JP2007022393A - 作業車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】 運転シートのスライド量を確保しながら、リクライニング角度を増大させ、またオペレータに対して安心感を与えることのできる作業車両を提供する。
【解決手段】 図示せぬ前向きの運転シートの後方に上方部がリアカバー20で覆われた支持部材19を配設する。図示せぬ運転シートの左後方側の空間における支持部材19に電装品を縦長に集中的に配設する。リアカバー20に配設した点検カバー24を取外すことで、点検整備用の部品を露呈させることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、背もたれを有する運転シートをキャブ内に配設した作業車両に関し、特に、運転シートに着座したオペレータのキャブ内での居住性向上を図ることのできる作業車両に関する。
従来から建設機械、土木機械、農業機械、運搬車両、走向車両等の作業車両において、キャブ内には背もたれを有する運転シート等が配設されている。キャブ内の限られたスペース内には、運転シートの他に操作レバー、各種メータ類、照明装置、電装品、工具類等が、それぞれ効率的に機能するように配設されている。こうして、キャブ内での有効空間を可能な限り大きくなるように構成されている。
例えば、特許文献1に記載された建設機械には、運転シートと運転シートの後方に配設されたキャブ背面側のキャブ壁面及び該キャブ壁面を覆うリアカバーとの配置構成が記載されている。特許文献1に記載されたキャブは、従来例1として図10に示している。図10に示すように、キャブ壁面51とリアカバー52との間に収納空間を形成し、電装品53を前記収納空間内のキャブ壁面51に配設した構成となっている。
このため、キャブ50内において運転シート54の背もたれをリクライニングさせると、背もたれのリクライニング範囲内に配設されているリアカバー52に背もたれが当接してしまう。
これは、リアカバー52を背もたれ側に突出した構成とすることで、リアカバー52とキャブ壁面51との間に収納空間を形成しているためである。リアカバー52によって、運転シート54の後方へのスライド量や背もたれのリクライニング角度が制限されている。従って、オペレータが休憩時間等において安楽な姿勢で休息することができないという問題があった。
一般に作業車両においては、キャブ壁面の外側はエンジンルーム等として構成されている。また、電装品の修理点検や部品の交換等のため、オペレータやメンテナンスする者がアクセスし易い場所に電装品を配設しておくことが必要となっている。このため、背もたれの後方側におけるリアカバーとキャブ壁面との間に形成された収納空間内に電装品を配設しておくことが、作業車両において広く行われている構成となっている。
電装品の収納場所として、キャブ壁面とリアカバーとの間を用いる代わりに、電装品を収納した収納ボックスをキャブの天井に配設した建設機械が、特許文献2に提案されている。特許文献2に記載されたキャブは従来例2として図11に示している。
図11は、キャブ内の後方側における天井61部と側面部の一部を示す斜視図である。収納ボックス60は、一対の蝶番62により開閉自在に構成されている。収納ボックス60内には、ポンプ制御用のコントローラ63、通信用コントローラ64、各種リレー65、ヒューズ66等が収納されている。
収納ボックス60を天井に対して閉状態としたときには、一対のロック装置67における各ロックピン68を、天井61に配設した左右一対のロック受け69にそれぞれ係合させておくことができる。これにより、収納ボックス60を収納姿勢状態で天井61に保持できる。
図11に示すようにロックピン68とロック受け69との係合状態を解除すると、収納ボックス60を開状態にできる。このとき、オペレータやメンテナンスする者が収納ボックス60内の電装品に対して容易にアクセスすることができる。
しかし、収納ボックス60を天井61に配設したことにより、運転シートに座っているオペレータの頭部と天井との間隔が狭くなり、オペレータは常に上部からの心理的な圧迫感を感じながら作業を行わざるを得なくなる。また、オペレータが休憩時間等において安楽な姿勢で休息しているときには、目の前には天井61に取付けられた収納ボックス60がチラつき、収納ボックス60が外れて落ちてくるのではないかといった心理的な不安な気持ちが頭をよぎることがある。このため、安心して休憩することができないという問題があった。
特開2003−200862号公報 特開2004−225429号公報
特許文献1、2に示すように、従来の作業車両において、キャブ内での運転シートのスライド量を確保し、しかもリクライニング角度を増大させることができ、しかもオペレータに対して運転シートが安楽状態となる構成を、キャブ内という限られた空間内で実現することは難しかった。
特に、後方超小旋回の作業車両では、旋回時に履帯幅からはみ出す車体の後方位置のはみ出し量が、きわめて少なくなるように構成にされている。このため、運転シートのスライド量を確保しながら、リクライニング角度を増大させることは困難であった。
本発明では、上述したような問題点を解決し、後方超小旋回の作業車両であっても、運転シートのスライド量を確保しながら、リクライニング角度を増大させ、またオペレータに対して安心感を与えることのできる作業車両を提供することにある。
本発明の課題は請求項1〜5に記載された各発明により達成することができる。
即ち、本発明では請求項1に記載したように、背もたれを有する運転シートをキャブ内に配設した作業車両において、前記キャブ内における前記運転シートの左右後方側におけるいずれかの空間に、電装品取付部材を介して複数の電装品を縦長に、かつ集中的に配設してなることを特徴としている。
また、本発明では請求項2〜4に記載したように、電装品取付部材の構成を特定したことを特徴としている。
更に、本発明では請求項5に記載したように、作業車両の種類を特定したことを特徴としている。
本発明では、運転シートのスライド及びリクライニングを阻害することのない、運転シートの左右後方側におけるいずれかの空間に電装品を集中的にしかも縦長に配設するという、まったく新しい発想に基づいて電装品の配設を行っている。これによって、電装品を配設することにともなう運転シートのスライド量や背もたれのリクライニング角度に対する制限を少なくすることができる。
また、電装品を集中的に配設するのを、電装品取付部材を介して行っているので、電装品を収納する空間を有効に利用して電装品を効率よく配設することができる。しかも、電装品に対する点検整備、交換作業を容易に行うことができる。
特に、請求項2に記載したように、電装品取付部材を複数段に亘って配設することにより、電装品を収納する空間部への電装品の収納効率を大幅に向上させることができる。電装品の収納効率を向上させることにより、今まで電装品を配設していた場所が、運転シートのスライド用のスペースや背もたれのリクライニング用のスペースとして有効に利用することができるようになる。
また、請求項3に記載したように、内装パネルを電装品取付部材として兼用することにより、従来、あまり利用されることのなかった内装パネルの裏面側を電装品の装着部位として有効利用することができる。
しかも、電装品を取付けた内装パネルを取り外すことによって、内装パネルの内側に複数段に亘って配設した電装品取付部材に取付けた電装品に対しても、容易に修理点検等のためにアクセスすることができる。
更に、請求項4に記載したように、電装品取付部材として兼用した内装パネルの表面部に、点検整備用の部品を複数配設することができる。これにより、点検整備用の部品に対して、オペレータやメンテナンスを行う者が容易にアクセスすることができる。また、整備点検用の部品は、工具なしで着脱自在のカバー等によって通常は覆っておくことにより、露呈可能な状態とすることができる。カバー等により点検整備用の部品を覆っておくことで、塵埃や水滴等が整備点検用の部品に付着するのを防止することができる。
本発明では、電装品の配設部位、配設手段をまったく新しい発想に基づいて構成している。このため、後方超小旋回の作業車両においても、運転シートのスライド量を確保することができるとともに、リクライニング角度を増大させることができる。従って、体型の大きなオペレータに対しても、キャブ内での居住性を大幅に向上させることができる。
本発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて以下において具体的に説明する。本発明に係わる作業車両としては、以下において後方超小旋回型の油圧ショベルを例にとって説明を行う。しかし、本発明に係わる作業車両としては、後方超小旋回型の油圧ショベル以外にも他の建設機械、土木機械、農業機械、走行車両、運搬車両等の作業車両を用いることができるものである。
また、以下で説明する内装パネル、リアカバーの形状、及び電装品の配置構成以外にも本発明の課題を解決することができる形状、配置構成であれば、それらの形状、配置構成を本発明に係わる作業車両として採用することができるものである。このため、本発明は、以下に説明する実施例に限定されるものではなく、多様な変更が可能である。
尚、本発明の説明において、電装品という用語を用いているが、電装品としては、日常的に点検整備等を行うことの多い電装品と日常的には点検整備等を必要としない電装品とがある。本発明における電装品としては、上述した2種類の電装品を意味しているものである。
日常的に点検整備等が行われることの多い電装品としては、例えば図4における電装品点検窓22を開放した状態でアクセスすることのできるヒューズボックス26、非常時スイッチ27、リレー28、サービスコネクタ29などがある。また、日常的には点検整備等を必要としない電装品としては、例えば、図8に示すように、コントローラ32、ポンプレジスタ33や、通信用機器、エアコンの制御機器、12Vコンバータなどの電装品25がある。図4及び図8の説明は、後述する。
また、本発明の説明において、内装パネルはキャブ10内に露呈しているキャブ10の内壁部分を示す用語として用いている。このため、例えば後述する図8において点検整備用の部品や電装品を取付ける支持部材19においては、リアカバー20にて覆われていない図8における支持部材19の下方部が内装パネルということになる。また図8においては、キャブ10内に露呈しているリアカバー20及びリアカバー20の一部に対して着脱自在に取り付けられた点検カバー24も、内装パネルということになる。
図1において、1は例えば油圧ショベルなどの作業車両を示している。作業車両1は、図示しない油圧モータにより駆動されるクローラ式走行装置を有する下部走行部2を備えている。下部走行部2の上部には、下部走行部2に対して旋回可能な上部旋回体3が配設されている。
上部旋回体3には、作業機4、図示せぬエンジン等を搭載した駆動部8およびキャブ10が設けられている。作業機4は、先端側が上下方向に回動可能に配設支持され、基端側が上部旋回体3に軸支されたブーム5を有している。ブーム5の先端部には、アーム6の基端側が軸支されている。アーム駆動用のシリンダによってアーム6の基端側を回転させることができる。アーム6の先端には、バケットやクラッシャなどの作業機部7が回動および着脱可能に取り付けられる。
また、上部旋回体3に設けられた駆動部8には、図示せぬエンジン等が搭載されている。駆動部8は、上面を開閉可能に閉塞する外装カバー9によって覆われている。外装カバー9の構成としては、駆動部8の上面を開放自在とする構成の代わりに、駆動部8の上面部に点検用の開閉蓋を構成し、駆動部8の側面側を大きく開放する構成とすることもできる。
上部旋回体3の旋回中心から偏位した位置には、運転台としてのキャブ10が配設されている。キャブ10は、作業機4に隣接して設けられている。また、作業機4の動作状態を容易に確認できるように、左右の側面部15a、15b、前面部17および後面部14がほぼ透光性の壁面にて略四角形の箱状に形成されている。箱状の隅部等には、天井16に連通した支柱18が配設されている。
図2にキャブ10の平面断面図を示すように、キャブ10の外側側面部15aが外側に膨らむ湾曲面をもって形成されるとともに、該外側側面部15aにスライドドア11を備えている。外側側面部15aの後半部の曲率半径が、その前半部の曲率半径より小さく構成されている。そして、スライドドア11の開閉時においてスライドドア11における外縁部の移動軌跡が、上部旋回体3における外縁部の旋回半径内に納まるように配置されている。
尚、キャブ10の構成としては、上述した構成に限定されるものではなく、キャブとして公知の構成を採用することができるものである。
キャブ10内には、図2に示すように、作業車両1や作業機4を操作するオペレータが腰掛ける運転シート12が設けられている。運転シート12は、腰掛け部12bと、腰掛け部12bに設けられた背もたれ12aと、腰掛け部12bの左右方向に一対設けられ肘掛け12cとを有している。肘掛け12cの側部には、図示せぬ操作用操作レバーが配設されている。
運転シート12は、腰掛け部12bに腰掛けたオペレータの前面側が前方となり、下部走行体2の前進方向となるよう配設されている。また、運転シート12は、前後方向にスライド可能に配設され、背もたれ12aはリクライニングできるように構成されている。
図3に示すように、キャブ10の背面におけるキャブ壁面21の上部部位には、リアカバー20が被覆され、キャブ10内における見栄えを向上させている。キャブ壁面21とリアカバー20との間には空間部が形成されている。前記空間部の開口部31は、冷暖房用のダクト30や取扱い説明書等を収納するマガジンラック等の開口部として使用されている。
リアカバー20をキャブ壁面21に被覆した構成について説明を行うが、リアカバー20は必ずしも必要な構成ではない。キャブ壁面21の表面に梨地加工や樹脂加工等を施して意匠性を向上させたキャブ壁面21を用いることで、リアカバーを用いない構成とすることもできる。
図2のVII−VII断面図である図7を用いて、リアカバー20とキャブの背面におけるキャブ壁面21との間における空間部についての説明を行う。図7において、点線で示したリアカバー20’、コントローラ32、ポンプレジスタ33は、従来の作業車両における構成を示している。実線で示したリアカバー20は、本願発明における構成を示している。尚、キャブ壁面21、運転シート12の構成については、本願発明において特に変更した構成とはなっていない。
本願発明では、後述するように、コントローラ32、ポンプレジスタ33を含む電装品を図2における運転シート12の左後方部に縦長に配設している。このため、図7において実線で示すように、リアカバー20における運転シート12側への突出量を減少させることができる。
図7において、点線で示すリアカバー20’は従来の作業車両におけるリアカバーの位置を示している。リアカバー20’とキャブ壁面21との間に形成された空間部には、コントローラ32、ポンプレジスタ33が配設された構成となっているため、リアカバー20’は、運転シート12側に突出した構成となっていた。このため、運転シート12の後方へのスライド量、および背もたれ12aのリクライニング角度は、リアカバー20’の突出量によって規制されていた。
本発明では実線で示すように、リアカバー20における運転シート12側への突出量を減少させることができる。このため、運転シート12の後方へのスライド量を増やすことができる。しかも、運転シート12の背もたれ12aをリクライニングさせたときのリクライニング角度を増大させることができる。従って、オペレータの休息時等における安楽状態や大形のオペレータにとってのキャブ10内での居住性を大幅に改善することができる。
次に、電装品を図2における運転シート12の左後方部に配設した構成について説明する。図3は、運転シート12を不図示した状態におけるキャブ10内の後方側を示している斜視図である。キャブ10内におけるリアカバー20の配設状態が示されている。
リアカバー20は、図6に示す斜視図構成を有し、図2に示すように運転シート12の後方側におけるキャブ壁面21及び運転シート12の左後方部における支持部材19の一部をそれぞれ被覆する形で配設される。リアカバー20の上端部側には、図示せぬ空調装置からの空気をキャブ10内に吹き出す吹き出し口30が形成されている。また、図7にも示すように、キャブ壁面21とリアカバー20との間に形成した空間をマガジンラック等として使用するための開口部31が、リアカバー20に形成されている。
図6のリアカバー20に向かって右側の部位には、電装品点検窓22を覆う点検カバー24が配設されている。図3のVIII−VIII断面図である図8に示すように、点検カバー24の一端部には、電装品点検窓22の周縁部に形成した挿入孔に挿入及び引き抜きが可能な延設部24bが形成されている。
また、図6、図8に示すように点検カバー24の他端側には、点検カバーを工具なしでも指等により開放できるように、指等の引掛け部24aが形成されている。更に、引掛け部24aを形成した他端部の裏面側には、リアカバー20との間で点検カバー24を着脱自在に係止する係合部24c(図8参照。)が形成されている。
図8に示すように前記延設部24bを前記挿入孔に挿入し、前記係合部を電装品点検窓22の周縁部に係合させることで、点検カバー24をリアカバー20に取付けることができる。逆に、引掛け部24aに指等を挿入して点検カバー24を上方に持ち上げ、係合部24cの係合を解除することで、点検カバー24をリアカバー20から取外すことができる。
図4は、点検カバー24をリアカバー20から取外して、電装品点検窓22を開放したときの斜視図を示している。電装品点検窓22を開放することによって、ヒューズボックス26、サービスコネクタ29、リレー28及び非常時スイッチ27等の点検整備用の部品を露呈させることができる。
サービスコネクタ29は、図示せぬコントローラから各種制御信号や各種検出センサからの信号を取り出すことができるコネクタである。サービスマン等がサービスコネクタ29から、車両の稼働状況やエンジンの駆動状況等をパソコン等に取り出すことができる。また、必要に応じて、サービスコネクタ29にパソコンを接続して、コントローラ内のプログラムを書き換えることもできる。
リレー28としては、前照灯用のリレー、作業機ライト用のリレー、回転等用のリレーなどを配設しておくことができる。非常時スイッチ27は、例えば、コントローラの故障時においても油圧ポンプの駆動を可能にし、また上部旋回体3の旋回操作も行えるようにするものである。
これらのヒューズボックス26、サービスコネクタ29、リレー28及び非常時スイッチ27等の点検整備用の部品は、キャブ壁面21を覆う支持部材19の運転シート側における面に取付けられている。
点検整備用の部品や電装品を取付ける支持部材19は、支持部材19の取り付け部材であるキャブ壁面21に対して着脱自在に取付けられている。支持部材19の形状としては、側面視が図8のような形状を有し、平面視が図9のような形状を有している。支持部材19のキャブ壁面21への取り付けは、図9に示すネジ孔35及び切り欠き36に挿入したネジを介して、キャブ壁面21に取付けることができる。
電装品等を取付ける支持部材19は、図8に示すような屈曲形状を有し、上部部位には上述した点検整備用の部品が取付けられている。また、図9に示すように支持部材19にはヒューズボックス26を取付けるための取り付け用の孔や、ヒューズボックス26内の各ヒューズに接続した電気コードを通し、サービスコネクタ29を露呈させるための切り欠き37等が形成されている。また、支持部材19とリアカバー20との間には、ポンプレジスタ33が配設されている。
電装品等を取付けた支持部材19下部の裏面側には、コントローラ等の制御機器が縦長に取付けられている。電装品を縦長方向に集中的に取り付けることにより、運転シートの左後方における空間を有効に利用することができる。また、支持部材19の内側には、電装品取付部材23が複数配設され、各電装品取付部材23は、複数段に亘って配設されている。
各電装品取付部材23には、各種電装品25が取付けられている。また、各電装品取付部材23は、キャブ壁面21等に取り付けられている。このため、従来の作業車両のように電装品を色々な場所に分散配置した場合のように、修理点検時に各電装品を配設した場所を点検する必要がなく、一箇所の場所を点検することで修理点検を容易にしかも効率的に行うことができる。
図5には、図4の状態から電装品等を取付けた支持部材19を取外した状態を示している。図5、図8に示すように、各種電装品はそれぞれの電装品取付部材23において縦長に取り付けることができる。これにより、電装品を集中的に配設することができ、運転シートの後方における運転シートのスライド区間、リクライニング角度を増大させることができる。
また、電装品等を集中的に配設したので、作業車両の運転中に異常事態が発生したとしても、慌てることなく点検カバー24を開けることで必要な電装品等を点検、調整、交換等を行うことができる。
尚、上述した実施例では電装品を運転シートの左後方における空間に、集中的に配設した例を説明している。しかし、電装品を集中的に配設する空間としては運転シートの左後方における空間に限定されるものではなく、運転シートの右後方における空間に配設することもできる。
本願発明は、本願発明の技術思想を適用することができる装置等に対しては、本願発明の技術思想を適用することができる。
作業車両の斜視図である。(実施例) キャブ内の要部平面図である。(実施例) 運転シートを外した状態におけるキャブ内の斜視図である。(実施例) 電装品点検窓内の要部斜視図である。(実施例) 電装品を取り付けた内装パネルを取外した状態を示す要部斜視図である。(実施例) リアカバーの斜視図である。(実施例) 図2のVII−VII断面図である。(実施例) 図3のVIII−VIII断面図である 電装品を取り付けた支持部材の平面図である。(実施例) キャブ内の断面図である。(従来例1) 電装品収納ボックスをキャブ内の前方側から見た斜視図である。(従来例2)
符号の説明
1・・・作業車両、 4・・・作業機、 7・・・作業機部、 8・・・駆動部、10・・・キャブ、12・・・運転シート、19・・・支持部材、20・・・リアカバー、21・・・キャブ壁面、22・・・電装品点検窓、23・・・電装品取付部材、24・・・点検カバー、25・・・電装品、26・・・ヒューズボックス、27・・・非常時スイッチ、28・・・リレー、29・・・サービスコネクタ、50・・・キャブ、51・・・キャブ壁面、52・・・リアカバー、53・・・電装品、54・・・運転シート、60・・・収納ボックス、61・・・天井、67・・・ロック装置、69・・・ロック受け。

Claims (5)

  1. 背もたれを有する運転シートをキャブ内に配設した作業車両において、
    前記キャブ内における前記運転シートの左右後方側におけるいずれかの空間に、電装品取付部材を介して複数の電装品を縦長に、かつ集中的に配設してなることを特徴とする作業車両。
  2. 前記電装品取付部材を複数設け、前記各電装品取付部材を前記空間内において複数段に亘って配設してなることを特徴とする請求項1記載の作業車両。
  3. 少なくとも1つの前記電装品取付部材が、前記キャブ内の内装パネルを兼用してなり、
    前記電装品を配設した前記内装パネルが、単独で前記内装パネルの取り付け部材に対して着脱自在に構成されてなることを特徴とする請求項1又は2記載の作業車両。
  4. 前記電装品を配設した内装パネルが、前記運転シート側における露呈可能な部位で、かつ前記内装パネルの上方部位に、点検整備用の複数の部品を集中的に配設してなることを特徴とする請求項3記載の作業車両。
  5. 前記作業車両が、後方超小旋回の作業車両であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の作業車両。
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