JP2000177653A - 建設機械用キャブ - Google Patents

建設機械用キャブ

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JP2000177653A
JP2000177653A JP10363374A JP36337498A JP2000177653A JP 2000177653 A JP2000177653 A JP 2000177653A JP 10363374 A JP10363374 A JP 10363374A JP 36337498 A JP36337498 A JP 36337498A JP 2000177653 A JP2000177653 A JP 2000177653A
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floor mat
cab box
floor
box
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岳夫 真邊
Takeshi Sakyo
剛 佐京
Takashi Nakagawa
高志 中川
Wataru Tadokoro
渉 田所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転者が運転席に着座したときの足下のスペ
ースをフロアマット上に広く確保でき、居住性、操作性
等を高めるようにする。 【解決手段】 キャブボックス14の側面部14Eに
は、側面部14Eとの間で空調用ダクト20を外側から
覆うダクトカバー31を設ける。そして、このダクトカ
バー31の下端側には、前,後方向に細長く延びる窪み
部32を設ける。また、床板16上には、運転席17の
前側に位置してフロアマット33を敷設する。そして、
フロアマット33のうちダクトカバー31側の端部には
床板16から上向きに立上がって前,後方向に沿って延
びた側方立上がり部37を設け、この側方立上がり部3
7を窪み部32の内部に収容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等に好適に用いられる建設機械用キャブに関し、特に
床板上にフロアマットが敷設された建設機械用キャブに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術による建設機械用キャブを油圧
ショベルに適用した場合を例に挙げ、図5ないし図8を
参照して説明する。
【0003】図において、1は下部走行体、2は該下部
走行体1上に旋回可能に搭載された上部旋回体を示し、
該上部旋回体2は、旋回フレーム3を有し、該旋回フレ
ーム3上には、後述のキャブ13と、該キャブ13の後
側に位置し、原動機および油圧ポンプ(図示せず)等を
収容した建屋カバー4と、該建屋カバー4の後側に位置
するカウンタウエイト5等が設けられている。
【0004】6は旋回フレーム3の前部中央に俯仰動可
能に設けられた作業装置で、該作業装置6は、ブーム
7、アーム8およびバケット9等から構成されている。
そして、この作業装置6は、ブームシリンダ10、アー
ムシリンダ11でブーム7、アーム8を俯仰動させつ
つ、バケットシリンダ12でバケット9を回動させるこ
とにより、土砂等の掘削作業を行うものである。
【0005】13は運転室を画成するために旋回フレー
ム3上に設けられたキャブで、該キャブ13は、図6、
図7に示す如く箱形状の枠体として形成されたキャブボ
ックス14と、後述の床板16、運転席17およびフロ
アマット22等とを備えている。
【0006】ここで、キャブボックス14は、天井部1
4A、前面部14B、後面部14Cおよび右,左の側面
部14D,14Eを有する箱状体として形成されてい
る。また、キャブボックス14には、前面部14B、後
面部14Cおよび側面部14D,14Eのそれぞれの下
部側に位置して床板用ブラケット14Fが固着されてい
る。さらに、車両の前側からみて右側の側面部14Dに
は、図7に示すように例えばドア15によって開閉され
る乗降口14D1 が設けられている。
【0007】そして、キャブボックス14の内部には、
運転席17の前側および左,右両側部位等に複数の操作
レバー(いずれも図示せず)等が配設され、運転者はこ
れらの操作レバーを傾転操作することにより下部走行体
1、作業装置6等を作動させる。
【0008】16はキャブボックス14の床板用ブラケ
ット14Fに取付けられた床板、17はキャブボックス
14内に位置して該床板16上に設けられた運転席で、
該運転席17は、床板16のほぼ中央部に設置された支
持台17Aと、該支持台17A上に設けられたシート1
7B等とによって構成されている。
【0009】18は運転席17の後側に位置して床板1
6上に設けられた空調装置で、該空調装置18は、キャ
ブボックス14内に後述の空調用ダクト20を通じて冷
気または暖気等を供給するものである。
【0010】19は運転席17の後側にしてキャブボッ
クス14内に設けられたリヤカバーで、該リヤカバー1
9は、空調装置18を上側から覆うことによって、この
空調装置18を外部の塵埃等から保護する構成となって
いる。
【0011】20はキャブボックス14の左側の側面部
14Eと運転席17との間に位置してキャブボックス1
4内に設けられた空調用ダクトで、該空調用ダクト20
は、キャブボックス14の側面部14E側に固定されて
前,後方向に延び、その基端側は空調装置18側に接続
されている。また、空調用ダクト20の先端側は、図
6、図8に示すようにキャブボックス14の前面部14
B側に向けて斜め上向きに屈曲して延び、運転席17よ
りも前側の位置でキャブボックス14内に開口してい
る。そして、空調用ダクト20は空調装置18からの冷
気(暖気)を、先端側の開口部20Aから運転席17に
着座した運転者等に向けて送風するものである。
【0012】21はキャブボックス14の側面部14E
に内側から内装された化粧カバーとしてのダクトカバー
で、該ダクトカバー21は、例えば樹脂材料等を用いて
図6ないし図8に示す如く形成され、側面部14Eの内
壁の一部を構成している。そして、このダクトカバー2
1は、キャブボックス14の側面部14Eと運転席17
との間を空調用ダクト20と共に前,後方向に延び、基
端側はリヤカバー19側に接続され、先端側は空調用ダ
クト20と共に斜め上向きに屈曲して延びている。
【0013】そして、ダクトカバー21は、キャブボッ
クス14の側面部14Eと床板16との間で空調用ダク
ト20を外側から覆うことにより、キャブボックス14
内の美観を向上させると共に、該空調用ダクト20を外
部からの衝撃等から保護する構成となっている。
【0014】ここで、ダクトカバー21は、図7に示す
ように、空調用ダクト20よりも上側に位置してキャブ
ボックス14の側面部14Eから右向きに突出した上面
板21Aと、該上面板21Aの先端から下向きに屈曲し
て延び下端側が床板16側に固定された側面板21B等
によって構成されている。
【0015】22は運転席17の前側に位置して床板1
6上に敷設されたフロアマットで、該フロアマット22
は、弾性樹脂材料等によって図6ないし図8に示す如く
形成されている。
【0016】ここで、フロアマット22は、図7に示す
ように左,右方向に寸法W1 の幅をもって形成され、運
転者がキャブ13内に乗降するときの足置場となる略長
方形状のマット部23と、該マット部23の前方側の端
部から上向きに嵩上げされて左,右方向に延びた前方嵩
上げ部24と、マット部23の後方側の端部から上向き
に立上げられ左,右方向に延びた後方立上がり部25
と、マット部23の側方側となる右側の端部に設けら
れ、該後方立上がり部25と前方嵩上げ部24との間を
連結した側方立上がり部26とによって構成されてい
る。また、前方嵩上げ部24には操作レバー等が挿通さ
れる開口24Aが形成されている。
【0017】また、フロアマット22の側方立上がり部
26には、図7に示すように上端側から水平方向に突出
した突当て部27が設けられている。そして、この突当
て部27の先端面は、ダクトカバー21の側面板21B
に当接され、後述の如くマット部23上の泥等がフロア
マット22の裏面側に廻込むのを阻止する機能を有して
いる。
【0018】このように構成される従来技術の油圧ショ
ベルでは、運転者がキャブ13内に乗込むときに運転者
の靴等に付着した泥は、前方嵩上げ部24、後方立上が
り部25および側方立上がり部26によって取囲まれた
フロアマット22のマット部23上に捕捉され、床板1
6等が泥で直接汚れるのを防止している。また、掘削作
業時には空調装置18を作動させ、空調用ダクト20か
らキャブ13内に冷風等を送風することにより、キャブ
13内の居住性を高め、レバー操作等を円滑に行えるよ
うにしている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、キャブ13の床板16上に敷設されたフロ
アマット22に対して、マット部23の右側端部から上
向きに立上がる側方立上がり部26を設けると共に、こ
の側方立上がり部26の上端にはダクトカバー21側へ
と左向きに突出する突当て部27を設ける構成としてい
る。
【0020】このため、フロアマット22は、図7に示
すように側方立上がり部26の肉厚を含めた突当て部2
7の突出寸法d分だけ、運転者の足置き場となるマット
部23の幅寸法Wを小さく形成せざるを得なくなり、運
転者の足下のスペースが狭くなって居住性が悪くなると
いう問題がある。また、このようにフロアマット22の
側方立上がり部26全体がキャブボックス14内に露出
して配置されると、キャブボック14内の美観が悪くな
るという問題がある。
【0021】さらに、ダクトカバー21の側面板21B
と突当て部27との衝合面は上,下の鉛直面となってい
るため、図7に示すように例えばダクトカバー21と突
当て部27との間に付着した泥土28等が重力によって
両者の衝合面間に侵入し易くなり、このような泥土によ
って床板16側が汚れ易くなるという問題がある。
【0022】本発明は、上述した従来技術の問題に鑑み
なされたもので、本発明は、運転者が運転席に着座した
ときの足下のスペースをフロアマット上で十分に広くす
ることができ、居住性、作業性等を高めることができる
と共に、キャブボックス内の美観を向上させることがで
き、しかも泥土等が床板側に浸入するのを防止できるよ
うにした建設機械用キャブを提供することを目的として
いる。
【0023】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明による建設機械用キャブは、天井部、前
面部、後面部および左,右の側面部からなり、該左,右
の側面部のうち一方の側面部に乗降口が設けられたキャ
ブボックスと、該キャブボックスの下部側に設けられた
床板と、該キャブボックス内に位置して前記床板上に設
けられた運転席と、該運転席の前側に位置して前記床板
上に敷設されたフロアマットとを備えている。
【0024】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、キャブボックスの左,右の側面部のうち他方の
側面部の内壁側には、床板との間でフロアマットの一部
を収容するため前,後方向に延びる窪み部を設け、前記
他方の側面部の内壁側に位置するフロアマットの端部に
は、床板に対して上向きに立上がり、前記窪み部内に収
容される立上がり部を設けたことにある。
【0025】このように構成したことにより、フロアマ
ットの端部に設けた立上がり部は、キャブボックスの内
壁側に設けた窪み部内に収容されるため、フロアマット
の泥土がフロアマットの裏面側に廻込むのを立上がり部
により遮断することができる。そして、フロアマットの
立上がり部を窪み部内に収容することにより、立上がり
部を運転者の視界から隠すことができ、フロアマット上
に確保される足下のスペースを広くし、運転者に与える
圧迫感等を低減することができる。
【0026】また、請求項2の発明では、立上がり部
は、フロアマットの端部を断面L字状に屈曲させること
により形成し、該立上がり部の少なくとも上端側を窪み
部の壁面に当接させる構成としている。
【0027】このように構成したことにより、立上がり
部の上端側を窪み部の壁面に当接させることができ、立
上がり部と窪み部との当接面をフロアマットの上方で水
平方向に配置でき、従来技術で述べたように泥土等が重
力によって両者の当接面間に侵入するのを抑えることが
できる。
【0028】また、請求項3の発明では、側面部の内壁
は、キャブボックスに内装された化粧カバーからなり、
該化粧カバーの下端側には窪み部を設ける構成としてい
る。これにより、化粧カバーの下端側に設けた窪み部内
に、フロアマットの立上がり部を収容でき、キャブ内の
美観を高めることができる。
【0029】さらに、請求項4の発明では、化粧カバー
は、キャブボックスの側面部に沿って前,後方向に延び
る空調用ダクトをキャブボックスの側面部との間で覆う
ダクトカバーにより構成している。この場合は、化粧カ
バーを兼用したダクトカバーに窪み部を形成でき、フロ
アマットの立上がり部をダクトカバーの窪み部内に収容
することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
建設機械用キャブを、油圧ショベルに適用した場合を例
に挙げ、図1ないし図4に従って詳細に説明する。な
お、本実施の形態では、前述した従来技術と同一の構成
要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。
【0031】図中、31はキャブボックス14の側面部
14E側に設けられた本実施の形態に用いるダクトカバ
ーで、該ダクトカバー31は、従来技術によるダクトカ
バー21と同様に、空調用ダクト20を外側から覆う化
粧カバーとして形成され、側面部14Eの内壁側を構成
するものである。
【0032】そして、このダクトカバー31は、図2に
示す如くキャブボックス14の側面部14Eから右向き
に突出して設けられた上面板31Aと、該上面板31A
の先端から下向きに屈曲して延びた側面板31B等によ
って構成されている。しかし、このダクトカバー31の
側面板31Bには、後述の窪み部32が設けられている
点で、従来のものとは異なっている。
【0033】32は床板16との間に位置してダクトカ
バー31の側面板31Bに設けられた窪み部で、該窪み
部32は、ダクトカバー31の側面板31B下端側に位
置し、前,後方向に沿って細長く延びた横断面が略L字
状をなす凹溝として形成されている。そして、この窪み
部32は、後述するフロアマット33の側方立上がり部
37を床板16との間で収容するため、側方立上がり部
37の厚みにほぼ対応する深さを有している。
【0034】ここで、窪み部32は、図2に示すように
後述する側方立上がり部37の外側端面37Aと対向し
て上,下方向に配置され、前,後方向に延びた奥所側壁
面32Aと、該奥所側壁面32Aの上端からL字状に折
曲し、後述する側方立上がり部37の上側端面37Bと
対向して配置された上側壁面32B等によって構成され
ている。また、奥所側壁面32Aと上側壁面32Bとの
後端には図4に示すように後側壁面32Cが設けられて
いる。
【0035】33は従来技術によるフロアマット22に
替えて床板16上に敷設された本実施の形態で用いるフ
ロアマットで、該フロアマット33は、従来技術による
フロアマット22とほぼ同様に、略長方形状のマット部
34と、該マット部34の前方側の端部に位置して設け
られ開口35Aを有する前方嵩上げ部35と、マット部
34の後方側の端部に位置して設けられた後方立上がり
部36と、後述の側方立上がり部37とによって構成さ
れている。
【0036】ここで、フロアマット33は、マット部3
4の左,右方向の幅寸法W2 が従来技術で述べた突当て
部27(突出寸法d)を廃止した分だけ大きく形成さ
れ、この幅寸法W2 は、W2 =W1 +dとなる関係を満
たしている。即ち、この幅寸法W2 は、キャブボックス
14の側面部14Eとダクトカバー31の側面板31B
との間の距離とほぼ対応した大きさになっている。
【0037】37はフロアマット33の側方側に設けら
れた立上がり部としての側方立上がり部で、該側方立上
がり部37は、従来技術による側方立上がり部26と同
様に、フロアマット33の右側端部から上向きに略L字
状に屈曲して前,後方向に沿って延び、前方嵩上げ部3
5と後方立上がり部36との間を連結している。
【0038】しかし、この側方立上がり部37には、従
来技術で述べた突当て部27が廃止されている点で、従
来技術のものとは異なっている。そして、側方立上がり
部37は、窪み部32内にほぼ隙間なく収容され、その
外側端面37A、上側端面37Bとは、窪み部32の奥
所側壁面32Aと上側壁面32Bとにそれぞれ衝合状態
で当接されている。このため、側方立上がり部37は、
その内側端面37Cがダクトカバー31の側面板31B
表面とほぼ面一(同一平面)上に配置される。
【0039】本実施の形態による油圧ショベルは、上述
の如き構成を有するもので、その基本的作動について
は、従来技術のものと比較して格別差異はない。
【0040】然るに、本実施の形態では、ダクトカバー
31の側面板31Bには、フロアマット33の側方立上
がり部37と対応した位置に前,後方向に延びる窪み部
32を設けることにより、側方立上がり部37を該窪み
部32の内部に収容する構成としている。
【0041】これにより、フロアマット33に設けた足
置き場となるマット部34の幅寸法W2 を、キャブボッ
クス14の側面部14Dとダクトカバー31との間の距
離とほぼ対応した大きさにまで拡大することができ、運
転者が運転席17に着座したときの足下のスペースを広
げて、居住性、操作性等を高めることができる。
【0042】また、側方立上がり部37を窪み部32に
対して上,下方向で衝合させ、これらの窪み部32と側
方立上がり部37との衝合面となる上側壁面32B、上
側端面37Bを、フロアマット33の上方に位置する水
平面として構成したから、従来技術で述べたように泥土
等が重力によって上側壁面32Bと上側端面37Bとの
間に侵入する事態を防止でき、床板16側への泥土の浸
入を阻止し、該床板16等をより清浄な状態に保つこと
ができる。
【0043】また、側方立上がり部37は、内側端面3
7Cをダクトカバー31の側面板31Bに対してほぼ面
一となるように配置したから、フロアマット33は側方
立上がり部37全体を窪み部32内に隠すことができ、
キャブボックス14内の美観の向上を図ることができ
る。
【0044】なお、実施の形態では、フロアマット33
の側方立上がり部37を収容するための窪み部32を、
ダクトカバー31に設ける構成として述べたが、本発明
はこれに限らず、例えば、空調用ダクト、ダクトカバー
等を廃止したキャブ13に対しても適用でき、この場合
には、例えばキャブボックス14の側面部14Eに内装
される内壁としての化粧カバーに、窪み部を設ける構成
としてもよく、場合によっては側面部14Eに直接窪み
部を設ける構成としてもよい。
【0045】また、実施の形態では、油圧ショベルを例
に挙げて説明したが、油圧クレーン,ブルドーザ,ホイ
ールローダ等の他の建設機械にも広く用いることができ
る。
【0046】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の発
明によれば、キャブボックスの左,右の側面部のうち乗
降口側とは反対側に位置する側面部の内壁側に窪み部を
設けることにより、フロアマットの端部に設けた立上が
り部を該窪み部の内側に収容する構成としたから、この
窪み部によりフロアマットの立上がり部を側面部の内壁
側に隠すことができ、運転者が運転席に着座したとき
に、フロアマット上に確保される足下のスペースを大き
く広げて、居住性、操作性等を高めることができると共
に、キャブボックス内の美観の向上を図ることができ
る。
【0047】また、請求項2の発明では、立上がり部の
上端側を窪み部の壁面に当接させる構成としたから、立
上がり部と窪み部との当接面をフロアマットの上方に位
置する水平面として構成することができ、従来技術で述
べたように泥土等が両者の当接面間に侵入するのを防止
でき、床板をより清浄な状態に保つことができる。
【0048】また、請求項3の発明では、側面部の内壁
をキャブボックスに内装された化粧カバーによって構成
し、この化粧カバーの下端側には窪み部を形成する構成
としたから、化粧カバーの下端側に設けた窪み部内に、
フロアマットの立上がり部を収容でき、キャブ内の美観
をより高めることができる。
【0049】さらに、請求項4の発明では、化粧カバー
は、空調用ダクトをキャブボックスの側面部との間で覆
うダクトカバーによって構成したから、フロアマットの
立上がり部をダクトカバーの窪み部内に収容することが
できると共に、このダクトカバーによって空調用ダクト
を外側から覆うことができ、キャブ内の美観の向上を一
層図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による油圧ショベルのキャ
ブを示す部分断面図である。
【図2】図1中のダクトカバー、窪み部およびフロアマ
ット等を拡大して示す要部断面図である。
【図3】図2中の運転席、ダクトカバー、窪み部および
フロアマット等を示す部分斜視図である。
【図4】フロアマットを窪み部から取外した状態で示す
図3と同様の斜視図である。
【図5】従来技術による油圧ショベルを示す正面図であ
る。
【図6】図5中のキャブを拡大して示す縦断面図であ
る。
【図7】図6中の矢示 XII−XII 方向からみた部分拡大
断面図である。
【図8】図7中の運転席、ダクトカバーおよびフロアマ
ットを示す斜視図である。
【符号の説明】
13 キャブ 14 キャブボックス 14A 天井部 14B 前面部 14C 後面部 14D,14E 側面部 14D1 乗降口 16 床板 17 運転席 20 空調用ダクト 31 ダクトカバー 32 窪み部 33 フロアマット 37 側方立上がり部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 高志 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 田所 渉 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D015 EA02 EB00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井部、前面部、後面部および左,右の
    側面部からなり、該左,右の側面部のうち一方の側面部
    に乗降口が設けられたキャブボックスと、該キャブボッ
    クスの下部側に設けられた床板と、該キャブボックス内
    に位置して前記床板上に設けられた運転席と、該運転席
    の前側に位置して前記床板上に敷設されたフロアマット
    とを備えてなる建設機械用キャブにおいて、 前記キャブボックスの左,右の側面部のうち他方の側面
    部の内壁側には、前記床板との間で前記フロアマットの
    一部を収容するため前,後方向に延びる窪み部を設け、 前記他方の側面部の内壁側に位置するフロアマットの端
    部には、前記床板に対して上向きに立上がり、前記窪み
    部内に収容される立上がり部を設けたことを特徴とする
    建設機械用キャブ。
  2. 【請求項2】 前記立上がり部は、前記フロアマットの
    端部を断面L字状に屈曲させることにより形成し、該立
    上がり部の少なくとも上端側を前記窪み部の壁面に当接
    させる構成としてなる請求項1に記載の建設機械用キャ
    ブ。
  3. 【請求項3】 前記側面部の内壁は、前記キャブボック
    スに内装された化粧カバーからなり、該化粧カバーの下
    端側には前記窪み部を設けてなる請求項1または2に記
    載の建設機械用キャブ。
  4. 【請求項4】 前記化粧カバーは、前記キャブボックス
    の側面部に沿って前,後方向に延びる空調用ダクトを前
    記キャブボックスの側面部との間で覆うダクトカバーに
    より構成してなる請求項3に記載の建設機械用キャブ。
JP36337498A 1998-12-21 1998-12-21 建設機械用キャブ Expired - Fee Related JP3604933B2 (ja)

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