JP5379730B2 - 作業機械のキャブ保護構造 - Google Patents
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Description
詳細には、特許文献1に開示された保護手段は、角鋼管や丸鋼管で形成された主保護部材と副保護部材とを有して構成されている。主保護部材は、旋回体の底部に機体前後方向に並設された一対のメインフレームのうちの一方のメインフレームに立設され、且つキャブの屋根とほぼ同じ高さに形成されている。副保護部材は1つ又は複数個設けられ、少なくとも1つの副保護部材は、主保護部材の上部と一対のメインフレームのうちの他方のメインフレームとの間に斜めに設けられている。
<構成>
本実施形態の作業機械のキャブ保護構造は、図4に示すような油圧ショベル1のキャブ10に好適に適用されるものである。
上部旋回体3は架台としてのシャーシフレーム5を有しており、シャーシフレーム5は、機体幅方向中央に位置し且つ機体前後方向に延在する左右一対のメインフレーム5a(図3参照)を有している。
キャブ10は、図5に示すように、キャブ前面に互いに離隔して設置される左右一対のフロントピラー(前側の支柱)11L,11Rと、キャブ後面に互いに離隔して設置される左右一対のリヤピラー(後側の支柱)12L,12Rと、レフトフロントピラー11Lとレフトリヤピラー12Lとの間に設置されるセンタピラー(ドア取付用支柱)13とを備えている。
ジョイント20は、図2に示すように、本体部20aと第1重合部20bと第2重合部20cと延長部20dとを有している。本体部20aはキャブ10の前方右側のコーナー部分(角部)をなし、ジョイント20のベースとなる部分である。第1重合部20bはライトルーフメンバ17の前端の内部に挿入され、ライトルーフメンバ17と重なり合うようになっている。第2重合部20cはライトフロントピラー11Rの上端の内部に挿入され、ライトフロントピラー11Rと重なり合うようになっている。また、本体部20aの内面にはフロントルーフメンバ取付部(例えば、フロントルーフメンバ14の形状に合致する形状で突出したブラケット部;図示略)が形成されており、この取付部にフロントルーフメンバ14の右端が取り付けられることで、ジョイント20とフロントルーフメンバ14とが結合するようになっている。
上記の接触位置Yは、キャブ10の重心位置よりも上側の部分(以下、単に上部ともいう。ここでは、キャブ10のレフトルーフメンバ16付近、つまり機体外側の屋根付近を例示する)に対して機体外側の側方からブーム4a側に向かって荷重(以下、横荷重ともいう)Fが加わり、キャブ10がブーム4a側に倒れ込んだ際に、ライトフロントピラー11Rとブーム4aとが接触する可能性のある位置である。つまり、第2重合部20cの長さと延長部20dの長さとはそれぞれ、延長部20dが接触位置Yに到達可能な長さに設定されている。
本発明者らの知見によれば、キャブ10が過大な横荷重Fを受けてブーム4a側に倒れ込むときには、その荷重点の前後位置及びキャブ10の前後強度バランスによりキャブ10の変形挙動が変化し、したがって、ブーム4aとの接触位置も変化する。そして、ライトフロントピラー11Rは真横に変形するとは限らず、むしろ若干後ろ寄りに倒れ込んでブーム4aの低い位置に接触すると考えられる。接触位置Yは、このようなキャブ10の変形挙動の変化を考慮して接触する可能性のある範囲が接触位置として設定される。延長部20dは、上記の交差位置(所定の位置)を少なくとも所定の距離だけ超えた位置まで延びるように構成されることで、キャブ10の変形挙動の変化にも対応し、接触する可能性のある位置をカバーすることが可能となっている。
また、延長部20dの先端の両面には、ライトフロントピラー11Rの内面に接触するように発泡体30が取り付けられている。発泡体30は、加熱されて発泡する熱発泡素材で形成されていれば好ましい。
本発明の一実施形態に係る作業機械のキャブ保護構造は上述のように構成されているので、以下のような作用および効果を奏する。
図3に示すように、キャブ10の上部に対して機体内側に向かって過大な横荷重Fが作用すると、この横荷重Fを受けてキャブ10はブーム4a側に倒れ込み、ライトフロントピラー11Rがブーム4aに接触する。ライトフロントピラー11Rが断面角形状のブーム4aの角Pと接触すると、ライトフロントピラー11Rには角Pでつまり接触位置Yで局部的に過大な荷重がかかる。
つまり、ライトフロントピラー11Rとフロントルーフメンバ14とライトルーフメンバ17とがジョイント20によって結合されている場合、横荷重Fを受けてブーム4a側に向かってフロントルーフメンバ14が大きく変形すると、フロントルーフメンバ14とジョイント20とが重なり合う部分に荷重が集中してしまう。本実施形態では第2重合部20cは広い面積を有するように形成されているので、荷重を広い面積で受けて荷重を分散し、軽減することができる。また、延長部20dを接触位置Yに到達するように延ばすことで、接触位置Yを補強して接触位置Yでの局部的な変形を抑え、機体外側の側方からキャブ10の上部に加わる横荷重Fに対してキャブ10を保護することができる。
また、延長部20dは本体部20aや各重合部20b,20cと別体に構成されているので、ジョイント20がライトフロントピラー11Rと重なり合う面積を容易に調整することができるとともに板厚の調整も容易に行なうことができ、その結果、強度の調整を容易に行なうことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更することが可能である。
例えば、上記実施形態では発泡体30を延長部20dに取り付けたが、緩衝性や気密性のある部材であれば、そのような部材を発泡体30に替えて取り付けても良いし、また、発泡体30のような部材を取り付けなくても良い。
また、上記実施形態では、延長部20dは第2重合部20cとは別体に形成されているが、一体に形成されていても良い。
つまり、延長部20dは、本キャブ保護構造の適用対象となる油圧ショベルの大きさのうちの最小の機種の油圧ショベルにおける接触位置(最小機種時接触位置)まで延びるように、つまり、最小機種の油圧ショベルにおいて、側面視でライトフロントピラー11Rとブーム4aの上面とが重なる位置(所定の位置)の近傍の範囲を最小機種時接触位置として、最小機種時接触位置の最下端位置となる上記重なる位置を少し超えた位置まで延びて、最小機種時接触位置を補強する長さを有するように設定されていても良い。
本発明者らの知見によれば、油圧ショベル1においては、横荷重Fの大きさが同じならば接触位置が高いほうがキャブ10にとって変形の程度の面で有利であると考えられる。そしてまた、機体が大きい機種は横荷重Fも大きいがブーム4aとの接触位置は高く、一方、機体が小さい機種は横荷重Fは小さいがブーム4aとの接触位置は低くなると考えられる。
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 作業装置
4a ブーム
4b アーム
4c バケット
5 シャーシフレーム
5a メインフレーム
10 キャブ
11L レフトフロントピラー
11R ライトフロントピラー(支柱)
12L レフトリヤピラー
12R ライトリヤピラー
13 センタピラー
14 フロントルーフメンバ(横桟)
15 リヤルーフメンバ
16 レフトルーフメンバ
17 ライトルーフメンバ(前後桟)
20 ジョイント(継手部材)
20a 本体部
20b 第1重合部
20c 第2重合部
20d 延長部
30 発泡体
F 荷重
P ブームの角
Y 接触位置
Claims (3)
- 作業装置と前記作業装置の側方に配置されたキャブとを備えた作業機械のキャブ保護構造であって、
前記キャブの高さ方向に延びるとともにその内部が中空に形成された支柱と、
前記キャブの前後方向に延びる前後桟と、
前記キャブの幅方向に延びる横桟と、
前記支柱と前記前後桟と前記横桟とを結合して前記キャブの角部を構成する継手部材とを備え、
前記継手部材は、所定の面積で前記支柱と重なるように前記支柱の内部に挿入される重合部と、前記重合部から所定の位置を超えた位置まで延びる延長部とを有し、
前記所定の位置は、前記作業装置側から前記キャブを見た側面視で前記支柱と前記作業装置の上面とが重なる位置である
ことを特徴とする、作業機械のキャブ保護構造。 - 前記所定の位置は、前記作業装置が最大リーチ姿勢をとっている状態での位置である
ことを特徴とする、請求項1記載の作業機械のキャブ保護構造。 - 前記延長部の先端には、前記支柱の内面に接触するように発泡体が取り付けられている
ことを特徴とする、請求項1又は2記載の作業機械のキャブ保護構造。
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