JPH0635824Y2 - 移動作業車におけるキャノピーの支持装置 - Google Patents

移動作業車におけるキャノピーの支持装置

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JPH0635824Y2
JPH0635824Y2 JP9655988U JP9655988U JPH0635824Y2 JP H0635824 Y2 JPH0635824 Y2 JP H0635824Y2 JP 9655988 U JP9655988 U JP 9655988U JP 9655988 U JP9655988 U JP 9655988U JP H0635824 Y2 JPH0635824 Y2 JP H0635824Y2
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canopy
driving operation
frame
body frame
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JP9655988U
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Inventor
誠一 尾方
雅名 野中
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セイレイ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、農業用のトラクター或いは土木用のバックホ
ー等の移動作業車におけるキャノピーの支持装置に関す
る。
(ロ)従来の技術 従来の移動作業車におけるキャノピの支持装置において
は、走行部に支持される車体フレームの上部に、運転操
作部をフレーム幅方向の一方に偏らせて配置し、その運
転操作部の後方における車体フレーム上部にフレーム幅
方向に位置する後支柱を着脱自在に装着し、後支柱の上
部に運転操作部の上報に位置するキャノピーを装着して
なるキャノピーの支持装置は知られている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 従来の移動作業車におけるキャノピーの支持装置にあっ
ては、キャノピーが運転操作部の後方に位置する後支柱
のみにより片持ちに支持されているため、機体の振動等
によりキャノピーが揺れるというような問題点があり、
このキャノピーの揺れを防止するため、後支柱の車体フ
レームへの取付け強度をアップしていたが、そのため後
支柱の取付け構造が複雑となり、コストアップ或いは取
付けが困難であるという新たな問題点が発生していた。
本考案は、機体の振動等でキャノピーが揺れることがな
い強固な支持装置を得ることを目的とすると共に、キャ
ノピーの取付けが容易に行え、しかも機体が前後及び左
右に傾斜した時に操縦者を安全に支持することのできる
アシストバーが得られることを目的としている。
(ニ)課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案の移動作業車におけ
るキャノピの支持装置においては、走行部に支持される
車体フレームの上部に運転操作部をフレーム幅方向の一
方に偏らせて配置し、その運転操作部の後方における車
体フレームの上部に、フレーム幅方向に位置する後支柱
を着脱自在に装着し、後支柱の上部に運転操作部の上方
に位置するキャノピーを設け、運転操作部の前方におけ
る車体フレーム上部に、フレーム幅方向に位置する前支
柱を運転操作部の両側に偏らせて着脱自在に装着し、前
支柱の上部に前記キャノピーを着脱に固着し、前支柱を
形成する垂直部の中間部にアシストバーを横設してなる
ものである。
(ホ)作用 上記のように構成された移動作業車におけるキャノピー
の支持装置においては、キャノピーがフレーム幅方向に
位置する前後支柱により両持ちに支持されるため、その
キャノピーの支持強度が強固となり、機体の振動等によ
り揺れるというようなことがなくなると共に、前後支柱
の車体フレームへの取付けもあまり複雑な構造とするこ
となく、キャノピーを強固に支持することができ、しか
も分割形成された前後支柱によりキャノピーを支持して
いるので、キャノピーの着脱も分割形成された小部品の
着脱により容易に行え、運転操作時においては、前フレ
ームが運転操作部の両側に偏って設けられているため、
これをアシストバーとして利用することができる。
(ヘ)実施例 実施例について図面を参照して説明すると、第1図〜第
4図において、バックホーの機体(1)を構成する車体
フレーム(2)の上部前方に操作ボックス(3)、操作
レバー(4)及び運転者シート(5)等よりなる運転操
作部(6)を車体フレーム(2)の幅方向の一方に偏ら
せ配置する。
運転操作部(6)の後方における車体フレーム(2)上
部には、車体フレーム(2)の前後を分離する支持フレ
ーム(7)を設け、この支持フレーム(7)の上面にお
ける幅方向の両側には、取付け金具(8)(8)、ボル
ト(9)(9)を介して後支柱(10)(10)を着脱自在
に装着する。
この後支柱(10)(10)は、その上部が車体フレーム
(2)の前方及び中央に傾斜し、後支柱(10)(10)の
上端には、取付け金具(11)(11)及びボルト(12)
(12)、ナット(13)(13)を介しキャノピー(14)を
着脱自在に装着する。
キャノピ(14)は、縦フレーム(15)(15)と横フレー
ム(16)(16)が格子状に組み合わされ、この縦横フレ
ーム(15)(16)の上面に屋根板(17)を装着してなる
もので、前記した取付け金具(11)(11)は、縦横フレ
ーム(15)(16)の下面に溶接している。
運転操作部(6)の前方における車体フレーム(2)の
前端部上面には、第2図に示すように車体フレーム
(2)の幅方向に位置すると共に、運転操作部(6)の
両側に偏らせた垂直部(18)(18)を有する前支柱(1
9)(19)を、取付け金具(20)(20)及びボルト(2
1)(21)を介して着脱自在に装着する。
前フレーム(19)(19)は、前記した運転操作部(6)
の前方両側に略等間隔に位置する垂直部(18)(18)と
上部後方に延ばした水平部(22)(22)とよりなるもの
で、この水平部(22)(22)の後端部を、ボルト(23)
(23)を介して前記したキャノピー(14)の縦フレーム
(15)(15へ着脱自在に固定する。
前フレーム(19)(19)の垂直部(18)(18)の中間部
には、アシストバー(24)を水平に装着する。
このようにキャノピー(14)は、後支柱(10)(10)と
前支柱(19)(19)により両持ち状態に支持されるの
で、その支持強度は、強固なものであり、機体(1)の
走行振動等にキャノピー(14)が共振して揺れが生じる
ということもなく、しかも前後支柱(10)(14)のフレ
ーム(2)(7)へ取付けは、互いが取付け強度を補強
しあうので、取付け金具(8)(20)をボルト(9)
(21)によりフレーム(2)(7)に締付け固定する簡
単な取付構造でよい。
又、後支柱(10)(10)及び前支柱(19)(19)が分割
構成されると共に、各々がフレーム(2)及びキャノピ
ー(14)に対し着脱自在であるので、各構成部品が小さ
く着脱操作が容易であり、前支柱(19)(19)の後付け
も可能なものである。
更に、前支柱(19)(19)は、その垂直部(18)(18)
を運転操作部(6)側に偏らせて設けると共に、垂直部
(18)(18)の中間部にアシストバー(24)を水平に装
着したので、機体(1)が前後方向に傾斜した場合、運
転者はアシストバー(24)を握って運転姿勢を維持し、
機体(1)が左右方向に傾斜した場合、運転者は、前支
柱(19)(19)の垂直部(18)(18)のどちらかを握っ
て運転姿勢を維持することができ、運転者は、機体
(1)の傾斜方向に応じ、支え易いアシストバー(24)
或いは前フレーム(19)(19)の垂直部(18)(18)を
選択し安全な運転姿勢を維持することができる。
そしてアシストバー(24)を前支柱(19)(19)に装着
したので、従来の車体フレーム(2)或いは操作ボック
ス(3)よりアシストバーを立ち上がらせ設けたものに
比べ、その構成部材が少なくなる。
(25)は、車体フレーム(2)を旋回自在に支持する走
行部、(26)は、車体フレーム(2)上部における支持
フレーム(7)の後方に搭載したエンジン及び作動油タ
ンクを覆うリヤーカバー、(27)は、車体フレーム
(2)の先端に装着した起伏及び水平回動自在な掘削作
業機である。
第4図に示される(28)は、キャノピー(14)の内部に
設けた収納ボックスで、横フレーム(16)(16)間に蝶
板(29)(29)と係止具(28a)を介して開閉自在に装
着されており、その収納ボックス(28)内には、取扱説
明書等の小物を収納する。
第5図及び第6図に示される(30)は、運転操作部
(6)の前方に位置する前支柱(19)(19)間に設けた
フロントカバーで、このフロントカバー(30)は、本体
部(33)と、本体部(33)の上部に蝶板(35)(35)を
介し折り畳み自在に装着した補助部(36)とよりなるも
のである。
本体部(30)と補助部(33)とは、アクリル材にて成形
された透視可能な透明板(31)と、その外周の枠板(3
2)により形成されている。
このフロントカバー(30)の本体部(33)は、車体フレ
ーム(2)に形成した収納穴(34)に上下にスライドす
るように嵌入されている。
フロントカバー(30)は、第5図に示すように本体部
(33)を収納穴(34)の底にまで差し込み、補助部(3
6)を折り畳んだ状態を第1状態とし、この第1条態
は、掘削作業機(27)による掘削土の放擲位置が低く、
掘削土が運転操作部(6)に飛散しない時のフロントカ
バー(30)を使用していない収納状態である。
フロントカバー(30)は、補助部(36)を折り畳んだま
ま本体部(33)を収納穴(34)の上部にまで引き出して
固定することにより第2状態となり、フロントカバー
(30)は、その上端部(30b)が前記した第1状態より
高くなり、掘削作業機(27)にて前記第1状態より掘削
土を高く持ち上げ放擲する時の運転操作部(6)への飛
散土の防止を図る。
フロントカバー(30)は、本体部(33)を前記第2状態
(30b)のまま補助部(36)を仮想線のように起立固定
することにより第3状態となり、フロントカバー(33)
は、その上端(30c)が前記した第2状態より高く形成
されることとなり、掘削作業機(27)により掘削土を前
記第2状態よりさらに高く持ち上げ放擲する時の運転操
作部(6)への飛散土の防止を図れる。
(37)は、フロントカバー(30)の本体部(33)を前支
柱(19)(19)に固定する固定ピン、(38)は、フロン
トカバー(30)の補助部(36)を前支柱(19)(19)に
固定する固定具である。
第5図及び第7図に示すされる(39)は、作動油タンク
のゲージパイプ(40)の外側部に設けたカバーで、リヤ
ーカバー(26)に対しボルト(41)(41)を介し着脱自
在に装着されており、このカバー(39)は、透明なビニ
ールパイプにより形成されたゲージパイプ(40)を保護
すると共に、スリット(42)(42)…によりゲージパイ
プの目盛りが読み取るようになっている。
(ト)考案の効果 本考案は、以上説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を奏する。
キャノピーを後支柱と前支柱により両持ち状態に支持し
たので、その支持強度は、強固なものとなり、機体の走
行振動等にキャノピーが共振して揺れが生じるというこ
ともなく、しかも前後支柱の車体フレームへの取付け
は、互いに取付け強度を補強し合うので、取付け金具を
ボルトにより車体フレームに締付け固定する簡単な取付
け構造でよい。
又、後支柱及び前支柱が分割構成されると共に、各々が
車体フレーム、キャノピーに対し着脱自在であるので、
各構成部品が小さく着脱操作が容易であり、前支柱の後
付けも可能なものである。
更に、前フレームは、その垂直部を運転操作部側に偏ら
せ、運転操作部の前方に略等間隔に配置し、垂直部の中
間部にアシストバーを装着したので、機体が前後方向に
傾斜した場合に運転者は、アシストバーを握って運転姿
勢を維持し、機体が左右方向に傾斜した場合に運転者
は、前フレームの垂直部の何方かを握って運転姿勢を維
持することができ、運転者は、機体の傾斜方向に応じ、
支え易いアシストバー或いは左右前フレーム垂直部を選
択し安全な運転姿勢が維持できる。
そしてアシストバーを前支柱に装着したので、従来の車
体フレーム或いは操作ボックスよりアシストバーを立ち
上がらせ設けたものに比べ、その構成部材が少なく、し
かもアシストバーの一部が前記したように前支柱により
兼用されているので、全体の構成部材が少ないものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施したバックホウの側面図、第2図
はその正面図、第3図はキャノピー部の一部を切り欠い
だ平面図、第4図は第3図のA−A線にて切断し矢印方
向にみた断面図、第5図は他の実施例を示す一部切欠ぎ
側面図、第6図はその正面図、第7図は作動油を計測す
るゲージ部の斜面図である。 (2)……車体フレーム (6)……運転操作部 (10)……後支柱 (14)……キャノピー (18)……垂直分 (19)……前支柱 (24)……アシストバー (25)……走行部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行部(25)に支持される車体フレーム
    (2)の上部に運転操作部(6)をフレーム幅方向の一
    方に偏らせて配置し、その運転操作部(6)の後方にお
    ける車体フレーム(2)上部にフレーム幅方向に位置す
    る後支柱(10)(10)を着脱自在に装着し、後支柱(1
    0)(10)の上部に運転操作部(6)の上方に位置する
    キャノピー(14)を設けてなる移動作業車において、運
    転操作部(6)の前方における車体フレーム(2)上部
    に、フレーム幅方向に位置する前支柱(19)(19)を運
    転操作部(6)の両側に偏らせて着脱自在に装着し、前
    支柱(19)(19)の上部に前記キャノピー(14)を着脱
    に固着し、前支柱(19)(19)を形成する垂直部(18)
    (18)の中間部にアシストバー(24)を横設してなる移
    動作業車におけるキャノピーの支持装置。
JP9655988U 1988-07-20 1988-07-20 移動作業車におけるキャノピーの支持装置 Expired - Lifetime JPH0635824Y2 (ja)

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JPH0296234U JPH0296234U (ja) 1990-07-31
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JP6657021B2 (ja) * 2016-05-31 2020-03-04 ヤンマー株式会社 建設機械

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