JP2003200862A - 建設機械 - Google Patents

建設機械

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JP2003200862A JP2001400455A JP2001400455A JP2003200862A JP 2003200862 A JP2003200862 A JP 2003200862A JP 2001400455 A JP2001400455 A JP 2001400455A JP 2001400455 A JP2001400455 A JP 2001400455A JP 2003200862 A JP2003200862 A JP 2003200862A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数が少なくて安価に製造でき、かつ、
電装品が被水しにくく耐久性及び信頼性に優れた建設機
械を提供する。 【解決手段】 作業部材3が取り付けられた旋回フレー
ム4と、当該旋回フレーム4上に設けられた運転席16
とを備えた建設機械において、旋回フレーム4上におけ
る運転席16の後方部分にリアパネル19を設けると共
に、当該リアパネル19の運転席側の面にメインコント
ローラ41を含む所要の電装品21が取り付けられた電
装品取付ブラケット20を垂直又は傾斜した状態で取り
付け、これら電装品21及び電装品取付ブラケット20
の周囲をリアパネル19の運転席側の面に取り付けられ
たリアカバー22にて被覆する。キャブ仕様の建設機械
とキャノピー仕様の建設機械とで、リアパネル19、電
装品取付ブラケット20及びリアカバー22を共用化す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベルなど
の建設機械に係り、特に、メインコントローラを含む電
装品の収納部の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】建設機械のうち、旋回フレーム上に運転
席の周囲を覆うキャブボックスが設けられたキャブ仕様
の建設機械においては、図10に示すように、キャブボ
ックス101内における運転席102の後方部分に空調
機器103が配置され、当該空調機器103の前面及び
上面を覆う空調機器収納ボックス104上にメインコン
トローラを含む所要の電装品105が配置され、これら
電装品105の周囲をカバー106にて覆ったものが従
来より提案されている(特開2000−170209参
照)。なお、図中の符号107は建設機械の旋回フレー
ムを示している。
【0003】これに対して、旋回フレーム上に運転席の
周囲を覆うキャブボックスが設けられておらず、運転席
の上方に1乃至複数本の支柱を介して日除けが設けられ
たキャノピー仕様の建設機械においては、図11に示す
ように、運転席102の下部に設けられた備品収納ボッ
クス108内にメインコントローラを含む所要の電装品
105を収納したものが従来より知られている。なお、
図中の符号107は建設機械のフレーム、109は電装
品105を搭載する支持台、110はエンジンや油圧機
器が収納された建屋カバー、111は日除け、112は
日除け111を支持する支柱を示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、従来に
おいては、キャブ仕様の建設機械とキャノピー仕様の建
設機械とで電装品105の設定位置が異なり、それに伴
って電装品105を収納するためのカバー106やボッ
クス104,108の形状が異なるため、建設機械の製
造に多くの種類の異なる部品が必要となり、建設機械が
高コスト化するという不都合がある。
【0005】また、キャノピー仕様の建設機械において
は、電装品105が運転席102の床面に近い部分に配
置されているため、雨水や建設機械を洗滌する際の洗浄
水などによって電装品105が被水しやすく、動作不良
をおこしやすいという不都合がある。
【0006】さらに、キャブ仕様であるかキャノピー仕
様であるかに関わりなく、従来の建設機械は、図10及
び図11に示すように、電装品105が旋回フレーム1
07と平行な状態で空調機器収納ボックス104上又は
支持台109上に設定されているため、仮にカバー10
6内又は備品収納ボックス108内に水が侵入した場
合、侵入した水が空調機器収納ボックス104上又は支
持台109上に溜まりやすく、電装品105が被水して
動作不良をおこしやすいという不都合がある。
【0007】本発明は、このような従来技術の不備を解
消するためになされたものであり、その目的は、部品点
数が少なく安価に製造でき、かつ、電装品が被水しにく
く耐久性及び信頼性に優れた建設機械を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成するため、第1に、作業部材が取り付けられた旋回
フレームと、当該旋回フレーム上に設けられた運転席と
を備えた建設機械において、前記旋回フレーム上におけ
る前記運転席の後方部分にリアパネルを設けると共に、
当該リアパネルの運転席側の面にメインコントローラを
含む所要の電装品が取り付けられた電装品取付ブラケッ
トを前記旋回フレームに対して垂直又は傾斜した状態で
取り付け、これら電装品及び電装品取付ブラケットの周
囲を前記リアパネルの運転席側の面に取り付けられたリ
アカバーにて被覆するという構成にした。
【0009】キャブ仕様の建設機械においては、運転席
とキャブボックスの後面板との間に電装品を配置可能な
空間が存在し、キャノピー仕様の建設機械においては、
運転席と建屋カバーの前面板との間に電装品を配置可能
な空間が存在する。したがって、これらの空間を利用
し、旋回フレーム上における運転席の後方部分にリアパ
ネルを設けて当該リアパネルの運転席側の面にメインコ
ントローラを含む所要の電装品が取り付けられた電装品
取付ブラケットを取り付け、これら電装品及び電装品取
付ブラケットの周囲をリアパネルの運転席側の面に取り
付けられたリアカバーにて被覆する構成にすると、キャ
ブ仕様又はキャノピー仕様に関わりなく、リアパネル及
びリアカバーを共用部品化することができるので、建設
機械の製造に必要な部品の点数を減少することができ、
建設機械の製造コストを削減することができる。また、
電装品取付ブラケットを旋回フレームに対して垂直又は
傾斜した状態で取り付けると、仮にリアパネルとリアカ
バーとによって構成される電装品収納空間内に雨水や洗
浄水が侵入した場合にも、侵入した水がリアパネルの内
面又はリアカバーの内面を伝って電装品収納空間の下部
に流れ落ちるので、電装品が被水しにくく、被水に起因
する電装品の動作不良を防止できて、建設機械の耐久性
及び信頼性を高めることができる。
【0010】本発明は、前記の目的を達成するため、第
2に、前記リアパネルと前記リアカバーとの接合部分に
シール部材を介在させ、前記リアパネルと前記リアカバ
ーにて構成される空間内への浸水を防止するという構成
にした。
【0011】このように、リアパネルとリアカバーとの
接合部分にシール部材を介在させ、これらリアパネルと
リアカバーとによって構成される電装品収納空間内への
浸水を防止すると、電装品の被水に起因する動作不良を
より有効に防止することができるので、建設機械の耐久
性及び信頼性をより一層高めることができる。
【0012】本発明は、前記の目的を達成するため、第
3に、前記リアパネルと前記リアカバーにて構成される
空間を、前記旋回フレームからの高さが高い位置におい
て広くなり、前記旋回フレームからの高さが低い位置に
おいて狭くなる形状に形成し、前記広い部分に前記メイ
ンコントローラを配置するという構成にした。
【0013】建設機械に搭載される電装品には、箱形に
組み立てられた比較的大型のメインコントローラと、比
較的小型のリレー類と、これらの各電装品を接続する可
撓性のハーネス類が含まれているので、リアパネルとリ
アカバーにて構成される電装品収納空間に広い部分と狭
い部分とを形成しておき、広い部分に大型のメインコン
トローラを配置すると、小さな空間内に各種の電装品を
効率よく収納することができるので、運転席回りの空間
を有効利用することができ、建設機械の良好な操作性及
び居住性を確保することができる。また、旋回フレーム
からの高さが高い位置に広い電装品収納空間を形成し、
この広い空間内に被水により動作不良をおこしやすいメ
インコントローラを配置すると、洗浄水などによるメイ
ンコントローラの被水をより有効に防止することができ
るので、建設機械の耐久性及び信頼性をより一層高める
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係る建設機械の第1実施
形態例を図1乃至図7に基づいて説明する。図1は第1
実施形態例に係る建設機械の側面図、図2は第1実施形
態例に係る建設機械に備えられるキャブボックスの一部
破断した側面図、図3はキャブボックスの運転席側から
後方部分を見た内面図、図4はリアカバーが除去された
キャブボックスの要部斜視図、図5はリアカバー及び電
装品が除去されたキャブボックスの要部斜視図、図6は
リアカバー及び電装品取付ブラケットが除去されたキャ
ブボックスの要部斜視図、図7は防水シールフランジと
リアカバーとのシール構造を示す要部断面図である。
【0015】第1実施形態例に係る建設機械は、キャブ
仕様の油圧ショベルであって、図1に示すように、下部
走行体1と、当該下部走行体1上に旋回可能に設けられ
た上部旋回体2と、当該上部旋回体2のフロント部分に
昇降可能に設けられた作業部材3とから構成されてお
り、上部旋回体2は、図示しない旋回モータによって旋
回される旋回フレーム4上に、キャブボックス5と、建
屋カバー6と、カウンターウエイト7とを設置してな
る。また、作業部材3は、旋回フレーム4に回動可能に
連結されたブーム8と、当該ブーム8の先端部に回動可
能に連結されたアーム9と、当該アーム9の先端部に回
動可能に連結されたバケット10と、旋回フレーム4に
対してブーム8を回動させるブームシリンダ11と、ブ
ーム8に対してアーム9を回動させるアームシリンダ1
2と、アーム9に対してバケット10を回動させるバケ
ットシリンダ13とから主に構成されている。
【0016】キャブボックス5は、図2に示すように、
上面部5a、前面部5b、後面部5c、左右の側面部5
d,5e及び床面5fをもって箱形に形成されており、
いずれか一方の側面部(図1及び図2の例では、左側面
部5d)にはドア14が設けられていて、運転者が乗降
できるようになっている。また、キャブボックス5を構
成する各面部5a〜5e及びドア14には、ガラス窓1
5が設けられており、キャブボックス5内に乗車した運
転者の視界を確保できるようになっている。
【0017】前記キャブボックス5内には、図2に示す
ように、床面5f上に設置された運転席16と、運転者
が運転席16に着座した状態で操作する操作レバー等の
操作部材17と、運転席16より後方部分の床面5f上
に設置された空調機器18と、前記後面部5c及び側面
部5d,5e並びに床面5fと共に空調機器18の収納
空間を構成するリアパネル19と、当該リアパネル19
に取り付けられた電装品取付ブラケット20と、当該電
装品取付ブラケット20に設置された所要の電装品21
と、前記リアパネル19と共に電装品収納空間を構成す
るリアカバー22とが備えられされている。
【0018】リアパネル19は、図3及び図6に示すよ
うに、キャブボックス5の後面部5cに内接される上垂
直部19aと、当該上垂直部19aの下辺より運転席1
6側に湾曲形成された湾曲部19bと、当該湾曲部19
bの下辺より垂直に成形され、その下端部が前記キャブ
ボックス5の床面5f上に当接される下垂直部19c
と、運転席16から見て当該下垂直部19cの左端寄り
に突出形成された空調機器18の収納部19dと、前記
上垂直部19a及び前記湾曲部19bの左右両端部より
起立され、キャブボックス5の側面部5d,5eに内接
される側面部19eとから構成されており、所要の手
段、例えば溶接や締結等の手段によってキャブボックス
5の後部に取り付けられている。前記リアパネル19の
上垂直部19a及び湾曲部19bには、図6に示すよう
に、前記電装品取付ブラケット20を締結するためのね
じ孔23aを有する第1のボス23が取り付けられてい
る。また、前記上垂直部19aの上辺及び前記側面部1
9eの上辺には、図6に示すように、ストリップ材より
なる防水シールフランジ24が取り付けられ、当該防水
シールフランジ24には、前記リアカバー22を締結す
るためのねじ孔25aを有する第2のボス25が取り付
けられている。なお、前記第1のボス23、防水シール
フランジ24及び第2のボス25の取付手段としては、
溶接が適用される。
【0019】リアカバー22は、前記防水シールフラン
ジ24に沿って設定可能な形状に湾曲形成されており、
図7に示すように、前記防水シールフランジ24に設け
られた第2のボス25にボルト26を用いて締結され
る。これによって、前記リアパネル19とリアカバー2
2との間には、図2に示すように、上部が広く下部が狭
い電装品収納空間27が形成される。なお、リアカバー
22の外周縁と前記防水シールフランジ24との間に
は、図7に示すように、ラバー製のシール部材28が開
設され、リアカバー22と前記リアパネル19とによっ
て構成される電装品収納空間内27への水の侵入が防止
されている。
【0020】前記リアパネル19及びリアカバー22
は、キャブボックス5内で運転席16の後方部分に配設
された化粧板の役目を有する。そして、これらリアパネ
ル19及びリアカバー22の運転席16側の面には、図
3に示すように、シガーライタ31、ドリンクホルダ3
2、12Vソケット33、予備スイッチ34など、所要
の備品を備えることができる。
【0021】電装品取付ブラケット20は、所要の電装
品21を装着可能な大きさのボード状に形成されてお
り、図5に示すように、前記リアパネル19に設けられ
た第1のボス23にボルト35を用いて締結することに
より、旋回フレーム4に対して垂直又は傾斜した状態で
設置される。
【0022】電装品取付ブラケット20には、必要に応
じて任意の電装品21を設置することができるが、本例
の建設機械においては、図4に示すように、メインコン
トローラ41と、パワートランジスタ42と、スピーカ
43と、これらを電気的に接続するハーネス44とが電
装品取付ブラケット20に設置されている。メインコン
トローラ41、パワートランジスタ42及びスピーカ4
3は、前記リアパネル19の上部側に設置され、ハーネ
ス44は、前記リアパネル19の下部側に設置される。
【0023】次に、本発明に係る建設機械の第2実施形
態例を図8及び図9に基づいて説明する。図8は第2実
施形態例に係る建設機械の側面図、図9は第2実施形態
例に係る建設機械に備えられる運転席回りの斜視図であ
る。
【0024】第2実施形態例に係る建設機械は、キャノ
ピー仕様の油圧ショベルであって、図8及び図9に示す
ように、運転席16を取り囲むように配置された枠体5
1と、当該枠体51の頂部に取り付けられた日除け52
とを有している。
【0025】枠体51は、パイプ状の素材をプレス加工
することによって形成された門形の右部材51aと、同
じくパイプ状の素材をプレス加工することによって形成
された門形の左部材51bと、前記右部材51a及び左
部材51bを連結する横連結部材51cと、前記右部材
51a及び左部材51bの下端部を保持するリング状の
保持板51dと、前記左部材51bの頂部と前記保持板
51dとを連結する縦連結部材51eとから構成されて
おり、前記右部材51a及び左部材51bの運転席16
から見て後方部分にはリアパネル19が取り付けられ、
リアパネル19の運転席16側の面には所要の電装品2
1が設置された電装品取付ブラケット20(図示省略)
と当該電装品取付ブラケット20の外周を覆うリアカバ
ー22が取り付けられている。これらリアパネル19、
電装品ブラケット20及びリアカバー22は、第1実施
形態例に係る建設機械と同様に形成される。なお、枠体
51の一部には、必要に応じて防風用のシールド板を設
けることもできる。
【0026】日除け52としては、合成樹脂の射出成形
品などからなる硬質のものを取り付けることもできる
し、合成樹脂シートなどからなるフレキシブルなものを
取り付けることもできる。日除け52として硬質のもの
を取り付ける場合には、当該日除け52に温風及び/又
は冷風の吹き出し口を設けることもできる。
【0027】その他の部分については、第1実施形態例
に係る建設機械と同じであるので、図の対応する部分に
同一の符号を付して説明を省略する。
【0028】前記各実施形態例に係る建設機械は、旋回
フレーム4上における運転席16の後方部分に同一構成
のリアパネル19と電装品取り付けブラケット20とリ
アカバー22とを設置して、前記リアパネル19とリア
カバー22とによって構成される電装品収納空間27内
に所要の電装品21を収納したので、キャブ仕様又はキ
ャノピー仕様に関わりなく、電装品収納用の部品である
リアパネル19、電装品取り付けブラケット20及びリ
アカバー22を共用部品化することができ、建設機械の
製造に必要な部品の点数を減少することができて建設機
械の製造コストを削減することができる。
【0029】また、前記各実施形態例に係る建設機械
は、電装品取付ブラケット20を旋回フレーム4に対し
て垂直又は傾斜した状態で取り付けたので、仮に電装品
収納空間27内に雨水や洗浄水が侵入した場合にも、侵
入した水がリアパネル19の内面又はリアカバー22の
内面を伝って電装品収納空間27の下部に流れ落ちるの
で、電装品21が被水しにくく、被水に起因する電装品
21の動作不良を防止できて、建設機械の耐久性及び信
頼性を高めることができる。
【0030】さらに、前記各実施形態例に係る建設機械
は、リアパネル19とリアカバー22との接合部分にシ
ール部材28を介在させ、これらリアパネル19とリア
カバー22とによって構成される電装品収納空間27内
への浸水を防止するので、電装品21の被水に起因する
動作不良をより有効に防止することができ、建設機械の
耐久性及び信頼性をより一層高めることができる。
【0031】加えて、前記各実施形態例に係る建設機械
は、リアパネル19とリアカバー22にて構成される電
装品収納空間27に広い部分と狭い部分とを形成し、広
い部分に大型のメインコントローラ41を配置したの
で、小さな空間内に各種の電装品を効率よく収納するこ
とができ、運転席回りの空間を有効利用することができ
て、建設機械の良好な操作性及び居住性を確保すること
ができる。また、旋回フレーム4からの高さが高い位置
に広い電装品収納空間を形成し、この広い空間内に被水
により動作不良をおこしやすいメインコントローラ41
及びパワートランジスタ42を配置したので、洗浄水な
どによるメインコントローラ41及びパワートランジス
タ42の被水をより有効に防止することができ、建設機
械の耐久性及び信頼性をより一層高めることができる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、旋回フレーム上におけ
る運転席の後方部分にリアパネルを設け、当該リアパネ
ルの運転席側の面にメインコントローラを含む所要の電
装品が取り付けられた電装品取付ブラケットを取り付
け、これら電装品及び電装品取付ブラケットの周囲をリ
アパネルの運転席側の面に取り付けられたリアカバーに
て被覆したので、キャブ仕様又はキャノピー仕様に関わ
りなく、リアパネル及びリアカバーを共用部品化するこ
とができ、建設機械の製造に必要な部品の点数を減少す
ることができて、建設機械の製造コストを削減すること
ができる。また、電装品取付ブラケットを旋回フレーム
に対して垂直又は傾斜した状態で取り付けるので、仮に
リアパネルとリアカバーとによって構成される電装品収
納空間内に雨水や洗浄水が侵入した場合にも、侵入した
水がリアパネルの内面又はリアカバーの内面を伝って電
装品収納空間の下部に流れ落ちることから電装品が被水
しにくく、被水に起因する電装品の動作不良を防止でき
て、建設機械の耐久性及び信頼性を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態例に係る建設機械の側面図であ
る。
【図2】第1実施形態例に係る建設機械に備えられるキ
ャブボックスの一部破断した側面図である。
【図3】キャブボックスの運転席側から後方部分を見た
内面図である。
【図4】カバーが除去されたキャブボックスの要部斜視
図である。
【図5】カバー及び電装品が除去されたキャブボックス
の要部斜視図である。
【図6】カバー及び電装品取付ブラケットが除去された
キャブボックスの要部斜視図である。
【図7】防水シールフランジとカバーとのシール構造を
示す要部断面図である。
【図8】第2実施形態例に係る建設機械の側面図であ
る。
【図9】第2実施形態例に係る建設機械に備えられる運
転席回りの斜視図である。
【図10】従来例に係るキャブ仕様の建設機械に備えら
れるキャブボックスの一部破断した側面図である。
【図11】従来例に係るキャノピー仕様の建設機械に備
えられる上部旋回体の側面図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 上部旋回体 3 作業部材 4 旋回フレーム 5 キャブボックス 5c 後面部 5d,5e 側面部 16 運転席 19 リアパネル 20 電装品取付ブラケット 21 電装品 22 リアカバー 27 空間(電装品収納空間) 28 シール部材 41 メインコントローラ 51 枠体 52 日除け

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業部材が取り付けられた旋回フレーム
    と、当該旋回フレーム上に設けられた運転席とを備えた
    建設機械において、前記旋回フレーム上における前記運
    転席の後方部分にリアパネルを設けると共に、当該リア
    パネルの運転席側の面にメインコントローラを含む所要
    の電装品が取り付けられた電装品取付ブラケットを前記
    旋回フレームに対して垂直又は傾斜した状態で取り付
    け、これら電装品及び電装品取付ブラケットの周囲を前
    記リアパネルの運転席側の面に取り付けられたリアカバ
    ーにて被覆したことを特徴とする建設機械。
  2. 【請求項2】 前記リアパネルと前記リアカバーとの接
    合部分にシール部材を介在させ、前記リアパネルと前記
    リアカバーにて構成される空間内への浸水を防止したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
  3. 【請求項3】 前記リアパネルと前記リアカバーにて構
    成される空間を、前記旋回フレームからの高さが高い位
    置において広くなり、前記旋回フレームからの高さが低
    い位置において狭くなる形状に形成し、前記広い部分に
    前記メインコントローラを配置したことを特徴とする請
    求項1に記載の建設機械。
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