JPH0630248U - 全旋回式作業機のバッテリ−収納室 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 全旋回式作業機の方向切換弁まわりのホ−ス
引きまわし性を改良し、方向切換弁の点検とびら側のパ
イロットホ−ス側のキャブ側への引きまわし通路を十分
に確保できるような構成にする。 【構成】 下部走行体と、その上に旋回可能に搭載され
エンジンを収納する機械室と、その機械室前方左側にキ
ャブを、右側に方向切換弁，油タンク等を設置した上部
旋回体を有し、さらに方向切換弁下部にバッテリ−収納
室ｅを設置した全旋回式作業機において、バッテリ−収
納室ｅを上下２重構造とし、その２重構造の上室ｅ₁ を
上記方向切換弁ａの接続ホ−スのホ−ス通路とした。特
に２重構造の下側の隔壁ｉに大きな曲率Ｒを持たせ、隔
壁ｉにラバ−プレ−トｊを貼付しホ−スガイドを兼ねさ
せた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

全旋回式作業機の方向切換弁まわりのホ−ス引きまわし性の改良に関するもの である。

【０００２】

【従来の技術】

図２及び図３の様に、方向切換弁ａおよび油タンクｂ等とバッテリ−ｃ間に隔 壁ｄ（図３(ａ)）を設けたバッテリ−収納室ｅを設置し、その収納室ｅの上部に 方向切換弁ａを設置した場合、方向切換弁ａの点検とびらｆ側のパイロットホ− スｈをキャブｇ側のリモコンバルブ等に引きまわそうとした場合、その通路が無 く引きまわしが非常に難しくなる。図１の如く方向切換弁ａの両サイドはメイン 配管ｋが占領しており、上側にもパイロットホ−ス接続口があり、さらに天井に も近い。この為メイン配管ｋの間をぬって通す必要がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

全旋回式作業機の方向切換弁まわりのホ−ス引きまわし性を改良し、方向切換 弁の点検とびら側のパイロットホ−スのキャブ側への引きまわし通路を十分に確 保できるような構成にする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

下部走行体とその上に旋回可能に搭載されエンジンを収納する機械室と、機械 室前方左側にキャブを、右側に方向切換弁，油タンク等を設置した上部旋回体を 有し、さらに方向切換弁下部にバッテリ−収納室ｅを設置した全旋回式作業機に おいて、バッテリ−収納室ｅを上下２重構造とし、その２重構造の上室ｅ₁ を上 記方向切換弁ａの接続ホ−スのホ−ス通路とした。 又隔壁ｉに大きなＲを持たせ、その上部にラバ−プレ−トｊを貼りつけ、ホ− スガイドを兼ねさせた。

【０００５】

【実施例】

図１に基いて説明する。ｅはバッテリ−収納室で、これを上下２重構造とし、 バッテリ−収納室ｅの上室ｅ₁ にホ−ス通路を確保するとともに、２重構造の下 側の隔壁ｉに大きな曲率Ｒをもたせ、さらにその上にラバ−プレ−トｊを貼付す ることでホ−スガイドも兼ねる形状とした。

【０００６】

【効果】

バッテリ−収納室ｅを上下２重構造にし、上室をホ−スガイドとしたので、引 きまわしが非常に難かしかった方向切換弁の点検とびらｆ側のパイロットホ−ス ｈのキャブｇ側への引きまわし通路がホ−スガイドとともに確保されるようにな った。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に関る方向切換弁まわりの構成を示し、
図１(ａ)は一部正面図、図１(ｂ)は側面図。

【図２】公知全旋回式作業機の上部旋回体。

【図３】バッテリ−収納室まわりの詳細を示し、図３
(ａ)は図２のＡ矢視断面図、図３(ｂ)は図３(ａ)の側面
図。

【符号の説明】

ａ 方向切換弁 ｂ 油タンク ｃ バッテリ− ｄ 隔壁 ｅ バッテリ−収納室 ｆ とびら ｇ キャブ ｈ ホ−ス ｉ 隔壁 ｊ ラバ−プレ−ト ｋ メイン配管

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 下部走行体と、その上に旋回可能に搭載
   されエンジンを収納する機械室と、その機械室前方左側
   にキャブを、右側に方向切換弁，油タンク等を設置した
   上部旋回体を有し、さらに方向切換弁下部にバッテリ−
   収納室(ｅ)を設置した全旋回式作業機において、バッテ
   リ−収納室(ｅ)を上下２重構造とし、その２重構造の上
   室(ｅ₁）を上記方向切換弁(ａ)の接続ホ−スのホ−ス通
   路としたことを特徴とする全旋回式作業機のバッテリ−
   収納室。
2. 【請求項２】 ２重構造の下側の隔壁(ｉ)に大きな曲率
   Ｒを持たせ、該隔壁(ｉ)上にラバ−プレ−ト(ｊ)を貼付
   し、ホ−スガイドを兼ねさせた請求項１の全旋回式作業
   機のバッテリ−収納室。