JP3662784B2 - バックホー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バックホーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
バックホーにあっては、走行装置上に旋回台を上下軸廻りに旋回自在に設け、この旋回台に、運転席、掘削装置、エンジン、油圧ポンプ、ラジエータ、オイルクーラ、リザーブタンク、燃料タンク、作動油タンク、コントロールバルブ等を設けている。
旋回台は旋回フレームの後部にウエイトを設けると共に、旋回フレームの側面、前面及び上面を適宜カバー体によって覆ってなり、旋回フレームは、走行装置上に軸受体を介して上下軸廻りに回動自在に設けられた旋回基板を備え、この旋回基板上に補強部材や各種機器を取付固定するための取付部材等を設けて構成されている。
【0003】
また、エンジンを旋回基板の後部に配置し、エンジンの左側方に油圧ポンプを配置し、エンジンの右側方にラジエータを配置し、旋回基板の右側部でラジエータの前方側に作動油タンクとコントロールバルブとを配置し、旋回基板の前後方向中央側の左側部に運転席を配置したものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来のバックホーにあっては、エンジンの左側方に油圧ポンプを配置し、旋回基板の右側部でラジエータの前方側に作動油タンクとコントロールバルブとを配置しているので、油圧ポンプと、作動油タンク及びコントロールバルブとの間に配設されるサクションホースやデリバリホース等の油圧配管をエンジンの下方を通して左右方向に配設しなければならず、これらサクションホースやデリバリホースを配設するために、旋回基板上に設けられる前後方向の補強部材は分断されて旋回基板上に溶接固定されていた。
【0005】
前後方向の補強部材を分断して旋回基板に溶接すると、溶接応力によって、旋回基板が反るという問題が生じる。また、前後方向の補強部材を分断すると、旋回フレームの構造が複雑化するという問題もある。
なお、油圧ポンプをエンジンの右側方に配置すればよいが、そうすると、ラジエータがエンジンの左側方に配置されることとなり、ラジエータは油圧ポンプに比べ大きいので、運転席を前方に寄せなければならず、運転者の居住空間が狭くなるという問題が生じる。
【0006】
そこで、本発明は前記問題点に鑑みて、溶接応力による旋回基板の反りの問題を解消すると共に、油圧配管を良好に配設できるバックホーを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明が前記目的を達成するために講じた技術的手段は、走行装置(3)上に上下軸廻りに旋回自在な旋回基板(22)を備え、この旋回基板(22)上に、前部から後方に延びる縦リブ(51L、51R)を設けると共に、旋回基板(22)の後部にエンジン(9)を配置し、旋回基板(22)の左右方向一側のエンジン(9)側方に油圧ポンプ(11)を配置し、旋回基板(22)の左右方向他側に作動油タンク(12)及びコントロールバルブ(13)を配置し、旋回基板(22)上のエンジン(9)の前側に、エンジン配置部を区画するための仕切壁(45)を縦リブ(51L、51R)と交差するように左右方向に亘って設け、前記仕切壁(45)の後面にエンジン(9)の前部下端側を取付固定するエンジン前取付部(48F)を設け、仕切壁(45)の前面に作動油タンク(12)を取付ける載置板(53R)を設け、前記縦リブ(51L、51R)の後部をエンジン(9)の下方を通るように延設し、油圧ポンプ(11)と、作動油タンク(12)及びコントロールバルブ(13)との間に配設される油圧配管を通すための挿通孔(65、66)を縦リブ(51L、51R)に貫通形成したことを特徴とする。
【0008】
また、旋回基板上のエンジンの前側に、エンジン配置部を区画するための仕切壁を縦リブと交差するように左右方向に亘って設け、作動油タンクを仕切壁の前側に配置すると共にコントロールバルブを作動油タンクの前側に配置し、油圧ポンプから作動油タンクに至るサクション系圧油経路が仕切壁の上方を越えて作動油タンクの背面下部に接続されるように構成してもよい。
また、仕切壁の側方にデリバリホースを通す配管空間を設けるのがよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図7及び図8において、1はバックホーであり、該バックホー1は上部の旋回体2と、下部の走行装置3とから主構成されており、旋回台6が上下軸廻りに旋回しても、該旋回台6の後面側が走行装置7の左右幅外にはみ出さないように、旋回台6の後面側を平面視弧状に構成した小型の後方小旋回バックホーと称されるものである。
【0010】
走行装置3は、油圧モータで駆動されるゴムクローラ形式の走行体4を、走行フレーム3Aに左右一対設けてなり、また、走行装置3の前部にはドーザ5が備えられている。
旋回体2は、走行装置3上に上下方向の軸心回りに左右旋回自在に支持された旋回台6と、旋回台6の前部に設けられた作業装置(掘削装置)7と、旋回台6上に設けられた運転席8と、エンジン9、燃料タンク10、油圧ポンプ11、作動油タンク12,コントロールバルブ13、ラジエータ14、オイルクーラ15、リザーブタンク16、バッテリー17等の旋回台6に搭載された各種機器等とを備えて構成されている。
【0011】
運転席8は旋回台6の中央部から左寄りに配置されている。
旋回台6は、図9に示すように、旋回フレーム19と、この旋回フレーム19の後部に取付固定されていて旋回台6前部の作業装置7等に対する重量バランスを図ると共に旋回台6の後部を構成するカウンタウエイト20とから主構成されている。また、旋回フレーム19の左右側面、前面及び上面の運転席前方側等は適宜カバー体23等によって覆われている。
旋回フレーム19は、走行装置3上に軸受体21を介して上下軸廻りに旋回自在に支持された旋回基板22を備えると共に、この旋回基板22上に補強部材や、各種機器等を取付固定するための取付部材等を固定してなる。
【0012】
旋回基板22の前部には、旋回台6から前方突出状に上下一対の支持ブラケット26が設けられ、この支持ブラケット26には、揺動ブラケット27が上下軸廻りに左右揺動自在に支持されている。
この揺動ブラケット27に横軸廻りに揺動自在自在に支持されたブーム28と、このブーム28の先端側に横軸廻りに揺動自在に支持されたアーム29と、このアーム29の先端側にスクイ・ダンプ動作可能に取り付けられたバケット30とから前記作業装置7が主構成されており、これらブーム28、アーム29、バケット30は、それぞれ油圧シリンダからなるブームシリンダ31、アームシリンダ32、バケットシリンダ33によって作動可能とされている。
【0013】
旋回基板22の後部で且つ運転席8の後方側にはエンジン9が横置き配置され、エンジン9の左側には各種油圧機器に圧油を供給する油圧ポンプ11が配置され、エンジン9の右側にはラジエータ14、オイルクーラ15、リザーブタンク16及びバッテリー17が配置され、エンジン9より前方側で且つ旋回基板22の左側には燃料タンク10が配置され、エンジン9より前方側で且つ旋回基板22の右側で且つラジエータ14等の前方には、油圧機器作動用の圧油を貯留する作動油タンク12が配置され、作動油タンク12の前方には、各油圧機器を制御する制御弁を縦方向に積み重ねてなるコントロールバルブ13が配置されている。
【0014】
エンジン9,ラジエータ14,オイルクーラ15,作動油タンク12,コントロールバルブ13等は旋回台6から上方に突出状とされており、エンジン9及び油圧ポンプ11の配置空間の旋回台6より上方側部分の、上方、前方及び左側方は、旋回フレーム19に固定の支持フレーム34及び旋回フレーム19に取付固定された固定カバー35によって覆われている。
また、エンジン9,油圧ポンプ11,ラジエータ14等の配置空間の旋回台6より上方側部分の、後方側はボンネット36によって覆われており、このボンネット36は前記固定カバー35にヒンジを介して上下揺動自在に取り付けられていて、開閉自在とされている。
【0015】
作動油タンク12及びコントロールバルブ13はタンクカバー37によって覆われている。このタンクカバー37は固定カバー35の右側方にまで延設されていて、ラジエータ14、オイルクーラ15、リザーブタンク16及びバッテリー17等をも覆うように構成されている。
また、タンクカバー37は前側下端部がヒンジによって左右方向の軸心回りに回動自在に旋回フレーム19に枢着されており、このタンクカバー37をヒンジを支点として上側且つ前側に回動させることにより、作動油タンク12、ラジエータ14等の配置空間が開放状となるように構成されている。
【0016】
なお、運転席8の前方には、左右の走行体4を別々に操作すべく左右一対設けられた走行用操縦レバー38L,38Rが配置され、運転席8の左右両側には操縦台39L,39Rが配置されている。
右側の操縦台39Rには、ブーム28及びバケット30を操作するブーム・バケット用操作レバー40と、ドーザ5を操作するドーザ用操作レバー41と、エンジンの回転を制御するアクセルレバー42と、操作することによりブーム・バケット用操作レバー40によるブーム28及びバケット30の操作を不能又は可能とするロックレバー24とを備えている。
【0017】
また、左側の操縦台39Lには、旋回台6を旋回させる旋回モータ及びアーム29を操作する旋回・アーム用操作レバー43と、操作することにより旋回・アーム用操作レバー43による旋回モータ及びアーム29の操作を不能又は可能とするロックレバー44とが備えられている。
前記旋回フレーム19は、図9及び図10に示すように、旋回基板22上に縦向きで且つ左右方向に亘って配置されて溶接固定されていて、エンジン9、油圧ポンプ11、ラジエータ15,オイルクーラ15、バッテリー17等の配置部と、燃料タンク10、作動油タンク12等の配置部とを仕切る(区画する)一枚の板材から成る仕切壁45を備えている。
【0018】
また、旋回フレーム19は、旋回基板22上の後端側に配置固定されたウエイト取付体46を備えている。このウエイト取付体46は鋳鋼で形成され、ウエイトの一端を担うと共に、左右両側及び左右方向中央部にウエイト取付部47を備えている。
このウエイト取付体46には、エンジン9の後部下端側を取付固定するための左右一対のエンジン後取付部48Rと、固定カバー35を支持する支持フレーム34の後ろ側の左右一対の後脚部34R下端を取付固定するための左右一対の支持フレーム後取付部49Rが備えられている。
【0019】
また、エンジン9の前部下端側を取付固定するための左右一対のエンジン前取付部48Fは、前記仕切壁45に取付固定されており、エンジン9は前後の取付部48F,48Rの取付部によって旋回基板22から浮かせた状態で、旋回フレーム19に取り付けられる。
前記支持フレーム34は前述した左右一対の後脚部34Rと、左右一対の前脚部34Fと、これら脚部34F,34Rの上端に連結されると共に固定カバー35が取り付けられる上板34Aとから主構成されていて、エンジン9を跨ぐように配置されており、左右の前脚部34Fの下端を取付固定するための左右一対の支持フレーム前取付部49Fは前記仕切壁45に取付固定されている。この支持フレーム34の右側の前後脚部34F,34Rは左右方向に関して略同位置に配置されて上端側で相互に連結されており、左側の前後脚部34F,34Rは左右方向に関して位置ずれさせて配置されている。
【0020】
なお、エンジン9の右側に備えられたラジエータファン50は外部から空気を吸い込む吸引式とされており、タンクカバー37の側面後部側に外気取入れ口が形成されており、吸引された空気は旋回台6下方等へと逃げるようになっている。また、作動油タンク12の配置部と、ラジエータ14等の配置部とは、前記仕切壁45及びその他の仕切部材によって仕切られていて、作動油タンク12配置部の空気を吸引しないように構成されている。また、ラジエータ14等の配置部とエンジン9の配置部も、ラジエータ14の周囲に関して仕切られる。また、エンジン9の配置部と、運転席8の配置部とは、仕切壁45、固定カバー35及びその他の仕切部材によって仕切られる。
【0021】
また、旋回基板22の左右方向中央側には、縦向きに配置されていて前記仕切壁45と交差するように旋回基板22前部から後部へと延びる左右一対の板材から成る縦リブ51L,51Rが旋回基板22上に溶接固定されている。
この左右の縦リブ51L,51Rは一枚の板材によって構成されており、左右の縦リブ51L,51Rの前端側は前記支持ブラケット26に連結され、縦リブ51L,51Rの後端側は前記ウエイト取付体46に連結されており、縦リブの後部がエンジン9の下方を通るように(エンジン9の下方を前後方向に横切るように)延設されて配置されている。
【0022】
前記仕切壁45の前方側で且つ左側縦リブ51Lの左右方向外方側が燃料タンク10の配置部とされ、仕切壁45の前方側で且つ右側縦リブ51Rの左右方向外方側が作動油タンク12の配置部とされ、仕切壁45の後方側で且つ右縦リブ51Rの左右方向外方側がラジエータ14、オイルクーラ15、リザーブタンク16、バッテリー17の配置部とされ、仕切壁45の後方側で且つラジエータ14等の配置部の左側方がエンジン9の配置部とされている。
図1〜図5及び図9に示すように、作動油タンク12は前後一対の載置板53F,53R上に載置されている。作動油タンク12の下面前後には、取付板54F,54Rが固定されており、この取付板54F,54Rが前記載置板53F,53R上に載置されてボルト等によって取付固定されている。
【0023】
前側の載置板53Fは、旋回基板22上に立設された左右一対のステー55,56上に固定され、後側の載置板53Rは仕切壁45の固定されると共に、仕切壁45及び旋回基板22に固定されたステー57上端部に固定されている。
前記ステー56,57は上方に向かうにしたがって左右方向外方に移行する傾斜状上に配置されている。
作動油タンク12の後壁下部には、圧油の排出口60が設けられている。この排出口60は、仕切壁45の上方を越えて仕切壁の後面側に突出された後、下方に向けて屈曲されている。仕切壁45の左側は右側よりも低く形成されている。
【0024】
なお、作動油タンク12の下方側は前記揺動ブラケット27を左右に揺動させる油圧シリンダの配置空間とされている。
コントロールバルブ13は、バックホー1に備えられた各種油圧機器を各々制御する直動スプール型切換バルブからなる制御弁をスプールの操作方向に直交する方向に配設されて連結されたもので、作動油タンク12の前方に縦向きに配置されていて、ステー58等によって作動油タンク12に取付固定されている。
油圧ポンプ11は圧油を吐出させる3つのポンプ部を有すると共に、下面側には下方に向けて突出する圧油の吸込口61が設けられている。圧油の吐出口は3本のデリバリホース62A,62B,62Cを介してコントロールバルブ13に接続され、吸込口61は作動油タンク12の排出口60にサクションホース63を介して接続されている。
【0025】
一方、左右の縦リブ51L,51Rには、仕切壁45の後方側において、それぞれ前後2つの挿通孔65,66が左右方向に貫通形成されており、縦リブ51L,51Rの前記前後の挿通孔65,66の上方側には、補強部材67が溶接等により固定されている。前側の挿通孔65はサクションホース63を通すための孔であり、後側の挿通孔66はデリバリホース62A,62B,62Cを通すための孔である。
したがって、サクションホース63は油圧ポンプ11からエンジン9の下方を通って右方に配管されて作動油タンク12の排出口60に接続されており、油圧ポンプ11からのサクション系の圧油経路が仕切壁45の上方を越えて作動油タンク12の背面下部に接続されている。
【0026】
また、デリバリホース62A,62B,62Cは油圧ポンプ11からエンジン9の下方を通って右方に配管され、旋回基板22の左側端部で前方に向けて屈曲され、仕切壁45、前後のステー56,57の右側方を通って作動油タンク12の前側に至り、コントロールバルブ13の圧油供給口に接続されている。
したがって、仕切壁45及びステー56,57の左右方向外側方(右方)に配管空間が設けられている。
なお、サクションホース63及びデリバリホース62A,62B,62Cを油圧ポンプ11から右方に配管する場合、縦リブ51L,51Rの上を通したのでは、エンジン9が邪魔物となって配管が困難となるので、サクションホース63及びデリバリホース62A,62B,62Cは旋回基板22の上面近傍に沿って配管されるのが好ましい。
【0027】
また、縦リブ51L,51Rに上方から切欠部を設け、該切欠部にこれらホース63,62A,62B,62Cを通すようにすると、作業時において、作業装置7からの荷重により、前記切欠部に応力集中が生じる。
また、サクションホース63及びデリバリホース62A,62B,62Cを左右方向に配管するのに、縦リブ51L,51Rを分断すると、強度低下を補うために補強構造が複雑な構造となると共に、溶接応力によって旋回基板22に反りが生じることとなる。
【0028】
そこで、本実施の形態のように、縦リブ51L,51Rに挿通孔65,66を設け、この挿通孔65,66を通してサクションホース63及びデリバリホース62A,62B,62Cを配管することにより、縦リブ51L,51Rを分断せずに前後方向に配設できると共に、サクションホース63及びデリバリホース62A,62B,62Cの配管も良好に行える。
また、サクションホース63及びデリバリホース62A,62B,62Cを挿通孔65,66に挿通することにより、縦リブ51L,51Rでこれらホース63,62A,62B,62Cの保持をすることができる。
【0029】
前記後側のステー57の左右方向外面側には、デリバリホース62A,62B,62Cを支持するホースクランプ68が設けられている。
このホースクランプ68は、図4及び図6に示すように、ゴム様弾性体からなりデリバリホース62A,62B,62Cを保持する保持部材69と、この保持部材69をステー57に取り付けるための取付板70とから構成されている。
保持部材69は、デリバリホース62A,62B,62Cを各々挿通させる3つの挿通孔71が形成されると共に、これら挿通孔71を2分するように2分割されていて、2分割された構成体でデリバリホース62A,62B,62Cを挟むようにして装着される。
【0030】
取付板70は、保持部材69を嵌合する嵌合部70aと、ステー57にネジ止めされる取付片70bとから構成されている。
なお、ステー57と旋回フレーム19を覆うカバー体23の側壁部分との間は、断熱材等によって閉塞される。
なお、前記ホースクランプ68は前側のステー56に取り付けられることもある。この場合も、後側のステー57と旋回フレーム19を覆うカバー体23の側壁部分との間が、断熱材等によって閉塞される。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、走行装置上に上下軸廻りに旋回自在な旋回基板を備え、この旋回基板上に、前部から後方に延びる縦リブを設けると共に、旋回基板の後部にエンジンを配置し、旋回基板の左右方向一側のエンジン側方に油圧ポンプを配置し、旋回基板の左右方向他側に作動油タンク及びコントロールバルブを配置したバックホーにおいて、前記縦リブの後部をエンジンの下方を通るように延設することにより、補強構造の複雑化及び旋回基板の反り等の問題が解消されると共に、油圧ポンプと、作動油タンク及びコントロールバルブとの間に配設される油圧配管を通すための挿通孔を縦リブに貫通形成することにより、前記油圧配管を良好に配設できる。
【0032】
また、旋回基板上のエンジンの前側に、エンジン配置部を区画するための仕切壁を縦リブと交差するように左右方向に亘って設け、作動油タンクを仕切壁の前側に配置すると共にコントロールバルブを作動油タンクの前側に配置し、油圧ポンプから作動油タンクに至るサクション系圧油経路が仕切壁の上方を越えて作動油タンクの背面下部に接続されるように構成されることにより、配管構造の容易化が図れる。
また、仕切壁の側方にデリバリホースを通す配管空間を設けることにより、配管構造の容易化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ポンプ、作動油タンク、コントロールバルブの配置等及びそれらの間の配管構造を示す平面図である。
【図2】油圧ポンプ、作動油タンク、コントロールバルブ配置等を示す左側からみた側面図である。
【図3】作動油タンク、コントロールバルブ配置等を示す右側からみた側面図である。
【図4】油圧ポンプ、作動油タンクの配置等を示す背面図である。
【図5】作動油タンクの正面図である。
【図6】デリバリホースの支持構造を示す背面図である。
【図7】バックホーの側面図である。
【図8】バックホーの平面図である。
【図9】旋回フレームの平面図である。
【図10】旋回フレーム等の背面図である。
【符号の説明】
3 走行装置
9 エンジン
11 油圧ポンプ
12 作動油タンク
13 コントロールバルブ
22 旋回基板
45 仕切壁
51L 縦リブ
51R 縦リブ
62 デリバリホース(油圧配管)
63 サクションホース(油圧配管)
65 挿通孔
66 挿通孔

Claims (3)

  1. 走行装置(3)上に上下軸廻りに旋回自在な旋回基板(22)を備え、この旋回基板(22)上に、前部から後方に延びる縦リブ(51L、51R)を設けると共に、旋回基板(22)の後部にエンジン(9)を配置し、旋回基板(22)の左右方向一側のエンジン(9)側方に油圧ポンプ(11)を配置し、旋回基板(22)の左右方向他側に作動油タンク(12)及びコントロールバルブ(13)を配置し、
    旋回基板(22)上のエンジン(9)の前側に、エンジン配置部を区画するための仕切壁(45)を縦リブ(51L、51R)と交差するように左右方向に亘って設け、
    前記仕切壁(45)の後面にエンジン(9)の前部下端側を取付固定するエンジン前取付部(48F)を設け、仕切壁(45)の前面に作動油タンク(12)を取付ける載置板(53R)を設け、
    前記縦リブ(51L、51R)の後部をエンジン(9)の下方を通るように延設し、油圧ポンプ(11)と、作動油タンク(12)及びコントロールバルブ(13)との間に配設される油圧配管を通すための挿通孔(65、66)を縦リブ(51L、51R)に貫通形成したことを特徴とするバックホー。
  2. 油圧ポンプ(11)から作動油タンク(12)に至るサクション系圧油経路仕切壁(45)の上方を越えて作動油タンク(12)の背面下部に接続したことを特徴とする請求項1に記載のバックホー。
  3. 仕切壁(45)の側方にデリバリホース(62A、62B、62C)を通す配管空間を設けたことを特徴とする請求項2に記載のバックホー。
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