JP4569577B2 - 建設機械の配管接続構造 - Google Patents

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本発明は配管同士を接続する配管継手を用いて油圧ポンプとタンクとを接続する建設機械の配管接続構造に関するものである。
油圧ショベルを例にとって背景技術を説明する。
図5において、1はクローラ式の下部走行体、2はこの下部走行体1上に旋回自在に搭載された上部旋回体で、この上部旋回体2の前部にブーム3、アーム4、バケット5を備えた作業アタッチメント6が装着されるとともに、左側前部にキャビン7が設置される。
図6に上部旋回体2を構成するアッパーフレーム8の概略構成を示す。
アッパーフレーム8は、作業アタッチメント6が取付けられるセンターセクション9の左側に、図5中のキャビン7が搭載される左サイドデッキ10、右側に各種機器類が搭載される右サイドデッキ11がそれぞれ設けられて成っている。
センターセクション9は、メインフレームとしての左右の縦板12,13を備え、この両縦板12,13の後部にエンジン14が搭載される。
このエンジン14によって駆動される油圧ポンプ15、及びこの油圧ポンプ15に作動油を供給する作動油タンク(以下、単にタンクという)16はたとえば右サイドデッキ11上に設置され、これらが油圧配管17によって接続される。
ここで、右サイドデッキ11におけるタンク16の下方には、タンク16を支持する梁材18,19が右側縦板13から外向きに突出して前後に設けられ、このうち後側の梁材19が油圧配管17にとって障壁となる。このため、この梁材19をかわして同配管17を設置する必要がある。
図7に従来の配管状況を示す。
油圧配管17は、油圧ポンプ15の吸い込み口に接続された吸い込み管(鋼管)20と、タンク16の油出口に接続された送り管(鋼管)21と、接続配管(可撓性のホース)22とから成り、この接続配管22が、梁材19に設けられた配管通し穴23を貫通する状態で吸い込み管20及び送り管21に接続される。図7中、24…はホースバンドである。
なお、関連技術として特許文献1に示されたものがある。
特開2000−186555号公報
ところが、従来の配管接続構造によると、ポンプ運転中にポンプ振動が接続配管22に伝わって同配管22が振動し、配管通し穴23内で梁材19と干渉して損傷するという問題があった。
ここで、特許文献1には、配管を長さ方向に二分割し、この分割配管同士を、アッパーフレームに固定された継手で接続する技術が開示されている。
そこでこの技術を応用し、接続配管22を中間(配管通し穴23の部分)でポンプ側配管とタンク側配管とに二分割して継手で接続し、この継手を梁材に固定することが考えられる。こうすれば、接続配管22全体の振動を抑え、梁材19との干渉を防ぐことができる。
しかし、梁材19として、図示のようにH型鋼が用いられているため、配管通し穴23の部分で両側配管同士を継手接続するとなると、とくに梁材19の下側水平部分19aが邪魔になって接続・分離作業が非常に面倒となる。
なお、上記のように分割する場合を含めて接続配管22を梁材19の下方に通すことが考えられるが、梁材19の下面には底カバーが取付けられるため、これはできない。
そこで本発明は、接続配管をポンプ側及びタンク側両配管に分割し、この両配管同士を梁材の配管通し穴近くで接続する状況において、接続配管の振動による梁材との干渉防止と、配管同士の接続・分離作業の容易化を両立させることができる建設機械の配管接続構造を提供するものである。
請求項1の発明(建設機械の配管接続構造)は下部走行体上に搭載された上部旋回体を構成するアッパーフレームに油圧ポンプと作動油タンクとが設けられ、油圧ポンプの吸い込み管と作動油タンクの送り管とを結ぶ接続配管が、上記アッパーフレームを構成する梁材に設けられた配管通し穴に通される建設機械の配管接続構造において、上記接続配管を、上記油圧ポンプの吸い込み管に接続されるポンプ側配管と、上記作動油タンクの送り管に接続されるタンク側配管とに分割する一方、このポンプ側及びタンク側両配管を接続する配管継手を備え、この配管継手は、主部から一対の脚部が平行に延びるコの字形に形成された継手本体と、この継手本体の主部の両面に互いに逆向きに突設された一対の配管接続部と、上記脚部の先端に設けられた取付部とから成り、この配管継手を、上記両配管接続部が上記配管通し穴に対して配管接続方向の一側にオフセットする状態で上記取付部によって上記梁材に取付け、上記ポンプ側及びタンク側両配管をこの配管継手の配管接続部に接続したものである。
請求項2の発明は、請求項1の構成において、配管継手を、両配管接続部が配管通し穴に対してタンク側にオフセットする状態で梁材に取付けたものである。
本発明によると、接続配管をポンプ側及びタンク側両配管に分割し、この分割された配管同士を梁材の配管通し穴近くで接続する状況において、継手によって接続配管を梁材に固定できるため、同配管の振動を抑えて梁材との干渉を防止することができる。
しかも、配管継手の両配管接続部を配管通し穴に対して配管接続方向の一側にオフセットさせることができるため、いいかえれば配管通し穴からずれた位置でポンプ側及びタンク側両配管同士を接続・分離できるため、とくに梁材としてH型鋼が用いられた場合に下側水平部分が接続・分離の邪魔にならず、これらの作業が容易となる。
すなわち、接続配管の振動による梁材との干渉防止と、配管接続・分離作業の容易化を両立させることができる。
また、請求項の発明によると、配管継手を配管通し穴に対してタンク側にオフセットする状態で梁材に取付けたから、振動源であるポンプに接続されたポンプ側配管をこのオフセット分だけ長くとることができる。このため、同配管の振動を効果的に抑制することができる。
本発明の実施形態を図1〜図4によって説明する。
図2に示すように、油圧ポンプ15の吸い込み口に吸い込み管20、タンク16の油出口に送り管21がそれぞれ接続され、これらが接続配管25によって接続される。
接続配管25は、吸い込み管20に接続されるポンプ側配管(可撓性ホース)26と、送り管21に接続されるタンク側配管(可撓性ホース)27とに二分割され、この両配管26,27が、梁材19の配管通し穴23近くで配管継手28によって接続される。
配管継手28は、各図に示すように、垂直な主部29から一対の脚部30,30が平行に延びるコの字形に形成された継手本体31と、この継手本体31の主部29の内外両面に互いに逆向きに突設された一対の筒状の配管接続部32,33とから成っている。
両脚部30,30には、先端部が外向きに折り曲げられて取付部30a,30aが形成され、この取付部30a,30aがタンク側から配管通し穴23を通ってポンプ側の穴縁部にボルト34,34で取付けられる。
これにより、配管継手28が梁材19に着脱可能に取付けられ、この状態で両配管接続部32,33が配管通し穴23に対してタンク側(図2,3の右側)にオフセットした状態となる。
ポンプ側及びタンク側両配管26,27は、このオフセットした両配管接続部32,33に端部が嵌め込まれて接続される。図2中、24…はホースバンド(図3では省略)である。
なお、作業手順としては、配管継手28にポンプ側及びタンク側両配管26,27を接続した状態で配管継手28を梁材19に取付ける手順をとってもよいし、配管継手28を梁材19に取付けた後、両側配管26,27を同継手28に接続する手順をとってもよい。この場合、配管継手28の梁材19へのボルト止め作業は、側面(ポンプ側)から行うことができ、わざわざ底カバーを外してタンク下へもぐり込んで行う面倒がない。
この配管接続構造によると、接続配管25を配管継手28によって中間部で梁材19に固定できるため、ポンプ運転中の同配管25(とくに振動源である油圧ポンプ15に接続されたポンプ側配管26)の振動を抑えて梁材19との干渉を防止することができる。
しかも、配管継手28の両配管接続部32,33を配管通し穴23部分でなく、同穴23からタンク側にオフセットさせ、配管通し穴23からずれた位置でポンプ側及びタンク側両配管26,27同士を接続・分離できるため、梁材19として図示のようにH型鋼が用いられた場合に、下側水平部分19aが接続・分離の邪魔にならず、これらの作業が容易となる。
こうして、接続配管25の振動による梁材19との干渉を防止しながら、配管接続・分離作業を容易化することができる。
また、配管継手28を配管通し穴23に対してタンク側にオフセットさせることにより、振動し易いポンプ側配管26をこのオフセット分だけ長くとることができる。このため、同配管26の振動防止効果が高いものとなる。
ところで、ポンプ側及びタンク側両配管26,27として、通常は、振動を吸収し易い点、接続・分離作業が容易である点等から上記のように可撓性ホースが用いられるが、同配管26,27として鋼管を用いてもよい。この場合、両側配管26,27と配管継手28(両配管接続部32,33)とはねじ式のカプラ等で接続する構成をとればよい。
本発明の実施形態にかかる配管接続構造をタンク下面側から見た斜視図である。 同部分側面図である。 図2のIII−III線拡大断面図である。 配管継手の斜視図である。 本発明の好適例である油圧ショベルの概略側面図である。 油圧ショベルのアッパーフレームの概略平面図である。 従来の配管接続構造を示す部分側面図である。
1 下部走行体
2 上部旋回体
3 ブーム
8 アッパーフレーム
15 油圧ポンプ
16 タンク
19 梁材
20 油圧ポンプの吸い込み管
21 タンクの送り管
23 梁材の配管通し穴
25 接続配管
26 ポンプ側配管
27 タンク側配管
28 配管継手
29 主部
30 両脚部
30a 取付部
31 継手本体
32,33 両配管接続部
34 継手取付用のボルト

Claims (2)

  1. 下部走行体上に搭載された上部旋回体を構成するアッパーフレームに油圧ポンプと作動油タンクとが設けられ、油圧ポンプの吸い込み管と作動油タンクの送り管とを結ぶ接続配管が、上記アッパーフレームを構成する梁材に設けられた配管通し穴に通される建設機械の配管接続構造において、上記接続配管を、上記油圧ポンプの吸い込み管に接続されるポンプ側配管と、上記作動油タンクの送り管に接続されるタンク側配管とに分割する一方、このポンプ側及びタンク側両配管を接続する配管継手を備え、この配管継手は、主部から一対の脚部が平行に延びるコの字形に形成された継手本体と、この継手本体の主部の両面に互いに逆向きに突設された一対の配管接続部と、上記脚部の先端に設けられた取付部とから成り、この配管継手を、上記両配管接続部が上記配管通し穴に対して配管接続方向の一側にオフセットする状態で上記取付部によって上記梁材に取付け、上記ポンプ側及びタンク側両配管をこの配管継手の配管接続部に接続したことを特徴とする建設機械の配管接続構造。
  2. 配管継手を、両配管接続部が配管通し穴に対してタンク側にオフセットする状態で梁材に取付けたことを特徴とする請求項1記載の建設機械の配管接続構造
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