JPH0422158Y2 - - Google Patents

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JPH0422158Y2
JPH0422158Y2 JP1985156172U JP15617285U JPH0422158Y2 JP H0422158 Y2 JPH0422158 Y2 JP H0422158Y2 JP 1985156172 U JP1985156172 U JP 1985156172U JP 15617285 U JP15617285 U JP 15617285U JP H0422158 Y2 JPH0422158 Y2 JP H0422158Y2
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JP
Japan
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tank
guide
valve
valve seats
tanks
Prior art date
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JP1985156172U
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JPS6263472U (ja
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  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、流体が貯留される一対のタンクを
連通しうるタンクの合流子に関するものである。
[従来の技術] 従来のこの種のタンクの合流子は、例えば、第
12図に示すように、三方に開口a,b,cを備
えるほぼT字形をなす管状体とされると共に、第
11図に示すように、相対峙する方向の一対の開
口が連絡口a,bとされて一対のタンクd,eに
それぞれ管路f,gにより連結され、また残つた
開口cがポンプhの吸水口等に管路iにより連結
される構成である。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし前記従来の合流子では、第13図又は第
14図に示すように、前記両タンクd,eが一方
に傾斜した場合又は両タンクd,eに一方向の慣
性力が働らいた場合には、流体がこの合流子を介
して一方のタンクeから流体が他方のタンクd内
に移動し、両タンクd,eの重心のバランスが更
に崩れるという問題がある。
[課題を解決するための手段] この考案は以上に述べた事情に鑑みなされたも
ので、ブロツク状の本体1内に構成した分岐室2
のほぼ対峙する側壁2a,2bに連結口3,4を
前記本体1を挟んで対設される一対のタンク5,
6に連通させると共に、前記連結口3,4に形成
した弁座9,10に向つて登り勾配の傾斜面から
なるガイド11aが備えられる凹部1を底部2c
に形成した前記分岐室2には、前記ガイド11a
に向つて自由に移動可能であると共に、前記それ
ぞれの弁座9,10に選択的に就座しうる球状の
弁体14を遊装し、かつ前記分岐室2と外部のポ
ンプ等とを連通すべき流出口17を前記本体1の
側部に設けてなるタンクの合流子を提案するもの
である。
〔作用〕
この考案の上記構造によれば、一方のタンクか
ら他方のタンクに急激に流体が移動するのを防止
することができるものである。
[実施例] 以下添付図面に基づいてこの考案の一実施例を
説明する。
第1図及び第2図はこの考案のタンクの合流子
を示す断面図及び第1図示のA−A矢視断面図
で、図面中、1はブロツク状の本体で、本体1内
には分岐室2が形成される。分岐室2にはほぼ対
峙する側壁2a,2bに連結口3,4がそれぞれ
形成され、これらの連結口3,4は、第5図に示
すように、それぞれ流体が貯留される一対のタン
ク5,6に管路7,8を介して連通される。また
両連結口3,4にはそれぞれ弁座9,10が形成
される。
前記分岐室2内の底部2cには、断面が円弧を
含む湾曲状とされかつ両弁座9,10に向つて登
り勾配の傾斜面からなるガイド11aが備えられ
る凹部11が形成される。なお凹部11は、第3
図及び第4図に示すように、ほぼ中央から両弁座
9,10に分れて登り勾配でほぼ平面状の傾斜面
を備えるガイド11aが形成されて、断面がほぼ
V字形とされる構成とすることも可能である。
また分岐室2内には、上部に形成されかつねじ
連結される栓12により開閉可能とされる挿入口
13から挿入されると共に、両弁座9,10に就
座可能とされる球状の弁体14が、ガイド11a
に沿つて移動可能に遊設される。なお弁体14
は、鋼製、合成樹脂製又はセラミツク製とするこ
とができる。また本体1の側部には、分岐室2と
外部のポンプ15等とが管路16(第5図示)を
介して連通される開口である流出口17が形成さ
れる。
この考案のタンクの合流子は以上に述べたよう
であるから、第5図又は第6図に示すように、両
タンク5,6が何等かの原因により一方に傾斜さ
れた場合、又は一方に慣性力が作用した場合にお
いても、前記分岐室2内の弁体14が傾斜して下
方になつた方の弁座、例えば弁座9に就座され、
上方になつたタンク6から分岐室2を介して他方
のタンク5への流体の流れが停止され、傾斜前の
両タンク5,6内にほぼ均しい量が貯留された状
態で維持され、両タンク5,6の重心のバランス
が保持された状態とされる。
このタンクの合流子は、例えば第7図に示すよ
うに、ロータ20により飛行可能な飛行手段21
を備えた薬剤散布装置22に使用可能で、すなわ
ち飛行手段21の左右両側にそれぞれ備えられた
薬液タンク25,26がこの考案の合流子を介し
て互いに連結され、かつ薬液散布用のポンプ(図
示を略す)に連通されるようにする。この際に
は、第7図に示すように、飛行手段21が一方に
傾斜された場合でも、従来のものを使用した場合
のように(タンク内の薬液量を破線で示す)薬液
が一方のタンク26内に多く流入してしまうこと
がなく、タンク25,26内に実線で示すように
薬液量を、傾斜前のバランスのとれた状態に維持
でき、飛行手段21がよりバランスを崩すのを防
止することができる。
また第8図及び第9図に示すように、車輪30
により走行可能なタンク本体31内が隔壁32に
よつて二槽35,36に分割されてなる二槽式の
薬液タンク車に使用することも可能で、薬液タン
ク車に一方に作用する慣性力が働いた際にも、第
10図に示すように、従来のものを使用した場合
(薬液量を破線で示す)の一方の槽36内に薬液
が移動し、両槽35,36の重心のバランスが崩
れるということがなく、同図に実線で示すよう
に、慣性力が働く前の薬液量が維持され、薬液タ
ンク車全体の重心のバランスが維持される。
なお上記説明においてタンクとして説明した構
成部分はその等効物例えば槽体を含む概念であ
る。
[考案の効果] この考案によるタンクの合流子は以上に述べた
ようであるから、次のような効果を奏するもので
ある。
(1) 弁体が転動するガイドは、弁座に向つて上り
勾配の傾斜面となつているため、本体がほぼ水
平時には、弁体が弁座から離れるので、タンク
を含む装置全体の復元性がよい。
(2) 水平時、弁体は相対峙する弁座を結ぶ線より
の下側に位置するので、両方のタンクからの液
は弁体に邪魔されることなく流出口へ流れるこ
とができる。
(3) 本体が傾くとき、弁体の弁座方向投影面は、
相対峙する弁座投影面に干渉する位置に一方か
ら他方の連結口へ向つて流れる液の流線内に入
ることになり、弁体は素早い弁座の閉止を行な
うことができ、一方のタンクに液が多量に流れ
込み、タンクを含む装置の極端にバランスを失
なうということが回避される。
(4) 傾斜面は分岐室の底部ほぼ中央から両弁座の
方向に分かれるほぼ平面状とすることができる
ので、合流子本体の傾きが一定角度を超えたと
きのみ、転動し、連結口の閉止が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案の合流子の断面図
及び第1図示のA−A矢視断面図、第3図及び第
4図はこの考案の異なる実施例の合流子の断面図
及び第3図示B−B矢視断面図、第5図及び第6
図はこの考案の合流子を施こしてなるタンクのそ
れぞれ異なる状態を示す概略図、第7図はこの考
案の合流子を施こした薬剤散布装置を示す正面
図、第8図及び第9図はこの考案の合流子を施こ
してなる薬剤タンク車の正面図及び側面図、第1
0図は第8図及び第9図示の薬剤タンク車の作動
状態を示す正面図、第11図及び第12図は従来
の合流子を施こしたタンクを示す全体概略図及び
要部断面図、第13図及び第14図は従来の合流
子を施こしてなるタンクのそれぞれ異なる作動状
態を示す概略図である。 なお図において、1……本体、2……分岐室、
3,4……連結口、5,6……タンク、9,10
……弁座、11……凹部、11a……ガイド、1
4……弁体、15……ポンプ、17……流出口、
である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ブロツク状の本体1内に構成した分岐室2の
    ほぼ対峙する側壁2a,2bに連結口3,4を
    前記本体1を挟んで対設される一対のタンク
    5,6に連通させると共に、前記連結口3,4
    に形成した弁座9,10に向つて登り勾配の傾
    斜面からなるガイド11aが備えられる凹部1
    を底部2cに形成した前記分岐室2には、前記
    ガイド11aに向つて自由に移動可能であると
    共に、前記それぞれの弁座9,10に選択的に
    就座しうる球状の弁体14を遊装し、かつ前記
    分岐室2と外部のポンプ等とを連通すべき流出
    口17を前記本体1の側部に設けてなるタンク
    の合流子。 (2) 前記ガイド11aが湾曲状の傾斜面とされて
    なる実用新案登録請求の範囲第1項記載のタン
    クの合流子。 (3) 前記ガイド11aが前記分岐室2の底部2c
    のほぼ中央から両弁座9,10方向に分れるほ
    ぼ平面状の傾斜面とされてなる実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のタンクの合流子。 (4) 前記弁体14が鋼製又は合成樹脂製とされて
    なる実用新案登録請求の範囲第1項記載のタン
    クの合流子。 (5) 前記弁体14がセラミツク製とされてなる実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のタンクの合
    流子。
JP1985156172U 1985-10-12 1985-10-12 Expired JPH0422158Y2 (ja)

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JP1985156172U JPH0422158Y2 (ja) 1985-10-12 1985-10-12

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JPS6263472U JPS6263472U (ja) 1987-04-20
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5029911A (ja) * 1973-04-24 1975-03-26

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JPS5029911A (ja) * 1973-04-24 1975-03-26

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