JP2019027099A - 作業機械 - Google Patents

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Yoshiaki Murakami
良昭 村上
正則 境谷
Masanori Sakaiya
正則 境谷
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Abstract

【課題】ゲートバー及びその取付部分周辺の構造の変形・破損を防止することができる作業機械を提供する。【解決手段】ゲートバー4は、第2軸33に取り付けられる芯部材41と、芯部材41を覆う被覆部材42とを備える。芯部材41は、第2軸33に取り付けられる取付部41aと、取付部41aに連接されている弾性部41bと、弾性部41bに連接されている棒状の本体部41cと有する。弾性部41bは、第2軸33に芯部材41を取り付けた際に、第2軸33に隣接する。被覆部材42は、芯部材41とともに、第2軸33の芯部材41が取り付けられる被取付部33aを覆っている。【選択図】図3

Description

本発明は、運転室への乗降を規制するゲートバーを備えている作業機械に関する。
従来、クローラ等を有する下部走行体と、下部走行体に搭載されている上部旋回体とを備え、上部旋回体に各種作業を行うための作業機とともに、運転室が設けられている作業機械がある。運転室には、一般に、運転者が作業機の運動、上部旋回体の旋回、及び、下部走行体の移動を操作するための各種レバー等、作業機械を操作するための操作機器が設けられている。
この種の作業機械では、運転室への乗降の際に、運転者の身体が操作機器に接触して誤操作が生じてしまう場合がある。これを防止するために、運転室への乗降を規制するように乗降通路に進退自在なゲートバーと、ゲートバーに連動して動作する操作機器のロック機構とを設けた作業機械が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
ゲートバーは、一般に、操作機器が設けられているコンソールボックスに取り付けられており、ゲートバーとコンソールボックスとの取付部分は、カバーによって覆われている。これは、埃等の侵入によって劣化・破損の生じやすい取付部分をカバーによって保護するためである。
特開平9−25650号公報
ところで、特許文献1に記載の作業機械では、運転者が操作機器を介して作業機械を操作する際に、運転者の身体がゲートバーに接触し、ゲートバーに変形・破損が生じてしまうことがある。
また、ゲートバーそのものに変形・破損が生じなかった場合であっても、ゲートバーが大きく移動してしまった場合には、ゲートバーが取り付けられているコンソールボックスの内部機構(例えば、コンソールボックスの状態変化とゲートバーの状態変化を連動させるためのリンク機構等)に変形・破損が生じてしまうことがある。
そこで、この作業機械では、ゲートバーを、弾性部を有している芯材と、その芯材を被覆する被覆部材とで構成することによって、ゲートバーに柔軟性を持たせ、ゲートバー及び内部機構の変形・破損を防止している。
しかし、この作業機械では、ゲートバーとコンソールボックスとの取付部分が、その取付部分を保護するためのカバーによって覆われているので、ゲートバーの柔軟性を高くしすぎると、ゲートバーが変形した際にゲートバーとカバーとが当接し、カバーを変形・破損してしまうおそれがあった。一方、ゲートバーの柔軟性を制限すると、ゲートバーそのものの変形・破損を十分に防止できないおそれがあった。
また、取付部分を覆うカバーを省略するという方法も考えられるが、埃等の侵入によって劣化の生じやすいゲートバーとコンソールボックスとの取付部分が露出することになり好ましくない。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、ゲートバー及びその取付部分周辺の構造の変形・破損を防止することができる作業機械を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の作業機械は、
運転室と、前記運転室への乗降を規制するゲートバーと、前記運転室に設けられ、前記ゲートバーが取り付けられる被取付部材とを備え、前記ゲートバーは、先端部が前記運転室への乗降通路に突出する突出状態と前記乗降通路から退避する退避状態とを切り替え自在に構成されている作業機械であって、
前記ゲートバーは、前記被取付部材に取り付けられる芯部材と、前記芯部材を覆う被覆部材とを備え、
前記芯部材は、前記被取付部材に取り付けられる取付部と、前記取付部に連接されている弾性部と、前記弾性部の前記取付部とは反対側に連接されている棒状の本体部と有し、
前記弾性部は、前記被取付部材に前記芯部材を取り付けた際に、前記被取付部材に隣接し、
前記被覆部材は、前記芯部材とともに、前記被取付部材の前記芯部材が取り付けられる被取付部を覆っていることを特徴とする。
このように、本発明の作業機械では、ゲートバーの弾性部を、被取付部材に芯部材を取り付けた際に被取付部に隣接する位置に設けることによって(すなわち、被取付部材に取り付けられる取付部から弾性部までの柔軟性の低い部分を縮小することによって)、ゲートバーの弾性部及び弾性部よりも先端側に位置する本体部が容易に移動できるように構成している。これにより、ゲートバーは全体として十分な柔軟性を有している。
また、本発明の作業機械では、被覆部材によって、芯部材とともに、被取付部材の被取付部(すなわち、被取付部材とゲートバーとの取付部分)を覆っている。これにより、別途カバー等を設けなくても、取付部分周辺の構造が十分に保護されるので、カバーを小型化又は省略することができる。その結果、ゲートバーとその取付部分周辺を保護しつつ、ゲートバーとカバーとの当接による変形・破損が防止され、また、カバーによってゲートバーの可動範囲が制限されにくくなる。
したがって、本発明の作業機械によれば、ゲートバーが十分な柔軟性を有しており、また、その可動範囲も制限されにくいので、ゲートバー及びその取付部分周辺の構造の変形・破損を防止することができる。
また、本発明の作業機械においては、
前記芯部材の前記弾性部と前記被覆部材との間には、空隙が形成されていることが好ましい。
ゲートバーを芯部材と被覆部材とで構成した場合、芯部材の弾性部に接触している被覆部材によって弾性部の変形が阻害され、十分な柔軟性が得られないおそれがある。そこで、芯部材の弾性部と被覆部材との間に空隙が形成されるように構成すると、被覆部材によって芯部材の弾性部の変形が阻害されにくくなるので、さらに柔軟性を確保しやすくなる。
また、本発明の作業機械においては、
前記被覆部材は、単一の部材として形成されていることが好ましい。
被覆部材が複数の部材によって形成されている場合、それらの部材の接合部分では、柔軟性が低下してしまうおそれがある。そこで、被覆部材を単一の部材として形成すると、そのような接合部分が省略されるので、接合部分に起因する柔軟性の低下を防止することができるようになる。
また、被覆部材を単一の部材として構成すると、つなぎ目のない外観形状を実現し、美観を向上させることができる。さらには、接合部分から埃等が侵入することを防止できるので、従来の構造よりも効率よく取付部分を保護することができる。
本実施形態に係る油圧ショベルの構成を示す側面図。 図1の油圧ショベルのコンソールボックス及びゲートバーの構成を示す側面図であり、図2Aはゲートバーを乗降通路に突出させた状態を示し、図2Bはゲートバーを乗降通路から退避させた状態を示す。 図1の油圧ショベルのゲートバー、及び、ゲートバーの取り付けられている第2軸の先端部の断面図。
以下、図面を参照して、実施形態に係る作業機械である油圧ショベルSについて説明する。以下の説明においては、油圧ショベルSの進行方向前方及び前側を単に「前方」及び「前側」といい、進行方向後方及び後側を単に「後方」及び「後側」という。
なお、本実施形態では作業機械の一例として油圧ショベルSを用いるが、本発明の作業機械は、運転室が設けられているものであればよく、油圧ショベルに限定されるものではない。例えば、クレーン車等であってもよい。
図1及び図2に示すように、油圧ショベルSは、下部走行体1と、下部走行体1に旋回可能に搭載されている上部旋回体2とを備えている。
下部走行体1は、ロアフレーム1aと、ロアフレーム1aの両側に設けられた一対のクローラ1bとを備えている。クローラ1bは、油圧アクチュエータである走行用油圧モータによって駆動される。
なお、下部走行体は、ロアフレームとクローラとによって構成されたものに限定されるものではない。例えば、下部走行体は、車輪で移動するものであってもよいし、脚式移動のものであってもよい。また、作業機械が水上で使用されるものである場合には、下部走行体は台船等であってもよい。
上部旋回体2は、ロアフレーム1aに対して旋回自在に支持されているアッパーフレーム2aと、アッパーフレーム2aの前側に設けられている運転室2bと、運転室2bの側方に設けられている作業機2cと、運転室2b及び作業機2cの後方に搭載されているカウンタウエイト2dと、アッパーフレーム2aとカウンタウエイト2dとで画成されている機械室2eとを有している。
運転室2bには、油圧ショベルSの運転者が乗降するための乗降通路2b1、運転者が座る座席2b2の他、コンソールボックス3が設置されている。コンソールボックス3は、座席2b2の側方であって、乗降通路2b1側に位置している。
コンソールボックス3には、作業機2cの運動及び上部旋回体2の旋回を操作するための各種レバー、ボタン等、運転者が油圧ショベルSを操作するための操作機器が設けられている。なお、図1及び図2においては、理解を容易とするために、操作機器のうち上方に突出している操作レバー31のみ図示している。
作業機2cは、上部旋回体2のアッパーフレーム2aに回動自在に連結されているブーム2c1と、ブーム2c1に回動自在に連結されているアーム2c2と、アーム2c2に回動自在に連結されているバケット2c3とを有している。
また、作業機2cは、上部旋回体2のアッパーフレーム2a及びブーム2c1に両端が取り付けられているブームシリンダ2c4と、ブーム2c1及びアーム2c2に両端が取り付けられているアームシリンダ2c5と、アーム2c2及びバケット2c3に両端が取り付けられているバケットシリンダ2c6とを有している。
ブーム2c1は、上部旋回体2のアッパーフレーム2aに回動可能に軸支されており、その軸を支点として、ブームシリンダ2c4の伸縮動作によって回動する。アーム2c2は、ブーム2c1に回動可能に軸支されており、その軸を支点として、アームシリンダ2c5の伸縮動作によって回動する。バケット2c3は、アーム2c2に回動可能に軸支されており、その軸を支点として、バケットシリンダ2c6の伸縮動作によって回動する。
カウンタウエイト2dは、その重量によって、作業機2cとの間で、油圧ショベルS全体としてのバランスを保っている。カウンタウエイト2dと運転室2b及び作業機2cとの間には、機械室2eとなる空間が形成されている。
ここで、図2を参照して、コンソールボックス3及びコンソールボックス3に設けられており、運転室への乗降を規制するゲートバー4の構成について説明する。
図2に示すように、コンソールボックス3は、運転室2bに設置されているベース2b3に対し、第1軸32を軸として、回動自在に取り付けられている。これにより、コンソールボックス3は、下げ状態(図2Aで示す状態)と、上げ状態(図2Bで示す状態)とを切り替え自在になっている。
コンソールボックス3の前方であって、座席2b2側とは反対側となる部分には、第2軸33(被取付部材)の先端部である被取付部33a(図3参照)が露出している。第2軸33は、コンソールボックス3に内蔵されているリンク機構33b(リンク33c、カム板33d、ガススプリング33e等によって構成されている機構)によって、コンソールボックス3の状態の変化に連動して回転する。
なお、リンク機構33bの具体的な構成としては、例えば、本件出願人によって出願された特開2010−127054号公報に記載のリンク機構の構成等が採用し得る。
被取付部33aには、ゲートバー4の基端部である取付部41a(図3参照)が取り付けられている。そのため、ゲートバー4は、コンソールボックス3の状態の変化に伴って、ゲートバー4の先端部が乗降通路2b1に突出する突出状態(図2Aに示す状態)と、乗降通路2b1から退避する退避状態(図2Bに示す状態)とを切り替え自在になっている。
コンソールボックス3の状態の切り替え及びそれに連動するゲートバー4の状態の切り替えは、コンソールボックス3に設けられている開閉レバー34を、第3軸35を軸として回動させることによって行われる。
具体的には、開閉レバー34を引き上げると(すなわち、図2Aに示す状態から図2Bに示す状態に遷移させると)、コンソールボックス3全体が、操作レバー31側の端部が上方に移動するように回動させられて、上げ状態となる。
同時に、リンク機構33bによって、第2軸33及びそれに取り付けられているゲートバー4が、ゲートバー4の先端部が下方へ移動してゲートバー4全体が略垂直となるように回動させられて、退避状態となる。
このとき、コンソールボックス3の内部に設置されているリミットスイッチ33fがリンク機構33bの構成部材に押圧されて、油圧ショベルSの油圧系が動作不能となるようにロックされる。
すなわち、コンソールボックス3が上げ状態であり、ゲートバー4が退避状態である場合には、操作レバー31等の操作機器に運転者が誤って接触したとしても、油圧系がロックされた状態であるので、油圧ショベルSが何らかの動作を行うことはない。
一方、開閉レバー34を押し下げると(すなわち、図2Bに示す状態から図2Aに示す状態に遷移させると)、コンソールボックス3全体が、操作レバー31側の端部が下方に移動するように回動させられて、下げ状態となる。
同時に、リンク機構33bによって、第2軸33及びそれに取り付けられているゲートバー4が、ゲートバー4の先端部が上方へ移動してゲートバー4全体が略水平となるように回動させられて、突出状態となる。
このとき、コンソールボックス3の内部に設置されているリミットスイッチ33fに対するリンク機構33bの構成部材による押圧が解除されて、油圧ショベルSの油圧系に対するロックが解除される。
すなわち、コンソールボックス3が下げ状態であり、ゲートバー4が突出状態である場合には、操作レバー31等の操作機器に対して運転者が操作を行うと、その操作に応じて、油圧ショベルSが動作する。
ところで、油圧ショベルSでは、運転者が操作レバー31等の操作機器を介して油圧ショベルSを操作する際に、運転者の身体が突出状態のゲートバー4に接触し、ゲートバー4に変形・破損が生じてしまうことがある。
また、ゲートバー4そのものに変形・破損が生じなかった場合であっても、ゲートバー4が大きく移動してしまった場合には、ゲートバー4が取り付けられているコンソールボックス3の内部機構であるリンク機構33bに変形・破損が生じてしまうことがある。
そこで、油圧ショベルSでは、ゲートバー4を、図3を参照して以下に説明するように構成することによって、ゲートバー4に柔軟性を持たせ、ゲートバー4及びゲートバー4が取り付けられているリンク機構33bの変形・破損を防止している。
図3に示すように、ゲートバー4は、第2軸33に取り付けられる芯部材41と、芯部材41を覆う被覆部材42とを備えている。
芯部材41は、第2軸33の先端部である被取付部33aに取り付けられる取付部41aと、取付部41aに連接されている弾性部41bと、弾性部41bに連接されている棒状の本体部41cとで構成されている。
取付部41aは、最も基端側に位置する板状の部分である。取付部41aの大きさは、第2軸33の軸線と交わるように形成されている被取付部33aの挿入孔33gに対し、挿入可能な大きさとなっている。
取付部41aを第2軸33の被取付部33aに取り付ける際には、まず、第2軸33の被取付部33aの挿入孔33gに、取付部41aを挿入する。その後、被取付部33aに設けられている固定孔33hにネジ5を挿通及び螺合させて、ネジ5の先端部を取付部41aに押し付けるようにして、それらを固定する。
弾性部41bは、バネ又は柔軟性を有するゴムで形成されており、第2軸33に芯部材41を取り付けた際に、第2軸33に隣接する位置に位置するように構成されている。すなわち、ゲートバー4では、取付部41aから弾性部41bまでの柔軟性の低い部分が、従来のゲートバーに比べ縮小されている。
これにより、ゲートバー4では、弾性部41b及び弾性部41bよりも先端側に位置する本体部41cが、従来のゲートバーよりも容易に移動できるようになっている。その結果、ゲートバー4は、全体として十分な柔軟性を実現している。
本体部41cは、運転室2bの乗降通路2b1に突出する部分であり、運転者の乗降を主として規制するための部分である。ゲートバー4に力が加えられた場合には、弾性部41bが変形することによって、本体部41c全体が大きく変形せずに移動することになる。
被覆部材42は、柔軟性を有する樹脂又はゴムによって形成されている。被覆部材42の先端部分は、芯部材41の本体部41cが挿入される有底筒状の第1部分42aと、芯部材41の弾性部41b全体並びに取付部41a及び本体部41cの弾性部41bに隣接する部分を覆う筒状の第2部分42bと、芯部材41の取付部41a及び第2軸33の被取付部33aを覆う第3部分42cとで構成されている。
被覆部材42は、このような第1部分42a、第2部分42b及び第3部分42cで構成されているので、芯部材41だけではなく、第2軸33の先端部である被取付部33a(すなわち、第2軸33とゲートバー4との取付部分)も被覆可能な形状となっている。また、第1部分42a、第2部分42b及び第3部分42cは、それぞれが独立した部材ではなく、被覆部材42は、全体として単一の部材で構成されている。
被覆部材42で芯部材41及び第2軸33の被取付部33aを覆う際(すなわち、被覆部材42を取り付ける際)には、まず、第3部分42cの開口部42c1を介して、第1部分42aに芯部材41の本体部41cを挿入するとともに、第2部分42bの内部に芯部材41の弾性部41bを位置させる。その後、第3部分42cの開口部42c1を広げて、芯部材41の取付部41aが取り付けられている第2軸33の被取付部33aに、第3部分42cをかぶせる。
これにより、芯部材41の本体部41cは、第1部分42aの内部に摺動自在に挿入された状態になる。また、芯部材41の弾性部41b並びに弾性部41bの取付部41a及び本体部41cに隣接する部分は、間隔を存して、第2部分42bに覆われた状態になる。また、芯部材41の取付部41a及び第2軸33の被取付部33aは、第3部分42cに一部で密着するようにして覆われ、被取付部33aが開口部42c1を閉鎖した状態となる。
これにより、油圧ショベルSでは、別途カバー等を設けなくても、取付部分周辺の構造が十分に保護されている。その結果、ゲートバー4とカバーとの当接による変形・破損が防止され、また、カバーによってゲートバー4の可動範囲が制限されることもない。
また、被覆部材42の第2部分42bでは、その内部において被覆部材42と弾性部41bとの間に空隙が形成されており、弾性部41bの変形する際であっても、被覆部材42と弾性部41bとが接触することがない。さらに、被覆部材42は、全体として単一の部材として形成されており、部品の接合部分のような柔軟性の低い部分を有していない。そのため、被覆部材42によって、芯部材41の変形(すなわち、ゲートバー4の可動)が阻害されることもない。
なお、被覆部材42を構成する材料が極めて柔軟性の高い部材である場合等には、被覆部材42を、弾性部41bの周囲に空隙が形成される形状としなくてもよく、また、複数の部材で構成してもよい。また、弾性部41bの周囲の空隙は、弾性部41bの周囲全体に形成する必要はなく、一部だけに形成され、他の部分では被覆部材42と弾性部41bとが接触していてもよい。
また、被覆部材42は、単一の部材として形成されおり、その第3部分42cの開口部42c1は、第2軸33の被取付部33aによって閉鎖されている。これにより、ゲートバー4では、つなぎ目のない外観形状が実現されており、その美観の向上が図られている。さらには、接合部分から埃等が侵入することを防止して、従来の構造よりも効率よく取付部分を保護している。
また、ゲートバー4全体及びゲートバー4が取り付けられる第2軸33の被取付部33aは、コンソールボックス3から露出しており、それらはネジ5を用いたネジ止めによって固定されている。また、それらを覆う被覆部材42は、柔軟性のある樹脂又はゴムによって構成されているので、容易に取り外しが可能となっている。
これにより、仮にゲートバー4のいずれかの部分に変形・破損が生じてしまった場合であっても、その変形・破損が生じた部分のみを容易に取り外して、交換することができる。
以上、図示の実施形態について説明したが、本発明はこのような形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態においては、ゲートバー4は、回動によって乗降通路2b1に対し、突出及び退避する構造となっている。しかし、本発明のゲートバーは、そのような構成に限定されるものではなく、突出状態と退避状態とを切り替え自在なものであればよい。例えば、常に水平な状態であって、水平方向に移動することによって切り替えが行われるものであってもよい。
1…下部走行体、1a…ロアフレーム、1b…クローラ、2…上部旋回体、2a…アッパーフレーム、2b…運転室、2b1…乗降通路、2b2…座席、2b3…ベース、2c…作業機、2c1…ブーム、2c2…アーム、2c3…バケット、2c4…ブームシリンダ、2c5…アームシリンダ、2c6…バケットシリンダ、2d…カウンタウエイト、2e…機械室、3…コンソールボックス、4…ゲートバー、31…操作レバー、32…第1軸、33…第2軸(被取付部材)、33a…被取付部、33b…リンク機構、33c…リンク、33d…カム板、33e…ガススプリング、33f…リミットスイッチ、33g…挿入孔、33h…固定孔、34…開閉レバー、35…第3軸、41…芯部材、41a…取付部、41b…弾性部、41c…本体部、42…被覆部材、42a…第1部分、42b…第2部分、42c…第3部分、42c1…開口部、5…ネジ、S…油圧ショベル。

Claims (3)

  1. 運転室と、前記運転室への乗降を規制するゲートバーと、前記運転室に設けられ、前記ゲートバーが取り付けられる被取付部材とを備え、前記ゲートバーは、先端部が前記運転室への乗降通路に突出する突出状態と前記乗降通路から退避する退避状態とを切り替え自在に構成されている作業機械であって、
    前記ゲートバーは、前記被取付部材に取り付けられる芯部材と、前記芯部材を覆う被覆部材とを備え、
    前記芯部材は、前記被取付部材に取り付けられる取付部と、前記取付部に連接されている弾性部と、前記弾性部の前記取付部とは反対側に連接されている棒状の本体部と有し、
    前記弾性部は、前記被取付部材に前記芯部材を取り付けた際に、前記被取付部材に隣接し、
    前記被覆部材は、前記芯部材とともに、前記被取付部材の前記芯部材が取り付けられる被取付部を覆っていることを特徴とする作業機械。
  2. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記芯部材の前記弾性部と前記被覆部材との間には、空隙が形成されていることを特徴とする作業機械。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の作業機械において、
    前記被覆部材は、単一の部材として形成されていることを特徴とする作業機械。
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