JP7404130B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

本開示は、コンソール装置にゲートロック装置が設けられた油圧ショベル等の建設機械に関する。
一般に、建設機械の代表例としての油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、上部旋回体の前部に俯仰の動作が可能に設けられた作業装置とによって構成されている。
上部旋回体の前側には、オペレータが搭乗するキャブが設けられている。キャブ内には、運転席が設けられ、この運転席の側方には、コンソール装置が設けられている。コンソール装置は、第1ブラケットと、第1ブラケットに対して回動軸を中心にして上下方向に回動可能に取付けられた第2ブラケットと、第2ブラケットに取付けられた操作レバーとにより構成されている。また、コンソール装置には、ゲートロック装置が設けられている。
ここで、ゲートロック装置は、オペレータの乗降を許可する開通位置と乗降を禁止する遮断位置とに操作される。ゲートロック装置は、例えば、第2ブラケットに前側に延びて設けられたゲートバーと、第1ブラケットに設けられ、回動軸の径方向に出し入れされるスイッチ突部を有しているロックスイッチと、第2ブラケットに設けられ、スイッチ突部を出し入れするスイッチ受部とを備えている(特許文献1参照)。
特許文献1のロックスイッチは、ゲートバーが前側に押し倒されて遮断位置に配置されたときに、スイッチ突部が押し込まれてONとなり、操作レバーの操作を有効にする。また、ロックスイッチは、ゲートバーが上側に回動されて開通位置に配置されたときに、スイッチ突部の突出が許可されてOFFとなり、操作レバーの操作を無効にする。
特開2001-20324号公報
ところで、ロックスイッチは、スイッチ突部を押し込んだときにONとなり、操作レバーの操作を有効にする。一方、ロックスイッチは、スイッチ突部を突出させたときにOFFとなり、操作レバーの操作を無効にする。例えば、スイッチ突部が押し込まれた状態で長期間が経過した場合には、スイッチ突部が押し込まれた状態で固着することが考えられる。この場合、押し込まれた状態で固着したスイッチ突部は、ゲートバーの操作だけでは強制的に引き出すことができない。そこで、スイッチ突部のONとOFFとを機械的に反転させることが考えられるが、構造が複雑になってしまうという問題がある。また、スイッチ突部のONとOFFとを電気的に反転させることも考えられるが、コントローラの追加、変更が必要になり、コストが嵩んでしまうという問題がある。
本発明の一実施形態の目的は、ロックスイッチのスイッチ突部の有効位置、無効位置と操作レバーの操作の有効、無効との関係を簡単な構成で反転できるようにした建設機械を提供することにある。
本発明の一実施形態は、車体に設けられた運転席と、前記運転席の側方に設けられたコンソール装置と、前記コンソール装置に設けられたゲートロック装置とを備え、前記コンソール装置は、第1ブラケットと、前記第1ブラケットに対して回動軸を中心にして上下方向に回動可能に取付けられた第2ブラケットと、前記第1ブラケットに取付けられた操作レバーとにより構成された建設機械において、前記ゲートロック装置は、前記第2ブラケットに前側に延びて設けられ、前記第2ブラケットと一緒に上下方向に回動するゲートバーと、前記第1ブラケットと前記第2ブラケットのいずれか一方のブラケットに設けられ、前記回動軸の径方向に突出して前記操作レバーの操作を有効にする有効位置と前記有効位置から押し込まれることで前記操作レバーの操作を無効にする無効位置とに切換え可能なスイッチ突部を有しているロックスイッチと、前記ロックスイッチの前記スイッチ突部と対面して前記第1ブラケットと前記第2ブラケットのいずれか他方のブラケットに設けられ、前記スイッチ突部を出し入れするスイッチ受部とを備え、前記スイッチ受部は、前記ゲートバーが上下方向の一方向に回動されたときに前記ロックスイッチの前記スイッチ突部を前記無効位置に向けて押し込む押込み部と、前記押込み部に連続する位置に設けられ、前記ゲートバーが上下方向の他方向に回動されたときに前記スイッチ突部が前記有効位置に向けて突出するのを許可する突出許可部とを備え、前記第1ブラケットは、前記ゲートバーと一緒に前記第2ブラケットが上側に回動されたときに前側部位が跳ね上げられる跳ね上げ式のブラケットとして構成されている。

本発明の一実施形態によれば、ロックスイッチのスイッチ突部の有効位置、無効位置と操作レバーの操作の有効、無効との関係を簡単な構成で反転することができる。
本発明の第1の実施形態による油圧ショベルを示す左側面図である。 運転席、コンソール装置、ゲートロック装置を示す斜視図である。 ゲートバーが遮断位置に操作された左コンソール装置を、コンソールカバー、操作レバーを取外した状態で左側から見た斜視図である。 ゲートバーが遮断位置に操作された左コンソール装置を、コンソールカバー、操作レバーを取外した状態で右側から見た斜視図である。 ゲートバーが遮断位置に操作された左コンソール装置を示す左側面図である。 ゲートバーが開通位置に操作された左コンソール装置を示す左側面図である。 各ブラケットとロックスイッチを分解して示す斜視図である。 図5中のロックスイッチを拡大して示す左側面図である。 図6中のロックスイッチを拡大して示す左側面図である。 本発明の第2の実施形態によるロックスイッチを備えた左コンソール装置を示す左側面図である。
以下、本発明の実施形態に係る建設機械の代表例として、油圧ショベルを例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
まず、図1ないし図9は第1の実施形態を示している。図1において、建設機械としての油圧ショベル1は、自走可能な下部走行体2と、下部走行体2上に旋回可能に設けられ、下部走行体2と共に車体を構成する上部旋回体3と、上部旋回体3の前側に俯仰の動作が可能に設けられ、土砂の掘削作業等を行う作業装置4とを含んで構成されている。
上部旋回体3は、ベースとなる旋回フレーム5と、旋回フレーム5の後部に設けられ、作業装置4との重量バランスをとるカウンタウエイト6と、旋回フレーム5に搭載されたエンジン、油圧ポンプ、熱交換器、制御弁等(いずれも図示せず)を覆った外装カバー7と、旋回フレーム5の左前部に配設されたキャブ8とを備えている。
キャブ8は、箱型状のキャブボックス9の下側をフロア部材10(図2参照)で覆うことにより内部が運転室となっている。フロア部材10は、前後方向に長尺な長方形状の板体として形成されている。キャブ8内の運転室には、後述の運転席台座11、運転席12、左コンソール装置13、右コンソール装置30等が設けられている。また、図1に示すように、キャブボックス9の左側面には、運転室に乗り降りするための乗降口9Aと、この乗降口9Aを開閉するドア9Bとが設けられている。
運転席台座11は、フロア部材10上に設けられている。運転席台座11は、例えば上下方向と前後方向の位置調整機能を備えている。運転席台座11の上部には、オペレータが着座する運転席12が設けられている。運転席12の左右両側(側方)には、作業装置4等を操作する後述の左コンソール装置13と右コンソール装置30が設けられている。
次に、本実施形態の特徴部分となるコンソール装置としての左コンソール装置13の構成について詳しく説明する。
左コンソール装置13は、キャブ8内の運転室に乗り降りするときにオペレータが通る乗降口9A側、即ち、運転席12の左側に設けられている。図2ないし図7に示すように、左コンソール装置13は、後述の固定ブラケット14、第1ブラケット16、第2ブラケット17、回動軸18、操作レバー21を含んで構成されている。また、左コンソール装置13には、後述のゲートロック装置22が設けられている。
固定ブラケット14は、運転席12の左側近傍に位置して運転席台座11に固定されている。図3、図4に示すように、固定ブラケット14は、運転席台座11の上部に取付けられる底板14Aと、底板14Aの左右方向の端縁から上向きに平行に延びた外縦板14B、内縦板14Cとにより構成されている。例えば、底板14Aは、複数本のボルト(図示せず)を用いて運転席台座11に固定されている。
一方、図7に示すように、外縦板14Bと内縦板14Cには、後述の支持軸15が挿通される軸挿通孔14Dがそれぞれ左右方向に貫通して同軸に設けられている。外縦板14Bの前部には、左右方向の内側に突出して下限ストッパ軸14Eが設けられている。また、外縦板14Bの後部には、軸挿通孔14D、下限ストッパ軸14Eよりも上側に位置してカム軸14Fが設けられている。
支持軸15は、固定ブラケット14を構成する各軸挿通孔14Dに挿通して設けられる。支持軸15は、左右方向に延びる軸線を中心にし、固定ブラケット14に第1ブラケット16を回動可能に支持する。
第1ブラケット16は、支持軸15を支点として固定ブラケット14に上下方向に回動可能に取付けられている。第1ブラケット16は、外縦板14Bと内縦板14Cとの間に配置されている。第1ブラケット16は、直角三角形のような形状をしたメインプレート16Aと、メインプレート16Aの下部に左右方向に延びて設けられた連結管16Bと、メインプレート16Aの前部から屈曲して内側(右側)に延びたバルブ取付部16Cとを備えている。また、バルブ取付部16Cには、パイロットバルブ(図示せず)が取付けられる。
メインプレート16Aの中央には、左右方向に貫通して軸挿通孔16Dが設けられている。メインプレート16Aの上部には、後述するロックスイッチ24を取付けるためのねじ孔16Eが間隔をもって設けられている。さらに、メインプレート16Aの前側寄りには、後述する第2ばね部材20の一端が係合されるばね軸16Fが取付けられている。
そして、第1ブラケット16は、固定ブラケット14の各軸挿通孔14D間に連結管16Bを配置し、この状態で、各軸挿通孔14Dと連結管16Bに亘って支持軸15を挿通させる。これにより、第1ブラケット16は、下側の支持軸15を支点として上下方向に回動することができる。即ち、図6に示すように、第1ブラケット16は、後述のゲートバー23と一緒に第2ブラケット17が上側に回動されたときに、前側部位が跳ね上げられる跳ね上げ式のブラケットとして構成されている。
第2ブラケット17は、固定ブラケット14の外縦板14Bの右側に位置して第1ブラケット16のメインプレート16Aに回動可能に取付けられている。第2ブラケット17は、外縦板14Bとメインプレート16Aとの間に位置する異形な板体として形成されている。第2ブラケット17には、中央に位置して左右方向に貫通した軸取付孔17Aと、後述する遮断位置において軸取付孔17Aよりも後側に位置して所望の曲線をもって延びたカム溝17Bと、遮断位置において軸取付孔17Aよりも下側に位置して後側に向けて開口するようにU字状に切欠かれた切欠部17Cと、遮断位置において軸取付孔17Aよりも前側に位置して第2ばね部材20の他端が係合されるばね軸17Dとが設けられている。また、第2ブラケット17の中央には、軸取付孔17Aの周囲に位置して後述のスイッチ受部28が一体的に設けられている。軸取付孔17Aには、例えば、後述の回動軸18が螺合によって取付けられる。
第2ブラケット17は、第1ブラケット16の軸挿通孔16Dに挿通された回動軸18が軸取付孔17Aに螺着されることにより、第1ブラケット16に対して回動軸18を中心にして上下方向に回動可能に取付けられている。この状態で、カム溝17Bには、固定ブラケット14のカム軸14Fが移動可能に係合されている。また、切欠部17Cは、ゲートバー23を前側に倒して最も下げた遮断位置(図3ないし図5に示す位置)で、固定ブラケット14の下限ストッパ軸14Eに当接する。これにより、切欠部17Cは、下限ストッパ軸14Eと協働してゲートバー23を遮断位置に位置決めすることができる。
回動軸18は、第1ブラケット16の軸挿通孔16Dに挿通された状態で第2ブラケット17の軸取付孔17Aに螺着される。例えば、回動軸18は、軸挿通孔16Dに挿通されるスリーブと、このスリーブを軸取付孔17Aに固定するボルトとにより構成されている。これにより、第2ブラケット17は、回動軸18(中心位置O)を中心にし、第1ブラケット16に対して回動可能に支持されている。
第1ばね部材19は、固定ブラケット14の底板14Aと第1ブラケット16のメインプレート16Aとの間でばね力を発生するように設けられている。第1ばね部材19は、ねじりコイルばねとして構成され、連結管16Bの周囲に配置されている。第1ばね部材19の一端は、固定ブラケット14側に当接され、第1ばね部材19の他端は、第1ブラケット16側に掛止めされている。これにより、第1ばね部材19は、支持軸15を中心として跳上げられた第1ブラケット16を遮断位置に向けて戻す方向に付勢している。
第2ばね部材20は、第1ブラケット16と第2ブラケット17との間に設けられたねじりコイルばねとして形成されている。この第2ばね部材20は、一端が第1ブラケット16のばね軸16Fに掛止めされ、他端が第2ブラケット17のばね軸17Dに掛止めされている。第2ばね部材20は、ゲートバー23を押し下げて各ブラケット16,17を遮断位置に配置したときに、各ブラケット16,17の前側を下向きに付勢している。これにより、各ブラケット16,17は、ばね力で遮断位置に固定されている。
操作レバー21は、左コンソール装置13の前部、具体的には、第1ブラケット16の前部に設けられている。操作レバー21は、第1ブラケット16のバルブ取付部16Cに取付けられたパイロットバルブ(図示せず)と、パイロットバルブに前後方向および左右方向に傾転可能に取付けられたレバー部21Aとを備えている。操作レバー21は、レバー部21Aを傾転させることによって作業装置4等を操作することができる。
次に、左コンソール装置13に設けられたゲートロック装置22の構成および動作について説明する。
ゲートロック装置22は、左コンソール装置13に設けられている。ゲートロック装置22は、ゲートバー23、ロックスイッチ24およびスイッチ受部28を含んで構成されている。
ゲートバー23は、第2ブラケット17に前側に延びて設けられている。ゲートバー23は、前側が上向きに屈曲したJ字状の棒状体として形成されている。ゲートバー23の後部側は、溶接等の手段を用いて第2ブラケット17の前側位置に固着され、第2ブラケット17と一緒に上下方向に回動される。ゲートバー23は、運転席12に座ったオペレータにより、乗降口9Aを遮断する遮断位置(図2ないし図5に示す位置)と、乗降口9Aを開通させる開通位置(図6に示す位置)との間で回動操作される。左コンソール装置13は、ゲートバー23が遮断位置に配置されることで操作位置に回動変位し、ゲートバー23が開通位置に配置されることで跳上げ位置に回動変位する。
ロックスイッチ24は、第1ブラケット16のメインプレート16Aに設けられている。ロックスイッチ24は、直方体状の本体部24Aと、本体部24Aから回動軸18の径方向(中心位置Oの放射線の方向)に出し入れ可能に突出したスイッチ突部24Bとを備えている。ロックスイッチ24のスイッチ突部24Bは、後述するスイッチ受部28のカム面28A上を円滑に移動できるように先端にローラを備えている。
ここで、ロックスイッチ24は、例えば、スイッチ突部24Bが本体部24Aに押し込まれることで接点が離れて電気的にOFFになる。一方、ロックスイッチ24は、スイッチ突部24Bが本体部24Aから突出することで接点が当接して電気的にONになる。従って、ロックスイッチ24は、回動軸18の径方向に突出して操作レバー21の操作を有効にする有効位置(図8に示す位置)と、有効位置から押し込まれることで操作レバー21の操作を無効にする無効位置(図9に示す位置)とに切換え可能となっている。
ロックスイッチ24は、スイッチ突部24Bの出し入れ方向が回動軸18の径方向となるように、スイッチブラケット25を介してメインプレート16Aに倒立状態で取付けられている。このスイッチブラケット25は、例えば1枚の長板材をクランク状に折り曲げることにより形成されている。
スイッチブラケット25は、長さ方向の中央に位置してロックスイッチ24の本体部24Aが取付けられるスイッチ取付部位25Aと、スイッチ取付部位25Aの両側に設けられたブラケット取付部25Bとを有している。スイッチ取付部位25Aには、本体部24Aに挿通された第1ボルト26が螺着される。
また、ブラケット取付部25Bには、ボルト挿通孔25Cが設けられ、ボルト挿通孔25Cに挿通された第2ボルト27をメインプレート16Aの各ねじ孔16Eに螺着する。これにより、ロックスイッチ24は、スイッチブラケット25を介してメインプレート16Aに取付けることができる。この場合、ロックスイッチ24は、メインプレート16Aとの間にスイッチブラケット25を介在させることにより、位置調整の範囲を拡大することができる。また、ロックスイッチ24は、スイッチ突部24Bを下向きに突出させているから、本体部24Aとスイッチ突部24Bとの隙間から雨水、塵埃、土砂等が入り込むのを抑制することができる。
スイッチ受部28は、ロックスイッチ24のスイッチ突部24Bと対面して第2ブラケット17に設けられている。スイッチ受部28は、長方形状の板体からなり、溶接手段を用いて第2ブラケット17に固着されている。また、スイッチ受部28のロックスイッチ24側(中心位置Oから遠い位置)の1辺は、山形状のカム面28Aとなっている。スイッチ受部28は、山形状のカム面28Aによってスイッチ突部24Bの出し入れを行う。
具体的には、スイッチ受部28のカム面28Aは、図9に示すように、ゲートバー23が一方向となる上方向に回動されたときに、ロックスイッチ24のスイッチ突部24Bを無効位置(OFF位置)に向けて押し込む押込み部28A1と、図8に示すように、押込み部28A1に連続する位置に設けられ、ゲートバー23が他方向となる下方向に回動されて最下部に達したときに、スイッチ突部24Bが有効位置(ON位置)に向けて突出するのを許可する突出許可部28A2とを備えている。
押込み部28A1は、スイッチ突部24Bを無効位置に保持できるように、中心位置Oと同軸な円弧に沿った円弧面からなるスライド面として形成されている。突出許可部28A2は、スイッチ突部24Bを有効位置に向けて突出させるために、前述した円弧状のスライド面を直線的に切り落とすことにより、傾斜した凹部として形成されている。これにより、押込み部28A1を突出許可部28A2に向けて移動するスイッチ突部24Bは、突出許可部28A2で徐々に突出することになる。
ここで、ロックスイッチ24とスイッチ受部28との組合わせでは、カム面28Aの押込み部28A1によってスイッチ突部24Bが本体部24Aに押し込まれると、ロックスイッチ24がOFFとなって操作レバー21等の操作を無効にする。一方、カム面28Aの突出許可部28A2によってスイッチ突部24Bが突出すると、ロックスイッチ24がONとなって操作レバー21等の操作を有効にする。
即ち、ロックスイッチ24は、スイッチ突部を本体部に押し込んだときにONとなり、スイッチ突部が本体部から突出したときにOFFとなる一般的なロックスイッチとは、ON、OFF動作を機械的に反転させることができる。これにより、ロックスイッチ24は、スイッチ突部24BがONの状態で固着した場合でも、カム面28Aの押込み部28A1によってスイッチ突部24Bを強制的に押し込むことができ、OFFの状態にすることができる。このスイッチ突部24Bの操作時に、カム面28Aは、押込み部28A1だけではなく、突出許可部28A2もスイッチ突部24Bに当接している。
しかも、スイッチ受部28のカム面28Aは、回動軸18(中心位置O)に近い位置に配設している。これにより、スイッチ受部28は、カム面28Aを短く形成して小型化することができる。
コンソールカバー29は、固定ブラケット14、第1ブラケット16、第2ブラケット17、パイロットバルブ等を覆っている(図2参照)。コンソールカバー29の前側位置には、ゲートバー23が前方に向けて突出している。
次に、図2に示すように、右コンソール装置30は、運転席12の右側に位置して運転席台座11に取付けられている。右コンソール装置30は、ゲートロック装置を備えていない点を除いて、左コンソール装置13とほぼ同様に構成されている。右コンソール装置30は、操作レバー31、コンソールカバー32を含んで構成されている。
第1の実施形態による油圧ショベル1は、上述の如き構成を有するもので、次に、その動作について説明する。
まず、オペレータは、乗降口9Aを通ってキャブ8内の運転室に乗込む。このときに、ゲートロック装置22は、前回降車するために開通位置に上げられており、左コンソール装置13も跳ね上げられている。これにより、オペレータは、左コンソール装置13の前側に形成されたスペースを通って乗込むことができる。また、跳ね上げた左コンソール装置13の開通位置では、ゲートロック装置22のロックスイッチ24がOFFとなっている。従って、オペレータが誤って左コンソール装置13の操作レバー21等に接触しても、操作レバー21等の操作を無効にすることができる。
そして、運転席12に着座したオペレータは、ゲートロック装置22のゲートバー23を掴んで押下げ、ゲートバー23を遮断位置に配置する。このゲートバー23の遮断位置では、ゲートロック装置22のロックスイッチ24がONに切換わる。従って、オペレータは、左コンソール装置13の操作レバー21、右コンソール装置30の操作レバー31等を操作することにより、作業装置4を動作させて土砂の掘削作業等を行うことができる。
かくして、本実施形態によれば、ゲートロック装置22は、第2ブラケット17に前側に延びて設けられ、第2ブラケット17と一緒に上下方向に回動するゲートバー23と、第1ブラケット16に設けられ、回動軸18の径方向に突出して操作レバー21の操作を有効にする有効位置と有効位置から押し込まれることで操作レバー21の操作を無効にする無効位置とに切換え可能なスイッチ突部24Bを有しているロックスイッチ24と、ロックスイッチ24のスイッチ突部24Bと対面して第2ブラケット17に設けられ、スイッチ突部24Bを出し入れするスイッチ受部28とを備えている。この上で、スイッチ受部28は、ゲートバー23が上方向に回動されたときに、ロックスイッチ24のスイッチ突部24Bを無効位置に向けて押し込むカム面28Aの押込み部28A1と、押込み部28A1に連続する位置に設けられ、ゲートバー23が下方向に回動されたときに、スイッチ突部24Bが有効位置に向けて突出するのを許可するカム面28Aの突出許可部28A2とを備えている。
これにより、ロックスイッチ24のスイッチ突部24Bは、スイッチ受部28によって出し入れすることができる。この結果、ロックスイッチ24のスイッチ突部24Bの有効位置(ON)、無効位置(OFF)と操作レバー21の操作の有効、無効との関係を簡単な構成で反転することができる。しかも、電気的な反転と異なり、コントローラの追加、変更が不要であるから、コストを抑えることができる。
次に、図10は本発明の第2の実施形態を示している。本実施形態の特徴は、ゲートロック装置のロックスイッチを第2ブラケットに設け、スイッチ受部を第1ブラケットに設ける構成としたことにある。なお、第2の実施形態では、前述した第1の実施形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。
図10において、第2の実施形態による左コンソール装置41は、固定ブラケット42、第1ブラケット43、第2ブラケット44、回動軸45、操作レバー(図示せず)を含んで構成されている。また、左コンソール装置41には、後述のゲートロック装置46が設けられている。
第2の実施形態によるゲートロック装置46は、第2ブラケット44に設けられたゲートバー47と、第2ブラケット44にスイッチブラケット49を介して取付けられたロックスイッチ48と、第1ブラケット43に取付けられたスイッチ受部50とを備えている。
ロックスイッチ48は、本体部48Aと、本体部48Aから回動軸45の径方向に出し入れ自在に突出したスイッチ突部48Bとを有している。また、スイッチ受部50は、スイッチ突部48Bと対面してカム面50Aを有している。スイッチ受部50のカム面50Aは、ゲートバー47が一方向となる上方向に回動されたときに、ロックスイッチ48のスイッチ突部48Bを有効位置に向けて押し込む押込み部50A1と、押込み部50A1に連続する位置に設けられ、ゲートバー47が他方向となる下方向に回動されて最下部に達したときに、スイッチ突部48Bが無効位置に向けて突出するのを許可する突出許可部50A2とを備えている。
かくして、このように構成された第2の実施形態においても、前述した第1の実施形態とほぼ同様の作用、効果を得ることができる。
なお、第1の実施形態では、左コンソール装置13に、固定ブラケット14と第1ブラケット16と第2ブラケット17とを設けた場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、固定ブラケットを廃止し、第1ブラケットを運転席台座に取付け、第2ブラケットを第1ブラケットに回動可能に取付ける構成としてもよい。この場合、左コンソール装置は、前述した跳ね上げ式ではなく、固定式となる。この構成は、第2の実施形態にも同様に適用することができる。
また、各実施形態では、建設機械としてクローラ式の下部走行体2を備えた油圧ショベル1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば、ホイール式の油圧ショベル、油圧クレーン等の建設機械にも広く適用することができる。
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体(車体)
3 上部旋回体(車体)
12 運転席
13,41 左コンソール装置(コンソール装置)
16,43 第1ブラケット
17,44 第2ブラケット
18,45 回動軸
21 操作レバー
22,46 ゲートロック装置
23,47 ゲートバー
24,48 ロックスイッチ
24B,48B スイッチ突部
28,50 スイッチ受部
28A,50A カム面
28A1,50A1 押込み部
28A2,50A2 突出許可部

Claims (2)

  1. 車体に設けられた運転席と、前記運転席の側方に設けられたコンソール装置と、前記コンソール装置に設けられたゲートロック装置とを備え、
    前記コンソール装置は、第1ブラケットと、前記第1ブラケットに対して回動軸を中心にして上下方向に回動可能に取付けられた第2ブラケットと、前記第1ブラケットに取付けられた操作レバーとにより構成された建設機械において、
    前記ゲートロック装置は、
    前記第2ブラケットに前側に延びて設けられ、前記第2ブラケットと一緒に上下方向に回動するゲートバーと、
    前記第1ブラケットと前記第2ブラケットのいずれか一方のブラケットに設けられ、前記回動軸の径方向に突出して前記操作レバーの操作を有効にする有効位置と前記有効位置から押し込まれることで前記操作レバーの操作を無効にする無効位置とに切換え可能なスイッチ突部を有しているロックスイッチと、
    前記ロックスイッチの前記スイッチ突部と対面して前記第1ブラケットと前記第2ブラケットのいずれか他方のブラケットに設けられ、前記スイッチ突部を出し入れするスイッチ受部とを備え、
    前記スイッチ受部は、前記ゲートバーが上下方向の一方向に回動されたときに前記ロックスイッチの前記スイッチ突部を前記無効位置に向けて押し込む押込み部と、前記押込み部に連続する位置に設けられ、前記ゲートバーが上下方向の他方向に回動されたときに前記スイッチ突部が前記有効位置に向けて突出するのを許可する突出許可部とを備え
    前記第1ブラケットは、前記ゲートバーと一緒に前記第2ブラケットが上側に回動されたときに前側部位が跳ね上げられる跳ね上げ式のブラケットとして構成されていることを特徴とする建設機械。
  2. 前記押込み部は、前記スイッチ突部を前記無効位置に保持するスライド面として形成され、
    前記突出許可部は、前記スイッチ突部を前記有効位置に向けて突出させるために、前記スライド面の一部を前記スイッチ突部の突出方向に凹ませた凹部として形成されていることを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
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