JPS604020Y2 - 流体吹出装置 - Google Patents

流体吹出装置

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JPS604020Y2
JPS604020Y2 JP9048080U JP9048080U JPS604020Y2 JP S604020 Y2 JPS604020 Y2 JP S604020Y2 JP 9048080 U JP9048080 U JP 9048080U JP 9048080 U JP9048080 U JP 9048080U JP S604020 Y2 JPS604020 Y2 JP S604020Y2
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JP9048080U
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JPS5714728U (ja
Inventor
猛雄 田村
幸男 吉川
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日産自動車株式会社
東京測範株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車両用空気調和装置をを始めとする各種空調、
換気装置に用いられる流体吹出装置、とりわけ流体制御
口を有する流体素子による側壁付着の原理を利用した流
体吹出装置に関するものである。
第1図に示すような換気装置Vを備えた車両にあっては
、換気装置から車室内へ流体を送り出すために流体吹出
口1を有する流体吹出装置が設けられているが、かかる
流体吹出装置のうち、流体素子による流体の側壁付着の
原理を利用したタイプの流体吹出装置の一従来例として
は例えば第2図に示すようなものがある。
この流体吹出装置は、第2図aに示す如く、左制御口3
aを形成する左側壁2aと右制御口3bを形成する右側
壁2bとを有し、また左右の側壁2at2bの間に形成
され開口部8にまで延びる主流体通路7を有する流体吹
出口1と、主流口6を通して主流体通路7の上流側に延
びる加圧流体室5と、主流体通路7の左右両側壁に設け
られ、主流体通路7に向けて直角方向に流体を吹出す制
御口3a、3bに通じる制御室4a、4bとから戒る。
左右制御室4at4bは、加圧流体室5からの流体をこ
れらの制御室4a、4bに導入するための左制御室入口
17aと右制御室人口17bとを有し、これらの入口1
7a* 17bは制御室4a、4b内に装着された弁
装置によって開閉される。
弁装置は電磁コイル12と電磁コイル12の作動によっ
て左右制御室人口17a、17bを開閉するフラッパ9
から戒る。
フラッパ9はスプリング11を介して左右制御室入口を
常時閉の状態で取付けられている一方、このフラッパ9
には鉄等でできた磁性片10が取付けられ、電磁コイル
12に電圧を印加することによって磁性片10及びフラ
ッパ9がスプリング11に抗して電磁コイル12に吸い
寄せられて左右制御室人口17a、17bを開くように
なっている。
このため左制御室4a又は右制御室4bのいずれか一方
(例えば右制御室4b)のWコイル12をオンさせると
、当該作動した電磁コイル12の側の右制御室人口17
bが開き、他方の制御室入口17aは閉じたままである
ため、加圧流体室5からの流体の一部は右制御室4b内
に流入して右制御口3bから主流体通路7へ向けて直角
方向に流出する。
他方、加圧流体室5からの流体の大部分は、主流口6を
通って主流体通路7へ流れるため、この流体の作用によ
り左制御室4a内には負圧が生じる。
かかる流体の流れにより、主流体通路7を通る流体は右
制御室4bからは押圧作用を受ける一方、左制御室4a
からは吸引作用を受けることになり、流体の流れは全体
として左方向(矢印S1)に偏る。
逆に左制御室4aの電磁コイル12をオンさせ右制御室
4bの電磁コイル12をオフにすると、主流体通路7を
通る流体の流れは全体として右方向(矢印S2)に偏る
しかしながら、このような従来の流体吹出装置にあって
は、流体吹出口1の左右両側壁2a、2b内に左右制御
室4a、4bを設け、これらの左右制御室4a、4b内
にそれぞれ電磁コイル12及びフラッパ9より成る弁装
置を設置する方式、となっていたため、部品点数が多く
なると共に構造が複雑になるという不具合があった。
特に電磁コイル12は比較的高価な部品であるから流体
吹出装置のコストが上昇するという問題があった。
またかかる問題は流体吹出口1を多く持つ流体吹出装置
にあっては特に重大なものとなっていた。
本考案は、このような従来の問題点に鑑み威されたもの
であって、その目的は、構造が比較的簡単で製造コスト
が低いと共に吹出流の切換えが容易かつ確実に行なうこ
とが可能な流体吹出装置を提供することにある。
かかる目的達成のため本考案にあっては、加圧流体室と
、当該加圧流体室に連通ずる主流体通路を備えた流体吹
出口とを有し加圧流体室からの加圧流体を、流体吹出口
の主流体通路の左右側壁に設けた制御口に導き、この制
御口からの流体の流れによって主流体通路の流体の流れ
方向を制御する形式の流体吹出装置において、加圧流体
室から分岐する分岐管を設け、この分岐管の先端に該分
岐管に連通ずる制御室を形成すると共に左制御口から延
びる連通管及び右制御口から延びる連通管を、これらの
連通管の先端部が夫々前記制御室の壁を貫通し、各先端
部にある入口が、夫々、前記制御室内で対向するように
設ける一方、前記入口を選択的に閉鎖又は開放できる回
動可能なフラッパーを含む流路切換装置を前記制御室内
に設けたものである。
本考案を添付の図面を参照して詳細に説明する。
・第3図乃至第6図は本考案の第1の
実施例を示す図である。
この実施例に係る流体吹出装置は、加圧流体室5と、こ
の加圧流体室5に連通ずる主流体通路7を有する流体吹
出口1と、加圧流体室5から分岐して延びる分岐管13
と、分岐管13の先端に連結された制御室4と、制御室
4に基端が接続され流体吹出口1の左右側壁2a、2b
に先端が連結された左右連通管14a、14bとを有す
る。
加圧流体室5と主流体通路7とは主流口6を経て連通し
ており、また主流体通路7の両側部は、適当な湾曲形状
に形成された左右側壁2at2bによってラッパ状に広
がり開口部8へと延びている。
加圧流体室、5から分岐した分岐管13は1.当該加圧
流体室5の内部又は外部を通って延び、制御室4に接続
された左右連通管14a。
14bの入口1.9a、19bに加圧流体の一部を供給
する。
制御室4の中には流路切換装置が配置、されており、分
岐管13を通って制御室4内へと流入した流体を左連通
管14aか又は右連通管14bへと選択的に送り込むた
め作動する。
この流路切換装置は、制御室4の内側壁に固着された支
持部材15に取付けられた電磁コイル12と、支持部材
15の端部に取付けられた磁性片10と、磁性片10.
と一体的に取付けられたフラッパ9とから成る。
磁性片10は、その中間部分の取付位置Pにおいて支持
部材15に回動自在に取付けられ、その一端は電磁コイ
ル12の鉄心20に対してわずかの隙間をあけた位置ま
で延びる一方、取付位置Pに対して上記一端側と反対側
には弾性部材16が取付けられ、この磁性片10を鉄心
20から引離す方向に付勢している。
フラッパ9は、磁性片10の電磁コイル12側端部とは
反対側の端部において、左右連通管人口19a、19b
を開閉し得るように取付けられており、電磁コイル12
をオンすると、この電磁フィル12の吸引作用により磁
性片10は取付位置Pを中心に回動し左連通管入口19
aを塞ぎ、電磁コイル12をオフすると弾性部材16の
引張作用により磁性片10は上とは反対方向に回動し右
連通管入口19bを塞ぐ。
左右連通管14a、14bの先端はそれぞれ、流体吹出
口1の左右側壁2a、2bに接続され、これらの左右側
壁2a、2bに形成された左右制御口3a、3bに連通
している。
左制御口3aと右制御口3bとは主流体通路7に対して
直角向きに、互いに反対方向に開口しており、それぞれ
左連通管14a又は右連通管14bを通って流れる流体
を主流体通路7内ぺ向けて流出させる。
かかる構造を有するため、いま本考案の流体吹出装置に
おける電磁コイル12をオフの状態におくと、磁性片1
0は弾性部材16の引張作用により、取付位置Pを゛中
心に第5図中矢印T1の方向へ回動し、フラッパ9は右
連通管人口19bを閉じる。
すると加圧流体室5から分かれた分岐管13を通って制
御室4に入った流体S。
は左連通管人口19aから左連通管14a内へと入り、
ここを流れて左制御口3aから主流体通路7へと、流路
に対して直角方向に流出する。
他方加圧流体室5を流下した流れSは主流口6を通って
主流体通路7へと流れ込み、右制御口3b及びこれに接
続した右連通管14b内を負圧にする。
このため、流れSは主流体通路7内へ入るとすぐに左制
御口3aからの直角方向の押圧力を受けると共に、右制
御口3bからの吸引力を受け、図中右方へ偏った流れS
3となって右側壁2bに沿って流体吹出口1から流れ出
る。
次に第6図に示すように電磁コイル12”をオンすると
、磁性片10は、鉄心20に吸い寄せられて取付位置P
を中心に第6図中矢印T2の方向へ弾性部材16に抗し
て回動し、フラッパ9は左連通管入口19aを閉じ右連
通管人口19bを開く。
これにより分岐管13を通って制御室4に入った流体S
は右連通管14bへと流入し、ここを流れて右制御口3
b−から主流体通路7へと、流路に対して直角方向に流
出する。
他方、加圧流体室5を流下した流れSは、上記の場合と
同様、主流口6を通って主流体通路へ流れ込み左連通管
14a内を負圧にする。
このため、流れSは主流体通路7内で右制御口3bから
の押圧力と左制御口3aからの吸引力を受け、第6図中
左方へ偏った流れS、となって左側壁2aに沿って流体
吹出口1から流出する。
上記の様に単一の流路切換装置を使って二以上の空気吹
出口に□おける吹出風の方向制御を行うことも可能であ
る。
第7図は、制御室内に配置された単一の流路切換装置に
より、二つの流体吹出口における吹出風の方向制御を行
うようにした本考案の第2の実施例を示す図である。
即ちこの実施例に係る流体吹出装置は、加圧流体室5に
接続された流体吹出口1a、’ibを有しており、これ
らの流体吹出口1a、lbの両側壁2at 2bt
2c、2dには各々、上記第1の実施例と同様、制御
口3a、3b、3c、3dが設けられている。
また加圧流体室5からは分岐管13が延びており、その
先端は制御室4に連通している。
制御室4からは、上記各流体吹出口1a、lbの制御口
3a、3b、3c、3dに通じる連通管14a。
14b、14c、14dが延びており、制御室4内の各
連通管人口19a、 19b、19ct 19d付
近には、電磁コイル12と、磁性片10と、弾性部材1
5と、磁性片10の端部に取付けられたフラッパ9とか
ら戒る流路切換装置が配置されている。
フラッパ9は、電磁コイル12のオン・オフ作動により
流体吹出口1a、lbの左制御口3a、3cに通じる各
左連通管人口19a、19Cと、右制御口3b、3dに
通じる各右連通管人口19bt19dとを選択的に開閉
操作できるように設置されており、電磁コイル12がオ
フ時には弾性部材16の作用により右連通管人口19b
、19dを閉じ左連通管入口19a、19cを開く。
このため加圧流体室5から各主流口6a。6bを通って
主流体通路?a、7bに流入した流れSa、 Sbは各
右制御口3a、3cからの押圧作用と各左制御口3b、
3dからの吸引作用を受けて図中S’a、 S’bで示
す流れとなり、流体吹出口1aの右側壁2b及び流体吹
出口1bの右側壁2dに沿って開口部8a、8bから流
出する。
他方、電磁コイル12をオンすると、磁性片10が電磁
コイル12の鉄心20に吸い寄せられることにより取付
位置Pを中心に回動し、フラッパ9は左連通管人口19
a、19cを閉じ右連通管入口19b、19dを開く。
このため、流れSa、 Sbは各右制御口3b、3dか
らの押圧作用と各左制御口3a、3cからの吸引作用と
を受けて図中左方に偏った流れ(図示せず)となり、流
体吹出口1aの左側壁2a及び流体吹出口1bの左側壁
2Cに沿って開口部8a、8bから流出する。
このように流体吹出装置の流体吹出口が幾つになっても
、制御室4に複数の連通管を接続することができる限り
、電磁コイル12をはじめとする部品を余計に取付ける
必要はないため、比較的安価に流体吹出装置を製作する
ことができる。
以上述べたように、本考案によれば、加圧流体室から分
岐して制御室を設けると共にこの制御室に流体吹出口の
左右側壁に形成された左右制御口に通じる連通管を接続
し、上記流路切換装置の切換操作によって−又はそれ以
上の左右制御口への流体の流れを調節できるようにした
ため、制御室4内に生じる高い圧力により吹出流の切換
えが容易かつ確実に行われ、また電磁コイル等の高価な
部品を多く使わないで流体吹出口での流体の流れ方向を
随意に変えることができるようになった。
これにより安価で流れ方向切換えがワンタッチで行うこ
とのできる流体吹出装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用される流体吹出装置の車両への取
付状態を示す概略斜視図、第2図は従来の流体吹出装置
の一例を示腰aは正面図、bは平断面図、第3図は本考
案の第1の実施例を示す斜視図、第4図は本考案の第1
の実施例の内部構造を示す平断面図、第5図は本考案の
第1の実施例において電磁コイルがオフ時の流体の流れ
状態を示す平断面図、第6図は本考案の第1の実施例に
おいて電磁コイルがオン時の流体の流れ状態を示す平断
面図、第7図は本考案の第2の実施例の内部構造を示す
と共に、電磁コイルがオフ時の流れ状態を示す平断面図
である。 1・・・・・・流体吹出口、2a、2b・・・・・・左
右側壁、3a、3b・・・・・・左右制御口、4・・・
・・・制御室、5・・・・・・加圧流体室、7・・・・
・・主流体通路、14a、14b・・・・・・左右連通
管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 加圧流体室5と、当該加圧流体室5に連通ずる主流体通
    路7を備えた流体吹出口1とを有し、加圧流体室5から
    の加圧流体を、流体吹出口1の主流体通路7の左右側壁
    2a、2bに設けた制御口3a、3bに導き、この制御
    口3a、3bからの流体の流れによって主流体通路7の
    流体の流れ方向を制御する形式の流体吹出装置において
    、加圧流体室5から分岐する分岐管13を設け、この分
    岐管13の先端に該分岐管13に連通ずる制御室4を形
    成すると共に左制御口3aから延びる連通管14a及び
    右制御口3bから延びる連通管14bを、これらの連通
    管14a、14bの先端部が夫々前記制御室4の壁を貫
    通し、各先端部にある入口19a*19bが、夫々、前
    記制御室4内で対向するように設ける一方、前記入口1
    9a、19bを選択的に閉鎖又は開放できる回動可能な
    フラッパー9を含む流路切換装置を前記制御室4内に設
    けたことを特徴とする流体吹出装置。
JP9048080U 1980-06-30 1980-06-30 流体吹出装置 Expired JPS604020Y2 (ja)

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JPS5714728U JPS5714728U (ja) 1982-01-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6091109U (ja) * 1983-11-25 1985-06-21 釜屋化学工業株式会社 繰出容器
JP5428547B2 (ja) * 2009-06-05 2014-02-26 パナソニック株式会社 気流吹出し装置及びそれを用いた手乾燥装置
JP6340244B2 (ja) * 2014-04-25 2018-06-06 ダイキョーニシカワ株式会社 送風装置

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JPS5714728U (ja) 1982-01-26

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