JP4358315B2 - 二方向分岐制御器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は二方向分岐制御器に係り、その目的は流通性に優れ流路内部に流体の溜まりが発生することがなく、しかも小スペースで設置することができて操作性に優れた二方向分岐制御器を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】
従来、二方向より流入する流体を混合、もしくは一方向より流入する流体を二方向に分配するためには、図11に示すようにT字管(T)やベント管(B)を用いてY字状に接続された配管構造が採用されていることが多い。
また、水平配管を垂直方向に分岐する場合には、図12に示すようにT字管(T)を使用しての分岐配管構造が用いられる。
ところが、上記したような従来の配管構造においては制御弁を閉めたときに、図11示の配管構造ではT字管(T)とベント管(B)の内部に、図12に示す配管構造ではT字管(T)の分岐路から制御弁(A)の入口流路にかけての管内に、それぞれ多量の流体が溜まってしまい、衛生面などの理由から好ましくなかった。
また、上記したような従来の配管構造を使用するにあたっては、T字管(T)やベント管(B)など複数の管路をパッキン(P)やクランプ(C)を用いて接続しなければならず配管作業が面倒であった。
しかも、配管の設置に広いスペースを必要とし、配管が混み入った場所などでは使用できない場合もあった。
さらには、分岐路への流量を制御する2つの制御弁(V)が離れた位置となるため、手動式の弁を使用した場合には操作性が悪かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、流通性に優れ流路内部に流体の溜まりが発生することがなく、しかも小スペースで設置することができて操作性に優れた二方向分岐制御器の提供を解決課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するための手段として、略三角柱形状とされ上面に第1開口部を有し下面に第2開口部を側面に第3開口部をそれぞれ有してなる弁箱と、この弁箱の三側面のうちの二側面にそれぞれ配設されてなる第1及び第2の弁本体とから構成され、該第1及び第2の弁本体は弁箱内部に設けられた接続通路により連通されてなる二方向分岐制御器であって、前記第1開口部からの通路は弁箱内で二方向に分岐され、一方の通路は前記第1の弁本体を介して第2開口部に連通可能とされ、他方の通路は接続通路を通り前記第2の弁本体を介して前記第3開口部に連通可能とされてなることを特徴とする二方向分岐制御器とした。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る二方向分岐制御器の好適な実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明に係る二方向分岐制御器の参考例を示す正面図である。
参考例に係る二方向分岐制御器は、一つの弁箱(1)に二つの弁本体(2)が配設されることにより、二方向より流入する流体を混合、もしくは一方向より流入する流体を二方向に分配するように構成されている。
【0006】
図2は弁箱(1)の正面図であり、図3は図2のA−A断面図であり、図4は図2のB−B断面図である。
弁箱(1)は略三角柱形状とされ、上面(図2では左側面とされている)に第1開口部(3)を有し下面に第2開口部(4)及び第3開口部(5)を有している。
第1開口部(3)からの通路は弁箱(1)の内部で120°間隔の二方向に分岐され、各分岐路端は弁箱(1)の2つの側面に開口している。
これら2つの開口部に、それぞれダイヤフラムを備えた弁本体(2)が図1に示す如く取り付けられて、これらの弁本体(2)の操作によるダイヤフラムの開閉により第1開口部(3)が第2開口部(4)及び第3開口部(5)と連通可能とされる。
【0007】
上記構成を有する二方向分岐制御器に図5に示す如く配管を接続することにより、略Y字状の二方向分岐配管が形成される。
このように、参考例に係る二方向分岐制御器を使用することにより図11に示した従来の配管構造に比べて非常にコンパクトな配管構造となり、しかも弁本体(2)までの分岐路長が非常に短いため配管内に溜まる流体の量を極めて少量とすることができる。
【0008】
図6は本発明に係る二方向分岐制御器の実施例を示す正面図であり、図7は図6の底面図である。
実施例の二方向分岐制御器は、主に水平配管を垂直方向に分岐する場合に用いられるものであって、参考例と同様に一つの弁箱(1)に二つの弁本体(21)、(22)が配設されることにより構成されている。
【0009】
図8は弁箱(1)の正面図であり、図9は図8のA−A断面図であり、図10は図8のB−B断面図である。
弁箱(1)は、図示の如く、略三角柱形状とされており、上面(図8では左側面とされている)に第1開口部(7)を有し下面に第2開口部(8)を側面に第3開口部(9)をそれぞれ有している。
2つの弁本体(21)、(22)は、この弁箱(1)の二側面にそれぞれ取り付けられ、弁箱(1)内部に設けられた接続通路(6)により連通可能とされる。
第1開口部(7)からの通路は弁箱(1)内で二方向に分岐され、一方の通路は第1の弁本体(21)を介して第2開口部(8)に連通可能とされ、他方の通路は接続通路(6)を通り第2の弁本体(23)を介して第3開口部(9)に連通可能とされている。
【0010】
上記構成を有する二方向分岐制御器によれば、図12に示した従来の配管構造に比べて非常にコンパクトな配管構造で水平配管を垂直方向に分岐することができ、しかも分岐路長が非常に短いため配管内に溜まる流体の量を極めて少量とすることができる。
【0011】
なお、図示例においてはダイヤフラムを伸縮させるための操作機構をコンプレッサーによる空圧機構としているが、本発明においては操作機構の形態は全く限定されず公知の操作機構が全て好適に使用でき、例えばハンドル式の手動操作機構としてもよい。
【0012】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、略三角柱形状とされ上面に第1開口部を有し下面に第2開口部を側面に第3開口部をそれぞれ有してなる弁箱と、この弁箱の三側面のうちの二側面にそれぞれ配設されてなる第1及び第2の弁本体とから構成され、該第1及び第2の弁本体は弁箱内部に設けられた接続通路により連通されてなる二方向分岐制御器であって、前記第1開口部からの通路は弁箱内で二方向に分岐され、一方の通路は前記第1の弁本体を介して第2開口部に連通可能とされ、他方の通路は接続通路を通り前記第2の弁本体を介して前記第3開口部に連通可能とされてなることを特徴とする二方向分岐制御器であるから、従来の配管構造に比べて非常にコンパクトな配管構造で水平配管を垂直方向に分岐することが可能であり、しかも分岐路長が非常に短いため配管内に溜まる流体の量を極めて少量とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る二方向分岐制御器の参考例を示す正面図である。
【図2】 参考例に係る二方向分岐制御器の弁箱の正面図である。
【図3】 図1のA−A断面図である。
【図4】 図1のB−B断面図である。
【図5】 参考例に係る二方向分岐制御器に配管を接続した図である。
【図6】 本発明に係る二方向分岐制御器の実施例を示す正面図である。
【図7】 本発明に係る二方向分岐制御器の実施例を示す底面図である。
【図8】 実施例に係る二方向分岐制御器の弁箱の正面図である。
【図9】 図8のA−A断面図である。
【図10】 図8のB−B断面図である。
【図11】 従来の配管構造の一例を示す図である。
【図12】 従来の配管構造の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 弁箱
2 弁本体
21 第1の弁本体
22 第2の弁本体
3 第1開口部
4 第2開口部
5 第3開口部
6 接続通路
7 第1開口部
8 第2開口部
9 第3開口部
Claims (1)
- 略三角柱形状とされ上面に第1開口部を有し下面に第2開口部を側面に第3開口部をそれぞれ有してなる弁箱と、この弁箱の三側面のうちの二側面にそれぞれ配設されてなる第1及び第2の弁本体とから構成され、該第1及び第2の弁本体は弁箱内部に設けられた接続通路により連通されてなる二方向分岐制御器であって、前記第1開口部からの通路は弁箱内で二方向に分岐され、一方の通路は前記第1の弁本体を介して第2開口部に連通可能とされ、他方の通路は接続通路を通り前記第2の弁本体を介して前記第3開口部に連通可能とされてなることを特徴とする二方向分岐制御器。
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Families Citing this family (2)
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1997
- 1997-04-23 JP JP12172997A patent/JP4358315B2/ja not_active Expired - Fee Related
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