JP7064999B2 - 建設機械用キャブ - Google Patents

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Description

本開示は建設機械用キャブに関する。
油圧ショベル等の建設機械は、掘削、ダンプトラックへの土砂の積み込み等、様々な作業を行うため、前方視界が十分に確保される必要がある。
このため、かかる建設機械のキャブには、跳ね上げ可能な可動窓を備えるものがある。
かかる可動窓は、四角形状に形成され、上下左右の四隅にローラを有する。これらローラは、可動窓の左右両側に配設されたレールに沿って走行可能に形成される。可動窓が跳ね上げられるとき、下側のローラは上方に走行し、上側のローラは後方に走行する。
特開2008-307919号公報
ところで、左右のレールは、所定の間隔で平行に配置される必要がある。しかし、左右のレールは、フロントピラー及びルーフレールに溶接にて組み付けられる。このため、左右のレールの間隔は、キャブフレームの組付精度に依存しており、キャブフレームに高い精度が求められる。また、キャブフレームにレールを溶接する際にも溶接歪みが発生する虞はある。このため、大型のドッキングアッセンブリー溶接治具等を用いてキャブフレームを保持しつつレールを溶接しなければならず、生産性を上げられない一因となっている。
そこで本開示は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、キャブフレームの組付精度に依存せず、容易にレールを配設できる建設機械用キャブを提供することにある。
本開示の一の態様によれば、
前面に開口部が形成されたキャブフレームと、
前記キャブフレームとは別体に形成され、前記開口部に取り付けられる窓枠と、
前記窓枠に左右に離間して一対設けられ、上下方向に延びる第1レールと、
これら第1レール又は前記窓枠に設けられ、後方に延びる左右一対の第2レールと、
前記第1レールに沿って走行する下部走行部を有すると共に前記第2レールに沿って走行する上部走行部を有する可動窓とを備えた
ことを特徴とする建設機械用キャブが提供される。
好ましくは、前記第2レールの後部は、前記キャブフレームに左右方向に位置調整可能に設けられる。
好ましくは、前記キャブフレームは、車幅方向に延びるルーフレインフォースメント及びリアヘッダーを備え、前記第2レールの後部は、前記ルーフレインフォースメント、もしくは前記リアヘッダーに左右方向に位置調整可能に設けられる。
好ましくは、前記窓枠に設けられたロック部材と、前記可動窓に設けられ前記可動窓が前記窓枠を塞ぐ位置に移動されたとき前記ロック部材に係脱自在にロックされる被ロック部材とを備える。
好ましくは、前記窓枠は、前記開口部に遊嵌される枠本体部と、前記枠本体部に設けられキャブフレームに前方から当接されるフランジ部とを備える。
好ましくは、前記フランジ部は、前記キャブフレームに締結又は接着される。
上記の態様によれば、キャブフレームの組付精度に依存せず、容易にレールを配設できる。
本開示の一実施の形態に係る建設機械用キャブの分解斜視図である。 キャブフレームの分解斜視図である。 図1のA-A線矢視断面図である。 図1のB-B線矢視断面図である。 図1のC-C線矢視断面図である。 窓枠を内側から視た側面図である。 図6のD-D線矢視断面図である。 建設機械用キャブの斜視図である。 図8のE-E線矢視断面図である。 図8のF-F線矢視断面図である。 他の実施の形態を示す窓枠を内側から視た側面図である。
以下、添付図面を参照して本開示の実施形態を説明する。なお、後述する実施の形態における前後左右上下の各方向は、建設機械用キャブの各方向をいうものとする。
図1は、本開示に係る建設機械用キャブ1を分解した分解斜視図である。
図1に示すように、建設機械用キャブ1は、前面に開口部2が形成されるキャブフレーム3と、開口部2に装着される窓枠4と、窓枠4に設けられ上下方向に延びる第1レール5と、第1レール5に設けられ後方に延びる第2レール6と、第1レール5及び第2レール6に沿って走行する可動窓7と、第1レール5より下方の窓枠4に設けられる固定窓8とを備える。
図2に示すようにキャブフレーム3は、右側面を構成する右サイドパネル9と、左側面を構成する左サイドパネル10と、右サイドパネル9及び左サイドパネル10の下端部間に設けられるフロントクロスメンバー11及びリアクロスメンバー12と、右サイドパネル9及び左サイドパネル10の上端部間に設けられるフロントヘッダー13及びリアヘッダー14と、右サイドパネル9及び左サイドパネル10間に設けられ建設機械用キャブ1の天井を構成するルーフパネル15と、右サイドパネル9及び左サイドパネル10間に設けられ天井を補強するルーフレインフォースメント16とを備える。
右サイドパネル9及び左サイドパネル10は、枠状に形成される骨格部17にパネル板18を設けて構成される。骨格部17は、前後方向に延びるサイドレール19と、サイドレール19の前端に接続されるフロントピラー20と、フロントピラー20の上端から後方に延びるルーフレール21と、ルーフレール21及びサイドレール19の後端間に配設されるリアピラー22とを備える。フロントピラー20とルーフレール21は、1本の異形管を屈曲させて形成される。図3に示すように、異形管は、断面異形状に形成される。例えば、異形管は、断面円形のパイプを形成したのち、このパイプを引抜き加工等により任意の形状に変形させて形成される。
開口部2は、左右のフロントピラー20、フロントクロスメンバー11及びフロントヘッダー13によって区画される。すなわち、開口部2は、キャブフレーム3の前面の大部分を占め、正面視矩形状に形成される。
フロントクロスメンバー11、リアクロスメンバー12、フロントヘッダー13、リアヘッダー14及びルーフレインフォースメント16は、左右方向に延びる。また、フロントクロスメンバー11、リアクロスメンバー12、フロントヘッダー13、リアヘッダー14及びルーフレインフォースメント16は、一端を左サイドパネル10に溶接されると共に、他端を右サイドパネル9に溶接される。
ルーフパネル15は、左右のルーフレール21、フロントヘッダー13、リアヘッダー14及びルーフレインフォースメント16の上面に設けられる。
図1、図4及び図6に示すように、窓枠4は、開口部2内に挿入される枠本体部23と、枠本体部23に設けられキャブフレーム3に前方から当接されるフランジ部24とを備える。
枠本体部23は、開口部2の内周形状に沿う矩形枠状に形成される。また、枠本体部23は、開口部2に遊嵌される。すなわち、枠本体部23の上下方向及び左右方向の外寸は、開口部2より若干小さく形成される。これにより、キャブフレーム3の組付誤差を吸収できる。また、開口部2に対する枠本体部23の上下方向及び左右方向の位置調整が可能となる。枠本体部23は、左右両側に配置され上下方向に延びる側枠部25と、側枠部25の上端間に配置され左右方向に延びる上枠部26と、側枠部25の下端間に配置され左右方向に延びる下枠部27とを備える。
側枠部25は、概ね断面U字状に形成される。具体的には、側枠部25は、上下方向に延びると共に前後方向に延びる側板部25aと、側板部25aの前端から窓枠4の内周側に屈曲される前板部25bと、側板部25aの後端から窓枠4の内周側に屈曲される後板部25cとを備える。前板部25bの後面には、可動窓7の窓ガラス33を受けるためのウェザーストリップ28が設けられる。前板部25b及びウェザーストリップ28は、可動窓7の外周部を前方から受ける窓受部29を構成する。後板部25cの先端(窓枠4の内周側の先端)は、前方に屈曲される。これにより、後板部25cの先端が建設機械用キャブ1内のオペレータとは反対側に向く。
フランジ部24は、枠本体部23の前板部25bの前面に重ねて一体的に設けられ枠本体部23から外周側に突出される。これにより、開口部2内に枠本体部23が前方から挿入されたとき、フランジ部24が左右のサイドレール19、フロントクロスメンバー11及びフロントヘッダー13に前方から当接される。また、フランジ部24は、キャブフレーム3にボルト、リベット等で締結される。なお、フランジ部24は、キャブフレーム3に接着剤等で接着されてもよい。
第1レール5及び第2レール6は、断面U字状に形成される。第1レール5は、上下方向に延びると共に、U字の開口を内側に向ける姿勢で枠本体部23の左右の側板部25aに溶接等で取り付けられる。第1レール5の下端部は、窓枠4の上下方向の中間に配置される。また、第1レール5の下端部は、下方に向かうにつれて前方の窓受部29に近接するように窓受部29に対して斜めに形成される。これにより、可動窓7が第1レール5の下部に沿って下方に走行したとき、可動窓7を窓受部29に圧着させる。第1レール5の上端部は、先端を後方に向けるように屈曲される。
図6及び図7に示すように、第2レール6は、前後方向に延びると共に、U字の開口を内側に向ける姿勢で各第1レール5の上端に連結される。具体的には、第1レール5の上端部には、第2レール6を挿入させるための鞘部30が一体に設けられている。鞘部30は、断面C字状に形成される。鞘部30の前半部は、第1レール5の上端部外周を囲むように配置されると共に、第1レール5の外周面に溶接される。鞘部30の後半部は、第1レール5から後方に突出される。また、鞘部30の後端は開放される。第2レール6は、鞘部30に後方から挿入されることで鞘部30に嵌合されると共に、第1レール5に当接されて係止される。鞘部30の左右方向の内寸は、第2レール6の左右方向の外寸より若干大きく形成される。これにより、鞘部30に嵌合された第2レール6は、後部の位置を左右方向に調節可能にされる。なお、鞘部30の形状はこれに限るものではない。例えば鞘部30は、断面矩形の筒状に形成されるものであってもよい。また、鞘部30は、第1レール5の上端部に設けられるものとしたが、これに替えて鞘部30は、第2レール6の前端部に設けられるものとしてもよい。
図10に示すように、第2レール6の後部は、キャブフレーム3に左右方向に位置調整可能に設けられる。具体的には、第2レール6は、後部にブラケット31を備える。ブラケット31は、ルーフレインフォースメント16の下面に左右方向に位置調整可能にボルト締結される。ブラケット31には、ボルト32を挿通させるための長穴(図示せず)が形成される。長穴は左右方向に長く形成される。これにより、ボルト32をルーフレインフォースメント16に仮留めした状態で第2レール6の後部を左右方向に位置調整できる。なお、ブラケット31は、ルーフレインフォースメント16の前面または後面に左右方向に位置調整可能にボルト締結されてもよい。また、ブラケット31は、リアヘッダー14に左右方向に位置調整可能にボルト締結されてもよく、キャブフレーム3の他の位置に左右方向に位置調整可能にボルト締結されてもよい。
図1及び図5に示すように、可動窓7は、矩形板状に形成された窓ガラス33と、窓ガラス33の外周部を保持する保持フレーム34と、保持フレーム34の四隅に配設されるローラ35a、35bとを備える。保持フレーム34は、窓ガラス33の外周に沿う矩形状に形成される。また、保持フレーム34には、ローラ35a、35bを回転自在に支持するためのステー36が設けられる。ステー36は断面L字状に形成される。ステー36は、保持フレーム34の後面に溶接等にて固定される固定部36aと、固定部36aから屈曲されて後方に延びる後延部36bとを備える。ローラ35a、35bは、後延部36bに設けられ左右方向の外側に延びる軸部37と、軸部37に回転自在に設けられる車輪38とを備える。可動窓7の上側に配置される上部ローラ35aは、第2レール6に係合される。可動窓7の下側に配置される下部ローラ35bは、第1レール5に係合される。なお、上部ローラ35aは、第2レール6に沿って走行する上部走行部であればローラでなくともよい。例えば、上部走行部は、第2レール6に沿って滑走する上部スライダ(図示せず)で構成されてもよい。同様に、下部ローラ35bは、第1レール5に沿って走行する下部走行部であればローラでなくともよい。例えば、下部走行部は、第1レール5に沿って滑走する下部スライダ(図示せず)で構成されてもよい。
図1及び図7に示すように、建設機械用キャブ1は、窓枠4に設けられた第1ストライカー39と、可動窓7に設けられ可動窓7が窓枠4を塞ぐ位置に移動されたとき第1ストライカー39に係脱自在にロックされる第1ロック部材40とを備える。
また、建設機械用キャブ1は、リアヘッダー14に設けられた第2ストライカー(図示せず)と、可動窓7に設けられ可動窓7が跳ね上げられたとき第2ストライカーに係脱自在にロックされる第2ロック部材41とを備える。
図8は、キャブフレーム3に窓枠4が取り付けられ、窓枠4に可動窓7が取り付けられた状態のキャブの斜視図である。図9は、図8のE-E線矢視断面図である。
図示するように、可動窓7が閉じた状態のとき、窓ガラス33の前面外周部は全周に亘ってウェザーストリップ28に圧着されている。このとき、可動窓7の上部ローラ35aは、第1レール5内に挿入されており、第1ロック部材40(図1参照)は、第1ストライカー39(図7参照)にロックされている。これにより、窓ガラス33はウェザーストリップ28に液密に圧着される。
次に本実施の形態の作用について述べる。
建設機械用キャブ1を製作する場合、まず、キャブフレーム3、窓枠4、第1レール5、第2レール6及び可動窓7を別々に製作する。
キャブフレーム3を製作する場合、右サイドパネル9及び左サイドパネル10に、フロントクロスメンバー11、フロントヘッダー13、リアクロスメンバー12及びリアヘッダー14を溶接する。この後、右サイドパネル9及び左サイドパネル10のルーフレール21間にルーフレインフォースメント16を溶接等で設ける。このとき、左右の第1レール5及び第2レール6の間隔はキャブフレーム3の精度には依存しない。このため、キャブフレーム3を従来より低い精度で製作でき、短時間で効率よくキャブフレーム3を製作できる。特にフロントピラー20及びルーフレール21をなす異形管は、屈曲させる際、捻れやすく、精度を出すのが難しい。このため、要求される精度が下がることでキャブフレーム3の生産性が大きく向上される。
また、左右の第1レール5及び第2レール6の間隔は窓枠4の精度に依存する。よって、窓枠4は比較的高い精度で製作する必要がある。しかし、窓枠4はキャブフレーム3よりはるかに小さく軽量である。また、断面形状も単純である。このため、窓枠4を比較的高い精度で製作することにさほど困難性はない。またさらに、キャブフレーム3と窓枠4は並行して同時に製作することもできる。この場合、キャブフレーム3と窓枠4を短時間で効率よく製作できる。
次に、窓枠4に第1レール5を溶接にて取り付ける。このとき、窓枠4に溶接歪みが発生しないように窓枠4を治具で固定する。従来、フロントピラー20及びルーフレール21を構成する異形管に第1レール5及び第2レール6を溶接していた。このため、この溶接による溶接歪みを防ぐ目的でキャブフレーム3全体をドッキングアッセンブリー溶接治具(図示せず)等で固定する必要があり、大がかりな作業となっていた。また、フロントピラー20又はルーフレール21に溶接歪みが発生した場合、その歪みを直すことは容易でなかった。しかし、本実施の形態では、窓枠4に第1レール5を溶接し、第2レール6は艤装工程で第1レール5の鞘部30に遊嵌させる。このため、窓枠4を比較的小さい治具で固定するだけで窓枠4に第1レール5を容易に溶接できる。また、たとえ窓枠4に溶接歪みが発生した場合であっても、キャブフレーム3より小さく、かつ、断面形状が単純であるため、溶接歪みを比較的容易に直すことができる。
この後、窓枠4に可動窓7及び固定窓8を組み付ける。具体的には、まず、左右の第1レール5に可動窓7の下部ローラ35b及び上部ローラ35aを嵌合させる。これにより、窓枠4、可動窓7及び固定窓8がモジュール化される。
次に、第1レール5、可動窓7及び固定窓8が取り付けられた窓枠4をキャブフレーム3に取り付ける。この場合、まず、キャブフレーム3の開口部2内に窓枠4の枠本体部23を前方から挿入させる。このとき、枠本体部23の上下方向及び左右方向の外寸は、開口部2の上下方向及び左右方向の寸法より小さく形成されている。このため、開口部2内に枠本体部23を容易に挿入できる。この後、開口部2内で窓枠4を動かして窓枠4の位置を調整する。しかる後、キャブフレーム3の前面に窓枠4のフランジ部24をボルト、リベット等で締結する。このため、キャブフレーム3に窓枠4を取り付けるとき、窓枠4に溶接歪みが発生することはない。また、キャブフレーム3に窓枠4を容易に取り付けることができる。
この後、第1レール5の鞘部30に第2レール6の前端部を後方から挿入して遊嵌させ、第2レール6のブラケット31をキャブフレーム3のルーフレインフォースメント16にボルト32にて仮止めする。しかるのち、左右の第2レール6を平行な姿勢にするようにルーフレインフォースメント16に対するブラケット31の位置を調整し、ルーフレインフォースメント16にブラケット31を締結する。これにより、上部ローラ35aは、第2レール6に沿って前後方向に走行可能となる。
なお、可動窓7及び固定窓8は、予め窓枠4に組み付けた後、窓枠4と共にキャブフレーム3の開口部2に設けるものとしたが、これに限るものではない。
例えば、開口部2に窓枠4を組み付けたのち、窓枠4に設けられた第1レール5に可動窓5の下部ローラ35b及び上部ローラ35aを嵌合させ、第1レール5の鞘部30に第2レール6の前端部を後方から挿入して遊嵌させ、しかるのち、ルーフレインフォースメント16にブラケット31を締結してもよい。この場合、固定窓8はいずれのタイミングで窓枠4に組み付けてもよい。
また、開口部2に窓枠4を組み付けたのち、第1レール5の鞘部30に第2レール6の前端部を後方から挿入して遊嵌させ、可動窓5の下部ローラ35b及び上部ローラ35aを順に第2レール6に嵌合させると共に、下部ローラ35bを第2レール6及び第1レール5に沿って前方及び下方に走行させ、上部ローラ35aを第2レール6に沿って前方に走行させ、ルーフレインフォースメント16にブラケット31を締結してもよい。
このように、本実施の形態に係る建設機械用キャブ1は、開口部2が形成されたキャブフレーム3と、キャブフレーム3とは別体に形成され、開口部2に取り付けられる窓枠4と、窓枠4に左右に離間して一対設けられ、上下方向に延びる第1レール5と、これら第1レール5に設けられ、後方に延びる左右一対の第2レール6と、第1レール5に沿って走行する下部ローラ35bを有すると共に第2レール6に沿って走行する上部ローラ35aを有する可動窓7とを備える。このため、第1レール5及び第2レール6の左右の間隔がキャブフレーム3の組付精度に依存せず、キャブフレーム3の組付精度を緩和させることができる。また、第1レール5をキャブフレーム3より小さな窓枠4に溶接するため、溶接作業を簡易なものにでき、第1レール5を容易に平行に配設できる。そして、建設機械用キャブ1の生産性を上げることができる。
また、第2レール6の後部は、キャブフレーム3に左右方向に位置調整可能に設けられる。このため、第2レール6の平行度を容易に調整できる。
また、窓枠4は、開口部2に遊嵌される枠本体部23と、枠本体部23に設けられキャブフレーム3に前方から当接されるフランジ部24とを備える。このため、キャブフレーム3の組付誤差を吸収できると共に、開口部2に対する枠本体部23の位置を調整できる。また、キャブフレーム3に対する窓枠4の前後方向の位置を容易に合わせることができる。
また、フランジ部24は、前記キャブフレーム3に締結又は接着される。このため、窓枠4に溶接歪みが発性することはない。また、キャブフレーム3に窓枠4を容易に取り付けることができる。
以上、本開示の実施形態を詳細に述べたが、本開示は以下のような他の実施形態も可能である。
(1)図11に示すように、鞘部30は、側板部25aに設けられてもよい。この場合、鞘部30の前端には、第2レール6を当接させるための蓋部材30aが設けられるとよい。また、第1レール5の上端部の先端には、美観及び安全性を確保するためのキャップ5aが設けられるとよい。第1レール5に対するキャップ5aの取付作業は、第1レール5に下部ローラ35bを係合させたのち、行われるとよい。また、第2レール6は、予め第1レール5の上端部にヒンジ(図示せず)で回動可能に接続されてもよい。
(2)固定窓8は省略されてもよい。この場合、固定窓8の位置に、可動窓7或いは他の可動窓(図示せず)が配置されるとよい。
前述の各実施形態の構成は、特に矛盾が無い限り、部分的にまたは全体的に組み合わせることが可能である。本開示の実施形態は前述の実施形態のみに限らず、特許請求の範囲によって規定される本開示の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本開示に含まれる。従って本開示は、限定的に解釈されるべきではなく、本開示の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
1 建設機械用キャブ
2 開口部
3 キャブフレーム
4 窓枠
5 第1レール
6 第2レール
7 可動窓
8 固定窓
9 右サイドパネル
10 左サイドパネル
11 フロントクロスメンバー
12 リアクロスメンバー
13 フロントヘッダー
14 リアヘッダー
15 ルーフパネル
16 ルーフレインフォースメント
17 骨格部
18 パネル板
19 サイドレール
20 フロントピラー
21 ルーフレール
22 リアピラー
23 枠本体部
24 フランジ部
25 側枠部
25a 側板部
25b 前板部
25c 後板部
26 上枠部
27 下枠部
28 ウェザーストリップ
29 窓受部
30 鞘部
31 ブラケット
32 ボルト
33 窓ガラス
34 保持フレーム
35a 上部ローラ(ローラ)
35b 下部ローラ(ローラ)
36 ステー
36a 固定部
36b 後延部
37 軸部
38 車輪
39 第1ストライカー
40 第1ロック部材
41 第2ロック部材

Claims (6)

  1. 前面に開口部が形成されたキャブフレームと、
    前記キャブフレームとは別体に形成され、前記開口部に取り付けられる窓枠と、
    前記窓枠に左右に離間して一対設けられ、上下方向に延びる第1レールと、
    これら第1レール又は前記窓枠に設けられ、後方に延びる左右一対の第2レールと、
    前記第1レールに沿って走行する下部走行部を有すると共に前記第2レールに沿って走行する上部走行部を有する可動窓とを備えた
    ことを特徴とする建設機械用キャブ。
  2. 前記第2レールの後部は、前記キャブフレームに左右方向に位置調整可能に設けられた請求項1に記載の建設機械用キャブ。
  3. 前記キャブフレームは、車幅方向に延びるルーフレインフォースメント及びリアヘッダーを備え、
    前記第2レールの後部は、前記ルーフレインフォースメント、もしくは前記リアヘッダーに左右方向に位置調整可能に設けられた
    請求項1又は2に記載の建設機械用キャブ。
  4. 前記窓枠に設けられたロック部材と、前記可動窓に設けられ前記可動窓が前記窓枠を塞ぐ位置に移動されたとき前記ロック部材に係脱自在にロックされる被ロック部材とを備えた
    請求項1から3のいずれか一項に記載の建設機械用キャブ。
  5. 前記窓枠は、前記開口部に遊嵌される枠本体部と、
    前記枠本体部に設けられキャブフレームに前方から当接されるフランジ部とを備えた
    請求項1から4のいずれか一項に記載の建設機械用キャブ。
  6. 前記フランジ部は、前記キャブフレームに締結又は接着された
    請求項5に記載の建設機械用キャブ。
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