JPS5920944B2 - 流れ方向制御装置 - Google Patents
流れ方向制御装置Info
- Publication number
- JPS5920944B2 JPS5920944B2 JP54074211A JP7421179A JPS5920944B2 JP S5920944 B2 JPS5920944 B2 JP S5920944B2 JP 54074211 A JP54074211 A JP 54074211A JP 7421179 A JP7421179 A JP 7421179A JP S5920944 B2 JPS5920944 B2 JP S5920944B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow
- control plate
- wall
- control device
- flow direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Air-Flow Control Members (AREA)
- Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、流体の流れを広角に且つ流水の抵抗を殆んど
増加させずに偏向させる事を目的とする。
増加させずに偏向させる事を目的とする。
従来、空調器等においては空調効果を高めるために空調
流の吹出し角度中を大きく、かつ風量抵抗は殆ど変化せ
ずに偏向しうる吹出口が望まれていた。
流の吹出し角度中を大きく、かつ風量抵抗は殆ど変化せ
ずに偏向しうる吹出口が望まれていた。
その一つの例とし次の様な物が考えられて(・る。
これを第1図と第2図に示す。第1図においてこの例の
構成を説明する。
構成を説明する。
この吹出口は、軸1aを中心として回動する制御板1、
流路2aと2b、iれを下向きに偏向させるバイアス部
3、流れを付着させて偏向させる案内壁4から構成され
て(・る。
流路2aと2b、iれを下向きに偏向させるバイアス部
3、流れを付着させて偏向させる案内壁4から構成され
て(・る。
つぎに動作を説明する。まず第1図にお(・て、下吹き
の場合から説明する。
の場合から説明する。
この吹出口に入った流れFは、流路2aと2bに分れる
。
。
流路2bに入った流れは制御板1が下を向いているため
、案内壁4に沿って流れるようになる。
、案内壁4に沿って流れるようになる。
この結果、流れはコアンダ効果によって案内壁4に付着
して下に向って流れるようになる。
して下に向って流れるようになる。
一方、流路2aの流れはバイアス部3によって下方に押
されると共に流路2bの流れの誘引によって流路2bと
合流して共に下に向って流れ出る。
されると共に流路2bの流れの誘引によって流路2bと
合流して共に下に向って流れ出る。
この時、制御板1は図の様にアール形状をしているので
流路2aの流れか制御板1の上側の面に剥離せずに沿っ
て流れるため流れの抵抗は小さくなる。
流路2aの流れか制御板1の上側の面に剥離せずに沿っ
て流れるため流れの抵抗は小さくなる。
又、案内壁4に対する流れのコアンダ効果を用いている
ため、流体に無理な力を与えず流体自身の作用で偏向さ
せるので流れの抵抗が少なくて偏向角度θを大きくとる
ことができる。
ため、流体に無理な力を与えず流体自身の作用で偏向さ
せるので流れの抵抗が少なくて偏向角度θを大きくとる
ことができる。
水平吹きの場合を2図に示す。
この場合は制御板1を図の様に上に向ける。
するとバイアス部材3によって下に向けられた流れと、
制御板1によって上に向けられた流れとが打ち消し合・
つて水平に流れ出る。
制御板1によって上に向けられた流れとが打ち消し合・
つて水平に流れ出る。
この様にして下吹き及び水平吹きの偏向が達成される。
以上の様にコアンダ効果等流体自身の作用を用(・て流
れを偏向させるので流れの抵抗が少なく且つ大きな偏向
角度を得ることが可能となる。
れを偏向させるので流れの抵抗が少なく且つ大きな偏向
角度を得ることが可能となる。
この例の場合は以上の様な効果を持っているが、下吹き
の場合でも水平吹きの場合でも流路中に位置する制御板
1をある程度回転させなければならないため、これによ
る流れの抵抗の増加は避けられなかった。
の場合でも水平吹きの場合でも流路中に位置する制御板
1をある程度回転させなければならないため、これによ
る流れの抵抗の増加は避けられなかった。
本発明はこの点に鑑み、流れの抵抗をより少なくするた
めに、流路中に制御板を位置させることなく、コアンダ
効果等の流体自身の作用を有効に得ることができる構成
を提供するものである。
めに、流路中に制御板を位置させることなく、コアンダ
効果等の流体自身の作用を有効に得ることができる構成
を提供するものである。
第3図に本発明の一実施例構成を示す。
5は軸5aを中心として回転する制御板であり、流れを
表面に充分に付着させるように半径の大きなアール形状
をしている。
表面に充分に付着させるように半径の大きなアール形状
をしている。
これは従来例における制御板10作用と案内壁4の作用
とを同時に兼ね備えたものであり流路中に位置していな
いため、この回転による抵抗の増加は殆んど生ずること
はない。
とを同時に兼ね備えたものであり流路中に位置していな
いため、この回転による抵抗の増加は殆んど生ずること
はない。
6は流路、1はバイアス部である。
8は上側付着壁で、制御板5の下流側をとの上側付着壁
に近づ。
に近づ。
けだ場合、図におし・では水平にした場合に流れを付着
させるものである。
させるものである。
以下、上記構成の動作を説明する。
第3図は下吹きの場合、第4図は水平吹きの場合である
。
。
まず下吹きの場合、この吹出口に入ったシ流れFの一部
はバイアス部Tによって下側に向けられるため流れは制
御板5に沿って流れるようになる。
はバイアス部Tによって下側に向けられるため流れは制
御板5に沿って流れるようになる。
この結果、制御板5と流れとの間忙コアンダ効果が働き
、流れは制御板5に付着して流れるようになる。
、流れは制御板5に付着して流れるようになる。
従って流れは制御板5の接線方向に;流れ出ることにな
り、大きな偏向角度θが得られることになる。
り、大きな偏向角度θが得られることになる。
この場合、バイアス部1の位置は、制御板5の下流端よ
りも上流側にあるほうが偏向角度θが大きくとれること
が実験によって確認されている。
りも上流側にあるほうが偏向角度θが大きくとれること
が実験によって確認されている。
後述するが、水平吹きの場合も74757部1の位置は
、制御板5の下流端よりも上流端にあるほうが水平吹き
の角度が良くなる(θが小さくなる)ことが実験によっ
て確認されている。
、制御板5の下流端よりも上流端にあるほうが水平吹き
の角度が良くなる(θが小さくなる)ことが実験によっ
て確認されている。
又、この構成であれば、従来例の制御板のように流路の
中に流れを妨害するものがないため抵抗も 4殆んど増
加することがない利点を有する。
中に流れを妨害するものがないため抵抗も 4殆んど増
加することがない利点を有する。
次に水平吹きの場合を第4図において説明する。
コノ場合、制御板5は水平方向を向いている。
吹出口に入った流れFは、下吹きの場合と同様にバイア
ス部γによって下に向けられ、制御板5に沿って流れよ
うとする。
ス部γによって下に向けられ、制御板5に沿って流れよ
うとする。
しかしながら、バイアス部γの下流側には上側付着壁8
が存在すると共に、制御板5が水平を向(・ているため
、下吹きの場合と異なり流れと上側付着壁8が近接する
ため、流れと上側付着壁8との間で相互干渉を生じ、そ
の結果コアンダ効果によって流れは上側付着壁8に付着
するようになる。
が存在すると共に、制御板5が水平を向(・ているため
、下吹きの場合と異なり流れと上側付着壁8が近接する
ため、流れと上側付着壁8との間で相互干渉を生じ、そ
の結果コアンダ効果によって流れは上側付着壁8に付着
するようになる。
この時、流れは制御板5との間でも相互干渉を生ずるが
、コアンダ効果はアール形状を持った壁面よりも直線形
状の壁面の方により強く作用するので、流れは上側付着
壁8の方に付着し、流れは水平方向に吹出すことになる
。
、コアンダ効果はアール形状を持った壁面よりも直線形
状の壁面の方により強く作用するので、流れは上側付着
壁8の方に付着し、流れは水平方向に吹出すことになる
。
従って、従来例のように制御板を上向きにする必要がな
いため風量抵抗も殆ど増加することがない。
いため風量抵抗も殆ど増加することがない。
なお上側付着壁8の長さは流路6の巾の約1.5倍以上
にすることが望ましいという事が実験で確認されてし・
る。
にすることが望ましいという事が実験で確認されてし・
る。
以上の様な作用によって流れを下向き及び水平向きに偏
向させるものであるが、制御板50角度を任意に変化さ
せれば任意の偏向角度を得ることも可能である。
向させるものであるが、制御板50角度を任意に変化さ
せれば任意の偏向角度を得ることも可能である。
本発明の応用例を第5図に示す。
これは壁掛は型ヒートポンプに応用したものである。
図において、14は壁掛は型ヒートポンプ本体ケーシン
グ、9はクロスフローファン、10はスタビライザ、1
1はリアガイダ、12は熱交換器、13はフィルターで
ある。
グ、9はクロスフローファン、10はスタビライザ、1
1はリアガイダ、12は熱交換器、13はフィルターで
ある。
ファン9によって吸い込まれた流れは、フィルター13
、熱交換器12、ファン9を通って吹出口に流れ込む。
、熱交換器12、ファン9を通って吹出口に流れ込む。
吹出口に入った流れは、前述の様に軸5aを中心として
匍制板5を回転させることにより、任意の方向に吹き出
される。
匍制板5を回転させることにより、任意の方向に吹き出
される。
軸5aにもモータ等を接続すれば、吹出温度を自動検知
して吹出方向を自動的に切り換えたり、制御板5を揺動
させてスイング動作を行なわせたりすることも可能であ
る。
して吹出方向を自動的に切り換えたり、制御板5を揺動
させてスイング動作を行なわせたりすることも可能であ
る。
この場合、前述の様に偏向角塵中を大きくとれると共に
吹出方向を変えても風量抵抗は殆ど増加しな(・ため、
風量が殆ど変化しないと言う利点を持つため大きな空調
効果を期待することができる。
吹出方向を変えても風量抵抗は殆ど増加しな(・ため、
風量が殆ど変化しないと言う利点を持つため大きな空調
効果を期待することができる。
以上のように、本発明の流れ方向制御装置は、バイアス
部と、その下流に設けた上側付着壁と、軸を中心として
回動する制御板から構成されて(・るので、次のような
効果を有する。
部と、その下流に設けた上側付着壁と、軸を中心として
回動する制御板から構成されて(・るので、次のような
効果を有する。
(1)コアンダ効果を利用した偏向であると共に、流路
中に流れた妨げる物が存在しない構成であるため、大き
な偏向角度幅を得る事が出来ると共に制御板を回転させ
ても殆ど風量抵抗が変化せずほぼ一定の流量を得ること
が出来る。
中に流れた妨げる物が存在しない構成であるため、大き
な偏向角度幅を得る事が出来ると共に制御板を回転させ
ても殆ど風量抵抗が変化せずほぼ一定の流量を得ること
が出来る。
(2)制御板の回動だけで偏向が可能なため構造が簡単
になる。
になる。
(3)壁掛は型ヒートポンプ等の空調器に応用した場合
は、吹出角度中が大きくとれ、且つ偏向させても風量抵
抗が殆ど増加しないため風量がほぼ一定に保たれるので
大きな空風効果を得ることができる。
は、吹出角度中が大きくとれ、且つ偏向させても風量抵
抗が殆ど増加しないため風量がほぼ一定に保たれるので
大きな空風効果を得ることができる。
又、制御板5を回動するだけで偏向が可能であるため、
モータ等と連動することにより、風向の自動切り替えや
スイング動作等を行なわせることが可能となる。
モータ等と連動することにより、風向の自動切り替えや
スイング動作等を行なわせることが可能となる。
第1図、第2図は従来の流れ方向制御装置の一例を示す
断面図、第3図、第4図は本発明の流れ方向制御装置の
一実施例構成を示す断面図、第5図は本発明の流れ方向
制御装置を壁掛は型ヒートポンプに応用した断面図であ
る。 5・・・・・・制御板、5a・・・・・・軸、6・・・
・・・流路、l・・・・・・バイアス部、8・・・・・
・上側付着壁。
断面図、第3図、第4図は本発明の流れ方向制御装置の
一実施例構成を示す断面図、第5図は本発明の流れ方向
制御装置を壁掛は型ヒートポンプに応用した断面図であ
る。 5・・・・・・制御板、5a・・・・・・軸、6・・・
・・・流路、l・・・・・・バイアス部、8・・・・・
・上側付着壁。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 流路を構成する部材として流れを偏向させる制御板
を設け、前記制御板は流れ方向に対して垂直な軸を中心
として回動する如く構成する一方、前記制御板の軸と平
行な壁面の一つにバイアス部を設け、前記バイアス部お
よび制御板は、制御板をその下流側が前記壁面から遠ざ
かる方向に回転させた時に制御板に流れが沿う如く構成
し、前記バイアス部の下流側には上側付着壁が存在し、
前記制御板をその下流側が前記上側付着壁に近づく方向
に回転させた時に、前記制御板とバイアス部の間を通過
した流れが前記上側付着壁に付着して流れる如く構成し
た事を特徴とする流れ方向制御装置。 2 バイアス部を制御板の下流端よりも上流側に設けた
事を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の流れ方向制
御装置。 3 上側付着壁の長さは流路の幅の1.5倍以上にした
事を特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載
の流れ方向制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54074211A JPS5920944B2 (ja) | 1979-06-12 | 1979-06-12 | 流れ方向制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54074211A JPS5920944B2 (ja) | 1979-06-12 | 1979-06-12 | 流れ方向制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55165438A JPS55165438A (en) | 1980-12-23 |
JPS5920944B2 true JPS5920944B2 (ja) | 1984-05-16 |
Family
ID=13540622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54074211A Expired JPS5920944B2 (ja) | 1979-06-12 | 1979-06-12 | 流れ方向制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5920944B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS646643A (en) * | 1987-06-26 | 1989-01-11 | Matsushita Refrigeration | Blast device for air conditioning apparatus |
-
1979
- 1979-06-12 JP JP54074211A patent/JPS5920944B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55165438A (en) | 1980-12-23 |
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