JPH08197942A - キャビンのドア取付構造 - Google Patents

キャビンのドア取付構造

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JPH08197942A
JPH08197942A JP1004595A JP1004595A JPH08197942A JP H08197942 A JPH08197942 A JP H08197942A JP 1004595 A JP1004595 A JP 1004595A JP 1004595 A JP1004595 A JP 1004595A JP H08197942 A JPH08197942 A JP H08197942A
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JP
Japan
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door
cabin
sealing material
rear edge
column
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JP1004595A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Miyamaru
範之 宮丸
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドアヒンジをドアで隠込めるようにし、かつ
ドアをキャビンの支柱に近接させて良好に取付け得るよ
う考慮する。 【構成】 キャビン本体の側面に形成した乗降口9を開
閉するドア10の後縁側をキャビン本体の支柱7にドア
ヒンジ24によって取付けるようにしたキャビンのドア
取付構造において、前記支柱7に、前後対向状に配置さ
れた対向壁16a,16bと、これら対向壁16a,1
6bを連結する連結壁17とから左右方向外方に開口状
に形成された空間部18を設け、前記連結壁17にドア
10の後縁側内面を対向させると共に、これら連結壁1
7とドア後縁側内面との間の前記空間部18にドアヒン
ジ24を収納し、開放時にドア10の後縁を前記空間部
18に挿入可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタ等に搭載され
るキャビンのドア取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トラクタに搭載されるキャビンにあって
は、キャビン本体の側面に乗降口が形成され、この乗降
口はドアによって閉塞され、ドアはその後縁側がキャビ
ン本体を構成する支柱に上下一対のドアヒンジによって
取付けられて開閉自在とされている。このドアヒンジ
は、支持筒と回動片とから形成され、支持筒は支柱の外
側面に固定され、回動片は一側が支持筒に支軸を介して
上下方向の軸心廻りに回動自在に取付けられると共に、
他側がドアの外側面に取付固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の取付構造に
あっては、ドアヒンジが外から見えるので、外観を損ね
るという問題がある。そこで、ドアヒンジの支持筒を支
柱の内部に設け、回動片をドアの後縁側内面に取付固定
するようにすると、キャビン室内の居住空間を損ねるの
で、ドアヒンジの支持筒を支柱の外側面と、これに対向
するドア後縁側内面との間に配置し、回動片をドアの後
縁側内面に取付固定することが考えられている。
【0004】しかし、このように構成すると、支柱外側
面とドア内面との間にドアヒンジが位置するため、およ
び、ドアを開けた時に、ドアの後縁側が支柱と干渉しな
いようにするためにドアと支柱との間隔が大きく開いて
しまうということになる。本発明はこのような問題点に
鑑みて、ドアヒンジをドアによって隠込めると共に、ド
アヒンジを支柱外側面とドア内面との間に設けても、支
柱とドアとの間隔が大きく開かないよう考慮したキャビ
ンのドア取付構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明が、前記目的を達
成するために講じた技術的手段は、キャビン本体の側面
に形成した乗降口9を開閉するドア10の後縁側をキャ
ビン本体の支柱7にドアヒンジ24によって取付けるよ
うにしたキャビンのドア取付構造において、前記支柱7
に、前後対向状に配置された対向壁16a,16bと、
これら対向壁16a,16bを連結する連結壁17とか
ら左右方向外方に開口状に形成された空間部18を設
け、前記連結壁17にドア10の後縁側内面を対向させ
ると共に、これら連結壁17とドア後縁側内面との間の
前記空間部18にドアヒンジ24を収納し、開放時にド
ア10の後縁を前記空間部18に挿入可能とした点にあ
る。
【0006】また、支柱7の前側の対向壁16aにドア
内面に弾接するシール材20を取付ける第1のシール材
取付部19を設け、後側の対向壁16bに、乗降口9の
後方に配置された側部窓11を閉塞するサイドパネル1
2内面に弾接するシール材23を取付ける第2のシール
材取付部22を設けるのがよい。さらに、支柱7のキャ
ビン室内側に内装カバー29を取付けるべく、支柱7の
前後対向壁16a,16bのキャビン室内側に、対向内
方に突出するカバー取付部28を設けるのがよい。
【0007】
【作用】支柱7に、前後対向状に配置された対向壁16
a,16bと、これら対向壁16a,16bを連結する
連結壁17とから左右方向外方に開口状に形成された空
間部18が設けられ、ドアヒンジ24は、連結壁17と
ドア後縁側内面との間の前記空間部18に収納され、開
放時にドア10の後縁が前記空間部18に挿入可能とさ
れていることから、ドアヒンジ24がドア10によって
隠され、外観がよいと共に、キャビン室内からの見栄え
のすっきりし、しかも、ドア10を支柱7に近接させて
取付けることができ、ドア10の取付けが良好に行え
る。
【0008】また、支柱7の前側の対向壁16aにドア
内面に弾接するシール材20を取付ける第1のシール材
取付部19を設け、後側の対向壁16bに、乗降口9の
後方に配置された側部窓11を閉塞するサイドパネル1
2内面に弾接するシール材23を取付ける第2のシール
材取付部22を設けることによって、ドア10の後縁部
とサイドパネル12の前縁部とを前後突合わせ状に取付
けることができ。外観がさらに良好となると共に、ドア
10後縁側と支柱7との間のシールも良好に行える。
【0009】さらに、支柱7の前後対向壁16a,16
bのキャビン室内側に、対向内方に突出するカバー取付
部28を設けることによって、内装カバー29が容易に
取付けられる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2において、1はトラクタの車体で、エンジン
2と、クラッチおよびミッションを内有した伝動ケース
3等とを直結して構成され、その後部にはキャビン4が
搭載されている。このキャビン4は、前支柱5と後支柱
6とそれらの間の中間支柱7とを左右両側に有すると共
に、これら支柱5,6,7の上端部に固定された矩形状
の上部枠8等を備えてなる骨格体をなすキャビンフレー
ムを有する。
【0011】前記左右の前支柱5と左右の中間支柱7と
の間は開口状とされて乗降口9とされ、この乗降口9は
一枚のガラスパネルによって形成されたドア10により
開閉自在に閉塞されている。左右中間支柱7と左右後支
柱との間も開口状とされて側部窓11とされ、この側部
窓11も一枚のガラスパネルによって形成されたサイド
パネル12により開閉自在に閉塞されている。
【0012】キャビン4の後下部左右両側には、左右の
後輪を覆うフェンダ13が設けられ、上部には、ルーフ
14が設けられ、左右前支柱5間にはフロントガラス
が、左右後支柱6間にはリヤガラスがそれぞれ嵌込ま
れ、キャビン4底部の左右乗降口9間には鋼板からなる
ステップが張られている。したがって、前記乗降口9
は、その開口前縁部が前支柱5により、開口上縁部が上
部枠8により、開口後縁上部が中間支柱7により、開口
後縁下部がフェンダ13により、開口下縁部がステップ
によりそれぞれ構成されている。
【0013】また、前記側部窓11は、その開口前縁部
が中間支柱7により、開口上縁部が上部枠により、開口
後縁部が後支柱6により、開口下縁部がフェンダ13に
よりそれぞれ構成されている。前記キャビンフレーム,
左右フェンダ13,ルーフ14,ステップ等によってキ
ャビン本体が構成されている。
【0014】図1に示すように、左右各ドア10の周縁
部には、シール材15が全周に亘って設けられている。
このシール材15は、ドア10の周縁部に嵌合固定され
る断面U字形の取付基部15aと、乗降口9の開口上縁
部、前縁部、下縁部および後縁下部を構成する部材に弾
接するシールリップ15bとから構成されている。ま
た、このシール材15は、EDPM等のゴム材からなる
ソリッドから形成され、取付基部15aには断面U字形
の心材がインサートされている。
【0015】前記左右各中間支柱7は、前後方向に対向
する対向壁16a,16bと、これら前後の対向壁16
a,16bの左右方向中間部を連結する連結壁17とか
ら断面H型に主構成されており、これら前後の対向壁1
6a,16bおよび連結壁17とから、中間支柱7に左
右方向外側方に開放状の空間部18が形成されている。
【0016】前側の対向壁16aの外側(キャビン室外
側)端部には、前方に突出する第1のシール材取付部1
9が設けられ、このシール材取付部19が乗降口9の後
縁上部を構成している。そして、乗降口9の開口周縁部
には、全周に亘ってシール材20が設けられ、このシー
ル材20は、前記第1のシール材取付部19および他の
開口周縁部を構成する部材に設けられたフランジ部21
に嵌合固定される断面U字形の取付基部20aと、ドア
10の内面に弾接するメインシール部20bとからな
る。また、このシール材20の基部20aは、EDPM
等のゴム材からなるソリッドから形成され、この取付基
部20aには断面U字形の心材がインサートされ、メイ
ンシール部20bはEDPM等のゴム材からなる発泡体
から形成され、中空状とされている。
【0017】後側の対向壁16bの外側端部には、後方
に突出する第2のシール材取付部22が設けられ、この
シール材取付部22が側部窓11の開口前縁部を構成し
ている。そして、側部窓11の開口周縁部には、全周に
亘ってシール材23が設けられ、このシール材23は、
前記第2のシール材取付部22および他の開口周縁部を
構成する部材に設けられたフランジ部に嵌合固定される
断面U字形の取付基部23aと、サイドパネル12の内
面に弾接するメインシール部23bとからなる。また、
このシール材23の基部23aは、EDPM等のゴム材
からなるソリッドから形成され、この取付基部23aに
は断面U字形の心材がインサートされ、メインシール部
23bはEDPM等のゴム材からなる発泡体から形成さ
れ、中空状とされている。
【0018】ドア10の後縁側上部は中間支柱7の連結
壁17に対向状に配置されると共に、その後縁部はサイ
ドパネル12の前縁部と若干の間隔をおいて突合わせ状
とされている。このドア10後縁側上部と連結壁7bと
の間の前記空間部18には、上下一対のドアヒンジ24
が設けられている。ドアヒンジ24は連結壁17にボル
ト等の固定具によって取付固定された支持部25と、こ
の支持部25に支軸26を介して上下方向の軸心廻りに
回動自在に支持された回動部材27とから構成され、回
動部材27はドア10後縁側上部内面にボルト等によっ
て取付固定されている。
【0019】そして、ドア10は図1に実線で示すよう
に、乗降口9の閉塞状態から支軸26の軸心廻りに左右
方向外側方に回動させることで開放でき、このときドア
10後縁側上部は中間支柱7の空間部18に挿入される
ようになっている。前後の対向壁16aの内側(キャビ
ン室内側)端部には、それぞれ対向側に突出するカバー
取付部28が設けられている。このカバー取付部28に
樹脂等の弾性体からなる内装カバー29が嵌合固定され
ている。
【0020】なお、内装カバー29は仮想線で示すよう
な形状に形成してもよい。また、ドアは板金パネル又は
異形管により形成した枠内にガラスパネルを嵌込んだも
のでもよい。図3乃至図16は中間支柱のない他の形式
のキャビン31を開示したものであり、この形式のキャ
ビン31にも本発明を採用、例えば後支柱を前記実施例
の構成の中間支柱のような断面形状に構成するかあるい
は別途中間支柱を設けてもよい。
【0021】以下、図3乃至図16のキャビン31の構
成を説明する。図3乃至図6に示すように、前記キャビ
ン31は、上部枠32と下部枠33と後部枠34とから
なるメインフレーム35を骨格として有する。上部枠3
2は角パイプ材を折曲して平面視後方に開放状のコ字形
に形成されており、後部枠34も角パイプ材を折曲して
形成され、左右一対の後支柱34aの上端同志を上連結
部34bで連結して背面視下方に開放状のコ字形に形成
されている。この後部枠34の左右後支柱34aの上端
部に上部枠32の左右の後端部が溶接固定されており、
左右後支柱34aの上下中間部は連結部材36によって
連結されている。なお、左右後支柱34aの外側面上端
側にはクレーン等のフックを引っ掛けるための引掛部材
37が溶接固定され、この引掛部材37の下側の、左右
後支柱34a外側面には外気取入口38が形成されてい
る。
【0022】下部枠33は、左右一対の側枠材33a
と、この左右側枠材33aの前端に溶接固定された前枠
材33bと、左右側枠材33aの前後方向中間部を連結
する連結枠材33cとから構成され、左右側枠材33a
の後端部が左右後支柱34aの下端部に溶接固定されて
いる。左右後支柱34a下端、および下部枠33の左右
側枠材33a前端側にはそれぞれ取付プレート39が設
けられ、これら取付プレート39がトラクタ車体側の支
持部上にマウントゴムを介して載置固定され、これによ
ってメインフレーム35がトラクタ車体に取付固定され
る。
【0023】また、上部枠32および下部枠33には、
上部枠32の前部左右コーナー部と下部枠33の前部左
右両側とを連結する左右一対の前支柱40がボルト等に
よって着脱自在に取付固定されている。下部枠33の前
部上面にはステップ41が張られ、後部上面にはフロア
シート42が張られ、左右後支柱34a間の下部背面に
はリヤシート43が張られ、このリヤシート43の内側
には内装シート44が張られている。
【0024】なお、図13に示すように、ステップ41
の上面には、防振材45およびマット46が敷設されて
おり、また、フロアシート42上には運転席が設けられ
る。メインフレーム35の左右両側面の後下部には後輪
フェンダ47が設けられており、この後輪フェンダ47
はキャビン31の内外を区画するインナーフェンダ47
aと、後輪を前部から上方にかけて覆うアウターフェン
ダ47bとから構成されている。
【0025】上部枠32にはルーフ48が設けられ、こ
のルーフ48は、図7に示すように、外部のアウタール
ーフ48aと、キャビン室内の天井部を構成するインナ
ールーフ48bと、これらアウタールーフ48aとイン
ナールーフ48bとの間に配置されたスライドルーフ4
8cとから主構成され、アウタールーフ48aおよびイ
ンナールーフ48bには、採光あるいは脱出口としての
ルーフ窓49が開口形成され、このルーフ窓49のアウ
タールーフ48a側には該ルーフ窓49を閉塞するルー
フパネル50が開閉可能に上方側から嵌着されている。
前記スライドルーフ48cはアウタールーフ40aの下
面側に前後方向移動自在に支持され、ルーフ窓49から
の光を遮光可能である。
【0026】メインフレーム35の左右両側には、上部
枠32の左右両側部の外側方および左右後支柱34aの
外側方を覆うサイドカバー51が設けられ、左右後支柱
34aの室内側には、該後支柱34aの室内側を覆う内
装カバー52が設けられている。左右前支柱40と左右
後支柱34aとの間は乗降口53とされ、この乗降口5
3の開口周縁部は、前支柱40の後縁部,サイドカバー
51の縁部,インナーフェンダ47aの縁部およびステ
ップ41の縁部等によって構成されている。また、乗降
口53はドアパネル54によって外側方から閉塞され、
このドアパネル54は、図10に示すように、後端側が
上下一対のヒンジ55によって上下方向の軸心廻りに回
動自在に取付けられて、開閉自在とされている。
【0027】左右後支柱34a間の上部は後部窓56と
され、この後部窓56の開口周縁部は、ルーフ48後縁
部,サイドカバー51後縁部,内装カバー52後縁部お
よびリヤシート43上縁部等によって構成されている。
また、後部窓56はリヤパネル57によって後方側から
閉塞され、このリヤパネル57は上端側が左右一対のヒ
ンジ(図示省略)によって後部枠34の上連結部34b
の後面に左右方向の軸心廻りに回動自在に取付けられ
て、開閉自在とされている。
【0028】左右前支柱40間は前部窓58とされ、こ
の前部窓58の開口周縁部は、ルーフ48前縁部,左右
前支柱40内側縁部およびステップ41縁部等によって
構成されている。また、前部窓58は前方側からフロン
トパネル59によって閉塞され、このフロントパネル5
9はボルト等によって前支柱40等に取付固定されてい
る。
【0029】前記ルーフパネル50,ドアパネル54,
リヤパネル57およびフロントパネル59は透明ガラス
(または透明樹脂等)によって形成され、これらパネル
50,54,57,59の周縁部には、ルーフ窓49,
乗降口53,後部窓56および前部窓58の開口部の周
縁部とパネル周縁部との間を通して外方側から室内側に
水が浸入するのを防止するために全周に亘ってシール材
60が嵌合固定されている。
【0030】図9乃至図15に示すように、シール材6
0は、前記パネル50,54,57,59の周縁部に嵌
合される断面U字形の取付基部60aと、パネル50,
54,57,59の周縁部内面側に対向状とされたルー
フ窓49等の開口部構成部材に弾接するメインシール6
0bと、開口周縁部とパネル周縁部との間の、メインシ
ール60bより外方側に位置して、ルーフ窓49等の開
口部構成部材に弾接する第1のシールリップ60cとか
ら構成されている。
【0031】前記ルーフ窓49,乗降口53および後部
窓56の開口周縁には、全周に亘って開口部構成部材に
よってフランジ61が形成され、このフランジ61全周
に亘ってシール材62が嵌合固定されている。このシー
ル材62は、フランジ61に嵌合される断面U字形の取
付基部62aと、開口周縁部とパネル周縁部との間の、
前記メインシール60bより室内側に位置して、パネル
50,54,57に弾接する第2のシールリップ62b
とから構成されている。
【0032】前記キャビン31には室内の空気調節のた
めにエアコン装置が設けられ、このエアコン装置の、エ
バポレータ,ブロワ等を備えたエアコンユニット63
は、図4に示すように、キャビン31の下部に配置さ
れ、フィルター64を内有するフィルターボックス65
はキャビン31の背面側上下中途部に配置され、エアコ
ンユニット63とフィルターボックス65はダクト66
によって接続され、このダクト66には蓋体によって開
閉自在に閉塞される室内空気取入口67が設けられてい
る。
【0033】フィルターボックス65の背面には蓋体に
よって開閉自在な点検口68が設けられ、底面には蓋体
によって開閉自在な開口70が形成され、ほこり等の清
掃が容易に行えるようになっている。さらに、フィルタ
ーボックス65には左右両側に接続管69a,69bが
設けられ、これら接続管69a,69bは左右の後支柱
34aの背面下部に接続されていて、外気取入口38か
ら導入される外気を、左右後支柱34a内、接続管69
a,69b、フィルターボックス65およびダクト66
を介してエアコンユニット63に導入できるようになっ
ている。
【0034】左右各サイドカバー51には、外気取入口
38および引掛部材37に対応する開口部71が形成さ
れ、この開口部71は通気孔を備えた樹脂製蓋体72に
よって閉塞され、該蓋体72を取外すことによって、外
気取入口38および引掛部材37を露出させることがで
きるようになっている。図16に示すように、リヤシー
ト43と内装シート44との間は空間部とされ、この空
間部に前記フィルターボックス65および接続管69
a,69b等が収納可能とされ、リヤシート43または
内装シート44は取外し可能とされている。
【0035】図17および図18に示すように、外気取
入口を形成しないときは、開口部71および蓋体72は
引掛部材37に対応した形状に形成される。また、図1
9に示すように、内装カバー52の上下方向中間部に支
持部材73を設けてもよい。また、前記キャビン31に
あっては、ドアパネル54およびリヤパネル57を取外
すことによってレインガード仕様とでき、該レインガー
ド仕様から、前支柱40およびフロントパネル59を取
外すことによって日除け仕様とでき、さらに日除け仕様
から、ルーフ38およびサイドカバー51を取外すこと
によってロプス仕様とでき、各部品を兼用できるように
なっている。
【0036】なお、キャビン仕様の場合には、前述した
ように乗降口53の開口周縁部のシールには図9に示す
シール材62が採用され、レインガード仕様の場合は、
図20に示すシール材74が採用され、日除け仕様の場
合は図21に示すシール材75が採用される。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、支柱7に、前後対向状
に配置された対向壁16a,16bと、これら対向壁1
6a,16bを連結する連結壁17とから左右方向外方
に開口状に形成された空間部18を設け、前記連結壁1
7にドア10の後縁側内面を対向させると共に、これら
連結壁17とドア後縁側内面との間の前記空間部18に
ドアヒンジ24を収納し、開放時にドア10の後縁を前
記空間部18に挿入可能としたので、ドアヒンジ24が
ドア10によって隠され、外観がよいと共に、キャビン
室内からの見栄えのすっきりし、しかも、ドア10を支
柱7に近接させて取付けることができ、ドア10の取付
けが良好に行える。
【0038】また、支柱7の前側の対向壁16aにドア
内面に弾接するシール材20を取付ける第1のシール材
取付部19を設け、後側の対向壁16bに、乗降口9の
後方に配置された側部窓11を閉塞するサイドパネル1
2内面に弾接するシール材23を取付ける第2のシール
材取付部22を設けることによって、ドア10の後縁部
とサイドパネル12の前縁部とを前後突合わせ状に取付
けることができ。外観がさらに良好となると共に、ドア
10後縁側と支柱7との間のシールも良好に行える。
【0039】さらに、支柱7のキャビン室内側に内装カ
バー29を取付けるべく、支柱7の前後対向壁16a,
16bのキャビン室内側に、対向内方に突出するカバー
取付部28を設けることによって、内装カバー29が容
易に取付けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部を示す図2のA−A線矢示断面図
である。
【図2】本発明の実施例に係るトラクタの側面図であ
る。
【図3】他の形式のキャビンを示す斜視図である。
【図4】メインフレームの斜視図である。
【図5】メインフレームの斜視図である。
【図6】キャビンの分解斜視図である。
【図7】キャビンの分解斜視図である。
【図8】キャビンの分解斜視図である。
【図9】シール材の斜視図である。
【図10】図3のB−B線矢示断面図である。
【図11】図3のC−C線矢示断面図である。
【図12】図3のD−D線矢示断面図である。
【図13】図3のE−E線矢示断面図である。
【図14】図3のF−F線矢示断面図である。
【図15】図3のG−G線矢示断面図である。
【図16】リヤシートおよび内装シートの側面断面図で
ある。
【図17】サイドカバーの他の形式の斜視図である。
【図18】引掛部材の他のカバー構造の平面断面図であ
る。
【図19】キャビンの後部コーナー部分の平面断面図で
ある。
【図20】シール材の斜視図である。
【図21】シール材の斜視図である。
【符号の説明】
7 中間支柱 9 乗降口 10 ドア 11 側部窓 12 サイドパネル 16a 対向壁 16b 対向壁 17 連結壁 19 第1のシール材取付部 20 シール材 22 第2のシール材取付部 23 シール材 28 カバー取付部 29 内装カバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビン本体の側面に形成した乗降口
    (9)を開閉するドア(10)の後縁側をキャビン本体
    の支柱(7)にドアヒンジ(24)によって取付けるよ
    うにしたキャビンのドア取付構造において、 前記支柱(7)に、前後対向状に配置された対向壁(1
    6a),(16b)と、これら対向壁(16a),(1
    6b)を連結する連結壁(17)とから左右方向外方に
    開口状に形成された空間部(18)を設け、前記連結壁
    (17)にドア(10)の後縁側内面を対向させると共
    に、これら連結壁(17)とドア後縁側内面との間の前
    記空間部(18)にドアヒンジ(24)を収納し、開放
    時にドア(10)の後縁を前記空間部(18)に挿入可
    能としたことを特徴とするキャビンのドア取付構造。
  2. 【請求項2】 支柱(7)の前側の対向壁(16a)に
    ドア内面に弾接するシール材(20)を取付ける第1の
    シール材取付部(19)を設け、後側の対向壁(16
    b)に、乗降口(9)の後方に配置された側部窓(1
    1)を閉塞するサイドパネル(12)内面に弾接するシ
    ール材(23)を取付ける第2のシール材取付部(2
    2)を設けたことを特徴とする請求項1記載のキャビン
    のドア取付構造。
  3. 【請求項3】 支柱(7)のキャビン室内側に内装カバ
    ー(29)を取付けるべく、支柱(7)の前後対向壁
    (16a),(16b)のキャビン室内側に、対向内方
    に突出するカバー取付部(28)を設けたことを特徴と
    する請求項1または2記載のキャビンのドア取付構造。
JP1004595A 1995-01-25 1995-01-25 キャビンのドア取付構造 Pending JPH08197942A (ja)

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