JP7291456B2 - 建設機械のキャビン構造 - Google Patents
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Description
(1)ブーム側においてフロントピラーの下部を除いた部分とルーフレールの後部を除いた部分とが欠落され、欠落によって生じたスペースに、フロントピラーより細い縦材とルーフレールより細い横材とを有するサッシュフレームを備えたサイドサッシュアッセンブリが装着されている。これにより、キャビン本体内の運転者のアイポイントから見たブーム側の死角が反ブーム側の死角よりも小さくなってブーム側の視界が広くなり、ブームを用いた作業の際、作業性・安全性が向上する。
(2)サッシュフレームの縦材に、キャビン本体のブーム側において欠落されずに残ったフロントピラーの下部に取り付けられて上方に延出されたフロントハンドレールが連結されている。これにより、ブーム側において、フロントハンドレールが補強部材としても機能し、フロントピラーおよびルーフレールを省略したことによるキャビン本体の剛性低下を補完できる。
図1(a)に示すように、本発明の一実施形態に係る建設機械(例えばクレーン(移動式クレーン))のキャビン構造1は、車幅方向左右において夫々上下方向に延設されたフロントピラー3R、3Lと、これらフロントピラー3R、3Lの上端から夫々車長方向後方に延設されたルーフレール4R、4Lとを有するキャビン本体2Jを備え、キャビン本体2Jの車幅方向左側または右側に作業用のブーム(クレーンのブーム等、図示省略)が配置されるものが前提となる。図1(b)に示すように、本実施形態に係るキャビン構造1のキャビン本体2は、ブームが配置される側(本実施形態ではキャビン本体2内の運転席から見て車幅方向左側、図1(b)においては右側)のフロントピラー3Lの下部を除いた部分が欠落されると共に、ブームが配置される側のルーフレール4Lの後部を除いた部分が欠落されている。
図1(b)に示すように、キャビン本体2は、車長方向に長い長方形状に形成されたフロアパネル10と、フロアパネル10の前部の左右に立設されたフロントピラー3R、3Lと、フロアパネル10の後部の左右に立設されたリヤピラー11R、11Lと、フロントピラー3R、3Lの上部とリヤピラー11R1、1Lの上部とを接続するルーフレール4R、4Lとを有しており、ブームが配置される車幅方向左側(運転席から見て左側)のフロントピラー3Lの下部を除いた部分が欠落されると共に、ブームが配置される側のルーフレール4Lの後部を除いた部分が欠落されている。
図1(b)に示すように、ブーム側においてフロントピラー3Lの下部を除いた部分とルーフレール4Lの後部を除いた部分とが欠落されることによって生じたスペースSには、図2に示すように、フロントピラー3Lより細い縦材5とルーフレール4Lよりも細い横材6とを有する枠状のサッシュフレーム7を備えたサイドサッシュアッセンブリ8が取り付けられている。サッシュフレーム7の縦材5は、欠落されずに残ったフロントピラー3Lに継ぎ足される位置に配置され、横材6は、欠落されずに残ったルーフレール4Lに継ぎ足される位置に配置されている。サイドサッシュアッセンブリ8は、欠落されずに残ったフロントピラー3L、ルーフレール4L、センターピラー12L、サイドパネル14に、溶接によって取り付けられている。
図2に示すように、サイドサッシュアッセンブリ8のサッシュフレーム7の縦材5には、キャビン本体2のブーム側の下部から上方に延出されたフロントハンドレール9Lが、ブラケット25を介して連結されている。連結には、溶接、ボルト、リベット等が用いられている。フロントハンドレール9Lは、左右のフロントピラー3R、3Lの間に配設された透明なフロントウインド26やサイドウインド16を作業員が清掃する際に、作業員が把持して身体を支える取っ手となる。
図2に示すように、サイドサッシュアッセンブリ8のサッシュフレーム7の横材6には、反ブーム側のルーフレール4Rからキャビン本体2の上方を通ってブーム側に延出されたヘッドガード18が連結されている。ヘッドガード18は、車幅方向に間隔を隔てて配置され車長方向に延設された一対のサイドメンバ27と、これらサイドメンバ27の間に車幅方向に間隔を隔てて複数配置され車長方向に延設されたセンターメンバ28と、センターメンバ28およびサイドメンバ27の前端に連結され車幅方向に延設されたフロントクロスメンバ29と、センターメンバ28およびサイドメンバ27の後端に連結され車幅方向に延設されたリヤクロスメンバ30とを備え、上方からの落石等からキャビン本体2を防護するものである。
本実施形態に建設機械のキャビン構造1によれば、次のような作用・効果を発揮できる。
図1(b)に示すように、ブーム側においてフロントピラー3Lの下部を除いた部分とルーフレール4Lの後部を除いた部分とが欠落され、欠落によって生じたスペースSに、図2および図3に示すように、フロントピラー3Lより細い縦材5とルーフレール4Lより細い横材6とを有するサッシュフレーム7を備えたサイドサッシュアッセンブリ8が装着されている。これにより、図3において、ルーフウインド21の下方のキャビン本体2内の運転者のアイポイントE(図4参照)から見たブーム側の死角が、反ブーム側の死角よりも小さくなって、ブーム側の視界が広くなり、ブームを用いた作業の際、作業性・安全性が向上する。
図2に示すように、サッシュフレーム7の縦材5には、キャビン本体2のブーム側(図2右側)において欠落されずに残ったフロントピラー3Lの下部に取り付けられて上方に延出されたフロントハンドレール9Lが連結されている。これにより、ブーム側において、フロントハンドレール9Lが補強部材としても機能し、図1(b)に示すように、フロントピラー3Lおよびルーフレール4Lを省略したことによるキャビン本体2の剛性低下を補完できる。
図5に、本発明の変形例に係る建設機械のキャビン構造1aを示す。この変形例は、基本的には上述した実施形態(前実施形態)と同様の構成であり、ヘッドガード18が省略され代わりにルーフハンドレール40L、40Rが装備されている点が前実施形態と相違する。従って、前実施形態と同様の構成要素については同一の符合を付して説明を省略し、相違点であるルーフハンドレール40L、40Rについて説明する。
図5に示すように、ブーム側(図5右側)においては、サイドサッシュアッセンブリ8のサッシュフレーム7の横材6に、ブーム側において欠落されずに残ったルーフレール4Lから車長方向前方に延出されたルーフハンドレール40Lが連結されている。ルーフハンドレール40Lは、キャビン本体2の天井部分に配設された透明なルーフウインド21やサイドウインド16を作業員が清掃する際に、作業員が把持して身体を支える取っ手となる。
変形例に係る建設機械のキャビン構造1aの作用・効果は、基本的に前実施形態に係る建設機械のキャビン構造1と同様であるため、同様の部分については説明を省略し、相違する部分について説明する。
前実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図5に示すように、ブーム側(図5右側)において、サイドサッシュアッセンブリ8のサッシュフレーム7の横材6には、ブーム側において欠落されずに残ったルーフレール4Lから車長方向前方に延出されたルーフハンドレール40Lが連結されている。これにより、ブーム側において、ルーフハンドレール40Lが補強部材としても機能し、図1(b)に示すように、フロントピラー3Lおよびルーフレール4Lを省略したことによるキャビン本体2の剛性低下を補完できる。
2 キャビン本体
3L フロントピラー(ブーム側)
4L ルーフレール(ブーム側)
S 欠落によって生じたスペース
5 縦材
6 横材
7 サッシュフレーム
8 サイドサッシュアッセンブリ
9L フロントハンドレール(ブーム側)
18 ヘッドガード
30 ヘッドガードの車長方向後部としてのリヤクロスメンバ
40L ルーフハンドレール(ブーム側)
E 運転者のアイポイント
Claims (5)
- 車幅方向左右において夫々上下方向に延設されたフロントピラーと、これらフロントピラーの上端から夫々車長方向後方に延設されたルーフレールとを有するキャビン本体を備え、該キャビン本体の車幅方向左側または右側に作業用のブームが配置される建設機械のキャビン構造であって、
前記ブームが配置される側の前記フロントピラーの下部を除いた部分が欠落されると共に、前記ブームが配置される側の前記ルーフレールの後部を除いた部分が欠落され、
欠落によって生じたスペースに、前記フロントピラーより細い縦材と前記ルーフレールよりも細い横材とを有するサッシュフレームを備えたサイドサッシュアッセンブリが取り付けられ、
該サイドサッシュアッセンブリのサッシュフレームの縦材に、前記キャビン本体のブーム側において欠落されずに残った前記フロントピラーの下部に取り付けられて上方に延出されたフロントハンドレールが連結されている、ことを特徴とする建設機械のキャビン構造。 - 前記サイドサッシュアッセンブリのサッシュフレームの横材に、反ブーム側の前記ルーフレールから前記キャビン本体の上方を通ってブーム側に延出されたヘッドガードが連結されている、ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械のキャビン構造。
- 前記ヘッドガードのブーム側の車長方向後部が、ブーム側において欠落されずに残った前記ルーフレールに支持固定されている、ことを特徴とする請求項2に記載の建設機械のキャビン構造。
- 前記サイドサッシュアッセンブリのサッシュフレームの横材に、ブーム側において欠落されずに残った前記ルーフレールから車長方向前方に延出されたルーフハンドレールが連結されている、ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械のキャビン構造。
- 前記ルーフハンドレールの前部と前記フロントハンドレールの上部とが繋がっている、ことを特徴とする請求項4に記載の建設機械のキャビン構造。
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