JPH0348404Y2 - - Google Patents

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JPH0348404Y2
JPH0348404Y2 JP6903284U JP6903284U JPH0348404Y2 JP H0348404 Y2 JPH0348404 Y2 JP H0348404Y2 JP 6903284 U JP6903284 U JP 6903284U JP 6903284 U JP6903284 U JP 6903284U JP H0348404 Y2 JPH0348404 Y2 JP H0348404Y2
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JP
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nozzle
control
passage
main flow
control port
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JP6903284U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、流体素子の風向偏向装置に関するも
のである。
従来技術 車両用レジスタの風向偏向装置は、通常レジス
タの空気出口にブレードを設け、該ブレードを負
圧源や、モータ等により動かすようにした装置か
ら構成される。しかし、近年レジスタの外観をよ
くするために、レジスタの出口に流体素子を用い
たものが提案されている(たとえば実開昭56−
141815号、実開昭57−14729号、実開昭57−33933
号)。
これら従来型の流体素子を用いたレジスタの風
向偏向装置は、流れ方向に絞られたノズルと、該
ノズルの下流に通路巾が漸次拡大するように設け
られた案内壁と、ノズルの両側に設けられたオン
オフ的に空気を供給する制御口と、該制御口から
ノズル内に出る制御流をオンオフ的に制御する制
御機構とを有しており、制御機構によりノズルへ
の空気の供給を制御することにより、空気の流れ
方向を左右の案内壁の何れかに沿うように制御す
るようになつている。
しかし、このような流体素子においては、制御
口がノズルの片側しか使われないため偏向制御効
果が小さく、大型の制御口、制御機構が必要にな
り、効率が悪い、スペースが大きくなるという問
題があつた。
考案の目的 本考案は、従来より小型の制御口で、より確実
に主流の偏向を制御できる流体素子を提供するこ
とを目的とする。
考案の構成 この目的に沿う本考案の流体素子の風向偏向装
置は、ノズルと、ノズル下流に設けられた案内壁
と、ノズル両側に設けられた制御口と、制御口を
制御口より上流につなげる通路と、通路に出入す
る流体を制御する制御機構とから成る装置におい
て、前記制御機構を、閉じた状態においても前記
通路からノズルを通る主流に流体が吸い込まれる
ように、完全閉としないように構成したものから
成る。
考案の作用 このような構造を有する流体素子の風向偏向装
置においては、ノズル両側の制御機構のうち一方
を閉に他方を開とすることにより閉側の案内壁に
コアンダ効果により主流を密着して沿わせて流さ
せる場合、閉側の制御機構が完全閉とならないた
め、制御口を制御口上流につなげる通路から流体
が主流に吸い込まれ、このため主流が制御口から
前記通路内に吸い込まれて、主流はより一層制御
口に吸いつけられて案内壁に密着して流れるよう
になる。すなわち、主流の制御口および案内壁へ
の密着効果が従来に比べて強まる。
考案の効果 したがつて、本考案の流体素子の風向偏向装置
によるときは、ノズル両側の制御機構の風向偏向
作用を強めることができ、制御機構、制御口の小
型化をはかり得るという効果が得られる。この流
体素子の制御機構部分の小型化は、スペースの制
約される流体素子を用いた車両用レジスタに適用
される場合にスペース設計上大きな効果を発揮す
る。
実施例 以下に、本考案の望ましい実施例に係る流体素
子の風向偏向装置を図面を参照して説明する。
第1図ないし第2図は一例として1段の流体素
子を用いた車両用レジスタを示している。流体素
子は2段以上横に並べられても、また縦に並べら
れてもよい。
図中、1は流れ方向に急に主流の流れを絞るノ
ズルである。ノズル1には、その下流側に主流通
路巾を漸次拡大する案内壁2,3が設けられてい
る。案内壁2,3は主流の通る主流通路4に向つ
て流れ方向に凸状に湾曲した壁から成る。ノズル
1の両側には、案内壁2,3に沿う主流の流れ方
向を制御する制御口5,6が形成されている。制
御口5,6には、該制御口5,6を上流につなげ
る通路7,8が接続され、該通路7,8の入口に
は、通路7,8に出入する主流の量を制御するバ
ルブ状の制御機構9,10が設けられている。制
御機構9,10の開閉は、手動、自動の何れでも
よい。
制御機構9,10は、閉状態においても完全に
は閉とされず、主流が制御機構9,10の隙間か
ら通路7,8内の流体をノズル1内に吸込むこと
ができるように構成されている。
上記のように構成された実施例の流体素子を用
いたレジスタにおいては、風向きは次のように切
換えられる。
まず、第4図に示すように、制御機構9,10
のうち一方の制御機構9が閉じられ他方の制御機
構10が開かれたときには、主流はコアンダ効果
により閉じられた制御機構9側の案内壁2に密着
して流れる。この場合、閉じられた制御機構9は
完全には閉じられないので、ノズル1の絞りによ
り静圧が低下している主流は、制御機構9の隙間
を介して、通路7内の流体をノズル1内に吸込
む。したがつて通路7内の圧力は下がり、制御口
5から主流が通路7内に吸込まれる。制御口5に
よる主流の吸込みによつて、主流の制御口5およ
び案内壁2への密着効果が増す。したがつて、従
来と同程度の密着効果を得ればよい場合は、制御
口5、通路7、制御機構9を従来より小型化でき
ることになる。
第5図は、制御機構9,10のうち一方の制御
機構10が閉じられ他方の制御機構9が開かれた
ときを示しており、第4図と制御機構の開閉が逆
になつた場合を示している。この場合は主流は閉
じられた制御機構10側の案内壁3に密着して流
れる。制御機構10は完全には閉じられないの
で、主流は通路10内の流体を制御機構10の隙
間を通して吸込み、それによる通路10の圧力低
下によつて主流は制御口6を通つて通路10内に
吸込まれ、主流の制御口6および案内壁3への密
着効果が上がる。したがつて、従来と同程度の密
着効果を得ればよいときは、制御口6、通路8、
制御機構10は小型化できる。
第6図は制御機構9,10の両方を全開にした
ときで、このときは制御機構9,10部から上流
の流体が通路9,10内に流入し、制御口5,6
からノズル1内の主流内に流出するので、主流の
案内壁2,3に沿う流れは案内壁2,3から離反
され、主流は流れ方向に直進する。
以上説明したように、上記実施例に示したよう
な本考案に係る流体素子の風向偏向装置によると
きは、ノズル両側に設けられた制御口を制御口上
流につなげる通路に設けた制御機構を、閉じた状
態でも完全閉鎖にしない構造としたので、制御機
構の閉じ時に制御口が主流を吸込み、主流の偏向
作用を増加でき、制御口、制御機構等を小型化で
きるという効果が得られる。そして、本考案に係
る流体素子は、設置スペースの制約される車両用
レジスタに適用されることにより、小型化の効果
を十分に発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の流体素子の風向偏向装置の正
面図、第2図は第1図の装置の断面図、第3図は
第2図の装置の背面図、第4図は第2図の装置で
主流が左の案内壁に沿つて流れている状態の断面
図、第5図は第2図の装置で主流が右側の案内壁
に沿つて流れている状態の断面図、第6図は第2
図の装置で主流が直進している状態の側面図、で
ある。 1……ノズル、2,3……案内壁、4……主流
通路、5,6……制御口、7,8……通路、9,
10……制御機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主流の流れを絞るノズルと、該ノズルの下流に
    設けられた主流通路巾を漸次拡大する案内壁と、
    前記ノズルの両側に設けられた制御口と、該制御
    口を制御口より上流につなげる通路と、該通路に
    出入する流体を制御する制御機構とから成り、前
    記制御機構は閉じた状態においても前記通路から
    ノズルを通る主流に流体が吸い込まれるように完
    全閉とされない流体素子の風向偏向装置。
JP6903284U 1984-05-14 1984-05-14 流体素子の風向偏向装置 Granted JPS60180808U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6903284U JPS60180808U (ja) 1984-05-14 1984-05-14 流体素子の風向偏向装置

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JP6903284U JPS60180808U (ja) 1984-05-14 1984-05-14 流体素子の風向偏向装置

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Publication Number Publication Date
JPS60180808U JPS60180808U (ja) 1985-11-30
JPH0348404Y2 true JPH0348404Y2 (ja) 1991-10-16

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ID=30604326

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JP6903284U Granted JPS60180808U (ja) 1984-05-14 1984-05-14 流体素子の風向偏向装置

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DE102013111175B3 (de) * 2013-10-09 2014-09-04 Dr. Schneider Kunststoffwerke Gmbh Luftausströmer

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JPS60180808U (ja) 1985-11-30

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