JP2006029580A - 部品支持装置及びこの部品支持装置を介して部品が取り付けられた建設機械 - Google Patents
部品支持装置及びこの部品支持装置を介して部品が取り付けられた建設機械 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006029580A JP2006029580A JP2005174153A JP2005174153A JP2006029580A JP 2006029580 A JP2006029580 A JP 2006029580A JP 2005174153 A JP2005174153 A JP 2005174153A JP 2005174153 A JP2005174153 A JP 2005174153A JP 2006029580 A JP2006029580 A JP 2006029580A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- support
- construction machine
- pipe
- boom
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
Abstract
【解決手段】建設機械を構成する構造体41に部品61、62を取り付けるための部品支持装置7は、板状体を少なくとも2本の折曲線に沿って折り曲げて構成され、2本の折曲線に挟まれた中央部に形成され、部品61、62を支持する支持部711と、支持部711の両側に形成され、構造体41に固定される一対の取付脚部712、713とを備え、一対の取付脚部712、713のうち、少なくともいずれか一方の取付脚部712、713は、構造体41に固定される部分が複数に分割され、取付脚部712、713の折曲線方向に対する剛性が、支持部711の同方向に対する剛性よりも小さくなっている。
【選択図】図3
Description
作業機は、上部旋回体に揺動自在に設けられるブームと、このブーム先端に揺動自在に設けられるアームと、さらにこのアーム先端に回動自在に設けられるバケット等を備えて構成される。ブーム、アーム、及びバケットは、上部旋回体に設けられるブームシリンダ、ブーム上に設けられるアームシリンダ、アーム上に設けられるバケットシリンダによって駆動され、各シリンダに圧油を供給することにより、ブーム、アーム、バケットの揺動動作を実現している。
そして、このような配管支持装置としては、従来、配管固定用ねじ座を使用したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この配管固定用ねじ座は、略正方形の平板体からなり、例えばブームの外面に溶接にて固定される。この際、ねじ座の全周にわたって溶接される。また、応力の集中しやすい溶接ビード止端部がノミナル応力の低いところに対応する向きとしていた。
また、作業機の掘削動作等により、この配管固定用ねじ座が固定されている部位に変形が発生する場合、応力の集中しやすい溶接ビード止端部がノミナル応力の低いところに対応する向きであっても、このねじ座にて変形を押え込むことになり、溶接部に大きな応力集中が発生する。このため、溶接部に疲労破壊が生じるおそれがある。
また、配管の長さ寸法が大となり、配管に対して無用な外力が作用して、配管の寿命を縮める場合がある。また、設置部位において補強を行う場合、補強用の部品の増加や組立時の作業工程の増加等があって、コスト高を招くことになる。
建設機械を構成する構造体に部品を取り付けるための部品支持装置であって、
板状体を少なくとも2本の折曲線に沿って折り曲げて構成され、
前記2本の折曲線に挟まれた中央部に形成され、前記部品を支持する支持部と、
前記支持部の両側に形成され、前記構造体に固定される一対の取付脚部とを備え、
前記一対の取付脚部のうち、少なくともいずれか一方の取付脚部は、前記構造体に固定される部分が複数に分割され、
前記取付脚部の折曲線方向に対する剛性が、前記支持部の同方向に対する剛性よりも小さくなっていることを特徴とする。
構造体を備え、前記構造体に部品支持装置を介して部品が取り付けられる建設機械であって、
前記部品支持装置は、
板状体を少なくとも2本の折曲線に沿って折り曲げて構成され、
前記2本の折曲線に挟まれた中央部に形成され、前記部品を支持する支持部と、
前記支持部の両側に形成され、前記構造体に固定される一対の取付脚部とを備え、
前記一対の取付脚部のうち、少なくともいずれか一方の取付脚部は、前記構造体に固定される部分が複数に分割され、
前記取付脚部の折曲線方向に対する剛性が、前記支持部の同方向に対する剛性よりも小さくなっていることを特徴とする。
前記部品支持装置は、前記構造体に作用する力の作用方向に直交する方向に前記折曲線が延びるように、前記構造体に固定されることを特徴とする。
第4発明に係る建設機械は、第2発明又は第3発明において、
前記取付脚部は、複数に分割された複数の脚片を備え、
各脚片の前記構造体に対する接合位置は、前記構造体の応力集中位置を避けた位置とされていることを特徴とする。
前記構造体は、当該建設機械の作業機であることを特徴とする。
第6発明に係る建設機械は、第5発明において、
前記部品支持装置は、前記作業機に圧油を供給する配管部品を支持することを特徴とする。
また、部品支持装置は、板状体を折曲線に沿って折り曲げて、支持部と取付脚部とを形成するものであるので、支持部と取付脚部は一体に構成され、幅や長さをある程度確保することができて、例えば、油圧配管等を支持する際、配管振動によって作用する外力等に対する剛性を確保することができる。従って、部品支持装置による部品支持の安定性の向上を図ることができる。
第4発明によれば、取付脚部を構成する脚片の接合位置を、構造体の応力位置を避けた位置とすることにより、取付脚部の溶接等による接合部分に応力が集中することを防止することができるので、接合部分の損傷を防止することができる。
第6発明によれば、油圧ショベル等の圧油によって動作する作業機においては、圧油をシリンダ等に供給することが必須であり、作業機の構造体に沿って、配管部品が配設されることが多いので、本発明を採用することにより、このような配管部品に構造体に作用した力の影響を極力少なくして、配管部品の損傷を確実に防止することができる。
■1.建設機械の全体構成
図1には、本発明の実施形態に係る建設機械としての油圧ショベル1が示され、この油圧ショベル1は、掘削、転圧、土砂の積み込み等種々の作業を行う建設機械であり、下部走行体2、上部旋回体3、及び作業機4を備えて構成される。
下部走行体2は、車両走行方向に沿って延びる一対の走行装置20を備え、各走行装置20は、駆動輪21、遊動輪22、下部転輪23、上部転輪24、及びこれらに巻装される履帯25を備えて構成される。
作業機4は、上部旋回体3のキャブ31に側方に揺動自在に突設され、構造体としてのブーム41及びアーム42と、バケット43を備えて構成される。
ブーム41は、中間部分が下方に屈曲した形状を有する鋼製体であり、その基端部分が上部旋回体3に揺動自在に支持されている。このブーム41の屈曲部側面には、ブーム用シリンダ機構44の先端部分が回動自在に接続されており、このブーム用シリンダ機構44は、基端が上部旋回体3に揺動自在に支持されている。尚、このブーム41の屈曲部分側面には、夜間作業用のライト5が設けられている。
バケット43は、側面略半円形状の鋼製ボックス状体であり、半円形の弦の一端がアーム42の先端部分に揺動自在に支持され、他端には、掘削用の爪が設けられている。このバケット43のボックス外周部分には、バケット用シリンダ機構46の先端部分が回動自在に接続されており、このバケット用シリンダ機構46は、基端がアーム42の基端側上面に揺動自在に支持されている。
すなわち、ブーム用シリンダ機構44に圧油を供給すると、ブーム用シリンダ機構44のピストンが伸縮し、ブーム41が上下に揺動し、アーム用シリンダ機構45に圧油を供給すると、アーム用シリンダ機構45のピストンが伸縮し、アーム42がブーム41に対して揺動し、バケット用シリンダ機構46に圧油を供給すると、バケット用シリンダ機構46のピストンが伸縮し、バケット43がアーム42に対して回動し、これらの動作を組み合わせることにより、バケット43を種々の姿勢に位置させることで掘削、積み込み等の作業を行うことができる。
前述したように作業機4は、ブーム用シリンダ機構44、アーム用シリンダ機構45、及びバケット用シリンダ機構46に圧油を供給することにより駆動するため、作業機4には、図2に示されるように、これらのシリンダ機構に圧油を供給する油圧配管6が設けられ、油圧配管6を構成する配管部材61、62は、部品支持装置としての配管支持構造7によって支持されている。
また、ブーム41には、前述したライト5への電源供給用の電源線51が油圧配管6に沿って配設されており、電源線51も配管支持構造7によって支持されている。
(1-1)概略構成
油圧配管6は、可撓性の配管部材61、62、63、64を備え、ブーム41やアーム42の動きに応じて追従変形するようになっているが、アーム用シリンダ機構45との接続部分では、配管部材が抜けないように、ブーム41の屈曲部位に設けられた配管支持構造7によって固定されて動きが規制されている。
また、配管部材63は、バケット用シリンダ機構46のピストンを伸ばす方向に圧油を供給する配管であり、配管部材64はバケット用シリンダ機構46のピストンを縮める方向に圧油を供給する配管であり、図示を略したが、これらの配管部材63、64も、アーム42の基端部分上面で同様の配管支持構造7によって支持されている。
配管支持体71は、図4乃至図7に示されるように、矩形状の金属板状体を、矩形の短辺に沿った2つの折曲線Bで折り曲げ、中央部が突出した側面略山形状の金具として構成される。この配管支持体71は、配管取付部72を受けて配管を支持する支持部711と、この支持部711の両端部から延びて支持部711を設置部位7Aから浮かせた状態で支持する一対の取付脚部712、713とを含んで構成される。
支持部711は、2本の折曲線Bに挟まれた略矩形状の部分であり、支持部711の略中央部には、折曲線B方向に突出する側方突出部711Aが形成されている。
取付脚部713は、他方の折曲線Bの外側の部分であり、取付脚部712と略同様に、切欠部713A及び分割脚713Bを備えて構成される。
配管取付部72は、配管支持体71の支持部711に取付けられる基部721と、この基部721に支持される支持片部722とを備えて構成される。
基部721は、支持片部722が設置される設置面721Aが傾斜面とされた直方体状のブロック体から構成され、配管支持体71の支持部711上に溶接等によって固定されている。
このような支持片部722は、各貫通孔722Bが基部721のねじ孔721Bと重なる位置に配置され、基部721の設置面721Aに溶接固定される。
電源線取付部73は、図3及び図5に示されるように、金属板状体をU字状に折り曲げて形成される本体731と、この本体731のU字底面部分に設けられる基部732とを備えて構成され、本体731には、U字の間に電源線51が遊嵌状態で挿通される。
基部732は、図5に示すように、中央部が突出するように折り曲げ形成された金具として構成され、両端が支持部711の側方突出部711Aの上面に溶接接合される。
このような構造の配管支持構造7は、ブーム41の曲折部に溶接固定される。具体的には、図3に示されるように、配管支持構造7は、ブーム41の基端側(図3の右方)から先端側(図3の左方)に向かう方向に沿って配管支持体71の長辺が配置される。この際、配管支持体71の寸法の長い取付脚部712はブーム41の基端側、寸法の短い取付脚部713はブーム41の先端側となるような向きに配置される。
そして、図4及び図5に示されるように、取付脚部712、713のそれぞれの分割脚712B、713Bの端面と、設置部位7Aの設置面との間で隅肉溶接が施され、配管支持構造7は、隅肉溶接部76によってブーム41上面の設置部位7Aに接合固定される。
このような配管取付部72の配置により、配管部材61、62は、基端側でブーム41の上面に接近し、先端側でブーム41の上面から離間するように傾斜した状態で固定されることとなる。
ブーム41の側面に設けられるライト5は、図8に示されるように、光源部52及びブラケット53を備え、L字状のブラケット53に形成された孔に、光源部52の雄ねじ部を挿入し、雄ねじ部にナット54を螺合することで一体化される。
このライト5は、ブーム41の側面に設けられた部品支持装置としての部品支持構造8を介して取り付けられ、部品支持構造8は、配管支持構造7と同様に部品支持体81及び部品取付部82を備えて構成される。
このような部品支持構造8は、ブーム41の延出方向に直交する方向が部品支持体81の長手方向となるような向き、すなわち、ブーム41の側面の上下方向に配置され、配管支持構造7の場合と同様に、部品支持体81の分割脚の端面とブーム41の側面との間で隅肉溶接によって接合固定されている。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
(3-1)実施形態の作用
このような構成の油圧ショベル1において、作業機4を操作して、掘削等の作業を行うと、バケット43が地面に衝突して反力が生じ、この力は、アーム42を介してブーム41に作用する。ブーム41の曲折部の上面部分では、ブーム41の延出方向に沿った圧縮方向又は引張方向の力が作用し、側面部分では、上方向又は下方向の曲げ力が作用することとなるが、配管支持構造7及び部品支持構造8によって、これらの力を吸収し、配管部材61、62や、ライト5にこれらの力が作用することを防止している。
これについて、具体的に、シミュレーションにより従来の配管支持構造と対比を行ったので以下に説明する。
配管支持体91は、矩形状の金属板状体を矩形波状に折り曲げることにより形成され、矩形波の頂部が支持部911、底部が取付脚部912とされている。
取付脚部912には、実施形態に係る配管支持体71とは異なり、切欠部は一切形成されていない。そして、この取付脚部912は、脚部先端面と設置部位7Aの設置面との間で隅肉溶接部93によって線状に溶接接合されている。
次に、従来の配管支持体91を取り付けたものは、図10(B)に示される応力分布となり、配管支持体91の設置部位7Aに対する隅肉溶接部の幅方向端部で領域S2の部分で過大な応力集中が生じていることが判る。
最後に、本実施形態に係る配管支持体71を取り付けたものは、図10(C)に示される応力分布となり、隅肉溶接部に殆ど応力集中が認められないことが判る。尚、本実施形態に係る配管支持構造7では、設置部位7A表面に生じた応力集中部位は、配管支持体71によって隠蔽され、設置部位7Aから浮いた支持部711の位置にあり、分割客712B、713Bの設置部位7Aとの接合部は、設置部位7Aの応力集中部位を避けた位置とされている。
配管支持体71の取付脚部712、713に切欠部712A、713Aを形成することにより、取付脚部712、713の幅方向(折曲線B方向)に断面欠損が生じることとなるので、幅方向における支持部711の剛性よりも剛性を小さくすることができる。
すなわち、配管支持体71の取付脚部712、713が変形しやすく、変形しやすい設置部位7Aにこの配管支持構造7を接合固定しても、この設置部位7Aの変形にともなって配管支持体71の取付脚部712、713が変形して、設置部位7Aの隅肉溶接部76に応力が集中し難くなる。
すなわち、この配管支持構造7の設置部位7Aの位置制約がなくなって、配管部材61、62を最適な位置に配設することができ、配管部材61、62を不必要に湾曲させずに済み、作業機4の揺動の際に配管が邪魔したり、配管部材61、62に対して無用な外力が作用したりすることがなくなる。従って、作業機4をなめらかに揺動させることができると共に、配管部材61、62の寿命を延ばすことができる。
しかも、不必要な配管部材61、62の引き回しが不要となることにより、配管部材61、62の長さ寸法が大きくなるのを回避してコスト低減を図ることができる。
また、高応力が発生する部位が設置部位7Aであっても、この設置部位7Aの補強を行う必要がなく、部品点数の低減を図って低コスト化を達成できると共に、作業工数の減少を図って組立作業時間の短縮を図ることができる。
このため、この配管支持構造7による配管支持の安定性の向上を図ることができる。しかも、取付脚部712、713に切欠部712A、713Aを設けて剛性を低下させるものであり、このような剛性低下部を簡単に形成することができ、全体構造の簡略化を図ることができる。従って、この配管支持構造7を低コストにて簡単に構成することができる。
また、ブーム41に作用する圧縮、引張力に直交する方向に沿って配管支持体71の折曲線Bを形成したので、ブーム41に作用した同方向の力は、折曲部分によって吸収緩和され、配管部材61、62を一層安定して支持することができる。同様に、部品支持体81もブーム41の側面で曲げ力が作用する方向に直交する方向に沿って折曲線が形成されているので、部品支持構造8においても、配管支持構造7と同様の効果を享受できる。
前述した実施形態では、配管支持構造7及び部品支持構造8を構成する配管支持体71、部品支持体81は、取付脚部712、713、812の長辺方向端部略中央にU字状の切欠部を形成して構成していたが、配管支持体又は部品支持体の構成として次に示されるようなものを採用してもよい。
すなわち、図11に示される配管支持体71Aのように、配管支持体71の取付脚部712、713の各切欠部712A、713Aの切欠幅Hを、前述した配管支持体71の切欠幅よりも小さくして配管支持体71Aを構成してもよい。
また、図11に示される配管支持体71Bのように、一方の取付脚部712の切欠部712Aの切欠幅Hを、取付脚部712の端部側に向かうに従って順次拡大させて配管支持体71Bを構成してもよい。
そして、図11に示される配管支持体71Dのように、分割された分割脚712Bの設置部位との当接部近傍のみを幅方向に拡張して配管支持体71Dを構成してもよく、図11に示される配管支持体71Eのように、取付脚部712のみに切欠部712Aを形成して取付脚部712のみに分割脚712Bを形成してもよい。
特に、配管支持体71Dでは、各取付脚部712、713の面積を有効に減少させることができる上、分割脚712B、713Bの幅寸法が大きくなっているので設置部位への溶接長さを十分に確保できる
また、配管支持体71Eでは他方の取付脚部713には分割脚を設けていないので、この取付脚部713には剛性低下部が形成されていない。しかしながら、一方の取付脚部712には分割脚712Bが形成され、この取付脚部712の剛性を低下させている。従って、この取付脚部712の設置部位との溶接部の応力集中を緩和することができる。
以上にこの発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
例えば、配管支持構造7の設置部位7Aとしては、ブーム41の曲折部に限るものではなく、ブーム41の他の部位やブーム41以外のアーム42等であってもよい。特に変形が生じ易い部位に設置することによって、接合部(隅肉溶接部76)の疲労破壊を防止できる等の効果を有効に発揮できる。
さらに、配管支持体71においては、一方の取付脚部712よりも他方の取付脚部713を短く設定しているが、逆に一方の取付脚部712を短くしても、同一長さとしてもよい。
また、支持部711の設置部位7Aからの離間寸法(浮上り寸法)としても、取付脚部712、713の傾斜角度θ1、θ2や取付脚部712、713の長さ等を変更することによって、変更することができる。
また、各取付脚部712、713の分割脚712B、713Bの先端部分を折り曲げることなく、支持部711に対して所定角度で傾斜する傾斜片(折り曲げ部を有さない傾斜片)をもって構成するようにしてもよい。
また、配管取付部72は、種々変更して実施することができるとともに、支持部711で配管を支持することが可能であれば設けなくてもよい。例えば、支持部711に直接ねじ孔を設けて、配管部材61、62を支持部711と締付金具74との間に配置し、ボルト75等で支持部711のねじ孔に螺合固定してもよい。
また、上記実施形態では、部品支持装置としての配管支持構造7及び部品支持構造8として配管部材61、62、及びライト5が例示されていたがこれに限らず、作業機の配管途中に設けられるアキュームレータ等の設備を本発明に係る部品支持装置で支持してもよい。
さらに、この配管支持構造7を使用するものとしては、油圧ショベル1に限るものではなく、クレーン、破砕機等の種々の建設機械であってもよい。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造及び形状等は本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等としてもよい。
Claims (6)
- 建設機械を構成する構造体に部品を取り付けるための部品支持装置であって、
板状体を少なくとも2本の折曲線に沿って折り曲げて構成され、
前記2本の折曲線に挟まれた中央部に形成され、前記部品を支持する支持部と、
前記支持部の両側に形成され、前記構造体に固定される一対の取付脚部とを備え、
前記一対の取付脚部のうち、少なくともいずれか一方の取付脚部は、前記構造体に固定される部分が複数に分割され、
前記取付脚部の折曲線方向に対する剛性が、前記支持部の同方向に対する剛性よりも小さくなっていることを特徴とする部品支持装置。 - 構造体を備え、前記構造体に部品支持装置を介して部品が取り付けられる建設機械であって、
前記部品支持装置は、
板状体を少なくとも2本の折曲線に沿って折り曲げて構成され、
前記2本の折曲線に挟まれた中央部に形成され、前記部品を支持する支持部と、
前記支持部の両側に形成され、前記構造体に固定される一対の取付脚部とを備え、
前記一対の取付脚部のうち、少なくともいずれか一方の取付脚部は、前記構造体に固定される部分が複数に分割され、
前記取付脚部の折曲線方向に対する剛性が、前記支持部の同方向に対する剛性よりも小さくなっていることを特徴とする建設機械。 - 請求項2に記載の建設機械において、
前記部品支持装置は、前記構造体に作用する力の作用方向に直交する方向に前記折曲線が延びるように、前記構造体に固定されることを特徴とする建設機械。 - 請求項2又は請求項3に記載の建設機械において、
前記取付脚部は、複数に分割された複数の脚片を備え、
各脚片の前記構造体に対する接合位置は、前記構造体の応力集中位置を避けた位置とされていることを特徴とする建設機械。 - 請求項2〜請求項4のいずれかに記載の建設機械において、
前記構造体は、当該建設機械の作業機であることを特徴とする建設機械。 - 請求項5に記載の建設機械において、
前記部品支持装置は、前記作業機に圧油を供給する配管部品を支持することを特徴とする建設機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005174153A JP4648768B2 (ja) | 2004-06-14 | 2005-06-14 | 部品支持装置及びこの部品支持装置を介して部品が取り付けられた建設機械 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004175059 | 2004-06-14 | ||
JP2005174153A JP4648768B2 (ja) | 2004-06-14 | 2005-06-14 | 部品支持装置及びこの部品支持装置を介して部品が取り付けられた建設機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006029580A true JP2006029580A (ja) | 2006-02-02 |
JP4648768B2 JP4648768B2 (ja) | 2011-03-09 |
Family
ID=35896166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005174153A Expired - Fee Related JP4648768B2 (ja) | 2004-06-14 | 2005-06-14 | 部品支持装置及びこの部品支持装置を介して部品が取り付けられた建設機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4648768B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013199994A (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | Mirai Ind Co Ltd | 傾斜配管構造、傾斜配管アダプタ、及び保護ダクト装置 |
JP2015137464A (ja) * | 2014-01-21 | 2015-07-30 | コベルコ建機株式会社 | 建設機械の配索構造 |
JP2016008622A (ja) * | 2014-06-23 | 2016-01-18 | コベルコ建機株式会社 | 建設機械の配管支持具 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS48107404U (ja) * | 1972-03-14 | 1973-12-12 | ||
JPS5979683U (ja) * | 1982-11-19 | 1984-05-29 | 三菱重工業株式会社 | 管支持金物 |
JPH0356785A (ja) * | 1989-07-24 | 1991-03-12 | Nissan Motor Co Ltd | 配管用ブラケット |
JPH0480988U (ja) * | 1990-11-26 | 1992-07-14 | ||
JPH04203575A (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-24 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 油圧配管構造体 |
JPH05196176A (ja) * | 1992-01-17 | 1993-08-06 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 建設機械の配管固定用ねじ座 |
JPH1113940A (ja) * | 1997-06-30 | 1999-01-22 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 流体用配管の支持装置 |
JP2004116033A (ja) * | 2002-09-24 | 2004-04-15 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | 建設機械におけるホース支持構造 |
-
2005
- 2005-06-14 JP JP2005174153A patent/JP4648768B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS48107404U (ja) * | 1972-03-14 | 1973-12-12 | ||
JPS5979683U (ja) * | 1982-11-19 | 1984-05-29 | 三菱重工業株式会社 | 管支持金物 |
JPH0356785A (ja) * | 1989-07-24 | 1991-03-12 | Nissan Motor Co Ltd | 配管用ブラケット |
JPH0480988U (ja) * | 1990-11-26 | 1992-07-14 | ||
JPH04203575A (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-24 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 油圧配管構造体 |
JPH05196176A (ja) * | 1992-01-17 | 1993-08-06 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 建設機械の配管固定用ねじ座 |
JPH1113940A (ja) * | 1997-06-30 | 1999-01-22 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 流体用配管の支持装置 |
JP2004116033A (ja) * | 2002-09-24 | 2004-04-15 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | 建設機械におけるホース支持構造 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013199994A (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | Mirai Ind Co Ltd | 傾斜配管構造、傾斜配管アダプタ、及び保護ダクト装置 |
JP2015137464A (ja) * | 2014-01-21 | 2015-07-30 | コベルコ建機株式会社 | 建設機械の配索構造 |
JP2016008622A (ja) * | 2014-06-23 | 2016-01-18 | コベルコ建機株式会社 | 建設機械の配管支持具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4648768B2 (ja) | 2011-03-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8523120B2 (en) | Component support device and construction machine with component attached via the same | |
US10533298B2 (en) | Working machine | |
JP5041747B2 (ja) | クローラ走行装置におけるセンターフレーム及びセンターフレームの製造方法 | |
JP5465790B2 (ja) | 建設機械の旋回フレーム | |
JP5810821B2 (ja) | 建設機械のアッパーフレーム | |
US8899260B2 (en) | Construction machine | |
JP4648768B2 (ja) | 部品支持装置及びこの部品支持装置を介して部品が取り付けられた建設機械 | |
JP2007063839A (ja) | 建設機械用保護構造物及び建設機械用キャブ | |
JP3967501B2 (ja) | 旋回式建設機械 | |
JP4569577B2 (ja) | 建設機械の配管接続構造 | |
JP2005001653A (ja) | 建設機械 | |
JP2004108055A (ja) | 建設機械の作業装置 | |
JP4949963B2 (ja) | 建設機械のトラックフレーム | |
JP5138654B2 (ja) | 建設機械の旋回フレーム | |
JP6122554B2 (ja) | 油圧ショベル | |
JP4556538B2 (ja) | 建設機械 | |
JP2001115488A (ja) | 旋回式建設機械 | |
JP5541705B2 (ja) | 建設機械 | |
JP5253961B2 (ja) | 建設機械 | |
JP2011074606A (ja) | 旋回作業機の旋回フレーム | |
JP4522298B2 (ja) | 旋回作業機 | |
JP6532166B2 (ja) | ダンプトラック | |
JP2016069978A (ja) | 作業装置 | |
JP2006160151A (ja) | 産業車両用シリンダカバー及び産業車両 | |
JP5810822B2 (ja) | 建設機械のアッパーフレーム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20070705 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20070820 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080428 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101029 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101207 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101210 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |