JPH09195317A - 作業車輌 - Google Patents

作業車輌

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JPH09195317A
JPH09195317A JP766996A JP766996A JPH09195317A JP H09195317 A JPH09195317 A JP H09195317A JP 766996 A JP766996 A JP 766996A JP 766996 A JP766996 A JP 766996A JP H09195317 A JPH09195317 A JP H09195317A
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JP
Japan
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pedal
cover body
swivel
right direction
shaft
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Application number
JP766996A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Yugawa
勝彦 湯川
Noritoshi Sato
文紀 佐藤
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 旋回台の外郭を構成するカバー体を取り外す
際の作業性の向上をはかると共に、スイングペダル、ア
タッチメント操作ペダル等の操作ぺ支持するペダル軸や
旋回ロックレバーを突出させるためにカバー体に形成さ
れる孔が大きくなるのを防止したバックホーを提供す
る。 【解決手段】 カバー体6を左右に分割すると共に、こ
の左右のカバー構成体6L,6Rの分割面間から操作レ
バー103を突出させる、または、操縦ボックスの下端
側に、カバー体6の上壁部から上方に膨出された膨出部
11を設け、この膨出部11の左右方向中途部でカバー
体6を左右に分割すると共に、ペダル軸46,79を、
前記膨出部11の側壁部を貫通して左右方向外方に突出
させて設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックホー等の作
業車輌に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バックホーにあっては、走行装置上に上
下方向の旋回軸心廻りに回動自在に支持された旋回台を
備え、この旋回台はフレームをカバー体で覆って構成さ
れている。また、旋回台の前部には、掘削装置および走
行装置を操作する操作レバー等を備えた操縦ボックスが
立設され、この操縦ボックスの下端側には、右方に掘削
装置を上下軸廻りに左右揺動操作するスイングペダルが
設けられ、左方にバックホーに取り付けられるアタッチ
メントを操作するアタッチメント操作ペダルが設けら
れ、後方に旋回台の回動を規制する旋回ロックピンを操
作する旋回ロックレバーが設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のものにおい
て、旋回台のカバー体を操縦ボックスの下端側の取り付
け部分の左右方向中央部で左右に分割し、この左右のカ
バー構成体を左右方向外方から接合させることによっ
て、操縦ボックスを組み付けたままカバー体の着脱を行
えるように構成して、旋回台内のメンテナンスを容易に
行えるようにすることが考えられている。
【0004】しかし、この場合、スイングペダル、アタ
ッチメント操作ペダルを支持すると共に、操作力を伝達
するペダル軸、および旋回ロックレバーをカバー体の上
壁に形成される孔から突出させると、カバー体の着脱時
に、これらペダル軸や旋回ロックレバーも着脱しなけれ
ばならず、作業が煩雑になる上に、着脱するために孔の
大きさが大きくなり、外観を損ねると共に、強度低下を
生じさせ、強度確保のためにコストアップを招くという
問題点が生じる。
【0005】そこで、本発明は、旋回台の外郭を構成す
るカバー体を左右に2分割してメンテナンスの向上を図
るに際して、着脱の作業性を考慮したバックホーを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が前記目的を達成
するために講じた第1の技術的手段は、走行装置上に上
下方向の旋回軸心廻りに回動自在に支持された旋回台を
備え、この旋回台の外郭を構成するカバー体を備えると
共に、カバー体の内部から外部に突出する操作レバーを
備えた作業車輌において、前記カバー体を左右に分割す
ると共に、この左右のカバー構成体の分割面間から操作
レバーを突出させたことを特徴とする。
【0007】また、第2の技術的手段は、走行装置上に
上下方向の旋回軸心廻りに回動自在に支持された旋回台
を備え、この旋回台の外郭を構成するカバー体を備える
と共に、旋回台上の前部に操縦ボックスを備え、操縦ボ
ックスの下端側の側方に操作ペダルを備え、この操作ペ
ダルが取り付けられると共に該操作ペダルの踏み込み力
を伝達するペダル軸をカバー体の内部から外部に突出さ
せたバックホーにおいて、前記操縦ボックスの下端側
に、カバー体の上壁部から上方に膨出された膨出部を設
け、この膨出部の左右方向中途部でカバー体を左右に分
割すると共に、ペダル軸を、前記膨出部の側壁部を貫通
して左右方向外方に突出させて設けたことを特徴とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図2は小型バックホー1を示して
おり、このバックホー1は走行装置2と旋回機体3と掘
削装置4とから主構成されている。なお、以下、図3に
矢示Aで示すバックホー1の走行方向を前後方向とい
い、この前後方向に直交する矢示Bで示す横方向を左右
方向という。
【0009】走行装置2は、図2および図3に示すよう
に、ゴム製履帯を有するクローラ走行体5を左右一対備
えると共に、これら走行体5を走行モータM1で駆動す
るようにしたクローラ式走行装置が採用され、この走行
装置2は、走行速度が、1速と、これよりも速い2速と
に切換自在とされている。前記走行モータM1はアキシ
ャルピストンモータが採用されていると共に、このモー
タには2速切換えスプールが備えられていて、この2速
切換えスプールを作動させないときには、走行モータM
1駆動用の圧油から分流される圧油によって1速ピスト
ンを介してモータ斜板が押されて、1速のモータ回転が
得られる斜板角とされている。そして、2速切換えスプ
ールを作動させると、走行モータM1駆動用の圧油から
分流される圧油の経路が切り換えられ、該圧油によって
2速ピストンを介してモータ斜板が押されて該斜板が傾
動角が小さくなる方向へと動き、2速のモータ回転が得
られる斜板角に切り換えられるようになっている。
【0010】また、この走行装置2は、各クローラ走行
体5を左右方向に移動自在に連結支持すると共に、油圧
シリンダで左右に移動可能とすることで、左右クローラ
走行体5の間隔を調節できるよう構成されている。ま
た、この走行装置2の前部にはドーザ15が設けられて
いる。旋回機体3は、板材からなる枠材を組み合わせて
構成されたフレームを外郭となるカバー体6で覆ってな
る旋回台7を備え、この旋回台7のフレームは、走行装
置2の左右クローラ走行体5間の中央部に設けられた軸
受体8に、上下方向の旋回軸心C廻りに回動自在に支持
されており、旋回台7のフレームに支持された旋回モー
タM2によって旋回軸心C廻りに回動されるように構成
されている。また、この旋回台7のフレームの後部に
は、旋回台7の前部に取付けられた掘削装置4等との重
量バランスを図るカウンタウェイト9が装着され、旋回
台7の前部左側には、走行装置2、旋回機体3、掘削装
置4等に備えられた油圧機器操作用のレバー、表示パネ
ル等を備えた操縦ボックス10が設けられている。
【0011】この旋回機体3の後面側は、図1および図
3に示すように、略旋回軸心Cを中心とする円弧状に形
成されると共に、旋回したときにこの機体後面が描く旋
回軌跡円は、左右クローラ走行体5の左右幅を最も大き
く採ったときの、走行装置2の左右幅内に収められてい
る。また、旋回機体3の左右幅は前記機体後面が描く旋
回軌跡円の直径より幅狭に形成されており、左右クロー
ラ走行体5の左右幅を最も狭くしたときには、クローラ
走行体5の左右外端縁が旋回機体3の左右側面と略一致
する位置となるように構成されている。
【0012】図1乃至図5に示すように、カバー体6
は、樹脂によって形成されると共に、フロアを構成する
上壁部6aと、この上壁部6aの前縁から下方に一体的
に延出された前壁部6bと、上壁部6aの左右方向外端
縁から下方に一体的に延出された側壁部6cとから主構
成されている。このカバー体6の前部左側には、上壁部
6aから上方に突出された平面視略矩形状の膨出部11
が設けられ、この膨出部11の上壁11aには、前記操
縦ボックス10内の支持枠を突出させるために、操縦ボ
ックス10の下端外周形状に対応する開口が形成され、
その操縦ボックス10内の支持枠のベース部10Aは、
旋回台7内のフレーム側に固定されていて、膨出部11
で覆われている。
【0013】前記カバー体6は、膨出部11の左右方向
中央部で左右に分割され、この左右のカバー構成体6
L,6Rは分割部分で左右方向外方から突合わせ状に接
合されて、それぞれ旋回台7のフレームに設けた取付部
にボルトを介して着脱自在に取付固定されている。な
お、左右のカバー構成体6L,6Rの接合部分は、上面
側では上下にラップし、前面側では前後にラップするよ
うに構成されている。
【0014】カバー体6上壁部6aの後縁部と、ウェイ
ト9との間は上方に開口状とされ、この開口部13およ
びウェイト9上方はボンネット14により閉塞状とさ
れ、このボンネット14は後端下部がウェイト9にヒン
ジを介して左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着されて
開閉自在とされている。また、カバー体6の前壁部6b
の右方には、開口16が形成されると共に、この開口1
6からは、旋回台7のフレームに支持あるいは該フレー
ムの一部を構成する上下一対の支持ブラケット17の前
端側が突出されている。この支持ブラケット17の前端
部には支軸18を介して揺動ブラケット19が上下軸廻
りに左右揺動自在に枢着されている。
【0015】前記カバー体6の前面右側は左右方向中央
部から外方に向かうにしたがって後方に大きく傾斜して
おり、前記支軸18は、旋回台7の前端より後方側で且
つ操縦ボックス10の後端より前方側に位置していてい
る。これによって、掘削時に安定性が確保されると共
に、操縦ボックス10とボンネット11との間に形成さ
れた通路空間が、左右どちらからでも乗降でき且つ左右
方向に通過可能とされている。
【0016】前記揺動ブラケット19の右側部には、旋
回台7内の右端側に配置されたスイングシリンダ20の
ピストンロッド20aが上下軸廻りに回動自在に枢着さ
れており、該スイングシリンダ20のピストンロッド2
0aの出退によって揺動ブラケット19が支軸18廻り
に左右に揺動される。前記掘削装置4は、基部が揺動ブ
ラケット19に左右軸廻りに揺動自在に枢着されたブー
ム21と、このブーム21の先端側に左右軸廻りに揺動
自在に枢着されたアーム22と、アーム22の先端側に
スクイ・ダンプ自在に取付けられたバケット23とを備
えてなる。
【0017】ブーム21は、揺動ブラケット19とブー
ム21の中途部との間に設けられたブームシリンダ24
によって揺動動作され、アーム22は、ブーム21の中
途部とアーム22の基部との間に設けられたアームシリ
ンダ25によって揺動動作され、バケット23は、アー
ム22の基部とバケット23の取付部との間に設けられ
たバケットシリンダ26によってスクイ・ダンプ動作さ
れる。
【0018】図6および図7に示すように、操縦ボック
ス10下方の旋回台7内には各油圧機器を制御する制御
弁B1〜10が配置され、各制御弁B1〜10は、左右
方向に配設されて相互に重合連結され、これらは旋回台
7のフレームに固定されたブラケット27に取付固定さ
れている。これら制御弁B1〜10を左から順に簡単に
説明すると、B1は走行モータM1の2速切換えスプー
ルを作動させる2速制御弁であり、B2は旋回モータM
2用の制御弁であり、B3はアームシリンダ25用の制
御弁であり、B4は左側走行体5の走行モータM1駆動
用の制御弁であり、B5はドーザ15を駆動させる油圧
シリンダ用の制御弁であり、B6はバックホー1に他の
油圧機器を装備させる場合、例えば、掘削装置4のバケ
ット23の代わりに油圧ブレーカ、油圧オーガ等を取付
けた場合に、該油圧ブレーカ等を駆動させるための補助
制御弁であり、B7は右側走行体5の走行モータM1駆
動用の制御弁であり、B8バケットシリンダ23用の制
御弁であり、B9はブームシリンダ24用の制御弁であ
り、B10はスイングシリンダ20用の制御弁である。
【0019】操縦ボックス10後方のボンネット14上
には運転席28が設けられ、ボンネット14内には、エ
ンジン29、ラジエータ30、前記エンジン29により
駆動される油圧ポンプ31、エンジン29用の燃料タン
ク32、各油圧機器用の作動油タンク33等が収容され
ている。前記エンジン29は旋回台7の左右方向中央部
に横置き配置されていて、エンジン29のクランク軸心
が旋回台7の左右方向に略一致されている。このエンジ
ン29の右側方にラジエータ30が配置され、エンジン
29の左側に油圧ポンプ31が配置されて取付固定され
ており、該油圧ポンプ31がエンジン29の出力軸によ
って駆動されるようになっている。油圧ポンプ31の上
方にはマフラ34が前後方向に配置され、油圧ポンプ3
1の下方には前後方向に長く形成された燃料タンク32
が配置され、エンジン29の後方下部側には作動油タン
ク33が配置されている。
【0020】前記作動油タンク33はウェイト9に、上
方から凹設することにより一体形成されており、左右方
向横長に形成され、この作動油タンク33の上端開口を
閉塞する蓋体33aの左側には、補助タンク35が設け
られている。また、この補助タンク35の左側にはバッ
テリ36が配置固定されている。また、エンジン29の
上部右側後方には、エアクリーナ37が左右方向に配置
され、このエアクリーナ37の吸気ホース38は、該エ
アクリーナ37からエンジン29上部の左側を迂回して
エンジン29の前方側に延設されると共に、エンジン2
9上部前方を右方に向けて延設され、ラジエータ30の
前側右方で下方に向けて該ラジエータ30の下方側まで
延設されている。
【0021】なお、ボンネット14の右側面には、多数
の孔から構成される排風口が形成され、エンジン29に
よって回転駆動されるファン39によって起風される冷
却風は、ラジエータ30のコアを通って前記排風口から
排出されるようになっている。また、ラジエータ30の
下方側の、旋回台7の下面は開口状とされていて、冷却
空気の取入れ口とされている。さらに、このバックホー
1にはキャノピ40が着脱自在に装着され、このキャノ
ピ40の支柱はウェイト9の左右側部に取付固定され
る。
【0022】旋回台7の前部右側上方には、走行装置2
の速度を切換える走行2速ペダル41が配置されてい
る。この走行2速ペダル41は、図1および図6〜図1
0に示すように、カバー体6上壁部6aに形成された開
口部42を介して旋回台7内から突出された支持台43
の上面に固着されており、支持台43は取付プレート4
4にボルト45によって上方から着脱自在に固定され、
取付プレート44には、制御弁B1〜10の後側上方位
置に左右方向に配置されたペダル軸46の右端側に挿通
されてピン固定された取付筒47が固着されている。
【0023】なお、支持台43下面には、ボルト45廻
りの回動を規制すべく、取付プレート44の溝部44a
に嵌合される突部43aが形成されている。前記ペダル
軸46の右側は、上側支持ブラケット17に固着された
支持板48にボルトを介して着脱自在に固定された軸受
プレート50に軸心廻りに回動自在に支持され、ペダル
軸46の左側は、旋回台7のフレームの構成枠材51固
着された軸受プレート52に軸心廻りに回動自在に支持
されている。
【0024】2速制御弁B1の後上方には、前記ペダル
軸46に挿通されてピン固定された筒体53が配置さ
れ、この筒体53には、板材からなるレバー54が前方
突出状に固着されている。2速制御弁B1の前部上方に
は、前記ブラケット27および軸受プレート52に固着
された支持プレート55の下面に固着された支持ブロッ
ク56が設けられ、この支持ブロック56には左右方向
の支持ピン57が貫通され、この支持ピン57はその左
側が、前記ブラケット27および軸受プレート52を貫
通して支持されている。
【0025】支持ピン57には、支持ブロック56を挟
むように配置された左右一対のアーム58の前部が左右
軸廻りに回動自在に支持され、この左右アーム58の後
部には前記レバー54の下方に位置するピン59が設け
られ、左右アーム58の前後中間部には、左右方向に配
置されたピン60によって左右軸廻りに回動自在に支持
されたローラ61が設けられ、このローラ61は2速制
御弁B1のスプール62に上方から接当している。
【0026】なお、レバー54の下面には、その前端部
が左右アーム58間に位置して左右方向のスットパとな
るプレート54aが固着されている。前記構成におい
て、2速走行ペダル41を踏み込まない時には、走行装
置2は1速とされ、2速走行ペダル41を踏み込むと、
ペダル軸46が図9における反時計方向に回動してレバ
ー54によってピン59が押し下げられ、左右アーム5
8が支持ピン57廻りに下方に揺動し、ローラ61によ
って2速制御弁B1のスプール62が押し込まれ、この
2速制御弁B1からの圧油によって、2速切換えスプー
ルが作動されて走行モータM1の斜板角が変わり、2速
に切り換わるようになっている。
【0027】前記構成にあっては、カバー体6を取り付
けた後に、開口部42を介してボルト45一本で2速走
行ペダル41を取り付け得、また、カバー体6を取り外
すときは支持台43を取り外せばよく作業が簡単であ
る。また、レバー比を大きくとれ、ペダルの操作力が大
きくならないと共に、スプール62をローラ61によっ
て押し込むので、スプール62に無理な力が作用しな
い。さらに、レバー54、アーム58等の左右移動が比
較的容易であると共に、ペダル軸46を右方に延ばせば
2速走行ペダル41の左右移動も比較的容易に行え、2
速制御弁B1および2速走行ペダル41の配置の自由度
が大きく設計上好ましい。
【0028】なお、図示していないが、2速走行ペダル
41、レバー54、アーム58等の戻しバネを設けるの
が好ましい。図1、図6、図11および図12に示すよ
うに、カバー体6の膨出部11の右側方には、揺動ブラ
ケット19を左右揺動操作するスイングペダル(操作ペ
ダル)63が配置され、膨出部11の右側壁11bの内
側には、旋回台7のフレームに固定されると共に操縦ボ
ックス10の支持枠のベース部10Aが固着された支持
板64が設けられ、この支持板64には、左右方向に配
置されて膨出部11の右側壁11bに形成された挿通孔
65から左右方向外方に突出された支持筒66が固着さ
れ、この支持筒66にはペダル軸67が左右両側に突出
状に挿通されて左右軸廻りに回動自在に支持されてい
る。
【0029】前記スイングペダル63は、前ペダル63
Aと後ペダル63Bとから構成されており、後ペダル6
3Bの前端部には前記ペダル軸67に軸心廻りに回動自
在に挿通されて支持されたボス部68が設けられ、前ペ
ダル63Aの後端部には、前記後ペダル63Bのボス部
68の左右方向外方に位置され、ペダル軸67に一体回
動するように挿通されて支持されたボス部69が設けら
れている。これらボス部68,69は左右方向外方から
ペダル軸67に挿通されると共に、ペダル軸67の右端
に螺合されるボルト74によって抜止めされている。
【0030】また、前ペダル63Aのボス部69には後
方に突出状の係合部70が形成され、後ペダル63B
は、前記係合部70の上側に重合状とされて接当するよ
うに延設されている。ペダル軸67の左端側にはレバー
71が一体回動自在に取り付けられ、このレバー71の
先端側と、制御弁B10のスプール72とは連結リンク
73によって連動連結されている。
【0031】したがって、前ペダル63Aを踏み込め
ば、ペダル軸67が回動してレバー71が下方に揺動
し、連結リンク73を介してスプール72が押し込ま
れ、スウンイングシリンダ20が伸長あるいは収縮して
揺動ブラケット19が左右一方に揺動し、後ペダル63
Bを踏み込めば、該後ペダル63Bによって係合部70
が押し下げられ、これによって、ペダル軸67が回動し
てレバー71が上方に揺動し、連結リンク73を介して
スプール72が引き出され、スウンイングシリンダ20
が伸長あるいは収縮して揺動ブラケット19が左右他方
に揺動するようになっている。
【0032】前記前ペダル63Aの左側方には、前記支
持板64に固着されていて、膨出部11の右側壁11b
に形成された挿通孔75を通して左右方向外方に突出す
るストッパピン76が配置されており、図11に仮想線
で示すように、後ペダル63Bを上方に回動させてスト
ッパピン76上部に接当させることで、揺動ブラケット
19を揺動させる必要のない時に、後ペダル63Bの裏
側を足置き台として利用できるようになっている。
【0033】図1、図6、図13および図14に示すよ
うに、カバー体6の膨出部11の左側方には、補助制御
弁B6を操作するアッタチメント操作ペダル(操作ペダ
ル)77が配置され、膨出部11の左側壁11cの内側
には、前記支持プレート55および操縦ボックス10の
支持枠のベース部10Aに固着されていて、膨出部11
の右側壁11bの内側に位置する支持板64に対向する
支持板78が設けられている。
【0034】支持板78と支持板64との間にはペダル
軸79が左右方向に配置され、このペダル軸79は、各
支持板64,78に固定された軸受80,81に軸心廻
りに回動自在に支持されている。ペダル軸79の左側
は、膨出部11の左側壁11cに形成された挿通孔82
を介して左右方向外方に突出状とされ、この突出部分に
は、左右一対の支持筒83,84が挿通されている。
【0035】左右方向内方側の支持筒83は前記挿通孔
82に挿通状とされると共にペダル軸79に相対回動自
在に支持され、外方側の支持筒84はペダル軸79に一
体回動自在に支持されており、ペダル軸79の左端部に
螺合されたボルト85によって支持筒83,84が抜止
めされ、外方側の支持筒84には、アッタチメント操作
ペダル77の前端側が固着されている。
【0036】一方、補助制御弁B6上方の前方側には、
ペダル軸79に挿通されてピン固定された筒部材86が
設けられ、この筒部材86にはレバー87が後方突出状
に固定され、このレバー87の先端側と補助制御弁B6
のスプール88とは連結リンク89によって連動連結さ
れている。したがって、アッタチメント操作ペダル77
を踏み込むことによって、ペダル軸79が回動してレバ
ー87が下方に揺動され、補助制御弁B6のスプール8
8が押し込まれ、該補助制御弁B6によって制御される
油圧機器が作動するようになっている。
【0037】前記支持板78の、ペダル軸79後方側に
は、スッパピン90が膨出部11の左側壁11cに形成
された挿通孔91を介して左右方向外方に突出状に固定
され、アッタチメント操作ペダル77の上方には、該ア
ッタチメント操作ペダル77を覆う大きさに形成された
足置プレート92が配置され、この足置プレート92の
右端部には下方に一体的に延設された延出壁93が設け
られ、この延出壁93の前端部が前記内方側の支持筒8
3に固着されて足置プレート92がペダル軸79廻りに
回動自在とされると共に、延出壁93の後部が前記スト
ッパピン90に接当して下方への回動が規制されてい
る。
【0038】なお、アッタチメント操作ペダル77を操
作する場合には、図13に仮想線で示すように、足置プ
レート85を、その前端部がカバー体6の上壁6aに接
当するまで前方側へ回動させる。アッタチメント操作ペ
ダル77の後部には係合ピン94が左方突出状に設けら
れており、左側のカバー構成体6Lには、アッタチメン
ト操作ペダル77を踏み込んだ状態で係合ピン94に係
合して、該ペダル77の踏み込み状態を維持するロック
部材95が設けられている。
【0039】このロック部材95は、頭付ボルト96
と、これに螺合されるナット97に固着されたロック片
98と、ロックナット99とからなる。このロック部材
95は、頭付ボルト96を、左側のカバー構成体6Lに
形成された上下方向に挿通孔100に下方から上下方向
移動自在で且つ上下軸廻りに回動自在に挿通し、その後
ナット97をボルト96のネジ部96aに螺合し、さら
に、ロックナット99をネジ部96aに螺合して前記ナ
ット97を固定することで組み付けられている。
【0040】そして、アッタチメント操作ペダル77を
ロックしない時には、ロック片98を左側のカバー構成
体6L上に接当させると共に、図14に示すように、該
ロック片98を左右方向外方に向けておく。次いで、ア
ッタチメント操作ペダル77をロックする場合には、ア
ッタチメント操作ペダル77を踏み込むと共にボルト9
6を引き上げ、ロック片98をボルト96廻りに90°
回動させて係合ピン94の上側に係合させる。
【0041】前記構成のものにあっては、メンテナンス
時等においてカバー体6を取り外す場合、スイングペダ
ル63のボス部68,69をペダル軸67から抜脱して
スイングペダル63を取り外すと共に、支持筒83,8
4をペダル軸79から抜脱してアタッチメント操作ペダ
ル77および足置プレート92を取り外し、さらに、2
速走行ペダル41を支持台43と共に取付プレート44
から取り外し、その後、カバー体6を固定しているボル
トを取り外し、左側のカバー構成体6Lは左方に移動さ
せることによって、右側のカバー構成体6Rは若干右方
に移動させた後、上方側に移動させることによって、カ
バー体6が取り外せる。
【0042】図1、図15および図16に示すように、
カバー体6の膨出部11の後壁には、後方に向けて平面
視略円弧状に突出する突出部101が形成され、この突
出部101は膨出部11の後壁の左右方向中央部に設け
られていて、左右に分割状とされている。この突出部1
01の左側部分にはガイド溝102が形成され、このガ
イド溝102は上下方向に長い長溝部102aと、この
長溝部102aの左方に位置して該長溝部102aに上
端側において横溝部103bで連結された短溝部102
cとを備え、長溝部102aは右方に開放状とされると
共に、その開放側が突出部101の右側部分の端面によ
って閉塞状とされている。
【0043】また、突出部101内からガイド溝102
を通して旋回ロックレバー(操作レバー)103が突出
されている。この旋回ロックレバー103の基部は下方
に向けて折曲されており、この折曲部分に取付筒104
が固着されている。この旋回ロックレバー103は連結
ロッド105によって旋回ロックピン106に連結さ
れ、前記連結ロッド105は、上部が上下方向を向き、
中間部が横方向を向き、下部が上下方向を向くように折
曲されており、この連結ロッド105の上部に前記取付
筒104が上下軸廻りに回動自在に外嵌されて抜止めさ
れている。
【0044】連結ロッド105の下部は、旋回台7の底
部に位置すると共に該旋回台7のフレームの一部を構成
する枠材107の上面に立設された筒体108に挿通さ
れ、下端部に旋回ロックピン106が固着されている。
旋回ロックピン106は、前記枠材107の下面に下方
突出状に固着されたガイド筒109内に出退自在に挿入
され、ガイド筒109は連通孔110を介して筒体10
8に連通されている。
【0045】前記構成において、図15および図16に
実線で示すように、旋回ロックレバー103がガイド溝
109の長溝部109aの下端部に位置するときには、
旋回ロックピン106はガイド筒109から下方に突出
していると共に、その突出部分が走行装置2のフレーム
に設けられた係合筒部111に挿入し、旋回台7の旋回
軸心C廻りの回動が規制されている。この係合筒部11
1は、図2および図3に示すように、旋回台7が前方を
向いている時、および、旋回台7が後方を向いている時
に旋回ロックピン106が挿入するように、前後一対設
けられている。
【0046】そして、図15および図16に仮想線で示
すように、旋回ロックレバー103を引き上げると共
に、回動させてガイド溝109の短溝部109cの下端
部に位置させると、旋回ロックピン106は係合筒部1
11から抜脱されて、旋回台7の旋回軸心C廻りの回動
が許容される。前記のように構成することによって、カ
バー体6を取り外すときに旋回ロックレバー103を取
り外さないですむという効果を奏する。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、走行装置上に上下方向
の旋回軸心廻りに回動自在に支持された旋回台を備え、
この旋回台の外郭を構成するカバー体を備えると共に、
カバー体の内部から外部に突出する操作レバーを備えた
作業車輌において、前記カバー体を左右に分割すると共
に、この左右のカバー構成体の分割面間から操作レバー
を突出させたことによって、旋回台内のメンテナンスを
行う際においてカバー体を左右に分離する場合、および
取り付ける場合に、操作レバーを取り外さなくてもよ
く、カバー体の取り外しが容易である。また、操作レバ
ーを突出させるための孔も必要十分な大きさですみ、外
観を損なわないと共に、強度低下も少なく、カバー体を
樹脂で形成するのに都合がよい。
【0048】また、走行装置上に上下方向の旋回軸心廻
りに回動自在に支持された旋回台を備え、この旋回台の
外郭を構成するカバー体を備えると共に、旋回台上の前
部に操縦ボックスを備え、操縦ボックスの下端側の側方
に操作ペダルを備え、この操作ペダルが取り付けられる
と共に該操作ペダルの踏み込み力を伝達するペダル軸を
カバー体の内部から外部に突出させたバックホーにおい
て、前記操縦ボックスの下端側に、カバー体の上壁部か
ら上方に膨出された膨出部を設け、この膨出部の左右方
向中途部でカバー体を左右に分割すると共に、ペダル軸
を、前記膨出部の側壁部を貫通して左右方向外方に突出
させて設けたことによって、旋回台内のメンテナンスを
行う場合に操作ペダルをペダル軸から取り外すだけで、
カバー体を構成する左右のカバー構成体を左右方向外方
側に取り外すことができ、ペダル軸を取り外さなくても
よいので、カバー体の取り外しが容易である。また、ペ
ダル軸を突出させるための孔も必要十分な大きさです
み、外観を損なわないと共に、強度低下も少なく、カバ
ー体を樹脂で形成するのに都合がよい。
【0049】また、操作ペダルを、ペダル軸と一体回動
自在な前後一側のペダルと、ペダル軸と相対回動自在で
前記一側のペダルと連動して回動する前後他側のペダル
とから構成し、他側のペダルを一側のペダルに対して相
対的に回動させて該一側のペダル上方側に位置させたと
きに他側のペダルに接当させるストッパピンを、膨出部
の側壁部を貫通して左右方向外方に突出させて設けるこ
と、および、操作ペダルを踏み込み状態に保持するロッ
ク部材をカバー体側に支持することによって、カバー体
の取り外しがさらに向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】旋回機体の平面図である。
【図2】バックホーの全体側面図である。
【図3】バックホーの平面図である。
【図4】旋回台のカバー体の正面図である。
【図5】旋回台のカバー体の平面図である。
【図6】旋回台の正面断面図である。
【図7】旋回台の平面断面図である。
【図8】2速制御弁の操作機構のペダル側の左側面図で
ある。
【図9】2速制御弁の操作機構のスプール側の右側面図
である。
【図10】2速制御弁の操作機構のスプール側の平面図
である。
【図11】揺動ブラケットを制御する制御弁の操作機構
の左側面図である。
【図12】揺動ブラケットを制御する制御弁の操作機構
の平面図である。
【図13】アタッチメントを制御する制御弁の操作機構
の右側面図である。
【図14】アタッチメントを制御する制御弁の操作機構
の平面図である。
【図15】旋回ロック機構の側面図である。
【図16】旋回ロックレバーを案内するガイド溝の背面
図である。
【符号の説明】
2 走行装置 41 走行2速ペダル 54 レバー 58 アーム 62 スプール B1 2速制御弁 M1 走行モータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置上に上下方向の旋回軸心廻りに
    回動自在に支持された旋回台を備え、この旋回台の外郭
    を構成するカバー体を備えると共に、カバー体の内部か
    ら外部に突出する操作レバーを備えた作業車輌におい
    て、 前記カバー体を左右に分割すると共に、この左右のカバ
    ー構成体の分割面間から操作レバーを突出させたことを
    特徴とする作業車輌。
  2. 【請求項2】 走行装置上に上下方向の旋回軸心廻りに
    回動自在に支持された旋回台を備え、この旋回台の外郭
    を構成するカバー体を備えると共に、旋回台上の前部に
    操縦ボックスを備え、操縦ボックスの下端側の側方に操
    作ペダルを備え、この操作ペダルが取り付けられると共
    に該操作ペダルの踏み込み力を伝達するペダル軸をカバ
    ー体の内部から外部に突出させたバックホーにおいて、 前記操縦ボックスの下端側に、カバー体の上壁部から上
    方に膨出された膨出部を設け、この膨出部の左右方向中
    途部でカバー体を左右に分割すると共に、ペダル軸を、
    前記膨出部の側壁部を貫通して左右方向外方に突出させ
    て設けたことを特徴とする作業車輌。
  3. 【請求項3】 操作ペダルを、ペダル軸と一体回動自在
    な前後一側のペダルと、ペダル軸と相対回動自在で前記
    一側のペダルと連動して回動する前後他側のペダルとか
    ら構成し、他側のペダルを一側のペダルに対して相対的
    に回動させて該一側のペダル上方側に位置させたときに
    他側のペダルに接当させるストッパピンを、膨出部の側
    壁部を貫通して左右方向外方に突出させて設けたことを
    特徴とする請求項2記載の作業車輌。
  4. 【請求項4】 操作ペダルを踏み込み状態に保持するロ
    ック部材をカバー体側に支持したことを特徴とする請求
    項2記載の作業車輌。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000328600A (ja) * 1999-05-17 2000-11-28 Seirei Ind Co Ltd 旋回作業車のステップ構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000328600A (ja) * 1999-05-17 2000-11-28 Seirei Ind Co Ltd 旋回作業車のステップ構造
JP4547512B2 (ja) * 1999-05-17 2010-09-22 ヤンマー建機株式会社 旋回作業車のステップ構造

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