JP3959787B2 - トラクタ等のキャビン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はトラクタ等のキャビンに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
キャビンのルーフに窓を形成した構成は公知である(例えば実開昭58−50012号)。ところが、上記公知例では、サンルーフの外周に設ける凹部に排水用切欠きを設ける旨の開示はあるが、開閉機構およびそれに伴う雨水処理に関する事項の開示はない。
【0003】
【課題を解決するための手段】
この発明は、開閉ハッチ構成を採用しながらも、雨水の浸入を防止でき、然も雨水溜りを防止しようとするもので、次の技術的手段を講じた。
【0004】
すなわち、キャビン(6)のルーフ(11)に開口(12)を形成し、この開口(12)には開閉自在なハッチ(16)を設けるキャビンであって、この開口(12)周縁には雨水を受ける凹部(13)を形成すると共に、この凹部(13)の一部に深凹部(18,18)を形成し、当該深凹部(18,18)には排水孔(19,19)を設けてドレンパイプ(20,20)を接続し、このドレンパイプ(20,20)の端部にはキャビン(6)の後支柱(8,8)内壁とこの後支柱(8,8)に嵌め合わせる装飾用内装材(34)との間に位置させたドレンホース(21,21)を接続して凹部(13,18,18)の雨水をフェンダ下方に落下させるよう構成すると共に、この深凹部(18,18)内にハッチ(16)を開状態に保持する伸縮可能なダンパー(17,17)を縮小姿勢で収容すべく構成してなるトラクタ等のキャビンの構成とするものである。
【0005】
【発明の作用効果】
ハッチ(16)を閉じるときには、その裏面が、凹部(13)の折り曲げ上縁に圧着状態になし得て、凹部(13)に溜ろうとする雨水のキャビン(6)内への浸入を防止しつつ、一方ではこれらの雨水は深凹部(18,18)に設けた排水孔(19,19)からドレンパイプ(20,20)、ドレンホース(21,21)を経て忽ちフェンダ下方のキャビン外に排出案内されてしまうから、簡単な構成で、雨水浸入の防止がはかれる。
【0006】
更に、ダンパー(17,17)を縮小姿勢で深凹部(18,18)内に収容できるため、外部の特に上面に突出物がなく全高が嵩張らない。
【0007】
【実施例】
この発明の一実施例を図面に基づき説明する。1はトラクタ機体で、前後部に前輪2と後輪3とを備え、エンジン4の回転動力をミッションケース5内の変速装置で適宜減速し、減速した回転動力を該前輪2,後輪3に伝達すべく構成している。上記機体1には、キャビン6が搭載されている。このキャビン6は、左右に、前支柱7,7、後支柱8,8を配置すると共に、これら支柱7,7,8,8の上端を上部枠9で連結構成してなるキャビンフレームによって骨組される。
【0008】
なお、左右前支柱7,7間にはフロントガラスが、左右後支柱8,8間には左右側を曲面に形成したリヤガラスが、前・後支柱7,8間には、枠無しの1枚ガラスで形成された乗降ドア10が夫々設けられている。キャビン6の上部には、ルーフ11が設けられる。このルーフ11は、前後左右を上記前支柱7,7及び後支柱8,8に溶接により固定されてなり、中央部には長方形状の開口12を有する。この開口12の周縁部全周に亘って、凹部13を形成する。即ち、雨水が開口12内に浸入できないような案内用溝に形成すべく、内周縁断面がU型になるよう折り曲げ形成するものである。14はこの凹部13の折り曲げ縁に嵌着する弾性シールである。
【0009】
上記開口12部には、後側2ケ所を開閉ヒンジ15で接続してハッチ16を設ける。このハッチ16は、その外周縁が下向きに折り曲げ形成され、当該折り曲げ部が前記凹部13内に入り込むように閉じることができる構成である。このハッチ16の内側左右にはハッチ開き状態を維持するダンパー17,17の一端を回動自在に設ける。これらダンパー17,17の他端は、上記凹部13の2ケ所に設けた深凹部18,18内において回動自在に設けられていて、ダンパー17,17を弾性に抗する縮小姿勢で上記深凹部18内に収容できる構成としている。
【0010】
深凹部18,18の後壁側には、雨水排水用の排水孔19,19を穿設している。この排水孔19,19には、後方に向けてドレンパイプ20,20を接続し、さらにこれらドレンパイプ20,20端には、前記後支柱8,8近傍において、ドレンホース21,21に接続させている。このドレンホース21,21下端側開放部はキャビン6構成枠外、例えばフェンダ下方にのぞませてある。即ち、このドレンホース21,21は後支柱8,8内壁と、これら後支柱8,8に内側から覆うように嵌め合わせる後記装飾用内装材34との間に位置して配設される。26は電装用ケーブル束である。
【0011】
22はハッチ16のロック機構で、出退フック23をルーフ11側適所に係合し得てハッチ16を閉じ姿勢に維持し、近傍のハッチレバー24の操作に基づきフック23のルーフ11との係合を解くと、ダンパー17,17に付勢されつつ、ハッチ16を開くことができる。
【0012】
25は装飾用内装材で、ルーフ11内側、ハッチ16内側等に設けられる。トラクターキャビン6の外回りには、各種付属品が配設されるが、このうち、ランプ30,30の取付けは次のように構成している。即ち、通常キャビン6フレームの上部4隅部には、キャビン吊り上げ用のフック(図示せず)係合環を設けるが、この係合環として適宜太さの棒材31を横U状に折り曲げてこれらをつなぐように連繋プレート32を溶接し、このプレート32の外寄りにやや上方に向き膨出状に形成する部分にフック(図示せず)を係合しうるべく、当該棒材31をキャビン6フレーム左右に張出状に溶接固定してなる。そして上記連繋プレート32にランプ30,30の取付孔33,33を形成している。従って、ランプ30の装着状態では、棒材31を遮蔽して外観を損ねない(図6)。
【0013】
前記後部支柱8,8の内側には、支柱内装材34,34を張付けて仕上げ構成しているが、当該内側には、その前後幅を有効利用するため、支柱8,8内側上部位置においては、オーディオ用等スピーカ35,35が配設され、下部位置においては、小物入れ36やジュースホルダ37を有する。つまり、支柱内側の非開閉部分を利用して、主たる運転操作以外の補助的あるいは備品類の設置や、それらの操作スイッチ類を配設するスペースとして有効利用しようとするものである。なお、後部支柱8,8の外側は、オーディオ用等のアンテナ38を収容しうる空間を形成すべく、凹部39に形成されている。凹部39内に収容されたアンテナ38は他物との衝突を免れ破損等の防止がはかれる。
【0014】
図7はキャビン天井及びハッチ部の別実施例を示す。天井内装材25をルーフ11内側に装着するにあたり、運転者の頭部前上方に位置する空間部に、主に電装品41、例えばラジオ,エアコンコントロールパネル,ルームランプ,各スイッチ類を収容乃至支持できるように、該内装材25の一部を電装品収容スペース用に膨出状に形成すると共に、ルーフ11を開口12の前側も開口42して、該開口12,42を一挙に開閉するハッチ16’を設け、所定の蓋部材43を着脱することにより、上記電装品41のメンテナンスを実行できる構成としている。このため、従来のように、当該電装品41等を点検する際にはキャビン内側の狭い空間側にて内装材25他を取外しながらの作業から開放され、ハッチ16’の開閉によって、外部から点検実施でき、作業の改善につながる。
【0015】
上例のキャビンにおいて、外気導入等のため、ハッチ16を開けようとするときは、ハッチレバー24を操作すると、出退フック23がルーフ11の係合から解かれ、ダンパー17,17に付勢されつつ、開閉ヒンジ15を支点にしてハッチ16を上方に開けることができる。この状態で作業を行うと適宜に外部の空気が取り入れることができる。なお、このようにハッチ16が開いた状態では、内部空気の出入りが自由であるため、乗降ドア10を閉じるときの空気抵抗を無くすため、当該ドア10の操作が無理なく行えることとなり、頻繁にドアの開閉操作を必要とする作業等に適する。
【0016】
なお、雨降り時や、エアコン使用等の際には、ハッチ16を閉じる。ダンパー17,17に抗して閉じ、フック23を係合状態にしておく。降雨や洗車による雨水がルーフ11に降り掛かり、それらが凹部13に浸入しても、凹部13の弾性シール14にハッチ16裏面が圧着状態となっていて、気密が保たれ、凹部3内の雨水は容易にキャビン6内に浸入し得ない。然も、雨水は凹部13から更に深溝状に形成した深凹部18,18内に至り、ここでそれぞれの排水孔19,19からドレンパイプ20,20、ドレンホース21,21を経て地面に排出される。
【0017】
上記実施例では、ダンパー17,17収容のために深凹部18,18を形成し、この深凹部18,18に排水孔19,19を形成するものであるから、雨水の流れ込み易い箇所に開口させることができ、雨水溜りを生じさせない。なお、排水孔は深凹部18を形成しない場合には、凹部13適所に設けるもよいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 要部の側断面図である。
【図2】 全体側面図である。
【図3】 一部の平面図である。
【図4】 要部の斜視図である。
【図5】 要部の断面図である。
【図6】 要部の正断面図である。
【図7】 別実施例の側断面図である。
【符号の説明】
1…トラクタ機体、2…前輪、3…後輪、4…エンジン、5…ミッションケース、6…キャビン、7,7…前支柱、8,8…後支柱、9…上部枠、10…乗降ドア、11…ルーフ、12…開口、13…凹部、14…弾性シール、15…開閉ヒンジ、16…ハッチ、17,17…ダンパー、18,18…深凹部(凹部)、19,19…排水孔、20,20…ドレンパイプ、21,21…ドレンホース、22…ロック機構、23…出退フック、24…ハッチレバー、25…装飾用内装材

Claims (1)

  1. キャビン(6)のルーフ(11)に開口(12)を形成し、この開口(12)には開閉自在なハッチ(16)を設けるキャビンであって、この開口(12)周縁には雨水を受ける凹部(13)を形成すると共に、この凹部(13)の一部に深凹部(18,18)を形成し、当該深凹部(18,18)には排水孔(19,19)を設けてドレンパイプ(20,20)を接続し、このドレンパイプ(20,20)の端部にはキャビン(6)の後支柱(8,8)内壁とこの後支柱(8,8)に嵌め合わせる装飾用内装材(34)との間に位置させたドレンホース(21,21)を接続して凹部(13,18,18)の雨水をフェンダ下方に落下させるよう構成すると共に、この深凹部(18,18)内にハッチ(16)を開状態に保持する伸縮可能なダンパー(17,17)を縮小姿勢で収容すべく構成してなるトラクタ等のキャビン。
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