JP2005171722A - 旋回作業機 - Google Patents

旋回作業機 Download PDF

Info

Publication number
JP2005171722A
JP2005171722A JP2003416884A JP2003416884A JP2005171722A JP 2005171722 A JP2005171722 A JP 2005171722A JP 2003416884 A JP2003416884 A JP 2003416884A JP 2003416884 A JP2003416884 A JP 2003416884A JP 2005171722 A JP2005171722 A JP 2005171722A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cabin
vertical
right direction
control valve
swivel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003416884A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokuhiro Aikawa
徳浩 相川
Yoshihiro Kato
好洋 加藤
Shizuo Shimoie
静夫 下家
Kenzo Koga
謙三 古賀
Yoshishiro Okita
芳四郎 沖田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2003416884A priority Critical patent/JP2005171722A/ja
Publication of JP2005171722A publication Critical patent/JP2005171722A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Abstract

【課題】キャビンの天井部を低い位置に設定しても、キャビン内の上下空間を大きくとることができるようにする。
【解決手段】走行装置2上に、上下方向の旋回軸心X回りに回動自在に支持された旋回基板26を備え、旋回基板26上に、前後方向に延びる左右の縦リブ29L,29Rとを備え、左右の縦リブ29L,29Rの前端部間に、作業装置13のスイングブラケット17を縦軸廻りに揺動自在に支持する支持ブラケット16が設けられ、旋回基板26の左右方向一方側にキャビン14が搭載された旋回作業機において、
左右の縦リブ29L,29Rの前端側は上下方向に高く形成され、左右の縦リブ29L,29Rの後部側は上下方向に低く形成され、左右の縦リブ29L,29Rのうちキャビン14側の縦リブ29Lの前端部は、キャビン14よりも左右方向内方に配置され、キャビン14側の縦リブ29Lの後部側は、左右方向外方に傾斜されて、キャビン14の下方に配置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、旋回作業機に関するものである。
旋回作業機には、走行装置上に、上下方向の旋回軸心回りに回動自在に支持された旋回基板を備え、旋回基板上に、前後方向に延びる左右の縦リブとを備え、左右の縦リブの前端部間に、作業装置のスイングブラケットを縦軸廻りに揺動自在に支持する支持ブラケットが設けられ、旋回基板の左右方向一方側にキャビンが搭載されたものがある。この種の従来の旋回作業機は、左右の縦リブの全体よりも上方にキャビンが配置されていた(例えば特許文献1)。
特開平2002−348914号公報
ところが、左右の縦リブの前端部間に、作業装置のスイングブラケットを縦軸廻りに揺動自在に支持する支持ブラケットが設けられるため、支持ブラケットにスイングブラケット乃至作業装置を支持できるようにするために、少なくとも左右の縦リブの前端部を上下方向に高く形成する必要があり、このため、左右の縦リブの全体よりも上方に配置されるキャビンは、旋回基板から上下方向に相当高く浮き上がった位置に、配置されることとなる。従って、キャビンの底板(ステップ)が高い位置になり、キャビンの上下空間が狭くなり、又はキャビン天井部が必要以上に高くなるという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、キャビンの天井部を低い位置に設定しても、キャビン内の上下空間を大きくとることができるようにしたものである。
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、走行装置上に、上下方向の旋回軸心回りに回動自在に支持された旋回基板を備え、旋回基板上に、前後方向に延びる左右の縦リブとを備え、左右の縦リブの前端部間に、作業装置のスイングブラケットを縦軸廻りに揺動自在に支持する支持ブラケットが設けられ、旋回基の左右方向一方側にキャビン14が搭載された旋回作業機において、
左右の縦リブの前端側は上下方向に高く形成され、左右の縦リブの後部側は上下方向に低く形成され、左右の縦リブのうちキャビン側の縦リブの前端部は、キャビンよりも左右方向内方に配置され、キャビン側の縦リブの後部側は、左右方向外方に傾斜されて、キャビンの下方に配置されている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、旋回基板上であってキャビンとは逆側の縦リブの左右方向外方に、燃料タンクと、油圧機器を制御する複数のバルブを有する制御弁が設けられ、燃料タンクの上方に制御弁が配置され、燃料タンクの前後方向一端部は、制御弁よりも前後方向に突出すると共に、上方に突出され、その上端部に上方突出した給油口が設けられている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、バッテリーが制御弁の左右方向内方に設けられ、該バッテリーは、旋回基板の上方に左右の縦リブよりも高い位置に配置され、バッテリーの下方に、制御弁のバルブと油圧機器とを接続する油圧ホースが配置されている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、旋回基板の前後方向中途部上に左右方向に配置された仕切板が設けられ、前記キャビン側の縦リブは、その後端が仕切板に接当又は近接され、キャビンとは逆側の縦リブは、その後端部が仕切板の端部外方を通って仕切板よりも後方に突出した後に左右方向外方に屈曲突出されて、仕切板に連続する仕切部を構成している点にある。
キャビンの天井部を低い位置に設定しても、キャビン内の上下空間を大きくとることができるようになる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1、図2、図3及び図7において、1は、車両として例示する旋回作業機(バックホー)であり、この旋回作業機1は、下部の走行装置2と、上部の旋回体3とから主構成されている。
走行装置2は、ゴム製覆帯を有する走行体4を左右一対に備え、これら走行体4を走行モータMで駆動するようにしたクローラ式走行装置が採用されている。この走行装置2の前部にはドーザ9が設けられている。
旋回体3は、走行装置2上に旋回ベアリング11を介して上下方向の旋回軸回りに左右旋回自在に支持された旋回台12と、この旋回台12の前部に備えられた作業装置(掘削装置)13とを有する。旋回台12上には、運転室を形成するキャビン14が搭載されている。
作業装置13は、旋回台12の前部に設けられた支持ブラケット16に上下方向の軸心回りに左右揺動自在に支持されたスイングブラケット17と、このスイングブラケット17に基部側が左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着されて上下揺動自在に支持されたブーム18と、このブーム18の先端側に左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着されて前後揺動自在に支持されたアーム19と、このアーム19の先端側にスクイ・ダンプ動作可能に設けられたバケット20とを備えている。
スイングブラケット17は、旋回台12内に備えられた図2に示すスイングシリンダ21の伸縮によって揺動され、ブーム18は、該ブーム18とスイングブラケット17との間に介装されたブームシリンダ22の伸縮によって揺動され、アーム19は、該アーム19とブーム18との間に介装されたアームシリンダ23の伸縮によって揺動され、バケット20は、該バケット20とアーム19との間に介装されたバケットシリンダ24の伸縮によってスクイ・ダンプ動作され、これらスイングシリンダ21、ブームシリンダ22、アームシリンダ23、バケットシリンダ24は油圧シリンダ(油圧機器)によって構成されている。
なお、アーム19には、バケット20の代わりに取り付けられる油圧アタッチメントを作動させるための油圧取出部(図示省略)が設けられている。
旋回台12は、走行装置2上に設けられた旋回ベアリング11を介して旋回軸心X回りに回動自在に支持された厚板からなる旋回基板26と、この旋回基板26の後部に取り付けられていて旋回台12の後部を構成すると共に作業装置13との重量バランスを図るバランスウエイトの機能を有する後部カバー27とを有している。旋回台12の左右側面、前面は左右のカバー28で覆われている。この左右のカバー28は後部カバー27前縁側から前方に延出されると共に、前端側で左右方向内方側に延出されている。
旋回台12の後部上面及び右側上面は開放状とされ、これらの開放部分は旋回台12の上面から上方に突出して丸みを帯びたボンネット42で覆われている。
この旋回台12上の左右方向左側には、シート(運転席)30が配置され、このシート30はキャビン14で覆われている。
図2に示すように、旋回基板26上には、メーンの補強体としての左右一対の縦リブ29L,29Rが前部から後部にわたって配置されて溶接等によって固定されていると共に、その他の補強部材及び各種機器を取り付けるためのブラケット、ステー等が溶接によって固定されこれらによって旋回フレームが構成されている。
左右の縦リブ29L,29Rの前端側は上下方向に高く形成され、左右の縦リブ29L,29Rの後部側は上下方向に低く形成され、左右の縦リブ29L,29Rのうちキャビン14側(左側)の縦リブ29Lの前端部は、キャビン14よりも左右方向内方に配置され、キャビン14側(左側)の縦リブ29Lの後部側は、左右方向外方に傾斜されて、キャビン14の下方に配置されている。
旋回基板26の前後方向中途部上に左右方向に配置された仕切板41が設けられ、前記キャビン14側(左側)の縦リブ29Lは、その後端が仕切板41に接当又は近接され、キャビン14とは逆側(右側)の縦リブ29Rは、その後端部が仕切板41の端部外方を通って仕切板41よりも後方に突出した後に左右方向外方に屈曲突出されて、仕切板41に連続する仕切部43を構成している。前記スイングシリンダ21の前端部はスイングブラケット17に連結され、スイングシリンダ21の後端部は仕切板41よりも後方に突出されて、右側の縦リブ29Rの仕切部43等に連結されている。
支持ブラケット16は、左右の縦リブ29L,29Rの前端部間に溶接等によって固定されていて、旋回台12の前面から前方に突出している。
従って、左右の縦リブ29L,29Rの前端側は上下方向に高く形成されているため、支持ブラケット16、スイングブラケット17乃至作業装置13の重量に耐え得るように、左右の縦リブ29L,29Rの前端側の強度を高めることができる。しかも、キャビン14側(左側)の縦リブ29Lの後部側は、左右方向外方に傾斜されて、キャビン14の下方に配置されているので、縦リブ29Lによって、キャビン14の下方部分の旋回基板26の強度を効果的に向上させることもでき、旋回基板14全体を左右の縦リブ29L,29Rによってうまく補強することができる。また、キャビン14側(左側)の縦リブ29Lの前端部は、キャビン14よりも左右方向内方に配置され、キャビン14側(左側)の縦リブ29Lの後部側は、左右方向外方に傾斜されて、キャビン14の下方に配置されているので、左右の縦リブ29L,29Rがあるにも拘わらず、キャビン14の底板67を極力低く位置に設定することができ、このため、キャビン14の天井部を低い位置に設定しても、キャビン14内の上下空間を大きくとることができるようになる。
旋回基板26上の後部には、エンジン37が配置され、エンジン37の左右一側部(左右方向右側)には、ラジエータ40、エンジン37の左右他側部(左右方向左側)には油圧ポンプ39がそれぞれ配置されている。
また、旋回基板26上の左右方向一側部(図例では右側)の前側には、燃料タンク33、制御弁31がそれぞれ配置され、制御弁31及び燃料タンク33の後側には、作動油タンク35が配置されている。
そして、これら燃料タンク33、制御弁31、油圧ポンプ39、エンジン37、ラジエータ40は、ボンネット42で覆われている。
バッテリー48が制御弁31の左右方向内方に設けられ、該バッテリー48は、旋回基板26の上方に左右の縦リブ29L,29Rよりも高い位置に配置され、バッテリー48の下方に、制御弁31のバルブBと各種油圧機器とを接続する後述の油圧ホース57が配置されている。
このボンネット42は、エンジン37、油圧ポンプ39、ラジエータ40、作動油タンク35の後部を覆う後部ボンネット42Aと、燃料タンク33、制御弁31、作動油タンク35の前部等を覆う側部ボンネット42Bとに分離形成されており、後部ボンネット42Aは旋回基板26上の後部に設けられ、側部ボンネット42Bは旋回基板26上の右側部に設けられている。また、例えば、側部ボンネット42Bの前側は前後方向に回動自在に枢支されて、この側部ボンネット42Bを開放することによって、燃料タンク33、制御弁31、作動油タンク35がメンテナンスできるようになっている。
図3、図7に示すように、旋回台12にエンジン37等を跨ぐように支持フレーム61が設けられている。この支持フレーム61は後脚部と、左右一対の前脚部と、これら脚部の上端に連結されると共に後部ボンネット42Aが取り付けられる上板62とから主構成されていて、各後脚部及び前脚部の下端が旋回基板26等に取付固定されている。
なお、側部ボンネット42Bは着脱自在に旋回台12に取り付けられていてよいし、側部ボンネット42Bの後部を前後方向に回動できるように枢支されてもよい。
前記キャビン14は旋回基板26の左側に搭載され、キャビン14の後端部が後部ボンネット42A上に載るようになっている。即ち、キャビン14の後端部に、後部ボンネット42A上に載るように下側から上側に向けて凹んだ載置凹部65が設けられている。
図8及び図9に示すように、キャビン14は、下端が開口した箱状に形成されて、キャビン14下端の後部ボンネット42A前方に下端開口66が設けられ、キャビン14の下端開口66を塞ぐように、ステップ(底板)67がキャビン14の下端開口縁部にボルト等の締結具69により着脱自在に取り付けられている。
図7に示すように、旋回基板26の前部に、左右一対のキャビン支持体71が上方突設され、これらキャビン支持体71に、ステップ67の前端部の左右2箇所が、それぞれ防振部材72を介して支持され、ステップ67の前端部は旋回基板26から浮いた状態に保持されている。また、旋回基板26の後部に、1つのキャビン支持体73が上方突出され、このキャビン支持体73に、ステップ67の後端部の1箇所が、防振部材74を介して支持されている。また、後部ボンネット42Aの支持フレーム61の上板62に、防振部材75を介してキャビン14の載置凹部65が支持されている。
旋回基板26上の旋回軸心X位置にはスイベルジョイント32が配設され、その近傍に旋回台12を旋回させる旋回モータ34が配設されている。
制御弁31は、作業装置13のスイングブラケット17、ブーム18、アーム19、バケット20を駆動させるスイングシリンダ21、ブームシリンダ22、アームシリンダ23、バケットシリンダ24を制御したり、走行装置2の左右一対の走行装置用モータM、旋回モータ34等の油圧機器を制御するものであり、図4に示すように、複数個のバルブBを一方向に配列したものである。そして、1つのバルブBで1つの油圧機器が制御できるようになっている。
図3、4に示すように、この制御弁31を構成する各バルブB(B1〜B11)は、直動スプール型切換バルブから構成され、それぞれスプールの操作方向(移動方向)に直交する方向に配列されて連結され、一体化されている。
図4、5に示すように、このような制御弁31は、各バルブBの配列方向が前後方向に一致するように、且つ夫々のバルブBに形成された、圧油の供給・戻りポート、油圧ポンプ39から圧油を流入するポンプポート、作動油タンク35へと圧油を流出するタンクポート等の各ポートPのポート形成面36が左右方向内側に向けて傾斜状になるように、燃料タンク33の上側に配置されている。
即ち、制御弁31は、バルブBの配列方向が前後方向になると共に、バルブBのポート形成面36が左右方向内側に向くように、左右方向内側から外側に向かうに従って上方に移行する傾斜状に配置されている。
図4〜6に示すように、燃料タンク33は、左右一対の縦リブ29L,29Rの一方(右側)の左右方向外側に位置しており前後に長く左右に広幅に形成され、その上面が上下に傾斜する傾斜部33aと、この傾斜部33aよりも幅狭に形成されて傾斜部33aから下側に膨出する下膨出部33bと、傾斜部33の前側で上方に膨出する上膨出部33cとを有している。
燃料タンク33の傾斜部33aの上面は、左右方向外側から左右方向内側(中央側)に行くにしたがってその上下幅が小さくなるように傾斜している。
制御弁31と燃料タンク33との間には、制御弁31を支持する支持体50が設けられており、この支持体50は、制御弁31を取り付ける取付台51と、取付台51の左右方向内側を旋回基板26に取り付ける旋回基板用固定ブラケット52、取付台51の左右方向外側を作動油タンク35に取り付ける作動油タンク用固定ブラケット53とを有している。
この取付台51は、燃料タンク33の傾斜部33aの上面に沿って設けられ、例えば平面視で矩形状に形成されて、取付台51の上面に設けた載置部54に制御弁31を取付可能となっている。
この載置部54は、取付台51の上面が左右方向に内側に向いて傾斜する傾斜部分51Aに設けられ、この載置部54に、バルブBのポート形成面36が左右方向内側に向くように制御弁31は取り付けられている。
従って、旋回基板26上であってキャビン14とは逆側(右側)の縦リブ29Rの左右方向外方に、燃料タンク33と、油圧機器を制御する複数のバルブBを有する制御弁31が設けられ、燃料タンク33の上方に制御弁31が配置されている。燃料タンク33の前後方向一端部(図例では前端部)は、制御弁31よりも前後方向に突出すると共に、上方に突出され、その上端部に上方突出した給油口77が設けられている。
なお、載置部54を設けずに、制御弁31を取付台51の傾斜部分51aに直接取り付けるようにしてもよい。
取付台51の左右方向両端部側には、旋回基板26の上面と略平行な一対の取付部51L,51Rが形成されており、旋回基板26から起立した旋回基板用固定ブラケット52に、取付台51の左右方向一方(内側)の取付部55Lが取り付けられて、取付台51の左右方向内側は旋回基板26に固定されている。
旋回基板用固定ブラケット52は側面視で略L形のブラケットであり、旋回基板用固定ブラケット52の前側端部は、左右方向外側の支持ブラケット16の後部に固定されている。
取付台51の左右方向他方(外側)の取付部51Rには、作動油タンク用固定ブラケット53が取り付けられ、この作動油タンク用固定ブラケット53は、後方上方に延びて取付台51よりも上方で作動油タンク35の前側に固定されており、これによって、取付台51の左右方向外側は吊り状に固定されている。
したがって、燃料タンク33の左右方向外側は、開放状態となり、これによって、燃料タンク33は、左右方向外方へ取り出しできるようになっている。
即ち、制御弁31と燃料タンク33との間に平板状の取付台51を設け、燃料タンク33の一側面側(左右方向内側)に位置する取付台51の一側部を旋回基板26に固定し、燃料タンク33の他側面側(左右方向外側)に位置する取付台51の他側部を吊り状に固定することで、燃料タンク33の他側面側を開放状態にし、燃料タンク33を外方へ引き出し可能にしている。
燃料タンク33の上方に制御弁31を配置したことで、旋回台12上の上下スペースを有効に活用でき、しかも、燃料タンク33を引き出し可能としたことで、ボンネット42Bやカバー28を取り外したり、開放すれば旋回台12から燃料タンク12を交換したりメンテナンスをすることができる。
次に、制御弁31の各バルブBを前側から順に説明すると、図4に示すように、B1は、旋回台12を旋回させる旋回モータ34を制御する旋回用バルブで、B2は、ドーザ9を揺動させる油圧シリンダを制御するドーザ用バルブで、B3は、油圧ポンプ39の圧油を、各バルブBに供給する状態と、各バルブBに供給せずに作動油タンク35に戻す状態とに切り換える切換弁バルブ、これら、各バルブB1〜B3はそれぞれ個別にケースに収められて前後方向に連結されている。
B4は、バケット20の代わりに装着される油圧アタッチメントを制御するSP(スペシャルポート)用バルブで、B5は、スイングシリンダ21を制御するスイング用バルブで、B6は、バケットシリンダ24を制御するバケット用バルブで、B7は、ブームシリンダ22を制御するブーム用バルブで、B8は、アームシリンダ23を制御するアーム用バルブで、これら、各バルブB4〜8は前後方向に配列されて1つのケースに収められている。
B9及びB11は、走行装置2の走行用モータMを制御する走行用バルブで、B10は、走行用バルブに圧油を供給するする優先切換バルブで、これら、各バルブB9〜11はそれぞれ個別にケースに収まられて前後方向に連結されている。
そして、バケット用バルブB6、ブーム用バルブB7、アーム用バルブB8、旋回用バルブB1及び切換バルブB3は、図2、5、7に示すように、シート30の左右両側に設けられた左右の操作レバー44L,44Rの操作によってパイロット圧により切換え操作される。
走行用バルブB9、B11、SP用バルブB4、ドーザ用バルブB2及びスイング用バルブB5は、図2、5、7に示すように、それぞれ走行操作レバー45L,45R又は走行操作ペダル49L,49R、SP操作ペダル46、ドーザ操作レバー、スイング操作ペダル47によって操作される。
操作レバー44L,44R、走行操作レバー45L、45R、走行操作ペダル49L,49R、SP操作ペダル46、スイング操作ペダル47等は、例えば、左右一対のリブの挿通孔38を介して対応する各バルブBのスプールに油圧ホースにより連動連結され、ドーザ操作レバーはシート30の近傍に設けられていてドーザ用バルブB2のスプールに連動連結されている。
バルブB4〜B8の作動油を供給・排出するためのポートPには、L形90°継手56を介して油圧ホース57が接続されるようになっている。即ち、油圧バルブB4〜B8に接続された各油圧ホース57は、継手56によって左右方向内側に向けられて、右側の縦リブ29L,29Rの上端部を越えて旋回台12内(カバー28の上端よりも下側)に入るように配管され、上下の支持ブラケット16の間を通って、作業装置13のスイングブラケット17、ブーム18、アーム19、バケット20を駆動させる各油圧機器に接続される。
このとき、制御弁31のポート形成面36が左右方向内側に傾斜しているので、各B4〜B8の油圧ホース57を強制的に下方に曲げなくても、油圧ホース57は左右方向内側にいくに従って下方に移行するようになり、これにより、油圧ホース57の配管が行いやすく、スムーズに油圧ホース57の配管を行うことができる。
しかも、B4〜B8の供給・排出のポート形成面36が縦リブ29L,29Rよりも高く設定しているので、油圧ホース57は強制的に曲げなくても直線的に配管することで縦リブ29L,29Rを越えて旋回台12内へ通すことができ、この点からも油圧ホース57の配管が行いやすい。
また、バルブB1、B2、B9、B11の各ポートPに接続された油圧ホース57は、バルブB1、B2、B9、B11の各ポートPから斜め上方に立ち上がった後、左右方向内側に向けられて、主にスイベルジョイント32に接続される。また、バルブB3の各ポートPに接続された油圧ホース57は、バルブB3の各ポートPから上方に立ち上がった後、作動油タンク35、油圧ポンプ39に接続されている。
このとき、制御弁31の前後略中央に、作業装置13用のバルブB4〜8が集中配置され、その両側に走行装置2用のバルブB9〜11や旋回台12及びドーザ9等のその他のバルブB1〜3が集中配置され、且つ、作業装置13用のバルブB4〜8を制御弁31から下方へ配管し、走行装置2用及びその他のバルブB9〜11、B1〜3を制御弁31から上方に立ち上げているので、複数の油圧ホース57がどの装置に対応しているか容易に認識でき、制御弁31のメンテナンスが行い易い。
また、各バルブBに油圧ホース57を接続する際にも、油圧ホース57の配管の経路を上下に分けているので、油圧ホース57の配管が行い易い。さらに、バルブBのポート形成面36上がフルオープンに開放されているので、各種油圧ホース57の接続が行い易い。
本実施形態にかかる旋回作業機1は、上記実施の形態に限定されるものではない。
即ち、上記の実施の形態では、取付台51の左右方向内側を旋回基板用固定ブラケット52を介して旋回基板26に固定し、取付台51の左右方向外側を作動油用固定ブラケット53を介して作動油タンク35に固定していたが、これに代え、取付台51と各ブラケット52、53を一体的に構成して取付台51に脚部(ブラケット52、53)を設けて取り付けるようにしてもよい。
なお、前記実施の形態では、キャビン14を旋回基板26の左側に搭載しているが、これに代え、キャビン14を旋回基板26の右側に搭載するようにしてもよい。この場合、右側の縦リブ29Rの前端部は、キャビン14よりも左右方向内方に配置され、キャビン右側の縦リブ29Rの後部側は、左右方向外方に傾斜されて、キャビン14の下方に配置されることとなる。また、旋回基板26上であって、左側の縦リブ29Lの左右方向外方に、燃料タンク33、制御弁31等が設けられることとなる。
本願発明の実施の形態にかかる旋回作業機の全体側面図である。 同旋回台の平面図である。 同旋回作業機の右側面概略図である。 制御弁の詳細配置平面図である。 同旋回作業機の正面概略図である。 制御弁の詳細配置正面図である。 同旋回作業機の左側面概略図である。 同キャビン部分の平面図である。 同キャビン部分の左側面図である。
符号の説明
1 旋回作業機
2 走行装置
12 旋回台
29L 縦リブ
29R 縦リブ
31 制御弁
33 燃料タンク
41 仕切板
42A 後部ボンネット
43 仕切部
48 バッテリー
66 下端開口
67 ストップ(底板)
68 下端開口縁部
72 防振部材
74 防振部材
75 防振部材
77 給油口
B バルブ

Claims (4)

  1. 走行装置(2)上に、上下方向の旋回軸心(X)回りに回動自在に支持された旋回基板(26)を備え、旋回基板(26)上に、前後方向に延びる左右の縦リブ(29L,29R)とを備え、左右の縦リブ(29L,29R)の前端部間に、作業装置(13)のスイングブラケット(17)を縦軸廻りに揺動自在に支持する支持ブラケット(16)が設けられ、旋回基板(26)の左右方向一方側にキャビン(14)が搭載された旋回作業機において、
    左右の縦リブ(29L,29R)の前端側は上下方向に高く形成され、左右の縦リブ(29L,29R)の後部側は上下方向に低く形成され、左右の縦リブ(29L,29R)のうちキャビン(14)側の縦リブ(29L)の前端部は、キャビン(14)よりも左右方向内方に配置され、キャビン(14)側の縦リブ(29L)の後部側は、左右方向外方に傾斜されて、キャビン(14)の下方に配置されていることを特徴とする旋回作業機。
  2. 旋回基板(26)上であってキャビン(14)とは逆側の縦リブ(29R)の左右方向外方に、燃料タンク(33)と、油圧機器を制御する複数のバルブ(B)を有する制御弁(31)が設けられ、燃料タンク(33)の上方に制御弁(31)が配置され、燃料タンク(33)の前後方向一端部は、制御弁(31)よりも前後方向に突出すると共に、上方に突出され、その上端部に上方突出した給油口(75)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の旋回作業機。
  3. バッテリー(48)が制御弁(31)の左右方向内方に設けられ、該バッテリー(48)は、旋回基板(26)の上方に左右の縦リブ(29L,29R)よりも高い位置に配置され、バッテリー(48)の下方に、制御弁(31)のバルブと油圧機器とを接続する油圧ホース(47)が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の旋回作業機。
  4. 旋回基板(26)の前後方向中途部上に左右方向に配置された仕切板(41)が設けられ、前記キャビン(14)側の縦リブ(29L)は、その後端が仕切板(41に接当又は近接され、キャビン(14)とは逆側の縦リブ(29R)は、その後端部が仕切板(41)の端部外方を通って仕切板(41)よりも後方に突出した後に左右方向外方に屈曲突出されて、仕切板(41)に連続する仕切部(43)を構成していることを特徴とする請求項1に記載の旋回作業機。
JP2003416884A 2003-12-15 2003-12-15 旋回作業機 Pending JP2005171722A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003416884A JP2005171722A (ja) 2003-12-15 2003-12-15 旋回作業機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003416884A JP2005171722A (ja) 2003-12-15 2003-12-15 旋回作業機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005171722A true JP2005171722A (ja) 2005-06-30

Family

ID=34735961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003416884A Pending JP2005171722A (ja) 2003-12-15 2003-12-15 旋回作業機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005171722A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2921591A1 (en) * 2014-03-20 2015-09-23 Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. Upper slewing body for construction machine
JP2018069867A (ja) * 2016-10-26 2018-05-10 株式会社クボタ 作業機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2921591A1 (en) * 2014-03-20 2015-09-23 Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. Upper slewing body for construction machine
US9422691B2 (en) 2014-03-20 2016-08-23 Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. Upper slewing body for construction machine
JP2018069867A (ja) * 2016-10-26 2018-05-10 株式会社クボタ 作業機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4515232B2 (ja) 旋回作業機
JP5254821B2 (ja) 旋回作業機
US6886277B2 (en) Small swivel type working vehicle
JP2005171722A (ja) 旋回作業機
JP4346428B2 (ja) 旋回作業機
JP2001271375A (ja) 旋回作業機
JP2004116048A (ja) 作業機
JP4226430B2 (ja) 旋回作業機
JP3464141B2 (ja) 旋回作業機
JP3662784B2 (ja) バックホー
JP4143706B2 (ja) 旋回作業車
JP3464142B2 (ja) 旋回作業機
JP3459352B2 (ja) 旋回作業機
JP2005163422A (ja) 旋回作業機
JP3403632B2 (ja) 旋回作業機
JP3648412B2 (ja) バックホー
JP4005429B2 (ja) 旋回式建設機械
JP2004116047A (ja) バックホー
WO2024147281A1 (ja) 建設機械
JP4118777B2 (ja) 旋回作業機
JP3822078B2 (ja) 旋回作業機
JP3697440B2 (ja) 旋回作業機のブーム配管構造
JP2023150568A (ja) 建設機械
JPH09151483A (ja) 油圧ショベルの燃料タンク取付構造
JP2024095468A (ja) 建設機械