JP6655876B2 - 浴室乾燥機及び乾燥方法 - Google Patents

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Description

本発明は、浴室内の空気を外部に排出して換気を行う換気運転と、前記浴室内から吸引した空気を加熱して前記浴室内の乾燥対象物を乾燥させるために前記浴室内に送風する乾燥運転と、を実行可能な制御手段を備えた浴室乾燥機に関する。
浴室内の空気を循環させつつ加熱する乾燥運転を行うことで、浴室内に配置された衣類を乾燥させる浴室乾燥機が知られる。このような浴室乾燥機には、衣類を乾燥させるための乾燥運転を、所定時間後に行うタイマー設定機能が備えられている場合がある。また、特許文献1に示す浴室乾燥機のように、衣類の乾燥を行うよう指示されると、乾燥運転を開始した後、湿度センサを用いて取得した絶対湿度に基づいて衣類の乾燥度合を推定し、衣類が十分に乾燥したと判定された場合に、自動的に乾燥運転を終了する構成が知られている。
特開2011−172693号公報
一方、近年では専業主婦世帯の減少などを背景に、利用者が、浴室乾燥機に衣類の乾燥を行うように指示した後、外出するケースなどが増えつつある。
このようなケースに想定される利用者の行動としては、利用者が帰宅時間を見越して、浴室乾燥機の乾燥運転を開始する時刻をタイマー設定することが考えられる。この場合、衣類を洗濯した直後の状態で長時間放置した場合には、嫌な生乾きのにおいが発生するという問題がある。
また、想定される利用者の行動としては他に、帰宅予定時刻まで乾燥運転を連続実行することが考えられる。しかしながら、この場合には、電気代、ガス代がかかり、また省エネの観点からも問題がある
さらに、想定される利用者の行動としては他に、特許文献1のような浴室乾燥機において、衣類の乾燥を指示した後、放置することが考えられる。ここで、浴室内には浴槽の給湯口や排水溝など湿気を発生させる要因となる箇所が点在する。このため、浴室乾燥機によって一旦衣類の乾燥を完了しても、外出等で長時間放置したままにすると浴室内の湿度が上昇し、衣類が再度湿気を帯びることがある。
このため、利用者が、浴室乾燥機に衣類の乾燥を行うように指示した後、就寝や外出などにより長時間衣類を浴室に放置すると、衣類を浴室から取り込もうとした際には、衣類が湿気を帯びており、衣類の温度が低く、肌触りの悪い状態で衣類を取り込むことになるといった問題がある。特に、衣類の温度が低い場合には、実際には乾燥していても、体感的に乾いているようには感じ難く、利用者の浴室乾燥機に対する満足度が低くなり易い。また、衣類の湿り度合によっては、衣類の乾燥を再度行う必要があるという問題がある。
そこで、本発明の目的は、省エネに配慮しながらも、生乾きの臭いの発生を抑えながら、所定の時刻において暖かく肌触りの良い状態に衣類を仕上げることのできる浴室乾燥機を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る浴室乾燥機の特徴構成は、浴室内の空気を外部に排出して換気を行う換気運転と、前記浴室内から吸引した空気を加熱して前記浴室内の乾燥対象物を乾燥させるために前記浴室内に送風する乾燥運転と、を実行可能な制御手段を備えた浴室乾燥機であって、
終了予定時刻を入力するための入力手段と、
前記浴室内の絶対湿度を算出する絶対湿度算出手段と、
前記絶対湿度算出手段が算出した前記絶対湿度の変化率から前記乾燥対象物の乾燥率を推定する乾燥率推定手段とを備え、
前記制御手段が、
前記終了予定時刻が入力された状態において、
前記乾燥対象物の乾燥度合を示す乾燥指標が、前記乾燥対象物が完全に乾いたことを示す完全乾燥指標値よりも未乾燥側の値に設定された第1乾燥指標値としての前記乾燥率に到達した第1乾燥状態となるまで前記乾燥運転を行う第1乾燥運転と、
前記乾燥率が前記第1乾燥状態よりも未乾燥側の値となった時には、前記第1乾燥状態を維持できるように前記乾燥運転を間欠的に実行する待機運転と、
前記終了予定時刻において、前記乾燥指標が前記完全乾燥指標値としての前記乾燥率に到達した第2乾燥状態となるように、前記終了予定時刻の所定時間前から前記乾燥運転を行う第2乾燥運転と、を順に実行する自動乾燥運転を実行可能な点にある。
上記特徴構成によれば、絶対湿度算出手段により取得した浴室内の絶対湿度に基づいて、乾燥対象物の乾燥率を推定する。自動乾燥運転を実行すると、まず第1乾燥運転によって、乾燥対象物が完全に乾いた状態よりも未乾燥な状態である第1乾燥状態にまで乾燥運転が実行される。さらに、待機運転が実行された後、終了予定時刻の所定時間前に、第2乾燥運転が実行される。
これにより、自動乾燥運転を開始すると、第1乾燥運転によって、乾燥対象物を一旦、第1乾燥指標値として、完全に乾いたことを示す完全乾燥指標値よりも未乾燥側に設定された値近くにまで乾燥するため、乾燥対象物を濡れたまま放置した場合に生じる嫌な生乾きのにおいの発生を抑えることができる。
さらに、乾燥運転を中断する待機運転を行った後、第2乾燥運転を実行する。このため、乾燥運転を連続して行うよりも省エネを実現することが出来、終了予定時刻においては、乾燥対象物が乾燥運転により暖められるとともに、完全に乾いた状態となる。よって、浴室乾燥機の利用者は、終了予定時刻に、暖かく肌触りの良い状態の衣類を取り込むことができる。
以上のように、省エネに配慮しながらも、生乾きの臭いの発生を抑えながら、終了予定時刻において暖かく肌触りの良い状態に衣類を仕上げられる浴室乾燥機を実現できる。
また、上記特徴構成によれば、待機運転において、間欠的に乾燥運転が行われることで第1乾燥状態が維持される。よって、例えば、浴室内に水溜りが存在するなど湿気が発生し易い状況下においても、第1乾燥運転の後、第2乾燥運転が開始されるまでの間に、乾燥対象物が浴室内における湿気を多く吸ってしまうことを予防することができる。よって、待機運転中に、生乾きの状態となり、嫌な匂いが発生することを防ぐことができる。また、間欠的に乾燥運転を行うため、第1乾燥運転の後、第2乾燥運転が開始されるまでの間、常時乾燥運転を実行する場合に比べると、省エネを実現することができる。すなわち、省エネに配慮しながらも、生乾きの臭いの発生を抑えた浴室乾燥機を実現することができる。
また、別の特徴構成は、前記制御手段が、
前記待機運転において、前記乾燥運転を行っていないタイミングでは、前記換気運転を実行する点にある。
上記特徴構成によれば、待機運転の間、少なくとも換気運転が実行された状態となる。これにより、浴室内の換気が常に行われることから、換気を行っていない状況下に比べ、乾燥対象物が浴室内における湿気を吸い難くすることができる。換気運転にかかるコストは乾燥運転に比べれば小さいため、常時乾燥運転を実行する場合に比べると、省エネを実現することができる。すなわち、省エネに配慮しながらも、生乾きの臭いの発生をより一層抑えた浴室乾燥機を実現することができる。
さらに、別の特徴構成は、前記入力手段が、外部ネットワークを介して通信端末と通信可能に構成された点にある。
上記特徴構成によれば、浴室乾燥機の利用者は通信端末を用いて、外部ネットワーク越しに終了予定時刻を入力することが可能となる。すなわち、例えば、浴室乾燥機が設けられた家屋外から、利用者が終了予定時刻を入力することが可能となる。よって、例えば、利用者が外出先から、終了予定時刻として帰宅予定時刻を入力することで、帰宅直後に、暖かく肌触りの良い状態で乾燥対象物を取り込むことが可能となる。
また、さらなる特徴構成は、前記通信端末が前記終了予定時刻を入力できるように構成され、
前記制御手段が、
前記自動乾燥運転において前記第2乾燥運転を開始するまでの間に、前記通信端末から前記終了予定時刻の入力が行われた場合に、前記終了予定時刻を更新するように構成された点にある。
上記特徴構成によれば、利用者は、自動乾燥運転を開始した状態において、第2乾燥運転が開始されるまでの間に、通信端末を介して、終了予定時刻を更新することが可能となる。すなわち、例えば、利用者が外出先から一度終了予定時刻として帰宅予定時刻を入力した後であっても、帰宅が予定より遅くなるような際には、再度帰宅予定時刻を入力することで、帰宅直後に暖かく肌触りの良い状態で乾燥対象物を取り込むことが可能となる。
さらに、別の特徴構成は、前記浴室乾燥機の設置位置を示す設置位置情報を記憶した設置位置記憶手段を備えるとともに、
前記入力手段が、前記外部ネットワークを介して取得した前記通信端末の位置情報と前記設置位置情報との関係に基づいて、前記終了予定時刻を決定する時刻決定手段を備え、当該時刻決定手段により決定した前記終了予定時刻を入力する点にある。
上記特徴構成によれば、通信端末から取得した位置情報と、位置情報記憶手段に記憶された浴室乾燥機の設置位置情報との関係に基づいて自動的に終了予定時刻が決定され、浴室乾燥機の制御手段に入力される。よって、例えば、利用者が通信端末を持って外出した場合には、利用者の位置に応じて自動的に終了予定時刻が入力される。これにより、利用者は特別な操作を行う必要なく、帰宅直後に暖かく肌触りの良い状態で乾燥対象物を取り込むことが可能となる。すなわち、利用者の帰宅に合わせて乾燥対象物を暖かく肌触りの良い状態に仕上げられる浴室乾燥機をより利便性に優れた形態で実現することができる。
また、別の特徴構成は、前記制御手段が、
前記乾燥率が90%以上100%未満の状態を前記第1乾燥状態とし、
前記乾燥率が100%以上の状態を前記第2乾燥状態とする点にある。
上記特徴構成によれば、制御手段は、乾燥対象物の乾燥率が90%以上100%未満の状態という乾燥対象物がほぼ乾いた状態を第1乾燥状態として、第1乾燥運転を実行し、乾燥率が100%という乾燥対象物が完全に乾いた状態を第2乾燥状態として第2乾燥運転を実行する。
ここでは、第1乾燥運転の後、第2乾燥運転が開始されるまでの間において、乾燥対象物が浴室内の湿気を少なからず吸収することが想定されるため、第1乾燥運転では、乾燥対象物の乾燥率を90以上100%未満の状態に留める。このため、待機運転中において、生乾きとなり嫌なにおいが発生することを抑えつつ、完全に乾燥した状態に比べ湿気を吸収し難い状態とできる。
よって、第1乾燥運転で乾燥対象物を完全に乾燥させる場合に比べて、過剰に乾燥運転を実行する時間を抑えられる。すなわち、自動乾燥運転における乾燥運転の時間を抑え、より一層省エネ効果の高い浴室乾燥機を実現することができる。
また、別の特徴構成は、浴室内の空気を外部に排出して換気を行う換気運転と、前記浴室内から吸引した空気を加熱して前記浴室内に送風する乾燥運転と、を実行可能な浴室乾燥機を用いて前記浴室内の乾燥対象物を乾燥させる乾燥方法であって、
前記浴室内の絶対湿度を算出して、当該算出した絶対湿度の変化率から前記乾燥対象物の乾燥率を推定し、
前記乾燥対象物の乾燥度合を示す乾燥指標が、前記乾燥対象物が完全に乾いたことを示す完全乾燥指標値よりも未乾燥側の値に設定された第1乾燥指標値としての前記乾燥率に到達した第1乾燥状態となるまで前記乾燥運転を行う第1乾燥運転と、
前記乾燥率が前記第1乾燥状態よりも未乾燥側の値となった時には、前記第1乾燥状態を維持できるように前記乾燥運転を間欠的に行う待機運転と、
所定の終了予定時刻において、前記乾燥指標が前記完全乾燥指標値としての前記乾燥率に到達した第2乾燥状態となるように、前記終了予定時刻の所定時間前から前記乾燥運転を行う第2乾燥運転と、を順に実行する点にある。
上記特徴構成によれば、浴室内の絶対湿度に基づいて、乾燥対象物の乾燥率を推定する。自動乾燥運転を実行すると、まず第1乾燥運転によって、乾燥対象物が完全に乾いた状態よりも未乾燥な状態である第1乾燥状態にまで乾燥運転が実行される。さらに、待機運転が実行された後、終了予定時刻の所定時間前に、第2乾燥運転が実行される。
これにより、自動乾燥運転を開始すると、第1乾燥運転によって、乾燥対象物を一旦、第1乾燥指標値として、完全に乾いたことを示す完全乾燥指標値よりも未乾燥側に設定された値近くにまで乾燥するため、乾燥対象物を濡れたまま放置した場合に生じる嫌な生乾きのにおいの発生を抑えることができる。
さらに、乾燥運転を中断する待機運転を行った後、第2乾燥運転を実行する。このため、乾燥運転を連続して行うよりも省エネを実現することが出来、終了予定時刻においては、乾燥対象物が乾燥運転により暖められるとともに、完全に乾いた状態となる。よって、本乾燥方法を用いることで、利用者は、終了予定時刻に、暖かく肌触りの良い状態の衣類を取り込むことができる。
以上のように、省エネに配慮しながらも、生乾きの臭いの発生を抑えながら、終了予定時刻において暖かく肌触りの良い状態に衣類を仕上げられる乾燥方法を実現できる。
また、上記特徴構成によれば、待機運転において、間欠的に乾燥運転が行われることで第1乾燥状態が維持される。よって、例えば、浴室内に水溜りが存在するなど湿気が発生し易い状況下においても、第1乾燥運転の後、第2乾燥運転が開始されるまでの間に、乾燥対象物が浴室内における湿気を多く吸ってしまうことを予防することができる。よって、待機運転中に、生乾きの状態となり、嫌な匂いが発生することを防ぐことができる。また、間欠的に乾燥運転を行うため、第1乾燥運転の後、第2乾燥運転が開始されるまでの間、常時乾燥運転を実行する場合に比べると、省エネを実現することができる。すなわち、省エネに配慮しながらも、生乾きの臭いの発生を抑えた乾燥方法を実現することができる。
浴室暖房乾燥機の概要図 浴室暖房乾燥機の内部構成図 自動乾燥運転のフローチャート 自動乾燥運転時の動作及び乾燥率の変化を示す図 第2実施形態に係る浴室暖房乾燥機の内部構成図
〔第1実施形態〕
1.浴室乾燥機の概要
以下、図面に基づいて、本発明に係る浴室暖房乾燥機1の実施形態を説明する。浴室暖房乾燥機1は「浴室乾燥機」に相当する。
図1及び図2に示すように、浴室暖房乾燥機1は、装置本体Mと、その装置本体Mに加熱した熱媒を循環供給する熱源機Gと、浴室暖房乾燥機1の運転を制御する制御手段10と、その制御手段10に各種制御指令が指示される際に用いられる入力手段I(浴室リモコンR1、脱衣室リモコンR2、また不図示の台所リモコン)とを備えて構成されている。浴室リモコンR1は、浴室B内に備えられ、脱衣室リモコンR2は、浴室Bに隣接する脱衣室に備えられる。
さらに脱衣室リモコンR2は、浴室暖房乾燥機1を有する宅内に設置された外部ネットワークとの中継器(宅内ルータ15)と通信可能に構成され、宅内ルータ15を介して利用者が通信端末14で指示した各種制御指令を制御手段10に伝える役割を担う。
装置本体Mは、下方が略全体にわたって開口した概ね直方体形状の箱状のケースによって構成される。図2に示すように、そのケース内には、浴室B内の空間に面する吸入口から吸い込んだ空気を、同じく浴室B内の空間に面する吹出口から吹き出すように通風作用する循環ファン2、吸入口から吸い込んだ空気をダクト接続部E(図1)を通してケース外に排出する排気ファン3、循環ファン2により通風される空気を熱源機Gからの熱媒循環路を通して循環供給される熱媒にて加熱する暖房用熱交換器4等が装備されている。
制御手段10は、循環ファン2、排気ファン3、及び暖房用熱交換器4の動作を制御することで、後述する換気運転op1(図3)、暖房運転及び乾燥運転op2(図3)などの各種制御を実行する。
具体的には、浴室暖房乾燥機1は、排気ファン3によって浴室B内の空気が浴室B外に排出されるように構成されており、制御手段10は、換気運転op1として排気ファン3を動作させ、浴室Bの換気を行う。なお、換気運転op1においては、排気ファン3の動作と同時に、循環ファン2を動作させ、浴室B内の空気の循環を促す構成としても構わない。
また、浴室暖房乾燥機1は、循環ファン2の通風作用により、吸入口を通して吸引された浴室B内の空気が暖房用熱交換器4にて加熱された後、吹出口を通して浴室B内に送風されるように構成されており、制御手段10は、暖房運転として循環ファン2及び暖房用熱交換器4を動作させ、浴室B内を暖房する。
さらに、浴室暖房乾燥機1は、乾燥運転op2として、換気運転op1と暖房運転を同時に行うことで、浴室B内の空気を乾燥させることができるように構成される。乾燥運転op2は、吹出口の近辺に衣類Cを配置した状態で実行することで衣類の乾燥を行うことができる。
浴室暖房乾燥機1は、入力手段Iとしての脱衣室リモコンR2を介して、これらの換気運転op1、暖房運転及び乾燥運転op2の実行を指示可能に構成されている。
2.制御手段の構成
本実施形態においては、浴室暖房乾燥機1は、入力手段Iを介して利用者が換気運転op1、暖房運転及び乾燥運転op2に加えて、「自動乾燥運転opA」の実行を指示可能に構成される。また、入力手段Iは、利用者が自動乾燥運転opAの動作終了を希望する予定時刻である「終了予定時刻Tx」を制御手段10に入力可能に構成される。
詳しくは後述するが、浴室暖房乾燥機1は、「自動乾燥運転opA」の実行が指示された場合、終了予定時刻Txが入力されているか否かによってその制御内容を変更するように構成される。
大まかには、終了予定時刻Txが入力されていない場合には、浴室暖房乾燥機1は自動乾燥運転opAとして、浴室B内に配置された衣類Cが完全に乾燥するまでの間、乾燥運転op2を連続実行して終了する。
一方、終了予定時刻Txが入力された場合には、自動乾燥運転opAとして、終了予定時刻Txにおいて浴室B内に配置された衣類Cが完全に乾燥するように、乾燥運転op2のタイミングを調整しながら実行する。
2−1.乾燥率(乾燥指標)
本実施形態においては、制御手段10が浴室B内の衣類Cの乾燥度合を把握するための指標として、乾燥対象物である衣類Cの乾燥率Dを用いる。乾燥率Dは、自動乾燥運転opA実行直前において衣類Cに含まれる水分のうち、衣類Cから蒸発した水分の割合を示す。
乾燥率Dは、乾燥前後で衣類Cの重量を計測することで直接求めることができるが、本実施形態においては、浴室B内の絶対湿度Haの変化率に基づいて乾燥率Dを間接的に求める構成としている。
具体的には、乾燥率Dの推定にあたり、浴室暖房乾燥機1には、絶対湿度算出手段11及び乾燥率推定手段12が備えられる。また、浴室暖房乾燥機1には、浴室B内の温度を計測するための温度センサ5及び、浴室B内の相対湿度を計測するための湿度センサ6が備えられる。
絶対湿度算出手段11は、温度センサ5により計測した浴室B内の温度及び、湿度センサ6により計測した相対湿度に基づいて、浴室B内の絶対湿度Haを算出する。絶対湿度算出手段11は例えば、1分ごとに絶対湿度Haを算出するように構成される。
乾燥率推定手段12は、絶対湿度算出手段11により逐次算出された絶対湿度Haを入力として受け取り、入力された絶対湿度Haの変化率から、衣類Cの乾燥率Dを推定するように構成される。ここで、絶対湿度Haの変化率と乾燥率Dとの対応関係は、あらかじめ統計に基づき決定しておくと良い。
2−2.入力手段の構成
浴室暖房乾燥機1は、制御手段10に終了予定時刻Txを入力するための入力手段Iとして、浴室リモコンR1、脱衣室リモコンR2などを備える。
通信端末14は、利用者が終了予定時刻Txを入力できるように構成される。浴室暖房乾燥機1は、通信端末14に入力された終了予定時刻Txを、宅内ルータ15を介して入力手段Iとしての脱衣室リモコンR2が受信可能に構成される。脱衣室リモコンR2が通信端末14から受信した終了予定時刻Txは、さらに制御手段10へと入力される。
通信端末14としては、例えば、スマートフォンや携帯電話などを用いることができる。このような構成により、利用者によって通信端末14に入力された終了予定時刻Txは、浴室暖房乾燥機1の制御手段10に入力される。
ここで、利用者が通信端末14を用いて、制御手段10に終了予定時刻Txを入力する利用例としては、例えば、外出先において帰宅予定時刻を入力するケースや、就寝前に翌日の起床予定時刻を入力するケースが考えられる。
なお、浴室暖房乾燥機1は、終了予定時刻Txが入力された状態で自動乾燥運転opAが開始された後であっても、入力手段Iを用いて終了予定時刻Txを適宜再入力可能に構成される。浴室暖房乾燥機1の制御手段10は、終了予定時刻Txが再入力されると既に入力されている終了予定時刻Txを、再入力された終了予定時刻Txに更新する。この更新により、自動乾燥運転opAにおける乾燥運転op2の制御タイミングが、再入力された終了予定時刻Txに合わせて浴室B内の衣類Cが完全に乾き切った状態となるように調整される。
以下では、終了予定時刻Txが入力された状態における自動乾燥運転opAについて説明する。ここで、「終了予定時刻Txが入力された状態」とは、自動乾燥運転opAの実行が開始される前に終了予定時刻Txが入力された状態と、自動乾燥運転opAの実行が開始された後に終了予定時刻Txが入力された状態との両方を含む。
3.自動乾燥運転
図3及び図4を用いて、浴室暖房乾燥機1の自動乾燥運転opAについて説明する。入力手段Iを介して終了予定時刻Txが入力された状態で自動乾燥運転opAの実行が指示されると、浴室暖房乾燥機1の制御手段10によって「第1乾燥運転A1」、「待機運転W」、「第2乾燥運転A2」が順に実行される。
3−1.第1乾燥運転
図4に示すように、制御手段10は、第1乾燥運転A1として、第1乾燥状態S1となるまで乾燥運転op2を行う。第1乾燥状態S1は、乾燥対象物である衣類Cの乾燥率Dが、乾燥対象物が完全に乾いたことを示す完全乾燥指標値D2と等価、または当該完全乾燥指標値D2よりも未乾燥側の値に設定された第1乾燥指標値D1に到達した状態を意味する。
本実施形態においては、完全乾燥指標値D2としては乾燥率D 100%とし、第1乾燥指標値D1として、乾燥率D 90%を用いる。すわなち、制御手段10は、浴室B内の衣類Cの乾燥率Dが100%(完全乾燥指標値D2)よりもわずかに低い第1乾燥指標値D1(乾燥率D 90%の状態)に到達した状態を第1乾燥状態S1とする。より具体的には、乾燥率Dが90以上100%未満の状態を第1乾燥状態S1とする。
ここで、第1乾燥指標値D1としては、衣類Cが完全に乾燥していないものの、衣類Cを放置した状態において生乾きの臭いが発生し難い程度に乾燥した状態を示す値に設定すると良い。具体的には、第1乾燥指標値D1としては乾燥率D 90〜95%の間の値を用いると良い。
制御手段10は、第1乾燥運転A1において乾燥率Dが第1乾燥状態S1の状態に到達すると、待機運転Wに制御を移行する。
3−2.待機運転
図3及び図4に示すように、制御手段10は、待機運転Wとして、乾燥運転op2を一旦中断し、換気運転op1又は乾燥運転op2を実行する。より詳しくは、本実施形態においては、第1乾燥運転A1において実行していた乾燥運転op2を中断し、換気運転op1を開始する。
図4に示すように、乾燥率推定手段12により定期的(例えば、1分ごと)に乾燥率Dを取得し、乾燥率Dが第1乾燥状態S1よりも未乾燥側の値となった時には、第1乾燥状態S1を維持できるように、乾燥運転op2を間欠的に実行する。具体的には、乾燥率Dが第1乾燥指標値D1よりも一定の値以上低くなった場合に、換気運転op1を中断し、第1乾燥指標値D1に近づくように乾燥運転op2を行う。
以上のように、本実施形態においては、待機運転W中、乾燥運転op2を行っていないタイミングでは、換気運転op1を実行する。このような制御を行うことにより、待機運転W中においてできる限り乾燥運転op2を行わないことで省エネを実現しながら、衣類Cが浴室B内の湿気を含み湿ってしまうことを抑えることができる。
制御手段10は、後述するように、現在時刻が終了予定時刻Txの乾燥再開時間Tr前になると、第2乾燥運転A2へと制御を移行する。
3−3.第2乾燥運転
制御手段10は、第2乾燥運転A2として、終了予定時刻Txにおいて、乾燥率Dが完全乾燥指標値D2に到達した第2乾燥状態S2となるように、終了予定時刻Txの所定時間(乾燥再開時間Tr)前から乾燥運転op2を実行する。
上述のように、第2乾燥状態S2の判定に用いる完全乾燥指標値D2としては、乾燥率D 100%を用いる。具体的には、制御手段10は、第2乾燥状態S2として乾燥率Dが100%以上の状態を用いる。ここで乾燥再開時間Trとしては、数分〜数十分の間で設定すると良い。
なお、第2乾燥運転A2の開始後、所定時間内に(例えば5分以内に)絶対湿度Haの低下がみられない場合には、一旦乾燥運転op2を停止し、終了予定時刻Tx直前(例えば1分前)のみにおいて、乾燥運転op2または暖房運転を行う構成としても良い。開始後、所定時間内に(例えば5分以内に)絶対湿度Haの低下がみられない場合は、衣類Cが浴室B内の湿気をほとんど吸っておらず、十分に乾き切っていると判断できるため、終了予定時刻Txにおいて衣類Cを暖かい状態とするだけでも、利用者が取り込んだ衣類Cを肌触り良く感じることができる。
4.浴室乾燥機の動作
図3のフローチャートに基づいて、浴室暖房乾燥機1の自動乾燥運転opA時の動作を説明する。
4−1.第1乾燥運転
利用者により入力手段Iを介して、自動乾燥運転opAの開始が指示されると(#1)、まず第1乾燥運転A1の処理が開始される。
具体的には、乾燥運転op2が実行される(#2)、次に、終了予定時刻Txが入力されたかを確認する(#3)。
終了予定時刻Txが入力されている場合(#3:YES)には、乾燥率推定手段12により乾燥率Dを推定し、推定した乾燥率Dに基づいて第1乾燥状態S1に到達したかを判定する(#4)。具体的には、乾燥率Dが第1乾燥指標値D1以上であるかを判定する。
第1乾燥状態S1に到達していない場合(#4:NO)には、#2〜#4の処理を繰り返す。第1乾燥状態S1に到達した場合(#4:YES)には、待機運転Wの処理を開始する。
なお、終了予定時刻Txの入力が無い場合(#3:NO)には、乾燥率推定手段12より乾燥率Dを推定し、推定した乾燥率Dに基づいて完全に衣類Cが乾燥したかを判定する(#20)。具体的には、乾燥率Dが完全乾燥指標値D2以上であるかを判定する。乾燥率Dが完全乾燥指標値D2未満の場合(#20:NO)には#2〜#3の処理を繰り返す。乾燥率Dが完全乾燥指標値D2以上の場合(#20:YES)には、自動乾燥運転opAを終了する(#12)。
4−2.待機運転
待機運転Wの処理が開始されると、乾燥運転op2に代えて、換気運転op1が実行される(#5)。次に、制御手段10に入力された終了予定時刻Txを確認し、現在時刻が終了予定時刻Txの乾燥再開時間Tr前に到達したか否かを判定する(#6)。
乾燥再開時間Tr前に未到達の場合(#6:NO)には、乾燥率推定手段12により乾燥率Dを推定し、推定した乾燥率Dに基づいて第1乾燥状態S1が維持されているか否かを判定する(#7)。具体的には、乾燥率Dが第1乾燥指標値D1未満になっていないかを判定する。乾燥率Dが第1乾燥指標値D1以上である場合(#7:NO)には、#5〜#7の処理を繰り返す。
乾燥率Dが第1乾燥指標値D1未満である場合(#7:YES)には、換気運転op1を中断し、乾燥運転op2を実行する(#8)。続いて乾燥率Dが、乾燥率推定手段12により乾燥率Dを推定し、推定した乾燥率Dに基づいて第1乾燥状態S1が維持されているか否かを判定する(#9)。具体的には、乾燥率Dが第1乾燥指標値D1以上となっているかを判定する。乾燥率Dが第1乾燥指標値D1未満の間(#9:NO)、#8〜#9の処理を繰り返し、乾燥率Dが第1乾燥指標値D1以上となった場合に(#9:YES)には、#5の処理に戻り、#5〜#7の処理を繰り返す。
#6の処理において、現在時刻が終了予定時刻Txの乾燥再開時間Tr前に到達したと判定された場合(#6:YES)、第2乾燥運転A2の処理を開始する。
4−3.第2乾燥運転
第2乾燥運転A2の処理が開始されると、換気運転op1に代えて、乾燥運転op2が実行される(#10)。次に、乾燥率推定手段12により乾燥率Dを推定し、推定した乾燥率Dに基づいて第2乾燥状態S2に到達したか否かを判定する(#11)。具体的には、乾燥率Dが完全乾燥指標値D2以上であるかを判定する。
完全乾燥指標値D2未満の場合(#11:NO)には、#10〜#11の処理を繰り返す。#11の処理において、乾燥率Dが完全乾燥指標値D2以上の場合(#11:YES)には、自動乾燥運転opAを終了する(#12)。
以上の制御により、省エネに配慮しながらも、生乾きの臭いの発生を抑え、利用者により入力された終了予定時刻Txにおいて、暖かく肌触りの良い状態に衣類を仕上げられる浴室乾燥機を実現できる。
〔第2実施形態〕
上記第1実施形態では、利用者が通信端末14において終了予定時刻Txを直接指定することで、制御手段10に終了予定時刻Txが入力される構成の一例を示した。
本実施形態においては、利用者が通信端末14を持ち歩くだけで、通信端末14の位置情報P1を用いて、制御手段10に終了予定時刻Txが自動的に入力される構成の一例を示す。本実施形態の構成は、入力手段Iに関連する構成以外については第1実施形態と同様のため、説明及び図示を省略する。以下では、図5を用いて本実施形態における入力手段Iに関連する構成を説明する。
浴室暖房乾燥機1は、入力手段Iとして、利用者が利用する通信端末14と宅内ルータ15を介して通信可能な脱衣室リモコンR2に加えて、時刻決定手段21、及び設置位置記憶手段22を備える。
本実施形態においては、通信端末14は、自身の現在地情報(位置情報P1)を取得するための位置情報取得手段23を備える。具体的には、位置情報P1として、例えば緯度経度を用いる。位置情報取得手段23としては、例えば、GPSや無線LAN機能を利用した位置情報推定機能を備えると良い。位置情報取得手段23により取得された位置情報P1は、宅内ルータ15及び脱衣室リモコンR2を介して時刻決定手段21に入力される。
設置位置記憶手段22は、浴室暖房乾燥機1の設置位置を示す設置位置情報P2を記憶する。具体的には、設置位置情報P2として、例えば緯度経度が記憶される。位置情報P1は、浴室暖房乾燥機1の設置時に、あらかじめ記憶される構成とすると良い。
時刻決定手段21は、位置情報P1及び設置位置情報P2との位置関係に基づいて、終了予定時刻Txを決定する。具体的には、例えば、位置情報P1が、設置位置情報P2に対して一定の距離内(例えば1km以内)に存在した場合に、現在時刻に対して所定の時間(例えば15分)経過した時刻を終了予定時刻Txと決定する。ここでの「所定の時間」としては、乾燥再開時間Trより長い時間に設定すると好ましい。加えて、「所定の時間」としては、利用者が「一定の距離」を移動するために要する時間を設定すると良い。
このような構成により、浴室暖房乾燥機1の利用者が特段の操作を行わずとも、利用者の所持する通信端末14の位置情報P1に基づいて、時刻決定手段21が終了予定時刻Txとして帰宅推定時刻を決定し、自動的に終了予定時刻Txが更新される。
よって、例えば、浴室暖房乾燥機1の利用者が、終了予定時刻Txを入力して自動乾燥運転opAの実行を指示した後、入力した終了予定時刻Txよりも早めに外出先から帰宅しかけた場合などにおいて、時刻決定手段21によって終了予定時刻Txが更新されることで、帰宅した直後に、暖かく肌触りの良い状態で衣類Cを取り込むことが可能となる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態においては、乾燥指標として、乾燥率推定手段12により推定した乾燥率Dを用いる場合の一例を示したが、乾燥指標として別の値を用いても構わない。具体的には、乾燥指標として、例えば、浴室B内の絶対湿度Haを用いても良い。
また、仮に、浴室暖房乾燥機1が浴室B内に配置された衣類Cの重量を計測可能に構成されている場合には、乾燥前後の衣類Cの重量から直接、衣類Cの乾燥率を算出しても構わない。
(2)上記実施形態においては、第1乾燥状態S1を、乾燥率Dが完全乾燥指標値D2よりもわずかに低い第1乾燥指標値D1以上の状態とし、第2乾燥状態S2を、乾燥率Dが完全乾燥指標値D2以上の状態とする場合の一例を示したが、第1乾燥状態S1の状態及び第2乾燥状態S2の状態は適宜変更しても構わない。
例えば、第1乾燥状態S1及び第2乾燥状態S2をともに、乾燥率Dが完全乾燥指標値D2以上の状態としても構わない。すなわち、第1乾燥運転A1として、乾燥率Dが完全乾燥指標値D2以上となるまで乾燥運転op2を行う構成としても構わない。
また、例えば、第1乾燥状態S1を、あらかじめ決められた所定時間、乾燥運転op2を行った後の状態としても構わない。すなわち、第1乾燥運転A1として、あらかじめ決められた所定時間、乾燥運転op2を行う構成としても構わない。
(3)上記実施形態においては、待機運転Wにおいて、浴室暖房乾燥機1が、適宜乾燥率Dを推定して第1乾燥状態S1を維持するように、間欠的に乾燥運転op2を実行する場合の一例を示したが、待機運転Wにおける制御は、上記実施形態に限られない。
具体的には、待機運転Wにおいて、第1乾燥運転A1で一度乾燥させた衣類Cが再度湿る可能性を抑えるような制御であれば、どのような制御を用いても構わない。例えば、乾燥率Dと関係なく、定期的に(例えば30分ごとに)乾燥運転op2を実行する構成としても良い。また、例えば、乾燥運転op2を実行せず、換気運転op1を連続的に実行するのみとしても良い。
また、待機運転Wにおいては、換気運転op1及び乾燥運転op2のいずれも実行しない構成としても構わない。このように何も実行しない構成であっても、浴室B内に湿気がほとんど残存しない状況下においては、第1乾燥運転A1で一度乾燥させた衣類Cが再度湿る可能性は低く、省エネの観点から有効である。
(4)上記実施形態においては、脱衣室リモコンR2が、利用者が外出先などから利用可能な通信端末14と通信可能に構成される場合の一例を示したが、脱衣室リモコンR2が通信端末14と通信を行わない構成としても構わない。
また、上記実施形態においては、通信端末14からの入力(終了予定時刻Tx又は位置情報P1)を、脱衣室リモコンR2を介して装置本体Mの制御手段10に入力する構成の一例を示したが、熱源機Gや台所リモコン(不図示)が制御手段10への入力を仲介する入力手段Iとして用いられても構わない。
具体的には、例えば、熱源機Gが機器本体Mの制御手段10と有線で通信可能に構成されている場合、熱源機Gと通信可能な台所リモコン(不図示)が、宅内ルータ15と無線通信可能に構成され、通信端末14からの入力を中継器15を介して受信し、さらに熱源機Gを介して制御手段10へと入力する構成でも構わない。
また、例えば、熱源機Gが宅内ルータ15と直接、無線又は有線で通信可能に構成され、通信端末14からの入力を熱源機Gを介して制御手段10へと入力する構成でも構わない。
(5)上記第2実施形態においては、制御手段10に、終了予定時刻Txとして時刻決定手段21によって決定された利用者の帰宅推定時刻が入力される場合の一例を示した。上記第2実施形態では、通信端末14と位置情報P1と、浴室暖房乾燥機1の設置位置情報P2とに基づいて帰宅推定時刻を決定したが、異なる決定方法を用いても構わない。
例えば、時刻決定手段21が、通信端末14の位置情報P1を逐次取得し、通信端末14の移動速度を算出し、当該移動速度を加味して、帰宅推定時刻を決定しても構わない。具体的には、位置情報P1と設置位置情報P2との距離を、時刻決定手段21で算出した通信端末14の移動速度で割り、求まった時間を現在時刻に加えて、帰宅推定時刻としても構わない。
なお、上記実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じないかぎり、他の実施形態で開示されている構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
1 :浴室暖房乾燥機(浴室乾燥機)
10 :制御手段
11 :絶対湿度算出手段
12 :乾燥率推定手段
14 :通信端末
15 :宅内ルータ
21 :時刻決定手段
22 :設置位置記憶手段
23 :位置情報取得手段
B :浴室
C :衣類(乾燥対象物)
D :乾燥率
D1 :第1乾燥指標値
D2 :完全乾燥指標値
Ha :絶対湿度
I :入力手段
P1 :位置情報(通信端末の位置情報)
P2 :設置位置情報(浴室乾燥機の設置位置を示す位置情報)
S1 :第1乾燥状態
S2 :第2乾燥状態
Tr :乾燥再開時間(所定時間)
Tx :終了予定時刻
op1 :換気運転
op2 :乾燥運転
opA :自動乾燥運転
A1 :第1乾燥運転
A2 :第2乾燥運転
W :待機運転

Claims (7)

  1. 浴室内の空気を外部に排出して換気を行う換気運転と、前記浴室内から吸引した空気を加熱して前記浴室内の乾燥対象物を乾燥させるために前記浴室内に送風する乾燥運転と、を実行可能な制御手段を備えた浴室乾燥機であって、
    終了予定時刻を入力するための入力手段と、
    前記浴室内の絶対湿度を算出する絶対湿度算出手段と、
    前記絶対湿度算出手段が算出した前記絶対湿度の変化率から前記乾燥対象物の乾燥率を推定する乾燥率推定手段とを備え、
    前記制御手段が、
    前記終了予定時刻が入力された状態において、
    前記乾燥対象物の乾燥度合を示す乾燥指標が、前記乾燥対象物が完全に乾いたことを示す完全乾燥指標値よりも未乾燥側の値に設定された第1乾燥指標値としての前記乾燥率に到達した第1乾燥状態となるまで前記乾燥運転を行う第1乾燥運転と、
    前記乾燥率が前記第1乾燥状態よりも未乾燥側の値となった時には、前記第1乾燥状態を維持できるように前記乾燥運転を間欠的に実行する待機運転と、
    前記終了予定時刻において、前記乾燥指標が前記完全乾燥指標値としての前記乾燥率に到達した第2乾燥状態となるように、前記終了予定時刻の所定時間前から前記乾燥運転を行う第2乾燥運転と、を順に実行する自動乾燥運転を実行可能な浴室乾燥機。
  2. 前記制御手段が、
    前記待機運転において、前記乾燥運転を行っていないタイミングでは、前記換気運転を実行する請求項1に記載の浴室乾燥機。
  3. 前記入力手段が、外部ネットワークを介して通信端末と通信可能に構成された請求項1又は2に記載の浴室乾燥機。
  4. 前記通信端末が前記終了予定時刻を入力できるように構成され、
    前記制御手段が、
    前記自動乾燥運転において前記第2乾燥運転を開始するまでの間に、前記通信端末から前記終了予定時刻の入力が行われた場合に、前記終了予定時刻を更新するように構成された請求項3に記載の浴室乾燥機。
  5. 前記浴室乾燥機の設置位置を示す設置位置情報を記憶した設置位置記憶手段を備えるとともに、
    前記入力手段が、前記外部ネットワークを介して取得した前記通信端末の位置情報と前記設置位置情報との関係に基づいて、前記終了予定時刻を決定する時刻決定手段を備え、当該時刻決定手段により決定した前記終了予定時刻を入力する請求項3に記載の浴室乾燥機。
  6. 前記制御手段が、
    前記乾燥率が90%以上100%未満の状態を前記第1乾燥状態とし、
    前記乾燥率が100%以上の状態を前記第2乾燥状態とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の浴室乾燥機。
  7. 浴室内の空気を外部に排出して換気を行う換気運転と、前記浴室内から吸引した空気を加熱して前記浴室内に送風する乾燥運転と、を実行可能な浴室乾燥機を用いて前記浴室内の乾燥対象物を乾燥させる乾燥方法であって、
    前記浴室内の絶対湿度を算出して、当該算出した絶対湿度の変化率から前記乾燥対象物の乾燥率を推定し、
    前記乾燥対象物の乾燥度合を示す乾燥指標が、前記乾燥対象物が完全に乾いたことを示す完全乾燥指標値よりも未乾燥側の値に設定された第1乾燥指標値としての前記乾燥率に到達した第1乾燥状態となるまで前記乾燥運転を行う第1乾燥運転と、
    前記乾燥率が前記第1乾燥状態よりも未乾燥側の値となった時には、前記第1乾燥状態を維持できるように前記乾燥運転を間欠的に行う待機運転と、
    所定の終了予定時刻において、前記乾燥指標が前記完全乾燥指標値としての前記乾燥率に到達した第2乾燥状態となるように、前記終了予定時刻の所定時間前から前記乾燥運転を行う第2乾燥運転と、を順に実行する乾燥方法。
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