように、後部に出入口11を備えるキャブ6の内部の運転室9にて運転席8の後方からアクセス可能に配置されて収納物を収納可能な収納部40を備える収納装置37を設置することで、例えば出入口11から運転室9に搭乗する際に下足を収納部40に収納したり、上履きに履き替えたりすることが可能になるため、オペレータが下足のまま運転室9内で作業をしたり、作業に伴い下足が運転室9で転がったりすることがなく、下足に付着した塵埃等、収納物により運転室9を汚しにくくなるとともに、キャブ6の内部に下足等の収納物を収納できることから、雨天時でも収納物が汚れず、かつ、収納物が作業時に紛失することも防止できる。
収納部40をキャブ6に対して着脱可能に配置したことで、収納部40が汚れた場合でも収納部40を取り外して容易に掃除や洗浄をすることが可能となる。また、運転室9において収納装置37の側方に配置された要メンテンナンス装置にアクセスする際にも、収納部40を取り外すことで、要メンテンナンス装置のメンテナンス作業の妨げとなりにくい。
収納部40の少なくとも一部を配置状態で後方に向かって下方に傾斜させたことで、下足等の収納物を収納部40に対して後方から出し入れしやすくなるとともに、運転席8の背凭れ部8bを倒した場合でも、収納部40や収納部40に収納されている収納物に対して、背凭れ部8bが干渉しにくくなる。
収納部40を、上部が開口した形状としたことで、収納物を収納しやすいとともに、下足等に限らず、小物等の収納スペースとしても容易に利用可能となる。
そして、このようなキャブ6を備えることで、運転室9が汚れにくく、かつ、下足等の収納物を安定的に収納した状態での作業が可能となり、作業性が良好な作業機械1を提供できる。
また、キャブ6を機体2に対し昇降可能に配置したことで、特に林業に用いられる作業機械1において、木材を見下ろす位置から作業をすることができ、作業性が良好になる。
その場合、外部を視認可能な窓部29をキャブ6の少なくとも運転席8前方の床部6aに備えることで、窓部29を介して高い位置から見下ろしやすくなるとともに、収納装置37を出入口11に臨んで配置することで、オペレータが運転室9に搭乗する際に下足を脱ぎ、その脱いだ下足を収納装置37の収納部40に収納することにより、運転室9を下足底に付着した塵埃によって汚しにくく、塵埃によって窓部29からの視認性を低下させにくくなる。
なお、上記の実施の形態において、収納装置37は、後方からアクセス可能であれば、トレイ状のものに限らず、開閉可能な蓋体を備えるものや引き出し状のもの等でもよい。
収納装置37は、床部6aに設置されるものに限らず、運転席8の後部下側等に設置されるものでもよい。
作業機械1は、油圧ショベルをベースとするものに限らず、ローダやトラック等、他の任意の作業機械をベースとするものでもよい。
本発明は、作業機械のキャブに設置される収納装置、キャブ、あるいは作業機械の製造業、販売業等に携わる事業者にとって産業上の利用可能性がある。
1 作業機械
2 機体
6 キャブ
6a 床部
8 運転席
9 運転室
11 出入口
29 視認可能部である窓部
37 収納装置
40 収納部
2 機体
6 キャブ
6a 床部
8 運転席
9 運転室
11 出入口
29 視認可能部である窓部
37 収納装置
40 収納部
Claims (8)
- 後部に出入口を備えるキャブの内部の運転室にて運転席の後方からアクセス可能に配置され収納物を収納可能な収納部を備える
ことを特徴とする収納装置。 - 収納部は、キャブに対して着脱可能に配置されている
ことを特徴とする請求項1記載の収納装置。 - 収納部は、配置状態で少なくとも一部が後方に向かって下方に傾斜している
ことを特徴とする請求項1または2記載の収納装置。 - 収納部は、上部が開口して形成されている
ことを特徴とする請求項1乃至3いずれか一記載の収納装置。 - 運転室と、
運転室に連通して後部に形成された出入口と、
運転室に配置された運転席と、
運転室にて運転席の後方に配置された請求項1乃至4いずれか一記載の収納装置と、
を備えることを特徴とするキャブ。 - 機体と、
この機体に搭載された請求項5記載のキャブと、
を備えることを特徴とする作業機械。 - キャブは、機体に対し昇降可能に配置されている
ことを特徴とする請求項6記載の作業機械。 - キャブは、外部を視認可能な視認可能部を少なくとも運転席前方の床部に備える
ことを特徴とする請求項7記載の作業機械。
Priority Applications (3)
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JP2021092217A JP2022184398A (ja) | 2021-06-01 | 2021-06-01 | 収納装置、キャブ、および、作業機械 |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021092217A JP2022184398A (ja) | 2021-06-01 | 2021-06-01 | 収納装置、キャブ、および、作業機械 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2022184398A true JP2022184398A (ja) | 2022-12-13 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2022
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- 2022-06-01 US US17/829,448 patent/US20220379811A1/en active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA3160089A1 (en) | 2022-12-01 |
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