JP2001271375A - 旋回作業機 - Google Patents

旋回作業機

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JP2001271375A
JP2001271375A JP2000082805A JP2000082805A JP2001271375A JP 2001271375 A JP2001271375 A JP 2001271375A JP 2000082805 A JP2000082805 A JP 2000082805A JP 2000082805 A JP2000082805 A JP 2000082805A JP 2001271375 A JP2001271375 A JP 2001271375A
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JP
Japan
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muffler
hydraulic pump
engine
hydraulic
turning
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Application number
JP2000082805A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Matsubara
義孝 松原
Keiichi Hara
啓一 原
Kenji Ikeda
堅二 池田
Teruo Kunisawa
輝夫 国沢
Kenzo Koga
謙三 古賀
Tomoaki Miyake
知明 三宅
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型バックホーの旋回台後部の油圧ポンプ上
方にマフラーをコンパクトに配置する。 【解決手段】 走行装置上に上下軸廻りに旋回自在に設
けた旋回台の後部にエンジン9を横置き配置すると共
に、このエンジン9の左右一側に油圧ポンプ11を備
え、この油圧ポンプ11の上方にマフラー18を配置
し、これらの後方をボンネット36によって覆うように
した旋回作業機において、前記マフラー18を前方Aに
向かうにしたがって左右方向外方に移行する傾斜状に配
置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックホー等の旋
回作業機に関するものであり、特に、マフラーの配置構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、バックホーにおいては、走行装置
上に旋回台が上下方向の旋回軸廻りに旋回自在に備えら
れ、この旋回台の前部には掘削装置が設けられ、後部に
はエンジンが横置き配置されていると共に、エンジンの
左右一側に油圧ポンプが配置されており、この油圧ポン
プの上方にマフラーを長手方向が前後方向となるように
配置し、これらエンジン、油圧ポンプ、マフラーの後方
をボンネットによって開閉自在に覆うようにしたものが
ある。
【0003】前記旋回台の後部は平面視で、後方に突出
する弧状に形成され、ボンネットの形状もこれに沿った
形状とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記バックホーにあっ
ては、掘削装置との重量バランスを図るためにエンジン
を後方よりに配置することが考えられているが、ボンネ
ットは平面視で弧状に形成されており、その外面形状は
中央部から左右方向一側方に向かうにしたがって前方に
移行する湾曲状とされており、また、小型のバックホー
では、ボンネット内の収納空間(機器配置空間)にあま
り余裕がないことから、単純に、エンジンを後方に寄せ
ると、マフラーの後部がボンネットからはみ出す(ボン
ネットと干渉する)という問題が生じる。
【0005】また、マフラーの排気パイプは後部にあ
り、また、マフラーの下方には油圧ポンプがあるので、
マフラーをエンジンに対して前方に寄せると、マフラー
排気パイプが油圧ポンプと干渉する惧れがある。そこ
で、本発明は前記問題点に鑑みて、旋回作業機のボンネ
ット内の収納空間内にエンジン、油圧ポンプ、マフラー
を良好に(コンパクトに)納めることができるよう考慮
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が前記目的を達成
するために講じた技術的手段は、走行装置上に上下軸廻
りに旋回自在に設けた旋回台の後部にエンジンを横置き
配置すると共に、このエンジンの左右一側に油圧ポンプ
を備え、この油圧ポンプの上方にマフラーを配置し、こ
れらの後方をボンネットによって覆うようにした旋回作
業機において、前記マフラーを前方に向かうにしたがっ
て左右方向外方に移行する傾斜状に配置したことを特徴
とする。
【0007】また、マフラーを上下方向扁平状に形成
し、該マフラーの上方にエアークリーナーを配置するの
がよい。また、油圧ポンプの上面側に圧油吐出口が設け
られ、この油圧ポンプの圧油吐出口の上方から外れるよ
うにマフラーを配置するのがよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図4及び図5において、1は旋回
作業機として例示するバックホーであり、該バックホー
1は上部の旋回体2と、下部の走行装置3とから主構成
されており、旋回台6が上下軸廻りに旋回しても、該旋
回台6の後面側が走行装置7の左右幅外に、はみ出さな
いように、旋回台6の後面側を平面視弧状(略円弧状)
に構成した小型の後方小旋回バックホーと称されるもの
である。
【0009】なお、バックホー1の走行方向(図4の左
右方向)を前後方向といい、この前後方向に直交する横
方向(図4の紙面貫通方向)を左右方向という。走行装
置3は、トラックフレーム3Aの左右両側に、アイドラ
3B、駆動輪3C、トラックローラ3D及びキャリアロ
ーラ3Fを回転自在に支持し、これらにゴムクローラ形
式(又は鉄クローラ形式)のクローラ走行体4を巻き掛
け、駆動輪3Cを油圧モータ等で駆動してなるクローラ
式走行装置が採用されている。走行装置3の前部にはド
ーザ5が備えられている。
【0010】旋回体2は、走行装置3上に上下方向の軸
心回りに旋回自在に支持された旋回台6と、旋回台6の
前部に設けられた作業装置(掘削装置)7と、旋回台6
上に設けられた運転席8と、エンジン9,燃料タンク1
0,油圧ポンプ11,作動油タンク12,コントロール
バルブ13,ラジエータ14,オイルクーラ15,リザ
ーブタンク16,バッテリー17,マフラー18,エア
クリーナー25等の旋回台6に搭載された各種機器等と
を備えて構成されている。運転席8は、旋回台6の前後
方向中途部で、左右方向中央部から左寄りに配置されて
いる。
【0011】旋回台6は、図6に示すように、旋回フレ
ーム19と、この旋回フレーム19の後部に取付固定さ
れていて、エンジン9等と共に旋回台6前部に備えた作
業装置7等に対する重量バランスを図り且つ旋回台6の
後部を構成するカウンタウエイト20(プロテクタ)と
から主構成されている。また、旋回フレーム19の左右
側面、前面及び上面の運転席8前方側等は適宜カバー体
23等によって覆われている。旋回フレーム19は、走
行装置3上に旋回ベアリング21を介して上下軸廻りに
旋回自在に支持された旋回基板22を備えると共に、こ
の旋回基板22上に補強部材や、各種機器等を取付固定
するための取付部材等を固定してなる。
【0012】旋回基板22の前部には、旋回台6から前
方突出状に上下一対の支持ブラケット26が設けられ、
この支持ブラケット26には、揺動ブラケット27が上
下軸廻りに左右揺動自在に支持されている。この揺動ブ
ラケット27に横軸廻りに揺動自在自在に支持されたブ
ーム28と、このブーム28の先端側に横軸廻りに揺動
自在に支持されたアーム29と、このアーム29の先端
側にスクイ・ダンプ動作可能に取り付けられたバケット
30とから前記作業装置7が主構成されており、これら
ブーム28、アーム29、バケット30は、それぞれ油
圧シリンダからなるブームシリンダ31、アームシリン
ダ32、バケットシリンダ33によって作動可能とされ
ている。
【0013】旋回基板22の後部で且つ運転席8の後方
側(旋回台6の後部)には、エンジン9が横置き(クラ
ンク軸の軸心が左右方向を向くように)配置され、エン
ジン9の左側(左右一側)には、各種油圧機器に圧油を
供給する油圧ポンプ11が配置され、この油圧ポンプ1
1の上方にはマフラー18が配置され、このマフラー1
8の上方にはエアクリーナー25が配置されている。ま
た、エンジン9の右側(左右他側)には、ラジエータ1
4、オイルクーラ15、リザーブタンク16及びバッテ
リー17が配置され、エンジン9より前方側で且つ旋回
基板22の左側には燃料タンク10が配置され、エンジ
ン9より前方側で且つ旋回基板22の右側で且つラジエ
ータ14等の前方には、油圧機器作動用の圧油を貯留す
る作動油タンク12が配置され、作動油タンク12の前
方には、各油圧機器を制御する制御弁を縦方向に積み重
ねてなるコントロールバルブ13が配置されている。
【0014】エンジン9,ラジエータ14,オイルクー
ラ15,作動油タンク12,コントロールバルブ13等
は旋回台6から上方に突出状とされており、エンジン
9,油圧ポンプ11,マフラー18及びエアクリーナー
25等の配置空間の旋回台6より上方側部分の、前上
方、前方及び左側方は、旋回フレーム19に固定の支持
フレーム34(図11参照)及び旋回フレーム19等に
取付固定された固定カバー35によって覆われている。
また、エンジン9,油圧ポンプ11,ラジエータ14,
マフラー18,エアクリーナー25等の配置空間の旋回
台6より上方側部分の、後部側はボンネット36によっ
て覆われており、このボンネット36は前記支持フレー
ム34又は固定カバー35等にヒンジを介して上下揺動
自在に取り付けられていて、開閉自在とされている。
【0015】このボンネット36は旋回台6(カウンタ
ウエイト20)の後面形状に沿った形状に形成されてい
て、平面視、後方側に突出する弧状に形成されている。
したがって、ボンネット36の後面側形状は左右方向中
央部から左右方向外方に向かうにしたがって前方に移行
するように湾曲状に形成されている。作動油タンク12
及びコントロールバルブ13はタンクカバー37によっ
て覆われている。このタンクカバー37は固定カバー3
5の右側方にまで延設されていて、ラジエータ14、オ
イルクーラ15、リザーブタンク16及びバッテリー1
7等をも覆うように構成されている。
【0016】また、タンクカバー37は前側下端部がヒ
ンジによって左右方向の軸心回りに回動自在に旋回フレ
ーム19に枢着されており、このタンクカバー37をヒ
ンジを支点として上側且つ前側に回動させることによ
り、作動油タンク12、ラジエータ14等の配置空間が
開放状となるように構成されている。なお、運転席8の
前方には、左右の走行体4を別々に操作すべく左右一対
設けられた走行用操縦レバー38L,38Rが配置さ
れ、運転席8の左右両側には操縦台39L,39Rが配
置されている。
【0017】右側の操縦台39Rには、ブーム28及び
バケット30を操作するブーム・バケット用操作レバー
40と、ドーザ5を操作するドーザ用操作レバー41
と、エンジンの回転を制御するアクセルレバー42と、
操作することによりブーム・バケット用操作レバー40
によるブーム28及びバケット30の操作を不能又は可
能とするロックレバー24とを備えている。また、左側
の操縦台39Lには、旋回台6を旋回させる旋回モータ
及びアーム29を操作する旋回・アーム用操作レバー4
3と、操作することにより旋回・アーム用操作レバー4
3による旋回モータ及びアーム29の操作を不能又は可
能とするロックレバー44とが備えられている。
【0018】前記旋回フレーム19は、図9〜図11に
示すように、旋回基板22上に縦向きで且つ左右方向に
亘って配置されて溶接固定されていて、エンジン9、油
圧ポンプ11、ラジエータ15,オイルクーラ15、バ
ッテリー17等の配置部と、燃料タンク10、作動油タ
ンク12等の配置部とを仕切る(区画する)一枚の板材
から成る仕切壁45を備えている。また、旋回フレーム
19は、旋回基板22上の後端側に配置固定されたウエ
イト取付体46を備えている。このウエイト取付体46
は鋳鋼で形成され、ウエイトの一端を担うと共に、左右
両側及び左右方向中央部にウエイト取付部47を備えて
いる。
【0019】このウエイト取付体46には、エンジン9
の後部下端側を取付固定するための左右一対のエンジン
後取付部48Rと、固定カバー35を支持する支持フレ
ーム34の後ろ側の左右一対の後脚部34R下端を取付
固定するための左右一対の支持フレーム後取付部49R
が備えられている。また、エンジン9の前部下端側を取
付固定するための左右一対のエンジン前取付部48F
は、前記仕切壁45に取付固定されており、エンジン9
は前後の取付部48F,48Rの取付部によって旋回基
板22から浮かせた状態で、旋回フレーム19に取り付
けられる。
【0020】前記支持フレーム34は前述した左右一対
の後脚部34Rと、左右一対の前脚部34Fと、これら
脚部34F,34Rの上端に連結されると共に固定カバ
ー35が取り付けられる上板34Aとから主構成されて
いて、エンジン9を跨ぐように配置されており、左右の
前脚部34Fの下端を取付固定するための左右一対の支
持フレーム前取付部49Fは前記仕切壁45に取付固定
されている。この支持フレーム34の右側の前後脚部3
4F,34Rは左右方向に関して略同位置に配置されて
上端側で相互に連結されており、左側の前後脚部34
F,34Rは左右方向に関して位置ずれさせて配置され
ている。
【0021】なお、エンジン9の右側に備えられたラジ
エータファン50は外部から空気を吸い込む吸引式とさ
れており、タンクカバー37の側面後部側に外気取入れ
口が形成されており、吸引された空気は旋回台6下方等
へと逃げるようになっている。また、作動油タンク12
の配置部と、ラジエータ14等の配置部とは、前記仕切
壁45及びその他の仕切部材によって仕切られていて、
作動油タンク12配置部の空気を吸引しないように構成
されている。また、ラジエータ14等の配置部とエンジ
ン9の配置部も、ラジエータ14の周囲に関して仕切ら
れる。
【0022】また、エンジン9の配置部と、運転席8の
配置部とは、仕切壁45、固定カバー35及びその他の
仕切部材によって仕切られる。また、旋回基板22の左
右方向中央側には、縦向きに配置されていて前記仕切壁
45と交差するように旋回基板22前部から後部へと延
びる左右一対の板材から成る縦リブ51L,51Rが旋
回基板22上に溶接固定されている。この左右の縦リブ
51L,51Rは一枚の板材によって構成されており、
左右の縦リブ51L,51Rの前端側は前記支持ブラケ
ット26に連結され、縦リブ51L,51Rの後端側は
前記ウエイト取付体46に連結されており、縦リブの後
部がエンジン9の下方を通るように(エンジン9の下方
を前後方向に横切るように)延設されて配置されてい
る。
【0023】前記仕切壁45の前方側で且つ左側縦リブ
51Lの左右方向外方側が燃料タンク10の配置部とさ
れ、仕切壁45の前方側で且つ右側縦リブ51Rの左右
方向外方側が作動油タンク12の配置部とされ、仕切壁
45の後方側で且つ右縦リブ51Rの左右方向外方側が
ラジエータ14、オイルクーラ15、リザーブタンク1
6、バッテリー17の配置部とされ、仕切壁45の後方
側で且つラジエータ14等の配置部の左側方がエンジン
9の配置部とされている。図7〜図11に示すように、
作動油タンク12は前後一対の載置板53F,53R上
に載置されている。
【0024】この作動油タンク12の下面前後には、取
付板54F,54Rが固定されており、この取付板54
F,54Rが前記載置板53F,53R上に載置されて
ボルト等によって取付固定されている。前側の載置板5
3Fは、旋回基板22上に立設された左右一対のステー
55,56上に固定され、後側の載置板53Rは仕切壁
45の固定されると共に、仕切壁45及び旋回基板22
に固定されたステー57上端部に固定されている。前記
ステー56,57は上方に向かうにしたがって左右方向
外方に移行する傾斜状上に配置されている。
【0025】作動油タンク12の後壁下部には、圧油の
排出口60が設けられている。この排出口60は、仕切
壁45の上方を越えて仕切壁の後面側に突出された後、
下方に向けて屈曲されている。仕切壁45の左側は右側
よりも低く形成されている。なお、作動油タンク12の
下方側は前記揺動ブラケット27を左右に揺動させる油
圧シリンダの配置空間とされている。コントロールバル
ブ13は、バックホー1に備えられた各種油圧機器を各
々制御する直動スプール型切換バルブからなる制御弁を
スプールの操作方向に直交する方向に配設されて連結さ
れたもので、作動油タンク12の前方に縦向きに配置さ
れていて、ステー58等によって作動油タンク12に取
付固定されている。
【0026】油圧ポンプ11は圧油を吐出させる3つの
ポンプ部を有すると共に、それぞれのポンプ部の上面側
に圧油吐出口11A,11B、11C(油圧継手)が設
けられている。油圧ポンプ11の下面側には下方に向け
て突出する圧油の吸込口61が設けられている。圧油吐
出口11A,11B、11Cは3本のデリバリホース6
2A,62B,62Cを介してコントロールバルブ13
に接続され、吸込口61は作動油タンク12の排出口6
0にサクションホース63を介して接続されている。
【0027】一方、左右の縦リブ51L,51Rには、
仕切壁45の後方側において、それぞれ前後2つの挿通
孔65,66が左右方向に貫通形成されており、縦リブ
51L,51Rの前記前後の挿通孔65,66の上方側
には、補強部材67が溶接等により固定されている。前
側の挿通孔65はサクションホース63を通すための孔
であり、後側の挿通孔66はデリバリホース62A,6
2B,62Cを通すための孔である。したがって、サク
ションホース63は油圧ポンプ11からエンジン9の下
方を通って右方に配管されて作動油タンク12の排出口
60に接続されており、油圧ポンプ11からのサクショ
ン系の圧油経路が仕切壁45の上方を越えて作動油タン
ク12の背面下部に接続されている。
【0028】また、デリバリホース62A,62B,6
2Cは油圧ポンプ11からエンジン9の下方を通って右
方に配管され、旋回基板22の左側端部で前方に向けて
屈曲され、仕切壁45、前後のステー56,57の右側
方を通って作動油タンク12の前側に至り、コントロー
ルバルブ13の圧油供給口に接続されている。したがっ
て、仕切壁45及びステー56,57の左右方向外側方
(右方)に配管空間が設けられている。なお、サクショ
ンホース63及びデリバリホース62A,62B,62
Cを油圧ポンプ11から右方に配管する場合、縦リブ5
1L,51Rの上を通したのでは、エンジン9が邪魔物
となって配管が困難となるので、サクションホース63
及びデリバリホース62A,62B,62Cは旋回基板
22の上面近傍に沿って配管されるのが好ましい。
【0029】また、縦リブ51L,51Rに上方から切
欠部を設け、該切欠部にこれらホース63,62A,6
2B,62Cを通すようにすると、作業時において、作
業装置7からの荷重により、前記切欠部に応力集中が生
じる。また、サクションホース63及びデリバリホース
62A,62B,62Cを左右方向に配管するのに、縦
リブ51L,51Rを分断すると、強度低下を補うため
に補強構造が複雑な構造となると共に、溶接応力によっ
て旋回基板22に反りが生じることとなる。
【0030】そこで、本実施の形態のように、縦リブ5
1L,51Rに挿通孔65,66を設け、この挿通孔6
5,66を通してサクションホース63及びデリバリホ
ース62A,62B,62Cを配管することにより、縦
リブ51L,51Rを分断せずに前後方向に配設できる
と共に、サクションホース63及びデリバリホース62
A,62B,62Cの配管も良好に行える。また、サク
ションホース63及びデリバリホース62A,62B,
62Cを挿通孔65,66に挿通することにより、縦リ
ブ51L,51Rでこれらホース63,62A,62
B,62Cの保持をすることができる。
【0031】前記後側のステー57の左右方向外面側に
は、デリバリホース62A,62B,62Cを支持する
ホースクランプ68が設けられている。図1〜図3、図
8、図11に示すように、油圧ポンプ11はエンジン9
の左側に取付固定されたポンプハウジング71の左側面
に取付固定されていて、油圧ポンプ11の入力軸72が
ポンプハウジング71内に挿入状とされている。マフラ
ー18は、油圧ポンプ11の上方において、前方Aに向
かうにしたがって左右方向外方に移行する傾斜状に配置
されており(マフラー18の長手方向が、前方Aに向か
うにしたがって左右方向外方に移行する傾斜方向に沿う
ように配置されており)、ポンプハウジング71の左側
面上部に固定された取付台73にいる。
【0032】このように、マフラー18を傾斜状に配置
することで、エンジン9をボンネット36に近づけるよ
うに配置しても、マフラー18が、エンジン9の側方で
油圧ポンプ11の上方に良好に収まる。また、前後方向
に対して、マフラー18の後部側を左右方向中央部(左
右方向内方)側に振ることにより、マフラー18が油圧
ポンプ11の圧油吐出口11A,11Bの上方から外
れ、デリバリホース62A,62Bの圧油吐出口11
A,11Bへの接続等の作業が容易に行える。
【0033】また、マフラー18の前部右側には、イン
レット74が設けられ、このインレット74はフランジ
付きパイプ75を介してエキゾーストマニホールド76
に接続されている。また、マフラー18の後部左側に
は、アウトレット77が下向き折曲状に設けられ、この
アウトレット77に排気パイプ78(ホースを含む)が
接続され、この排気パイプ78は旋回台6の底部(旋回
基板22の近傍)にまで至り、その排出側端部は、カウ
ンタウエイト20の下部等に開口(図示省略)を形成
し、この開口からエンジン9からの排気ガスが排出され
るように配設される。
【0034】このように、排気パイプ78を旋回台6の
底部にまで延設することで、消音効果を向上させてい
る。取付台73は、略水平状に配置される横壁79A
と、この横壁79Aの右端側から下方に延びる縦壁79
BとからL字形に形成されたメイン部材79を有する。
このメイン部材79の縦壁79Bはポンプハウジング7
1の上部にボルト等によって固定され、横壁79A上に
は、マフラー18の下面側に固定された取付部材80が
ボルト等によって固定されている。
【0035】メイン部材79の前後には、横壁79Aの
下面及び縦壁79Bの左側面に溶接等によって固定され
た補強壁81,82を有する。後補強壁82には、左方
に突出する延出部82Aが設けられ、この延出部82A
の後面側にU字ボルト83等によって排気パイプ78の
上端側が固定されている。また、マフラー18は上下扁
平状に形成され、これにより上下の空間が広くなり、マ
フラー18上方のエアクリーナー25の収まりも良好と
なる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、走行装置上に上下軸廻
りに旋回自在に設けた旋回台の後部にエンジンを横置き
配置すると共に、このエンジンの左右一側に油圧ポンプ
を備え、この油圧ポンプの上方にマフラーを配置し、こ
れらの後方をボンネットによって覆うようにした旋回作
業機において、前記マフラーを前方に向かうにしたがっ
て左右方向外方に移行する傾斜状に配置したので、エン
ジンをボンネットに接近させてもマフラーが良好に収ま
る。
【0037】また、マフラーを上下方向扁平状に形成
し、該マフラーの上方にエアークリーナーを配置するこ
とにより、エアクリーナーを良好に収められる。また、
油圧ポンプの上面側に圧油吐出口が設けられ、この油圧
ポンプの圧油吐出口の上方から外れるようにマフラーを
配置することにより、油圧ホース等の油圧ポンプへの接
続がしやすいという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】マフラー配置部の平面図である。
【図2】マフラー配置部の側面図である。
【図3】マフラー配置部の背面図である。
【図4】バックホーの全体側面図である。
【図5】旋回台等の平面図である。
【図6】旋回フレームの平面図である。
【図7】油圧ポンプと作動油タンクとの関係を示す平面
図である。
【図8】油圧ポンプと作動油タンクとの関係を示す左側
面図である。
【図9】作動油タンク等の右側面図である。
【図10】油圧ポンプと作動油タンクとの関係を示す背
面図である。
【図11】旋回台の背面図である。
【符号の説明】
3 走行装置 6 旋回台 9 エンジン 11 油圧ポンプ 11A 圧油取出口 11B 圧油取出口 11C 圧油取出口 18 マフラー 25 エアクリーナー 36 ボンネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 堅二 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 国沢 輝夫 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 古賀 謙三 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 三宅 知明 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2D015 CA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置上に上下軸廻りに旋回自在に設
    けた旋回台の後部にエンジンを横置き配置すると共に、
    このエンジンの左右一側に油圧ポンプを備え、この油圧
    ポンプの上方にマフラーを配置し、これらの後方をボン
    ネットによって覆うようにした旋回作業機において、 前記マフラーを前方に向かうにしたがって左右方向外方
    に移行する傾斜状に配置したことを特徴とする旋回作業
    機。
  2. 【請求項2】 マフラーを上下方向扁平状に形成し、該
    マフラーの上方にエアークリーナーを配置したことを特
    徴とする請求項1に記載の旋回作業機。
  3. 【請求項3】 油圧ポンプの上面側に圧油吐出口が設け
    られ、この油圧ポンプの圧油吐出口の上方から外れるよ
    うにマフラーを配置したことを特徴とする請求項1又は
    2に記載の旋回作業機。
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