JPH1181377A - 旋回作業機 - Google Patents

旋回作業機

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JPH1181377A
JPH1181377A JP9240016A JP24001697A JPH1181377A JP H1181377 A JPH1181377 A JP H1181377A JP 9240016 A JP9240016 A JP 9240016A JP 24001697 A JP24001697 A JP 24001697A JP H1181377 A JPH1181377 A JP H1181377A
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swivel
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仁雄 那須
Noritoshi Sato
文紀 佐藤
Takeshi Kajimoto
武志 梶本
Kazuhiko Ikeuchi
和彦 池内
Toshihiko Takemura
俊彦 竹村
Kazuomi Sugiyama
和臣 杉山
Hiroo Nakada
裕雄 中田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧ポンプ、作動油タンク及びコントロール
バルブよりなる油圧関係機材を旋回台の左右方向一端側
に集中的に配置して、同油圧関係機材に必要な油圧配管
を可及的に短くするとともに、同油圧関係機材を集中的
に保守点検できるようにする。 【解決手段】 走行装置2上に旋回台7が上下方向の軸
心回りに回動自在に設けられ、左右方向一端側に油圧ポ
ンプ23が連結されたエンジン21が旋回台7の後部に
横向きに配置され、油圧ポンプ23に作動油を供給する
作動油タンク24と、油圧ポンプ23からの作動油を各
種油圧作業機器に分配するコントロールバルブ25とが
当該旋回台7に搭載されている旋回作業機において、作
動油タンク24及びコントロールバルブ25を、旋回台
7における油圧ポンプ23側よりでかつ同油圧ポンプ2
3の前方に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばバックホー
等の旋回作業機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の旋回作業機では、一般に、走行
装置上に旋回台が上下方向の軸心回りに回動自在に設け
られ、かかる旋回台に、左右方向一端側に油圧ポンプが
連結されたエンジンと、油圧ポンプに作動油を供給する
作動油タンクと、油圧ポンプからの作動油を各種油圧作
業機器に分配するコントロールバルブとがそれぞれ搭載
されている。
【0003】一方、旋回台の後側面が走行装置の車幅か
らはみ出ない小旋回の旋回作業機では、旋回台の後側面
を車幅を直径とする円内に収める必要があるため、旋回
台の後部にはエンジン及びこれに直列に配置すべきラジ
エータや油圧ポンプを配置するのが精一杯である。この
ため、従来の小旋回の旋回作業機では、左側に油圧ポン
プがかつ右側にラジエータファンが連結されたエンジン
を旋回台の後部に横向きに配置し、作動油タンクを燃料
タンクとともに旋回台の前部右側に配置し、コントロー
ルバルブを旋回台の前部左側に配置するようにしている
(例えば、特開平8−302736号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の旋回作業機
では、油圧ポンプを旋回台の後部左側、作動油タンクを
旋回台の前部右側、かつ、コントロールバルブを旋回台
の前部左側というように、油圧駆動に必要な主要機材
(以下、油圧関係機材という。)を旋回台における離れ
た各部に分配して配置しているため、それらを互いに繋
ぐための油圧配管が長くなって材料コスト及び製造コス
トが高くなるという欠点がある。
【0005】また、油圧関係機材が旋回台の各部に分配
して配置されていると、同油圧関係機材を集中的に保守
点検を行う場合にボンネットの種々の箇所を開閉せねば
ならず、その保守点検作業が煩雑になっていた。本発明
は、このような実情に鑑み、油圧ポンプ、作動油タンク
及びコントロールバルブよりなる油圧関係機材を旋回台
の左右方向一端側に集中的に配置して、同油圧関係機材
に必要な油圧配管を可及的に短くするとともに、同油圧
関係機材を集中的に保守点検できるようにすることを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は次の技術的手段を講じた。すなわち、本発明
は、走行装置上に旋回台が上下方向の軸心回りに回動自
在に設けられ、左右方向一端側に油圧ポンプが連結され
たエンジンが前記旋回台の後部に横向きに配置され、前
記油圧ポンプに作動油を供給する作動油タンクと、同油
圧ポンプからの作動油を各種油圧作業機器に分配するコ
ントロールバルブとが当該旋回台に搭載されている旋回
作業機において、前記作動油タンク及びコントロールバ
ルブは、前記旋回台における油圧ポンプ側よりでかつ同
油圧ポンプの前方に配置されているものである。
【0007】この場合、左右方向一端側に油圧ポンプが
連結されたエンジンが旋回台の後部に横向きに位置し、
かつ、作動油タンクとコントロールバルブが旋回台にお
ける油圧ポンプ側よりでかつ同油圧ポンプの前方に位置
するため、油圧ポンプ、作動油タンク及びコントロール
バルブよりなる油圧関係機材は旋回台の左右方向一端側
に集中的に配置されることになる。
【0008】このため、各油圧関係機材を互いに繋ぐた
めの油圧配管を短くできるとともに、これらの機材を覆
うボンネットの左右方向一側の側面を開くだけで、当該
油圧関係機材を集中的に保守点検できるようになる。上
記の本発明においては、各油圧関係機材を集中的に配置
するのが目的であるから、コントロールバルブは作動油
タンクと近接しておれば足り、これらの位置関係は特に
限定しない。
【0009】しかるに、作動油タンクよりも保守点検の
必要性が高いコントロールバルブが作動油タンクの背後
に隠れていることは、当該油圧関係機材の保守点検作業
を全体的にやり難くし、余り好ましくない。そこで、コ
ントロールバルブは、作動油タンクの下方や左右方向内
側のような保守点検に際に作動油タンクが邪魔になる所
を避けて、作動油タンクの前方、作動油タンクと油圧ポ
ンプの間、作動油タンクの左右方向外側又は作動油タン
クの上方に配置することが好ましい。
【0010】また、コントロールバルブを作動油タンク
の前方、作動油タンクと油圧ポンプの間又は作動油タン
クの左右方向外側に設ける場合には、同バルブを縦向き
に配置して作動油タンクの側面に取り付けることが好ま
しい。この場合、コントロールバルブが縦向きでその設
置面積が非常に小さいので、同バルブ又は作動油タンク
を旋回台の後部よりに配置でき、旋回台の前部に形成さ
れるウォークスルーをできるだけ広く取ることができ
る。
【0011】上記のように、本発明において、油圧ポン
プ、作動油タンク及びコントロールバルブよりなる油圧
関係機材を旋回台の左右方向一端側に集中的に配置した
ことに伴い、旋回台の左右方向他端側に広い配置スペー
スが残ることになる。そこで、本発明では、燃料タンク
を旋回台における反油圧ポンプ側の端部に配置すること
により、旋回台の左右方向他端側の広い配置スペースを
利用して燃料タンクの大容量に確保するようにしてい
る。
【0012】また、上記の本発明において、作動油タン
クに、作動油フィルタ、アンロードバルブ及び燃料フィ
ルタを取り付けておけば、これらの部材の保守点検も集
中的に行えるとともに、これらの部材の組み立て工数を
低減することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図面は旋回作業機として例示する
小旋回バックホー1を示しており、図1において、この
バックホー1は走行装置2と旋回体3と掘削装置4とか
ら主構成されている。
【0014】なお、以下、バックホー1の走行方向(図
1の左右方向)を前後方向といい、この前後方向に直交
する横方向(図1の紙面貫通方向)を左右方向という。
図1に示すように、走行装置2は、ゴム製履帯を有する
クローラ走行体5を左右一対備え、これらの走行体5を
走行モータMで駆動するようにしたクローラ式走行装置
が採用されている。この走行装置2の前部にはドーザ6
が設けられている。
【0015】旋回体3は、走行装置2の左右クローラ走
行体5間の中央部に設けた軸受体8に上下方向の旋回軸
心回りに回動自在に支持された旋回台7と、この旋回台
7に搭載された各種機器を覆うボンネット20と、この
ボンネット20上に設けた座席41やその前の操縦部を
覆うキャビン42とを備えている。旋回台7は、前部お
よび中途部が板材からなる枠材を組み合わせて構成され
たフレームをカバー部材で覆うことで構成され、この旋
回台7の後部は、前記フレームに固定されかつ旋回台7
の前部の掘削装置4等との重量バランスを図るカウンタ
ウェイト9によって構成されている。
【0016】また、この旋回台7は、当該旋回台7のフ
レームに支持された旋回モータ10(図2参照)によっ
て旋回軸心X回りに回動されるようになっている。この
バックホー1はいわゆる後方小旋回タイプのもので、旋
回体3の後側面が走行装置2の車幅からはみ出ないよう
に円弧状に形成されている。すなわち、旋回体3が旋回
したとき、この旋回体3の後面が描く旋回軌跡が左右ク
ローラ走行体5の左右幅内に収まるようになっている。
【0017】図2に示すように、旋回体3の左右側面
は、旋回体3が前方を向いた状態で前後方向に沿う平面
に形成されていて、この左右側面間同士の間隔は旋回体
3後面が描く旋回軌跡円の直径より幅狭に形成されてい
る。更に、同状態において、旋回体3の前面は、左右方
向に沿う平面に形成され、左側は右側よりも前方にやや
突出されている。
【0018】図1に示すように、旋回台7の前面右側に
は、掘削装置4を支持する上下一対の支持部材11が突
出されている。この支持部材11には支軸を介してスイ
ングブラケット12が上下軸回りに左右揺動自在に枢着
され、このスイングブラケット12は旋回台7の内部に
設けたスイングシリンダ13(図4及び図5参照)によ
って揺動される。
【0019】前記掘削装置4は、基部がスイングブラケ
ット12に左右軸回りに揺動自在に枢着されたブーム1
4と、このブーム14の先端側に左右軸回りに揺動自在
に枢着されたアーム15と、アーム15の先端側にスク
イ・ダンプ自在に取付けられたバケット16とを備えて
なる。ブーム14は、スイングブラケット12とブーム
14の中途部との間に設けたブームシリンダ17によっ
て揺動され、アーム15は、ブーム14の中途部とアー
ム15の基部との間に設けたアームシリンダ18によっ
て揺動され、バケット16は、アーム15の基部とバケ
ット16の取付リンクとの間に設けたバケットシリンダ
19によってスクイ・ダンプされる。
【0020】旋回台7の後部上面および右側上面は開放
状とされ、これらの開放部分は旋回台7の上面から上方
に突出した丸みを帯びたボンネット20で覆われてい
る。このボンネット20の内部には、エンジン21と、
各種油圧機器を駆動するための油圧ポンプ23、作動油
タンク24及びコントロールバルブ25よりなる油圧関
係機材と、ラジエータ26等が収納され、これらは旋回
台7に搭載されている。また、旋回台7の左側上面はフ
ロアシートで覆われており、この部分にエンジン21用
の燃料タンク22と、バッテリー27が収納されてい
る。
【0021】図2及び図5に示すように、エンジン21
はその駆動軸心が左右方向を向くように旋回台7の後部
に横向きに配置されている。このエンジン21の右側下
部に油圧ポンプ23が直結され、同エンジン21の左側
上部にラジエータファン28が連結されている。油圧ポ
ンプ23を駆動する下部軸とラジエータファン28を駆
動する上部軸は、ファンベルト29及びプーリよりなる
ベルト伝動機構により連動連結されている。
【0022】なお、エンジン21の右側上部にはサイレ
ンサ30が連結され、エンジン21の後方にはラジエー
タ26の冷却水のリザーブタンク31が設けられてい
る。また、旋回台7の旋回中心部にはスイベルジョイン
ト32が設けられ、同ジョイント32の前方やや左寄り
には前記旋回モータ10が配置され、これらの部材は、
コントロールバルブ25にそれぞれ油圧配管33で接続
されている。
【0023】ラジエータファン28の左側には、各種の
熱交換器、すなわち、前記ラジエータ26、オイルクー
ラ34、エアコンのコンデンサ35が同左側から順に配
置されている。このうち、オイルクーラ34はコントロ
ールバルブ25からの戻り油を冷却して作動油タンク2
4に戻すものであり、コンデンサ35はキャビン42内
の空調装置(エアコン)の室外器である。
【0024】これらの熱交換器に対応するボンネット2
0の左側面には外気取り入れ口36(図1参照)が形成
され、かつ、同ボンネット20の右側面には排気口(図
示せず)が形成されている。しかして、本実施形態のバ
ックホー1では、外気取り入れ口36のすぐ内側にラジ
エータ26とラジエータファン28を配置した吸い込み
タイプを採用している。
【0025】前記作動油タンク24及びコントロールバ
ルブ25は、旋回台7の右側(油圧ポンプ23と同じ
側)でかつ油圧ポンプ23の前方に配置されている。す
なわち、作動油タンク24及びコントロールバルブ25
は油圧ポンプ23とともに旋回台7の右側に集中的に配
置されていて、これにより、これら油圧駆動に必要な主
要機材(油圧関係機材)を互いに繋ぐための油圧配管を
できるだけ短くし、かつ、かかる主要機材を集中的に保
守点検できるようにしている。
【0026】図2、図4及び図5に示すように、コント
ロールバルブ25は作動油タンク24の前側面に縦向き
の状態で直結されており、コントロールバルブ25の前
端面25Aがなるべく後方へ寄った状態となるようにし
て、旋回台7の前部に形成されるウォークスルー37を
できるだけ広く取るようにしている。また、コントロー
ルバルブ25を作動油タンク24の前側面に配置した場
合、そのバルブ25が前記スイベルジョイント32や旋
回モータ10にも比較的近くなるので、これらに対する
配管も短くできる。
【0027】なお、図例では、コントロールバルブ25
を作動油タンク24の前側面に取り付けているが、同バ
ルブ25は、作動油タンク24と油圧ポンプ23との
間、作動油タンク24の更に右側、或いは作動油タンク
24の上方に設けることができる。これらの位置であれ
ば、コントロールバルブ25の保守点検に作動油タンク
24が邪魔になることがないので好適である。
【0028】また、作動油タンク24には、作動油フィ
ルタ38、アンロードバルブ39及び燃料フィルタ40
が吊り下げ状態で取り付けられており(図4参照)、こ
れにより、それらの部材の保守点検も集中的に行え、か
つ、それらの部材の組み立て工数を低減できるようにし
てある。図2及び図3に示すように、旋回台7の後部に
は、前記エンジン21を左右方向に大きく跨ぐように正
面視ほぼ門形に形成された支持フレーム44が立設され
ており、この支持フレーム44に、ボンネット20の下
面及びキャビン42の後支柱が固定されているととも
に、エンジン21に洗浄風を送るためのエアクリーナ4
5が取り付けられている。
【0029】この支持フレーム44は、内部が中空の横
梁46と、この横梁46の左右両端を支持する左右一対
の支柱部材47,48とからなり、横梁46の左端部
は、ボンネット20の左側面にある前記外気取り入れ口
36の近傍に至るまで延設されている。他方、エアクリ
ーナ45は、横梁46の右側よりにブラケット49を介
してや斜めに取り付けられている。このエアクリーナ4
5の排気口は出側管50を介してエンジン21の前面側
に接続され、同エアクリーナ45の吸気口はくの字状に
屈曲した曲がり管51を介して横梁46に接続されてい
る。
【0030】従って、外気取り入れ口36から流入した
新鮮な外気は、その一部が横梁46の左端から同右端側
へ至り、曲がり管51を経てエアクリーナ45に供給さ
れることになる。このように、支持フレーム44の横梁
46はエアクリーナ45の吸気管としての機能を併有し
ているので、その分だけ部品点数が低減されるととも
に、旋回台7の後部のコンパクト化に寄与することがで
きる。
【0031】支持フレーム44の左右の支柱部材47,
48のうち、右側の支柱部材47は、側面視においてほ
ぼ逆L字状の支柱部材よりなり、左側の支柱部材48
は、図3に示すように、側面視においてほぼ逆U字状に
形成された支柱フレーム52よりなる。すなわち、この
支柱フレーム52は、逆U字状とすることにより前後に
二股に別れて形成されており、単なる棒状の支柱に比べ
て前後方向に変形し難いものになっている。
【0032】このため、エンジン21やラジエータファ
ン28又は油圧ポンプ23等からの振動が旋回台7を通
じて支柱フレーム52に伝達されても、その上端部に固
定される横梁45が前後に共振するのが防止され、ひい
ては、その横梁45に取り付けられているボンネット2
0やキャビン42の振動も可及的に低く抑えることがで
きる。
【0033】図2に示すように、支柱フレーム52は、
その後部53がボンネット20の後側面に沿うように平
面視においてほぼくの字状に屈曲されており、これによ
り、小旋回であるため後側面の位置が制限されているボ
ンネット20内においても、当該支柱フレーム52の二
股間の間隔をできるだけ広く取るようにしている。ま
た、図2に示すように、支柱フレーム52は、前記ラジ
エータ26、オイルクーラ34及びコンデンサ35を上
から覆うように配置されており、これらの熱交換器を保
護するプロテクタとしても機能している。なお、この場
合、旋回台7にキャビン42ではなくキャノピを搭載し
た場合にはエアコンが不要となるので、コンデンサ35
は省略される。
【0034】また、図例では左右の支柱部材47,48
のうち左側だけに支柱フレーム52を採用した場合を例
示しているが、右側の支柱部材47だけに支柱フレーム
52を採用することもでき、左右両方の支柱部材47,
48に支柱フレーム52を採用することもできる。ボン
ネット18は樹脂製又は薄板鋼板製で、コントロールバ
ルブ25、作動油タンク24及び油圧ポンプ23等を覆
う右カバー部54と、エンジン19の後半部分を覆う後
カバー部55と、ラジエータ26等の熱交換器の部分を
覆う左カバー部56とから構成されている。これら各カ
バー部のうち、後カバー部55はヒンジを介して支持フ
レーム44の横梁46に上下回動自在に支持されてお
り、この後カバー部26を開放させることでエンジン1
8及びその周囲の保守点検が可能となっている。
【0035】本実施形態では、油圧ポンプ23、作動油
タンク24及びコントロールバルブ25よりなる油圧関
係機材をすべて旋回台7の右端側に集中的に配置したこ
とから、図2に示すように、座席41を旋回台7の左側
よりに配置するとともに、燃料タンク22及びバッテリ
27を旋回台7の左端側に配置している。すなわち、燃
料タンク22は旋回台7の左側よりでかつ座席41の下
方に比較的広い範囲に横たわった状態で配置されてお
り、ボンネット20の平面範囲から外れるメインタンク
部57を備えている。このように、燃料タンク22を作
動油タンク24とは反対側の広い範囲に配置することに
より、同タンク22の容量を大きく確保しつつ、旋回台
7の左右方向の重量バランスを有効に確保するようにし
ている。
【0036】また、メインタンク部57の後端部には、
旋回台7の後部でかつ座席41から離れたところまで延
びる延長部58が一体に連結され、この延長部58に給
油口59が形成されている。このため、給油口59から
の給油に際して座席41が邪魔になることがなく、給油
作業が行い易くなっている。図2及び図3に示すよう
に、座席41は、ボンネット20の前面上部に形成した
凹部60に収納され、ラジエータ26及びラジエータフ
ァン28の上方に位置するように旋回台7の左側よりに
配置されていて、これにより、外気取り入れ口36から
の冷気が座席41の下方に常に流通するようにしてい
る。このため、エンジン21からの発熱が直接座席に放
熱されるが防止され、夏場の居住性が悪くなるのが防止
される。
【0037】また、ラジエータ26は、その中心Rがフ
ァン中心Fよりも下側になるようにラジエータファン2
8に対して下方に偏心して設けられており、ラジエータ
26がこのように偏心した分だけボンネット20の凹部
60を従来より深く形成してある。従って、座席41を
ラジエータ26の上方に配置したにも係わらず、座席4
1をできるだけ低く設置でき、それが高くなることによ
る旋回台7の重量バランスが悪くなるのを防止してい
る。
【0038】ラジエータ26のアッパータンク61に
は、ボンネット20の後カバー部55まで延びる延長管
62が接続されており、この延長管62の先端に給水口
63が設けられている。従って、開閉自在な後カバー部
55を開放して給水口63からの給水を行うことがで
き、ラジエータ26への給水に当たり座席41が邪魔に
なることがない。
【0039】なお、本実施形態では後方小旋回のバック
ホー1に本発明を採用した場合を例示したが、本発明
は、掘削装置4の最上昇時に同装置4が走行装置2の車
幅からはみ出ない超小旋回のバックホー1にも採用する
ことができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
油圧ポンプ、作動油タンク及びコントロールバルブより
なる油圧関係機材を旋回台の左右方向一端側に集中的に
配置したので、同油圧関係機材に必要な油圧配管を可及
的に短くでき、同油圧関係機材を集中的に保守点検する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】小旋回バックホー(旋回作業機)の全体側面図
である。
【図2】旋回体の内部機構を示す平面図である。
【図3】旋回体の内部機構を示す左側面図である。
【図4】旋回体の内部機構を示す右側面図である。
【図5】旋回体の内部機構を示す正面図である。
【符号の説明】 1 小旋回バックホー(旋回作業機) 2 走行装置 7 旋回台 21 エンジン 22 燃料タンク 23 油圧ポンプ 24 作動油タンク 25 コントロールバルブ 38 作動油フィルタ 39 アンロードバルブ 40 燃料フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池内 和彦 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 竹村 俊彦 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 杉山 和臣 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 中田 裕雄 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置(2)上に旋回台(7)が上下
    方向の軸心回りに回動自在に設けられ、左右方向一端側
    に油圧ポンプ(23)が連結されたエンジン(21)が
    前記旋回台(7)の後部に横向きに配置され、前記油圧
    ポンプ(23)に作動油を供給する作動油タンク(2
    4)と、同油圧ポンプ(23)からの作動油を各種油圧
    作業機器に分配するコントロールバルブ(25)とが当
    該旋回台(7)に搭載されている旋回作業機において、 前記作動油タンク(24)及びコントロールバルブ(2
    5)は、前記旋回台(7)における油圧ポンプ(23)
    側よりでかつ同油圧ポンプ(23)の前方に配置されて
    いることを特徴とする旋回作業機。
  2. 【請求項2】 コントロールバルブ(25)は、作動油
    タンク(24)の前方に配置されている請求項1に記載
    の旋回作業機。
  3. 【請求項3】 コントロールバルブ(25)は、作動油
    タンク(24)と油圧ポンプの間に配置されている請求
    項1に記載の旋回作業機。
  4. 【請求項4】 コントロールバルブ(25)は、作動油
    タンク(24)の左右方向外側に配置されている請求項
    1に記載の旋回作業機。
  5. 【請求項5】 コントロールバルブ(25)は、作動油
    タンク(24)の上方に配置されている請求項1に記載
    の旋回作業機。
  6. 【請求項6】 コントロールバルブ(25)は、縦向き
    に配置されている請求項2〜4のいずれかに記載の旋回
    作業機。
  7. 【請求項7】 旋回台(7)には更に燃料タンク(2
    2)が搭載され、この燃料タンク(22)は、旋回台
    (7)における反油圧ポンプ(23)側の端部に配置さ
    れている請求項1〜6のいずれかに記載の旋回作業機。
  8. 【請求項8】 作動油タンク(24)に、作動油フィル
    タ(38)、アンロードバルブ(39)及び燃料フィル
    タ(40)が取り付けられている請求項1〜7のいずれ
    かに記載の旋回作業機。
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