JP6907109B2 - 作業機 - Google Patents
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Description
特許文献1に開示された作業機は、機体と、機体に搭載されたキャビンとを有する。キャビンの下部後方にはウエイトが設けられている。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑み、運転部の下部の後方に作業スペースを形成することを目的とする。
図1は、本実施形態に係る作業機1の全体構成を示す概略平面図である。図2は、作業機1の概略側面図である。本実施形態では、作業機1として旋回作業機であるバックホーが例示されている。
図1、図2に示すように、作業機1は、機体(旋回台)2と、走行装置3と、作業装置4とを備えている。機体2上にはキャビン5が搭載されている。キャビン5の室内には、運転者(オペレータ)が着座する運転席(座席)6が設けられている。言い換えると、運転席6は機体2に搭載され、キャビン5は運転席6を包囲している。運転席6は、運転者が座る部位である座部6Aと、運転者の背を受ける部位である背もたれ部6Bとを有する。
また、図1に示すように、前後方向K1に直交する方向である水平方向を機体幅方向K2(機体2の幅方向)として説明する。機体2の幅方向の中央部から右部、或いは、左部へ向かう方向を機体外方(機体幅方向の外方)として説明する。言い換えれば、機体外方とは、機体幅方向K2であって機体2の幅方向の中心から離れる方向のことである。機体外方とは反対の方向を、機体内方(機体幅方向の内方)として説明する。言い換えれば、
機体内方とは、機体幅方向K2であって機体2の幅方向の中心に近づく方向である。
図2に示すように、機体2は、走行フレーム3A上に旋回ベアリング8を介して旋回軸心X1回りに旋回可能に支持されている。旋回軸心X1は、旋回ベアリング8の中心を通る上下方向に延伸する軸心である。
図1、図3に示すように、機体2の幅方向K2の他側部(右側部)には、原動機E1が搭載されている。原動機E1は、機体2に縦置きに搭載されている。縦置きとは、原動機E1のクランク軸の軸心が前後方向に延伸する状態に配置されることである。
原動機E1の後部には、油圧ポンプP1が設けられている。油圧ポンプP1は、原動機E1によって駆動されて油圧駆動部に使用される作動油を加圧して吐出する。油圧駆動部は、例えば、作業機1に装備された油圧アクチュエータ等である。原動機E1の前方には、ラジエータR1、オイルクーラO1及びコンデンサD1が配置されて機体2に搭載されている。
ラジエータR1は、原動機E1の前方に配置され、オイルクーラO1は、ラジエータR1の前面に対向する位置(第1位置)に配置されている。コンデンサD1は、オイルクーラO1の前面に対向して配置されている。
図2、図3に示すように、機体2は、旋回軸心X1回りに旋回する基板(以下、旋回基板という)9を有する。旋回基板9は、鋼板等から形成されており、機体2の底部を構成する。原動機E1は、この旋回基板9に搭載されている。旋回基板9の上面の中央側には、補強部材である縦リブ9L,9Rが前部から後部にわたって設けられている。縦リブ9Lは、機体2の幅方向K2の中央から一側寄りに配置され、縦リブ9Rは他側寄りに配置されている。また、旋回基板9に、縦リブ9L,9Rの他、機体2に搭載される機器等の搭載物を支持する支持部材等が設けられることにより、機体2の骨格となる旋回フレームが構成される。旋回フレームの水平方向の周囲は、旋回カバー12によって覆われる(図4、図5参照)。
から上方に突出状とされている。さらに、ウエイト10は、キャビン5及び運転席6より後方に配置されている。
図3、図4、図5に示すように、ウエイト10は、旋回基板9の後部の機体幅方向K2の幅よりも幅狭(機体2後部の幅の略1/2)に形成されていて旋回基板9の機体幅方向K2の中央側に配置されている。ウエイト10の上端は、キャビン5及び運転席6の上下中途部の高さ位置に位置している。即ち、ウエイト10は、旋回基板9からキャビン5及び運転席6の上下中途部位置までの高さに形成されている。
第1形成面47は、キャビン5より後方に配置された後部搭載部材の側面で形成されている。この後部搭載部材の側面は、キャビン5の下部の後方に位置し且つ機体外方を向く側面である。後部搭載部材は、本実施形態では、第1カバー18A及びウエイト10である。第1カバー18Aは、燃料タンクT1を覆うカバー部材であって、ウエイト10と運転部42との間に設けられている。また、第1カバー18Aは、燃料タンクT1の上方を覆う上壁部50と、燃料タンクT1の左の側方を覆う側壁部51とを有する。後部搭載部材の側面、即ち、第1形成面47は、第1カバー18Aの側面(側壁部51の外側面)と、ウエイト10の左の側面10aとで形成されている。第1形成面47は、キャビン5の機体幅方向K2の中央部より機体2の幅方向中央部寄りに位置している。なお、第1形成面47は、第1カバー18Aの側面とウエイト10の側面10aとで形成される構成に限らず、例えば、燃料タンク(後部搭載部材)T1の側壁によって形成してもよい。
ステップ49は、キャビン5の下端部側に設けられていてスペース46の下面を形成する。即ち、ステップ(床面)49の上方空間がスペース46である。また、ステップ49は、機体2の上面を形成する部材であり、作業者が乗ることが可能である。また、ステップ49の近傍に燃料タンクT1が配置されている。
図5に示すように、キャビン5の背面側には、室内からキャビン5の後方を視認可能な後部窓52が設けられている。この後部窓52は、キャビン5の背面の左部(機体外方側)で、且つスペース46の前方に設けられている。また、後部窓52は、キャビン5の上部から下部にわたって形成されている。後部窓52の機体幅方向K2の幅は、スペース46の前部の機体幅方向K2の一端部から他端部にわたる幅に形成され、後部窓52の下部は、スペース46に対応している。
また、ステップ49は、燃料タンクT1の側方に設けられている。図6に示すように、第1カバー18Aの上壁部50は、燃料タンクT1の上部(上壁)に設けられていて燃料を給油するための給油口の上方に形成された開口55を有する。開口55は、蓋部材54によって開閉可能に塞がれる。これにより、本実施形態では縦長形状の燃料タンクT1を搭載しているので燃料の給油口の位置が高くなるが、作業者がステップ49に乗って給油作業を行うことで容易に給油することができる。
また、図4に示すように、ステップ49の下方の機体2内には、燃料に混入した水分を除去するセディメンタ58、原動機E1に燃料を送る燃料ポンプ59等が収容されている。
図6で示すように、キャビン5の機体外方側の側面(左側)には、ドア53が設けられている。ドア53は、後部がヒンジ61によって縦軸回りに回転可能に支持されていて前部が機体幅方向K2に移動して乗降口62を開閉する。
られている。
図3に示すように、旋回基板9は、旋回ベアリング8に連結され、機体2は、旋回モータM3によって旋回駆動される。旋回モータM3は、油圧モータ(油圧アクチュエータ、油圧機器)である
図3、図37に示すように、旋回ベアリング8は、走行フレーム3Aに固定されたインナレース8Aと、旋回基板9に固定されたアウタレース8Bとを有する。インナレース8Aの内周部には、内歯が形成され、この内歯には、ピニオン11が噛合している。このピニオン11は、旋回モータM3の出力軸に取り付けられ、旋回モータM3は、旋回基板9に固定されている。したがって、旋回モータM3によってピニオン11を駆動することにより、機体2が旋回する。旋回ベアリング8の中心が機体2の旋回中心(旋回軸心X1)である。
旋回モータM3からスイベルジョイントS1、コントロールバルブV1、作動油タンクT2を経て油圧ポンプP1に至る配置ゾーンが、これら油圧機器を配置する油圧機器配置部13である。また、言い換えると、キャビン5と原動機E1との間に油圧機器が配置される油圧機器配置部13が設けられ、該油圧機器配置部13に配置される油圧機器は、スイベルジョイントS1、旋回モータM3、コントロールバルブV1を含む。油圧機器配置部13は、スイベルジョイントS1、旋回モータM3、コントロールバルブV1を配置する第1配置部(配置部)13Aと、作動油タンクT2及び油圧ポンプP1を配置する第2配置部13Bとを有する(図1参照)。
スイベルジョイントS1、旋回モータM3、及びコントロールバルブV1は、これら各機器の一部または全部がキャビン5から機体幅方向K2に外れた位置に設けられている。これにより、メンテナンス時等において、キャビン5を下ろさずに上記各機器に、アクセスできる。
第1カバー体15は、機体2の右部の前部に位置し、ラジエータR1、オイルクーラO1、コンデンサD1を覆っている。第1カバー体15の前部の側面には、第1カバー体15内に外気を取り入れる外気取入口19が設けられている。冷却ファンF1によって吸引されることにより外気取入口19から外気が取り入れられる。
ち、第2カバー体16は、原動機E1を収容する原動機室(エンジンルーム)ERを形成するボンネットである(以下、ボンネットという)。
第3カバー体17は、第1カバー体15及び第2カバー体16と、キャビン5(運転席6)との間に位置し、機器配置部13を覆っている。本実施形態では、第3カバー体17は、原動機E1とキャビン5との間の機器配置部13である第1配置部13Aを覆っている。即ち、第3カバー体17は、スイベルジョイントS1、旋回モータM3、及びコントロールバルブV1を覆っている。
図1、図2に示すように、支持ブラケット20の前部(機体2から突出した部分)には、スイング軸26を介してスイングブラケット21が縦軸回りに揺動可能に取り付けられている。したがって、スイングブラケット21は、機体幅方向K2に(スイング軸26を中心として水平方向に)回動可能である。また、スイング軸26は、運転部42よりも機体幅方向K2の他方側に位置している。
図2に示すように、作業装置4は、ブーム22と、アーム23と、バケット(作業具)24とを有している。ブーム22の基部22Aは、ブーム枢軸27を介してスイングブラケット21の上部に横軸(機体幅方向K2に延伸する軸心)回りに回動可能に枢着されている。これによって、ブーム22が上下方向に揺動可能とされている。また、ブーム22は、図2に示す最上げ位置において、長手方向の中央部が後方に凸となるように屈曲している。
スイングブラケット21は、機体2内に備えられたスイングシリンダC2の伸縮によって揺動可能とされている。ブーム22は、ブームシリンダC3の伸縮によって揺動可能とされている。アーム23は、アームシリンダC4の伸縮によって揺動可能とされている。バケット24は、バケットシリンダ(作業具シリンダ)C5の伸縮によってスクイ動作及びダンプ動作可能とされている。スイングシリンダC2、ブームシリンダC3、アームシリンダC4、バケットシリンダC5は、油圧シリンダ(油圧アクチュエータ)によって構
成されている。
図1に示すように、ブーム22の基部22Aは、キャビン5よりも中央線Y1側に位置している。言い換えると、原動機E1とキャビン5との間の前方に、スイングブラケット21及びブーム22の基部22Aが配置されている。したがって、スイングブラケット21が前方(正面)を向く状態でブーム22を上昇させる(最上げ位置にする)と、側面視においてブーム22の下部がキャビン5とオーバーラップし、ブーム22とアーム23との接続部がスイングブラケット21の略鉛直上方に配置される(図2参照)。
このように、ブーム22の最上げ位置のときにバケット24の一部がスイングブラケット21の前端よりも後方に位置するように、アーム23及びバケット24を機体2に近づけることができるので、機体2を旋回させる際において、作業装置4を小さい半径で旋回動作させることができる。これにより、例えば、ダンプカーの荷台に土砂等を積む作業やアーム23の先端側に設けたフックに運搬物を吊って吊り作業を行う場合等に動作を安定させることができる。また、ブーム22の最上げ位置のときにバケット24の位置を機体2に近づけるとともに高くすることができるので、ダンプカーの荷台に土砂等を積む際に、作業機2を荷台に近づけることができ、作業性を高めることができる。また、図2に実線で示す状態からアーム23をブーム22から遠ざかる方向に揺動させると、バケット24の底部の軌跡が上向きとなるので、ダンプカーの荷台に土砂等を積む際のダンプ動作がスムーズに行える。
図9に示すように、ブームシリンダC3は、コントロールバルブV1の内の1つの制御弁であるブーム制御弁74によって制御される。ブーム制御弁74は、ブーム22を停止状態にする中立位置74Aと、ブーム22を上昇させる上昇位置74Bと、ブーム22を下降させる下降位置74Cとを有する。また、ブーム制御弁74は、上昇位置74Bに切り替える第1ソレノイド74Dと、下降位置74Cに切り替える第2ソレノイド74Eとを有する。第1ソレノイド74D及び第2ソレノイド74Eは、制御装置U1に接続されている。
サ71は、ブーム22のスイングブラケット21に対するブーム枢軸27回りの回転角度を検出するセンサである。第1角度センサ71及び第2角度センサ71は、例えば、ポテンショメータによって形成されている。
制御装置U1は、検出装置45(第1角度センサ71及び第2角度センサ71)の検出信号を取得する。制御装置U1は、位置検出部73と、ブーム停止部75とを有する。
また、図20に示すように、スライドレール78は、後方に行くに従って上方に移行する傾斜状に形成されていてもよい。スライドレール78は、固定レール78Aと、可動レール78Bとを有する。固定レール78A及び可動レール78Bは、後方に行くに従って上方に移行する傾斜状である。固定レール78Aは、シート台76に固定された固定台111に取り付けられる。可動レール78Bは、座部6Aの下面に固定された可動台112に取り付けられる。可動レール78Bは、固定レール78Aに沿って移動可能であり、且つ固定レール78Aに固定可能である。
図4、図6、図13に示すように、操縦装置41は、操縦台81と、操縦部材82と、肘置き部材83と、モニタ84と、走行操作部材85と、ドーザレバー(操作レバー)80とを有する。
図10〜図12、図14に示すように、基台86は、第1支柱88L、第2支柱88R、連結プレート89、第1補強板90L及び第2補強板90Rを有する。第1支柱88Lと第2支柱88Rは、上下方向の軸心を有する円柱体によって形成され、床部5Bに立設されている。第1支柱88Lは、キャビン5の機体幅方向K2の中央より左方に配置され、第2支柱88Rは、キャビン5の機体幅方向K2中央より左方に配置されている。
図10、図11、図14に示すように、連結プレート89は、第1支柱88Lと第2支柱88Rの下部間に配置され、第1支柱88Lと第2支柱88Rを連結している。第1補強板90Lは、第1支柱88Lの前面の下部に固定され、第2補強板90Rは、第2支柱88Rの前面の下部に固定されている。第1補強板90L及び第2補強板90Rの下端は、床部5Bに固定されている。
図14に示すように、取付体92は、取付台93の下面側に設けられている。取付体92は、第1可動部材92Lと、第2可動部材92Rと、複数の補強板(第1補強板92A〜第5補強板92E)と、第1固定装置(固定装置)91Lと、第2固定装置(固定装置)91Rとを有する。第1可動部材92L及び第2可動部材92Rは、上下方向の軸心を有する筒体(円筒体)によって構成されている。第1可動部材92Lは、第1支柱88Lに上下移動可能に嵌められ、第2可動部材92Rは、第2支柱88Rに上下移動可能に嵌められている(図15参照)。これによって、取付体92が、基台86に対して上下移動可能とされている。
第1補強板92Aは、第1可動部材92Lから後方に行くに従って機体外方(左方)に移行する傾斜方向に延びている。第2補強板92Bは、第2可動部材92Rから後方に行くに従って機体内方(右方)に移行する傾斜方向に延びている。第3補強板92Cは、第1可動部材92Lから前方に行くに従って機体外方(左方)に移行する傾斜方向に延びている。第4補強板92Dは、第2可動部材92Lから後方に行くに従って機体内方(右方)に移行する傾斜方向に延びている。第5補強板92Eは、第1可動部材92Lと第2可動部材92Lとを連結している。
図14、図15に示すように、第1固定装置91Lは、支持部材96と、ロック部材97と、撮み98と、付勢部材99とを有する。支持部材96は、第1可動部材92L(第2可動部材92R)に固定された上壁96A及び下壁96Bと、上壁96Aと下壁96Bとを連結する支持壁96Cとを有する。
4E)から抜脱することにより、基台86に対する支持台87の上下移動が許容される。この状態で、支持台87を上下に移動し、任意の位置でロック部材97を挿通穴101及びロック穴に挿通することで、基台86に対する支持台87の上下位置が固定される。以上により、支持台87の上下位置調整(高さ調整)を行うことができる。
図11に示すように、取付台93は、板材によって形成され、板面が上下を向くように配置されている。
肘置き部材83は、運転者が肘を置く部材である。図13に示すように、肘置き部材83は、取付台93(操縦台81)に設けられている。肘置き部材83は、取付台93(操縦台81)から運転席6に向けて延びる。本実施形態では、肘置き部材83は、操縦部材
82の後側から後方に延びる。
また、第1アームレスト83Lは運転席6より左方に大きくはみ出しており、第2アームレスト83Rは運転席6より右方に大きくはみ出しており、第1アームレスト83Lと第2アームレスト83Rとの間隔を広く採っている。
また、図13に示すように、第1アームレスト83L及び第1延出部93Lは、座部6Aの左部と上下方向で一部オーバーラップしている。第2アームレスト83R及び第2延出部と93Rは、座部6Aの右部と上下方向で一部オーバーラップしている。本実施形態では、操縦装置41(操縦台81)と運転席6とを前後方向で近接して配置し、且つ操縦装置41に運転席6を近づけることにより、運転部42(キャビン5)を前後にコンパクトに構成している。
また、第1アームレスト83L及び第2アームレスト83Rは、取付台93に、前後方向K1に位置調整可能に支持するのがよい。これにより、身長の高い運転者に対して腕の角度を安定させることができる。また、乗降時に、第1アームレスト83Lを前側に位置移動して乗降通路幅を広くすることができる。
る運転者にとって表示部(画面)84Aを視認しやすい。
表示部84Aは、作業機1の基本情報や、作業機1の周囲の画像や、作業機1の様々な設定を行うのに必要な情報等が表示される。基本情報は、例えば、運転状況、モード変更、各種設定、ワーニング、燃料残量、時間(時刻)等である。作業機1の周囲の画像としては、例えば、作業機1の後方の画像である。図4に示すように、ウエイト10の上部に機体2の後方を撮像可能な撮像装置43(カメラ等)が設けられ、この撮像装置43で撮像した画像が表示部84Aに表示可能である。モニタ84と撮像装置43とは、CAN(Controller Area Network)やフレックスレイ(FlexRay)等の車載用通信ネットワークによって、相互通信が可能である。撮像装置43は、遠隔操作等によって向き変更可能とすることで、機体2の周囲の画像を撮像可能としてもよい。また、機体2の後方以外の画像を表示部84Aに表示させるための撮像装置を、キャビン5や機体2或いはカバー装置14等に適宜設けてもよい。
モニタ84の表示部84Aの下側には、複数の操作スイッチ(第1スイッチ84B、第2スイッチ84C、第3スイッチ84D)が設けられている。
第1スイッチ84Bは、例えば、原動機E1の回転数を変更するスイッチである。回転数の変更は、段階的に変更可能である。また、回転数の変更は、連続的に変更可能であってもよい。
第1スイッチ84B、第2スイッチ84C及び第3スイッチ84Dで操作した状態が、表示部84Aに表示されるようになっていてもよい。
4D等)に容易に手を移動させることができる。また、肘置き部材83に肘をついたまま、表示部84A、第1スイッチ84B、第2スイッチ84C又は第3スイッチ84D等を操作することができる。
第2操縦ハンドル82R(モニタ84)の右側方には、原動機E1を停止させる停止スイッチ102が設けられている。第2アームレスト83Rに肘をついたまま、第2操縦ハンドル82Rから停止スイッチ102に手を移動させることが容易である。また、図6に示すように、モニタ84の前方に吹出し口67が設けられている。
図6、図13に示すように、走行操作部材85は、運転席6の機体幅方向K2の一側部の前方に配置された第1走行ペダル85Lと、運転席6の機体幅方向K2の他側部の前方に配置された第2走行ペダル85Rとを含む。第1走行ペダル85Lは、第1走行装置3L(第1走行モータM1)を操作するペダルである。第2走行ペダル85Rは、第2走行装置3R(第2走行モータM2)を操作するペダルである。
図13に示すように、増減速スイッチは、第1操縦ハンドル82Lに設けられた減速スイッチ106と、第2操縦ハンドル82Rに設けられた増速スイッチ107である。運転者は、操縦部材82を把持した状態で、作業機1の走行速度の増速又は減速を行うことができる。増速スイッチ107は、走行速度を増加させるスイッチである。増速スイッチ107は、例えば、モーメンタリースイッチであって、押す毎に変速段が増加する。減速スイッチ106は、走行速度を減少させるスイッチである。減少スイッチ106は、例えば、モーメンタリースイッチであって、押す毎に変速段が減少する。走行速度の増速及び減速は連続的であってもよい。即ち、減速スイッチ106を押している間、減速し、増速スイッチ107を押している間、増速する。
図6に示すように、第1走行ペダル85Lは、第1部分79Lの前方に位置し、第2走行ペダル85Rは、第2部分79Rの前方に位置する。第1走行ペダル85Lと第1部分79Lとの間には、足の移動の妨げとなるものはなく、第1走行ペダル85Lから第1部分79Lへ床部5B上を足が移動可能である。また、第2走行ペダル85Rと第2部分79Rとの間にも、足の移動の妨げとなるものはなく、第2走行ペダル85Rから第2部分79Rへ床部5B上を足が移動可能である。
また、足置き部79は、運転席6の前後位置調整に対応する前後長さを有する。即ち、足置き部79は、運転席6を前後に位置調整しても、運転席6の移動に対応して運転者の足を移動できる前後長さを有している。
図12、図13に示すように、第1走行ペダル85Lは、第1ペダル軸104Lによって前後に揺動可能に支持されている。この第1ペダル軸104Lは、第1走行ペダル85Lの上面側に位置している。また、第1ペダル軸104Lは、第1走行ペダル85Lの前後中央部より後方に配置されている。さらに、第1ペダル軸104Lは、後方に行くに従って機体外方に移行する傾斜状に配置されていて、第1走行ペダル85Lの長手方向に直交する方向に平行である。
図16は、第1走行ペダル85Lの側面図を示し、図17は、第1走行ペダル85Lの平面図を示す。第2走行ペダル85Rの支持構造は、第1走行ペダル85Lの支持構造と同様であるので、第1走行ペダル85Lの支持構造を説明し、第2走行ペダル85Rの支持構造の説明は省略する。
また、第1走行ペダル85Lは、ペダル規制機構114によって揺動規制される。ペダル規制機構114は、ロッド部材116と、ロッド部材116を支持するホルダ部材117と、第1走行ペダル85Lの動きをロッド部材116に伝える伝動機構118とを有する。
5Bに沿って配置されている。ロッド部材116の前部は、ホルダ部材117に挿通されている。ホルダ部材117は、ロッド部材116を軸心方向に摺動可能に支持する支持部117Aと、収容部117Bとを有する。
収容部117B内には、ロッド部材116に係合するバネ受け部材119A,119Bと、バネ受け部材119Aとバネ受け部材119Bとの間に圧縮状に設けられた付勢部材120とが設けられている。付勢部材120は、コイルバネによって形成され、該付勢部材120にロッド部材116が挿通されている。ホルダ部材117の前部には、取付片122が固定され、取付片122は床部5Bの下面に固定されたステー121に枢支されている。
また、第1走行ペダル85Lは、角度センサ131によって、踏み込み量及び踏み込み方向の検出が行われる。角度センサ131は、例えば、ポテンショメータによって形成されている。角度センサ131は、回動部材125の回転角度及び回転方向を検出することにより、第1走行ペダル85Lの踏み込み量と踏み込み方向とを検出する。角度センサ131からの検出信号は、制御装置U1に送られる。制御装置U1は、角度センサ131の検出信号に基づいて、第1走行モータM1を制御する制御弁を制御する。
ドーザレバー80は、ドーザ装置7を操作する操作レバーである。
図18、図19に示すように、ドーザレバー80は、運転者が把持するグリップ80Aと、グリップ80Aが取り付けられたレバーシャフト80Bとを有する。図13に示すように、ドーザレバー80は、取付台93の右側に設けられている。取付台93の右側には、後述のレバー規制機構136との干渉を避けるための切欠き部130を設けられている。
制するレバー規制機構133が設けられている。レバー支持機構133は、ロッド部材(連動部材)135と、ロッド部材135を支持するホルダ部材136と、ドーザレバー80の動きをロッド部材135に伝える連動アーム137とを有する。
ロッド部材135は、取付台93の下面側に且つ該下面に沿って配置されている。ロッド部材135の後部は、ホルダ部材136に挿通されている。ロッド部材135の前部は、連動アーム137の先端部(下端部)に枢支されている。連動アーム137の基端部(上端部)は、回動部材134Cに固定されている。したがって、ロッド部材135は、ドーザレバー80の揺動に追従して動く。
ドーザレバー80の揺動操作を解除すると、中立バネ141によって、ドーザレバー80が揺動した位置から中立に戻される。また、中立バネ141によって、ドーザレバー80に操作荷重が付与される。
47Dと、第2後梁部材147Eと、上部枠材147Fとを有する。
第1後支柱147A、第2後支柱147B及び第3後支柱147Cは、機体幅方向K2で並べて配置されている。第1後支柱147Aは、縦リブ9Rの右側方に位置し、ベース板147Gを介して旋回基板9に立設されている。第2後支柱147Bは、旋回基板9の右端側に位置し、ベース板147Hを介して旋回基板9に立設されている。第3後支柱147Cは、第1後支柱147Aの左側方で且つ旋回基板9の機体幅方向K2の略中央部に位置し、ベース板147Iを介して旋回基板9に立設されている。第1後梁部材147Dは、第1後支柱147Aと第2後支柱147Bの上部同士を連結している。第2後梁部材147Eは、第2後支柱147Bと第3後支柱147Cの上部同士を連結している。上部枠材147Fは、第2後梁部材147Eの左端部から後方に突出している。
第1カバー体15は、冷却機器ユニットの左の側方を覆う第1側面部15aと、右の側方を覆う第2側面部15bと、上方を覆う上面部15cと、前方を覆う前面部15dとを有し、下方及び後方は開放状とされている。また、第1カバー体15は、後上部が図示省略のヒンジ等を介して前支持フレーム146の前梁部材146Cに枢支されていて、前部を上下に揺動させることにより冷却機器ユニットの配置部を開閉する。
図30〜図32に示すように、ラジエータブラケット148は、前支持フレーム146の上部に取り付けられた第1ブラケット149と、前支持フレーム146の下部に取り付けられた第2ブラケット150とを有する。ラジエータR1は、第1ブラケット149と第2ブラケット150との間に設けられている。前梁部材146Cの下面の機体幅方向K2の一側部(左部)には、取付ステー151Lが固定され、他側部(右部)には、取付ステー151Rが固定されている。
Lの後部と取付壁150Rの後部とにわたって後受け壁158が設けられている。
後受け壁158には、ラジエータR1の下部を支持する弾性部材からなる下支持部160が設けられている。第2取付部159L,159Rは、下支持部160より下方に設けられている。
図25に示すように、オイルクーラO1及びコンデンサD1に対してラジエータR1とは反対側に、オイルクーラO1及びコンデンサD1を移動させるための移動空間163が形成されている。したがって、図28、図29に示すように、オイルクーラブラケット162をラジエータブラケット148から取り外すことによりオイルクーラO1を第1位置から離間した位置に移動可能であり、オイルクーラO1を移動させることにより、ラジエータR1とオイルクーラO1との間に、これらを清掃するのに十分な空間である清掃空間164が形成される。
上ブラケット165は、第1取付部152Lの第2部位154bに固定具145Lによって着脱可能に固定される固定部165Lと、第1取付部152Rの第2部位154bに固定具145Rによって着脱可能に固定される固定部165Rとを有する。固定具145L,145Rは、例えば、ボルトである。なお、固定具を引っ掛けバンドにすることにより、工具レスで第1取付部152L,152Rに対して固定部165L,165Rを着脱可能に固定することができる。この場合、固定部をピンで構成すると共に第1取付部をヒンジによって可動式に構成する。第1取付部に固定部を固定するには、固定部に対して第1取付部を上から下ろしてきてゴムマウントを介して係合する。その状態で引っ掛けバンドによって第1取付部に対して固定部を止める。
図26、図27に示すように、オイルクーラブラケット162には、コンデンサブラケット171が取り付けられている。このコンデンサブラケット171にコンデンサD1が取り付けられる。
部172aとアーム部172bの先端部同士は、上横材173Aによって連結され、アーム部172cとアーム部172dの先端部同士は、下横材173Bによって連結されている。上横材173Aと下横材173Bの左部同士は、第1縦材174Lによって連結され、上横材173Aと下横材173Bの右部同士は、第2縦材174Rによって連結されている。
図26、図27に示すように、オイルクーラブラケット162の左部には、ホースガイド177が設けられている。
第1ボンネット側部181は、原動機E1の機体内方側(運転席側)を覆っており、原動機室ERの機体内方側の側面を形成する。第2ボンネット側部182は、原動機E1の機体外方側(運転席6とは反対側)を覆っており、原動機室ERの機体外方側の側面を形成する。第1ボンネット側部181及び第2ボンネット側部182は、原動機室ERにおける、原動機室ER上を流れる空気(冷却風)の流れ方向に略垂直な方向の側面を構成する。
原動機室ERの前方側は、前支持フレーム146、シュラウド176、前支持フレーム146とボンネット16の内面との間を仕切る仕切部材及び前支持フレーム146とシュラウド176との間を仕切る仕切部材等によって、第1カバー体15の内部と仕切られている。ボンネット16の下面側は開放状とされており、原動機室ERの下面(底部)は、旋回基板9によって形成される。したがって、原動機室ERは、旋回基板9上に形成されている。原動機E1は、図示省略のマウント部材によって原動機室ER内で防振支持されている。
を有し、開口181Cは、第1側板181Aを貫通して形成されている。図35に示すように、開口181Cは、蓋板181Bによって塞がれ、蓋板181Bは第1側板181Aにボルト等によって着脱可能に取り付けられる。
図21に示すように、第1ボンネット側部181(第1側板181A)は、前支持フレーム146から後支持フレーム147にわたって設けられている。図22に示すように、第1ボンネット側部181の前部は、第1前支柱146Aに固定されている。図23に示すように、第1ボンネット側部181の後部は、第1後支柱147Aに固定されている。
第2部位186Bは、第1部位186Aの後端から後方に向けて水平状に形成されている。第3部位186Cは、第2部位186Bの後端から上方に向けて延びていると共に前後に折れ曲がったジグザグ状に形成されている。
図21に示すように、第1ボンネット側部181の運転席6(キャビン5)側の側方に第3カバー体17が設けられている。本実施形態では、第3カバー体17は、第1ボンネット側部181の左の側方に配置されている。また、第3カバー体17は(第3カバー体17における原動機E1側の側面は)、第1ボンネット側部181と機体幅方向K2に隣接し且つ対向するように配置されている。また、第3カバー体17は、第1ボンネット側部181の側方を覆っている。さらに、第3カバー体17は、キャビン5と機体幅方向K2に隣接して配置されている。
81と第3カバー体17とによって、原動機室ERの運転席6側の構造を2重構造の遮音構造としている。これにより、原動機E1の音が運転席6側に伝播するのを抑制できる。
図37に示すように、第3カバー体17は、後端上部がヒンジ190によって後支持フレーム147の第2後梁部材147Eに取り付けられている。これにより、第3カバー体17は、図37に示す閉じた位置から仮想線で示す開いた状態に揺動することができる。
図37に示すように、第1側面部17Aは、第1切欠き縁部191aと、第2切欠き縁部191bとから形成された切欠き部191が形成されている。第1切欠き縁部191aは、第1樋部188に沿って前下がり傾斜状に形成されている。第2切欠き縁部191bは、第1切欠き縁部191aの前端から下方に行くに従って前方に移行する傾斜状に形成されている。また、第2切欠き縁部191bは、第2樋部189の前方に間隔をおいて配置されている。この第1切欠き縁部191aと第2樋部189とで形成される隙間192は、油圧ホース178A,178B及び冷媒ホース179A,179Bを通す通路として使用される。なお、第1切欠き縁部191aと第1樋部188との間及び第2切欠き縁部191bと第2樋部189との間はシール材によってシールされる。
図38、図39に示すように、第2側板182Aは、板材によって平板状(あるいは冷却風の流れ方向に沿って滑らかに変化する表面形状)に形成され、原動機E1を点検するための点検穴182Bを有する。点検穴182Bは、第2側板(側板)182Aを貫通して形成されている。また、図38、図42に示すように、第2側板182Aの上部の後部には、下方に向けて凹設された切欠き部182Cが形成されている。
図38、図39に示すように、第2側板182Aの内面側(左面側)には、第2下カバー取付部194と、第2後カバー取付部195とが設けられている。第2下カバー取付部194は、第2側板182Aの内面上部(点検穴182Bの上方)に設けられている。
即ち、第1部位194Aの前部は、第1前支持フレーム146の上端部の後側に後上がり傾斜状に設けられている。第1部位194Aの中間部は後方に向けて水平状に形成されている。第1部位194Aの後部は、後下がり傾斜状に形成されている。
第2後カバー取付部195は、第2側板182Aの後部で且つ第3部位194Cより後方に設けられている。また、第2後カバー取付部195は、第2側板182Aの上端から下端にわたって設けられている。第2後カバー取付部195は、上部195Aと、中間部195Bと、下部195Cとを有し、側面視において、第1後カバー取付部187と同様の形状に形成されている。
沿って上下方向に延伸していると共に下端部で前下がり傾斜状とされている。第2後カバー取付部195の下部195Cは、上下方向に延伸して設けられている。
図42に示すように、外カバー部材193Aは、前縁部及び下縁部が第2側板182Aの前縁部及び下縁部に側面視で一致している。外カバー部材193Aの上部は、第2側板182Aの上部の切欠き部182Cを覆っている。外カバー部材193Aの後縁部は、第2側板182Aの後縁部より前方に位置している。
図42に示すように、内カバー部材193Bは、点検穴182Bを塞いでいる。図40に示すように、内カバー部材193Bの外周部には、フランジ部193Cが設けられ、このフランジ部193Cに点検穴182Bの周囲に当接するシール部材193Dが設けられている。また、内カバー部材193Bの内面193E(原動機室ER側の面)は、オルタネータ199や燃料フィルタ等との干渉を避けるために機体外方に向けて凹設されている。また、内カバー部材193Bの内面193Eは、なだらか(滑らか)に形成されていて、原動機E1を冷却する冷却風の流れを阻害しない(整流する)。第2側板182A及び内カバー部材193Bは、原動機E1に近接して配置されている。これにより、原動機E1の右の側部を流れる冷却風の流れがよくなり、冷却効率の向上が図れる。
図43に示すように、前後方向K2において、メインカバー206Aは、前支持フレームの上方から第1下カバー取付部186の第3部位186C及び第2下カバー取付部195の第3部位195Cの手前までを覆っている。また、リヤカバー206Bは、メインカバー206Aの後端部から後支持フレーム147までを覆っている。
図43に示すように、前後方向K1において、下カバー207は、前支持フレーム146から第1下カバー取付部186の第3部位186C及び第2下カバー取付部194の第3部位194Cの上端にわたって設けられている。また、下カバー207は、第1下カバー取付部186及び第2下カバー取付部194の形状に沿って形成されている。下カバー
207の前端部は、前支持フレーム146の上端に固定されている。下カバー207の中間部は、原動機E1の上部に近接していて、冷却効率の向上が図られている。また、下カバー207の後部は、上方に向けて延びていると共に前後に折れ曲がったジグザグ状に形成されている。
図43に示すように、下カバー207は、原動機室ERとメインカバー206Aとの間を仕切っており、下カバー207とメインカバー206Aとの間に、吸気室204が形成されている。即ち、吸気室204は、上カバー207と下カバー207とで仕切られた室である。
図43に示すように、吸気室204には、原動機E1に吸引される空気を浄化するエアクリーナ201が設けられている。なお、メインカバー206A等に、吸気室204に外気を取り入れる取入れ口が形成される。また、吸気室204に、原動機E1の冷却水を貯留可能なリザーブタンク等を設けてもよい。
及び第2後カバー取付部195の上部195Aに対応する上部板184Aと、中間部187B及び中間部195Bに対応する中間板184Bと、下部187C及び下部195Dに対応する下部板184Cによって形成されている。なお、ボンネット後部184は、一枚の板材で形成されていてもよいし、2枚又は4枚以上の板材によって形成されていてもよい。
図21に示すように、横補強板216は、旋回基板9を補強する部材であって、旋回基板9の後部上面に機体幅方向K2に延伸して設けられている。第1前仕切り部材208Aは、オイルパン217の機体幅方向K2の一側方に配置されている。第1前仕切り部材208Aのオイルパン217側の面は、冷却風を案内する案内面218Lとされている。案内面218Lの前後方向K1の中間部は、オイルパン217に近接して設けられている。
図21に示すように、第2前仕切り部材209Aは、オイルパン217の機体幅方向K2の他側方に配置されている。第2前仕切り部材209Aのオイルパン217側の面は、冷却風を案内する案内面218Rとされている。案内面218Rの前後方向K1の中間部は、オイルパン217に近接して設けられている。
また、旋回基板9の原動機E1の下方に開口部が形成されていないので、機体2の右側に原動機E1を配置したものであっても、第2走行装置3Rによって巻き上げられた埃が原動機室ERに侵入することはなく、第2走行装置3R上(クローラ上)の異物によりオイルパン217を損傷することもない。
後支柱147Bの手前まで設けられている。図44,図46に示すように、第2後仕切り部材209Bは、上壁220aと、下壁220bと、側壁220cとを有する。側壁220cは、上壁220aと下壁220bの右端部同士を連結している。下壁220bは、旋回基板9上に固定されている。
図44、図45に示すように、油圧ポンプP1の下方には、案内部材213が設けられている。案内部材213は、油圧ポンプP1の下方から後方に延びていて冷却風を後方に案内する。案内部材213は、旋回基板9の後端側にまで延びている(図21参照)。案内部材213の前端部は、横補強板216を前後方向K1に貫通している。
図46に示すように、第1仕切り板214Lは、第1後仕切り部材208B及び第1当て板221Lの後端に固定されている。第2仕切り板214Rは、第2後仕切り部材209B及び第2当て板221Rの後端に固定されている。
上記したように、原動機室ERの周囲を2重構造の遮音構造とし、2重構造の内壁を平坦または冷却風の流れ方向に沿って表面形状が滑らかに変化する形状にすることで冷却効率を高めてヒートバランスの向上を図ることができる。また、吸音材を、廃止もしくは最小限にすることができる。また、冷却ファンF1の回転数低下による騒音低減も見込める。
図33に矢印で示すように、冷却ファンF1によって発生した冷却風であって、原動機室ERの下部を流れる冷却風は、原動機E1と旋回基板9との間及び原動機E1の両側方を通って後方に流れる。図45に矢印で示すように、原動機E1の後方に流れてきた冷却風は、案内部材213の中を通って原動機E1の後方に流れる。この案内部材213は、原動機E1と原動機室ERの底部との間を流れる冷却風を原動機室ERの外部に排出する第2排出部である。
第2冷却ルート227は、第1ボンネット側部181の下部、第2ボンネット側部182の下部、旋回基板9、第1仕切り体208、第2仕切り体209及び案内部材213等を有して構成されている。
鍔部222Bが設けられ、鍔部222Bの内側には、取付板224が設けられている。取付板224は、ボルト等によってポンプハウジング210の背面210aに固定されている。取付板224の外周部に周壁222Aの前部が嵌められて取り付けられている。周壁222Aの後部は、ボンネット後部181に形成された挿通穴223の縁部に嵌められて取り付けられている。したがって、ポンプ仕切り222は挿通穴223から原動機室ER側に突出している。
ポンプ仕切り222は、後方に開放状とされていて、油圧ポンプP1の後部がポンプ仕切り222から後方(油圧機器配置部13の第2配置部13B)に突出している。
ポンプ仕切り222によって、油圧ポンプP1を砂塵から保護することができ、サービス性が向上する。
作動油タンクT2は、作動油を貯留するタンク本体28を有する。タンク本体28は、上壁28Aと、上壁28Aの下方に位置する下壁28Bと、上壁28Aと下壁28Bとを連結する複数の縦壁(第1縦壁28C〜第7縦壁28I)とを有する。タンク本体28は角柱状を呈しており、複数のコーナ部を有する。本実施形態では、作動油タンクT2は、縦長の直方体形状(四角柱状)に形成されている。
下壁28Bには、ドレンパイプ35が取り付けられている。ドレンパイプ35は、栓部材によって開閉可能に塞がれる。下壁28Bの下面には、旋回基板9上に固定された取付台に取り付けられる取付板36が固定されている。
第3縦壁28Eは、右の壁部であり、第1縦壁28Cから第2縦壁28Dに向かう方向に沿って形成されている。第4縦壁28Fは、左の壁部であり、第3縦壁28Eに対向している。第5縦壁28Gは、第1縦壁28Cと第3縦壁28Eとを連結する壁部であり、タンク本体28の四隅の一角である第1コーナ部(右前のコーナ部)を構成している。第5縦壁28Gは、第1縦壁28C及び第3縦壁28Eに対して傾斜している。
作動油タンクT2は、タンク本体28の内部を、上部側の上室28Kと下部側の下室28Lとに仕切る隔壁31を有する。隔壁31は、タンク本体28の上下方向の略中央部に設けられている。また、隔壁31は、中央部に、該隔壁31を上下に貫通して形成された挿通穴32を有する。
31a〜第4角縁部31dを有する。第1角縁部(縁部)31aは、第1コーナ部(第5縦壁28G)に対応し、第2角縁部(縁部)31bは、第2コーナ部(第6縦壁28G)に対応し、第3角縁部(縁部)31cは、第3コーナ部(第7縦壁28I)に対応し、第4角縁部(縁部)31dは、第4コーナ部28Jに対応している。
また、流出口29bは、メイン通路38の中央X3を通る水平方向の線Y3に平行な方向を向き且つメイン通路38から外れた位置に戻りの作動油を流出させるようになっていてもよい。なお、図例では、線Y3は、第1縦壁28Cと直交する線(第3縦壁28Eに平行な線)を示しているが、これに限定されることはない。
サクションパイプ30は、上下方向において、下壁28Bと隔壁31の中央より隔壁31寄りに設けられている。また、サクションパイプ30は、機体幅方向K2において、タンク本体28の機体幅方向K2の中央より第4縦壁28F寄りに設けられている。サクションパイプ30の吸入口30a側は、メイン通路38と平面視で一部オーバーラップしている。吸入口30aは、第2縦壁28Dを向いている。
上室28Kの作動油は、下室28Lの作動油が油圧ポンプP1によって吸引されることにより、タンク本体28の中央部のメイン通路38と四隅の隙間通路(第1通路40A〜第4通路40D)とから下室28Lに流入し、下室28Lの作動油と良好に混ざり合う。
ら下室28Lに流れる作動油の流れとによって、作動油が良好に混ざり合い、作動油の温度むらを抑制することができる。また、隔壁31によって、タンク本体28が補強される。
また、第1コーナ部28G、第2コーナ部28H及び第3コーナ部28Iが傾斜状である(面取りされている)ので、タンク本体28の縦壁の壁面に沿った作動油の流れを生じさせやすい。また、タンク本体28の隅部に、よどみが形成されるのを抑制することができる。
図6、図7に示すように、キャビン5の前部には、当該キャビン5の前部を機体2に防振支持する複数の前マウント部材が設けられている。本実施形態では、複数の前マウント部材は、左の前マウント部材251Lと、右の前マウント部材251Rである。キャビン5の後部には、当該キャビン5の後部を機体2に防振支持する複数の後マウント部材が設けられている。本実施形態では、複数の後マウント部材は、左の後マウント部材252Lと、右の後マウント部材252Rである。
図4に示すように、キャビン5は、運転部42(運転席6)の上方を覆う屋根254を有する。屋根254は、中間ピラー64L,64Rと後支柱253L,253Rとの上端間にわたって設けられている。
図49に示すように、前マウント部材250Lは、フロントガラス(フロントパネル)68の左の端部側の後方に配置されている。前マウント部材250Rは、フロントガラス68の右の端部側の後方に配置されている。即ち、フロントガラス68は、前マウント部材251L,251Rより前方に設けられている。フロントガラス68は、運転者が前方を視認可能な透過性を有する。
本実施形態の作業機1は、以下の効果を奏する。
この構成によれば、油圧機器配置部13に配置された油圧機器にアクセスするのに運転部42が妨げとはならない。即ち、油圧機器に容易にアクセスすることができる。
側部寄りに配置され、原動機E1は、中央線Y1より機体幅方向K2の他側部寄りに配置されていてもよい。
この構成によれば、機体2の幅方向K2のバランスを良好にすることができる。
この構成によれば、運転部42を下ろさずに、スイベルジョイントS1、旋回モータM3及びコントロールバルブV1にアクセスすることが可能である。
この構成によれば、スイベルジョイントS1、旋回モータM3及びコントロールバルブV1を油圧機器配置に機体幅方向K2にコンパクトに収めることができ、機体2の幅方向K2の大型化を抑制することができる。
また、制御装置U1を油圧機器配置部13に設けてもよい。
この構成によれば、運転部42を下ろさずに制御装置U1にアクセスすることができる。即ち、制御装置U1に容易にアクセスすることができる。
この構成によれば、燃料タンクT1と作動油タンクT2とを、運転部42より後方に配置することにより、作業機1の重量バランスを良好にすることができる。また、燃料タンクT1と作動油タンクT2とを、高さが高く且つ水平方向の断面積の小さい形状(縦長形状)に形成することができ、機体2に幅方向K2にコンパクトに配置することができる。
また、原動機E1の前方に配置されたラジエータR1と、ラジエータR1と原動機E1との間に配置されていて後方に流れる冷却風を発生する冷却ファンF1と、ラジエータR1を覆うカバー体(第1カバー体15)であって、前部の側面に該カバー体内に外気を取り入れる外気取入口19を有するカバー体とを備えていてもよい。
作業機1は、上下方向に延伸する旋回軸心X1回りに旋回可能な機体2と、機体2の一側部に搭載された運転席6と、機体2の他側部に配置された原動機E1と、運転席6より後方で機体2に搭載された燃料タンクT1と、を備え、燃料タンクT1は、機体幅方向K2に沿った幅および機体前後方向K1に沿った幅よりも高さ方向の幅の方が広い。
また、燃料タンクT1は、機体幅方向K2に沿った幅と機体前後方向K1に沿った幅との和よりも高さ方向の幅の方が広い形状であってもよい。
また、燃料タンクT1の後方に配置されたウエイト10を備え、燃料タンクT1は、ウエイト10に対向するように配置されていてもよい。
この構成によれば、縦長形状の燃料タンクT1をウエイト10によって有効に保護することができる。
また、燃料タンクT1の側方、且つウエイト10に対向する位置に、油圧アクチュエータを駆動する作動油を貯留する作動油タンクT2を備えていてもよい。この構成によれば、燃料タンクT1と作動油タンクT2とをウエイト10によって有効に保護することができる。
この構成によれば、燃料タンクT1を縦長形状に形成しても、燃料タンクT1横のステップ49に乗ることで、燃料タンクT1に燃料を容易に給油することができる。また、メンテナンス等の作業を容易にすることができる。
この構成によれば、燃料給油装置57に容易にアクセスすることができると共に、縦長形状の燃料タンクT1に対して燃料を容易に補給することができる。
作業機1は、機体2と、機体2に搭載された、運転席6と操縦装置41とを有する運転部42と、運転部42より後方に配置された後部搭載部材と、後部搭載部材の側面であって運転部42の後方且つ後部搭載部材の側方に設けられた床面(ステップ49)とを備え、床面の上方空間(スペース46)が機体外部に開放されている。
また、運転部42はキャビン5内に配置されており、キャビン5は、後部窓52を有し、後部窓52は、キャビン5と前記空間(スペース46)とを連通させる位置に設けられていてもよい。
また、後部搭載部材は、機体2の後部に搭載されたウエイト10と、ウエイト10と運転部42との間に設けられたカバー部材(第1カバー18A)とを有し、前記空間(スペース46)における機体幅方向K2の一側である第1形成面47は、ウエイト10の側面とカバー部材の側面とで規定されていてもよい。
また、第1形成面47は、運転部42の機体幅方向K2の中央部より機体2の幅方向K2の中央部寄りに位置していてもよい。
この構成によれば、スペース46の幅を広くすることができる。
また、運転部42は、機体外方側の側面にドア53を備えており、ドア53の少なくとも一部は開放時に前記空間に収容されてもよい。
また、床面は作業者が乗ることが可能なステップ49であり、床面の近傍に、上部に給油口を有する燃料タンクT1が配置されていてもよい。
この構成によれば、作業者がステップ49に乗って給油作業を行うことで、縦長形状の燃料タンクT1を搭載していても容易に給油することができる。
この構成によれば、運転部42の後方の視界性を向上させることができる。
また、後部窓52は、運転部42と前記空間とを連通させるべく開閉動作可能であってもよい。
また、作業機1は、運転席6を包囲するキャビン5を備え、キャビン5は、当該キャビン5の前部を機体2に防振支持する前マウント部材251L,251Rと、前マウント部材251L,251Rより後方に設けられた前支柱64L,64Rとを有している。
また、キャビン5は、前マウント部材251L,251Rより前方に設けられていて運転者が前方を視認可能な透過性を有するフロントパネル68を含んでいてもよい。
この構成によれば、前支柱64L,64Rがフロントパネル68より後方に離れて設けられるので、フロントパネル68を通した視界性を向上させることができる。
この構成によれば、乗降口62を形成する前支柱64Lを後方に下げることができるので、運転者の前方及び上方の視界性を向上させることができる。
この構成によれば、前支柱64L,64Rの位置を十分に後方に下げることができる。
作業機1は、上下方向に延伸する旋回軸心X1回りに旋回可能な機体2と、機体2に搭載された、運転席6と操縦装置41とを有する運転部42と、機体2に前方突出状に設けられた支持ブラケット20と、支持ブラケット20にスイング軸26を中心として水平方向に回動可能に支持されたスイングブラケット21と、スイングブラケット21に上下方向に揺動可能に枢支されたブーム22とを備え、運転部42は、旋回軸心X1を通り且つ前後方向に延伸する中央線Y1より機体幅方向K2の一方側に配置されており、スイング軸26は、運転部42よりも機体幅方向K2の他方側に位置している。
この構成によれば、支持ブラケット20、スイングブラケット21及びブーム22を中央線Y1の近くに配置することができ、作業機1の機体幅方向K2の重量バランスを向上させることができる。
この構成によっても、支持ブラケット20、スイングブラケット21及びブーム22を中央線Y1の近くに配置することができ、作業機の機体幅方向K2の重量バランスを向上させることができる。
E1を備え、スイング軸26の軸心X2を通る前後方向K1の線Y2が原動機E1と運転部42との間を通る構成であってもよい。
上記の構成によれば、機体2の一側部にキャビン5が配置され、機体2の他側部に原動機E1が配置され、キャビン5と原動機E1との間の前方にスイングブラケット21及びブーム22の基部22Aが位置するので、機体2の幅方向K2の重量バランスを良好にすることができる。
この構成によれば、ブーム22が運転部42に干渉するのを防止することができる。
この構成によれば、運転者は、操縦部材82を把持して操作する際、肘置き部材83に肘をついて操縦部材82を操作することができる。これにより、長時間操作による運転者の疲労を軽減することができる。
この構成によれば、操縦部材82及び肘置き部材83の高さを、運転者の身長に対応して調整することができる。
また、操縦部材82は、第1操縦ハンドル82Lと、第1操縦ハンドル82Lの側方に位置する第2操縦ハンドル82Rとを含み、肘置き部材83は、第1操縦ハンドル82Lの後側から後方に延びる第1アームレスト83Lと、第2操縦ハンドル82Rの後側から後方に延びる第2アームレスト83Rとを含み、第1アームレスト83Lと第2アームレスト83Rとは、後方に行くに従って相互間隔が広がるように互いの対向面が傾斜状に設けられていてもよい。
また、走行装置3と、運転席6を支持する床部5Bと、床部5Bに設けられ、足踏み操作により走行装置3を操作する走行操作部材85と、を備え、走行操作部材85は、第1アームレスト83Lの下方に位置する第1走行ペダル85Lと、第2アームレスト83Rの下方に位置する第2走行ペダル85Rとを含んでいてもよい。
取付台93は、第1操縦ハンドル82L及び第2操縦ハンドル82Rが取り付けられた主部93Aと、主部93Aの機体幅方向の一側部から後方に延びると共に第1アームレスト83Lが取り付けられた第1延出部93Lと、主部93Aの機体幅方向の他側部から後方に延びると共に第2アームレスト83Rが取り付けられた第2延出部93Rとを有していてもよい。
また、運転席6は、座部6Aと、背もたれ部6Bとを有し、座部6Aと第1延出部93Lとが上下方向で一部オーバーラップし、座部6Aと第2延出部93Rとが上下方向で一部オーバーラップしていてもよい。
また、肘置き部材83は、操縦台81に前部が枢支されていて後部が上方に揺動可能であってもよい。
この構成によれば、運転者の乗り降りの容易化を図ることができる。
この構成によれば、運転席6の前後位置を調整することにより、運転席6の上下位置も同時に調整することができる。また、運転席6の前後位置の調整と上下位置の調整とを同時に行うことにより、運転者の身長に対応した運転席6の調整を、前後方向に小さい移動範囲で行うことができ、運転席6の前後位置を調整する装置をコンパクトにすることができる。また、例えば、運転席6をキャビン5内に設けた作業機においては、キャビン5の前後方向K1の寸法をコンパクトにすることができる。
作業機1は、床部5Bと、床部5B上に配置された運転席6と、運転席6の側方の床部5B上に設けられていて運転者が足を置く足置き部79と、を備えている。
また、走行装置3と、足置き部79の前方に設けられ、足踏み操作により走行装置3を操作する走行操作部材85と、を備えていてもよい。
この構成によれば、足置き部79と走行操作部材85の相互間の足の移動が容易に行える。
この構成によれば、第1部分79Lと第1走行ペダル85Lの相互間の足の移動及び第2部分79Rと第2走行ペダル85Rの相互間の足の移動が容易である。
9Lへ床部5B上を一方の足を移動可能であり、第2走行ペダル85Rから第2部分79Rへ床部5B上を他方の足を移動可能である。
この構成によれば、第1走行ペダル85Lと第1部分79Lとの間の足の移動及び第2走行ペダル85Rと第2部分79Rとの間の足の移動を容易に行える。
また、運転席6の前後位置を調整するスライドレール78であって、運転席6を後方に行くに従って上方に移行する傾斜方向に位置調整可能なスライドレール78を備えていてもよい。
この構成によれば、運転者は、左と右の脚の間隔を広げた状態で第1走行ペダル85L及び第2走行ペダル85Rを操作することができる。これにより、第1走行ペダル85L及び第2走行ペダル85Rの操作性を向上させることができる。
この構成によれば、運転者は、楽な姿勢でペダルの操作を行うことができ、第1走行ペダル85L及び第2走行ペダル85Rの操作性を向上させることができる。
また、第1走行ペダル85L及び第2走行ペダル85Rは、前方に行くに従って下方に移行する傾斜状であってもよい。
また、第1走行ペダル85Lの上面側に位置していて第1走行ペダル85Lを前後に揺動可能に支持する第1ペダル軸104Lと、第2走行ペダル85Rの上面側に位置していて第2走行ペダル85Rを前後に揺動可能に支持する第2ペダル軸104Rと、を備えていてもよい。
また、第1ペダル軸104Lは、第1走行ペダル85Lの前後方向K1の中央部より後方に設けられ、第2ペダル軸104Rは、第2走行ペダル85Rの前後方向K1の中央部
より後方に設けられていてもよい。
また、運転席6を支持する床部5Bと、床部5Bに立設された基台86及び基台86の上部に取り付けられた取付台93を有し、運転席6の前方に配置された操縦台81と、取付台93の機体幅方向K2の一側部に設けられた第1操縦ハンドル82Lと、取付台93の機体幅方向K2の他側部に設けられた第2操縦ハンドル82Rと、を備え、第1走行ペダル85Lは、取付台93の機体幅方向K2の一側部の下方に設けられ、第2走行ペダル85Rは、取付台93の機体幅方向K2の他側部の下方に設けられていてもよい。
また、運転席6の機体幅方向K2の一側部の下方に、第1走行ペダル85Lの後部が位置し、運転席6の機体幅方向K2の他側部の下方に、第2走行ペダル85Rの後部が位置していてもよい。
作業機1は、運転席6と、運転席6の前方に設けられた操縦台81と、操縦台81における機体幅方向K2の一方側に設けられた第1操縦ハンドル82L及び他方側に設けられた第2操縦ハンドル82Rと、第1操縦ハンドル82Lと第2操縦ハンドル82Rとの間に設けられたモニタ84と、を備えている。
この構成によれば、足踏み操作される走行操作部材85によって走行装置3を操作するようにすることで、第1操縦ハンドル82Lと第2操縦ハンドル82Rとの間にモニタ84を設けることができる。また、第1操縦ハンドル82L及び第2操縦ハンドル82Rを把持したまま走行操作部材85によって走行装置3を操作することができる。
また、操縦台81における第1操縦ハンドル82Lの後側から後方に延びる第1アームレスト83Lと、操縦台81における第2操縦ハンドル82Rの後側から後方に延びる第2アームレスト83Rとを備え、第1操縦ハンドル82L及び第2操縦ハンドル82Rは、運転席6に座した運転者が第1アームレスト83Lに一方の肘を置いて第1操縦ハンドル82Lを把持し、第2アームレスト82Rに他方の肘を置いた状態で第2操縦ハンドル
82Rを把持したときに、運転者が前傾姿勢になる位置に配置されていてもよい。
また、運転席6及び操縦台81が搭載された機体2と、機体2の周囲を撮像する撮像装置43と、を備え、モニタ84は、撮像装置43が撮像した画像を表示可能であってもよい。
この構成によれば、第1操縦ハンドル82L、第2操縦ハンドル82R及びモニタ84をコンパクトに配置することができる。
作業機1は、基板9と、基板9上に形成された原動機室ERと、原動機室ER内に収容された原動機E1と、原動機E1を冷却する冷却風を発生する冷却ファンF1と、原動機E1と原動機室ERの天井部(ボンネット上部183)との間を流れる冷却風を原動機室ERの外部に排出する第1排出部(排気路228)と、原動機E1と原動機室ERの底部(基板9、第1仕切り体208、第2仕切り体209)との間を流れる冷却風を原動機室ERの外部に排出する第2排出部(案内部材213)と、を備えている。
また、原動機E1の排気ガスを排出する排気口部203が原動機室ER内に配置されており、第1排出部(排気路228)は、原動機E1と天井部(ボンネット上部183)との間を流れる冷却風と、排気口部203から排出される原動機E1の排気ガスとを、原動機室ERの外部に排出する。
また、原動機室ERは、原動機E1上を流れる冷却風の流れ方向の下流側の壁部である下流側壁部(ボンネット後部184,ポンプ仕切り222,横補強板216)を備え、第1排出部(排気路228)は、天井部(ボンネット上部183)、下流側壁部、または天井部と下流側壁部との間に設けられており、第2排出部(案内部材213)は、底部(基板9、第1仕切り体208、第2仕切り体209)、下流側壁部、または底部と下流側壁部との間に設けられていてもよい。
また、原動機E1における当該原動機E1上を流れる冷却風の流れ方向の下流側に取り付けられた油圧ポンプP1と、原動機E1の底部に配置されたオイルパン217とを備え、原動機室ERは、オイルパン217の一側方に配置された第1仕切り体208と、オイルパン217の他側方に配置された第2仕切り体209とを備え、第2排出部は、下流側壁部における第1仕切り体と第2仕切り体との間の領域に対応する位置を貫通して油圧ポンプP1の下方を通る中空の案内部材213を備え、案内部材213は、第1仕切り体208と第2仕切り体209との間を流れる冷却風を原動機室ER内から油圧ポンプP1の下方を通って原動機室ERの外部に案内する。
また、天井部における原動機E1側の面は、表面形状が平坦または冷却風の流れ方向に沿って滑らかに変化する形状であってもよい。また、原動機室ERは、当該原動機室ER
上を流れる空気の流れ方向に略垂直な方向の側面に側方壁部(第1ボンネット側部181,第2ボンネット側部182)を備え、側方壁部における原動機E1側の面は、表面形状が平坦または冷却風の流れ方向に沿って滑らかに変化する形状であってもよい。
上記の構成によれば、エアクリーナ201が冷却風の流れを阻害するのを防止することができる。
また、第1ボンネット側部181における原動機E1側の面は、表面形状が平坦または原動機E1を冷却する冷却風の流れ方向に沿って滑らかに変化する形状とされていてもよい。
また、原動機E1の運転席6とは反対側の側方を覆う第2ボンネット側部182を備え、第2ボンネット側部182は、原動機E1を収容する原動機室ERの側方を開閉自在に覆う開閉ボンネット193を有し、開閉ボンネット193は、外部側の壁部である外カバー部材193Aと、内部側の壁部である内カバー部材193Bとを有していてもよい。
この構成によれば、原動機E1の側方を流れる冷却風の流れをよくすることができる。
また、原動機E1の上方を覆うボンネット上部183を備え、第2ボンネット側部182は、第1ボンネット側部181と共にボンネット上部183を支持し且つ開閉ボンネット193で開閉される開口182Bが形成された側板182Aを有していてもよい。
また、ボンネット上部183は、上カバー206と、上カバー206の下方に設けられた上カバー207とを有し、上カバー207は、第1ボンネット側部181と側板182Aとにわたって設けられ、上カバー206は、第1ボンネット側部181から運転席6側にはみ出しており且つ側板182Aから運転席6とは反対側にはみ出していてもよい。
また、第1側部ボンネット181と側板182Aとにわたって設けられ、原動機E1の後方を覆うボンネット後部184と、ボンネット後部184の後方に設けられた部材を覆う後部カバー体(第4カバー体18)とを備えていてもよい。
機体2の底部を構成する基板9と、基板9と第1側部ボンネット181との間に設けられた仕切り体(第1仕切り体208)とを備えていてもよい。
作業機1は、機体2と、機体2に搭載された原動機E1と、原動機E1に取り付けられた油圧ポンプP1と、原動機E1を収容する原動機室ERと油圧ポンプP1が配置される油圧機器配置部13とを仕切るポンプ仕切り222と、を備えている。
また、原動機E1を覆うボンネット(第2カバー体16)を備え、ポンプ仕切り222は、原動機E1とボンネットとの間に設けられて油圧ポンプP1の周囲を覆っていると共に油圧機器配置部13側に向けて開放していてもよい。
また、ポンプ仕切り222は、ボンネットに形成された挿通穴223から原動機室E1側に突出した筒状であり、ポンプ仕切り222における油圧機器配置部13側の端部は、ボンネットに形成された挿通穴223の縁部に取り付けられ、油圧ポンプP1における油圧機器配置部13側の一部は、ポンプ仕切り222から油圧機器配置部13側に突出していてもよい。
また、油圧ポンプP1の下方に設けられて原動機室ERから排出される冷却風を原動機室ERの外部に案内する案内部材213と、案内部材213の一側に設けられて原動機室ERと油圧機器配置部13とを仕切る第1仕切り板214Lと、案内部材213の他側に設けられて原動機室ERと油圧機器配置部13とを仕切る第2仕切り板214Rと、を備え、ボンネットの下部は、第1仕切り板214Lと第2仕切り板214Rとに接続されていてもよい。
また、油圧ポンプP1の一側方で機体2に立設された第1支柱(第1後支柱147A)と、油圧ポンプP1の他側方に設けられた第2支柱(第2後支柱147B)と、第1支柱と第2支柱の上部同士を連結する梁部材(第1梁部材147D)とを有する支持フレーム(後支持フレーム147)を備え、ボンネットは、原動機E1に対して一側方に配置されていて第1支柱に固定された第1側板181Aと、原動機E1に対して他側方に配置されていて第2支柱に固定された第2側板182Aと、第1側板181Aと第2側板182Aにわたって設けられた壁部(ボンネット後部184)とを有していてもよい。
作業機1は、機体2と、機体2に搭載されたラジエータR1と、ラジエータR1に対向する第1位置に配置されたオイルクーラO1と、ラジエータR1が取り付けられるラジエータブラケット148と、オイルクーラO1が取り付けられるオイルクーラブラケット162と、を備え、オイルクーラブラケット162は、ラジエータブラケット148に取り外し可能に取り付けられ、且つラジエータブラケット148から取り外すことによりオイルクーラO1を第1位置よりもラジエータR1から離間した位置に移動可能である。
。
また、オイルクーラO1のラジエータR1とは反対側に、オイルクーラO1を移動させるための移動空間が設けられていてもよい。
また、オイルクーラO1の前方に清掃空間164を形成可能な移動空間163を設けると、オイルクーラO1の前方に冷却風の流れを大きく阻害するものがなくなるので、冷却風の吸い込み抵抗を減少させることができる。
また、ラジエータブラケット148は、ラジエータR1の下部を支持する下支持部160を有し、第2取付部159L,159Rは、下支持部160より下方に設けられていてもよい。
また、機体2に立設された支持フレーム(前支持フレーム146)を備え、ラジエータブラケット148は、支持フレームの上部に取り付けられ且つ第1取付部152L,152Rを有する第1ブラケット149と、支持フレームの下部に取り付けられ且つ第2取付部159L,159Rを有する第2ブラケット150とを有していてもよい。
また、機体2の側部の前部に立設された支持フレーム(前支持フレーム146)と、ラジエータR1及びオイルクーラO1を覆うカバー体であって、支持フレームに上下揺動可能に支持されたカバー体(第1カバー体15)と、を備え、ラジエータR1は、支持フレームの前側に配置され、オイルクーラO1は、ラジエータR1の前側に配置され、カバー体は、支持フレームに枢支されていて、上方に揺動することでオイルクーラO1の前方を開放可能であってもよい。この構成によれば、カバー体を上方に揺動して開くと、オイルクーラO1の前方が開放状となり、オイルクーラO1の移動が容易に行える。これにより、ラジエータR1及びオイルクーラO1の清掃が容易に行える。
この構成によれば、カバー体の前部の側面に外気取入口19を設けることにより、作業機1を前進しているときに、例えば、樹木の枝等の障害物が外気取入口19に刺さるのを防止することができる。
。
作動油タンク構造は、作動油を貯留するタンク本体28と、タンク本体28の内部を、上部側の上室28Kと下部側の下室28Lとに仕切る隔壁31と、隔壁31の中央部に設けられていて上室28Kと下室28Lとを連通するメイン通路38と、下室28Lの作動油をタンク外部に流出させるサクションパイプ30と、タンク本体28に戻ってくる作動油を上室28Kに流入させるリターンパイプ29と、を備え、リターンパイプ29は、当該リターンパイプから上室28K内に流入する作動油の流れ方向がメイン通路38に向かう方向とは異なる方向を向くように配置されている。
また、隔壁31によって、タンク本体28を補強することができる。タンク本体28が補強されることにより、タンク本体28の内圧による変形や異音の発生を防止することができる。
この構成によれば、メイン通路38の周囲を流れる作動油の流れを良好に生じさせる。
また、タンク本体28は、上壁28Aと、下壁28Bと、上壁28Aと下壁28Bとを連結する複数の縦壁とを有し、複数の縦壁は、リターンパイプ29が取り付けられた第1縦壁28Cと、第1縦壁28Cに対向する第2縦壁28Dと、第1縦壁28Cから第2縦壁28Dに向かう方向に沿って設けられた第3縦壁28Eとを含み、リターンパイプ29は、前記流れ方向が第2縦壁28Dを向き且つメイン通路38から第3縦壁28E側に偏倚した方向になるように配置されていてもよい。
また、リターンパイプ29は、上室28Kの上下中央部より隔壁31に近づけて配置されていてもよい。
この構成によれば、タンク本体28内の作動油の油面が下がっても、リターンパイプ29の流出口29bを油面の下側に位置させることができる。
この構成によれば、タンク本体28が傾いたときでも、下室28Lの作動油に含まれる気泡を上室28Kへと抜くことができる。また、上室28Kの作動油は、メイン通路38と隙間通路とを通して下室28Lに流れるので、上室28Kの作動油と下室28Lの作動油とを良好に混ざり合わせることができる。
この構成によれば、タンク本体28が傾いても、下室28Lの作動油に含まれる気泡をタンク本体28の複数の通路のいずれかから上室28Kへと抜くことができる。また、下室28Lの作動油がサクションパイプ30を介して吸引されることにより、上室28Kの作動油は、メイン通路38とタンク本体28の複数のコーナ部の通路40A〜40Dとを通して下室28Lに流れるので、上室28Kの作動油と下室28Lの作動油とをさらに良好に混ざり合わせることができる。
5 キャビン(運転部)
6 運転席
10 ウエイト(後部搭載部材)
18A カバー部材(第1カバー、後部搭載部材)
41 操縦装置
46 スペース
47 第1形成面
48 第2形成面
49 ステップ(床面)
52 後部窓(仕切り壁)
53 ドア
62 乗降口
64L 前支柱
64R 前支柱
68 フロントパネル
251L 前マウント部材
251R 前マウント部材
253L 後支柱
K2 機体幅方向
Claims (14)
- 機体と、
前記機体に搭載された、運転席と操縦装置とを有する運転部と、
前記機体における前記運転部より後方に配置された後部搭載部材と、
前記機体における前記運転部の後方且つ前記後部搭載部材の側方に設けられた床面と、
を備え、
前記運転部はキャビン内に配置されており、
前記後部搭載部材は、前記機体よりも幅狭に形成されていて前記機体の後部且つ機体幅方向の中央側に搭載されたウエイトを有し、
前記床面の後端部は前記キャビンの一側面側の後端部から前記ウェイトの前記一側面側の端部にわたって配置されており、前記床面の上方空間が機体外部に開放されている作業機。 - 前記キャビンは、後部窓を有し、
前記後部窓は、前記キャビンと前記空間とを連通させる位置に設けられている請求項1に記載の作業機。 - 機体と、
前記機体に搭載された、運転席と操縦装置とを有する運転部と、
前記機体における前記運転部より後方に配置された後部搭載部材と、
前記機体における前記運転部の後方且つ前記後部搭載部材の側方に設けられた床面とを備え、
前記床面の上方空間が機体外部に開放されており、
前記後部搭載部材は、
前記機体の後部に搭載されたウエイトと、
前記ウエイトと前記運転部との間に配置された燃料タンクと、
を有し、
前記空間における機体幅方向の一側である第1形成面は、前記ウエイトの側面と前記燃料タンクの側面とで形成されている作業機。 - 機体と、
前記機体に搭載された、運転席と操縦装置とを有する運転部と、
前記機体における前記運転部より後方に配置された後部搭載部材と、
前記機体における前記運転部の後方且つ前記後部搭載部材の側方に設けられた床面とを備え、
前記床面の上方空間が機体外部に開放されており、
前記後部搭載部材は、
前記機体の後部に搭載されたウエイトと、
前記ウエイトと前記運転部との間に設けられたカバー部材と、
を有し、
前記空間における機体幅方向の一側である第1形成面は、前記ウエイトの側面と前記カバー部材の側面とで形成されている作業機。 - 前記第1形成面は、前記運転部の機体幅方向の中央部より前記機体の幅方向の中央部寄りに位置している請求項3または4に記載の作業機。
- 前記運転部は、機体外方側の側面にドアを備えており
前記ドアの少なくとも一部は、開放時に前記空間に収容される請求項1〜5のいずれか1項に記載の作業機。 - 前記床面は作業者が乗ることが可能なステップであり、且つ前記ステップの上面と前記運転部の床部の上面とが同一面に形成されており、
前記床面の近傍に、上部に給油口を有し、且つ上端部が前記運転席の上下方向中途部に位置する燃料タンクが配置されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の作業機。 - 前記後部窓は、前記床面の近傍から前記運転席の上方を覆う屋根の近傍までの高さに形成されている請求項2に記載の作業機。
- 前記後部窓は、前記運転部と前記空間とを連通させるべく開閉動作可能である請求項2または8に記載の作業機。
- 前記キャビンは、
当該キャビンの前部を前記機体に防振支持する前マウント部材と、
前記前マウント部材より後方に設けられた前支柱と、
を有する請求項1〜9のいずれか1項に記載の作業機。 - 機体と、
前記機体に搭載された運転席と、
前記運転席を包囲するキャビンとを備え、
前記キャビンは、
当該キャビンの左前部及び右前部をそれぞれ前記機体に防振支持する左前マウント部材及び右前マウント部材と、
前記左前マウント部材より後方に設けられた、前記キャビンの骨格を形成する強度部材である左前支柱と、
前記右前マウント部材より後方に設けられた、前記キャビンの骨格を形成する強度部材である右前支柱と、
前記左前支柱から前方に設けられていて前記キャビンの左側面の一部を構成する左前側面パネルと、
前記右前支柱から前方に設けられていて前記キャビンの右側面の一部を構成する右前側面パネルと、
前記左前側面パネルの前端部と前記右前側面パネルの前端部との間に配置されていて前記キャビンの前面を構成するフロントパネルとを備え、
前記左前側面パネル、前記右前側面パネル、及び前記フロントパネルは、前記キャビンの内部から前記キャビンの外部を視認可能な透過性を有する作業機。 - 前記左前支柱の前方に設けられた、前記左前支柱より細い部材からなる左前縦枠と、
前記右前支柱の前方に設けられた、前記右前支柱より細い部材からなる右前縦枠とを備え、
前記左前側面パネルは前記左前縦枠と前記左前支柱との間に設けられており、
前記右前側面パネルは前記右前縦枠と前記右前支柱との間に設けられており、
前記フロントパネルは前記左前縦枠と前記右前縦枠との間に設けられている請求項11に記載の作業機。 - 前記キャビンは、前支柱の後方に設けられた後支柱を有し、
前記前支柱は、前記後支柱との間にドアによって開閉される乗降口を形成する請求項11または12に記載の作業機。 - 前記前支柱は、前後方向において前記前マウント部材と前記運転席との間で且つ前記運転席寄りに配置されている請求項10〜13のいずれか1項に記載の作業機。
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